JR博多はかたシティ

JR博多はかたシティ
情報じょうほう
用途ようと	駅えき、複ふく合あい商業しょうぎょう施設しせつ; 駐車ちゅうしゃ場じょう、駐輪場ちゅうりんじょう等とう
設計せっけい者しゃ	三菱地所みつびしじしょ設計せっけい; ジェイアール九州きゅうしゅうコンサルタンツ
施工しこう	清水建設しみずけんせつ・竹中工務店たけなかこうむてん; 鉄建建設てっけんけんせつ・九きゅう鉄てつ工業こうぎょう; フルーア・ダニエル・ジャパン
建築けんちく主ぬし	九州旅客鉄道きゅうしゅうりょかくてつどう株式会社かぶしきがいしゃ
事業じぎょう主体しゅたい	九州旅客鉄道きゅうしゅうりょかくてつどう株式会社かぶしきがいしゃ
管理かんり運営うんえい	株式会社かぶしきがいしゃJR博多はかたシティ
構造こうぞう形式けいしき	SRC造づくり（一部いちぶS造みやつこ）
敷地しきち面積めんせき	22,000 m²
延のべ床ゆか面積めんせき	199,085 m²
階数かいすう	地下ちか3階かい、地上ちじょう10階かい、塔屋とうや1階かい
高たかさ	60m（軒のき高だか53.8ｍ）
エレベーター数すう	中央ちゅうおうエレベーター:5基き; 東急とうきゅうハンズ側がわエレベーター:3基き; 阪急百貨店はんきゅうひゃっかてん側がわ(博多はかた口こう); エレベーター:3基き; 阪急百貨店はんきゅうひゃっかてん(筑紫つくし口くち); エレベーター:3基き
着工ちゃっこう	2006年ねん4月がつ
竣工しゅんこう	2011年ねん2月がつ22日にち
開館かいかん開所かいしょ	2011年ねん3月3日にち
所在地しょざいち	〒812-0012; 福岡ふくおか県けん福岡ふくおか市し博多はかた区く博多駅中央街はかたえきちゅうおうがい1番ばん1号ごう
備考びこう	総そう工費こうひ:約やく1000億おく円えん
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JR博多はかたシティ; JR HAKATA CITY
	「JR博多はかたシティ」ビル
地図ちず
店舗てんぽ概要がいよう
所在地しょざいち	〒812-0012; 福岡ふくおか県けん福岡ふくおか市し博多はかた区く博多駅中央街はかたえきちゅうおうがい; 1番ばん1号ごう
座標ざひょう	北緯ほくい33度ど35分ふん25.6秒びょう東経とうけい130度ど25分ふん11.6秒びょう / 北緯ほくい33.590444度ど東経とうけい130.419889度ど座標ざひょう: 北緯ほくい33度ど35分ふん25.6秒びょう東経とうけい130度ど25分ふん11.6秒びょう / 北緯ほくい33.590444度ど東経とうけい130.419889度ど
開業かいぎょう日び	2011年ねん3月3日にち
施設しせつ所有しょゆう者しゃ	九州旅客鉄道きゅうしゅうりょかくてつどう株式会社かぶしきがいしゃ
施設しせつ管理かんり者しゃ	株式会社かぶしきがいしゃJR博多はかたシティ
敷地しきち面積めんせき	22,000 m²
延のべ床ゆか面積めんせき	199,085 m²
商業しょうぎょう施設しせつ面積めんせき	97,860 m²
中核ちゅうかく店舗てんぽ	博多はかた阪急はんきゅう
店舗てんぽ数すう	229店舗てんぽ
前身ぜんしん	博多はかたステーションビル
最寄駅もよりえき	JR博多はかた駅えき
最さい寄よせIC	福岡ふくおか高速こうそく環状かんじょう線せん博多駅東はかたえきひがし出入口でいりぐち・半道橋はんみちばし出入口でいりぐち
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JR博多はかたシティ（ジェイアールはかたシティ）は、福岡ふくおか県けん福岡ふくおか市し博多はかた区く博多駅中央街はかたえきちゅうおうがいにある博多はかた駅えき博多はかた口こうの駅えきビル・大型おおがた商業しょうぎょう施設しせつ。

九州旅客鉄道きゅうしゅうりょかくてつどう株式会社かぶしきがいしゃ（JR九州きゅうしゅう）の子会社こがいしゃ、株式会社かぶしきがいしゃJR博多はかたシティが管理かんり・運営うんえいする。JR九州きゅうしゅうが手てがけるファッションビルの「アミュプラザ博多はかた」や百貨店ひゃっかてんの「博多はかた阪急はんきゅう」などで構成こうせいされる。

