ロシアによるクリミアの併合へいごう

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ウクライナ紛争ふんそう (2014ねん-) > 2014ねんクリミア危機きき > ロシアによるクリミアの併合へいごう
クリミア濃緑こみどり)とウクライナうすきみどり)、ロシアうすあか

ロシアによるクリミアの併合へいごう(ロシアによるクリミアのへいごう)は、国際こくさいてきウクライナ領土りょうどなされているクリミア半島くりみあはんとう構成こうせいするクリミア自治じち共和きょうわこくセヴァストポリ特別とくべつロシア連邦れんぽう領土りょうどくわえるもので、2014ねん3月18にちにロシア、クリミア、セヴァストポリの3しゃ調印ちょういんした条約じょうやくもとづき実行じっこうされた。

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North Atlantic Treaty Organization - National Geographic Mapsの2022ねん3がつ4にちインスタグラム投稿とうこうクリミア半島くりみあはんとうがロシアの版図はんととしてえがかれている。

1991ねんソビエト連邦れんぽう崩壊ほうかい・ロシア連邦れんぽう成立せいりつはつの、ロシアにとって本格ほんかくてき領土りょうど拡大かくだいとなった。クリミアとセヴァストポリにおける住民じゅうみん投票とうひょう独立どくりつ宣言せんげん併合へいごう要望ようぼう決議けつぎ、そしてロシアとの条約じょうやく締結ていけつという段階だんかいんで併合へいごう宣言せんげんおこなわれたが、国際こくさい連合れんごうやウクライナ、そして日本にっぽんふく西側にしがわ諸国しょこくなどは主権しゅけん領土りょうど一体いったいせいウクライナ憲法けんぽう違反いはんしていることなどを理由りゆうとしてこれをみとめず、国際こくさいてき承認しょうにんひろられていない。

歴史れきしてき背景はいけい[編集へんしゅう]

ケルソネソス遺跡いせきひじりウラジーミルだい聖堂せいどうウラジーミル・プーチン大統領だいとうりょうは3がつ18にち演説えんぜつで988ねんのクリミアでのウラジーミルひじりこう洗礼せんれいにまで言及げんきゅうした。
オスマン帝国ていこく宗主そうしゅにあったクリミア・ハンこく[注釈ちゅうしゃく 1]ロシア併合へいごうした、エカテリーナ2せい

ロシア連邦れんぽうは、988ねんぜんルーシ共通きょうつう祖先そせんであるウラジーミル1せい洗礼せんれいけルーシのキリスト教きりすときょう端緒たんしょひらいたのは、当時とうじひがしマ帝国まていこく支配しはいにあった植民しょくみん都市としケルソネソスであったとして、クリミアが「ロシア固有こゆう領土りょうど」であることを主張しゅちょうしている。一方いっぽう、ウクライナは、モスクワかんするはじめての記述きじゅつ1147ねんであるとし、そもそもキエフ・ルーシをロシアの起源きげんであるとの立場たちばみとめない立場たちばっている[1]国家こっか起源きげんは、ロシアとウクライナ歴史れきしかん相違そういられる重要じゅうようてんひとつである。

キエフ大公たいこうこくひがしマ帝国まていこくは、13世紀せいき前半ぜんはんモンゴルのルーシ侵攻しんこうによってクリミア半島くりみあはんとうにおける支配しはいけんうしなった。

1239ねんから、クリミアはモンゴル帝国ていこくぶんえだであるジョチ・ウルス(キプチャク・ハンこく)のテュルクモンゴルけいしょ部族ぶぞくタタール)の支配しはいかれた。

クリミアにいたタタールのしょ部族ぶぞくは、1441ねんチンギス・カン末裔まつえい[注釈ちゅうしゃく 2]であるハジ・ギレイ英語えいごばんハンとしてクリミア・ハンこく形成けいせいした。

クリミア・ハンこく形成けいせいされたのとおなじ15世紀せいきごろモスクワ大公たいこうこくリトアニア大公たいこうこくとハンこくとのあいだ緩衝かんしょう地帯ちたいとなったステップ(現在げんざいのウクライナとロシアの南部なんぶ)にいたせい教徒きょうと人々ひとびとが、コサック(コザーク、カザーク)とばれる武装ぶそう集団しゅうだん形成けいせいした。1550年代ねんだいウクライナ・コサックヘトマンドミトロ・ヴィシネヴェツキー英語えいごばんは、コサックを軍事ぐんじ組織そしきし、ドニエプルがわ中洲なかすにタタールの侵入しんにゅう対抗たいこうするための要塞ようさい建設けんせつした。これにより形成けいせいされたザポロージャ・シーチ英語えいごばんのコサックは、クリミア半島くりみあはんとうやオスマン帝国ていこくへの襲撃しゅうげきおこなうようになった。

コサックがポーランド・リトアニア共和きょうわこくからの自立じりつ目指めざしたフメリニツキーのらん(1648ねん-1657ねん)では、ヘトマンのボフダン・フメリニツキーはクリミア・ハンこく同盟どうめいして挙兵きょへいした。

1682ねんだいウィーン包囲ほういによりだいトルコ戦争せんそう開始かいしされると、ロシアも参戦さんせんして戦争せんそう(1686ねん-1700ねん有利ゆうりすすめ、1700ねんコンスタンティノープル条約じょうやく締結ていけつされた。

1774ねん戦争せんそう(1768ねん-1774ねんやぶれたオスマン帝国ていこくは、キュチュク・カイナルジ条約じょうやくでクリミア・ハンこくたいする宗主そうしゅけん放棄ほうきさせられ、名目めいもくじょう独立どくりつしたクリミア・ハンこくロシア帝国ていこく影響えいきょうはいった。1778ねんにはロシアによってせい教徒きょうと住民じゅうみんがクリミアからアゾフうみ北岸ほくがんマリウポリ周辺しゅうへん強制きょうせい移住いじゅうさせられた。そして1783ねん、ロシア帝国ていこくはキュチュク・カイナルジ条約じょうやく破棄はきしてクリミア・ハンこく併合へいごうした。

