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カールグスタフ (反動はんどうほう)

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
カールグスタフ 84mm反動はんどうほう
カールグスタフ M4
カールグスタフ 84mm反動はんどうほう
種類しゅるい 反動はんどうほう
製造せいぞうこく  スウェーデン
設計せっけい製造せいぞう サーブ・ボフォース・ダイナミクス
仕様しよう
口径こうけい 84mm
使用しよう弾薬だんやく 84×246mmR
装弾そうだんすう 1はつ
作動さどう方式ほうしき クルップしき後方こうほう噴射ふんしゃがた反動はんどうほう
全長ぜんちょう 1,130mm (M2)
1,064mm (M3)
990mm (M4)
重量じゅうりょう 14.2 kg (M2)
8.5 kg (M3)
6.6 kg (M4)
発射はっしゃ速度そくど 6はつ/ぶん
銃口じゅうこう初速しょそく 秒速びょうそく230~255m
有効ゆうこう射程しゃてい 700m(成形せいけい炸薬さくやくだん)
1,000m(榴弾りゅうだん)
2,500m (レーザー誘導ゆうどうだん)
コストユニット $20,000
歴史れきし 
設計せっけいねん 1946ねん
配備はいび期間きかん 1948ねん現在げんざい
配備はいびさき 採用さいようこく参照さんしょう
バリエーション M1 (1946ねん)
M2 (1964ねん)
M3 (1986ねん)
M4 (2014ねん)
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カールグスタフ 84mm反動はんどうほうスウェーデン: Carl Gustaf Granatgevär[ちゅう 1]えい: Carl Gustaf 84 mm recoilless rifles)は、スウェーデン開発かいはつされた84mm口径こうけい反動はんどうほうである。

来歴らいれき

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カールグスタフ・システムの開発かいはつは、1940年代ねんだい初期しょきから中期ちゅうきにかけておこなわれた実験じっけんてき研究けんきゅうにさかのぼる[2]。まずは20mm口径こうけい反動はんどうほう原理げんり導入どうにゅうした対戦たいせんしゃライフルカールグスタフ pvg m/42)が開発かいはつされ、良好りょうこう成績せいせきおさめたものの、おりからのだい世界せかい大戦たいせん登場とうじょうしたT-34VIごう戦車せんしゃVごう戦車せんしゃパンターといったしん世代せだい戦車せんしゃたいして20mm口径こうけいでは威力いりょく不足ふそく判断はんだんされ、だい口径こうけい志向しこうされることになった[3]。37mm口径こうけい、47mm口径こうけいて、19世紀せいき大砲たいほうもちいられていた84mm口径こうけい採択さいたくされることになり[3]試作しさくひんは1946ねん完成かんせいした[2]

1948ねん最初さいしょ量産りょうさんがたであるM1はスウェーデンぐんでm/48として装備そうびされた[1]。1963ねんにはしょう改良かいりょうがたのM2が登場とうじょうし、1964ねんより装備そうびされて、M1をすみやかに代替だいたいした[1]。スウェーデンぐんでの制式せいしきめいわらなかった[4]。また1991ねんには軽量けいりょうがたのM3、2014ねんにはさら軽量けいりょうすすめたM4が登場とうじょうした[1]

なお開発かいはつはカールグスタフ造兵ぞうへいしょう (Carl Gustafs stads gevärsfaktoriにより着手ちゃくしゅされたが、まもなくFFVオードナンスしゃわり、のちにサーブ・ボフォース・ダイナミクスしゃ傘下さんかはいった[2]

設計せっけい

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ほう本体ほんたい

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ほんほう信頼しんらいせいたか頑丈がんじょう設計せっけいで、悪条件あくじょうけんでもなが運用うんようできるよう配慮はいりょされている[2]基本きほん構造こうぞうとしては、ライフリングほどこした砲身ほうしんと、円錐えんすいがたベンチュリ・ファンネルをけた閉鎖へいさ中核ちゅうかくとして、前方ぜんぽうに2つのにぎ中央ちゅうおう付近ふきん肩当かたあてをけた構成こうせいとなっている[1][5]。M1・2ではぜんはがねせいだったが、M3では砲身ほうしんうちとう(ライナー)と閉鎖へいさのベンチュリのみはがねせいとし、砲身ほうしん外層がいそう炭素たんそ繊維せんいエポキシ樹脂じゅし積層せきそう構造こうぞう、その外装がいそう部品ぶひんはすべてアルミニウムまたはプラスチックせいとすることで軽量けいりょうはかった[2][4]。またM4では、砲身ほうしんのライナーをチタンせいとし、またベンチュリの設計せっけい見直みなおすなどしてさら軽量けいりょうはかっているほか、オプション装着そうちゃくようピカティニーレール装備そうびされた[1]砲身ほうしん命数めいすう管理かんりのため発射はっしゃだんすうのカウント機能きのう追加ついかされたほか、照準しょうじゅん砲弾ほうだん通信つうしんようのケーブルも設置せっちされた[6]

