(Translated by https://www.hiragana.jp/)
Lü Shi Chun Qiu : 離俗覽 : 高義 - Chinese Text Project
Follow us on Facebook to receive important updates Follow us on Twitter to receive important updates Follow us on sina.com's microblogging site to receive important updates Follow us on Douban to receive important updates
Chinese Text Project
-> -> -> -> 高こう義よし

《高義たかよし》

Books referencing 《高義たかよし》 Library Resources
高こう義よし:
二に曰──

1 高こう義よし:
君子くんし之の自じ行くだり也，動どう必緣義ぎ，行ぎょう必誠義よし，俗ぞく雖謂之の窮きゅう，通つう也；行ぎょう不ふ誠まこと義よし，動どう不緣ふえん義よし，俗ぞく雖謂之の通つう，窮きゅう也；然しか則のり君子くんし之の窮きゅう通どおり，有ゆう異い乎俗者しゃ也。故こ當とう功こう以受賞しょう，當とう罪つみ以受罰ばつ。賞しょう不當ふとう，雖與之の必辭；罰ばつ誠まこと當とう，雖赦之の不ふ外そと。度ど之の於國必利，長久ながひさ長久ちょうきゅう之の於主必宜，內反於心不ふ慚然後ご動どう。

2 高こう義よし:
孔子こうし見み齊ひとし景けい公こう，景けい公致きんゆき廩丘以為養やしなえ，孔子こうし辭じ不ふ受，入にゅう謂いい弟子でし曰：「吾われ聞君子くんし當とう功こう以受祿ろく。今いま說せつ景けい公こう，景けい公こう未み之これ行ぎょう而賜之の廩丘，其不知ふち丘おか亦また甚矣。」令れい弟子でし趣おもむき駕が，辭じ而行。孔子こうし布衣ふい也，官かん在ざい魯司寇，萬乘難與比行，三王之佐不顯焉，取と舍しゃ不ふ苟也夫おっと！

3 高こう義よし:
子こ墨ぼく子こ游ゆう公こう上じょう過か於越。公おおやけ上じょう過か語かたり墨すみ子こ之の義よし，越えつ王おう說せつ之の，謂いい公こう上じょう過か曰：「子こ之の師し苟肯至いたり越えつ，請以故こ吳ご之これ地ち，陰かげ江之浦えのうら，書しょ社しゃ三さん百ひゃく，以封夫子ふうし。」公おおやけ上じょう過か往復おうふく於子墨すみ子こ。子こ墨すみ子こ曰：「子こ之の觀み越えつ王おう也，能のう聽吾言ごと、用よう吾われ道どう乎？」公おおやけ上じょう過か曰：「殆未能のう也。」墨ぼく子こ曰：「不ふ唯越ただこし王おう不知ふち翟之意い，雖子亦また不知ふち翟之意い。若わか越えつ王おう聽吾言ごと、用よう吾われ道どう，翟度身み而衣，量りょう腹はら而食，比ひ於賓萌もえ，未み敢求仕つかまつ。越えつ王おう不ふ聽吾言ごと、不用ふよう吾われ道どう，雖全越えつ以與我わが，吾われ無む所用しょよう之の。越えつ王おう不ふ聽吾言ごと、不用ふよう吾われ道どう，而受其國，是ぜ以義翟也，義ぎ翟何必越，雖於中國ちゅうごく亦また可か。」凡人ぼんじん不可ふか不ふ熟じゅく論ろん。秦はた之の野人やじん，以小利之としゆき故こ，弟おとうと兄けい相しょう獄ごく，親戚しんせき相しょう忍にん；今こん可か得とく其國，恐おそれ虧其義ぎ而辭之の，可か謂いい能のう守もり行ぎょう矣；其與秦しん之の野人やじん相去あいさり亦また遠どお矣。

4 高こう義よし:
荊人與あずか吳くれ人じん將はた戰たたかえ，荊師寡，吳くれ師し眾，荊將軍ぐん子こ囊曰：「我わが與あずか吳くれ人じん戰せん，必敗。敗はい王師おうし，辱はずかしめ王おう名めい，虧壤土ど，忠臣ちゅうしん不ふ忍にん為ため也。」不ふ復ふく於王而遁。至いたり於郊，使つかい人じん復ふく於王曰：「臣しん請死。」王おう曰：「將軍しょうぐん之の遁也，以其為ため利也としや。今こん誠まこと利り，將軍しょうぐん何なん死し？」子こ囊曰：「遁者無罪むざい，則のり後世こうせい之の為ため王將おうしょう者しゃ，皆みな依よ不利ふり之の名めい而效臣しん遁。若わか是則これのり荊國終おわり為ため天下でんか撓たわわ。」遂とげ伏ふく劍けん而死。王おう曰：「請成將軍しょうぐん之の義ぎ。」乃為之の桐きり棺かん三さん寸すん，加か斧おの鑕其上じょう。人ひと主ぬし之の患，存そん而不知ふち所以ゆえん存そん，亡ほろび而不知ふち所以ゆえん亡ほろび，此存亡そんぼう之の所以ゆえん數すう至いたり也。郼、岐之廣也ひろなり，萬國ばんこく之の順じゅん也，從したがえ此生矣。荊之為ため四よん十じゅう二に世せい矣，嘗有乾いぬい谿、白しろ公こう之の亂みだれ矣，嘗有鄭てい襄じょう、州しゅう侯こう之の避矣，而今猶なお為ため萬まん乘じょう之の大國たいこく，其時有ゆう臣しん如子囊與？子こ囊之節ぶし，非ひ獨どく厲一いち世せい之の人臣じんしん也。

5 高こう義よし:
荊昭王おう之の時とき，有ゆう士し焉，曰石渚なぎさ。其為人じん也，公おおやけ直ちょく無私むし，王おう使し為政いせい廷。有ゆう殺人さつじん者しゃ，石せき渚なぎさ追おい之の，則のり其父也。還かえ車くるま而返，立たて於廷曰：「殺人さつじん者しゃ，僕ぼく之の父ちち也。以父行法ぎょうほう，不ふ忍にん；阿おもね有罪ゆうざい，廢はい國法こくほう，不可ふか。失しつ法ほう伏ふく罪ざい，人臣じんしん之の義也よしや。」於是乎伏斧おの鑕，請死於王。王おう曰：「追つい而不及，豈あに必伏罪ざい哉？子こ復ふく事ごと矣。」石いし渚なぎさ辭じ曰：「不ふ私わたし其親，不可ふか謂いい孝子こうし。事こと君くん枉法，不可ふか謂いい忠臣ちゅうしん。君くん令れい赦之，上之うえの惠めぐみ也。不ふ敢廢法ほう，臣しん之これ行ぎょう也。」不ふ去さ斧おの鑕，歿頭乎王廷。正法しょうぼう枉必死し，父ちち犯はん法ほう而不忍しのべ，王おう赦之而不肯，石せき渚なぎさ之の為ため人臣じんしん也，可か謂いい忠ちゅう且孝矣。

URN: ctp:lv-shi-chun-qiu/gao-yi