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挫滅症候群 - Wikipedia

くじけめつ症候群しょうこうぐん(ざめつしょうこうぐん、クラッシュ症候群しょうこうぐん外傷がいしょうせいよこもんすじ融解ゆうかいしょう[1]またはバイウォーターズ症候群しょうこうぐん[2]とも)とは、骨格こっかくすじくじけめつ損傷そんしょう英語えいごばん重度じゅうどショック腎不全じんふぜん特徴とくちょうとする病状びょうじょうである。くじけめつ損傷そんしょうとは、うであし、または身体しんたいほか部位ぶい圧迫あっぱくされ、身体しんたい患部かんぶ筋肉きんにく腫脹しゅちょうおよび/または神経しんけいがくてき障害しょうがいこすものであり、くじけめつ症候群しょうこうぐん全身ぜんしん症状しょうじょうともな局所きょくしょてきくじけめつ損傷そんしょうである[3]。この病状びょうじょうは、地震じしんなどのだい災害さいがいで、たおれたりうごいたりする石積いしつみの下敷したじきになったひとによくこる。救出きゅうしゅつまで患者かんじゃ比較的ひかくてき元気げんきであっても、急変きゅうへん可能かのうせいがある[4]

くじけめつ症候群しょうこうぐん
別称べっしょう クラッシュ症候群しょうこうぐん、バイウォーターズ症候群しょうこうぐん
1985ねんメキシコ地震じしん倒壊とうかいした建物たてもの地震じしんくじけめつ症候群しょうこうぐんおも原因げんいんである。
概要がいよう
診療しんりょう 救急きゅうきゅう医学いがく集中しゅうちゅう治療ちりょう医学いがく
発症はっしょう時期じき 急激きゅうげき悪化あっかすることがある。
原因げんいん からだ組織そしきくじけめつ損傷そんしょう損傷そんしょう部位ぶいじょあつ
合併症がっぺいしょう ショック腎不全じんふぜんこうカリウムしょうしん停止ていし
分類ぶんるいおよび外部がいぶ参照さんしょう情報じょうほう
ICD-10 T79.5
ICD-9-CM 958.5
DiseasesDB 13135
MeSH D003444

くじけめつ損傷そんしょうのあるひとは、外傷がいしょう診療しんりょうにおいて最大さいだい難題なんだいのひとつであり、負傷ふしょう現場げんば医師いし注意ちゅうい必要ひつよう場合ばあいがある。負傷ふしょうしゃ病態びょうたい生理学せいりがくてき適切てきせつ救護きゅうご必須ひっすである[5]くじけめつ部位ぶい不用意ふよういじょあつにより、くじけめつ組織そしきからミオグロビンカリウムなどが全身ぜんしん急激きゅうげき放出ほうしゅつされ、ショック腎不全じんふぜん致死ちしてき不整脈ふせいみゃくによるしん停止ていしすらしょうじることもある[6]

患部かんぶ切断せつだんせずに患者かんじゃ解放かいほうすることが可能かのう場合ばあいもあるが、極限きょくげん状況じょうきょうでは負傷ふしょう現場げんばでの切断せつだん必要ひつようになることもある。重症じゅうしょうであることが見落みおとされる場合ばあいもあり、致死ちしりつ比較的ひかくてきたかい。日本にっぽんにおいては1995ねん阪神はんしん淡路あわじ大震災だいしんさいにおいて有名ゆうめいとなった。

歴史れきし 編集へんしゅう

日本にっぽん医師いしであるみな省吾しょうごが、1923ねんくじけめつ症候群しょうこうぐんはじめて報告ほうこくした[5][7][8][9]かれは、だいいち世界せかい大戦たいせんなか腎不全じんふぜん死亡しぼうした3にん兵士へいし病態びょうたい研究けんきゅうした。じん変化へんか過剰かじょうミオグロビン蓄積ちくせきによるもので、酸素さんそ不足ふそくによる筋肉きんにく破壊はかい原因げんいんであった。

みな省吾しょうごドイツ帝国ていこく留学りゅうがくちゅう論文ろんぶん[10]を「Virchows Archiv[11]寄稿きこうしている。これはだいいち世界せかい大戦たいせん戦傷せんしょう腎不全じんふぜんによる死者ししゃ病理びょうりがくてき検討けんとうである[7][8][9]