当時とうじ皇帝こうていエカテリーナ2せい寵臣ちょうしんグリゴリー・ポチョムキン主導しゅどうで、クリミア半島くりみあはんとうとそのきた位置いちするノヴォロシアばれる地域ちいき開発かいはつすすめられた。このときには開発かいはつのために移住いじゅうさせられたものおおくはウクライナ・コサックであった。

南下なんか政策せいさくすすめていたロシアにとってはクリミアは格好かっこう不凍港ふとうこう建設けんせつでありセヴァストポリ要塞ようさいなどが建設けんせつされるとともに黒海こっかい艦隊かんたい創設そうせつされ、これを母港ぼこうとした。

1854ねんクリミア戦争せんそうではセヴァストポリ要塞ようさいをめぐる攻防こうぼうせん黒海こっかい戦線せんせんでは最大さいだい激戦げきせんとなった。

比較的ひかくてき温暖おんだん気候きこうであることから、アレクサンドル3せいヤルタリヴァディア宮殿きゅうでんいとなんだように、クリミアはロシアじん保養ほようとしてにぎわうようになった。アレクサンドル・プーシキンバフチサライおとずれ、クリミア・ハンこく伝説でんせつもとづいた『バフチサライのいずみ』をあらわしたり、レフ・トルストイアントン・チェーホフがヤルタに一時いちじきょかまえたりしており、チェーホフの『いぬれたおくさん』の舞台ぶたいにもなっている。このようにクリミアはロシア・ロマン主義しゅぎ中心ちゅうしんとなった。

20世紀せいきはいソビエト連邦れんぽう成立せいりつし、クリミア・ハンこく居住きょじゅうしていたテュルクのながれをクリミア・タタールじんほかに、おおくのロシアじん移住いじゅうしクリミアの住民じゅうみん構成こうせいすることとなった[2]だい世界せかい大戦たいせんなかクリミア半島くりみあはんとう進撃しんげきしてきたドイツ国防こくぼうぐん民族みんぞく一部いちぶ協力きょうりょくしたとの疑惑ぎわくから、ソビエト連邦れんぽう共産党きょうさんとう書記しょきちょうヨシフ・スターリンはクリミア・タタールじん全体ぜんたいシベリアウズベクなど中央ちゅうおうアジアへと強制きょうせい追放ついほうし、その過程かていでクリミア・タタールじんやく半数はんすう死亡しぼうする事態じたいとなった。

だい世界せかい大戦たいせん世界せかい情勢じょうせい決定けっていづけたヤルタ会談かいだん開催かいさいされたのは上述じょうじゅつヤルタのリヴァディア宮殿きゅうでんにおいてである。 スターリン1954ねんソビエト連邦れんぽう共産党きょうさんとうだいいち書記しょきニキータ・フルシチョフによりクリミアはロシア共和きょうわこくからウクライナ共和きょうわこく両国りょうこく友好ゆうこうあかしとして割譲かつじょうされた。1991ねんにソビエト連邦れんぽう崩壊ほうかいし、追放ついほうされていたクリミア・タタールじんもクリミアへと帰還きかんした。しかしソビエト連邦れんぽう崩壊ほうかいのちにウクライナがセヴァストポリに駐留ちゅうりゅうする黒海こっかい艦隊かんたい一部いちぶ所有しょゆうけん主張しゅちょうしたためロシアとウクライナのあいだ対立たいりつ発生はっせいし、クリミアではウクライナへの帰属きぞくのぞまないロシアじん住民じゅうみん中心ちゅうしん分離ぶんり独立どくりつもとめるこえこったが、最終さいしゅうてきクリミア自治じち共和きょうわこくとしてウクライナの一部いちぶとなった[3]

ロシアによる併合へいごう[編集へんしゅう]

ウクライナ政変せいへん[編集へんしゅう]

2014ねんのウクライナにおける政変せいへんしんヤヌコーヴィチ政権せいけん崩壊ほうかいし、おや欧米おうべい暫定ざんてい政権せいけん発足ほっそくしたことに一部いちぶのクリミア住民じゅうみん抗議こうぎし、おや政権せいけん衝突しょうとつクリミア自治じち共和きょうわこく最高さいこう会議かいぎ英語えいごばん議会ぎかい)をロシアへい制圧せいあつ[注釈ちゅうしゃく 3]し、内部ないぶ様子ようす不明ふめいなまま、クリミア自治じち共和きょうわこくは「クリミア共和きょうわこく」に移行いこうするとの宣言せんげん採択さいたくされたとの発表はっぴょうがなされ、暫定ざんてい政権せいけん支持しじ表明ひょうめいしたアナトリー・モギリョフ英語えいごばん閣僚かくりょう会議かいぎ議長ぎちょう首相しゅしょう相当そうとう)は解任かいにんされ、クリミア自治じち共和きょうわこく最高さいこう会議かいぎにおけるしょう政党せいとうロシアの統一とういつとう英語えいごばん」の党首とうしゅであったセルゲイ・アクショーノフ首相しゅしょう指名しめいされ、ウクライナほうしたがわないかたちでアクショーノフ政権せいけん発足ほっそくしたことが発表はっぴょうされた[5]

住民じゅうみん投票とうひょう[編集へんしゅう]

クリミア共和きょうわこく議会ぎかいとセヴァストポリ市議会しぎかいはロシアへの併合へいごう住民じゅうみん投票とうひょうを3がつ16にちおこなうことを決定けっていしたが、領土りょうど変更へんこう国民こくみん投票とうひょうによってのみ議決ぎけつすることができるとウクライナ憲法けんぽうだい73じょうさだめられており[6]、このためキエフの暫定ざんてい政権せいけん国際こくさい連合れんごう日米にちべいおうG7をはじめとする国々くにぐに組織そしき住民じゅうみん投票とうひょう中止ちゅうしうったえ、結果けっかれないと表明ひょうめいする一方いっぽう[7][8]、ロシアは結果けっか尊重そんちょうするとした[9]投票とうひょう5にちまえの3がつ11にちにクリミアとセヴァストポリはウクライナからの独立どくりつ宣言せんげんおこない、住民じゅうみん投票とうひょうでロシア併合へいごう賛成さんせい多数たすうとなれば即時そくじ独立どくりつ、ロシアへの併合へいごうもとめるとの内容ないよう決議けつぎした[10]。これは、国際こくさいほうじょう当該とうがいこく同士どうし合意ごういなしに領土りょうど帰属きぞく変更へんこうおこなうことはみとめられない懸念けねんがあるため、独立どくりつ宣言せんげんおこなうことでウクライナからの分離ぶんり既成きせい事実じじつし、独立どくりつ国家こっかとしてロシアに併合へいごうされるための体裁ていさいととのえるためのものとされた[10]

