Kiosk (JRグループ)

Kiosk

東京とうきょう駅えき東京とうきょうホーム7B売店ばいてん （JR東海とうかいリテイリング・プラスが運営うんえい）
種類しゅるい	売店ばいてん
所持しょじ会社かいしゃ	JR東日本ひがしにっぽんクロスステーション
使用しよう会社かいしゃ	JR北海道ほっかいどうフレッシュキヨスク JR東日本ひがしにっぽんクロスステーション JR東海とうかいリテイリング・プラス ジェイアじぇいあール西日本るにしにほんデイリーサービスネット 四国しこくキヨスク JR九州きゅうしゅうリテール
使用しよう開始かいし国こく	日本にっぽん
主要しゅよう使用しよう国こく	日本にっぽん
使用しよう開始かいし	1973年ねん
関連かんれんブランド	NewDays ベルマート デリカステーション ハート・イン デイリーイン 生活せいかつ列車れっしゃ
旧きゅう使用しよう会社かいしゃ	鉄道弘済会てつどうこうさいかい
登録とうろく商標しょうひょう	日本にっぽん 1973年ねん8月がつ

Kiosk（キヨスク、キオスク）は、JRグループの駅えき構内こうないにある小型こがた売店ばいてんのブランドである。店舗てんぽ名めいは英語えいごで簡易かんい構造こうぞう物ぶつ一般いっぱんを指さす。カナ表記ひょうきおよび読よみは国鉄こくてつ時代じだいより「キヨスク」であるが、東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう系列けいれつのJR東日本ひがしにっぽんクロスステーションのみ「キオスク」と変更へんこうされている（後述こうじゅつ「#東日本ひがしにっぽんエリア」参照さんしょう）。

概要がいよう

日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう（国鉄こくてつ）の売店ばいてんを継承けいしょうして共通きょうつうのブランドを有ゆうしており、JR旅客りょかく6社しゃの系列けいれつ会社かいしゃが経営けいえいしている。本稿ほんこうでは国鉄こくてつ時代じだいから現在げんざいまでの経緯けいいと、JR北海道ほっかいどうフレッシュキヨスク（JR北海道ほっかいどう系けい）、JR東日本ひがしにっぽんクロスステーション（JR東日本ひがしにっぽん系けい）、JR東海とうかいリテイリング・プラス（JR東海とうかい系けい）、ジェイアじぇいあール西日本るにしにほんデイリーサービスネットなどのジェイアールサービスネット各社かくしゃ（JR西日本にしにほん系けい）、四国しこくキヨスク（JR四国しこく系けい）、JR九州きゅうしゅうリテール（JR九州きゅうしゅう系けい）が経営けいえいする同どうブランドの売店ばいてんについて記載きさいする。

「Kiosk」（読よみは「キヨスク」または「キオスク」）の名称めいしょうおよびロゴは、国鉄こくてつ時代じだいに運営うんえいしていた鉄道弘済会てつどうこうさいかいから引ひき継つぎ、JR東日本ひがしにっぽんクロスステーションの登録とうろく商標しょうひょうとなっている。このため私鉄してつの駅えき売店ばいてんは「Kiosk」とは称しょうさず、各社かくしゃそれぞれの名称めいしょうを付つけている。

歴史れきし

1932年ねん4月がつに、鉄道弘済会てつどうこうさいかいが上野うえの駅えき・東京とうきょう駅えき構内こうないで物品ぶっぴん販売はんばいを行おこなう売店ばいてんを10店舗てんぽ開ひらいたことに始はじまる。鉄道てつどう事故じこなどで一家いっかの働はたらき手てを失うしなってしまった遺族いぞく（主しゅとして鉄道てつどう殉職じゅんしょく者ものの妻つま）に働はたらき口こうを確保かくほする目的もくてきがあったとされる。

