安田 好弘
やすだ よしひろ | |
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1947 | |
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人物
[経歴
[- 1975
年 -一橋大学 法学部 卒業 - 1977
年 - 29歳 で旧 司法 試験 合格 - 1980
年 -司法 修習 32期 修了 し弁護士 に。 - 1998
年 - 12月、「旧 住宅 金融 債権 管理 機構 の債権 回収 を逃 れるため、顧問 をしていた企業 の資産 隠 しを指示 した」容疑 で強制 執行 妨害 の容疑 で警視庁 により逮捕 [3]。 - 1999
年 -死刑 廃止 運動 への貢献 が認 められ、多田 謡 子 反 権力 人権 賞 受賞 [4] - 2011
年 - 12月、安田 事件 で最高裁 で50万 円 の罰金 刑 が確定 [3]。
担当 事件
[刑事 事件
[新宿 クリスマスツリー爆 弾 事件 、仙台 米 軍 通信 施設 爆破 事件 - 1980
年 より、被告人 の弁護人 に選任 される。判決 は無期 懲役 。 埼玉 県 宮代 町 母子 殺人 放火 事件 - 1980
年 より、被告人 ら(兄弟 )の弁護人 に選任 される。求刑 通 り兄 は死刑 、弟 は無期 懲役 。 新宿 西口 バス放火 事件 - 1980
年 より、被告人 (男性 )の弁護人 に選任 される。死刑 が求刑 されたが、判決 は無期 懲役 。被告人 は1997年 に自殺 。 - グラントハイツ
強盗 予備 ・致死 事件 - 1982
年 より、被告人 の弁護人 に選任 される。 北海道庁 爆破 事件 - 1983
年 より、被告人 ・大森 勝久 の弁護人 に選任 される。判決 は求刑 通 り死刑 であり、判決 確定 後 、再審 請求 するも棄却 。 宇都宮 病院 事件 - 1984
年 より、リンチ殺人 の被告人 とされた宇都宮 病院 の院長 及 び看護 師 ら5名 の弁護人 に選任 される。 司 ちゃん誘拐 殺人 事件 控訴 審 (東京 高裁 )にて、被告人 (第 一 審 ・甲府 地裁 で死刑 判決 )の弁護人 に選任 される[5]。1985年 3月 20日 に無期 懲役 (原 判決 を破棄 自 判 )の控訴 審 判決 がい渡 され[6]、確定 している。名古屋女子大 生 誘拐 殺人 事件 第 一 審 (名古屋 地裁 )および控訴 審 (名古屋 高裁 )で死刑 判決 を受 け、最高裁 に上告 していた被告人 ・木村 修治 の私選 弁護人 を担当 。木村 の支援 者 たちから、司 ちゃん事件 における実績 を買 われて弁護 を依頼 された[7]。安田 自身 も同 事件 については「視点 がほんのわずかでも変 われば、十分 無期 懲役 になる」と考 えていたが[8]、最終 的 には上告 審 でも死刑 判決 が支持 され、確定 [9]。死刑 囚 (死刑 確定 者 )となった木村 は1995年 12月21日 、名古屋 拘置 所 で死刑 を執行 されている[10]。- ドバイ
日航 機 ハイジャック事件 ・ダッカ日航 機 ハイジャック事件 - 1987
年 より、被告人 ・丸岡 修 の弁護人 に選任 される。判決 は無期 懲役 。 山岳 ベース事件 ・あさま山荘 事件 - 1990
年代 、被告人 ・坂口 弘 の弁護人 に選任 される。 名古屋 アベック殺人 事件 - 1992
年 より、第 一 審 で死刑 判決 を受 けて控訴 していた主犯 格 の被告人 (事件 当時 は19歳 の少年 )の弁護人 に選任 される。1996年 12月、控訴 審 で無期 懲役 の判決 (原 判決 を破棄 自 判 )をい渡 され、確定 。 市川 一家 4人 殺害 事件 - 2001