みな省吾しょうご論文ろんぶん要旨ようし

  • 症例しょうれい1: 砲兵ほうへい上等じょうとうへい受傷じゅしょう13あいだ収容しゅうようひだり大腿だいたいおよ下腿かたい受傷じゅしょう受傷じゅしょう4にち尿にょう混濁こんだくし、その夕方ゆうがた死亡しぼう剖検ぼうけんひだり大腿だいたい上部じょうぶ筋肉きんにく壊死えししるあきら
  • 症例しょうれい2: 塹壕ざんごうなか砲弾ほうだん炸裂さくれつりょう下腿かたい受傷じゅしょう受傷じゅしょう4にち血尿けつにょうとなり尿にょう。その夕刻ゆうこく死亡しぼう
  • 症例しょうれい3: みぎ上肢じょうし腰部ようぶどんてき打撲だぼく。5にち尿にょうりょう減少げんしょう。7にち死亡しぼう
  • じん実質じっしつ急性きゅうせい退行たいこうせい変性へんせい急性きゅうせい自家じか中毒ちゅうどくであり、これはメトヘモグロビン尿にょうじんのメトヘモグロビン梗塞こうそくぞうしめしている血球けっきゅう破壊はかいによって証明しょうめいされる。これはすべてのれいられる多数たすう壊死えし筋肉きんにく蛋白たんぱく崩壊ほうかいもといんしている。

この症候群しょうこうぐんは、のちにイギリスの医師いしエリック・バイウォーターズ(Eric Bywaters)英語えいごばんによって、だい世界せかい大戦たいせんなかの1941ねんのロンドンだい空襲くうしゅうザ・ブリッツ)のさい患者かんじゃ報告ほうこくされた[12][13]。そこで、報告ほうこくしゃにちなんでくじけめつ症候群しょうこうぐんはバイウォーターズ症候群しょうこうぐんともばれるようになった[12][2]

原因げんいんおよび症状しょうじょう 編集へんしゅう

身体しんたい一部いちぶとく四肢しし長時間ちょうじかん圧迫あっぱくけると、筋肉きんにく損傷そんしょうけ、組織そしき一部いちぶ壊死えしする。その圧迫あっぱくされた状態じょうたいから解放かいほうされると、壊死えししたすじ細胞さいぼうからカリウムミオグロビン乳酸にゅうさんなどが血液けつえきちゅう大量たいりょう漏出ろうしゅつする。発症はっしょうすると意識いしき混濁こんだくチアノーゼ失禁しっきんなどの症状しょうじょうられるほかこうカリウムしょうにより心室しんしつほそどうしん停止ていしこされたり、ミオグロビンにより腎臓じんぞう尿にょう細管さいかん壊死えし急性きゅうせい尿にょう細管さいかん壊死えし英語えいごばん)し急性きゅうせい腎不全じんふぜんこしたりする。

戦災せんさい自然しぜん災害さいがい事故じこともない、倒壊とうかいした建物たてものとう下敷したじきになるなどして発症はっしょうする場合ばあいおおい。圧迫あっぱくからの解放かいほう直後ちょくごは、意識いしきがあるために軽傷けいしょうとみなされ、そのおもとくとなりいたることもすくなくない。まれに、特定とくてい筋肉きんにく過度かど酷使こくしする運動うんどうおこなうことにより発症はっしょうする場合ばあいもある。スポーツの加圧かあつトレーニングによってくじけめつ症候群しょうこうぐん発症はっしょうした事例じれい報告ほうこくされている[14]

病態びょうたい生理せいり 編集へんしゅう

この症候群しょうこうぐんさい灌流障害しょうがい英語えいごばんであり、くじけめつ圧力あつりょく解放かいほうしょうじる。そのじょは、よこもんすじ融解ゆうかいしょうきょ状態じょうたいによって損傷そんしょうした骨格こっかくすじ分解ぶんかい)の産物さんぶつであるすじ分解ぶんかい産物さんぶつとくにミオグロビン、カリウムおよびリンりゅう放出ほうしゅつされることであるとかんがえられている。一方いっぽうほんしょう病態びょうたい筋肉きんにく直接的ちょくせつてきくじけめつかぎらず、長時間ちょうじかん圧迫あっぱくによるりゅう循環じゅんかん障害しょうがい本態ほんたいであることから、英名えいめいはCrush syndromeであっても、和名わみょうはそれの直訳ちょくやくであるくじけめつ症候群しょうこうぐんではなく、あつくじけ症候群しょうこうぐん呼称こしょうしている学会がっかい組織そしきもある[4][15]

