(Translated by https://www.hiragana.jp/)
酔いどれ小籐次留書 - Wikipedia コンテンツにスキップ

いどれしょうとうとめしょ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

いどれしょうとうとめしょ』(よいどれことうじとめがき)は、佐伯さえきやすしえいによるろし時代じだい小説しょうせつシリーズ。幻冬舎げんとうしゃ文庫ぶんこから刊行かんこうされている。文春ぶんしゅん文庫ぶんこから刊行かんこうされている続編ぞくへんの『しんいどれしょうとうとめしょ』(しん・よいどれことうじとめがき)についても、ほんこうあつかう。

長身ちょうしん外見がいけん若者わかもの主人公しゅじんこうとした作品さくひんおおなか、この『いどれしょうとうとめしょ』シリーズの主人公しゅじんこう赤目あかめしょうとうは、ひくく、「もくずかに」とひょうされるような風采ふうさいがらないおとこで、この時代じだいとしては晩年ばんねんちかい49さい物語ものがたり開始かいし当初とうしょ)という高齢こうれいである。これは、いままでの作品さくひん主人公しゅじんこうとはせい反対はんたいにしようとしたことと、だい酒飲さけのみと設定せっていしたさいだいさけんでいつぶれるのはわか人間にんげんよりもとしをとった人間にんげんほう自然しぜんだと、作者さくしゃ佐伯さえき自分じぶん経験けいけんからかんがえたからである[1]主人公しゅじんこう年齢ねんれい作品さくひん主人公しゅじんこうくらべて著者ちょしゃともっともちかいということもあり、現実げんじつ自分じぶん仮託かたくしやすく、また年配ねんぱい読者どくしゃからの評判ひょうばんいようである。

やり拝借はいしゃく」というアイディアは、かく大名だいみょう参勤交代さんきんこうたいさい象徴しょうちょうともえるやりうばうということが、自分じぶん殿様とのさまけた恥辱ちじょくのおかえしとしてもっとも効果こうかてきだからという発想はっそうである。

続編ぞくへんしんいどれしょうとうとめしょ』は、作者さくしゃ都合つごう中断ちゅうだんすることになったほんさくを、出版しゅっぱんしゃ変更へんこうして再開さいかいしたもので、「江戸えどられざることかいをテーマにした」とのこと[2]

あらすじ

[編集へんしゅう]
いどれしょうとうとめしょ
豊後ぶんごこくもりはん下屋敷しもやしきうまやばん赤目あかめしょうとうは、さけでしくじり奉公ほうこうかれた。しかし、それは表向おもてむきのことで、しょうとう真意しんい城中じょうちゅうはずかしめをけた主君しゅくん久留島くるしまとおるよしみのため、大名だいみょう4いえ相手あいてにたった1人ひとりたたかいをいどむことにあった。4いえ大名だいみょう行列ぎょうれつおそい、やりうばったしょうとうは、見事みごと主君しゅくんはじそそぐことに成功せいこうした。
奉公ほうこうしたしょうとうは、周囲しゅうい人達ひとたち支援しえんけ、ちちからおそわった仕事しごと生業せいぎょう市井しせいらすようになった。しかし、やりうばわれた大名だいみょうからの刺客しかくけられたり、江戸えどまちこる様々さまざま事件じけんまれたり、みずか解決かいけつのためにたたかいにとうじたりと、しょうとうさきにはつね風雲ふううん渦巻うずまいているのであった。
しんいどれしょうとうとめしょ
きゅういどれしょうとうとめしょ状箱じょうばこ騒動そうどう」より、すうねん経過けいかした文政ぶんせい6ねん5がつ16にちいとなまれた三河蔦屋十二代目染左衛門のさん回忌かいき法要ほうようよりふたた物語ものがたりはじまる。

登場とうじょう人物じんぶつ

[編集へんしゅう]
赤目あかめ しょうとう(あかめ ことうじ)
ほんさく主人公しゅじんこう物語ものがたり開始かいし時点じてんで49さいもと豊後ぶんごもりはん下屋敷しもやしきうまやばんをしていたが、主君しゅくん久留島くるしまとおるよしみ江戸城えどじょうちゅうけたはずかしめをそそぐべく、さけうえでの失態しったい名目めいもくはんし、大名だいみょう4いえ相手あいてに「やり拝借はいしゃく騒動そうどう」をこす。この事件じけんによりこうみやこ江戸えどちゅうにそのられ、やりうばわれたはんからの刺客しかくいのちねらわれるようになる。
奉公ほうこうしたのち裏長屋うらながやまいし、父親ちちおやおしまれた仕事しごと生業せいぎょうとするようになる。その腕前うでまえ熟練じゅくれん職人しょくにんたちでさえ一目いちもくくほどで、おおくの得意とくいきゃく獲得かくとくするにいたる。また、下屋敷しもやしきでの内職ないしょく仕事しごとをして経験けいけんから、竹細工たけざいくつくうでもかなりのもので、のち水戸みとはん名物めいぶつとなる「ほのかり久慈くじ行灯あんどん」を制作せいさくする。
ちちづくり(いぞう)から5さいときからたたまれた来島らいとう水軍すいぐんりゅうで、おおくのてきたおす。だい酒飲さけのみで、当人とうにんは「外道げどうみ」と謙遜けんそんするが、げいいきたっしているとして周囲しゅういひとたのしませる。さけあじったのは、32さいあきちちくなったで、そのちょういのせきさけんだのが最初さいしょ母親ははおや勝手かって女中じょちゅうのさい。さいはしょうとうんだのち、まもなくくなる。身長しんちょうひくく、あたま禿がり、かおは「もくずかに」と揶揄やゆされ、けっして美男びなんとはえないが、わらうと愛嬌あいきょうがある。安心あんしんかんあたえるのか、しょうとうしんひら女性じょせいおおい。
赤目あかめ 駿しゅん太郎たろう(あかめ しゅんたろう)
しょうとう養子ようし。かつてしょうとういのちねらった刺客しかく1人ひとり須藤すとう平八郎へいはちろうと、老中ろうじゅう青山あおやま係累けいるいしょう出家しゅっけのおえいとのあいだまれた登場とうじょう当時とうじ赤子あかごで、そのすこしずつ成長せいちょうしていく姿すがたえがかれる。「しんいどれしょうとうとめしょ」ではわか少年しょうねん剣士けんしとして修業しゅうぎょうれており、その腕前うでまえすで悪党あくとうわたうほどである。
おりょう
旗本はたもと水野みずの女中じょちゅうしょうとうあこがれの女性じょせいのち水野みずのし、歌道かどうてると決意けついする。そのさいに、しょうとう久慈くじ尽力じんりょくで「もち外川そとかわそう」という屋敷やしきまうことになる。久慈くじのやえとひろしかい婚礼こんれいおこなわれたに、しば神明しんめいしゃにて、しょうとう夫婦ふうふちかいをなす。当初とうしょは「うたおんな(うため)」と名乗なのっていた雅号がごうのちに「さとさくら」とあらため、「やなぎ(めやなぎ)」とばれる和歌わかつどいを主宰しゅさいする。

