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砲丸ほうがんとう」のはんあいだ差分さぶん

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2023ねん10がつ15にち (日)にち 03:49時点じてんにおけるはん

練習れんしゅう投擲とうてきリース・ホッファ

砲丸ほうがんとう(ほうがんなげ)は、陸上りくじょう競技きょうぎのうち、フィールド競技きょうぎぞくし、投擲とうてき競技きょうぎ種目しゅもくで、砲丸ほうがんとおくにげる能力のうりょくきそ競技きょうぎである。

陸上りくじょう競技きょうぎにおけるただしい表記ひょうき砲丸ほうがんとうであるが、学校がっこう教育きょういく新聞しんぶん記事きじなど陸上りくじょう競技きょうぎ関係かんけいしゃ以外いがいおおかかわる場面ばめんでは砲丸投ほうがんな表記ひょうきされることもある。

規定きてい

砲丸ほうがんおもさは、性別せいべつ男子だんし女子じょし)と年齢ねんれい一般いっぱん高校こうこう中学ちゅうがく)によってさだめられている。2.135メートル(7フィート)のえんないから前方ぜんぽう投擲とうてきする。投擲とうてきえんない中心ちゅうしんとする、34.92扇形せんけい内側うちがわ地面じめん落下らっかしたものだけが有効ゆうこう試技しぎとなり、それ以外いがい場所ばしょちた投擲とうてき記録きろくなし(ファール)となる。線上せんじょうはファールである。またサークルの中心ちゅうしんから左右さゆう横線おうせんかれており、そのせんうし以外いがいからるとファールとなる。

投擲とうてき方法ほうほう

試技しぎちゅうリース・ホッファとサークル。

規定きていじょう砲丸ほうがんりょうかたむすせんより後方こうほうになってはならないため、砲丸ほうがんをあごしくはくび付近ふきん固定こていし、片手かたてすようにげる。いわゆる野球やきゅうのピッチャーげ、または投擲とうてきばし円盤投えんばんなげの手法しゅほう投擲とうてきするのは、ファウルとなる。

グライドとうほう(オブライエンとうほう)はパリー・オブライエンアメリカ)によって考案こうあんされたとうほうで、投擲とうてき方向ほうこうけるかたちかまえる独創どくそうてきなもので、助走じょそう上体じょうたい捻転ねんてんからまれるちからをよりなが時間じかん砲丸ほうがんくわえることで、それまでのとうほうよりも距離きょりかせぐことができる。現在げんざい日本にっぽんではグライドとうほうオブライエンとうほう)が主流しゅりゅうであるが、海外かいがい強豪きょうごう選手せんしゅは、回転かいてんとうほう選手せんしゅ主流しゅりゅうになりつつある。しかし、安定あんていしないとうほうであることから、敬遠けいえんする選手せんしゅがいることも事実じじつである。オリンピック陸上りくじょう競技きょうぎにおける砲丸投ほうがんなげのとうほう主流しゅりゅうは、この回転かいてんとうほう移行いこうしつつある。 また、すべりにくくするために炭酸たんさんマグネシウム陸上りくじょう用語ようごではすみマグタンマグ))を砲丸ほうがんくびにつける選手せんしゅもいる[ちゅう 1]

グライドとうほう記録きろくは1988ねんウルフ・ティンマーマンきゅうひがしドイツ)による23m06cmであり、世界せかい歴代れきだい3記録きろくである。

日本にっぽん陸上りくじょう競技きょうぎ円盤えんばんとうおよ砲丸ほうがんとうは、実力じつりょく世界せかいレベルにとおい。世界せかいでは、1980年代ねんだい時点じてんで、男女だんじょどもにジュニア記録きろくでも20メートルえているのにたいし、日本にっぽんではまだ20メートルのかべやぶった選手せんしゅない。

起源きげん

砲丸ほうがんとう原型げんけいは、おもものとおくにげる「ちからくらべ」である。そのむかしいし砲弾ほうだんげるスポーツがおこなわれていた。近代きんだいてき規定きていは19世紀せいきスコットランド競技きょうぎ原形げんけいである[1]。19世紀せいきまつ当時とうじのサークルは2メートルきょうおおきさの四角しかくがこいだったが、のち現在げんざいのような円形えんけいのものに変更へんこうされた[2]

砲丸ほうがん

おもさは以下いかのようにさだめられている。直径ちょっけいは、一般いっぱん男子だんしようが11cmから13cm、一般いっぱん女子じょしようが9.5cmから11cmである。2006ねんより中学ちゅうがく高校こうこうでそれぞれ現在げんざい規格きかく移行いこうした。混成こんせい競技きょうぎでは高校こうこうはちしゅ競技きょうぎは6kgになったが、中学ちゅうがくよんしゅ競技きょうぎでは旧来きゅうらいの4kgを現在げんざいでももちいている。

  • 一般いっぱん男子だんし:7.260kg(16ポンド
  • 一般いっぱん女子じょし:4kg
  • 高校こうこう男子だんし:6kg(きゅう12ポンド=5.443kg)
  • 高校こうこう女子じょし:4kg
  • 中学ちゅうがく男子だんし:5kg(きゅう4kg)
  • 中学ちゅうがく女子じょし:2.721kg(6ポンド)
  • 世界せかいジュニア規格きかく男子だんし:6kg
  • 世界せかいユース規格きかく男子だんし:5kg