腎臓じんぞうたいする特異とくいてき作用さよう完全かんぜんには解明かいめいされていないが、ミオグロビンのじん毒性どくせい代謝たいしゃ産物さんぶつによるところもあるかもしれない。

もっと壊滅かいめつてき全身ぜんしんへの影響えいきょうは、事前じぜん適切てきせつ準備じゅんびなしにくじけめつ部分ぶぶんあつ突然とつぜん解除かいじょされ、さい灌流症候群しょうこうぐんこしたときにこりうる。組織そしき直接的ちょくせつてきくじけめつけるだけでなく、四肢しし組織そしき突然とつぜんさい酸素さんそされる。適切てきせつ準備じゅんびがなければ、患者かんじゃ疼痛とうつうコントロールにより、さい還流かんりゅうまえ元気げんきであっても、その直後ちょくご突然とつぜん死亡しぼうすることがある。これは"smiling death"とばれる[16]

こうした全身ぜんしんへの影響えいきょうは、外傷がいしょうせいよこもんすじ融解ゆうかいしょうによってこされる。よこもんすじ融解ゆうかいしょうでは、患部かんぶ水分すいぶんカルシウムナトリウム吸収きゅうしゅうされる一方いっぽう、カリウム、ミオグロビン、リンさんトロンボプラスチン英語えいごばんクレアチンクレアチンキナーゼ放出ほうしゅつされる。

くじけめつ症候群しょうこうぐんは、患部かんぶ放置ほうちすると、コンパートメント症候群しょうこうぐんから直接ちょくせつ発症はっしょうする可能かのうせいがある[17]症状しょうじょうには、疼痛とうつう(pain)、蒼白そうはく(pallor)英語えいごばんパレステジア(paresthesia)英語えいごばん(ピンとはりすようないたみ)、麻痺まひ(paralysis)、脈拍みゃくはくさわ不可ふか(pulseless)という「5つのP」がふくまれる[18]

治療ちりょう 編集へんしゅう

 
クラッシュ症候群しょうこうぐん進行しんこうながちゅう略語りゃくご以下いかとおり。 MC:Most common(最多さいた)、#: 骨折こっせつ、MODS: multiple organ dysfunction syndrome(臓器ぞうき不全ふぜん症候群しょうこうぐん)、RTN: renal tubular necrosis(じん尿にょう細管さいかん壊死えし

よこもんすじ融解ゆうかいしょう壊死えしであるため、よこもんすじ融解ゆうかいしょう影響えいきょう損傷そんしょうもともどすことができる明確めいかく治療ちりょうほうはない[19]。 しかし、早期そうき一貫いっかんして行動こうどうすることで、よりおおくの合併症がっぺいしょうこす可能かのうせいのある病態びょうたい発生はっせいりつ低下ていかさせることができる[20]全体ぜんたいてき治療ちりょうは、患者かんじゃ水分すいぶん補給ほきゅうすることでおこなわれる腎不全じんふぜん腎不全じんふぜん)の予防よぼう依存いぞんする。また、尿にょうのpHをより塩基えんきせいにすること(尿にょうのアルカリ)にも依存いぞんする[20]

治療ちりょうけていない即時そくじくじけめつ症候群しょうこうぐんによる死亡しぼうは、重度じゅうど頭部とうぶ損傷そんしょう腹部ふくぶ臓器ぞうき損傷そんしょうともなからだみき損傷そんしょう、および窒息ちっそく酸素さんそ極度きょくど不足ふそく)によってこされる。早期そうき治療ちりょうくじけめつ症候群しょうこうぐんは、こうカリウムしょうおよび循環じゅんかん血液けつえきりょう減少げんしょうせいショックによってこされる。治療ちりょうくじけめつ症候群しょうこうぐん後期こうき死亡しぼうは、腎不全じんふぜん血液けつえき凝固ぎょうこ障害しょうがいおよび出血しゅっけつ敗血症はいけつしょうによってこされる[20]