豊後ぶんごもりはん

[編集へんしゅう]
高堂こうどう ひらめ(たかどう ごへい)
豊後ぶんごもりはん下屋敷しもやしき用人ようにんなにかと口煩くちうるさしょうとう上司じょうしやり拝借はいしゃく騒動そうどうのちしょうとうかけるたびに、なにかと理由りゆうをつけて下屋敷しもやしきるよううながす。ちまたながれるしょうとう武勇ぶゆうでんまったしんじていない。
久留島くるしまとおるよしみ(くるしま みちひろ)
豊後ぶんごもりはんだい8代目だいめ当主とうしゅしろ大名だいみょうでないために江戸城えどじょうちゅうはずかしめをけたことをなみだながらにしょうとうかたり、それがやり拝借はいしゃく事件じけんのきっかけとなる。
久留島くるしまとおるどう(くるしま みちとも)
豊後ぶんごもりはんだい7代目だいめ当主とうしゅ物語ものがたり開始かいし時点じてんでは故人こじんさけ失態しったいおかし、そのまま手打てうちにされるところだったしょうとうゆるしてくれる。しょうとうは、そのとき恩義おんぎわすれずにいた。
宮内みやうち積雲せきうん
豊後ぶんごもりはん江戸えど家老がろう当主とうしゅ久留島くるしま縁戚えんせきで、つうよしみ叔父おじにあたる。
そうげん いちろうふとし(そうげん いちろうた)、田淵たぶち だいろう(たぶち よごろう)
江戸えど藩邸はんてい勤番きんばんの、徒士かちぐみ下級かきゅう藩士はんし藩主はんしゅゆるしをしょうとう剣術けんじゅつ門弟もんていになる。

しん兵衛ひょうえ長屋ながや

[編集へんしゅう]
勝五郎かつごろう
しょうとうらすしん兵衛ひょうえ長屋ながやの、となり部屋へや版木はんぎ職人しょくにんしょうとうかかわった事件じけんを、ネタとして版元はんもとみずかみにくこともおおい。
しん兵衛ひょうえ
しん兵衛ひょうえ長屋ながや差配さはいのち認知にんちしょうわずらう。その姿すがたしょうとうからは「きながらにしてふつになった」とひょうされることも。「しんいどれしょうとうとめしょ」では自分じぶんしょうとうおもぎの真似事まねごとをしていることがおおい。
あさ
しん兵衛ひょうえむすめ認知にんちしょうとなったちちわり、長屋ながや差配さはいつとめる。
かつら三郎さぶろう
あさおっとかざしょくじん
ゆう
あさかつら三郎さぶろうむすめ認知にんちしょうとなり子供こどものような精神せいしん状態じょうたいとなったしん兵衛ひょうえあそんだり、しょうとう仕事しごとをしているあいだ駿しゅん太郎たろう面倒めんどうたりする。そのため駿しゅん太郎たろうとはあねおとうと同然どうぜんなか。「しんいどれしょうとうとめしょ」ではちちであるかつら三郎さぶろう職人しょくにんとして弟子でしりする。