経緯けいい

「博多はかた駅えき#博多はかた駅えき再さい整備せいび事業じぎょう」も参照さんしょう

博多はかた駅えき博多はかた口こうの改築かいちく構想こうそうは2005年ねん3月がつ31日にちにその構想こうそうが明あきらかになった^{[広報こうほう 1]}。2011年ねんの九州きゅうしゅう新幹線しんかんせん鹿児島かごしまルート全線ぜんせん開業かいぎょうを見据みすえ、同どう時期じきの完成かんせいを目指めざして、2006年ねんから駅えきビル解体かいたい及および新築しんちく、在来ざいらい線せんホームの再編さいへんと新幹線しんかんせんホームの増設ぞうせつ、駅えき周辺しゅうへんの環境かんきょう整備せいび等とうの総合そうごう再さい開発かいはつが行おこなわれた。

駅えきビルの核かくテナント誘致ゆうちに際さいしては、博多井筒屋はかたいづつや、髙島屋や、阪急百貨店はんきゅうひゃっかてん、丸井まるい^{[注釈ちゅうしゃく 2]}などのデパートが出店しゅってんに名乗なのりを挙あげたが、最終さいしゅう的てきにはJR九州きゅうしゅうとの関係かんけいや条件じょうけんが合致がっちする阪急百貨店はんきゅうひゃっかてんが入居にゅうきょすることが決定けっていし、「博多はかた阪急はんきゅう」として出店しゅってんした。阪急百貨店はんきゅうひゃっかてんにとってはこれが九州きゅうしゅう初はつ進出しんしゅつ^{[注釈ちゅうしゃく 3]}^{[注釈ちゅうしゃく 4]}^{[注釈ちゅうしゃく 5]}となった。

この新駅しんえきビルテナントの選定せんていをめぐっては、博多はかた口こう側がわ旧きゅう駅えきビル「博多はかたステーションビル」に1966年ねんから入いれ店てんしていた博多井筒屋はかたいづつやが難色なんしょくを示しめし、「新駅しんえきビルへの優先ゆうせん入居にゅうきょ」を主張しゅちょう。福岡ふくおか簡易かんい裁判所さいばんしょにおいて、博多井筒屋はかたいづつやの親会社おやがいしゃである井筒屋いづつや（北九州きたきゅうしゅう市し）とJR九州きゅうしゅうの間あいだで調停ちょうていを行おこなうものの、調停ちょうていは難航なんこうした。調停ちょうていの長期ちょうき化かや入居にゅうきょを求もとめての訴訟そしょうへの発展はってん、駅えきビルからの退すさ店みせ拒否きょひも危惧きぐされ始はじめ、調停ちょうてい決裂けつれつが現実味げんじつみを帯おび始はじめた。そのようなことになれば新駅しんえきビル建設けんせつスケジュールに大おおきく影響えいきょうする恐おそれがあった。結局けっきょく2006年ねん9月がつ15日にちに、JR九州きゅうしゅう側がわが井筒屋いづつや側がわに保証ほしょう金きん約やく45億おく円えんを支払しはらうことで博多井筒屋はかたいづつやは2007年ねん3月がつ31日にちまでに旧きゅう駅えきビルから退すさ店みせすることに合意ごういした（法人ほうじんとしての博多井筒屋はかたいづつやは撤退てったい後ごに解散かいさん）^[9]。

施設しせつ詳細しょうさい

ビル諸しょ元もと

旧きゅう駅えきビルの全面ぜんめん改築かいちく及および博多はかた駅えき在来ざいらい線せんホーム上空じょうくうの利り活用かつようにより敷地しきち面積めんせき約やく2万まん2000平方へいほうメートル^[1]^{[広報こうほう 1]}、延のべ床ゆか面積めんせき約やく20万まん平方へいほうメートル^[1]^{[広報こうほう 1]}（旧きゅう駅えきビルの約やく7倍ばいの延のべ床ゆか面積めんせき）、鉄骨てっこつ鉄筋てっきんコンクリート造づくり（一部いちぶ鉄骨てっこつ造づくり）の地上ちじょう10階かい（塔屋とうや1階かい）・地下ちか3階かい^[1]^{[広報こうほう 1]}の駅えきビルを建築けんちくしている。総そう工費こうひは約やく1000億おく円えん^[11]。新しんビルは、ビル正面しょうめん図ずの南北なんぼく方向ほうこうの総そう延長えんちょうは約やく240mで、南みなみ寄より部分ぶぶんが東側ひがしがわの在来ざいらい線せんホーム上じょうに約やく60mせり出だすL字形じけいのビルとなっている^{[広報こうほう 2]}^{[注釈ちゅうしゃく 6]}。地上ちじょう高だかは約やく60m。駅えきビルとしては国内こくない最大さいだい規模きぼを誇ほこる^[13]。