住民じゅうみん投票とうひょうは16にちにウクライナ国内こくないほうはんするかたちおこなわれ、その結果けっか、クリミア共和きょうわこく中央ちゅうおう選挙せんきょ管理かんり委員いいんかいは、クリミアとセヴァストポリの両方りょうほうで9わり以上いじょう賛成さんせいひょうとうじられたと発表はっぴょうした。国際こくさい社会しゃかい早々そうそうどう住民じゅうみん投票とうひょうみとめないと発表はっぴょうするなか、ロシアは、この住民じゅうみん投票とうひょう結果けっかしたがって3がつ17にち両者りょうしゃはウクライナからの独立どくりつと、ロシアに併合へいごうもとめる決議けつぎ採択さいたくした[11]

併合へいごう条約じょうやく締結ていけつ[編集へんしゅう]

条約じょうやく調印ちょういんするロシア、クリミア、セヴァストポリの代表だいひょう

2014ねん3がつ17にち、ロシアは「クリミア共和きょうわこく」の独立どくりつ承認しょうにん[12]よく18にちウラジーミル・プーチン大統領だいとうりょうクレムリンにおいて上下じょうげ両院りょういん議員ぎいん地域ちいき指導しどうしゃ社会しゃかい団体だんたい代表だいひょうらのまえ演説えんぜつし、住民じゅうみん投票とうひょう投票とうひょうりつが8わりえたことにれ、投票とうひょう民主みんしゅ主義しゅぎてき手続てつづきにのっとったものであり、国際こくさいほう完全かんぜん準拠じゅんきょしたかたちおこなわれたとした。また9わり以上いじょうがロシア併合へいごう賛成さんせいしたことは、十分じゅうぶん説得せっとくりょくのある数字すうじだとも指摘してきした[13]。この結果けっか根拠こんきょとし、クリミアとセヴァストポリをあたらしい連邦れんぽう構成こうせい主体しゅたいとしてロシア連邦れんぽう併合へいごうする関連かんれん法案ほうあん可決かけつをロシア議会ぎかいもとめて演説えんぜつ[14]つづいてプーチンとクリミア首相しゅしょうのアクショーノフ、クリミア国家こっか評議ひょうぎかい(「最高さいこう会議かいぎ」から改称かいしょう議長ぎちょうのウラジーミル・コンスタンチノフ、そしてセヴァストポリ特別とくべつ評議ひょうぎかい議長ぎちょうのアレクセイ・チャリが、ロシアとクリミア共和きょうわこくこくあいだ条約じょうやく[注釈ちゅうしゃく 4]形式けいしきをとった「クリミア共和きょうわこくをロシア連邦れんぽう併合へいごうし、ロシア連邦れんぽうあらたな連邦れんぽう構成こうせい主体しゅたい設立せつりつすることにかんするロシア連邦れんぽうとクリミア共和きょうわこくとのあいだ条約じょうやくロシアばん[15])」に調印ちょういんした[14]

プーチンはロシア併合へいごう宣言せんげんした演説えんぜつなかつぎのようなことをべている[16][17][18]

  • 1954ねんニキータ・フルシチョフがクリミアをロシアからウクライナに割譲かつじょうしたのは法的ほうてき根拠こんきょがなく、違法いほうなものであった。
  • クリミアないのロシアけい住民じゅうみん脅威きょういにさらされており、クリミアは強力きょうりょく主権しゅけん国家こっか一部いちぶでなくてはならない。それはロシア以外いがいにはありえない。
  • ロシアはウクライナの分割ぶんかつのぞまず、これ以上いじょう領土りょうどてき野心やしんはない。
  • ウクライナの暫定ざんてい政権せいけん違法いほうなものであり、これをみとめる西側にしがわ諸国しょこく偽善ぎぜんである。
  • 西側にしがわ諸国しょこくによるロシアへの制裁せいさい打撃だげきとなるものではない。
  • ロシアは今後こんごも、ウクライナに定住ていじゅうするロシアじんロシアはな人々ひとびと利益りえきまもる。

クリミアとセヴァストポリの併合へいごうかんする条約じょうやく関連かんれんほうは3がつ20日はつかロシア下院かいんが443たい1で批准ひじゅん[19]よく21にちロシア上院じょういん出席しゅっせき議員ぎいん155にん全会ぜんかい一致いっち批准ひじゅんした[20][21]。これにより2016ねん1がつ1にちまでクリミアではウクライナの通貨つうかであるフリヴニャとロシア通貨つうかルーブル併用へいようされ以降いこうはルーブルのみが流通りゅうつうすることや、併合へいごうにクリミアのうち、もとの自治じち共和きょうわこくはロシア連邦れんぽう連邦れんぽう構成こうせい主体しゅたいとしてのクリミア共和きょうわこくに、セヴァストポリは都市とし単独たんどく連邦れんぽう構成こうせい主体しゅたいである連邦れんぽうとなることなどがさだめられた[22]。ただし通貨つうかについては、3月18にちにクリミアのテミルガリエフふく首相しゅしょうが3がついっぱいをもってフリヴニャの流通りゅうつう終了しゅうりょうしルーブルに一本いっぽんすることを表明ひょうめいしている[23][24]

3月19にちにはロシア財務ざいむ大臣だいじんアントン・シルアノフが、クリミアとセヴァストポリがかかえる財政ざいせい赤字あかじ550おくルーブル(やく15おく3000まんUSドル)をロシアが負担ふたんすると発表はっぴょう[25]。3月20にちには、ロシアがクリミア住民じゅうみんたいしロシア旅券りょけん発給はっきゅう開始かいし[21]20日はつかにはべい両国りょうこく双方そうほう制裁せいさい拡大かくだいすると発表はっぴょうし、制裁せいさい合戦かっせん様相ようそうていした[26]

ロシアの主張しゅちょうたいするウクライナの反論はんろん[編集へんしゅう]