ほんほう反動はんどうほうとして、発射はっしゃやく燃焼ねんしょうによってしょうじるガスの一部いちぶ後方こうほう噴出ふんしゅつさせることで、発砲はっぽう反動はんどう相殺そうさいしている[2][1][5]装填そうてん方式ほうしきこうそうしきで、ベンチュリーの固定こていストラップをはずし、ベンチュリーをよこ回転かいてんさせて閉鎖へいさ開放かいほう[2]弾薬だんやく装填そうてんしたのち、引金ひきがねくと薬莢やっきょう片側かたがわについている雷管らいかんげきはっされて点火てんかする[5]発射はっしゃやく燃焼ねんしょうすると腔圧によって砲弾ほうだん前方ぜんぽう射出しゃしゅつされる一方いっぽうもろ薬莢やっきょうそこ後方こうほうばされ、燃焼ねんしょうガスがベンチュリから噴出ふんしゅつする[2][5]。なおM2では閉鎖へいさ閉鎖へいさしたうえでロックするという2つの手順てじゅんんでいたが、M3では閉鎖へいさ同時どうじにロックレバーが自動じどう動作どうさするようになり、ワンアクションでむようになった[7]

ほんほうには照星しょうせいあきらもんしき照準しょうじゅん装備そうびされているが、通常つうじょうは17(300ミル)の視野しや付属ふぞくの3×光学こうがく照準しょうじゅん照準しょうじゅんわせる[1]夜間やかん照準しょうじゅんのためには、照星しょうせいあきらもんしき照準しょうじゅん発光はっこうせいのアダプターを挿入そうにゅうするほか、暗視装置あんしそうち使用しようできる[1]。またM4では火器かき管制かんせい装置そうち装備そうびして、上記じょうきのケーブルをかいして砲弾ほうだん情報じょうほう入力にゅうりょくし、空中くうちゅう炸裂さくれつするよう設定せっていすることもできる[6][8]。なおM2では運搬うんぱんちゅう照星しょうせいあきらもんしき照準しょうじゅん破損はそんすることがおおかったことから、M3ではフラッシュサーフェスされてっかかりをらしている[7]

ほんほう立射りっしゃ膝射しっしゃしゃ伏射ふくしゃでの射撃しゃげき可能かのうで、肩当かたあての先方せんぽうあしけることも可能かのうである[1][2]通常つうじょう2にん要員よういんによってみさおほうされ、1人ひとり武器ぶきかついで発射はっしゃし、もう1人ひとり弾薬だんやくかついで装填そうてんする[1]。なおM3では運搬うんぱんようのハンドルが追加ついかされた[7]

使用しよう弾薬だんやく

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各種かくしゅカールグスタフよう弾薬だんやく展示てんじよう見本みほんかってみぎ手前てまえ弾薬だんやく(ASM509、建造けんぞうぶつ破壊はかいよう弾頭だんとう)の薬莢やっきょうリムに位置決いちぎようき、またそのかって左上ひだりうえ薬莢やっきょう側面そくめん雷管らいかんうつっている。
502
多目的たもくてき榴弾りゅうだん(HEDP)。信管しんかん瞬発しゅんぱつモードにしたときは対戦たいせんしゃ榴弾りゅうだん(HEATだん)、たん延期えんきモードにしたときは榴弾りゅうだん(HEだん)として動作どうさする[2]初速しょそく230メートル毎秒まいびょう貫徹かんてつりょくは150ミリ以上いじょう有効ゆうこう射程しゃてい移動いどう目標もくひょうたいして300メートル、固定こていされた掩体ごうたいして500メートル、散開さんかいした人員じんいんたいして最大さいだい1,000メートル[2]
545
照明しょうめいだん射程しゃていは300-2,100メートル、燃焼ねんしょう時間じかん30びょうで、400-500メートルみち範囲はんい照明しょうめいできる[2]
551
HEATだん弾道だんどうていしん射程しゃてい延伸えんしんのためにつばさ安定あんていされた噴進だんとされており、発射はっしゃに6まいりたたみフィンが展開てんかいされて、ロケットモータは1.5秒間びょうかんで325 Nの推力すいりょく発揮はっきする[2]初速しょそくは255メートル毎秒まいびょう最大さいだい速度そくどは330メートル毎秒まいびょう貫徹かんてつりょくは400ミリ以上いじょう有効ゆうこう射程しゃていは700メートル[2]
751
タンデムHEATだん。HEAT 551と同様どうように噴進だんとされており、初速しょそくやく200メートル毎秒まいびょう最大さいだい速度そくどやく320メートル毎秒まいびょう貫徹かんてつりょくは500ミリ以上いじょう[2]