1973年ねん8月がつ、創立そうりつ40周年しゅうねんを記念きねんしてそれまでの「鉄道弘済会てつどうこうさいかい売店ばいてん」からのイメージチェンジを図はかるため、Kiosk（キヨスク）という愛称あいしょうが付つけられた。Kioskはトルコ語ごのköşk（キョシュク、「東屋あずまや（あずまや）」の意味いみ）に由来ゆらいする英語えいごで、「清きよく」「気安きやすく」の意味いみから「キヨスク」と読よませた。命名めいめい者しゃは当時とうじ選考せんこう委員いいんを務つとめていた田中たなか健五けんごである。

1987年ねんの国鉄こくてつ分割ぶんかつ民営みんえい化かに合あわせて、鉄道弘済会てつどうこうさいかいの収益しゅうえき事業じぎょうはJRグループ各社かくしゃが出資しゅっしする6つの株式会社かぶしきがいしゃ（北海道ほっかいどうキヨスク、東日本ひがしにほんキヨスク、東海とうかいキヨスク、西日本にしにほんキヨスク、四国しこくキヨスク、九州きゅうしゅうキヨスク）に分割ぶんかつされた。一部いちぶは子会社こがいしゃ再編さいへんによる合併がっぺいや社名しゃめい変更へんこうを経へて、2024年ねん現在げんざい、キヨスク事業じぎょうを展開てんかいする6社しゃともJR各社かくしゃの完全かんぜん子会社こがいしゃとなっている。

近年きんねんは鉄道てつどう乗客じょうきゃく数すうの減少げんしょうや、大都市だいとし圏けんでは駅えきナカの施設しせつの開業かいぎょうに伴ともなう収益しゅうえき減少げんしょうから、中小ちゅうしょうの駅えきからは撤退てったいするケースが多々たた見みられ、各かくホームごとに複数ふくすうの店舗てんぽを有ゆうした駅えきでも駅舎えきしゃ内ないの1店舗てんぽに集約しゅうやくしたり、キヨスク各社かくしゃが展開てんかいするコンビニエンスストア業態ぎょうたいに転換てんかんされるケースや、コンビニチェーンとフランチャイズ契約けいやくしたキヨスク各社かくしゃもしくはJR系けい物販ぶっぱん会社かいしゃの店舗てんぽが進出しんしゅつするケースも見受みうけられる。自動じどう販売はんばい機きによるオートキヨスク形態けいたいの店舗てんぽも増加ぞうかしている。

Kioskを「キオスク」と表記ひょうきする場合ばあいがあるが、この場合ばあいは鉄道弘済会てつどうこうさいかいの「キヨスク」以外いがいの業者ぎょうしゃによる店舗てんぽを含ふくめた駅えき売店ばいてんの総称そうしょうとしての意味合いみあいを込こめることが多おおい。なお、日本にっぽん国外こくがいでは一般いっぱん的てきに電話でんわボックス、インターネットができるブース、富とみくじの販売はんばい所しょといった小ちいさな面積めんせきで一定いっていの機能きのうまたはサービスを提供ていきょうするものに対たいして、この呼称こしょうが使つかわれる。「コンパクトにまとまっていて機能きのう的てきなサービスを提供ていきょうする店みせ=キヨスク」と考かんがえられる。日本にっぽんでは、コンビニエンスストアや駅えきなどに設置せっちされるマルチメディアステーション（ローソンのLoppi、ファミリーマートのFamiポートなど）を指さして「キオスク端末たんまつ」と呼よぶ場合ばあいがある。

