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おく

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

おく(おくりだし)とは、相撲すもうまりしゅひとつである。相手あいて背後はいごまわみ、後方こうほうから相手あいてし、土俵どひょうそとわざ[1]。ラジオNIKKEIのアナウンサーでありアマチュア相撲すもうの2だん日本にっぽん相撲すもう連盟れんめい)のキャリアをっている舩山ふなやま陽司ようじ自身じしんのコラムで「おくさいばして背中せなかすと簡単かんたんにかわされたりうでってけられたりねじられたりするリスクがたかぎる。相手あいてこしまたはしり自分じぶんむねはらをぶつけていくのがただしい。しかも太腿ふともも相手あいてをなくすほうい。こうすれば相手あいてことなく小細工こざいく余裕よゆうもなく土俵どひょうるしかない。」とおくしの鉄則てっそくいた[2]

2003ねん1がつ場所ばしょ8にち平成へいせいだい横綱よこづなばれた貴乃花たかのはなは、当時とうじ前頭まえがしら4まいだった安美やすみにしきはつ対戦たいせん。しかし、貴乃花たかのはな度重たびかさなる怪我けが影響えいきょうもあってまった自分じぶん相撲すもうれないまま、安美やすみにしきにこのわざめられて敗北はいぼくぎゃく安美やすみにしきは、横綱よこづな貴乃花たかのはなせん勝利しょうり自身じしんはじめての金星かなぼし獲得かくとくとなる。結局けっきょく貴乃花たかのはなはこの安美やすみにしきとの一番いちばん最後さいごに、翌日よくじつの9にち現役げんえき引退いんたい表明ひょうめいした。

このわざこのんで使つかった力士りきしとして横綱よこづなあさあおりゅうがおり、2000年代ねんだいなかばにはたか反射はんしゃ神経しんけいかして立派りっぱ武器ぶきとして活用かつようしていた。そのあさあおりゅうは2009ねん9がつ場所ばしょ7にちおこなわれた玉乃たまのとうせん当時とうじいためていたはずのみぎひざを玉乃たまのとうひだりしりにぶつけた(まりしゅおくし)ことで「し」騒動そうどうこったが、これにたいして舩山ふなやま陽司ようじ前述ぜんじゅつ鉄則てっそくげて「あさあおりゅう相撲すもう基本きほんまもったにぎない」と一般いっぱんそう批判ひはんたいして反論はんろんした[2]

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 大相撲おおずもうジャーナル』2017ねん7がつごう p77
  2. ^ a b 舩山ふなやま陽司ようじアナ「騒動そうどう!?みんな相撲すもうらないんだねえ」 ラジオNIKKEI 2009/09/24(木)もく 12:29

関連かんれん項目こうもく

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