小堀こぼり佑介ゆうすけ

小堀こぼり 佑介ゆうすけ

基本きほん情報じょうほう
本名ほんみょう	小堀こぼり 佑介ゆうすけ
通称つうしょう	ネイチャーボーイ（Nature Boy） カミカゼファイター
階級かいきゅう	ライト級きゅう
身長しんちょう	171cm
リーチ	172cm
国籍こくせき	日本にっぽん
誕生たんじょう日び	(1981-10-11) 1981年ねん10月11日にち（43歳さい）
出身しゅっしん地ち	千葉ちば県けん四街道よつかいどう市し
スタイル	オーソドックス
プロボクシング戦績せんせき
総そう試合しあい数すう	27
勝かち	23
KO勝がち	12
敗まけ	3
引ひき分わけ	1

小堀こぼり 佑介ゆうすけ（こぼり ゆうすけ、1981年ねん10月11日にち - ）は、日本にっぽんの元もとプロボクサー。千葉ちば県けん四街道よつかいどう市し出身しゅっしん。元もとWBA世界せかいライト級きゅうレギュラー王者おうじゃ。角海老宝石かどえびほうせきボクシングジム所属しょぞく。中学ちゅうがくは四街道よつかいどう市立しりつ旭あさひ中学校ちゅうがっこうを卒業そつぎょうし、高校こうこうは千葉ちば敬愛けいあい高等こうとう学校がっこう卒業そつぎょう。入場にゅうじょう曲きょくはボン・ジョヴィの“It's My Life”。

人物じんぶつ

性格せいかくは基本きほん的てきに天然てんねんボケで恥はずかしがり屋や。カメラに向むかってファイティングポーズを取とるだけでも緊張きんちょうして、すぐに顔かおを背そむけてしまう。ジャンクSPORTSに出演しゅつえんした際さいには、そういった性格せいかくが如実にょじつに現あらわれており、爆笑ばくしょうを誘さそった。

世界せかい王座おうざ奪取だっしゅ以前いぜんは知名度ちめいどが低ひくく、世界せかい初はつ挑戦ちょうせんの直前ちょくぜんには警官けいかんに職務しょくむ質問しつもんを受うけたことが話題わだいとなったが、世界せかい王座おうざを獲得かくとくした翌日よくじつの記者きしゃ会見かいけんでは「（職務しょくむ質問しつもんしてきた警官けいかんに）もう一度いちど会あってみたい」と語かたったり、ファイトマネーの使つかい道みちを聞きかれ「枕まくらを買かおうと思おもいます」と答こたえるなど、その独特どくとくの回答かいとうセンスも注目ちゅうもくを集あつめていた。ボクシングを始はじめたキッカケも非常ひじょうに独特どくとくである(後述こうじゅつ)。

日本にっぽんスーパーフェザー級きゅう王座おうざを獲得かくとくした直後ちょくご、祝勝しゅくしょう会かいにて夕方ゆうがたから翌朝よくあさ7時じ頃ごろまで12時間じかん以上いじょうも酒さけを浴あびるように飲のみ続つづけた結果けっか、酔よっ払ぱらってしまい、山手やまて線せんの電車でんしゃ内うちで眠ねむり続つづけて4周しゅう回まわったところで目めを覚さまし、慌あわてて電車でんしゃを降おりたところ、獲得かくとくしたばかりの大事だいじなチャンピオンベルトを電車でんしゃ内ないに忘わすれてきてしまったことがある。一瞬いっしゅんで酔よいが覚さめて、慌あわてて駅員えきいんに電車でんしゃを止とめるように頼たのんだが当然とうぜんき入きいれてもらえず、一時いちじ間あいだほど途方とほうに暮くれていたところ、池袋いけぶくろ駅えきにて忘わすれ物もののチャンピオンベルトが回収かいしゅうされたことが無線むせん連絡れんらくで伝つたえられ、ベルトは無事ぶじに小堀こぼりの元もとへと戻もどってきた。

またアダルトビデオ（AV）好すきも公言こうげんしており、やはり世界せかい王座おうざ奪取だっしゅ直後ちょくごには東京とうきょうスポーツからAV25本ほんの差さし入いれを受うけ取とる模様もようが同紙どうしに掲載けいさいされた。東ひがしスポからAVを受うけ取とる様子ようすを紙面しめんで紹介しょうかいされたのは、スポーツ選手せんしゅでは松井まつい秀喜ひでき以来いらい2人にん目めという。

得意とくい技わざはジムの先輩せんぱいであり、小堀こぼりの憧あこがれでもある坂本さかもと博之ひろゆき直伝じきでんの左ひだりフック。坂本さかもとは現役げんえき時代じだいの15年間ねんかん、ライト級きゅうの世界せかい王座おうざ獲得かくとくにこだわり続つづけて4度ども世界せかい王座おうざに挑戦ちょうせんしたが夢ゆめが叶かなわなかったため、後輩こうはいの小堀こぼりがライト級きゅう世界せかい王座おうざを獲得かくとくした時ときは心しんの底そこから喜よろこんでいた。