環境かんきょうに配慮はいりょし、断熱だんねつ複ふく層そうガラスや太陽光たいようこう発電はつでん、屋上おくじょう緑化りょくか、ミスト冷却れいきゃくなどを採用さいようしている^{[広報こうほう 3]}。夜間やかんはビルと駅前えきまえ広場ひろばがライトアップされる。照明しょうめいデザインは有限ゆうげん会社かいしゃスタイルマテック・松本まつもと設計せっけい室しつ^{[広報こうほう 4]} による。エレベーターは博多はかた口こう側がわはビル北きた寄より「東急とうきゅうハンズ側がわエレベーター」、ビル中央ちゅうおう「中央ちゅうおうエレベーター」、ビル南みなみ寄より「阪急百貨店はんきゅうひゃっかてん側がわ(博多はかた口こう)エレベーター」の3群ぐんと、「阪急百貨店はんきゅうひゃっかてん(筑紫つくし口くち)エレベーター」の、合あわせて4群ぐんが設置せっちされる。エスカレーターは全ぜんフロア通どおし（一部いちぶフロア除のぞく）のものがビル北きた寄よりと中央ちゅうおう（アミュプラザ博多はかた内ない）にそれぞれ2群ぐん、博多はかた阪急はんきゅう内ないにも2群ぐん設置せっちされる。その他た、中央ちゅうおうコンコースの入口いりくちすぐの吹ふき抜ぬけや、屋外おくがいに駅前えきまえ広場ひろばと地上ちじょう2 - 3階かいを結むすぶ物ものをはじめ、多数たすうの連絡れんらく用ようエスカレーターが設置せっち^{[広報こうほう 5]}。

博多はかた阪急はんきゅう正面しょうめん入口いりくち近ちかくのビル正面しょうめんの外壁がいへきには、300インチ程度ていどの大型おおがた映像えいぞう装置そうち「JR博多はかたシティビジョン」がある^{[広報こうほう 6]}。また、中央ちゅうおうコンコースの博多はかた口こう側がわ吹ふき抜ぬけに曲面きょくめん式しき有機ゆうきEL大型おおがたビジョンが設置せっち、2018年ねん3月がつ時点じてんでは国内こくない最大さいだい^[14]。

環境かんきょうに配慮はいりょした断熱だんねつ複ふく層そうガラス
夜間やかんのライトアップ
1階かい通路つうろ(博多はかた阪急はんきゅう前まえ)
2階かいペデストリアンデッキ(博多はかた阪急はんきゅう前まえ)

テナント

ビル南みなみ寄より部分ぶぶん（KITTE博多はかた^{[注釈ちゅうしゃく 7]}側がわ・ホームせり出だし部分ぶぶん含ふくむ）の地下ちか1階かいから地上ちじょう8階かいに核かくテナントである阪急百貨店はんきゅうひゃっかてん（博多はかた阪急はんきゅう）が入居にゅうきょする。また、北きた寄より部分ぶぶん（博多はかたバスターミナル側がわ）の地下ちか1階かいは「博多はかた1番ばん街がい」（後述こうじゅつ）が入居にゅうきょ。その他たのビルの部分ぶぶん（南みなみ寄より部分ぶぶんの地上ちじょう9・10階かい、北きた寄より部分ぶぶんの地上ちじょう1階かいから地上ちじょう10階かい）が専門せんもん店てん街がい「アミュプラザ博多はかた(AMU)」となり、アミュプラザ博多はかた内ないに「ハンズ」（1-5階かい）、シネマコンプレックス「ティ・ジョイ」（9・10階かい）、レストランゾーン「シティダイニングくうてん」(9・10階かい)などが入居にゅうきょする^[15]。

ビルの地下ちか1階かい部分ぶぶん・駅前えきまえ広場ひろば南みなみ寄よりの地下ちか1階かい部分ぶぶんは連携れんけいして、アミュプラザ博多はかたの地下街ちかがい路ろ「アミュ地下ちか」^{[広報こうほう 8]} として刷新さっしんされオープンしている。また、「博多はかた1番ばん街がい」や博多はかた阪急はんきゅうの地下ちか1階かい（「うまちか!」^{[広報こうほう 9]}）などがある（後述こうじゅつ）。

また、中央ちゅうおうコンコースの博多はかた口こう側がわから入はいってすぐは吹ふき抜ぬけ構造こうぞう(ふきぬけの森もり)^{[広報こうほう 5]}となるほか、ビル南みなみ寄より部分ぶぶん（博多はかた阪急はんきゅう側がわ）の3階かい付近ふきんには、FM FUKUOKAのサテライトスタジオ「FM FUKUOKA JR HAKATA CITY Studio」^{[広報こうほう 10]} が入居にゅうきょし、オープンテラス「JR博多はかたシティオープンテラス」が設置せっち。また、南みなみ寄より部分ぶぶんの9階かい・10階かいには最大さいだい680席せき収容しゅうようの多目的たもくてきホール「JR九州きゅうしゅうホール」と貸かし会議かいぎ室しつ「JR博多はかたシティ会議かいぎ室しつ」、「九大きゅうだいビジネススクール」がある。