年 、一 ・二 審 で死刑 判決 を受 けていた被告人 (事件 当時 は19歳 の少年 )の弁護人 に選任 される。死刑 確定 後 も再審 請求 を行 っていたが、2017年 12月19日 に死刑 執行 。 オウム真理教 事件 - 1995
年 より、被告人 であるオウム真理教 教祖 ・麻原 彰晃 (本名 :松本 智 津 夫 )の国選 弁護人 として選任 されるが、強制 執行 妨害 の被疑 事実 で逮捕 され(安田 事件 )、国選 弁護人 を解任 される。その後 、私選 弁護人 として選任 され、主任 弁護人 を務 める。2006年 9月 15日 、最高裁 は特別 抗告 を棄却 し、原 判決 の死刑 判決 が確定 した。 和歌山 カレー事件 - 2003
年 より、被告人 ・林 真須美 を控訴 審 から弁護 。林 真須美 被告人 と手紙 を交換 していた三浦 和義 が、安田 に弁護 を頼 み込 んだとされる。 耐震 強度 偽装 事件 - 2006
年 より、被告人 であるヒューザー元 代表 取締役 小嶋 進 の弁護人 に選任 される。 光 市 母子 殺害 事件 - 2008
年 より、上告 審 から弁護人 に選任 される。上告 審 において、原審 (控訴 審 )の無期 懲役 判決 が破棄 され、原 裁判所 (広島 高裁 )に差戻 された。差戻 後 の広島 高裁 は死刑 判決 を下 した。 陸 山 会 事件 - 2010
年 1月 、石川 知裕 衆議院 議員 逮捕 後 の弁護人 となる。 工藤 會 による市民 襲撃 事件 (北九州 元 漁協 組合 長 射殺 事件 など)- 2023
年 9月 から福岡 高裁 で開 かれた控訴 審 で、野村 悟 らの弁護人 を担当 [11]。
民事 事件
[オウム真理教 事件
[1995
1995
強制 執行 妨害 事件 (安田 事件 )
[オウム
この
2008
2011
光 市 母子 殺害 事件
[1999
2006
2007
差戻 し審 における安田 弁護士 の主張
[母子 殺害 は計画 的 では無 かった母親 の殺害 について被告人 は思春期 に母親 の自殺 を目撃 しており、母親 に甘 えたい気持 ちから被害 者 女性 に抱 きついたところ、大声 を出 されたので口 をふさいだ。しかし手 がずれ込 んでしまい、首 が締 まり女性 を死 に至 らしめてしまった。これは今 の日本 の法律 では傷害 致死 にあたる。犯行 の際 に水道 屋 の格好 をしたのはままごと遊 びの一環 であり犯行 に計画 性 はない。母親 の屍 姦 について- その
後 少年 が母親 の死体 に性的 行為 を行 った件 については、相手 がすでに死 んだ後 に行 っているので強姦 罪 には当 たらない。性行為 は被害 者 の生命 を救 うための魔術 的 な儀式 であり被告人 は精子 が人間 を復活 させると信 じていた[注釈 1]。 赤 ん坊 の殺害 について赤 ん坊 を床 に叩 きつけたのは、本人 の意図 としては赤 ん坊 を泣 き止 ませる為 。赤 ん坊 を泣 き止 ませようと、首 にちょうちょ結 びをした所 、きつく締 まり過 ぎてしまい、赤 ん坊 は死 んでしまった。これも傷害 致死 にあたる。被告人 の責任 能力 について被告人 は精神 の発達 が遅 れており、その精神 年齢 は12歳 程度 である。
被害 者 遺族 の本村 洋 について遺族 の上京 が無駄足 になったのは申 し訳 なかったが、被告人 の弁護士 である以上 、裁判 というものを、犯罪 者 を死刑 台 に送 る形 だけの儀式 にしてはいけない。「法廷 は被害 者 と加害 者 が対決 し、刺 しあう場所 ではない。」
公判 期日 欠席 について
批判
[映画 『死刑 弁護人 』
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97 | |