世界せかい歴代れきだい10すぐる

男子だんし
記録きろく 名前なまえ 所属しょぞく 場所ばしょ 日付ひづけ
1 23m56 ライアン・クルーザー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく ロサンゼルス 2023ねん5月27にち
2 23m23 ジョー・コヴァクス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく チューリッヒ 2022ねん9月7にち
3 23m12 ランディー・バーンズ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく ロサンゼルス 1990ねん5がつ20日はつか
4 23m06 ウルフ・ティンマーマン 東ドイツの旗 ひがしドイツ ハニア 1988ねん5月22にち
5 22m91 アレッサンドロ・アンドレイ イタリアの旗 イタリア ヴィアレッジョ 1987ねん8がつ12にち
6 22m90 トマス・ウォルシュ ニュージーランドの旗 ニュージーランド ドーハ 2019ねん10月5にち
7 22m86 ブライアン・オールドフィールド アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく エルパソ 1975ねん5がつ10日とおか
8 22m75 ウェルナー・ギュンター スイスの旗 スイス ケルン 1988ねん8がつ23にち
9 22m67 ケビン・トス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく ローレンス 2003ねん4がつ19にち
10 22m64 ウド・バイヤー 東ドイツの旗 ひがしドイツ ベルリン 1986ねん8がつ20日はつか
女子じょし
記録きろく 名前なまえ 所属しょぞく 場所ばしょ 日付ひづけ
1 22m63 ナタリア・リソフスカヤ ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦れんぽう モスクワ 1987ねん6月7にち
2 22m45 イローナ・スルピアネク 東ドイツの旗 ひがしドイツ ポツダム 1980ねん5月11にち
3 22m32 ヘレナ・フィビンゲロバ チェコスロバキアの旗 チェコスロバキア ニトラ 1977ねん8がつ20日はつか
4 22m19 クラウディア・ロッシュ 西ドイツの旗 西にしドイツ ハインフェルト 1987ねん8がつ23にち
5 21m89 イワンカ・フリストワ ブルガリアの旗 ブルガリア ベルメケン 1976ねん7がつ4にち
6 21m86 マリアンヌ・アダム 東ドイツの旗 ひがしドイツ ライプツィヒ 1979ねん6月23にち
7 21m76 うめもと 中華人民共和国の旗 中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく いしそう 1988ねん4がつ23にち
8 21m73 ナタリア・アフリメンコ ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦れんぽう Leselidze 1988ねん5月21にち
9 21m69 ヴィタ・パブリシュ  ウクライナ ブダペスト 1998ねん8がつ20日はつか
10 21m66 ずいしんうめ 中華人民共和国の旗 中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく 北京ぺきん 1990ねん6月9にち

エリア記録きろく

男子だんし
エリア 記録きろく 名前なまえ 所属しょぞく 場所ばしょ 日付ひづけ
アフリカ 21m97 ヤヌス・ロバーツ 南アフリカ共和国の旗 みなみアフリカ共和きょうわこく ユージーン 2001ねん6月2にち
アジア 21m49 テージンデル・パール・シン インドの旗 インド インド 2021ねん6月21にち
ヨーロッパ 23m06 ウルフ・ティンマーマン 東ドイツの旗 ひがしドイツ ハニア 1988ねん5月22にち
きたアメリカ 23m56 ライアン・クルーザー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく ロサンゼルス 2023ねん5月27にち
みなみアメリカ 22m61 ダルラン・ロマニ英語えいごばん ブラジルの旗 ブラジル パロアルト 2019ねん6月30にち
オセアニア 22m90 トマス・ウォルシュ ニュージーランドの旗 ニュージーランド ドーハ 2019ねん10月5にち
女子じょし
エリア 記録きろく 名前なまえ 所属しょぞく 場所ばしょ 日付ひづけ
アフリカ 18m43 ヴィヴィアン・チュクウエメカ ナイジェリアの旗 ナイジェリア ウォルナット 2003ねん4がつ19にち
アジア 21m76 うめもと 中華人民共和国の旗 中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく いしそう 1988ねん4がつ23にち
ヨーロッパ 22m63 ナタリア・リソフスカヤ ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦れんぽう モスクワ 1987ねん6月7にち
きたアメリカ 20m96 ベルシー・ラサ  キューバ メキシコシティ 1992ねん5月2にち
みなみアメリカ 19m30 エリザンジェラ・アドリアーノ ブラジルの旗 ブラジル トゥンハ 2001ねん7がつ14にち
オセアニア 21m24 バレリー・アダムス ニュージーランドの旗 ニュージーランド 大邱たいきゅう 2011ねん8がつ29にち

