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XM250

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
XM250
弾薬だんやくベルトを装填そうてんしたXM250
種類しゅるい けい機関きかんじゅう[1]
はら開発かいはつこく アメリカ
運用うんよう
配備はいび期間きかん 2022–現行げんこう
配備はいびさき アメリカ陸軍りくぐん
開発かいはつ
開発かいはつ期間きかん 2019
製造せいぞう業者ぎょうしゃ SIG SAUER
しょもと
重量じゅうりょう 13 lb (5.9 kg) (バイポッド装着そうちゃく)
14.5 lb (6.6 kg)(サプレッサー装着そうちゃく
6.77 lb (3.07 kg) (100はつだんたいぶくろ)[2]
全長ぜんちょう 41.87 in (1,063 mm)(サプレッサー装着そうちゃく[3]
銃身じゅうしんなが 17.5 in (444 mm)[4]

口径こうけい .277 FURYだん (6.8×51mm共通きょうつうだん)
作動さどう方式ほうしき ガスあつ作動さどう方式ほうしき
装填そうてん方式ほうしき 30はつ、50はつ、100はつまたは200はつ装填そうてんセミハードマガジン
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XM250は、M249けい機関きかんじゅう後継こうけいとしてアメリカ陸軍りくぐん採用さいようされたSIG SAUERせい分隊ぶんたい支援しえん火器かきである。次世代じせだい分隊ぶんたい火器かきプログラムにおける選考せんこうて、2022ねん制式せいしき採用さいよう決定けっていされた。採用さいよう弾薬だんやくは6.8×51mm .277 FURYだん作動さどう方式ほうしきガスあつしきベルトきゅうだんしきである。

歴史れきし

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2019ねん1がつM4カービンM249けい機関きかんじゅう更新こうしんするため、べいぐん次世代じせだい分隊ぶんたい火器かきプログラムを開始かいしした。SIG SAUERはこれにたいし2019ねん9がつほんじゅう提案ていあんした[5]当時とうじボディアーマー性能せいのう向上こうじょうにより従来じゅうらい5.56×45mm NATOだん(M4およびM249で使用しよう)や7.62×51mm NATOだんでは有効ゆうこうせい不足ふそくすることが懸念けねんされていたことから、XM250はより強力きょうりょくな6.8(.277インチ)×51mmの.277 FURYだん使用しようするように設計せっけいされた[6][7][8]

2022ねん4がつ19にち、アメリカ陸軍りくぐんはSIG SAUERとのあいだでXM250とXM5供給きょうきゅうかんする10年間ねんかん契約けいやく締結ていけつし、M4とM249をそれぞれえることとした[9][10]。すなわち、M4の後継こうけいがM5、M249の後継こうけいがM250と、それぞれれんばん型番かたばん後継こうけいじゅうもちいることとなった。最初さいしょ納入のうにゅうすうはXM5が25ちょう、XM250が15ちょうで、2023ねん後半こうはん納入のうにゅうされる予定よていである。陸軍りくぐんは、歩兵ほへい戦闘せんとう工兵こうへい前進ぜんしん観測かんそくいん衛生えいせいへいとう近接きんせつ戦闘せんとう職種しょくしゅけに合計ごうけい107,000ちょうのXM7と13,000ちょうのXM250を調達ちょうたつする予定よていである。ほんじゅう戦闘せんとういん支給しきゅうする計画けいかく当面とうめんはない。なお、契約けいやくじょうは、海兵かいへいたい特殊とくしゅ作戦さくせんぐんにも採用さいようされることにそなえた追加ついか発注はっちゅうわくがある[11]

XM250の本体ほんたい重量じゅうりょうは13 lb (5.9 kg)(サプレッサー装着そうちゃく14.5 lb (6.6 kg))で、標準ひょうじゅんてき武装ぶそうでは1つの100はつ弾倉だんそうポーチ4けい400はつ、27.1 lb (12.3 kg))を携行けいこうする。M249は本体ほんたい重量じゅうりょう19.2 lb (8.7 kg)、弾薬だんやくは200はつ弾倉だんそう3つ(けい600はつ)で20.8 lb (9.4 kg)であるから、XM250では本体ほんたい重量じゅうりょうやく4 lb (1.8 kg)すくなくなる一方いっぽうで、兵士へいしはこそう重量じゅうりょうはおよそ1 lb (0.45 kg)おおくなるにもかかわらず、携行けいこうだんすうは200はつすくなくなる。XM250のバレルはクイックチェンジバレルではない。ストックは伸縮しんしゅく可能かのうであるが、りたたみ機能きのうはない[11][12][13]