採用さいようこく

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一覧いちらん

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現在げんざい運用うんようこくあお過去かこ運用うんようこくあか表示ひょうじ
カールグスタフM3とAk 5小銃しょうじゅう携帯けいたいしたスウェーデンへい

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく

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1980年代ねんだい後半こうはん特殊とくしゅ作戦さくせん部隊ぶたい近代きんだい行動こうどう計画けいかくSpecial Operations Forces Modernization Action Plan)の一環いっかんとして、だい75レンジャー連隊れんたい使用しようしていたM67 90mm反動はんどうほう後継こうけいとなる「レンジャーたい装甲そうこう対人たいじん兵器へいきシステム」(Ranger Anti-Armor/Anti-Personnel Weapon System, RAAWS)の検討けんとう着手ちゃくしゅされた[1]市場いちば調査ちょうさによりカール・グスタフM3が候補こうほとして選定せんていされたが、企業きぎょうから提供ていきょうされた疲労ひろう試験しけんデータを検討けんとうした結果けっか陸軍りくぐん要件ようけんたしていない可能かのうせい浮上ふじょうした[1]。しかし1993ねん実際じっさいほうもちいた疲労ひろう試験しけんおこなったところ、メーカーの推奨すいしょう寿命じゅみょうである500はつはるかにえて、2,360はつまで、砲身ほうしんない腔は侵食しんしょく兆候ちょうこうしめさなかった[1]

海軍かいぐん特殊とくしゅ部隊ぶたいもこの計画けいかく興味きょうみったことから、計画けいかく統合とうごう製品せいひんチーム(Joint Integrated Product Team)に移管いかんされ、計画けいかくめいも「用途ようとたい装甲そうこう対人たいじん兵器へいきシステム」(Multi-Role Anti-Armor Anti-Personnel Weapon System, MAAWS)に変更へんこうされた[1]だい75レンジャー連隊れんたいではすでに1993ねんからM3 RAAWSの配備はいび開始かいししており、1997ねんからは特殊とくしゅ作戦さくせんぐん全体ぜんたいもちいられるようになった[11]

2011ねん11月には、RPG-7への対抗たいこうさくとして、アフガニスタン駐留ちゅうりゅう一般いっぱん部隊ぶたいにもM3 MAAWSを配備はいびすることになり、2012ねんまつまでに58もん配備はいびされた[1]。また2014ねんにはそれ以外いがい一般いっぱん部隊ぶたいにも配備はいびされるようになり、2015ねん後半こうはんには、すべての旅団りょだん戦闘せんとうだんにおいて、小銃しょうじゅう小隊しょうたいあたり1もんのM3 MAAWSを配備はいびできるようになった[11]。また2017ねんからは、カール・グスタフM4がM3E1としてかり制式せいしきされ、評価ひょうか開始かいしされた[1]。なおアメリカへいあいだでは、たんに「グース」(Goose)とばれることもおお[1]

イギリス連邦れんぽう

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イギリス陸軍りくぐんほんほうを1962ねん採用さいようし、L14A1しょうした[3]イギリス連邦れんぽう各国かっこくでも採用さいようされているが、イギリスぐんでは「チャーリーG」、カナダぐんでは「カールG」、オーストラリアぐんでは「チャーリー・ガッツエイク」(腹痛はらいた意味いみするスラング)または「チャーリー・スウェーデ」と俗称ぞくしょうされた[1]

オーストラリア陸軍りくぐん装備そうびほうベトナム戦争せんそうにおいて実戦じっせん投入とうにゅうされた[12]。またイギリス海兵かいへいたい装備そうびほうは、フォークランド紛争ふんそう緒戦しょせんにおいて、サウスジョージア侵攻しんこうこころみるアルゼンチンぐんたいしてM72 LAW対戦たいせんしゃロケットだんしょう火器かきとともに使用しようされ、かんほう射撃しゃげきなかのコルベット「ゲリコ」のほう旋回せんかい機構きこう破壊はかいするという戦果せんかげた[13]