フロア構成こうせい

JR博多はかたシティや周辺しゅうへんの主おもなフロア・施設しせつ等とうの構成こうせいを示しめす。同どう一いち階層かいそうでは、上段じょうだんほど筑紫つくし口くち寄より、下段げだんが博多はかた口こう寄よりである。

なおマイング博多はかた駅えき名店街めいてんがい・博多はかた1番ばん街がい・博多はかた駅えき地下街ちかがいはJR博多はかたシティ（アミュプラザ博多はかた）には含ふくまれず、運営うんえい企業きぎょうも別べつである（博多はかたステーションビル）。

階かい	北きた← フロア →南みなみ
屋上おくじょう	つばめの杜もりひろば				-
10階かい	シティダイニングくうてん				JR博多はかたシティ会議かいぎ室しつ九大きゅうだいビジネススクール
9階かい	シティダイニングくうてん				T・ジョイ博多はかた JR九州きゅうしゅうホール
8階かい	AMU（アミュプラザ博多はかた）				博多はかた阪急はんきゅう
7階かい	AMU				博多はかた阪急はんきゅう
6階かい	AMU				博多はかた阪急はんきゅう
5階かい	ハンズ	AMU			博多はかた阪急はんきゅう
4階かい	ハンズ	AMU			博多はかた阪急はんきゅう
3階かい	新幹線しんかんせんホーム
3階かい	ハンズ	AMU		3階かい改札かいさつ等とう	博多はかた阪急はんきゅう
中ちゅう3階かい	（上部じょうぶ空間くうかん）				（上部じょうぶ空間くうかん）
中ちゅう3階かい	（上部じょうぶ空間くうかん）				博多はかた阪急はんきゅう
2階かい	DEITOS	新幹線しんかんせんコンコース
	在来ざいらい線せんホーム				在来ざいらい線せんホーム
	ハンズ	ふきぬけの森もり	AMU		博多はかた阪急はんきゅう
1階かい	DEITOS マイング博多はかた駅えき名店街めいてんがい	中央ちゅうおうコンコース	AMU EST（アミュエスト） DEITOS（いっぴん通どおり）
1階かい	ハンズ	中央ちゅうおうコンコース	AMU	サブコンコース	博多はかた阪急はんきゅう
地下ちか1階かい	DEITOS		AMU EST
	博多はかた1番ばん街がい	アミュ地ち下等かとう			博多はかた阪急はんきゅう等とう
	博多はかた駅えき地下街ちかがい・地下鉄ちかてつ博多はかた駅えきコンコース/連絡れんらく口こう				アミュ地下ちか

※背景はいけい色しょく緑みどりの部分ぶぶんは、「JR博多はかたシティ」ビル躯むくろ体外たいがいの部分ぶぶんとなる。各かくエリアの連絡れんらく経路けいろは後ごの#駅えき連絡れんらく路ろ・改札かいさつ等とうを参照さんしょう。

屋上おくじょう

屋上おくじょうには「つばめの杜もりひろば」がある。各種かくしゅ展望てんぼうテラスを備そなえており、駅えき周辺しゅうへんの展望てんぼうが可能かのうである。また、鉄道てつどう神社じんじゃやイベントステージなども備そなえるほか、1909年ねん開業かいぎょうの博多はかた駅えき駅舎えきしゃ（「2代目だいめ」とされる）に使つかわれていた柱はしらが広場ひろばに設置せっちされている^{[広報こうほう 11]}。また、ミニSL庭園ていえん内ないを走はしる。当初とうしょは「つばめ電車でんしゃ」、2012年ねん2月がつ25日にちからは、新しんデザインの「くろちゃん電車でんしゃ」、2021年ねん3月がつ6日にちから「ドリームつばめ号ごう」が走はしっている^[16]。なお、当初とうしょ小型こがた犬けんのドッグランがあったが2012年ねん2月がつ29日にちで営業えいぎょうを終了しゅうりょうし、跡地あとちは3月がつ24日にちから子供こども向むけスペース「くろちゃんひろば」になった。2011年ねん8月がつにはつばめの杜もりひろば、タイル画がアートプロジェクトがブルネル賞しょう（デザイン部門ぶもん奨励しょうれい賞しょう）を受賞じゅしょうした^{[広報こうほう 12]}。また、博多はかた口こう駅前えきまえ広場ひろばはグッドデザイン賞しょうを受賞じゅしょうしている^{[広報こうほう 13]}。また、福岡空港ふくおかくうこうが付近ふきんに立地りっちする関係かんけいで、周辺しゅうへんは航空こうくう法ほうによりビルの高たかさ制限せいげんが行おこなわれている^[17]。そのため上うえ写真しゃしんのように建築けんちく物ぶつの高たかさが均一きんいつに揃そろっている。