各社かくしゃのKioskの状況じょうきょう

北海道ほっかいどうエリア

• JR北海道ほっかいどうフレッシュキヨスク株式会社かぶしきがいしゃ（旧きゅう：北海道ほっかいどうキヨスク）が事業じぎょうを運営うんえい。
• 土産物みやげものに特とく化かした「北海道ほっかいどう四季しき彩いろどり館かん」（旧きゅう「スーベニアキヨスク」）、一般いっぱん的てきな売店ばいてん形式けいしきのキヨスクの2種類しゅるいが主おもな業態ぎょうたい。通常つうじょうより品しな揃そろえが多おおく営業えいぎょう時間じかんも若干じゃっかん長ながめに設定せっていされたコンビニキヨスクも存在そんざいしたが、2010年ねんよりセブン-イレブンとフランチャイズ契約けいやくを締結ていけつ。一部いちぶを除のぞきSEVEN-ELEVEN STATION by Kiosk業態ぎょうたいに転換てんかんされた。
  • ただし売店ばいてん形式けいしきのキヨスクでも、店舗てんぽによってはコンビニキヨスク同様どうように営業えいぎょう時間じかんが長ながめに設定せっていされている事ことがある。
• JR北海道ほっかいどうのほかに札幌さっぽろ市し交通こうつう局きょく（札幌さっぽろ市営しえい地下鉄ちかてつ）駅えき売店ばいてん（一部いちぶはセブン-イレブン）も担当たんとうしていた。ただし、東豊線とうほうせん栄町さかえまち駅えきと東豊線とうほうせん大通おおどおり駅えき（バスセンターへの連絡れんらく通どおり路側ろそく）の売店ばいてん（ドナショップ）は他社たしゃ（中央ちゅうおうバス観光かんこう商事しょうじ株式会社かぶしきがいしゃ）にて運営うんえいされている。現在げんざいは、札幌さっぽろ市し交通こうつう局きょくからは一部いちぶのセブン-イレブンとしての営業えいぎょう継続けいぞくを除のぞき、全すべて撤退てったいしている。
• 鉄道てつどうのない場所ばしょにも店舗てんぽがあり、廃はい線せんとなった標津線しべつせん厚床あっとこ支線しせんの別海べっかい駅えき跡あとに設置せっちされたバス待合まちあい所しょ「別海べっかいぷらと」内ないなどにあった。
• Kitacaエリア内ないのキヨスク運営うんえい店舗てんぽは原則げんそくとしてKitaca決済けっさいが可能かのうである。但ただし、札幌さっぽろ市営しえい地下鉄ちかてつ駅えき構内こうないのキヨスクではKitaca決済けっさいはできない代かわりにSAPICA決済けっさいが可能かのう。
• 「緑茶りょくちゃうらら」「HOKKAIDOニセコWater」をはじめとした独自どくじ開発かいはつ商品しょうひんを販売はんばいしている。