久慈くじ

[編集へんしゅう]
あきらみぎ衛門えもん(まさえもん) / じゅうろく(いそろく)
かみ問屋とんや久慈くじ」の主人しゅじんしょうとう危難きなんすくわれて以来いらい、その人柄ひとがらみ、かれ強力きょうりょく庇護ひごしゃとなる。隠居いんきょもとの「じゅうろく」のもどる。
かんみぎ衛門えもん(かんえもん)
久慈くじ」のだい番頭ばんがしらあきらみぎ衛門えもんとは縁戚えんせき関係かんけいで、やえの叔父おじにあたる。あきらみぎ衛門えもん2人ふたり久慈くじ仕切しきる。
やえ
あきらみぎ衛門えもん一人娘ひとりむすめ
ひろしかい(こうすけ)
久慈くじ」の手代てだい。『祝言しゅうげん日和びより』にて、やえと結婚けっこんし、久慈くじぐこととなる。
国三くにぞう(くにぞう)
久慈くじ」の小僧こぞうしょうとうへの使つかいをしたり、きょうをしたりと、しょうとうとの接触せっしょくおおい。芝居しばい見物けんぶつしたさに仕事しごとおろかになり、おおきな失態しったいをしたため、久慈くじ本家ほんけでの修行しゅぎょうのしなおしをめいじられる。のちしょうとう再会さいかいしたときには、以前いぜんよりもずっといた性格せいかくになっている。
喜多きたづくり
久慈くじ」のはこあたま船頭せんどう
梅吉うめきち
くにさんわりに「久慈くじ」にはいってはたら小僧こぞう
細貝ほそがい忠左衛門ちゅうざえもん
久慈くじ本家ほんけにあたる細貝ほそがい当主とうしゅ
角次かくじ
久慈くじ本家ほんけ紙漉かみすつかさど職人しょくにんあたま
おまつ
久慈くじ」の女中じょちゅうあたま
正一郎しょういちろう
やえとひろしかいあいだまれた子供こども

幕府ばくふ関係かんけいしゃ

[編集へんしゅう]
おしん
にわばん老中ろうじゅう青山あおやま忠裕ただみちいのちけてうごくことがおおい。
水野みずのかんぶつ
だい番頭ばんがしらつとめる5700せき旗本はたもと。おりょうの主人しゅじん
青山あおやま下野げやもり忠裕ただみち(あおやましもつけのかみただやす)
幕府ばくふ老中ろうじゅう丹波たんば篠山しのやまはん6まんせき大名だいみょう
中田なかた新八しんぱち
にわばんしょうとう助力じょりょくて、おしんととも仕事しごとたしたことがある。のち青山あおやま目付めつけ組頭くみがしら昇進しょうしん
間宮まみや林蔵りんぞう
幕府ばくふ密偵みってい水戸みとはん潜入せんにゅうしたさいに、しょうとう邂逅かいこうする。
九条くじょう 保次郎やすじろう
寺社じしゃ奉行ぶぎょうきの吟味ぎんみぶつ調ちょうやく有能ゆうのううでつが、外見がいけん言動げんどうにとぼけたところがおおいため、朋輩ほうばいからは「とぼけのきゅうじょう」とばれている。寺社じしゃ奉行ぶぎょう松平まつだいら右近うこん将監しょうげんたけあつしいのち寺社じしゃ奉行ぶぎょうしょ役人やくにん不正ふせい探索たんさくしているときに、ひょんなことからしょうとうう。

町奉行まちぶぎょうしょ関係かんけいしゃ

[編集へんしゅう]
秀次しゅうじ
みなみ町奉行まちぶぎょうしょ同心どうしんから鑑札かんさつあずか御用聞ごようき通称つうしょう難波なんばきょう秀次しゅうじ」。
おみね
秀次しゅうじ女房にょうぼう
磯崎いそざきはな次郎じろう
秀次しゅうじじゅうあづけるみなみ町奉行まちぶぎょうしょていまちまわ同心どうしん近藤こんどうきよし兵衛ひょうえ教育きょういくがかりでもある。
近藤こんどうきよし兵衛ひょうえ
みなみ町奉行まちぶぎょうしょていまちまわ同心どうしん磯崎いそざきとも秀次しゅうじ御用聞ごようききとして使つかう。しょうとうとも事件じけん解決かいけつうごくこともある。

やり拝借はいしゃく事件じけんはん関係かんけいしゃ

[編集へんしゅう]
黒崎くろさき 小弥太こやた(くろさき こやた)
讃岐さぬき丸亀まるがめはん道中どうちゅう目付めつけ支配しはい物語ものがたり開始かいし時点じてんで21さいやりさきうばったしょうとう追跡ついせきするが、おのれうででは太刀打たちうちできないと判断はんだんし、事件じけんこした動機どうきるべくしょうとう単身たんしん接触せっしょくする。
古田ふるた 寿三郎じゅさぶろう
播州ばんしゅう赤穂あこうはんの、鉄砲てっぽうやりゆみぐみたばねる御先おさきぐみ番頭ばんがしらのち目付めつけ昇進しょうしんひがしぐんしん当流とうりゅうつかしょうとうとの折衝せっしょうやくとなり、4はん折衝せっしょうやくのまとめやくつとめる。藩主はんしゅ忠敬ちゅうけいが、うま遠乗とおのりをするさい随行ずいこうした藩士はんし1人ひとりで、そのときよりふか信頼しんらいせられている。忠敬ちゅうけいより10さい年長ねんちょう
新渡戸にとべ 勘兵衛かんべえ
播州赤穂ばんしゅうあこうはん大目おおめづけけん道中どうちゅう奉行ぶぎょう松田まつだしんかげりゅう薙刀なぎなた免許めんきょ腕前うでまえやり拝借はいしゃく騒動そうどうさいしょうとう対決たいけつやぶれる。
村瀬むらせ ちょう吉郎よしろう
豊後ぶんご臼杵きゅうしょはん用人ようにん見習みならい江戸えど家老がろう村瀬むらせ太夫たゆう縁戚えんせきしょうとうとの折衝せっしょうやくつとめる。
伊丹いたみ とうすすむ(いたみ とうのじょう)
肥前ひぜん小城おぎはん江戸えど屋敷やしき中小ちゅうしょうせい留守居るすいやく伊丹いたみけんろく実弟じっていしょうとうとの折衝せっしょうやくとなり、やり騒動そうどうや、そのしょうとうけられた刺客しかくたち問題もんだい解決かいけつするために尽力じんりょくする。
京極きょうごく長門ながとまもるこうあきら(きょうごく ながとのかみ たかあきら)
讃岐さぬき丸亀まるがめはん5まん1せんせきの6代目だいめ藩主はんしゅ
もり忠敬ちゅうけい(もり ただよし)
播州赤穂ばんしゅうあこうはん2まんせきの9代目だいめ藩主はんしゅ
稲葉いなば雍通(いなば てるみち)
豊後ぶんご臼杵きゅうしょはん5まんせきの11代目だいめ藩主はんしゅ久留島くるしまとおるよしみしろなし大名だいみょうとしてはずかしめたことが、やり拝借はいしゃく騒動そうどう原因げんいんとなる
鍋島なべしまただし(なべしま なおたか)
肥前ひぜん小城おぎはん7まん3せんせきの9代目だいめ藩主はんしゅ