屋上おくじょうの様子ようす
つばめの杜もりひろば
つばめの杜もりひろば（夜よる）
駅えき構内こうないを望のぞむ
夜景やけい
営業えいぎょうしていた当時とうじのドッグラン

大だい時計とけい

駅えきビル中央ちゅうおう部ぶ、地上ちじょう25メートルの5階かい外壁がいへき部ぶに直径ちょっけい約やく6メートルの大だい時計とけいが設置せっちされている。指針ししんや文字もじ盤ばんにはLEDが設置せっちされ夜間やかんに点灯てんとうする。デザインは水戸みと岡おか鋭治えいじが手てがけている。開業かいぎょう前年ぜんねんの2010年ねん7月がつ頃ごろ設置せっちされ、翌年よくねんの2011年ねん2月がつ24日にち正午しょうごに使用しようが開始かいしされた。同日どうじつ夕刻ゆうこくには当時とうじのJR九州きゅうしゅう会長かいちょう・石原いしはら進すすむらを迎むかえて時計とけいの点灯てんとう式しきが行おこなわれた^[18]。

駅えき連絡れんらく路ろ・改札かいさつ等とう

「博多はかた駅えき#博多はかた駅えき再さい整備せいび事業じぎょう」も参照さんしょう

ビル周辺しゅうへんの回遊かいゆう性せいを高たかめるために、ビルを中心ちゅうしんとして、地上ちじょう1階かいおよび他たフロアに新あたらしい水平すいへい動どう線せんとなる通路つうろなどが設置せっちされている。なお、博多はかた駅えき屋上おくじょう駐車ちゅうしゃ場じょうを除のぞいて、各かくコンコース、通路つうろ、改札かいさつ口こう、連絡れんらく口こうは営業えいぎょう時間じかん外そともしくは深夜しんやには閉鎖へいさされる。

地下ちか1階かい: ビルの地下ちか1階かい部分ぶぶん・駅前えきまえ広場ひろば南みなみ寄よりの地下ちか1階かい部分ぶぶん^{[広報こうほう 7]} は連携れんけいしてアミュプラザ博多はかたの地下街ちかがい路ろ「アミュ地下ちか」となっている。これは既存きそんの福岡ふくおか市し地下鉄ちかてつ空港線くうこうせんコンコース南側みなみがわにあり、博多はかた駅えき地下街ちかがいとも連絡れんらくしている。また2011年ねん10月がつ31日にちに開通かいつうの、博多はかた口こう交差点こうさてんを横断おうだんする新地さらち下か通路つうろ「はかた駅前通えきまえどおり地下ちか通路つうろ」とも連絡れんらくしている。KITTE博多はかた・JRJP博多はかたビルとも地下街ちかがいで連絡れんらく。七隈ななくま線せん出入口でいりぐちとも接続せつぞく（「A」および「B」方面ほうめん出入口でいりぐち）。「博多はかた1番ばん街がい」、博多はかた阪急はんきゅうの地下ちか1階かい（「うまちか!」）、JR博多はかたシティ駐輪場ちゅうりんじょう、「博多はかた駅えき地下ちか送迎そうげい場じょう」（後述こうじゅつ）等とうと繋つながっている。
地上ちじょう1階かい: 中央ちゅうおうコンコース(1階かい)
既存きそんの筑紫つくし口こうと博多はかた口こうを結むすぶ中央ちゅうおうコンコースの南側みなみがわ、ビル南みなみ寄より部分ぶぶん（アミュプラザ博多はかたと博多はかた阪急はんきゅうとの境界きょうかい付近ふきん）に、東西とうざいにわたる連絡れんらく自由じゆう通路つうろ(サブコンコース)がある。この通路つうろの博多はかた口こう側がわの入口いりくちは、駅前えきまえ広場ひろばの南みなみ寄より部分ぶぶんとなり、通路つうろから在来ざいらい線せんホームへ繋つながる改札かいさつ口こう「阪急百貨店はんきゅうひゃっかてん改札かいさつ口こう」・「アミュプラザ博多はかた改札かいさつ口こう」が設置せっちされている。新しん通路つうろの筑紫つくし口くち側がわは、アミュエスト(AMU EST)の南みなみ寄より方面ほうめんまで繋つながっている。; 博多はかた阪急はんきゅう内ないには「郵政ゆうせい側がわ連絡れんらく通路つうろ」が東西とうざいに通とおされ、博多はかた口こう側がわは駅えきビル南端なんたんに出入口でいりぐちがあり、直近ちょっきんにKITTE博多はかたがある。筑紫つくし口くち側がわは、AMU ESTの南みなみ寄より方面ほうめんに出入口でいりぐちがある。博多はかた阪急はんきゅう内ないの通路つうろであるため、同店どうてんの開店かいてん時間じかんのみ利用りよう可能かのうである。; また、中央ちゅうおうコンコースも改装かいそうされ、一部いちぶが2階かいまでの大おおきな吹ふき抜ぬけ構造こうぞう(ふきぬけの森もり)^{[広報こうほう 5]}となっており、コンコースほか随所ずいしょには有田焼ありたやきを使つかった森もりをイメージしたタイルアートが設置せっちされている。; AMU ESTの南みなみ寄より区画くかくからAMU EST南端なんたんの出入口でいりぐちを出でると近傍きんぼうにヨドバシカメラマルチメディア博多はかたなどがある。
地上ちじょう2階かい: 博多はかた口こう側がわには、隣接りんせつする博多はかたバスターミナルに通つうじるペデストリアンデッキを南北なんぼくにわたり設もうける。また、大博たいはく通どおりに面めんする博多はかた新しん三井みついビル付近ふきんの歩道ほどうまで、「博多はかた駅えき歩行ほこう者しゃ連絡れんらく橋きょう」としてデッキが延伸えんしんされ、同時どうじにJR博多はかたシティから先さきのデッキ全体ぜんたいに屋根やねが設置せっちされた^[19]。同どうデッキは、KITTE博多はかた・JRJP博多はかたビル^{[広報こうほう 7]}、博多はかた深見ふかみパークビル経由けいゆでHEARTSバスステーション博多はかた^{[広報こうほう 14]}^{[広報こうほう 15]}にも延伸えんしんされた。
地上ちじょう3階かい: ビル南みなみ寄より部分ぶぶん（博多はかた阪急はんきゅうとの境界きょうかい付近ふきん）には、通路つうろ・改札かいさつ口こう「博多はかたシティ3階かい改札かいさつ口こう」が設置せっち。同どう通路つうろの改札かいさつ内ないは広場ひろば状じょうになっておりコーヒースタンドや休憩きゅうけい用ようのテーブルが並ならぶ。在来ざいらい線せんホームの一部いちぶには直接ちょくせつ連絡れんらくする。; 3階かい改札かいさつ口こうは乗のり換かえ改札かいさつ口こう経由けいゆで新幹線しんかんせんコンコースにも連絡れんらくしていたが、利用りよう状じょう況きょう等とうの面めんから、この連絡れんらく口こうは2022年ねん（令れい和わ4年ねん）3月がつ1日にち以降いこう閉鎖へいさされた^[20]。また、3階かい改札かいさつ口こうは同日どうじつ以降いこう、在来ざいらい線せんかつICカード利用りよう専用せんようとなっている。; 改札かいさつ外がい通路つうろは、筑紫つくし口くち方向ほうこうに行いくと4階かい相当そうとうの博多はかた駅えき屋上おくじょう駐車ちゅうしゃ場じょうへ連絡れんらくしている。博多はかた口こう方向ほうこうはFM FUKUOKAのサテライトスタジオ「FM FUKUOKA JR HAKATA CITY Studio」^{[広報こうほう 10]}を併設へいせつするオープンテラスに連絡れんらくする。