ウクライナは、様々さまざま場面ばめんにより、ロシアによるクリミア併合へいごうなどの論理ろんり反論はんろんしている。在日ざいにちウクライナ大使館たいしかんが2014ねん8がつから9がつにかけて日本語にほんごFacebookTwitter公式こうしきアカウントでウクライナの立場たちばおも以下いかのように表明ひょうめいした[27][28][29][30][31][32]

  • ロシア国史こくし全体ぜんたいにおいて(モスクワにかんするはじめての記述きじゅつは1147ねんクリミア半島くりみあはんとうがロシアりょうだったのは171年間ねんかん(1783ねんから1954ねん)だけ。
  • クリミア半島くりみあはんとうは、ロシア・ソビエト連邦れんぽう社会しゃかい主義しゅぎ共和きょうわこくソ連それん時代じだい)には33年間ねんかん(1921ねんから1954ねん)しかはいっていない。ウクライナ・ソビエト連邦れんぽう社会しゃかい主義しゅぎ共和きょうわこくへの編入へんにゅうおこなわれてから、2018ねん時点じてんすでに64年間ねんかんクリミア半島くりみあはんとうはウクライナりょう
  • 1954ねんのクリミア編入へんにゅう手続てつづきは合法ごうほうてきおこなわれた(1954ねん6がつ2にちのロシア・ソビエト連邦れんぽう社会しゃかい主義しゅぎ共和きょうわこく最高さいこう会議かいぎで、ロシア共和きょうわこく憲法けんぽうソ連それん憲法けんぽうあいだ齟齬そごのないことを満場一致まんじょういっち確認かくにんし、共和きょうわこく構成こうせい主体しゅたいについてかれたロシア共和きょうわこく憲法けんぽうだい14じょう変更へんこう賛成さんせい、クリミアしゅう法的ほうてき離脱りだつ確定かくてい)。
  • 国際こくさい連合れんごう欧州おうしゅう安全あんぜん保障ほしょう協力きょうりょく機構きこうおこなった様々さまざま調査ちょうさにより、ぎゃくにロシアじん人権じんけんやロシア話者わしゃ権利けんりまもられていることがあきらかになっている。
  • ウクライナのひがし南部なんぶ実施じっしされた世論せろん調査ちょうさ(2014ねん4がつ)によると、72%の市民しみんが、ロシア話者わしゃ権利けんりうばわれているとの意見いけん賛成さんせいしないと回答かいとうしている。
  • ロシア大統領だいとうりょうは、クリミア併合へいごうめたのは、「ウクライナの合法ごうほうてきなヤヌコーヴィチ大統領だいとうりょうされた(2014ねん2がつ22にち)あと」とか「クリミアの住民じゅうみんがキエフのバンデラ政府せいふおどされたあと」、クリミアの住民じゅうみんへの世論せろん調査ちょうさ結果けっかめたとっているが、アナリストたちは、クリミアの武力ぶりょくによる占領せんりょう準備じゅんびすうねんまえにははじめられていて、2013ねんあきからふゆにかけての時期じきが、その準備じゅんび最終さいしゅう段階だんかいだったと説明せつめいしている。証拠しょうこ1:2013ねん12月28にち、ロシア大統領だいとうりょう署名しょめいして、おおやけでロシア領土りょうど一体いったいせい侵害しんがいするような言動げんどう刑事けいじ責任せきにんえるようにする法律ほうりつつくられたこと。証拠しょうこ2:クリミア併合へいごう直接ちょくせつかかわった人物じんぶつ授与じゅよされたロシア国防省こくぼうしょうのメダルに「2014ねん2がつ20日はつか〜3月18にちクリミア回帰かいき」とかれており、ヤヌコーヴィチ大統領だいとうりょう国外こくがい逃亡とうぼうする以前いぜん日付ひづけにクリミア編入へんにゅう計画けいかくはじまったことが示唆しさされていること。
  • ウクライナのクリミア自治じち共和きょうわこくふく一部いちぶ地域ちいきだけで住民じゅうみん投票とうひょう実施じっしするのは、ウクライナほう違反いはん。ウクライナの「国民こくみん投票とうひょうほう」によると、一部いちぶ地域ちいきだけでおこな住民じゅうみん投票とうひょう規定きていされていない。クリミアや地域ちいき住民じゅうみん意志いしでウクライナから離脱りだつすることが法的ほうてきみとめられても、その住民じゅうみん投票とうひょうおこな場合ばあい国際こくさいほう観点かんてんから、以下いか3つのルールをまも必要ひつようあり。1:軍事ぐんじ軍事ぐんじりょくは、実施じっし地域ちいきから排除はいじょされねばならない)。2:民主みんしゅ自由じゆう民主みんしゅてき意思いし表示ひょうじおこなうための条件じょうけんととのえられなければならない)。3:過激かげき過激かげき武装ぶそう勢力せいりょく活動かつどう禁止きんしされねばならない)。プロセスはすべ国連こくれん管理かんりしたおこなわれなければならず、外国がいこくぐん占領せんりょうしている状態じょうたい実施じっしされた住民じゅうみん投票とうひょうに、法的ほうてき効力こうりょくはない。クリミア自治じち共和きょうわこくでは、どの条件じょうけんたされていなかった。クリミアでは、閣僚かくりょう会議かいぎ違法いほう解散かいさんされ、自称じしょう政府せいふ」や「議会ぎかい」が「住民じゅうみん投票とうひょう」を決定けってい準備じゅんび実施じっしし、そのあいだロシアぐんがずっと監視かんしをしていた。ロシアは、ずっと「ぐんはいない」と主張しゅちょうしていたが、「住民じゅうみん投票とうひょう」がわってから、プーチン大統領だいとうりょうはロシアぐん活動かつどうしていたことを自白じはく
  • 住民じゅうみん投票とうひょう」の結果けっかは、投票とうひょうりつがクリミア自治じち共和きょうわこくで81.4%、セヴァストーポリで89.5%、そしてロシアへの併合へいごう賛成さんせいは96.77%と95.6%だったと発表はっぴょうされたが、この数値すうちは、ロシア大統領だいとうりょう直轄ちょっかつ市民しみん社会しゃかい人権じんけん発展はってん会議かいぎのサイトに短期間たんきかん公開こうかいされた情報じょうほう否定ひていされた。そのサイトで発表はっぴょうされた情報じょうほうでは、「住民じゅうみん投票とうひょう」に参加さんかしたのは、30%以下いかで、そのなかの50%程度ていどひと併合へいごう賛成さんせい。「住民じゅうみん投票とうひょう」をボイコットしたクリミア・タタールじん代表だいひょう機関きかんメジュリスの調査ちょうさでは、投票とうひょうしたクリミア住民じゅうみんは30-40%ぐらいだった。International Republican Institute (IRI)が2011ねん11月と2013ねん5がつった世論せろん調査ちょうさでは、クリミアのロシア併合へいごうのぞむのは23~33%、ウクライナにのこることに賛成さんせいするのは49~53%だった。