しょうとうへの刺客しかく敵対てきたいしゃ

[編集へんしゅう]
須藤すとう平八郎へいはちろうこう寿ことぶき(すどう へいはちろう)
もと丹波たんば篠山しのやまはん青山あおやま馬廻うままわやく113せき陪臣ばいしんしんかげりゅう免許めんきょち。赤穂あこうはん新渡戸にとべしろどうやとわれ、しょうとういどむがやぶれる。ぎわいち駿しゅん太郎たろうしょうとうたくす。
新渡戸にとべはくどう
赤穂あこうはん江戸えど屋敷やしき中老ちゅうろうやり拝借はいしゃく騒動そうどうさいしょうとうたれた新渡戸にとべ勘兵衛かんべえ叔父おじ追腹おいばらぐみ丸亀まるがめはん臼杵きゅうしょはん人間にんげんともしょうとうへの刺客しかくやといのちねらう。
ふくしまぜいげん
佐賀さがはん剣術けんじゅつ師範しはんタイ捨流つか追腹おいばらぐみ1人ひとりとしてしょうとういどむ。
村上むらかみ平内へいないしゅんぬき(むらかみ へいない としつら)
こうじまち道場どうじょうひら円明えんめいりゅうつかむすめ嫁入よめい資金しきんのため、しょうとうくびにかかった1000りょう賞金しょうきん目当めあてに立会たちあいをいどむがやぶれる。
立田たつた修理しゅうり太夫たゆう
肥前ひぜん鍋島なべしまはん長柄ながえやりぐみ足軽あしがる組頭くみがしらしんがたがたなりゅうつかかわうえしょうとういどむが、みずとされ来島らいとう水軍すいぐんりゅう水中すいちゅう串刺くしざし」でたれる。
北堀きたほり五郎ごろう兵衛ひょうえ
天真てんしん円光えんこうりゅうつか小城おぎはん分家ぶんけ鍋島なべしまただしあつしいのちけ、しょうとうかたって悪事あくじおこない、窮地きゅうちおとしいれようとするが失敗しっぱいにせじょうにおびきされたのちしょうとう対決たいけつし、やぶれる。
祭文さいぶんだかどう(さいもん たかみち)
徳川とくがわうらみをいだ津田つだだかかち子孫しそん京都きょうと公卿くぎょうさんじょうちゅう納言なごんただし布留ふる(よしふる)人間にんげんいつわり、高家こうか肝煎きもいり畠山はたけやま養子ようしとなり畠山はたけやま頼近よりちか(はたけやま よりちか)と名乗なのる。馬上まけ太刀だち四方しほうりゅう剣術けんじゅつ達人たつじん山城やましろ祭文さいぶんしゅひきい、また妖術ようじゅつ使つかっておりょうをかどわかす。

水戸みとはん

[編集へんしゅう]
徳川とくがわ斉脩なりのぶ
水戸みと徳川とくがわ藩主はんしゅ
きくひめ(きくひめ)
水戸みとはん前之まえの寄合よりあい久坂くさかはなさかえむすめのち太田おおたしず太郎たろうとつぐ。
太田おおたしず太郎たろう
水戸みとはん家老がろうかく太田おおた嫡男ちゃくなん
佐々ささしゅみず
水戸みとはん町奉行まちぶぎょう
竹中たけなか正蔵しょうぞう
水戸みとはん目付めつけ
がくくさはく
水戸みとはん御用ごよう絵師えししょうとう考案こうあんした「ほのかり久慈くじ行灯あんどん」にえがく。

松野まつのはん

[編集へんしゅう]
松平まつだいら能登のとまもるみやび
信州しんしゅう松野まつのはん6まんせき当主とうしゅ妾腹しょうふく三男さんなんぼうで、わかいころはしょうとうらととも徒党ととうみ、大和やまと小路こうじ若衆わかしゅぐみ名乗なのっていたが、天明てんめい7ねん1787ねん)4がつ品川しながわ騒動そうどうをきっかけに解散かいさん2人ふたりあに相次あいついでくなったことから当主とうしゅき、善政ぜんせいほどこ領民りょうみんしたわれる。
古林ふるばやし 欣也きんや
松平まつだいらたもつみやび近習きんじゅ