ボクシングでの歩あゆみ

高校こうこう時代じだい当初とうしょは吹奏楽すいそうがく部ぶに所属しょぞくしコントラバスを演奏えんそうしていたが、1年ねんの夏なつに退すさ部ぶ。その後ご、受験じゅけん勉強べんきょうに取とり組くんでいたが、ある日ひ、図書館としょかんに行いって勉強べんきょうしようとしたところ、運うん悪わるく休館きゅうかん日びだった。これに怒おこった小堀こぼりはその勢いきおいでボクシングを始はじめた。

2000年ねん2月がつ19日にち、高校こうこう3年生ねんせいでプロデビュー戦せんに2RKO勝利しょうりを収おさめた。

2006年ねん1月がつ14日にち、本望ほんもう信人のぶとが返上へんじょうした日本にっぽんスーパーフェザー級きゅう王座おうざを真鍋まなべ圭けい太ふとしと争あらそい、2RTKO勝利しょうりにより獲得かくとく。その後ご藤田ふじた和典かずのり、大だい之の伸しんくまらを下くだし3度どの防衛ぼうえいに成功せいこうした。

2007年ねん5月19日にち、本望ほんもうが返上へんじょうし空位くういとなったOPBF東洋とうよう太平洋たいへいようスーパーフェザー級きゅう王座おうざと自身じしんが保有ほゆうする日本にっぽん同級どうきゅう王座おうざを懸かけたダブルタイトルマッチを村上むらかみ潤じゅん二にと行おこない7RTKOで2冠かんを達成たっせいした。東洋とうよう太平洋たいへいよう王座おうざは8月がつ27日にちに返上へんじょう。日本にっぽんプロスポーツ大賞たいしょう新人しんじん賞しょうを受賞じゅしょう。

2008年ねん1月がつ5日にち、同級どうきゅう1位い松崎まつざき博保ひろやすと防衛ぼうえい戦せんを行おこない2ジャッジが1ポイント差さの3-0で防衛ぼうえいに成功せいこう。角海老宝石かどえびほうせきボクシングジムが主催しゅさいする興行こうぎょうでは、この試合しあいからレイジェス製せいのボクシンググローブを使用しようし、鈴木すずき眞しん吾われ会長かいちょうは「スリリングなファイトをファンに見みてもらいたい」と語かたった。

2008年ねん3月がつ26日にち、世界せかい戦せん準備じゅんびのため日本にっぽん王座おうざを返上へんじょう。その後ご、ドン・キングと契約けいやくした。

2008年ねん5月がつ19日にち、世界せかい初はつ挑戦ちょうせんと同時どうじに初はつのライト級きゅう契約けいやくでの試合しあい。ディファ有明ありあけでWBA世界せかいライト級きゅうレギュラー王者おうじゃホセ・アルファロ（ニカラグア）に挑戦ちょうせん。2R開始かいし直後ちょくごにダウンを喫きっするが、その後ごに猛もう反撃はんげきし、3回かい2分ふん8秒びょう逆転ぎゃくてんTKO勝がちで世界せかい王座おうざを獲得かくとくした。この時点じてんでWBAのライト級きゅうにはスーパー王者おうじゃネート・キャンベルが存在そんざいした。この試合しあいは2008年度ねんどプロ・アマチュア年間ねんかん表彰ひょうしょう選手せんしゅ選考せんこう会かいで年間ねんかん最高さいこう試合しあい賞しょうに選出せんしゅつされ、同時どうじに殊勲賞しゅくんしょうも受うけた。

2009年ねん1月がつ3日にち、パシフィコ横浜ぱしふぃこよこはまでWBA世界せかいライト級きゅう1位いのパウルス・モーゼス（ナミビア）との初はつ防衛ぼうえい戦せんにおいて0-3の判定はんてい負まけで王座おうざから陥落かんらくした。その後ご、現役げんえき続行ぞっこうを表明ひょうめいし、再起さいきに向むけて練習れんしゅうを再開さいかいするも頸椎椎間板ついかんばんヘルニアを患わずらい首くびや腰こしの痺しびれや痛いたみが悪化あっかしたため、5月22日にちに引退いんたいを発表はっぴょう。6月7日にち、所属しょぞくジムで引退いんたい会見かいけんと引退いんたいパーティーが開ひらかれた。