• 
  コンビニキヨスク（2009年ねん 北見きたみ駅えき）
• 
  セブンイレブン by KIOSK（2011年ねん 千歳ちとせ駅えき）

東日本ひがしにっぽんエリア

• 株式会社かぶしきがいしゃJR東日本ひがしにっぽんクロスステーション リテールカンパニー（旧きゅう：JR東日本ひがしにっぽんリテールネット）が事業じぎょうを運営うんえい。
• キヨスク各社かくしゃの中なかで唯一ゆいいつ、民営みんえい化か前まえとはロゴマークおよび店舗てんぽ名めい（読よみ）が違ちがう。これは1988年ねんにCIを導入どうにゅうし、業態ぎょうたい別べつに「LET'S KIOSK」等とうの店舗てんぽ名めいを導入どうにゅうしたため（後のちに廃止はいしされるが、その後ごも売店ばいてん型がた標準ひょうじゅん店舗てんぽは便宜上べんぎじょうレッツ店てんと呼称こしょうされる）である。一方いっぽう、他た地域ちいき社しゃのキヨスクは鉄道弘済会てつどうこうさいかい時代じだいからのロゴをそのまま使用しようする。その後ご、2007年ねん7月がつ1日にちに東日本ひがしにほんキヨスクからJR東日本ひがしにっぽんリテールネットに社名しゃめい変更へんこうする際さい、店舗てんぽ名めいの読よみも「キヨスク」から「キオスク」に変更へんこうした。
• JR東日本ひがしにっぽんのほかに、東京とうきょう臨海りんかい高速こうそく鉄道てつどう（りんかい線せん）とえちごトキめき鉄道てつどう（直江津なおえつ駅えきと妙みょう高だかはねうまライン高田たかだ駅えき）の駅えき売店ばいてんも担当たんとうしている。鉄道てつどうのない場所ばしょのバスターミナルに、首都圏新都市鉄道しゅとけんしんとしてつどうつくばエクスプレス開業かいぎょう前まえのつくばセンター内うちに出店しゅってんしていたこともある。
• Suicaステーション対応たいおう後ごの駅えき構内こうないでは、本来ほんらいPOSシステムを導入どうにゅうしていないキヨスクにおいても、Suica対応たいおうのレジ決済けっさいに変更へんこうになり、現金げんきんを所持しょじしていなくてもSuica電子でんしマネーで購入こうにゅうすることも可能かのうになった。Suica未み導入どうにゅう地域ちいきでもPOSレジによる会計かいけいに変更へんこうされた。
• 近年きんねんは関東かんとうを中心ちゅうしんに、特定とくてい企業きぎょうとのタイアップによりキヨスク全体ぜんたいを特定とくてい企業きぎょうの広告こうこくでラッピングし、独自どくじ商品しょうひんを販売はんばいするタイプのキヨスクが増ふえている。主おもな店舗てんぽ（恒久こうきゅう的てきな店舗てんぽ）としては、以下いかのものが挙あげられる。また、これ以外いがいにも期間きかん限定げんていでオープンするものもある（江崎えざきグリコ・ポッキー、ブルボン、ケロロ軍曹ぐんそうなど）。
  • ウイダーステーション（田町駅たまちえき） - 森永製菓もりながせいかとのタイアップ（駅前えきまえに森永製菓もりながせいかの本社ほんしゃがあるため）。2006年ねん10月がつまでは、同社どうしゃのキャラクターであるキョロちゃんをモチーフとして「キョロスク」と名なづけられていた。
  • キヨスク&東ひがしハト コラボショップ（渋谷しぶや駅えき）
  • GIOSK（東京とうきょう駅えき） - 読売よみうりジャイアンツとのタイアップ
  • チョコスク（東京とうきょう駅えき） - 明治製菓めいじせいかとのタイアップ
  • PIOSK（新宿しんじゅく駅えき） - Pinky（フレンテ）とのタイアップ。2004年ねん11月1日にちから2005年ねん4月がつ30日にちまで存在そんざいしていた。
• NewDays店舗てんぽの増加ぞうかや、駅えきナカ事業じぎょうの拡大かくだいによりキヨスクの店舗てんぽ数すうは漸減ぜんげん傾向けいこうにある。2007年ねんにはそれまでの多おおくを占しめていた正社員せいしゃいん店員てんいんの早期そうき退職たいしょくを行おこなったが、それに代かわる従業じゅうぎょう員いんの確保かくほが追おい付つかなかったために、首都しゅと圏けん駅えきの多おおくのキヨスク店舗てんぽが休業きゅうぎょう・閉店へいてんに追おい込こまれた。
• 2015年ねん3月14日にちより、新しん業態ぎょうたい『NewDays KIOSK』の営業えいぎょうが始はじまった。これは、キオスクを自社じしゃで展開てんかいしているコンビニNewDaysのマイクロショップという位置付いちづけで、キオスクのコンパクトでスピーディな点てんとコンビニの鮮度せんどが高たかく幅広はばひろい商品しょうひんを買かいやすい点てんと双方そうほうの利点りてんを生いかした店舗てんぽとしている。他社たしゃで言いえば、京急けいきゅう電鉄でんてつ駅えき構内こうない売店ばいてんをセブン-イレブン、東京とうきょうメトロ駅えき構内こうない売店ばいてんをローソンのそれぞれ小規模しょうきぼ店舗てんぽに置おき換かえたのと同おなじ形態けいたいとなっている。これ以降いこう、キオスクの一部いちぶ店舗てんぽが順次じゅんじ『NewDays KIOSK』にリニューアルされている他ほか、既存きそんのキオスクのままでNewDaysのおにぎりやパンを取扱とりあつかう店舗てんぽも増ふえている。