U20世界せかい記録きろく

男子だんし
距離きょり 名前なまえ 所属しょぞく 場所ばしょ 日付ひづけ
1 23m00 Jacko Gill ニュージーランドの旗 ニュージーランド オークランド 2013ねん8がつ18にち
女子じょし
距離きょり 名前なまえ 所属しょぞく 場所ばしょ 日付ひづけ
1 20m54 アストリッド・クンバーヌス 東ドイツの旗 ひがしドイツ Orimattila 1989ねん7がつ1にち

日本にっぽん歴代れきだい10すぐる

男子だんし
距離きょり 名前なまえ 所属しょぞく 日付ひづけ
1 18m88 中村なかむら太地たいち チームミズノ 2018ねん5がつ20日はつか
2 18m78 畑瀬はたせさとし 群馬ぐんま綜合そうごうガードシステム 2015ねん6月28にち
3 18m64 山田やまだ壮太そうたろう 法政大学ほうせいだいがく 2009ねん10月5にち
武田たけだれき 栃木とちぎスポーツ協会きょうかい 2021ねん6月27にち
5 18m53 野口のぐちあんただし 日本にっぽん大学だいがく 1998ねん5月3にち
奥村おくむら 仁志ひとし 東京とうきょう陸協りっきょう 2023ねん7がつ29にち
7 18m51 アツオビン・ジェイソン 福岡大学ふくおかだいがく 2023ねん10月15にち
8 18m43 村川むらかわ 洋平ようへい スズキ 2006ねん7がつ2にち
9 18m36 岩佐いわさ たかしとき チーム佐賀さがスポーツピラミッド 2023ねん6月4にち
10 18m29 森下もりした 大地だいち だいいち学院がくいんだかきょう 2020ねん8がつ22にち
女子じょし
距離きょり 名前なまえ 所属しょぞく 日付ひづけ
1 18m22 もり千夏ちなつ スズキ 2004ねん4がつ18にち
2 17m57 豊永とよなが陽子ようし 徳島とくしま陸協りっきょう 2004ねん6月5にち
3 16m79 市岡いちおか寿ことぶきみのる 国士舘大学こくしかんだいがく職員しょくいん 2004ねん6月5にち
4 16m57 こおり菜々ななけい 九州共立大学きゅうしゅうきょうりつだいがく 2017ねん9月8にち
5 16m47 太田おおた亜矢あや 福岡大学ふくおかだいがく 2017ねん5月14にち
6 16m22 鈴木すずきあや スポーツプラザまるちょう 1993ねん4がつ29にち
7 16m05 篠崎しのざき浩子ひろこ 福島ふくしまけん体協たいきょう 1997ねん5月5にち
8 16m04 大野おおのふみけい 埼玉大学さいたまだいがく 2021ねん4がつ29にち
9 16m00 はやし香代子かよこ 熊本くまもとだかきょう 1977ねん12月4にち
9 16m00 白井しらい裕紀子ゆきこ 滋賀しが陸協りっきょう 2012ねん9月1にち

日本人にっぽんじん各種かくしゅ最高さいこう記録きろく

男子だんし
記録きろく 距離きょり 名前なまえ 所属しょぞく 日付ひづけ
ジュニア記録きろく(7.26kg) 17m40 畑瀬はたせさとし 日本にっぽん大学だいがく 2001ねん9月29にち
ジュニア記録きろく(6.0kg) 19m28 アツオビン・ジェイソン 大阪桐蔭おおさかとういん高等こうとう学校がっこう 2020ねん11月3にち
高校こうこう記録きろく(6.0kg) 19m28 アツオビン・ジェイソン 大阪桐蔭おおさかとういん高等こうとう学校がっこう 2020ねん11月3にち
中学ちゅうがく記録きろく(5.0kg) 17m85 奥村おくむら仁志ひとし 大野おおの市立しりつ和泉いずみ中学校ちゅうがっこう 2015ねん10月3にち
女子じょし
記録きろく 距離きょり 名前なまえ 所属しょぞく 日付ひづけ
ジュニア記録きろく(4.0kg) 16m24 こおり菜々ななけい 九州共立大学きゅうしゅうきょうりつだいがく 2016ねん10月23にち
高校こうこう記録きろく(4.0kg) 15m70 こおり菜々ななけい 東大阪ひがしおおさか大学だいがく敬愛けいあい高等こうとう学校がっこう 2015ねん10月5にち
中学ちゅうがく記録きろく(2.721kg) 17m45 奥山おくやまこと 岡山おかやま市立しりつ上道あがりみち中学校ちゅうがっこう 2019ねん6月9にち

出典しゅってん参考さんこう文献ぶんけん

脚注きゃくちゅう

注釈ちゅうしゃく

  1. ^ 陸上りくじょう競技きょうぎ円盤えんばんとうやりとうハンマーとう棒高跳ぼうたかとび)でもどう理由りゆう使用しようされている。

出典しゅってん

  1. ^ Shot Put - History”. ワールドアスレティックス. 2022ねん3がつ28にち閲覧えつらん
  2. ^ White, Colin (2010). “7.1.1 The shot put” (英語えいご). Projectile Dynamics in Sport: Principles and Applications. Routledge. p. 131. ISBN 9781134027620. https://books.google.co.jp/books?id=K218AgAAQBAJ&pg=PA131 

関連かんれん項目こうもく

外部がいぶリンク