また、ウクライナの主権しゅけん領土りょうど保全ほぜん誓約せいやくした1991ねんCIS創設そうせつかんする協定きょうていや1997ねんのロシア・ウクライナ友好ゆうこう協力きょうりょく条約じょうやくなどロシアが締結ていけつしてきたしょ協定きょうていはんしていることも指摘してきされた[33]

併合へいごう条約じょうやく[編集へんしゅう]

2014ねん3がつ18にち署名しょめいされた「クリミア共和きょうわこくをロシア連邦れんぽう併合へいごうし、ロシア連邦れんぽうあらたな連邦れんぽう構成こうせい主体しゅたい設立せつりつすることにかんするロシア連邦れんぽうとクリミア共和きょうわこくとのあいだ条約じょうやく[15]」の中身なかみつぎのようなものである[34]

  • 条約じょうやく調印ちょういんしたをもって、クリミア共和きょうわこく(セヴァストポリを特別とくべつ地位ちいゆうする都市としとして包括ほうかつする)はロシア連邦れんぽうへの併合へいごうされたものとする。(だい1じょう
  • クリミア共和きょうわこくとセヴァストポリ連邦れんぽうは、クリミアがロシアへ併合へいごうされたをもって、ロシアのあらたな連邦れんぽう構成こうせい主体しゅたいとなる。(だい2じょう
  • ロシア連邦れんぽうはクリミア共和きょうわこくとセヴァストポリにおいて母語ぼご維持いじし、その教育きょういく発展はってんおこなうことを住民じゅうみん保障ほしょうする。クリミア共和きょうわこく公用こうようロシアウクライナクリミア・タタールとする。(だい3じょう
  • クリミア共和きょうわこくがロシアに併合へいごうされたをもって、クリミアやセヴァストポリに恒久こうきゅうてき居住きょじゅうしているウクライナ国民こくみん国籍こくせき市民しみんはロシア国民こくみんとなる。ただし、併合へいごうから1ヶ月かげつ以内いない現在げんざい国籍こくせき維持いじしたいととどものはこのかぎりではない。(だい5じょう
  • クリミア併合へいごうから2015ねん1がつ1にちまでを移行いこう期間きかんとし、経済けいざい財政ざいせい法律ほうりつじょうなどの問題もんだい処理しょりする。(だい6じょう
  • クリミア共和きょうわこくとセヴァストポリで徴兵ちょうへいされたロシア市民しみんは、2016ねんまでクリミアとセヴァストポリの領土りょうどない任務にんむにつく。(だい7じょう
  • ロシア連邦れんぽう構成こうせい主体しゅたいとしてのクリミア共和きょうわこくとセヴァストポリの政府せいふ発足ほっそくさせるための選挙せんきょは、2015ねん9がつだい2日曜日にちようび(9がつ14にち)に実施じっしされる。それまではクリミアとセヴァストポリの議会ぎかい政府せいふ機関きかんとしてつづにんになう。(だい8じょう

予定よてい事項じこう[編集へんしゅう]

  • 2015ねん1がつ1にち併合へいごうともな移行いこう期間きかん終了しゅうりょう。このまでに経済けいざい財政ざいせい法律ほうりつじょうなどの問題もんだい処理しょりすることとされている。
  • 2015ねん9がつ14にち:クリミアとセヴァストポリで地方ちほう政府せいふ発足ほっそくのための選挙せんきょ執行しっこう

国際こくさい社会しゃかい反応はんのう[編集へんしゅう]

2014ねんのクリミア危機ききたいする世界せかい各国かっこく反応はんのう[注釈ちゅうしゃく 5]
  紛争ふんそう平和へいわてき解決かいけつをもとめる声明せいめいしただけのくに
  ウクライナの領土りょうど一体いったいせい支援しえんするくに
  ロシアの行動こうどうつよ非難ひなんするくに
  ロシアの行動こうどう軍事ぐんじ介入かいにゅう解釈かいしゃくするくに
  ロシアの行動こうどう支持しじ、もしくはウクライナ暫定ざんてい政府せいふ非難ひなんするくに
  ロシアの国益こくえき承認しょうにんするくに

  ウクライナ
  ロシア
ロシアによる併合へいごうみとめないとする国際こくさい連合れんごう総会そうかい決議けつぎ68/262への投票とうひょう結果けっか
  賛成さんせい
  反対はんたい
  棄権きけん
  欠席けっせき
  国連こくれん加盟かめいこく地域ちいき

2014ねん2がつ28にちにウクライナは「ウクライナの領土りょうど保全ほぜんおびやかすクリミア自治じち共和きょうわこくにおける状況じょうきょう悪化あっか」を理由りゆう国連こくれん安保理あんぽり緊急きんきゅう会合かいごう開催かいさいもとめる訴状そじょう提出ていしゅつした[35][36]。この訴状そじょうけて3がつ15にちには安保理あんぽり会合かいごう開催かいさいされ住民じゅうみん投票とうひょうみとめないよう国連こくれん加盟かめいこくもとめる安保理あんぽり決議けつぎあん採決さいけつされたが、この決議けつぎあんはロシアの拒否きょひけん行使こうしにより否決ひけつされた[37]。そこで3がつ27にちにこの安保理あんぽり決議けつぎあんとほぼどう趣旨しゅし国連こくれん総会そうかい決議けつぎ68/262採決さいけつされ[37]賛成さんせい100、反対はんたい11、棄権きけん58(欠席けっせき24)で採択さいたくされた[37][38]