くじけめつ症候群しょうこうぐん危険きけんせいから、(英国えいこくでは)専門せんもん以外いがい初期しょき救護きゅうごしゃたいする現在げんざい推奨すいしょうは、15ふん以上いじょうめられているくじけめつ損傷そんしょう英語えいごばん患者かんじゃをすぐにあつから解放かいほうしないことである[21]

受傷じゅしょう現場げんばでの管理かんり 編集へんしゅう

てい血圧けつあつ許容きょよう制限せいげんてき輸液療法りょうほう)は賢明けんめいではない。慎重しんちょうな輸液負荷ふか炭酸たんさん水素すいそナトリウム静脈じょうみゃくない投与とうよ賢明けんめいであり、とくくじけめつあつが4時間じかん以上いじょう患者かんじゃにかかった場合ばあいおおくの場合ばあいは1時間じかん以上いじょう持続じぞくした場合ばあいにもおこなう。サンフランシスコの救急きゅうきゅうたいのプロトコールでは、成人せいじん基本きほんてき投与とうよりょうは、2Lの生理せいりしょく塩水えんすいボーラス投与とうよつづいて500mL/hを投与とうよすることであり、「小児しょうに患者かんじゃおよびしん機能きのう障害しょうがいまたはじん機能きのう障害しょうがい既往きおうれきのある患者かんじゃについては、この輸液りょう制限せいげんすること」、とある [22]

可能かのうならば、現場げんばにおいて水分すいぶん補給ほきゅう患者かんじゃみずめる場合ばあいのみ、あやまえん十分じゅうぶん注意ちゅういして無理むりませない)、毛布もうふとうによる保温ほおん酸素さんそ投与とうよおこなうことがのぞましい。

止血しけつたい使用しようは、くじけめつ関連かんれんした傷害しょうがい生命せいめいおびやかす合併症がっぺいしょう発生はっせいばすことができ、うしなわれた水分すいぶん医学いがくてき体内たいないにすぐにもどすことができない場合ばあいだい選択肢せんたくしとなる。患者かんじゃが2時間じかん以上いじょうなにかにはさまれている場合ばあいは、止血しけつたい使用しよう考慮こうりょする[23]患部かんぶ心臓しんぞうちかがわをゴムバンドなどでめることであつ解放かいほう直後ちょくご急激きゅうげきカリウム心臓しんぞうまわるのをふせぐことができるが、あくまで応急おうきゅう処置しょちであり、またけすぎでは悪化あっかまねくため、専門せんもん知識ちしきがある医師いしとう施行しこうすべきである。

病院びょういんでの初期しょき治療ちりょう 編集へんしゅう

臨床りんしょうは、てい血圧けつあつ腎不全じんふぜん、アシドーシス、こうカリウムしょうていカルシウムしょうから患者かんじゃ保護ほごしなければならない。集中しゅうちゅう治療ちりょうしつ、できれば外傷がいしょうがく経験けいけん豊富ほうふ集中しゅうちゅう治療ちりょうしつへの入室にゅうしつ適切てきせつであろう。元気げんきそうな患者かんじゃでも経過けいか観察かんさつ必要ひつようである。開放かいほうそう外科げかてき適切てきせつ処置しょちをし、デブリードマン必要ひつようならば)をおこない、抗生こうせい物質ぶっしつ破傷風はしょうふうトキソイド投与とうよする。呼吸こきゅう循環じゅんかんをチェックし、必要ひつようであれば酸素さんそ吸入きゅうにゅうおこなう。電解でんかいしつ動脈血どうみゃくけつガスすじ酵素こうそ測定そくてい結果けっかおうじて、経口けいこうえきまたは静脈じょうみゃくない輸液をおこなわなければならない[20]

ショックによるてい血圧けつあつ予防よぼうするために、最大さいだい1.5L/hの細胞さいぼうがいえき補給ほきゅう継続けいぞくする。生理せいり食塩しょくえんえき乳酸にゅうさんリンゲル液りんげるえき(ラクテックちゅう、ソルラクトちゅうなど)、酢酸さくさんリンゲル液りんげるえき(ヴィーンFなど)をもちいる。1にち輸液りょうは10 - 20Lをようする場合ばあいもある。輸液とマンニトール尿にょうりょう維持いじし、尿にょうりょう維持いじできない場合ばあい血液けつえき透析とうせき考慮こうりょする。ミオグロビンや尿にょうさん腎臓じんぞう沈着ちんちゃくするのをふせぐため、炭酸たんさん水素すいそナトリウムを静脈じょうみゃくない投与とうよして尿にょうのpHを6.5以上いじょうたもつ。ほんしょう致死ちしてきこうカリウム状態じょうたいこすおそれがあるため、こう濃度のうどカリウムをふくむ輸液(細胞さいぼうないえき維持いじえきなど)はのぞましくない。

