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安全あんぜんしんるいけん

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
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安全あんぜんしんるいけん(あんぜんしんるいけん)とは、野球やきゅう用語ようごひとつ。規則きそくにより走者そうしゃ打者だしゃ走者そうしゃふくむ)がアウトにされることなくすすむるいみとめられることをいう。

概要がいよう

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安全あんぜんしんるいけんあたえられた走者そうしゃは、あたえられたるいまでアウトにされるおそれなくすすむるいすることがゆるされる。ただし、安全あんぜんすすむるいできるからといっても、正規せいき走塁そうるいおこたってはならない。すなわち、複数個ふくすうこ安全あんぜんしんるいけんあたえられた場合ばあいも、通常つうじょうすすむるいのように順番じゅんばんさわるいしなければならず、ダイヤモンドを横切よこぎってすすむるいゆるされた最後さいごるいまで直接ちょくせつかうようなことはゆるされないし、走者そうしゃリタッチ義務ぎむのこっている場合ばあい一旦いったんリタッチの必要ひつようがあるるいまでもど必要ひつようがあり、ボールデッド一時いちじ中断ちゅうだん)のもとで安全あんぜんしんるいけんあたえられたときにるいそらすごした場合ばあいは、走者そうしゃそらすごしたるいつぎるいたっしてしまえばそらすごしたるいなおしがみとめられなくなる。プレイ再開さいかい守備しゅびがわからアピールがあれば、その走者そうしゃはアウトになる。

安全あんぜんしんるいけんには、守備しゅびがわのミスや反則はんそく行為こういたいするペナルティとして発生はっせいするものがおおいが、本塁打ほんるいだのようにそうとはがたいものもある。安全あんぜんしんるいけん」としょうされてはいるが、放棄ほうきすることはできないのでたんなる権利けんりとはがたく、義務ぎむ性格せいかくもある。フェアボール直接ちょくせつしがらみえして本塁ほんるいまでの安全あんぜんしんるいけんあたえられてもわざと一塁いちるいとどまったり、投手とうしゅボークおかしたときに走者そうしゃすすむるいこばんだりすることはみとめられない。これは、公認こうにん野球やきゅう規則きそく1.02で「攻撃こうげきがわは、まず打者だしゃ走者そうしゃとなり、走者そうしゃとなればすすむるいして得点とくてんすることにつとめる」、どう1.05で「かくチームは、相手あいてチームよりおおくの得点とくてん記録きろくして、つことを目的もくてきとする」とうたわれているため、より本塁ほんるい近付ちかづくことのできるこの安全あんぜんしんるいけん放棄ほうき原則げんそくはんするという解釈かいしゃく根拠こんきょとする。同様どうように、攻撃こうげきがわのミスや反則はんそく適用てきようされる罰則ばっそくである打者だしゃまたは走者そうしゃのアウト(たとえば守備しゅび妨害ぼうがいひとし)を守備しゅびがわ意向いこうしにすることはできない(例外れいがいてきに、打撃だげき妨害ぼうがい発生はっせいの「監督かんとく選択せんたくけん」というものがあるが、これとて打撃だげき妨害ぼうがいによるペナルティをるか、きの結果けっかによる攻撃こうげきがわ利益りえきるかの択一たくいつであり、守備しゅびがわ不利益ふりえき減免げんめんされるわけではない)。

打者だしゃ安全あんぜんすすむるいできる場合ばあい

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つぎ場合ばあい打者だしゃはアウトにされるおそれなく一塁いちるいあたえられる(公認こうにん野球やきゅう規則きそく5.05(b))。このとき占有せんゆうするるいわたさなければならない走者そうしゃ一塁いちるい走者そうしゃと、一塁いちるい走者そうしゃがあるときの二塁にるい走者そうしゃと、満塁まんるい三塁さんるい走者そうしゃ)にも1個いっこ安全あんぜんしんるいけんあたえられ、るいまで安全あんぜんすすむるいできる。