その

[編集へんしゅう]
うづ
小舟こぶね野菜やさいある百姓ひゃくしょうむすめ仕事しごとはじめたばかりのしょうとう商売しょうばい仕方しかたおしえ、以来いらいたがいにたす関係かんけいとなる。
せいこと(すがこと)
吉原よしはら太夫たゆう
代目だいめ岩井いわい半四郎はんしろう
せんりょう」とうたわれた女形おんながたしょうとう舞台ぶたいまねき、その模様もようは「せんりょういちしゅせんりょう」としょうされ江戸えど評判ひょうばんとなった。
北村きたむらしゅんあい(きたむら しゅんあい)
おりょうのちち御歌おうた学者がくしゃ北村きたむら季吟きぎん分家ぶんけで、幕府ばくふ御歌おうた学者がくしゃ御用ごようつとめる。
べに
おりょうのはは
三河みかわつたしみ左衛門さえもん(みかわつたやそめざえもん)
深川ふかがわそう名主なぬしつとめてきた名家めいかもと11代目だいめ当主とうしゅ隠居いんきょではあるが、いまだに江戸えど影響えいきょうりょくつ、そこれない人物じんぶつ家族かぞく危難きなんしょうとうすくわれて以来いらいふか交誼こうぎむすぶことになる。
深川ふかがわ界隈かいわいさけおろしぎょういちけ、またおおくの家作かさくっている。息子むすこ藤四郎とうしろうつたの12だい当主とうしゅで、よめ佐保さほまご小太郎こたろうがいる。深川ふかがわつた慶長けいちょう8ねん徳川とくがわ家康いえやす関東かんとう入国にゅうこくするのにしたがって江戸えどりした分家ぶんけ本家ほんけ三河みかわのこったが、この時代じだいには零落れいらくしている。
おさき
門前もんぜまちさかな料理りょうり歌仙かせんろう」の女将おかみしょうとうぎのうでり、得意とくいさきとなる。
五郎八ごろうはち
歌仙かせんろう」の亭主ていしゅ
づくり(よしぞう)
竹藪たけやぶ蕎麦そば」の亭主ていしゅしょうとう仕事しごと得意とくいさき
しま太郎たろう
づくり息子むすこ
備前屋びぜんうめ五郎ごろう
浅草寺せんそうじ御用達ごようたしたたみ職人しょくにん親方おやかたしょうとう仕事しごと得意とくいさき
かみ太郎たろう
備前屋びぜんうめ五郎ごろう息子むすこ
万作まんさく(まんさく)
黒江くろえまちきょくぶつしょうとう仕事しごと得意とくいさき
太郎たろうきち(たろきち)
万作まんさく息子むすこ。うづにれており、所帯じょたいつ。
菊蔵きくぞう(きくぞう)
足袋たび問屋とんや京屋きょうや番頭ばんがしらしょうとう仕事しごと得意とくいさき
まどか太郎たろう
足袋たび問屋とんや京屋きょうや職人しょくにんあたましょうとうり、特製とくせいかわ足袋たびおくる。
根岸ねぎし安兵衛やすべえ
けい職人しょくにんしょうとう仕事しごと得意とくいさき
伊豆いずすけ
勝五郎かつごろう仕事しごとさき版木はんぎ番頭ばんがしら
そらぞう(そらぞう)
読売よみうり版元はんもとで「ほらくら」の異名いみょうつ。しょうとうにまつわる事件じけんものとしてし、事件じけん解決かいけつのために助力じょりょくすることもある。
あい
高輪たかなわ薬種やくしゅ問屋とんやむすめ水野みずの行儀ぎょうぎ見習みならいにはいっていたが、おりょうが水野みずの奉公ほうこうするさいに、もち外川そとかわそうはたらくことになる。
ひゃくすけ(ももすけ)
おりょうのむ「もち外川そとかわそう」の下男げなん
クロスケ
駿しゅん太郎たろうひろってきたいぬ