  • 中華人民共和国の旗 中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく - 外交がいこうひろし報道ほうどうかんは、「各国かっこく主権しゅけん領土りょうど保全ほぜん尊重そんちょうするとし、対立たいりつ激化げきかさせる行動こうどうけるべきだ」としてアメリカによる制裁せいさい強化きょうかあん批判ひはんたまきだま時報じほうはロシアりの記事きじ掲載けいさいした[41]
  • イギリスの旗 イギリス - デーヴィッド・キャメロン首相しゅしょう住民じゅうみん投票とうひょうとそれにつづくロシアによる併合へいごう非難ひなん[42]G8からのロシア除名じょめい警告けいこくした[43]
  • ドイツの旗 ドイツ - アンゲラ・メルケル連邦れんぽう首相しゅしょう住民じゅうみん投票とうひょうとそれにつづくロシアによる併合へいごう非難ひなん[42]
  • トルコの旗 トルコ - アフメト・ダウトオール首相しゅしょう住民じゅうみん投票とうひょうとそれにつづくロシアによる併合へいごう非合法ひごうほうとして承認しょうにんしない立場たちば表明ひょうめい[44]。また、チャヴシュオール外務がいむ大臣だいじんはロシアがクリミア・タタールじんかんする約束やくそくまもっていないとして非難ひなん[45]
  • インドの旗 インド - マンモハン・シン首相しゅしょうはプーチン大統領だいとうりょう中立ちゅうりつてき立場たちばつたえ、制裁せいさいにもくわわらず[41]
  • 大韓民国の旗 大韓民国だいかんみんこく - 「ウクライナの主権しゅけん領土りょうど保全ほぜん独立どくりつ尊重そんちょうされるべき」として、併合へいごう非難ひなんする声明せいめい[46]
  • 日本の旗 日本にっぽん - 3月19にち安倍晋三あべしんぞう首相しゅしょう参議院さんぎいん予算よさん委員いいんかいにおいて、「ロシアによるクリミア併合へいごうはウクライナの主権しゅけん領土りょうど一体いったいせい侵害しんがいするもの」として非難ひなん。G7と連携れんけい追加ついか制裁せいさいおこなうと表明ひょうめい[47]。ビザ発給はっきゅう簡素かんそけた協議きょうぎ投資とうし宇宙うちゅう軍事ぐんじ活動かつどうなどに関連かんれんした締結ていけつ交渉こうしょう開始かいし凍結とうけつするといった制裁せいさい措置そち発表はっぴょうしたが[48][49]国内こくないからは対応たいおうよわいとの批判ひはんもでた[50]
  • アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく - 3月18にちバラク・オバマ大統領だいとうりょう編入へんにゅう非難ひなん[51]20日はつかにプーチン大統領だいとうりょう側近そっきん制裁せいさい対象たいしょうくわえるなど、あらたなたい制裁せいさい発表はっぴょうしたが[52]、ウクライナにおける軍事ぐんじ行動こうどうへの関与かんよについては否定ひてい[53]2018ねん7がつ現在げんざい、オバマドナルド・トランプ政権せいけんもロシアによるクリミア併合へいごうみとめない方針ほうしんしている[54]

国際司法裁判所こくさいしほうさいばんしょ(ICJ)は2017ねん4がつ19にち先住民せんじゅうみんぞくであるクリミア・タタールじんについては差別さべつ存在そんざい認定にんていし、ウクライナ教育きょういく機会きかい提供ていきょうやメジュリスへの活動かつどう制限せいげん停止ていしなどをもとめるかり保全ほぜん措置そちめいじた。ロシア外務省がいむしょうは、ICJがクリミアの法的ほうてき地位ちい審理しんり対象たいしょうにしなかったことを評価ひょうかした[55]

国際こくさい連合れんごう難民なんみん高等こうとう弁務べんむかん事務所じむしょ(UNHCR)は2017ねん9がつ25にち、クリミアにおいてロシア治安ちあん当局とうきょくしん自警じけいだんによる拘束こうそく誘拐ゆうかい暴行ぼうこう拷問ごうもんといった「深刻しんこく人権じんけん侵害しんがい」が多発たはつしており、死亡しぼうしゃ行方ゆくえ不明ふめいしゃているとの報告ほうこくしょ発表はっぴょうした[56]

画像がぞう[編集へんしゅう]

映像えいぞう[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ クリミア・ハンこくジョチ・ウルス後裔こうえい国家こっかとしては最後さいごのもので、そのロシアによる滅亡めつぼうは「タタールのくびき」の終焉しゅうえん意味いみした。
  2. ^ バトゥのおとうとトカ・テムル子孫しそん
  3. ^ 後日ごじつ、ロシア連邦れんぽうぐん参謀さんぼう本部ほんぶ情報じょうほう総局そうきょく大佐たいさイーゴリ・ギルキンは、武力ぶりょくにより議員ぎいんてクリミアのウクライナからの分離ぶんり投票とうひょうさせたと発言はつげんしている[4]
  4. ^ セヴァストポリは単独たんどく独立どくりつせずクリミア共和きょうわこく特別とくべつ地位ちいゆうする都市としとして包括ほうかつされるとしていた。
  5. ^ If an official position can be sorted in more than one category, the "strongest" position was marked (from the "call for a peaceful resolution" to "interpretation as a military intervention" consecutively). For the sources see the image description.