• 
  JR東日本ひがしにっぽんエリアのKIOSK（2015年ねん 青森あおもり駅えき）
• 
  NewDays KIOSK 新宿しんじゅく駅えき3番線ばんせんホーム店てん（2023年ねん）

東海とうかいエリア

• 株式会社かぶしきがいしゃJR東海とうかいリテイリング・プラス（旧きゅう：東海とうかいキヨスク）が事業じぎょうを運営うんえい。
• ベルマートの名称めいしょうでコンビニエンスストアを運営うんえいしている。2018年ねん現在げんざいの看板かんばんロゴは「Bellmart Kiosk」。ほかにも土産みやげ品ひんに特とく化かした「GIFT KIOSK」や、コンビニと土産みやげ店てんを融合ゆうごうした総合そうごう型がた店舗てんぽ「GRAND KIOSK」などを展開てんかいしている。
• 電子でんしマネーへの対応たいおうについては名古屋なごや駅えき及および東京とうきょう駅えき構内こうないの一部いちぶ店舗てんぽにてEdy、iDおよびQUICPay決済けっさいを導入どうにゅうしている他ほか、同社どうしゃが運営うんえいしているほぼすべての店舗てんぽでTOICA、Suica、ICOCAなどの交通こうつう系けい電子でんしマネー決済けっさいが導入どうにゅうされている。

• 
  ベルマートキヨスク 名古屋なごや駅えき広小路ひろこうじ口こう店てん（2013年ねん）
• 
  GRAND KIOSK 掛川かけがわ店みせ（2023年ねん）