 
コンパートメント症候群しょうこうぐん併発へいはつしたくじけめつ症候群しょうこうぐんげんちょう切開せっかいおこなわれている。

アシドーシスこうカリウムしょうていカルシウムしょう予防よぼう治療ちりょうするには、以下いか投与とうよ考慮こうりょする(成人せいじん場合ばあい[3]

それでも、不整脈ふせいみゃく発現はつげんすることがある。生体せいたい情報じょうほうモニタ(心電図しんでんずSpO2血圧けつあつ)をおこない、特定とくてい治療ちりょうすみやかに開始かいしすることがのぞましい。また、あつくじけされた患部かんぶ腫脹しゅちょうしてコンパートメント症候群しょうこうぐんこしている場合ばあいなど、状況じょうきょうによっては医師いし判断はんだんにより、患部かんぶげんちょう切開せっかい切断せつだんおこなうこともある。

社会しゃかい 編集へんしゅう

日本にっぽんでは、1995ねん阪神はんしん淡路あわじ大震災だいしんさいくじけめつ症候群しょうこうぐんともな傷病しょうびょうしゃが370めい以上いじょう発生はっせい[4]し、ひろられるようになった[2]。それまでは、臨床りんしょうにも馴染なじみがうすいものであった[4]2005ねんJR福知山ふくちやません脱線だっせん事故じこ2024ねんれい6ねん能登半島のとはんとう地震じしんによる負傷ふしょうしゃにも、くじけめつ症候群しょうこうぐん発生はっせいした[2][24]

