毛利もうり就詮

毛利もうり 就詮（もうり なりつね、寛永かんえい8年ねん（1631年ねん） - 正徳まさのり4年ねん4月がつ3日にち（1714年ねん5月16日にち））は、長州ちょうしゅう藩はん一門いちもん家老がろうである大野おおの毛もう利家としいえの第だい2代だい当主とうしゅ。

父ちちは毛利もうり就頼。母ははは吉見よしみ広ひろ頼よりゆきの娘むすめ。正室せいしつは吉川よしかわ広正ひろまさの娘むすめ。子こは毛利もうり熊之助くまのすけ、毛利もうり就豊。養子ようしは毛利もうり右京うきょう、毛利もうり広ひろ為ため、毛利もうり元もと直じき。幼名ようみょうは熊くま千せん代だい、鬼おに之の助すけ。通称つうしょうは織部おりべ、阿波あわ。

生涯しょうがい

寛永かんえい8年ねん（1631年ねん）、長州ちょうしゅう藩はん一門家老毛利就頼の次男じなんとして生うまれる。兄あにの伊勢宮いせみやは早世そうせいしていたため嫡子ちゃくしとなる。延のべ宝たから4年ねん（1676年ねん）、父ちちの遺のこ領りょう5416石せきを相続そうぞくする。後のちに2度どの開ひらき作さく（干拓かんたく）で知行ちぎょう6076石せきとなる。天和てんわ2年ねん（1682年ねん）8月がつ、朝鮮ちょうせん通信使つうしんしが来訪らいほうした際さいに、上関うわせきで饗応きょうおう役やくを務つとめた。正室せいしつは吉川よしかわ広正ひろまさの娘むすめを迎むかえ、長男ちょうなんの熊之助くまのすけを儲もうけたが、後のちに離縁りえんした。正徳しょうとく4年ねん（1714年ねん）4月がつ3日にち没ぼつ。享年きょうねん84。

長男ちょうなんの熊之助くまのすけは夭折ようせつし、第だい3代だい藩主はんしゅ綱つな広ひろの三男さんなんの右京うきょうを養子ようしに迎むかえたが早世そうせいする。次男じなんの就豊が嫡子ちゃくしとなり、綱つな広ひろの娘むすめと縁組えんぐみするも病弱びょうじゃくのために廃嫡はいちゃくされた。福原ふくはら広ひろ俊しゅんの次男じなんの広こう為ためを養子ようしに迎むかえる。広こう為ためは実家じっかの兄あに、福原ふくはら広ひろ頼よりゆきが早世そうせいしたため帰き家かして福原ふくはら家かを相続そうぞくした。家督かとくは藩はん命いのちで綱つな広ひろの五ご男なん毛利もうり元重もとしげの長男ちょうなんの元もと直じきが相続そうぞくした。

参考さんこう文献ぶんけん

• 「吉見よしみ・浦うら・両りょう村むら上略じょうりゃく系譜けいふ」（東京大学とうきょうだいがく史料しりょう編纂へんさん所しょ）
• 「吉見よしみ系図けいず」（東京大学とうきょうだいがく史料しりょう編纂へんさん所しょ）