西日本にしにほんエリア

• 2000年ねん4月がつ1日にちにJR西日本にしにほんの物販ぶっぱん・飲食いんしょく事業じぎょうを行おこなっている子会社こがいしゃの再さい編成へんせいにより、株式会社かぶしきがいしゃジェイアじぇいあール西日本るにしにほんデイリーサービスネットが発足ほっそくし、それまで旧きゅう：西日本にしにほんキヨスクが運営うんえいしていたキヨスクについても、ジェイアじぇいあール西日本るにしにほんデイリーサービスネットの運営うんえいとなった。なお、近畿きんき圏けん以外いがいはおおむね支社ししゃエリアごとに設立せつりつされた子会社こがいしゃが運営うんえいしている（ジェイアールサービスネット福岡ふくおか等ひとし）。
• 金沢かなざわ支社ししゃ管内かんないを管轄かんかつするジェイアールサービスネット金沢かなざわでは2000年ねんの発足ほっそく後ごに独自どくじの店舗てんぽブランド「ステーションピット　ちゃお」を展開てんかいし、ハート・インと並行へいこうしてより小規模しょうきぼなコンビニ業態ぎょうたいとして転換てんかんを進すすめていたほか、キヨスク業態ぎょうたいを存続そんぞくした店舗てんぽについてもこの店名てんめいに変更へんこうしていた。2014年ねん以降いこうは後述こうじゅつする「セブン-イレブン キヨスク」及および「セブン-イレブン ハートイン」への再さい転換てんかんを進すすめ、北陸ほくりく新幹線しんかんせんの延伸えんしん開業かいぎょうに伴ともない北陸本線ほくりくほんせんから転換てんかんされたあいの風ふうとやま鉄道てつどうやハピラインふくい沿線えんせんからの撤退てったいなどの店舗てんぽ整理せいりが進すすんでいる。
• JR西日本にしにほん管内かんないのキヨスクでは2005年ねんにレジ決済けっさい業務ぎょうむを導入どうにゅうし、大阪おおさか市内しないや近郊きんこうからエリアを広ひろめている。レジ導入どうにゅうを活いかし、コンビニエンスストアに似にた間取まどりとし、利用りよう客きゃくが店舗てんぽ内ないで商品しょうひんを選えらぶ「ニューキヨスク」を展開てんかい。レジと間取まどり以外いがいは本来ほんらいのキヨスクと変かわりない。また、近畿きんき圏けんや岡山おかやま・広島ひろしまエリアを中心ちゅうしんにICOCA電子でんしマネー決済けっさいが導入どうにゅうされている。
• 2014年ねん3月27日にちにジェイアじぇいあール西日本るにしにほんデイリーサービスネットおよび親会社おやがいしゃのJR西日本にしにほんが、セブン-イレブン・ジャパンと業務ぎょうむ提携ていけい（事実じじつ上じょうのフランチャイズ化か）を行おこなったことにより、JR西日本にしにほん管内かんないの既存きそん売店ばいてん（ハート・インやデイリーインも含ふくめた約やく500店舗てんぽ）を今後こんご5年間ねんかんで「セブン-イレブン キヨスク」及および「セブン-イレブン ハートイン」に転換てんかんされた。
  • 2023年ねん3月がつ時点じてんではジェイアじぇいあール西日本るにしにほんデイリーサービスネット運営うんえいによる無印むじるしの「キヨスク」は存在そんざいしない（2019年ねん6月がつ時点じてんで存在そんざいしたJR豊岡とよおか駅えき東口ひがしぐち店てんは2021年ねん閉店へいてん、JR新宮しんぐう駅えき改札かいさつ口こう店てんは2020年ねん閉店へいてん、紀伊きい田辺たなべ駅えき改札かいさつ口こう店てんは紀伊きい田辺たなべ駅えきの駅舎えきしゃリューアルに伴ともない2019年ねん7月がつに閉店へいてん、翌よく8月がつに駅えき構内こうない併設へいせつ施設しせつとして「セブン-イレブン ハートイン JR紀伊田辺きいたなべ駅前えきまえ店てん」が開業かいぎょう）。
  • ジェイアじぇいあール西日本るにしにほんデイリーサービスネットやその地域ちいき子会社こがいしゃが運営うんえいするセブン-イレブンであっても、JR西日本にしにほんの駅えき構内こうないではない市中しちゅうに立地りっちする店舗てんぽは「ハートイン」が付つかない一般いっぱん的てきな「セブン-イレブン」として営業えいぎょうしている。
  • 新聞しんぶん・雑誌ざっし・土産物みやげものなど、ジェイアじぇいあール西日本るにしにほんデイリーサービスネットの独自どくじ商品しょうひんはnanacoポイントが付つかない。

• 
  セブン-イレブン キヨスク（2024年ねん、大阪おおさか駅えき）
• 
  転換てんかんされずに閉店へいてんした店舗てんぽの例れい（2023年ねん、河内かわうち磐いわお船ふな駅えき）
• 
  閉店へいてん後ご、自動じどう販売はんばい機きが設置せっちされた例れい（2024年ねん、天王寺てんのうじ駅えき）

四国しこくエリア

• 四国しこくキヨスク株式会社かぶしきがいしゃが事業じぎょうを運営うんえい。
• 2014年ねん（平成へいせい26年ねん）7月がつ4日にち、セブン-イレブン・ジャパンと提携ていけい（西日本にしにほん同様どうよう事実じじつ上じょうフランチャイズ化か）し、3年ねん以内いないにJR四国しこく管内かんないの既存きそん売店ばいてん（キヨスク及およびビッグキヨスクの計けい36店舗てんぽ）を「セブン-イレブン Kiosk」に転換てんかん予定よていと発表はっぴょうした。なお、セブン-イレブンの店舗てんぽ名めいとしてはJR西日本にしにほんエリアとは異ことなり、「Kiosk松山まつやま駅えき店てん」のように「Kiosk」が英字えいじ表記ひょうきとなる。転換てんかん対象たいしょう外がい以外いがいで転換てんかんされない店舗てんぽの一部いちぶはそのまま閉店へいてんしている(卯之町うのまち駅えき、窪川くぼかわ駅えきなど)。
• 2018年ねん（平成へいせい30年ねん）7月がつ5日にち - 「セブンイレブンKiosk多度津たどつ駅えき店みせ」の開店かいてんにより、セブンイレブンへの転換てんかんを終了しゅうりょう（当初とうしょ、対象たいしょうの36店てんのうち20店てんのみ転換てんかん）。
• 四国しこくキヨスクの独自どくじ商品しょうひんはnanacoのポイントが付つかない。