地上ちじょう4階かい: 博多はかた駅えき屋上おくじょう駐車ちゅうしゃ場じょうと博多はかた阪急はんきゅうとの連絡れんらく口こうが設置せっち。この連絡れんらく口こうと地上ちじょう3階かい「博多はかたシティ3階かい改札かいさつ口こう」は直接ちょくせつ階段かいだんで連絡れんらく。

JR博多はかたシティと博多はかたバスターミナル間あいだの2階かいデッキ（現在げんざいは屋根やねがある）
JR博多はかたシティスタジオテラス（3階かい）
FM FUKUOKA JR HAKATA CITY Studio（3階かい）
博多はかたシティ3階かい改札かいさつ口内こうない

駅前えきまえ広場ひろば

「博多はかた駅えき#博多はかた駅えき再さい整備せいび事業じぎょう」も参照さんしょう

駅前えきまえ広場ひろばは福岡ふくおか市しとJR九州きゅうしゅうの共同きょうどう事業じぎょうとして整備せいびされた^[21]。

中央ちゅうおうにはケヤキ20本ほんを植樹しょくじゅした「緑陰りょくいん広場ひろば」が整備せいびされ、駅えき工事こうじに伴ともない撤去てっきょされていたヘンリー・ムーアの彫刻ちょうこく作品さくひんやモニュメントなどが再ふたたび設置せっちされた。広場ひろば隅すみに母里もり太たい兵衛ひょうえの銅像どうぞうもある。

広場ひろば南みなみ寄よりの地下ちか1階かいには、「JR HAKATA CITY駐輪場ちゅうりんじょう」がオープンした。料金りょうきんは、自転車じてんしゃと50cc未満みまんのバイクが2時じ間あいだまで駐ちゅう輪わ無料むりょう。2時じ間あいだを超こえて1日にちごとに自転車じてんしゃは100円えん、バイクは200円えんとなる。