  • 四球しきゅう宣告せんこくされた場合ばあい。この場合ばあいボールインプレイである。ただし、守備しゅびがわ監督かんとく球審きゅうしん通告つうこくして、投球とうきゅうせずに故意こい四球しきゅうとする場合ばあい(いわゆる「申告しんこく敬遠けいえん」)はボールデッドである(死球しきゅう場合ばあいおなじ)。
  • 死球しきゅう宣告せんこくされた場合ばあい。この場合ばあいはボールデッドである。
  • 捕手ほしゅやその野手やしゅが、打者だしゃ妨害ぼうがいした場合ばあい打撃だげき妨害ぼうがい)。打者だしゃ妨害ぼうがいした捕手ほしゅ野手やしゅには失策しっさく記録きろくする。詳細しょうさい当該とうがいこう参照さんしょうのこと。
  • 審判しんぱんいんまたは走者そうしゃが、フェア地域ちいき野手やしゅれていない打球だきゅうれた場合ばあい守備しゅび妨害ぼうがい)。打者だしゃには安打あんだ記録きろくし、打球だきゅうれた走者そうしゃはアウトになる。ただし、投手とうしゅふく内野ないやしゅすでれた打球だきゅう、または投手とうしゅのぞ内野ないやしゅ股間こかん真横まよこ通過つうかした直後ちょくご打球だきゅう走者そうしゃれた場合ばあいで、内野ないやしゅ守備しゅびする機会きかいがないと判断はんだんされたものをのぞく。

走者そうしゃ安全あんぜんすすむるいできる場合ばあい

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つぎ場合ばあい走者そうしゃには安全あんぜんしんるいけんあたえられ、アウトにされるおそれなくそのかずだけすすむるいすることができる(公認こうにん野球やきゅう規則きそく5.06(b)(4))。ここで走者そうしゃには打者だしゃ走者そうしゃふくむが、打者だしゃ打者だしゃ走者そうしゃ区別くべつされる必要ひつようがあるので注意ちゅういしなければならない。したしめ場合ばあい走者そうしゃ打者だしゃふく場合ばあいには、とく説明せつめいくわえる。

本塁ほんるい(4安全あんぜんしんるいけん)があたえられる場合ばあい

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  • 打球だきゅうがインフライト(まだ地面じめんやフェンスにれていない)の状態じょうたいでフェア地域ちいきからプレイングフィールドのそと場合ばあいしがらみ本塁打ほんるいだ)。
  • 上記じょうきしがらみ本塁打ほんるいだとなるであろうと審判しんぱんいん判断はんだんした打球だきゅうが、観衆かんしゅうとり野手のてげつけたグラブ帽子ぼうしなどにたって落下らっかしたり進路しんろわったりした場合ばあい

3安全あんぜんしんるいけんあたえられる場合ばあい

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  • 野手のて帽子ぼうしやマスク、グラブやミットなどを本来ほんらい位置いちからはなしてフェアの打球だきゅう故意こいれさせた場合ばあいれなかった場合ばあいはこのペナルティは発生はっせいしない)。この場合ばあいはボールインプレイである。打者だしゃ記録きろく三塁打さんるいだとなる。

2安全あんぜんしんるいけんあたえられる場合ばあい

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  • 野手のて帽子ぼうしやマスク、グラブやミットなどを本来ほんらい位置いちからはなして送球そうきゅう故意こいれさせた場合ばあいれなかった場合ばあいはこのペナルティは発生はっせいしない)。この場合ばあいはボールインプレイである。
  • インフライトでないフェアの打球だきゅうがプレイングフィールドのそと場合ばあい、またはいち野手やしゅれて進路しんろわった打球だきゅうファウル地域ちいきのスタンドにはいった場合ばあい。または、フェンスやスコアボード、などにはさまった場合ばあい。この場合ばあいはボールデッドである。打者だしゃ記録きろく二塁打にるいだとなる。日本にっぽんではこれらはエンタイトルツーベース英語えいごではground rule double)とばれる。
  • 送球そうきゅうが、スタンドやベンチなどの、野手のてがそれ以上いじょうえない場所ばしょはいってしまった場合ばあい野手やしゅ能動のうどうてきれた場合ばあいふくむ)。この場合ばあいはボールデッドになる。
    • この場合ばあい安全あんぜんしんるいけんみとめる基準きじゅんとなるるいは、あく送球そうきゅうが、打球だきゅう処理しょりした直後ちょくご内野ないやしゅ送球そうきゅうである場合ばあい投球とうきゅう当時とうじ占有せんゆうしていたるい、それ以外いがい場合ばあい野手やしゅからボールがはなれたときに占有せんゆうしていたるいとなる。ただし、打球だきゅう処理しょりした直後ちょくご内野ないやしゅ送球そうきゅうであっても、すでに打者だしゃ走者そうしゃふくすべての走者そうしゃ1個いっこ以上いじょうすすむるいしている場合ばあいは、野手やしゅからボールがはなれたときに占有せんゆうしていたるい基準きじゅんとする。