九州きゅうしゅうエリア

• JR九州きゅうしゅうリテール株式会社かぶしきがいしゃが事業じぎょうを運営うんえい。
• 2005年ねん7月がつ1日にちにJR九州きゅうしゅうの小売こうり事業じぎょう再編さいへんによりam/pm（2010年ねん以降いこうはファミリーマート）のフランチャイズおよび生活せいかつ列車れっしゃを経営けいえいするジェイアール九州きゅうしゅうリーテイルと合併がっぺいし、JR九州きゅうしゅうリテール株式会社かぶしきがいしゃとなった（ファミマのフランチャイズも引ひき継つぎ）。キヨスクの店舗てんぽをファミリーマート（ファミマに統合とうごう前まえのam/pmも含ふくむ）に統合とうごうした駅えきもある（福ぶく工こう大前おおまえ駅えきなど）。
• JR九州きゅうしゅうリテールは福岡ふくおか市し交通こうつう局きょく（福岡ふくおか市し地下鉄ちかてつ）の売店ばいてんも担当たんとうしている。
• JR九州きゅうしゅうのSUGOCAエリア内ないの店舗てんぽでは、SUGOCAでの決済けっさいも可能かのうである。但ただし一部いちぶの駅えきに限かぎられ、若松わかまつ駅えき、海老津えびつ駅えきなど不可ふかの駅えきが多おおい。

• 
  ファミリーマートJR姪浜めいのはま駅えき店みせ
  （JR九州きゅうしゅうリテールが運営うんえい）

キヨスクで販売はんばいされているもの（一いち例れい）

• 新聞しんぶん、スポーツ新聞しんぶん
• 週刊しゅうかん誌し、月刊げっかん誌し（ともに漫画まんが誌し等ひとしが中心ちゅうしん）、文庫本ぶんこぼん、単行本たんこうぼん、時刻じこく表ひょう
• たばこ、ライター
• お菓子かし（ガム、キャンディー、チョコ、キャラメル、スナック（袋ふくろではなく場所ばしょを取とらず陳列ちんれつできる箱入はこいりが多おおい）
• 弁当べんとう、駅弁えきべん、パン、アイスクリーム
• おつまみ（珍味ちんみ・柿かきピー・ちくわ）、ゆで卵たまご、冷凍れいとうみかん
• 牛乳ぎゅうにゅう、ソフトドリンク（ジュースなど）、ビール、酒類しゅるい
• テレカ（公衆こうしゅう電話でんわの管理かんりを委託いたくされている場合ばあい）、ティッシュ、カイロ、マスク、絆創膏ばんそうこう、傘かさ、ペン類るい、充電じゅうでん器き、乾電池かんでんち、写真しゃしんフィルム
• 手袋てぶくろ、ハンカチ、靴下くつした、パンティストッキング
• 祝儀しゅうぎ袋ふくろ、香典こうでん袋ふくろ、ネクタイ（白しろ/黒くろ）
• お土産みやげ（菓子かし類るい、記念きねん品ひん、おもちゃ）
• 郵便ゆうびん切手きって
• 宝たからくじ

JRグループの駅えきナカコンビニ

• ニューデイズ - JR東日本ひがしにっぽんグループ
• ベルマート - JR東海とうかいグループ
• デリカステーション - JR東海とうかいグループ
• ハート・イン - JR西日本にしにほんグループ
• デイリーイン - JR西日本にしにほんグループ
• 生活せいかつ列車れっしゃ - JR九州きゅうしゅうグループ