日本にっぽん

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陸上りくじょう自衛隊じえいたいでは、普通ふつう部隊ぶたいけに1978ねん昭和しょうわ53ねんよりカールグスタフM2を導入どうにゅうし、1990ねん平成へいせい2ねん調達ちょうたつ終了しゅうりょうまでにやく2,700もん配備はいびされた[7]。その01しきけい対戦たいせんしゃ誘導ゆうどうだんけいMAT)によって代替だいたいされて運用うんよう終了しゅうりょうする計画けいかくだったが、調達ちょうたつ価格かかくはカールグスタフM2がやく250まんえんだったのにたいしてけいMATはその10ばい以上いじょう高価こうかで、また汎用はんようせいにもけていたことから、カールグスタフM2の運用うんよう継続けいぞくされることになった[7]

2012ねん平成へいせい24ねんからはM3の調達ちょうたつ開始かいしされ、当初とうしょは「用途ようとガン」としょうされていたが、よく年度ねんどからは「84mm反動はんどうほう(B)」と変更へんこうされた[7]元来がんらい水陸すいりく機動きどうだん専用せんよう装備そうびとされており、2016ねん平成へいせい28ねんまでに61もん導入どうにゅうしたのち一度いちど調達ちょうたつ中断ちゅうだんしたが、2023ねんれい5ねんで325もん大量たいりょう調達ちょうたつされた[8]。また2024ねんれい6ねん以降いこう調達ちょうたつぶんはM4に移行いこうするとされる[8]

カールグスタフM3の調達ちょうたつすう[14][15]
予算よさん計上けいじょう年度ねんど 調達ちょうたつすう 予算よさんがく

括弧かっこ初度しょど(そとすう)

平成へいせい24年度ねんど(2012ねん 3もん 0.3おくえん
平成へいせい25年度ねんど(2013ねん 17もん 2おくえん
平成へいせい26年度ねんど(2014ねん 24もん 3おくえん
平成へいせい28年度ねんど(2016ねん 6もん 0.6おくえん
平成へいせい29年度ねんど(2017ねん 3もん 0.3おくえん
れい4年度ねんど(2022ねん 8もん 1.1おくえん
れい5年度ねんど(2023ねん 325もん 35.7おくえん
合計ごうけい 386もん 43.0おくえん


登場とうじょう作品さくひん

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カールグスタフ (反動はんどうほう)の登場とうじょう作品さくひん表示ひょうじするにはみぎの [表示ひょうじ] をクリックしてください。

映画えいが

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宇宙うちゅう戦争せんそう
終盤しゅうばん戦闘せんとうで、アメリカ陸軍りくぐんだい10山岳さんがく師団しだん兵士へいし宇宙うちゅうじん侵略しんりゃく兵器へいき「トライポッド」にたいして使用しようげきちゅうでは「グスタフ」とばれている。
ガメラ3 邪神じゃしん覚醒かくせい
陸上りくじょう自衛隊じえいたい先遣せんけん小隊しょうたいイリスたいして使用しようするが、効果こうかはなかった。撮影さつえいでは自衛隊じえいたい協力きょうりょくにより、実物じつぶつが(空砲くうほうによる射撃しゃげきで)使用しようされた。
ゴジラシリーズ
ゴジラvsビオランテ
権藤ごんどういちが、こうかくエネルギーバクテリア弾頭だんとう装備そうびしたロケットだんゴジラむために使用しようする。
ゴジラ×メガギラス G消滅しょうめつ作戦さくせん
自衛隊じえいたいたいゴジラ特殊とくしゅ部隊ぶたいが、1996ねん大阪おおさか上陸じょうりくしたゴジラをめるために使用しようし、ホウ素ほうそたまばれる架空かくうたま発射はっしゃする。ただし、後部こうぶ形状けいじょうSMAW ロケットランチャーのようになっているなど、各部かくぶことなる。
戦国せんごく自衛隊じえいたい1549
ロメオたい隊員たいいん後半こうはん戦闘せんとうで、てんしるべしゅことだいさん特別とくべつ実験じっけん中隊ちゅうたい90しき戦車せんしゃAH-1S撃破げきはするのに使用しよう前者ぜんしゃたいしては対戦たいせんしゃ榴弾りゅうだんもちいているが、後者こうしゃたいしては現実げんじつには存在そんざいしない誘導ゆうどうだんもちいる。
ターミネーター:しん起動きどう/ジェニシス
回想かいそうシーンの1973ねんT-800守護しゅごしゃ)がT-1000おそわれた少女しょうじょ時代じだいのサラ・コナーを救出きゅうしゅつするさい所持しょじ発砲はっぽうシーンはいが、ほうからけむりていることから、T-1000との戦闘せんとう使用しようした模様もよう
バトルフィールド・アース
ジョニーたち人類じんるいがサイクロじんへの反乱はんらん使用しようスティンガーミサイル混同こんどうされており、ミッキーがサイクロじん飛行機ひこうきとしたさいは、追尾ついびしきのミサイルを射出しゃしゅつした。
ラストスタンド
麻薬まやく組織そしき戦闘せんとういん使用しよう