引退いんたい後ごは3ヶ月かげつ間あいだのインド放浪ほうろうを経へて、2011年ねん3月がつからカナダのカルガリーに語学ごがく習得しゅうとくを主おもな目的もくてきにワーキング・ホリデーを利用りようして3年間ねんかん滞在たいざいし、その間あいだ、学校がっこうやアルバイトの合間あいまに週しゅうに2～3回かい地元じもとのボクシングジムでトレーナーもしていた。2014年ねん7月がつに帰国きこくし、一時いちじは公務員こうむいん試験しけんを目指めざしたが断念だんねん。2016年ねん4月がつから角海老宝石かどえびほうせきのトレーナーを務つとめる。

戦績せんせき

• アマチュアボクシング：15戦せん9勝しょう6敗はい
• プロボクシング：27戦せん23勝しょう（12KO）3敗はい（1KO）1分ふん

戦せん	日付ひづけ	勝敗しょうはい	時間じかん	内容ないよう	対戦たいせん相手あいて	国籍こくせき	備考びこう
1	2000年ねん2月がつ19日にち	☆	2R 0:51	KO	佐藤さとう誠まこと	日本にっぽん （帝拳ていけん）	プロデビュー戦せん
2	2000年ねん8月がつ5日にち	☆	4R	判定はんてい3-0	中井なかい良二りょうじ	日本にっぽん （金子かねこ）
3	2001年ねん4月がつ7日にち	★	2R 0:06	KO	小野崎おのざき祐司ゆうじ	日本にっぽん （野口のぐち）	東日本ひがしにっぽんフェザー級きゅう新人しんじん王おうトーナメント予選よせん
4	2001年ねん8月がつ4日にち	☆	4R	判定はんてい3-0	佐野さの圭けい	日本にっぽん（新しん日本にっぽんカスガ）
5	2001年ねん10月がつ17日にち	☆	1R 1:28	KO	八木橋やぎはし淑郎よしろう	日本にっぽん （オサム）
6	2002年ねん2月がつ13日にち	☆	6R	判定はんてい2-0	田代たしろ征ただし史郎しろう	日本にっぽん（トクホン真しん闘たたかえ）
7	2002年ねん4月がつ3日にち	☆	2R 1:50	TKO	上村うえむら健太けんた	日本にっぽん （横須賀よこすか）
8	2002年ねん6月がつ1日にち	☆	8R 1:20	TKO	釈尊しゃくそん全雄まさお	日本にっぽん（センター三さん迫せり）
9	2002年ねん10月がつ5日にち	☆	1R 1:48	TKO	ポエムシリ・ナ・パッタヤ	タイ
10	2003年ねん1月がつ11日にち	☆	10R	判定はんてい3-0	ジャガー哲也てつや	日本にっぽん （倉敷くらしき守安もりやす）
11	2003年ねん5月がつ3日にち	★	8R	判定はんてい0-2	刈屋かりや貴き憲けん	日本にっぽん （新しん日本にっぽん仙台せんだい）
12	2003年ねん6月がつ23日にち	☆	8R	判定はんてい3-0	西原にしはら竜二りゅうじ	日本にっぽん （フジタ）
13	2003年ねん12月がつ10日とおか	☆	10R	判定はんてい2-0	篠崎しのざき哲也てつや	日本にっぽん （高崎たかさき）
14	2004年ねん5月がつ23日にち	☆	6R 2:40	TKO	青柳あおやぎ雅人まさと	日本にっぽん（レパード玉だま熊ぐま）
15	2004年ねん9月がつ4日にち	☆	8R	判定はんてい3-0	北島きたじま桃太郎ももたろう	日本にっぽん （福岡ふくおか帝拳ていけん）
16	2004年ねん12月18日にち	△	9R 1:15	負傷ふしょう判定はんてい1-0	山やま﨑晃	日本にっぽん （六ろく島とう）
17	2005年ねん5月がつ12日にち	☆	10R	判定はんてい3-0	山やま﨑晃	日本にっぽん （六ろく島とう）
18	2005年ねん8月がつ6日にち	☆	4R 2:25	TKO	鈴木すずき哲哉てつや	日本にっぽん（グリーンツダ）
19	2006年ねん1月がつ14日にち	☆	2R 3:00	TKO	真鍋まなべ圭けい太ふとし	日本にっぽん （石川いしかわ）	日本にっぽんスーパーフェザー級きゅう王座おうざ決定けってい戦せん
20	2006年ねん5月がつ6日にち	☆	6R 1:07	TKO	藤田ふじた和典かずのり	日本にっぽん （倉敷くらしき守安もりやす）	日本にっぽん王座おうざ防衛ぼうえい1
21	2006年ねん11月4日にち	☆	10R 0:47	負傷ふしょう判定はんてい3-0	三上みかみ朗あきら央ひさし	日本にっぽん （帝拳ていけん）	日本にっぽん王座おうざ防衛ぼうえい2
22	2007年ねん1月がつ6日にち	☆	3R 1:10	KO	大だい之の伸しんくま	日本にっぽん （FUKUOKA）	日本にっぽん王座おうざ防衛ぼうえい3
23	2007年ねん5月がつ19日にち	☆	7R 1:52	TKO	村上むらかみ潤じゅん二に	日本にっぽん （八王子はちおうじ中屋ちゅうや）	日本にっぽん王座おうざ防衛ぼうえい4／OPBF東洋とうよう太平洋たいへいようスーパーフェザー級きゅう王座おうざ決定けってい戦せん／OPBF返上へんじょう
24	2007年ねん9月がつ15日にち	☆	10R	判定はんてい3-0	三浦みうら隆司たかし	日本にっぽん （横浜よこはま光こう）	日本にっぽん王座おうざ防衛ぼうえい5
25	2008年ねん1月がつ5日にち	☆	10R	判定はんてい3-0	松崎まつざき博保ひろやす	日本にっぽん （協きょう栄さかえ）	日本にっぽん王座おうざ防衛ぼうえい6／返上へんじょう
26	2008年ねん5月がつ19日にち	☆	3R 2:08	TKO	ホセ・アルファロ	ニカラグア	WBA世界せかいライト級きゅうタイトルマッチ
27	2009年ねん1月がつ3日にち	★	12R	判定はんてい0-3	パウルス・モーゼス	ナミビア	WBA王座おうざ陥落かんらく
テンプレート