筑紫つくし口くちにあった交番こうばんは警察官けいさつかん立りつ寄よせ所しょとなり、博多駅前はかたえきまえ警部けいぶ交番こうばんとして博多はかた口こう駅前えきまえ広場ひろば南みなみ寄よりに移設いせつされている。福岡ふくおか市しの「博多駅前はかたえきまえモラル・マナー推進すいしんセンター」が併設へいせつされ、博多はかた駅えき周辺しゅうへんの路上ろじょう喫煙きつえん等とうへの指導しどうを行おこなうとしている^[22]。

2011年ねん10月がつ31日にちには博多はかた口こう交差点こうさてんを横断おうだんする新地さらち下か通路つうろ「はかた駅前通えきまえどおり地下ちか通路つうろ」、広場ひろば地下ちか2階かいには「博多はかた駅えき地下ちか送迎そうげい場じょう」が新設しんせつ、供用きょうようされた。後者こうしゃについては、地下ちか2階かいに46台だいの一時いちじ駐車ちゅうしゃ場じょうが設置せっちされ、また同どうフロアに一般いっぱん車しゃ地下ちか送迎そうげい場じょう、タクシープールが併設へいせつされている。送迎そうげい場じょうの出入口でいりぐちは、博多はかた口こう交差点こうさてんから西方せいほうの「はかた駅前通えきまえどおり」上じょうに西向にしむきに設置せっちされている^[23]。

また、博多はかた口こう駅前えきまえ広場ひろば地下ちか3階かい部分ぶぶんに、約やく110台だい分ぶんが駐車ちゅうしゃ可能かのうな「JR博多はかたシティ地下ちか駐車ちゅうしゃ場じょう」が新設しんせつされ、KITTE博多はかたの地下ちか駐車ちゅうしゃ場じょうと接続せつぞく。出入でいり口ぐちはKITTE博多はかた側がわとなる^[24]。

2023年ねん3月がつ27日にちの地下鉄ちかてつ七隈ななくま線せんの当とう駅えきまで延伸えんしん開業かいぎょうに伴ともない、前述ぜんじゅつの地下ちか3階かいJR博多はかたシティ地下ちか駐車ちゅうしゃ場じょう部分ぶぶんの西側にしがわ直近ちょっきん^{[注釈ちゅうしゃく 8]}、駅前えきまえの博多はかた口こう交差点こうさてん直下ちょっか付近ふきんに七なな隈くま線せん関連かんれん地下ちか施設しせつが構築こうちくされ、直近ちょっきんの地下街ちかがいなどと連絡れんらくしている。

駅前えきまえ広場ひろば
波状はじょうの大だい屋根やねモニュメント
駅前えきまえ広場ひろばとタクシープール
地下ちか駐輪場ちゅうりんじょうへの入口いりくち
博多駅前はかたえきまえ警部けいぶ交番こうばん

タイル画がアートプロジェクト

コンコースや屋上おくじょうなどの壁面へきめんや床ゆかに陶板とうはんのタイル画がが敷しき詰つめられている。これは「博多はかた駅えきアート計画けいかく」として、2008年ねんにテーマを定さだめて絵えが一般いっぱん公募こうぼされ、その絵えが有田焼ありたやきの陶板とうはんに焼やき付つけられ配置はいちされている^[25]。水戸みと岡おかと日本にっぽん画家がかの千住せんじゅ博ひろしがアートディレクションを担当たんとうした。応募おうぼ者しゃが描えがいたタイル画ががどこに配置はいちされているかは特設とくせつの「タイル画がアート検索けんさくシステム」に名前なまえを入力にゅうりょくすることで調しらべることができるようになっている^[26]。

JR東日本ひがしにっぽん石巻線いしのまきせん女川おながわ駅えきに併設へいせつされた宮城みやぎ県けん女川おながわ町まち営の温泉おんせん施設しせつ「女川おながわ温泉おんせんゆぽっぽ」でも、2015年ねんに再開さいかいする際さいに同様どうようのタイルアートが採用さいようされた。同どう施設しせつでも水戸みと岡おかと千住せんじゅがアートディレクションを務つとめ、一般いっぱん公募こうぼした花はなの絵えが使用しようされている^[27]。

有田焼ありたやきのタイルアート（博多はかたシティ3階かい改札かいさつ口内こうない）

駐車ちゅうしゃスペース等とう

「博多はかた駅えき#博多はかた駅えき再さい整備せいび事業じぎょう」も参照さんしょう

JR博多はかたシティ開業かいぎょうと同時どうじに新設しんせつされた駐車ちゅうしゃスペースは、九州きゅうしゅう新幹線しんかんせんホーム上じょうに約やく150台だい(出入でいり口ぐちは筑紫つくし口こうの博多はかた駅えき屋上おくじょう駐車ちゅうしゃ場じょうと共用きょうよう)である。また自転車じてんしゃ・バイク等とうの駐輪場ちゅうりんじょう（約やく800台だい収容しゅうよう）も設置せっちされた。