用語ようご

[編集へんしゅう]
来島らいとう水軍すいぐんりゅう(くるしますいぐんりゅう)
赤目あかめ一子相伝いっしそうでん兵法ひょうほうもと伊予いよ水軍すいぐんつたわる独特どくとくわざ不安定ふあんてい船上せんじょうでのたたかいを想定そうていしてされたもので、けんわざだけでなく、ざおやりなどの長柄ながえ武器ぶき使用しようふくまれ、水上すいじょう想定そうていしたわざもある。
久慈くじ
芝口しばぐちきょうちかくにみせかまえるかみ問屋とんや本家ほんけである細貝ほそがい差配さはい生産せいさんされる西野内にしのうちむら西ノ内にしのうちをはじめ様々さまざまかみあきないをがけている。あるじ奉公人ほうこうにんも、西野内にしのうちむら本家ほんけ江戸えどみせなん往復おうふくし、あきな修業しゅうぎょうおしまれるのが慣習かんしゅうとなっている。おおくの大名だいみょうかねしており、その影響えいきょうりょくおおきい。主人しゅじんあきらみぎ衛門えもん旅先たびさきでの危難きなんすくわれて以来いらいしょうとう強力きょうりょく擁護ようごしゃとなる。店先みせさきしょうとう仕事しごとをすることもおおい。
初代しょだい久慈くじのべたから3ねん西ノ内にしのうち江戸えどりにたのがみせこり。水戸みと光圀みつくにおおやけが『だい日本にっぽん』の製作せいさくさい西ノ内にしのうち使用しようし、その丈夫じょうぶさが喧伝けんでんされたことが西ノ内にしのうちられたはじまり。芝口しばくちきょう店舗てんぽかまえたのは3代目だいめとき
しん兵衛ひょうえ長屋ながや
脱藩だっぱんしょうとうまいする長屋ながや芝口しばぐち新町しんまちにあり、危難きなんすくってくれたしょうとうへのれいとして久慈くじがここにめるよう手配てはいしてくれた。大家たいかしん兵衛ひょうえのち認知にんちしょうとなり、わってむすめのおあさ差配さはいとなる。
備中びっちゅう国次くにつぐじき(びっちゅうのくに つぐなお)
赤目あかめ伝来でんらいかたな。2しゃく1すん3ふん赤目あかめ先祖せんぞが、戦国せんごく時代じだい戦場せんじょうものとされる。
長曾根ながそねとらてっ入道にゅうどうきょうさと(ながそねこてつにゅうどうおきさと)
しょうとう脇差わきざし。1しゃく6すん7ふん
まごろくけんもと(まごろく かねもと)
しば神明しんめいしゃ宮司ぐうじ西東さいとうただしつぎから、事件じけん解決かいけつしたれいとしてもらったかたな。2しゃく2すん1ふんくきには「しゅう赤坂あかさかじゅうけんもと」のめいがあり、うらめいには「臨兵たたかえしゃみな陣列じんれつざいまえ」とある。
追腹おいばらぐみ
佐賀さがはんささえはん3はんものたち組織そしきされた、しょうとうへの刺客しかく集団しゅうだんしょうとうやりうばわれた小城おぎはんとそのほんはんたる佐賀さがはん、および佐賀さがはんささえはん蓮池はすいけはん鹿島かしまはんの、『葉隠はがくれ』を信奉しんぽうする有志ゆうしものによって組織そしきされている。のち鍋島なべしまから放逐ほうちくされるが、丸亀まるがめはん赤穂あこうはん臼杵きゅうしょはん有志ゆうしものたち結託けったくし、なおもしょうとういのちねらう。
もち外川そとかわそう(ぼうがいせんそう)
歌人かじんとして独立どくりつするおりょうのために、久慈くじ用意よういした邸宅ていたく須崎すさきむらのはずれにあり、隅田川すみだがわちかくをながれ、浅草寺せんそうじ五重塔ごじゅうのとうのぞめる。もと大身たいしん旗本はたもと秋本あきもと信濃しなのまもる別邸べっていだった。この邸宅ていたくにある茶室ちゃしつは、しょうとうにちなんで「よいあん(ふすいあん)」とづけられる。

来島らいとう水軍すいぐんりゅう

[編集へんしゅう]

せいけんじゅうわきけんなながあるが、これ以外いがいにもしょうとうはそのおうじてしたわざ即興そっきょう名前なまえをつけることもある。

せいけんじゅう

[編集へんしゅう]
  1. じょまい
  2. ながどう
  3. さざなみ
  4. 波頭なみがしら
  5. なみがえ
  6. 荒波あらなみくず
  7. なみしぶき
  8. なみくも
  9. なみおろし(なみおろし)
  10. なみ小舟こぶね

わきけんなな

[編集へんしゅう]
  1. 竿ざおとっ
  2. 竿ざお
  3. 片手かたて
  4. 水車みずぐるま
  5. 水中すいちゅう串刺くしざ
  6. 継竿つぎざお
  7. 竿ざおばし

作品さくひんリスト

[編集へんしゅう]

幻冬舎げんとうしゃ文庫ぶんこより刊行かんこう

  • いどれしょうとうシリーズ、ぜん19かん
    1. やり拝借はいしゃく(おやりはいしゃく) (2004ねん2がつ発売はつばいISBN 4-344-40484-X
    2. 意地いじこう(2004ねん8がつ発売はつばいISBN 4-344-40548-X
    3. よせ残花ざんかこい(のこりはなよするこい) (2005ねん2がつ発売はつばいISBN 4-344-40600-1
    4. いちしゅせんりょう(2005ねん8がつ発売はつばいISBN 4-344-40681-8
    5. まごろくけんもと(2006ねん2がつ発売はつばいISBN 4-344-40751-2
    6. 騒乱そうらん前夜ぜんや(2006ねん8がつ発売はつばいISBN 4-344-40826-8
    7. 子育こそださむらい(2007ねん2がつ発売はつばいISBN 978-4-344-40905-7
    8. りゅうふえ嫋々じょうじょう(りゅうてきじょうじょう)(2007ねん9がつ発売はつばいISBN 978-4-344-41010-7
    9. 春雷しゅんらい道中どうちゅう(2008ねん2がつ発売はつばいISBN 978-4-344-41082-4
    10. 薫風くんぷう鯉幟こいのぼり(くんぷうこいのぼり)(2008ねん8がつ発売はつばいISBN 978-4-344-41170-8
    11. にせしょうとう(2009ねん2がつ発売はつばいISBN 978-4-344-41255-2
    12. 杜若かきつばた艶姿あですがた(とじゃくあですがた)(2009ねん8がつ発売はつばいISBN 978-4-344-41341-2
    13. 野分のわけ一過いっか(のわきいっか)(2010ねん2がつ発売はつばいISBN 978-4-344-41432-7
    14. 冬日ふゆび淡々たんたん(ふゆびたんたん)(2010ねん8がつ5にち発売はつばいISBN 978-4-344-41530-0
    15. 新春しんしゅん歌会うたかい(2011ねん2がつ9にち発売はつばいISBN 978-4-344-41633-8
    16. 旧主きゅうしゅ再会さいかい(2011ねん8がつ4にち発売はつばいISBN 978-4-344-41729-8
    17. 祝言しゅうげん日和びより(2012ねん2がつ9にち発売はつばいISBN 978-4-344-41819-6
    18. せいむね遺訓いくん(2012ねん8がつ4にち発売はつばいISBN 978-4-344-41911-7
    19. 状箱じょうばこ騒動そうどう(2013ねん2がつ7にち発売はつばいISBN 978-4-344-41987-2
  • 品川しながわさわぎ〈青雲せいうんへん〉 (2010ねん8がつ2にち発売はつばいISBN 978-4-344-41531-7

