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さば

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

さば(さばおり)とは、相撲すもうまりしゅひとつである。

名称めいしょうは、わざをかけられた力士りきしくびられたさばのような姿すがたになるところからついたとされる。さばいたみやすいさかななので、冷蔵れいぞう技術ぎじゅつのなかった時代じだいには、鮮度せんどたもつためにげたそのくびってきし、にされることがおおかったためである。

概要がいよう

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まわってつよけ、うえから圧迫あっぱくするようにして相手あいてひざ土俵どひょうかせるわざである。このわざをかけられるとこしひざおおきな負担ふたんがかかるため、成長せいちょう途上とじょうである小・中学生しょうちゅうがくせいなどのアマチュア相撲すもうでは禁止きんしされる場合ばあいおおい。中学生ちゅうがくせい時代じだい黒澤くろさわ俊英としひで後年こうねんともえ富士ふじ)が花田はなたまさる後年こうねん若乃花わかのはなかち)に大会たいかいんださいにこのわざをかけ、反則はんそくけとなったエピソードもある。

巨漢きょかん力士りきしとしてられたもと関脇せきわけ出羽でわだけ文治郎ぶんじろうもと小結こむすび大起だいきおとこみぎもん得意とくいとしており、出羽でわだけ1926ねん大正たいしょう15ねん)5がつ場所ばしょにて大関おおぜき太刀たちこうをこのわざやぶって負傷ふしょうさせ、太刀たちこうはそれが原因げんいん引退いんたいまれた。1986ねん昭和しょうわ61ねん)5がつ場所ばしょ8にち当時とうじ関脇せきわけ大関おおぜき昇進しょうしん目指めざしていた小錦こにしきが、北尾きたおとのなおしのすえにこのわざやぶれたが、そのさい両者りょうしゃ合計ごうけい400キログラム以上いじょうもの体重たいじゅうしょうにしき右足みぎあしひざ圧迫あっぱくし、かれひざほねえきれずれたために翌日よくじつから休場きゅうじょう余儀よぎなくされたうえ、その小錦こにしき土俵どひょう人生じんせいおおきくくるわせることとなった(北尾きたおも2メートルきゅう巨漢きょかん力士りきしであった)。

一般いっぱんてきにはこう身長しんちょう力士りきしならではのまりしゅとしてられるが、わか秩父ちちぶ若浪わかのなみわかなど小柄こがら力士りきし怪力かいりきかしてめることもあった。

平成へいせい以降いこう幕内まくうち取組とりくみでは、旭天鵬きょくてんほう1999ねん平成へいせい11ねん)5がつ場所ばしょ14にちだい日ノ出ひのでたたかえ2001ねん5月場所ばしょ4にちうみおおとりせんと、とうまりしゅで2白星しろぼしげた。また、その幕内まくうちとなるあらわしも、さんだん時代じだい2004ねん平成へいせい16ねん)3がつ場所ばしょ9にちとうまりしゅ白星しろぼしげた。

関連かんれん項目こうもく

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