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スタッフ
脚注
[注釈
[出典
[- ^ a b c d e
安田 好弘 «魚 の目 :魚住 昭 責任 総 編集 ウェブマガジン - ^ a b
映画 『死刑 弁護人 』 - ^ a b c d e f “AERAdot.「
法廷 で空中 浮揚 」計画 も…麻原 彰晃 が本気 で明 かしたかった「私 の真実 」とは?元 主任 弁護士 が語 る(2018.7.6 15:19)”. 2018年 7月 8日 閲覧 。 - ^ これまで
受賞 された方々 ,多田 謡 子 反 権力 人権 基金 - ^
年報 ・死刑 廃止 1996, p. 62. - ^ 『
山梨 日 日 新聞 』1985年 3月 21日 朝刊 第 2版 一 面 1頁 「K、無期 に減刑 東京 高裁 司 ちゃん誘拐 で判決 」(山梨 日 日 新聞 社 ) - ^
日方 ヒロコ 2010, p. 80. - ^
安田 好弘 2005, pp. 183–184. - ^ 『
中日新聞 』1987年 7月 9日 夕刊 一 面 1頁 「木村 の死刑 確定 最高裁 が上告 棄却 Aさん誘拐 ・殺人 「冷酷 、同情 の余地 なし」」(中日新聞社 ) - 『中日新聞 』縮刷 版 1987年 (昭和 62年 )7月 号 339頁 。 - ^ 『
中日新聞 』1995年 12月22日 朝刊 一 面 1頁 「3人 の死刑 執行 Aさん誘拐 殺人 木村 死刑 囚 ら村山 政権 で計 8人 」(中日新聞社 ) - 『中日新聞 』縮刷 版 1995年 (平成 7年 )12月 号 889頁 。 - ^ 『
読売新聞 』2023年 9月 14日 西部 朝刊 社会 面 29頁 「工藤 会 襲撃 4事件 ナンバー2「2件 指示 」控訴 審 で一転 トップ無罪 主張 」(読売新聞 西部 本社 ) - ^ “「
私 は無実 」と安田 弁護士 有罪 確定 見通 しでコメント”.共同通信社 . (2011年 12月8日 ) 2012年 9月 20日 閲覧 。 - ^ a b
田原 拓治 (東京 新聞 ):異端 の肖像 2006 「怒 り」なき時代 に弁護士 安田 好弘 (58)(文字 エンコーディング: Shift_JIS) - ^
安田 好弘 弁護士 らの処分 を求 める, 2006/3/15/21:33,日刊 スポーツ - ^
村岡 啓一 「ケーススタディ3死刑 求刑 事件 の上告 審 弁論 期日 の欠席 問題 」「刑事 弁護人 の役割 と倫理 」2009年 6月
文献
[自著
安田 好弘 『「生 きる」という権利 麻原 彰晃 主任 弁護人 の手記 』(第 1刷 発行 )講談社 、2005年 8月 5日 。ISBN 978-4062121439。 NCID BA73419486。国立 国会図書館 書誌 ID:000007887005・全国 書誌 番号 :20855267 。 -講談社 +α 文庫 : 2008年 4月 、ISBN 978-4062811996
共著
- 「『
麻原 断罪 』で終 わらせるのか」(宮崎 学 、森 達也 との鼎談 ) (森 達也 「『世界 と僕 たちの、未来 のために森 達也 対談 集 』作品社 、I2006年 1月 、SBN 4861820669所収 ) - 「いのち、
非 暴力 」(対談 )」 (米田 綱 路 編著 『はじまりはいつも本 書評 的 対話 』パロル舎 、2006年 4月 、ISBN 4894190516所収 ) - 「
勾留 と保釈 を体験 して安田 好弘 弁護士 に聞 く」(インタビュー) (東京 弁護士 会 期成 会 明 るい刑事 弁護 研究 会 編 『保釈 をめざす弁護 勾留 からの解放 期成 会 実践 刑事 弁護 叢書 01』現代 人文 社 、2006年 5月 、ISBN 4877983015所収 )