テレビドラマ

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戦国せんごく自衛隊じえいたい関ヶ原せきがはらたたか
物語ものがたり冒頭ぼうとう陸上りくじょう自衛隊じえいたい演習えんしゅうとき使用しようするが、戦国せんごく時代じだいタイムスリップしてからは登場とうじょうしない。
ネオ・ウルトラQ
だい6もっとくさしま」に登場とうじょう怪獣かいじゅう「セーデガン」にたいして、陸上りくじょう自衛隊じえいたい使用しようする。
にも奇妙きみょう物語ものがたり
かよいの軍隊ぐんたい」に登場とうじょう。ニュー・イバラキぐんUH-1 2編隊へんたいたいして前島まえじま使用しようし、先頭せんとうの1撃墜げきついする。
機動きどう警察けいさつパトレイバー the Movie
ギルティクラウン
クレヨンしんちゃん 爆発ばくはつ!温泉おんせんわくわくだい決戦けっせん
温泉おんせんGメン後生ごしょうかけ使用しようする。
やわらか戦車せんしゃ
だい1空挺くうていだん隊員たいいん基地きちない侵入しんにゅうしたかんもと総理そうり使用しようする。

漫画まんが

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怪獣かいじゅう自衛隊じえいたい
だい50普通ふつう連隊れんたい隊員たいいん怪獣かいじゅう「ヒルコ」との戦闘せんとう使用しようする。
ぞく戦国せんごく自衛隊じえいたい
戦国せんごく時代じだいタイムスリップした、自衛隊じえいたいアメリカ海兵かいへいたい装備そうびとして登場とうじょうする。小説しょうせつばんでは、対戦たいせんしゃ榴弾りゅうだんだけでなく発煙はつえんだん使用しようしててきくらませる戦法せんぽうおこなわれている。
小林こばやしはじめぶん作品さくひん
だい2朝鮮ちょうせん戦争せんそう ユギオII』
北朝鮮きたちょうせん上陸じょうりくした陸上りくじょう自衛隊じえいたい使用しようする。
『バトルオーバー北海道ほっかいどう
北海道ほっかいどう侵攻しんこうしたソ連それんぐんとの戦闘せんとうにて自衛じえいかん使用しようし、ソ連それんぐんBMP-2撃破げきはする。
『レイド・オン・トーキョー』
威力いりょく偵察ていさつちゅうソ連それんぐんBRDM-2けて発射はっしゃされるが、命中めいちゅうしなかった。またソ連それんぐん戦車せんしゃけて発射はっしゃされるが、爆発ばくはつ反応はんのう装甲そうこうはばまれて打撃だげきあたえられずにわる。