獲得かくとくタイトル

• 第だい40代だい日本にっぽんスーパーフェザー級きゅう王座おうざ（防衛ぼうえい6＝返上へんじょう）
• 第だい34代だいOPBF東洋とうよう太平洋たいへいようスーパーフェザー級きゅう王座おうざ（防衛ぼうえい0＝返上へんじょう）
• WBA世界せかいライト級きゅうレギュラー王座おうざ（防衛ぼうえい0=陥落かんらく）

その他た

2006年ねん・2007年ねんは日本にっぽんタイトルマッチを年とし3回かい行おこなったのに対たいし、2008年ねんは2戦せんしか戦たたかっていないため収入しゅうにゅうが乏とぼしく、当時とうじ現役げんえきの世界せかいチャンピオンであったにもかかわらず生活苦せいかつくに陥おちいった。本来ほんらいであれば9月がつまでに最初さいしょの防衛ぼうえい戦せんを行おこなうはずであったが、小堀こぼりの試合しあいの興行こうぎょう権けんを持もつドン・キングが小堀こぼり陣営じんえいに対たいして興行こうぎょう権けんを売うる際さいの金額きんがくが、小堀こぼり陣営じんえいの想定そうていしていた金額きんがくよりも遥はるかに高たかかったため、交渉こうしょうが難航なんこうしたことが原因げんいんで、同年どうねん10月がつには「昨年さくねんのほうがファイトマネーが多おおかった」「生活せいかつギリギリです。早はやく試合しあいさせてください」とメディアに訴うったえている。

関連かんれん項目こうもく

• 男子だんしボクサー一覧いちらん
• ボクシング日本にっぽん王者おうじゃ一覧いちらん
• 東洋とうよう太平洋たいへいようボクシング連盟れんめい(OPBF)王者おうじゃ一覧いちらん
• 世界せかいボクシング協会きょうかい(WBA)世界せかい王者おうじゃ一覧いちらん

外部がいぶリンク

• 角海老宝石かどえびほうせきボクシングジム公式こうしきサイト／WBA世界せかいライト級きゅうチャンピオン・小堀こぼり佑介ゆうすけ
• 小堀こぼり佑介ゆうすけの戦績せんせき - BoxRec（英語えいご）

空位くうい 前ぜんタイトル保持ほじ者しゃ 本望ほんもう信人のぶと

第だい40代だい日本にっぽんスーパーフェザー級きゅう王者おうじゃ 2006年ねん1月がつ14日にち - 2008年ねん3月がつ26日にち（返上へんじょう）

空位くうい 次じタイトル獲得かくとく者しゃ 矢代やしろ義光よしみつ

空位くうい 前ぜんタイトル保持ほじ者しゃ 本望ほんもう信人のぶと

第だい34代だいOPBF東洋とうよう太平洋たいへいようスーパーフェザー級きゅう王者おうじゃ 2007年ねん5月がつ19日にち - 2007年ねん8月がつ27日にち（返上へんじょう）

空位くうい 次じタイトル獲得かくとく者しゃ 内山うちやま高志たかし

前ぜん王者おうじゃ ホセ・アルファロ

WBA世界せかいライト級きゅう王者おうじゃ 2008年ねん5月がつ19日にち - 2009年ねん1月がつ3日にち

次じ王者おうじゃ パウルス・モーゼス