文春ぶんしゅん文庫ぶんこより刊行かんこう

  • しんいどれしょうとうシリーズ
    1. 神隠かみがくし(2014ねん8がつ4にち発売はつばいISBN 978-4-16-790156-1
    2. がんかけ(2015ねん2がつ6にち発売はつばいISBN 978-4-16-790294-0
    3. さくら吹雪ふぶき(はなふぶき)(2015ねん8がつ4にち発売はつばいISBN 978-4-16-790417-3
    4. あねおとうと(2016ねん2がつ10日とおか発売はつばいISBN 978-4-16-790544-6
    5. やなぎふう(2016ねん8がつ4にち発売はつばいISBN 978-4-16-790669-6
    6. らくだ(2016ねん9がつ2にち発売はつばいISBN 978-4-16-790693-1
    7. 大晦おおつごもりり(2017ねん2がつ10日とおか発売はつばいISBN 978-4-16-790783-9
    8. ゆめさん(2017ねん7がつ6にち発売はつばいISBN 978-4-16-790879-9
    9. ふね参宮さんぐう(2017ねん8がつ4にち発売はつばいISBN 978-4-16-790899-7
    10. げんげ(2018ねん2がつ9にち発売はつばいISBN 978-4-16-791011-2
    11. 椿つばきつ(2018ねん7がつ10日とおか発売はつばいISBN 978-4-16-791096-9
    12. なつゆき(2018ねん8がつ3にち発売はつばいISBN 978-4-16-791114-0
    13. ねずみ草紙ぞうし(2019ねん2がつ8にち発売はつばいISBN 978-4-16-791218-5
    14. たび仕舞じまい(2019ねん7がつ10日とおか発売はつばいISBN 978-4-16-791306-9
    15. やりさわぎ(2019ねん8がつ6にち発売はつばいISBN 978-4-16-791325-0
    16. さけ合戦かっせん(2020ねん2がつ5にち発売はつばいISBN 978-4-16-791434-9
    17. ねずみ異聞いぶん じょう(2020ねん7がつ8にち発売はつばいISBN 978-4-16-791520-9
    18. ねずみ異聞いぶん (2020ねん7がつ8にち発売はつばいISBN 978-4-16-791521-6
    19. 青田あおたなみ(2020ねん11がつ10日とおか発売はつばいISBN 978-4-16-791587-2)
    20. どもえ(2021ねん2がつ9にち発売はつばいISBN 978-4-16-791637-4)
    21. 雪見ゆきみしゅ(2021ねん11月9にち発売はつばいISBN 978-4-16-791775-3)
    22. ひかうみ(2022ねん2がつ8にち発売はつばいISBN 978-4-16-791823-1)
    23. くるしお(2022ねん6がつ7にち発売はつばいISBN 978-4-16-791886-6)
    24. 八丁はっちょうこし(2022ねん7がつ6にち発売はつばいISBN 978-4-16-791901-6)
    25. 留山とめやま(2022ねん8がつ3にち発売はつばいISBN 978-4-16-791914-6)
    26. れん隠居いんきょか(2024ねん1がつ4にち発売はつばいISBN 978-4-16-792152-1)
  • いどれしょうとう 決定けっていばん
    1. やり拝借はいしゃく(2016ねん3がつ10日とおか発売はつばいISBN 978-4-16-790573-6
    2. 意地いじこう(2016ねん4がつ8にち発売はつばいISBN 978-4-16-790592-7
    3. よせ残花ざんかこい(2016ねん5がつ10日とおか発売はつばいISBN 978-4-16-790607-8
    4. いちしゅせんりょう(2016ねん6がつ10日とおか発売はつばいISBN 978-4-16-790633-7
    5. まごろくけんもと(2016ねん7がつ8にち発売はつばいISBN 978-4-16-790653-5
    6. 騒乱そうらん前夜ぜんや(2016ねん10がつ7にち発売はつばいISBN 978-4-16-790710-5
    7. 子育こそださむらい(2016ねん11がつ10日とおか発売はつばい ISBN 978-4-16-790727-3
    8. りゅうふえ嫋々じょうじょう(2016ねん12月1にち発売はつばいISBN 978-4-16-790752-5
    9. 春雷しゅんらい道中どうちゅう(2017ねん1がつ6にち発売はつばいISBN 978-4-16-790772-3
    10. 薫風くんぷう鯉幟こいのぼり(2017ねん3がつ10日とおか発売はつばいISBN 978-4-16-790810-2
    11. にせしょうとう(2017ねん4がつ7にち発売はつばいISBN 978-4-16-790833-1
    12. 杜若かきつばた艶姿あですがた(2017ねん5がつ10日とおか発売はつばいISBN 978-4-16-790853-9
    13. 野分のわけ一過いっか(2017ねん6がつ8にち発売はつばいISBN 978-4-16-790870-6
    14. 冬日ふゆび淡々たんたん(2017ねん9がつ5にち発売はつばいISBN 978-4-16-790926-0
    15. 新春しんしゅん歌会うたかい(2017ねん10がつ6にち発売はつばいISBN 978-4-16-790943-7
    16. 旧主きゅうしゅ再会さいかい(2017ねん11月9にち発売はつばいISBN 978-4-16-790963-5
    17. 祝言しゅうげん日和びより(2017ねん12月5にち発売はつばいISBN 978-4-16-790983-3
    18. せいむね遺訓いくん(2018ねん1がつ4にち発売はつばいISBN 978-4-16-790999-4
    19. 状箱じょうばこ騒動そうどう(2018ねん3がつ9にち発売はつばいISBN 978-4-16-791033-4
  • しょうとう青春せいしゅんしょう
    1. 品川しながわさわぎ・鍛冶たんや(2016ねん3がつ10日とおか発売はつばいISBN 978-4-16-790572-9