XM250をふくめた次世代じせだい分隊ぶんたい火器かき運用うんようテストにけ、2023ねん10がつまでべい陸軍りくぐん一部いちぶ部隊ぶたい最初さいしょ配備はいび開始かいしされる予定よていである[13]。2022ねん現在げんざいでは将来しょうらいてき問題もんだいしょうじないことまでは保証ほしょうされていない[14]

関連かんれん項目こうもく

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脚注きゃくちゅう

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ウィキメディア・コモンズには、XM250かんするカテゴリがあります。

  1. ^ Reinsch, Michael (13 May 2022). “NGSW signifies an evolution in Soldier lethality”. Army.mil. 16 July 2022てんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん8がつ19にち閲覧えつらん
  2. ^ Beynon, Steve (2 May 2022). “How Well Do the Army's New Guns Perform? That's Classified, But Soldiers Will Carry More Weight, Less Ammo”. Military.com. 30 May 2022てんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん8がつ19にち閲覧えつらん
  3. ^ Popenker, Maxim. “SIG Sauer NGSW-R MCX Spear XM5 assault rifle (USA)”. Modern Firearms. 22 May 2022てんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん8がつ19にち閲覧えつらん
  4. ^ Moss, Matthew (16 May 2022). “US Army Shares Details on Next Generation Squad Weapons”. The Firearm Blog. 18 May 2022てんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん8がつ19にち閲覧えつらん
  5. ^ Moss, Matthew (2022ねん4がつ19にち). “SIG Sauer Wins US Army Next Generation Squad Weapon Contract” (英語えいご). Overt Defense. 2022ねん4がつ20日はつか時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん4がつ20日はつか閲覧えつらん
  6. ^ South, Todd (2022ねん4がつ19にち). “Army chooses Sig Sauer to build its Next Generation Squad Weapon” (英語えいご). Army Times. 2022ねん4がつ20日はつか閲覧えつらん
  7. ^ Schogol, Jeff (2022ねん4がつ19にち). “Army selects Sig Sauer to produce Next Generation Squad Weapon and ammo” (英語えいご). Task & Purpose. 2022ねん5がつ31にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん4がつ20日はつか閲覧えつらん
  8. ^ Schogol, Jeff (2022ねん4がつ19にち). “Army selects Sig Sauer to produce Next Generation Squad Weapon and ammo” (英語えいご). Task & Purpose. 2022ねん5がつ31にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん4がつ20日はつか閲覧えつらん
  9. ^ Beynon, Steve (2022ねん4がつ19にち). “Army Picks Its Replacement for the M4 and SAW” (英語えいご). Military.com. 2022ねん5がつ20日はつか時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん4がつ20日はつか閲覧えつらん
  10. ^ US Army Public Affairs (19 April 2022). “Army awards Next Generation Squad Weapon contract”. Army.mil. 14 June 2022てんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん8がつ19にち閲覧えつらん
  11. ^ a b South, Todd (2022ねん4がつ20日はつか). “Army expects Next Generation Squad Weapon to get to its first unit by next year” (英語えいご). Army Times. 2022ねん7がつ18にち閲覧えつらん
  12. ^ South (2022ねん4がつ20日はつか). “Army expects Next Generation Squad Weapon to get to its first unit by next year” (英語えいご). Army Times. 2022ねん7がつ18にち閲覧えつらん
  13. ^ a b South, Todd (2022ねん4がつ20日はつか). “Army expects Next Generation Squad Weapon to get to its first unit by next year” (英語えいご). Army Times. 2022ねん7がつ18にち閲覧えつらん
  14. ^ Parsons, Dan (2022ねん4がつ20日はつか). “Here's Everything We Now Know About The Army's New Squad Rifles” (英語えいご). The War Zone. 30 May 2022てんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん4がつ30にち閲覧えつらん