関連 書籍
中道 武美 ・高橋 美成 ・安田 好弘 ・中村 治郎 ・小川原 優 之 著 「死刑 と無期 の境界 線 」、(編集 )年報 ・死刑 廃止 編集 委員 会 (編集 委員 )安田 好弘 ・菊池 さよこ・対馬 滋 ・江頭 純二 ・島谷 直子 ・永井 迅・岩井 信 ・阿部 圭 太 ・深田 卓 (インパクト出版 会 )編 『「オウムに死刑 を」にどう応 えるか年報 ・死刑 廃止 96』(第 1刷 発行 )インパクト出版 会 、1996年 5月 10日 、50-71頁 。ISBN 978-4755400551。 NCID BN14778659。国立 国会図書館 書誌 ID:000002499056。魚住 昭 『特捜 検察 の闇 』文藝春秋 、2001年 5月 、ISBN 4163574409、文春 文庫 : 2003年 5月 、ISBN 4167656655日方 ヒロコ『死刑 ・いのち絶 たれる刑 に抗 して』(第 1刷 発行 )インパクト出版 会 、2010年 12月27日 。ISBN 978-4755402128。 NCID BB04630941。国立 国会図書館 書誌 ID:000011101845・全国 書誌 番号 :21893988 。 -名古屋女子大 生 誘拐 殺人 事件 の犯人 である木村 修治 (1995年 に死刑 執行 )の母親 と養子 縁組 し、彼 の義姉 になった女性 による著書 。宮崎 学 『地獄 への道 はアホな正義 で埋 まっとる』太田出版 、1999年 2月 26日 、ISBN 4872334469安田 さんを支援 する会 東京 編 『安田 さんを支援 する会 News復刻 合本 1 - 20号 』インパクト出版 会 、2002年 6月 、ISBN 4755401208
関連 雑誌 記事
中嶋 博行 「“人権 派 ”弁護士 こそ「人権 の敵 」」 (『諸君 』2006年 6月 号 所収 )- 「
激突 対談 /被害 者 の正義 と犯罪 者 の権利 安田 好弘 vs中嶋 博行 」 ( 『月刊 現代 』2006年 7月 号 所収 ) 佐藤 優 「弁護士 の職責 とは何 か 『悪魔 の弁護人 』安田 好弘 氏 に聞 く」 ( 『世界 』2006年 7月 号 所収 )- 「なぜ“
悪魔 ”を弁護 するのか安田 好弘 弁護士 と鎌田 慧 の対話 」 ( 『週刊 金曜日 』2006年 7月 7日 号 特集 「『光 市 母子 殺人 事件 』判決 を問 う」所収 ) 佐藤 優 「本当 は恐 ろしい人権 派 弁護士 バッシングの罠 」 ( 『週刊 金曜日 』2006年 7月 7日 号 特集 「『光 市 母子 殺人 事件 』判決 を問 う」所収 )村上 正邦 「『検察 国家 』の弊害 は国民 に及 ぶ」 ( 『週刊 金曜日 』2006年 7月 7日 号 特集 「『光 市 母子 殺人 事件 』判決 を問 う」所収 )綿 井 健 陽 「安田 好弘 ●弁護士 街 には無限 の物語 がある 『悪魔 の弁護人 』と呼 ばれて」 (『AERA』2008年 4月 28日 号 所収 「現代 の肖像 」より)
外部 リンク
[日本 弁護士 連合 会 :安田 好弘 弁護士 保釈 問題 に対 する会長 声明 (1999年 7月 23日 )- Geeklog Site -
強制 執行 妨害 事件 の公判 報告 現代 企画 室 「状況 20~21」: 「弁護士 のあり方 を通 して見 る日本 と世界 の現状 」(2006年 5月 15日 、執筆 :太田 昌 国 )私 が重大 犯罪 の被告 を弁護 しなければならない理由 マル激 トーク・オン・ディマンド第 269回 (2006年 05月 24日 )ゲスト:安田 好弘 氏 (弁護士 )[1]死刑 弁護人 - allcinema死刑 弁護人 - KINENOTE