筑紫つくし口くちには2007年ねん4月がつにJR九州きゅうしゅう・旧きゅう本社ほんしゃビル跡地あとちに立体りったい駐車ちゅうしゃ場じょう（約やく380台だい収容しゅうよう）がはいる「JR九州きゅうしゅう筑紫つくし口こうビル」（愛称あいしょう：EX-SIDE HAKATA〈エキサイド博多はかた〉→現げんデイトスアネックス）がオープンしている。

このほか、JR博多はかたシティ内ないのテナント^{[広報こうほう 16]} との提携ていけいサービス対象たいしょうとなる駐車ちゅうしゃ場じょうは、JR博多はかたシティ関連かんれん敷地しきち内ないのもののほか、博多はかた駅えき周辺しゅうへん部ぶにも多数たすうあり、詳細しょうさいは公式こうしきサイト^{[広報こうほう 17]} を参照さんしょうのこと。

なお、博多はかた口こう駅前えきまえ広場ひろば地下ちか2階かいの「博多はかた駅えき地下ちか送迎そうげい場じょう」は、JR博多はかたシティ内ないのテナントとの提携ていけいサービス対象たいしょう外がいである。博多はかた口こう駅前えきまえ広場ひろば地下ちか3階かい部分ぶぶんに、約やく110台だい分ぶんが駐車ちゅうしゃ可能かのうな「JR博多はかたシティ地下ちか駐車ちゅうしゃ場じょう」が新設しんせつされ、KITTE博多はかたの地下ちか駐車ちゅうしゃ場じょうと接続せつぞく。出入でいり口ぐちはKITTE博多はかた側がわとなる^[24]。

工法こうほう

ビル本体ほんたい建設けんせつ工事こうじは2006年ねん3月がつに駅南えきなん寄よりの旧きゅう駅えき事務じむ室しつ跡あとから着工ちゃっこう。旧きゅう駅えきビル部分ぶぶんは井筒屋いづつやが2007年ねん3月がつで営業えいぎょう終了しゅうりょうし、解体かいたい後ご、2008年ねん1月がつ頃ごろ躯むくろ体たい工事こうじに入はいった。工事こうじの難関なんかんは駅南えきなん寄よりの線路せんろの上下じょうげにせり出だす部分ぶぶんで、盛土もりつち構造こうぞうによる高架こうか線路せんろを運用うんようしながらビルを建設けんせつするため、線路せんろ下かの盛土もりつちを掘削くっさくすると同時どうじに線路せんろ上下じょうげにビル躯むくろ体たいを建設けんせつする。工事こうじ手順てじゅんは、各かく線路せんろ沿ぞいに6m間隔かんかくで盛土もりつちに仮かり杭くいを打込うちこみ、仮かり杭くい間あいだに工事こうじ桁けたを通とおして線路せんろを仮かり受うけして、盛土もりつちを掘削くっさくする。あわせてビル躯むくろ体たい建設けんせつも進すすめ、ある程度ていど組くみ上あがった時点じてんで仮かり杭くいと工事こうじ桁けたを撤去てっきょし、ビル躯むくろ体たいで線路せんろとホームを支ささえる。掘削くっさくは、幅はば100m、奥行おくゆき約やく70mの広ひろさを4層そう（地上ちじょう1階かい - 地下ちか3階かい部分ぶぶん）にわたり1フロア分ぶんずつ4段階だんかいで実施じっしする^[28]。

線路せんろ路盤ろばんの、盛土もりつちから仮かり杭くい、また仮かり杭くいからビル躯むくろ体たいへの移うつし替がえは、駅えきの終電しゅうでんから始発しはつまで限かぎられた時間じかん帯たいに毎日まいにち少すこしずつ進捗しんちょくさせた。十分じゅうぶんな施工しこう空間くうかんが確保かくほできない状況じょうきょうで、列車れっしゃダイヤに影響えいきょうが無ないよう、空間くうかんと時間じかんに制約せいやくを受うけた難なん工事こうじであったと言いう。線路せんろ路盤ろばんはフローティングスラブとコイルばねで支ささえられており、列車れっしゃがホームを通とおってもビル内ないにはほとんど振動しんどう・騒音そうおんが伝つたわらない設計せっけいになっている^{[広報こうほう 18]}。

旧きゅう駅えきビルの地下ちかには福岡ふくおか市し地下鉄ちかてつ空港線くうこうせんが通かよっており、旧きゅう駅えきビルを解体かいたいすると地下水ちかすいの揚あげ圧あつ力りょくにより空港線くうこうせんの躯むくろ体たいが浮うき上あがるという問題もんだいがあり、事前じぜんにグラウンドアンカーとコンクリート注入ちゅうにゅうを行おこなって躯むくろ体たいを固定こていする工事こうじを行おこなっている^[28]。