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「クリミア・タタール」のはんあいだ差分さぶん

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クリミア・タタールじん民族みんぞく離散りさん結果けっか、[[ウズベキスタン]]とう中央ちゅうおうアジア諸国しょこく、[[トルコ]]、[[ルーマニア]]、[[ブルガリア]]にも話者わしゃ存在そんざいする。話者わしゃすうは、クリミアに26まんにん中央ちゅうおうアジアに15まんにん推計すいけいされる。
クリミア・タタールじん民族みんぞく離散りさん結果けっか、[[ウズベキスタン]]とう中央ちゅうおうアジア諸国しょこく、[[トルコ]]、[[ルーマニア]]、[[ブルガリア]]にも話者わしゃ存在そんざいする。話者わしゃすうは、クリミアに26まんにん中央ちゅうおうアジアに15まんにん推計すいけいされる。
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== 正書法せいしょほう ==
== 正書法せいしょほう ==
20世紀せいき初頭しょとうまで、クリミア・タタールは[[アラビア文字もじ]]により記述きじゅつされ、当時とうじの[[オスマン]]の影響えいきょうつよけた文章ぶんしょう使つかわれていた。1928ねんに[[ラテン文字もじ]]のアルファベットによる正書法せいしょほう制定せいていされたが、1938ねんには、[[キリル文字もじ]]による正書法せいしょほうあらためられた。ソ連邦それんぽう崩壊ほうかい、クリミア・タタールじん民族みんぞく意識いしき高揚こうようにより、ラテン文字もじによるしん正書法せいしょほう制定せいていされた。2014ねんの[[ロシアによるクリミアの併合へいごう|クリミア併合へいごう]]ともな、ウクライナ国内こくないではラテン文字もじ、[[クリミア共和きょうわこく]]ふくロシアくにうちではキリル文字もじによる表記ひょうきとなっている。
20世紀せいき初頭しょとうまで、クリミア・タタールは[[アラビア文字もじ]]により記述きじゅつされ、当時とうじの[[オスマン]]の影響えいきょうつよけた文章ぶんしょう使つかわれていた。1928ねんに[[ラテン文字もじ]]のアルファベットによる正書法せいしょほう制定せいていされたが、1938ねんには、[[キリル文字もじ]]による正書法せいしょほうあらためられた。ソ連邦それんぽう崩壊ほうかい、クリミア・タタールじん民族みんぞく意識いしき高揚こうようにより、ラテン文字もじによるしん正書法せいしょほう制定せいていされた。2014ねんの[[ロシアによるクリミアの併合へいごう|クリミア併合へいごう]]以降いこう、ウクライナ国内こくないではおもラテン文字もじ占領せんりょうにある[[クリミア]]ロシアりょううちではロシア国内こくないほうしたがキリル文字もじによる表記ひょうきとなっている。
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2021ねん8がつ18にち (水)すい 05:56時点じてんにおけるはん

クリミア・タタール
Qırımtatar tili, Qırım tili
къырымтатар тили, къырым тили
はなされるくに ウクライナロシアウズベキスタントルコルーマニアブルガリアひとし
地域ちいき 黒海こっかい沿岸えんがん中央ちゅうおうアジア
民族みんぞく クリミア・タタールじん
話者わしゃすう やく48まんにん[1]
言語げんご系統けいとう
表記ひょうき体系たいけい キリル文字もじラテン文字もじ
言語げんごコード
ISO 639-2 crh
ISO 639-3 crh
消滅しょうめつ危険きけん評価ひょうか
Severely endangered (Moseley 2010)
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クリミア・タタール(クリミア・タタールご、Qırımtatar tili, къырымтатар тили, Qırımtatarca)は、クリミア共和きょうわこく中心ちゅうしん居住きょじゅうするクリミア・タタールじんによってはなされるテュルクけい言語げんごひとつ。クリミア(Qırım tili, къырым тили, Qırımca[2])ともわれる。

