(Translated by https://www.hiragana.jp/)
M141 BDM - Wikipedia コンテンツにスキップ

M141 BDM

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
M141 BDM
種類しゅるい たい装甲そうこう兵器へいき
はら開発かいはつこく アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
運用うんよう
配備はいび期間きかん 1999ねん現在げんざい
配備はいびさき #使用しようこく参照さんしょう
関連かんれん戦争せんそう紛争ふんそう アフガニスタン紛争ふんそう (2001ねん-)イラク戦争せんそう
開発かいはつ
開発かいはつしゃ マクドネル・ダグラス
製造せいぞう業者ぎょうしゃ Talley防衛ぼうえいシステムしゃ(Nammoしゃ)
しょもと
重量じゅうりょう 7.1 kg
全長ぜんちょう 810 mm

口径こうけい 83.5 mm (83 mmロケットだん発射はっしゃ)
有効ゆうこう射程しゃてい 15 m – 1000 m以上いじょう
テンプレートを表示ひょうじ
画像がぞう外部がいぶリンク
BDM評価ひょうか候補こうほ
Tally SMAW-D
Honywell AT8

M141掩蔽えんぺいごう破壊はかいだん英語えいご: Bunker Defeat Munition、BDM)、あるいはSMAW-D(DはDisposable、使つかての)は装甲そうこうされた建造けんぞうぶつ破壊はかいするために設計せっけいされた単発たんぱつかたしきロケットだん発射はっしゃである。アメリカ海兵かいへいたいかたしき多目的たもくてき強襲きょうしゅう兵器へいき(SMAW)改良かいりょうし、アメリカ陸軍りくぐんにおいてそれまで不足ふそくしていた「バンカー・バスター」としてもちいるために設計せっけいされた。

歴史れきし

[編集へんしゅう]

2種類しゅるい候補こうほが、アメリカ陸軍りくぐんのBDMプログラムのために評価ひょうかされた。すなわち、マクドネル・ダグラス(のちのTalley防衛ぼうえいシステムしゃ)によって設計せっけいされた、アメリカ海兵かいへいたいSMAWおな弾頭だんとうつがロケットモーターにより噴射ふんしゃ時間じかんみじかかたと、スウェーデンFFVしゃによってアライアント・テックシステムズ(のちのハネウェルしゃ)のために開発かいはつされた、AT4対戦たいせんしゃ弾頭だんとう代替だいたいするアメリカ海兵かいへいたいのSMAWの両用りょうよう弾頭だんとう使用しようしたかたである。またFFVはAT4のこのバージョンをFFV AT8名付なづけた。1996ねん、マクドネル・ダグラスの候補こうほえらばれた。アメリカ陸軍りくぐん最初さいしょに1500はつのSMAW-Dを調達ちょうたつしたが、前線ぜんせん部隊ぶたいからの要求ようきゅうによりのちに4500はつ追加ついか調達ちょうたつした。[1] SMAW-Dは1999ねんにアメリカ陸軍りくぐん配備はいびされた。[2]

国防こくぼう権限けんげんほう評議ひょうぎいん1994ねん財政ざいせいについて、アメリカ陸軍りくぐんのBDMとアメリカ海兵かいへいたいSRAWが、別々べつべつ長期ちょうきのプロジェクトとして実施じっしするには類似るいじしすぎていることや、陸軍りくぐん暫定ざんていてきにBDMプログラムを続行ぞっこうすべきだということに同意どういした。議会ぎかいはBDMの調達ちょうたつを6,000はつ制限せいげんした。

アメリカ陸軍りくぐんのレンジャーがトラボラ作戦さくせんにおいてアフガニスタンのタリバンおよアルカイダにM141(CNNのレポーターはM136勘違かんちがいしていた)を発射はっしゃする様子ようすが、CNNによって報道ほうどうされた。[注釈ちゅうしゃく 1]

設計せっけい

[編集へんしゅう]

武器ぶき後部こうぶからガスをバックブラストとして噴出ふんしゅつし、発射はっしゃ反動はんどうすというてんで、SMAW-Dは反動はんどうほう作動さどう原理げんりつ。この設計せっけいすべての武器ぶきがそうであるように、SMAW-Dは市街地しがいちでの使用しよう危険きけんともなう。

M141はながさ810ミリメートルの運搬うんぱんモードとながさ1,400ミリメートルの発射はっしゃモードの2つの状態じょうたい変形へんけいすることができる。

弾頭だんとうAWおな対人たいじんたい装甲そうこう両用りょうよう榴弾りゅうだん(HEDP)をもちい、石造せきぞうコンクリートみやつこ掩蔽えんぺいごうおよけい装甲そうこう車両しゃりょうたいして効果こうかてきである。発射はっしゃたいは、最高さいこうで200ミリメートルのコンクリート、300ミリメートルの煉瓦れんが、2.1メートルの土嚢どのう貫通かんつうすることができる。弾頭だんとうはその先端せんたんいている「クラッシュ・スイッチ」で装甲そうこうおよ装甲そうこう目標もくひょうわせて用途ようとえることができる。土嚢どのうのような装甲そうこう目標もくひょうにおいては、発射はっしゃたい命中めいちゅうしてから爆発ばくはつするまでに時間じかんがおかれ、破壊はかいりょくしている。装甲そうこう目標もくひょうにおいては、直撃ちょくげき即座そくざ爆発ばくはつする。

使用しようこく

[編集へんしゅう]
M141の使用しようこくあおしめした地図ちず

現在げんざい使用しようこく

[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく

[編集へんしゅう]
  1. ^ 発射はっしゃ発射はっしゃたいがアーチがたえがいて目標もくひょう命中めいちゅうするのを、発射はっしゃ後部こうぶねつ発生はっせいさせている排気はいきノズルによってることができる。M141の発射はっしゃたい後部こうぶあかい曳光ざい搭載とうさいしているようにえる。

出典しゅってん

[編集へんしゅう]
  1. ^ Jane's Infantry Weapon's 1995–96 page 221
  2. ^ designation-systems.net

関連かんれん項目こうもく

[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]