小説しょうせつ

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にちちゅう尖閣せんかく戦争せんそう
だい1挺進ていしんだん町田まちださん小川おがわ士長しちょう中国ちゅうごく海軍かいぐんミサイルていたいしてはなつがたらず、やむなく91しき携帯けいたい対空たいくう誘導ゆうどうだんによる攻撃こうげきえる。
日本国にっぽんこく召喚しょうかん
自衛隊じえいたい装備そうびとして登場とうじょう日本にっぽんこくごと転移てんいした世界せかいにて、だい2かんではトーパ王国おうこく派遣はけんされた自衛じえいかん使用しようし、対戦たいせんしゃ榴弾りゅうだん魔王まおうぐんのブルーオーガを撃破げきはする。外伝がいでん2かんではエスペラント王国おうこく遭難そうなんしたおかさんから緊急きんきゅう避難ひなん名目めいもく現地げんちじゅうザビルに貸与たいよされ、HE441B榴弾りゅうだんじゅうゴウルアスを攻撃こうげきする。
日本にっぽん黙示録もくしろく 非常時ひじょうじ宣言せんげん発令はつれい
物語ものがたり中盤ちゅうばんにて、警戒けいかい配備はいびちゅうの74しき戦車せんしゃ破壊はかいした兵器へいきとして登場とうじょう搭乗とうじょういんの「カールグスタフにやられた」という一言ひとことを、主人公しゅじんこうが“カールグスタフという人物じんぶつ攻撃こうげきされた”と誤解ごかいする、というシーンがある。
ルーントルーパーズ 自衛隊じえいたい漂流ひょうりゅう戦記せんき
世界せかいばされた自衛隊じえいたい装備そうびの1つとして登場とうじょうドラゴン頭部とうぶ対戦たいせんしゃ榴弾りゅうだん発射はっしゃし、たおすことに成功せいこうする。
Far Cry 2
Operation Flashpoint: Cold War Crisis
アメリカぐん陣営じんえい対戦たいせんしゃミサイル兵科へいか使用しよう可能かのう反動はんどうほうとしてM2が登場とうじょうする。
Wargame Red Dragon
NATO陣営じんえいデッキの步兵ほへい使用しよう可能かのう対戦たいせんしゃ兵器へいきとしてM2/M3が登場とうじょうする。
怪盗かいとうロワイヤル-zero-
バズーカ」の名称めいしょう登場とうじょう
コール オブ デューティシリーズ
CoD:G
「MAAWS」の名称めいしょう近代きんだいモデルが登場とうじょうする。
CoD:AW
『CoD:G』同様どうように「MAAWS」の名称めいしょう登場とうじょうする。
CoD:MW
「STRELA-P」という名称めいしょうでM4が登場とうじょうする。
CoD:MWII
『CoD:MW』同様どうように「STRELA-P」という名称めいしょうでM4が登場とうじょうする。
バトルゴリラ
バトルフィールドシリーズ
BF2MC
EU戦闘せんとう工兵こうへいでM3を使用しよう可能かのう
BFBC
MEC工兵こうへい装備そうびとしてM2が登場とうじょうする。
BFBC2
M2が登場とうじょうするが、なぜかRPGばれている。
BF2042
反動はんどうM5」の名称めいしょう登場とうじょう
メタルギアソリッド ピースウォーカー

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ "Granatgevär"とはスウェーデンで「擲弾じゅう」を意味いみする[1]
  2. ^ ほうこう噴射ふんしゃこうかぶせられているものは保管ほかん輸送ゆそうようのカバーであり、使用しようにははずされる。

出典しゅってん

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s Carl Gustaf M1 Swedish 84mm Man-Portable Anti-Tank Recoilless Rifle, TRADOC, https://odin.tradoc.army.mil/WEG/Asset/Carl_Gustaf_M4_ 2024ねん7がつ14にち閲覧えつらん 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o Gander 2002, §ANTI-TANK WEAPONS, SWEDEN.
  3. ^ a b c The Tank Museum 2023.
  4. ^ a b Försvarsmakten 2023.
  5. ^ a b c d 弾道だんどうがく研究けんきゅうかい 2012, pp. 938–940.
  6. ^ a b 井上いのうえ 2017.
  7. ^ a b c d e f 芦川あしかわ 2022.
  8. ^ a b c 清谷きよたに 2024.
  9. ^ The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語えいご). The Military Balance 2023. Routledge. p. 349. ISBN 978-1-032-50895-5 
  10. ^ The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語えいご). The Military Balance 2023. Routledge. p. 287. ISBN 978-1-032-50895-5 
  11. ^ a b Jahner 2016.
  12. ^ Carl Gustav L14A1 Anti-Armour Weapon, Australian War Memorial, https://www.awm.gov.au/collection/C1211472 2024ねん7がつ16にち閲覧えつらん 
  13. ^ 防衛ぼうえい研究所けんきゅうじょ戦史せんし研究けんきゅうセンター 2014, pp. 217–221.
  14. ^ 防衛ぼうえいしょう自衛隊じえいたい予算よさん概要がいよう”. www.mod.go.jp. 2022ねん9がつ19にち閲覧えつらん
  15. ^ 契約けいやくかか情報じょうほう公表こうひょう中央ちゅうおう調達ちょうたつぶん防衛ぼうえい装備そうびちょう。2024ねん1がつ27にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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