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ 「クリミアについてウクライナの立場たちば」『在京ざいきょうウクライナ大使館たいしかん公式こうしきフェイスブックサイト』、2014ねん8がつ2にち2015ねん7がつ24にち閲覧えつらん
  2. ^ 【ウクライナ】 かげとす「まけ歴史れきし民族みんぞく構成こうせい複雑ふくざつなクリミア」『共同通信社きょうどうつうしんしゃ』、2014ねん3がつ4にち2014ねん3がつ21にち閲覧えつらん
  3. ^ ウクライナの自治じち共和きょうわこく、クリミアとは?」『AFPBB News』フランス通信つうしんしゃ、2014ねん2がつ28にち2014ねん3がつ21にち閲覧えつらん
  4. ^ Террорист Гиркин: "Мы насильно сгоняли депутатов Крыма голосовать за отделение от Украины"”. 平成へいせい27-01-15閲覧えつらん
  5. ^ クリミア、自治じちけん拡大かくだい住民じゅうみん投票とうひょうを5月25にち実施じっし」『AFPBB News』フランス通信つうしんしゃ、2014ねん2がつ28にち2014ねん3がつ21にち閲覧えつらん
  6. ^ Constitution of Ukraine” (英語えいご). ウクライナ大統領だいとうりょう. 2013ねん3がつ13にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2013ねん3がつ21にち閲覧えつらん
  7. ^ ウクライナ情勢じょうせい一段いちだん緊迫きんぱく、クリミアがロシア併合へいごう決議けつぎ」『ロイター』ロイター、2014ねん3がつ7にち2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  8. ^ G7、ロシアにクリミア併合へいごうけた停止ていし要請ようせい」『ロイター』ロイター、2014ねん3がつ13にち2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  9. ^ クリミア、住民じゅうみん投票とうひょう実施じっしする権利けんりある=ロシア上院じょういん議長ぎちょう」『ロイター』ロイター、2014ねん3がつ7にち2014ねん3がつ14にち閲覧えつらん
  10. ^ a b クリミア議会ぎかい、ウクライナからの独立どくりつ決議けつぎ」『AFPBB News』フランス通信つうしんしゃ、2014ねん3がつ11にち2014ねん3がつ21にち閲覧えつらん
  11. ^ クリミアがウクライナから独立どくりつ宣言せんげん、ロシア併合へいごう9わり賛成さんせい」『AFPBB News』フランス通信つうしんしゃ、2014ねん3がつ17にち2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  12. ^ プーチン大統領だいとうりょう、クリミアを独立どくりつ国家こっか承認しょうにん」『AFPBB News』フランス通信つうしんしゃ、2014ねん3がつ18にち2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  13. ^ プーチン演説えんぜつ、ロシア連邦れんぽうへの併合へいごうもとめるクリミア住民じゅうみん投票とうひょうこた」『ロシアのこえ』、2014ねん3がつ18にち2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  14. ^ a b プーチン大統領だいとうりょう:クリミアは強力きょうりょく主権しゅけんのもとにかれるべき。今日きょうにおいて唯一ゆいいつそれをゆうする国家こっかはロシア」『ロシアのこえ』、2014ねん3がつ18にち2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  15. ^ a b Договор между Российской Федерацией и Республикой Крым о принятии в Российскую Федерацию Республики Крым и образовании в составе Российской Федерации новых субъектов” (ロシア). Президент России (2014ねん3がつ18にち). 2014ねん3がつ23にち閲覧えつらん
  16. ^ クリミア併合へいごう5つの理由りゆう―プーチン大統領だいとうりょう主張しゅちょう」『wsj.com』ウォール・ストリート・ジャーナル、2014ねん3がつ19にち2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  17. ^ プーチン「これ以上いじょうくわだてない」、ウクライナに保証ほしょう」『wsj.com』ウォール・ストリート・ジャーナル、2014ねん3がつ19にち2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  18. ^ プーチン大統領だいとうりょう:クリミアはロシア-ウクライナ分割ぶんかつのぞまない」『bloomberg.co.jp』ブルームバーグ、2014ねん3がつ19にち2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  19. ^ a b ロシア下院かいん、クリミア編入へんにゅう条約じょうやく批准ひじゅん まい双方そうほう制裁せいさい」『CNN.co.jp』CNN、2014ねん3がつ21にち2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  20. ^ ロシア、クリミア半島くりみあはんとう自国じこく編入へんにゅう上院じょういん条約じょうやく批准ひじゅん」『AFPBB News』フランス通信つうしんしゃ、2014ねん3がつ20日はつか2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  21. ^ a b ロシア下院かいん、クリミア編入へんにゅう条約じょうやく承認しょうにん」『ロイター』ロイター、2014ねん3がつ21にち2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  22. ^ プーチン大統領だいとうりょう、クリミア・セヴァストーポリ編入へんにゅう関連かんれんほう調印ちょういん」『ロシアのこえ』、2014ねん3がつ18にち2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  23. ^ 来月らいげつ通貨つうかえ モスクワ時間じかん変更へんこう」『産経新聞さんけいしんぶん』、2014ねん3がつ19にち2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  24. ^ РУБЛЬ СТАНЕТ ОФИЦИАЛЬНОЙ ВАЛЮТОЙ В КРЫМУ С 24 МАРТА” (ロシア). クリミア. 2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  25. ^ 550おくルーブルのクリミア財政ざいせい赤字あかじ、ロシアが負担ふたんへ=シルアノフ財務ざいむしょう」『ロイター』ロイター、2014ねん3がつ20日はつか2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  26. ^ ロシア、マケイン議員ぎいんら9にんべい要人ようじんたいする渡航とこう禁止きんし発表はっぴょう 制裁せいさい合戦かっせん様相ようそう」『ロイター』ロイター、2014ねん3がつ21にち2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  27. ^ クリミアについてのウクライナの立場たちばだいいちかい」『Посольство України в Японії/Embassy of Ukraine to Japan/在日ざいにちウクライナ大使館たいしかん』Посольство України в Японії/Embassy of Ukraine to Japan/在日ざいにちウクライナ大使館たいしかん、2014ねん8がつ2にち2014ねん7がつ25にち閲覧えつらん
  28. ^ クリミアについてのウクライナの立場たちばだいかい」『Посольство України в Японії/Embassy of Ukraine to Japan/在日ざいにちウクライナ大使館たいしかん』Посольство України в Японії/Embassy of Ukraine to Japan/在日ざいにちウクライナ大使館たいしかん、2014ねん8がつ9にち2014ねん7がつ25にち閲覧えつらん
