イザヤ

火ひで唇くちびるを神聖しんせいにするイザヤ（ベンジャミン・ウエスト画が 1782, ボブ・ジョーンズ大学だいがく蔵くら）

イザヤの活躍かつやくした時代じだい

イザヤ （ヘブライ語ご: יְשַׁעְיָה‎ Ysha'yah〈yesh-ah-yaw'〉, 古代こだいギリシア語ご: Ησαϊας Esaias), ラテン語らてんご: Isaias, 英語えいご: Isaiah [aɪˈzaɪə, aɪˈzeɪə]）は、旧約きゅうやく聖書せいしょに登場とうじょうする預言よげん者しゃ。ユダヤ人じん。

日本語にほんごでは、ラテン語らてんご形かたち Isaias（イサイアス）などからギリシャ語ごの主格しゅかく語尾ごびに由来ゆらいする ‐s を除のぞいた「イザヤ」で呼よばれる。英語えいごでは Isaiah（アイザイア・アイゼイア）。

正教会せいきょうかいでイサイヤと呼よばれ聖人せいじんとされる。

経歴けいれき

ユダ王国おうこく後期こうきの人ひと。ウジヤ王おうからヒゼキヤ王おうのころ活動かつどうした（イザヤ1:1）。また、歴代れきだい誌しによれば、イザヤはウジヤの業績ぎょうせきの書しょを書かきしたと書かかれている（歴代れきだい誌し下した26:22）。

『イザヤ書しょ』によればイザヤは結婚けっこんしていて、その妻つま（ツィポラ）は女おんな預言よげん者しゃと呼よばれていた（イザヤ8:3）。息子むすこが2人にんおり、それぞれに神かみの啓示けいじにより象徴しょうちょう的てきな名なをつけた（イザヤ7:3、8:3）。

イザヤはユダの不正ふせいを糾弾きゅうだんし、バビロンへの流刑りゅうけいを警告けいこくした（イザヤ39:5–7、43:14）。しかし、バビロンがキュロスの手てに落おち（イザヤ44:28）、シオンは回復かいふくすると予告よこくし（イザヤ40–66章しょう）、メシアに関かんする預言よげんを告つげ（イザヤ7:14、9:7、11:1–5,10、53章しょうなど）、将来しょうらいへの希望きぼうを伝つたえた。

のこぎりで挽ひき殺ころされるイザヤ

のこぎりで挽ひき殺ころされるイザヤ

最後さいごはのこぎりで挽ひき殺ころされて殉教じゅんきょうしたと言いわれ、絵えが何なん枚まいも作つくられている。

関連かんれん項目こうもく

• 聖書せいしょの登場とうじょう人物じんぶつの一覧いちらん
• イザヤ書しょ

外部がいぶリンク

• 『イザヤ』 - コトバンク