脚注きゃくちゅう 編集へんしゅう

  1. ^ グローバル 災害さいがい看護かんごマニュアルきょう交易こうえき、2007ねん12月、224ぺーじISBN 978-4-88003-583-3http://www.sshinko.com/wp/wp-content/uploads/38225.pdf 
  2. ^ a b c d しょう項目こうもく事典じてん, デジタル大辞泉だいじせん,日本にっぽんだい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ),内科ないかがく だい10はん,知恵ちえぞうmini,ブリタニカ国際こくさいだい百科ひゃっか事典じてん. “クラッシュ症候群しょうこうぐん(クラッシュショウコウグン)とは? 意味いみ使つかかた”. コトバンク. 2024ねん1がつ2にち閲覧えつらん
  3. ^ a b Blast Injuries: Crush Injury & Crush Syndrome. Centers for Disease Control. オリジナルの2016-03-04時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160304063240/http://www.acep.org/uploadedFiles/ACEP/Practice_Resources/disater_and_EMS/disaster_preparedness/BlastInjury_Crush_Eng.pdf 2015ねん1がつ19にち閲覧えつらん. 
  4. ^ a b c d 災害さいがいあつくじけ症候群しょうこうぐん環境かんきょうせい体温たいおん異常いじょう”. 日本内科学会にほんないかがっかい. 2024ねん1がつ3にち閲覧えつらん
  5. ^ a b Minami, Seigo (1923). “Über Nierenveränderungen nach Verschüttung”. Virchows Archiv für Pathologische Anatomie und Physiologie und für Klinische Medizin 245 (1): 247–267. doi:10.1007/BF01992107. 
  6. ^ 突然とつぜんをもたらすクラッシュ症候群しょうこうぐんにご用心ようじん災害さいがい救出きゅうしゅつ救助きゅうじょ救護きゅうごポイント”. bosailabo.jp. 2024ねん1がつ2にち閲覧えつらん
  7. ^ a b Morton's medical bibliography -An annotated check-list of texts illustrating History of medicine (Garrison-Morton). Aldershot: Solar Press; 1911. p.654.
  8. ^ a b Medical discoveries - Who and when- Schmidt JF. Springfield: CC Thomas, 1959. p.115.
  9. ^ a b 松木まつき明知めいち「crush syndromeを世界せかい最初さいしょ報告ほうこくしたみな省吾しょうご」(麻酔ますい55(2) 222-228,2006)
  10. ^ Über Nierenveränderungen nach Verschüttung
  11. ^ Virchows Arch、Path. Anat. 1923, 245, 247-67.
  12. ^ a b synd/3870 - Who Named It?
  13. ^ Bywaters, E. G.; Beall, D. (1941). “Crush injuries with impairment of renal function”. British Medical Journal 1 (4185): 427–432. doi:10.1136/bmj.1.4185.427. PMC 2161734. PMID 20783577. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2161734/. 
  14. ^ 塚本つかもと祐也ゆうや() 2014「加圧かあつトレーニングくじけめつ症候群しょうこうぐん(Crush Syndrome)を合併がっぺいしたいちれい」『整形せいけい外科げか災害さいがい外科げか』63 (3), 469-71
  15. ^ あつくじけ症候群しょうこうぐん 日本にっぽん救急きゅうきゅう学会がっかい医学いがく用語ようご解説かいせつしゅう”. www.jaam.jp. 2024ねん1がつ3にち閲覧えつらん
  16. ^ Nancy Caroline (2007). Nancy Caroline's Emergency Care in the Streets: Trauma Medical. 2 (6th ed.). pp. 19–13. ISBN 9780763742393. https://books.google.com/books?id=f3ePQZDXpwwC&q=%22Crush+injury%22+smiling+death&pg=PT115 
  17. ^ Pallister, Ian (20 May 2016). “Management of Compartment Syndrome and Crush Syndrome”. Orthopaedic Trauma in the Austere Environment. pp. 363–368. doi:10.1007/978-3-319-29122-2_28. ISBN 978-3-319-29120-8 
  18. ^ Compartment Syndrome - The 5 Ps”. Ausmed (2016ねん5がつ17にち). 2022ねん9がつ13にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2020ねん1がつ6にち閲覧えつらん
  19. ^ Sever, Mehmet (30 April 2011). “Management of Crush Syndrome Casualties after Disasters”. Rambam Maimonides Medical Journal 2 (2): e0039. doi:10.5041/RMMJ.10039. PMC 3678930. PMID 23908797. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3678930/. 
  20. ^ a b c d Smith, Jason (23 October 2002). “Crush Injury and Crush Syndrome”. Ovid 54. http://ovidsp.ovid.com/ovidweb.cgi?T=JS&PAGE=reference&D=ovftf&NEWS=N&AN=00005373-200305001-00039.. 
  21. ^ St John Ambulance UK First Aid Manual, 10th Edition, p. 118
  22. ^ Crush Syndrome. San Francisco Emergency Medical Services Agency. (1 July 2002). Protocol: #P-101. オリジナルの28 October 2011時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20111028105440/http://firespecialops.com/files/2010/02/San-Fran-EMS-Crush-Protocol.pdf. 
  23. ^ Walters, Thomas (28 December 2016). “Crush Syndrome - Prolonged Field Care”. Joint Trauma System Clinical Practice Guideline. オリジナルの21 June 2022時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220621015231/https://jts.amedd.army.mil/assets/docs/cpgs/Crush_Syndrome_PFC_28_Dec_2016_ID58.pdf. 
  24. ^ 能登半島のとはんとう地震じしん 発生はっせいの72あいだ救出きゅうしゅつされた89さい女性じょせい死亡しぼう『クラッシュ症候群しょうこうぐん - TBS NEWS DIG 2024ねん1がつ18にち

関連かんれん項目こうもく 編集へんしゅう

参考さんこう文献ぶんけん 編集へんしゅう

  • 小濱おばまけい救急きゅうきゅうマニュアル だい3はん医学書院いがくしょいん、2005ねんISBN 978-4-260-00040-6 
  • 亀山かめやま正邦まさくに, こう久史ひさし麿まろ今日きょう診断しんだん指針ししん だい5はん医学書院いがくしょいん、2002ねんISBN 978-4-260-10267-4 
  • 二ノ宮にのみや節夫せつお, 冨士川ふじがわ恭輔きょうすけ, 越智おち隆弘たかひろ, 国分こくぶ正一しょういち, 岩谷いわたにつとむ今日きょう整形せいけい外科げか治療ちりょう指針ししん だい5はん医学書院いがくしょいん、2004ねんISBN 978-4-260-12592-5 

関連かんれん文献ぶんけん 編集へんしゅう

外部がいぶリンク 編集へんしゅう