クリミア・タタールじん民族みんぞく離散りさん結果けっかウズベキスタンひとし中央ちゅうおうアジア諸国しょこくトルコルーマニアブルガリアにも話者わしゃ存在そんざいする。話者わしゃすうは、クリミアに26まんにん中央ちゅうおうアジアに15まんにん推計すいけいされる。

言語げんご系統けいとうは、テュルク諸語しょごのキプチャクぐんぞくし、どうかたりぐんクムクカラチャイ・バルカルきんえんとされるが、オスマン帝国ていこくとの歴史れきしてき関係かんけいから、トルコからの影響えいきょう顕著けんちょられる。そのため、トルコぞくするオグズぐんとキプチャクぐんなかあいだとして分類ぶんるいする場合ばあいもある。

テュルクけいしょ言語げんご同様どうよう膠着こうちゃくであり、母音ぼいん調和ちょうわ特徴とくちょうつ。語彙ごいアラビアペルシアトルコロシアからの借用しゃくようおおい。

方言ほうげん

キプチャクけい北方ほっぽう方言ほうげん(ノガイ方言ほうげん)、オグズけい沿岸えんがん方言ほうげん(ヤルボイル方言ほうげん)、両者りょうしゃ特徴とくちょうあわ中央ちゅうおう方言ほうげんの3方言ほうげん分類ぶんるいされる。現在げんざい文章ぶんしょうは、中央ちゅうおう方言ほうげんもとづいている。 また、クリミアのユダヤ教徒きょうとあいだはなされるクリムチャクキリスト教徒きりすときょうとen:Urums)のあいだはなされるウルムは、クリミア・タタール下位かい言語げんごであるとかんがえられている。

正書法せいしょほう

20世紀せいき初頭しょとうまで、クリミア・タタールアラビア文字もじにより記述きじゅつされ、当時とうじオスマン影響えいきょうつよけた文章ぶんしょう使つかわれていた。1928ねんラテン文字もじのアルファベットによる正書法せいしょほう制定せいていされたが、1938ねんには、キリル文字もじによる正書法せいしょほうあらためられた。ソ連邦それんぽう崩壊ほうかい、クリミア・タタールじん民族みんぞく意識いしき高揚こうようにより、ラテン文字もじによるしん正書法せいしょほう制定せいていされた。2014ねんクリミア併合へいごう以降いこうは、ウクライナ国内こくないではおもにラテン文字もじ占領せんりょうにあるクリミアやロシア領内りょうないではロシア国内こくないほうしたがいキリル文字もじによる表記ひょうきとなっている。

IPA
а b c ç d e f g ğ h ı i j k l m n ñ o ö p q r s ş t u ü v y z
[a] [b] [ʤ] [ʧ] [d] [e] [f] [g] [ɣ] [x] [ɯ] [i, ɪ] [ʒ] [k] [l] [m] [n] [ŋ] [o] [ø] [p] [q] [r] [s] [ʃ] [t] [u] [y] [v, w] [j] [z]
クリミア・タタール新旧しんきゅう正書法せいしょほう対照たいしょうひょう
キリル文字もじ А Б В Г Гъ Д Е Ё Ж З И Й К Къ Л М Н Нъ О П Р С Т У Ф Х Ц Ч Дж Ш Щ Ъ Ы Ь Э Ю Я
а б в г гъ д е ё ж з и й к къ л м н нъ о п р с т у ф х ц ч дж ш щ ъ ы ь э ю я
現行げんこうのラテン文字もじ A B V G Ğ D Ye Yo J Z İ Y K Q L M N Ñ O P R S T U F H Ç C Ş I E Yu Ya

Ââは、子音しいん口蓋こうがい表記ひょうきするためにもちいられる。 (れいoktâbr - октябрь.

脚注きゃくちゅう

  1. ^ http://www.ethnologue.com/show_language.asp?code=crh
  2. ^ Озенбашлы Э., Умеров М. Русско-крымский учебный словарь. Симферополь: Оригинал-М, 2008. ISBN 978-966-8933-27-1

関連かんれん項目こうもく

外部がいぶリンク