他社たしゃ局きょくの駅えき売店ばいてんブランド

• A LoT - 京王けいおう電鉄でんてつの駅えき構内こうない売店ばいてんのブランド名めい。セブン-イレブンに転換てんかん。
• toks - 東急とうきゅう電鉄でんてつの駅えき構内こうない売店ばいてんのブランド名めい。ローソンと業務ぎょうむ提携ていけい。
• asnas - 阪急電鉄はんきゅうでんてつ・阪神電気鉄道はんしんでんきてつどうの駅えき構内こうない売店ばいてんのブランド名めい。阪神はんしんは下記かきan3から移行いこう。2021年ねんよりローソンに転換てんかん。
• TOMONY - 西武鉄道せいぶてつどうの駅えき構内こうない売店ばいてんのブランド名めい。ファミリーマートと業務ぎょうむ提携ていけい。
• SUNCOS - 名古屋鉄道なごやてつどうの駅えき構内こうない売店ばいてん・ミニコンビニのブランド名めい。2011年ねんよりファミリーマートに転換てんかん。
• an3 - 京阪電気鉄道けいはんでんきてつどうの駅えき構内こうない売店ばいてんのブランド名めい。2023年度ねんどをもって全店ぜんてん閉店へいてん、独自どくじの小型こがたスーパーマーケットのもより市しに業態ぎょうたい転換てんかん。過去かこには阪神電気鉄道はんしんでんきてつどう（ローソンに転換てんかん）と南海電気鉄道なんかいでんきてつどう（セブン-イレブンに転換てんかん）も参加さんかしていた。
• K PLAT・Pocketplat - かつての近畿日本鉄道きんきにほんてつどうの駅えき構内こうない売店ばいてん・ミニコンビニのブランド名めい。2013年ねんよりファミリーマートに転換てんかん。
• フレンズショップ - 山陽電気鉄道さんようでんきてつどうの駅えき構内こうない売店ばいてんのブランド名めい。2011年ねんよりローソンに転換てんかん。
• メルシー - 都営地下鉄とえいちかてつの駅えき構内こうない売店ばいてんのブランド名めい。
• メトロス - 東京とうきょうメトロの駅えき構内こうない売店ばいてんのブランド名めい。ローソンと業務ぎょうむ提携ていけい。

参考さんこう文献ぶんけん

• 『キヨスク : 駅えきの世相せそう店てん』INAX〈INAX BOOKLET ; '91-No.Ⅲ〉、1991年ねん9月がつ4日にち。NDLJP:13130102。 
• 菅原すがわら天意てんい、森もり洋之ひろゆき進すすむ、田中たなか宗そう英すぐる『目覚めざめるキヨスク : 東日本ひがしにほんキヨスク全社ぜんしゃ改革かいかくの軌跡きせき』中央経済社ちゅうおうけいざいしゃ、2004年ねん6月がつ21日にち。ISBN 4-502-58910-1。 

関連かんれん項目こうもく

• 売店ばいてん
• 駅えきナカ
• コンビニエンスストア
• キオスク
• おどるポンポコリン - B.B.クイーンズの楽曲がっきょく。2番ばんの歌詞かしに「キヨスクは駅えきの中なか」というフレーズが存在そんざいする。
• 大丸だいまる東京とうきょう店てん - 百貨店ひゃっかてんでありながら、旅行りょこう客きゃくの利用りようが多おおく客きゃく単価たんかが低ひくかったことから、「巨大きょだいなキヨスク」と揶揄やゆされていた。

外部がいぶリンク

• JR北海道ほっかいどうフレッシュキヨスク
• JR東日本ひがしにっぽんクロスステーション
• JR東海とうかいリテイリング・プラス
• ジェイアじぇいあール西日本るにしにほんデイリーサービスネット
  • ジェイアールサービスネット福岡ふくおか
• 四国しこくキヨスク
• JR九州きゅうしゅうリテール