  29. ^ クリミアについてのウクライナの立場たちばだいさんかい」『Посольство України в Японії/Embassy of Ukraine to Japan/在日ざいにちウクライナ大使館たいしかん』Посольство України в Японії/Embassy of Ukraine to Japan/在日ざいにちウクライナ大使館たいしかん、2014ねん8がつ16にち2014ねん7がつ25にち閲覧えつらん
  30. ^ クリミアについてのウクライナの立場たちばだいよんかい」『Посольство України в Японії/Embassy of Ukraine to Japan/在日ざいにちウクライナ大使館たいしかん』Посольство України в Японії/Embassy of Ukraine to Japan/在日ざいにちウクライナ大使館たいしかん、2014ねん8がつ16にち2014ねん7がつ25にち閲覧えつらん
  31. ^ クリミアについてのウクライナの立場たちばだいかい」『Посольство України в Японії/Embassy of Ukraine to Japan/在日ざいにちウクライナ大使館たいしかん』Посольство України в Японії/Embassy of Ukraine to Japan/在日ざいにちウクライナ大使館たいしかん、2014ねん8がつ16にち2014ねん7がつ25にち閲覧えつらん
  32. ^ クリミアについてのウクライナの立場たちば最終さいしゅうかい」『Посольство України в Японії/Embassy of Ukraine to Japan/在日ざいにちウクライナ大使館たいしかん』Посольство України в Японії/Embassy of Ukraine to Japan/在日ざいにちウクライナ大使館たいしかん、2014ねん8がつ16にち2014ねん7がつ25にち閲覧えつらん
  33. ^ 解説かいせつ ロシアのクリミア併合へいごうはなぜ不法ふほうなのか月刊げっかん学習がくしゅう』2014ねん5がつごう
  34. ^ A treaty on accession of the Republic of Crimea and Sebastopol to the Russian Federation. Unofficial English translation with little commentary” (英語えいご). 2014ねん3がつ21にち閲覧えつらん
  35. ^ “Security Council holds ‘urgent’ meeting on situation in Ukraine”. UN Daily News (the News and Media Division, Department of Public Information, United Nations): pp.1-2. (28 February 2014). http://www.un.org/news/dh/pdf/english/2014/28022014.pdf. 
  36. ^ (ウクライナが提出ていしゅつした訴状そじょう)S/2014/136.
  37. ^ a b c “Backing Ukraine’s territorial integrity, UN Assembly declares Crimea referendum invalid”. UN Daily News (the News and Media Division, Department of Public Information, United Nations): pp.1-2. (27 March 2014). http://www.un.org/News/dh/pdf/english/2014/27032014.pdf. 
  38. ^ 国連こくれん総会そうかい、クリミア住民じゅうみん投票とうひょう無効むこうとの決議けつぎ採択さいたく」『bloomberg.co.jp』ブルームバーグ、2014ねん3がつ28にち2014ねん3がつ28にち閲覧えつらん
  39. ^ ウクライナ、CIS脱退だったい方針ほうしん クリミア駐屯ちゅうとんへい撤退てったい」『AFPBB News』フランス通信つうしんしゃ、2014ねん3がつ20日はつか2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  40. ^ ウクライナ、クリミア半島くりみあはんとう武装ぶそう地帯ちたい国連こくれん提案ていあん」『ロイター』ロイター、2014ねん3がつ20日はつか2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  41. ^ a b 中国ちゅうごく仲介ちゅうかい積極せっきょくてき、インドは中立ちゅうりつ プーチンがくさびねらう2カ国かこく」『産経新聞さんけいしんぶん』、2014ねん3がつ19にち2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  42. ^ a b えいどく首脳しゅのうたいロシア制裁せいさい強化きょうか方針ほうしん一致いっち」『ロイター』ロイター、2014ねん3がつ20日はつか2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  43. ^ のG8永久えいきゅう除名じょめいえい首相しゅしょう警告けいこく ウクライナ、CIS脱退だったい」『産経新聞さんけいしんぶん』、2014ねん3がつ19にち2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  44. ^ Turkey refuses to recognize 'unacceptable' Crimea referendum」『Hurriyet』Hurriyet、2014ねん3がつ17にち2015ねん7がつ25にち閲覧えつらん
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  46. ^ はんはじめぶん国連こくれん事務じむ総長そうちょう20日はつかモスクワでプーチンと会談かいだん」『中央日報ちゅうおうにっぽう』、2014ねん3がつ20日はつか2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  47. ^ ロシアのクリミア編入へんにゅう非難ひなん、G7各国かっこく連携れんけいしさらなる措置そち検討けんとう首相しゅしょう」『ロイター』ロイター、2014ねん3がつ19にち2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  48. ^ 日本にっぽん、ビザ緩和かんわ協議きょうぎ停止ていし たいはつ制裁せいさい 協定きょうてい交渉こうしょう凍結とうけつ」『共同通信社きょうどうつうしんしゃ』、2014ねん3がつ18にち2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  49. ^ 日本にっぽん ビザ手続てつづ簡素かんそかんするたい交渉こうしょう停止ていし」『ロシアのこえ』、2014ねん3がつ18にち2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  50. ^ 「だらしない」共産きょうさん社民しゃみん首相しゅしょうたい姿勢しせい批判ひはん」『産経新聞さんけいしんぶん』、2014ねん3がつ20日はつか2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  51. ^ 米国べいこくがクリミアのロシア編入へんにゅう批判ひはん追加ついか制裁せいさい準備じゅんび」『ロイター』ロイター、2014ねん3がつ19にち2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  52. ^ べい、クリミア併合へいごうめぐりあらたな制裁せいさい つゆ報復ほうふく」『AFPBB News』フランス通信つうしんしゃ、2014ねん3がつ21にち2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  53. ^ 米国べいこく、ウクライナで軍事ぐんじ行動こうどう関与かんよせず=オバマ大統領だいとうりょう」『ロイター』ロイター、2014ねん3がつ21にち2014ねん3がつ22にち閲覧えつらん
  54. ^ 「ロシアのクリミア併合へいごうみとめない」 べい大統領だいとうりょう報道ほうどうかん明言めいげん”. AFP (2018ねん7がつ3にち). 2018ねん7がつ3にち閲覧えつらん
  55. ^ 国際司法裁判所こくさいしほうさいばんしょ ウクライナ紛争ふんそう支援しえんを「証拠しょうこ不十分ふじゅうぶん」『』『毎日新聞まいにちしんぶん朝刊ちょうかん、2017ねん4がつ21にち
  56. ^ がクリミアで「重大じゅうだい人権じんけん侵害しんがい国連こくれん機関きかん糾弾きゅうだん」『』『産経新聞さんけいしんぶん朝刊ちょうかん、2017ねん9がつ27にち

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]