テレビドラマ

[編集へんしゅう]
いどれしょうとう
ジャンル ドラマ
原作げんさく 佐伯さえきやすしえい
脚本きゃくほん 櫻井さくらい武晴たけはる正月しょうがつ時代じだいげき)、川上かわかみ英幸ひでゆき(BS時代じだいげき
演出えんしゅつ 清水しみず一彦かずひこ正月しょうがつ時代じだいげき、BS時代じだいげき)、西谷にしたに真一しんいち(BS時代じだいげき
製作せいさく
製作せいさくそう指揮しき 佐野さの元彦もとひこ鹿島かしま由晴よしはる
制作せいさく NHK
放送ほうそう
放送ほうそうこく地域ちいき日本の旗 日本にっぽん
やり拝借はいしゃくいどれしょうとうとめしょ
出演しゅつえんしゃ竹中たけなか直人なおと藤木ふじき直人なおと鶴田つるた真由まゆ
国仲くになか涼子りょうこ津川つがわ雅彦まさひこ高橋たかはし英樹ひでき ほか
放送ほうそう期間きかん2013ねん1がつ1にち
放送ほうそう時間じかん19:30 - 20:58
放送ほうそうわく正月しょうがつ時代じだいげき
放送ほうそうぶん88ふん
回数かいすう1
公式こうしきサイト
いどれしょうとう
出演しゅつえんしゃ竹中たけなか直人なおと比嘉ひかあい上地うえち雄輔ゆうすけ阿南あなみ健治けんじ松本まつもと明子あきこ石丸いしまるみき本田ほんだ博太郎ひろたろう小野寺おのでらあきら鶴田つるた真由まゆ津川つがわ雅彦まさひこ ほか
放送ほうそう期間きかん2013ねん6月21にち - 9月13にち
放送ほうそう時間じかん金曜日きんようび20:00 - 20:43
放送ほうそうわくBS時代じだいげき
放送ほうそうぶん43ふん
回数かいすう13
公式こうしきサイト
テンプレートを表示ひょうじ

やり拝借はいしゃくいどれしょうとうとめしょ』(おやりはいしゃく よいどれことうじとめがき)のタイトルで、NHK総合そうごう正月しょうがつ時代じだいげき」にて2013ねん1がつ1にちにスペシャルドラマを放送ほうそう[3]

続編ぞくへんとなる連続れんぞくドラマが、『いどれしょうとう』(よいどれことうじ)のタイトルで、NHK BSプレミアムBS時代じだいげき」にて同年どうねん6月21にちから9月13にちまで放送ほうそうぜん13かい[4]

正月しょうがつ時代じだいげきやり拝借はいしゃくいどれしょうとうとめしょ〜』

[編集へんしゅう]

キャスト

[編集へんしゅう]

スタッフ

[編集へんしゅう]

BS時代じだいげきいどれしょうとう

[編集へんしゅう]

キャスト(いどれしょうとう

[編集へんしゅう]

スタッフ(いどれしょうとう

[編集へんしゅう]

放送ほうそう日程にってい

[編集へんしゅう]
かくはなし 放送ほうそう サブタイトル
だい1かい 6月21にち いて初恋はつこい
だい2かい 6月28にち 剣豪けんごう
だい3かい 7がつ05にち 子育こそださむらい
だい4かい 7がつ12にち おとうと
だい5かい 7がつ19にち 花嫁はなよめおりょう
だい6かい 7がつ26にち じゅうさんにん刺客しかく
だい7かい 8がつ02にち 勝者しょうしゃ方程式ほうていしき
だい8かい 8がつ09にち しん
だい9かい 8がつ16にち かたき
だい10かい 8がつ23にち かなわぬゆめ
だい11かい 8がつ30にち にせしょうとう
だい12かい 9月06にち ちち背中せなか
最終さいしゅうかい 9月13にち 祝言しゅうげん日和びより
NHK BSプレミアム BS時代じだいげき
ぜん番組ばんぐみ 番組ばんぐみめい 番組ばんぐみ
いどれしょうとう

関連かんれん項目こうもく

[編集へんしゅう]
  • さけ合戦かっせん - 物語ものがたり冒頭ぼうとうまんはちろうでのだい酒飲さけのみの大会たいかいは、実際じっさいおこなわれたものである。

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]
  1. ^ 舞台ぶたい設定せってい文化ぶんか文政ぶんせい時代じだいにして史料しりょうあさったところ、この時期じき特徴とくちょうあらわすイベントとして「だいい・大酒おおざけ大会たいかいひらかれていた」とあり、これをもとに「だい酒飲さけのみ」という設定せっていかんがえられた。
  2. ^ しんいどれしょうとうとめしょ』1かん神隠かみがくし」あとがきより。
  3. ^ 番組ばんぐみエピソード えがかた題材だいざいもさまざま!【時代じだいげき特集とくしゅう】-NHKアーカイブス
  4. ^ 竹中たけなか直人なおと主演しゅえん! BS時代じだいげきいどれしょうとう” (2013ねん2がつ4にち). 2013ねん2がつ15にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]