1個いっこ安全あんぜんしんるいけんみとめられる場合ばあい

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  • 野手のて帽子ぼうしやマスク、グラブやミットなどを本来ほんらい位置いちからはなして投球とうきゅう故意こいれさせた場合ばあい。この場合ばあいはボールインプレイであり、投球とうきゅうれたときの走者そうしゃ位置いち基準きじゅんに、1個いっこるいあたえられる。
  • 投手とうしゅボークおかした場合ばあい詳細しょうさい当該とうがいこう参照さんしょうのこと。
  • 打者だしゃへの投球とうきゅう、または投手とうしゅばん(プレート)をはずさずにマウンドじょうからおこなった送球そうきゅう牽制けんせいだまなど)が、スタンドまたはベンチなど、ボールデッドとなる箇所かしょはいった場合ばあい。この場合ばあいはボールデッドになる。
    • 打者だしゃへの投球とうきゅう捕手ほしゅ通過つうかしたのち、または投手とうしゅばんはずさずにマウンドじょうからおこなった送球そうきゅうるいまも野手やしゅ通過つうかしたのち、さらに捕手ほしゅ野手やしゅれたうえでスタンドまたはベンチにはいり、ボールデッドになった場合ばあいには、投球とうきゅう送球そうきゅう当時とうじ占有せんゆうしていたるい基準きじゅんに、2安全あんぜんしんるいけんあたえられる。だい4ボール(四球しきゅう)またはだい3ストライク(三振さんしん)にあたる投球とうきゅうがこの状態じょうたいになったときは、打者だしゃにも二塁にるいあたえられる。
    • 投手とうしゅ投手とうしゅばんはずしてから送球そうきゅうした場合ばあいは、投手とうしゅ通常つうじょう野手やしゅ同様どうようあつかわれるため、スタンドまたはベンチにはいった場合ばあい走者そうしゃに2安全あんぜんしんるいけんあたえられる。
  • 投球とうきゅうが、球審きゅうしん捕手ほしゅのマスクや用具ようぐはさまってまった場合ばあい
    • ただし、投球とうきゅうだい4ボールまたはだい3ストライク(後者こうしゃは、無死むしまたは一死いっし一塁いちるい走者そうしゃがあるときをのぞく。その場合ばあい打者だしゃはアウトになる。[ちゅう 1])にあたる場合ばあいは、打者だしゃにも一塁いちるいあたえられる。
  • 野手のてが、打者だしゃった飛球ひきゅうらえたのち、スタンドやベンチなどボールデッドとなる箇所かしょんだり、たおんだりした場合ばあい[ちゅう 2]。この場合ばあい打者だしゃのアウトはされないが、ボールデッドになる。走者そうしゃ全員ぜんいん1個いっこ安全あんぜんしんるいけんあたえられるが、投球とうきゅう当時とうじ占有せんゆうるいへのリタッチの義務ぎむ消滅しょうめつしない。
    • ボールデッドとなる箇所かしょはいんでたまをすることはみとめられない(たましても打者だしゃをアウトにすることはできない)。しかし、野手のてがベンチなどのなかしのべてたますることはつかえない。このさいに、たおれこまないようにベンチのなか選手せんしゅやスタンドの観客かんきゃくからだささえてもらってもよい。正規せいきたまできている場合ばあい打者だしゃはアウトになり、走者そうしゃにはリタッチの義務ぎむしょうじる。

サヨナラゲームの場合ばあい

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最終さいしゅうかいまたは延長えんちょうかいうら攻撃こうげきで、数個すうこ(2以上いじょう)の安全あんぜんしんるいけんあたえられのちおさむチームのサヨナラゲームとなる場合ばあい得点とくてんげる走者そうしゃ生還せいかんするのに必要ひつよう最小限さいしょうげん個数こすう安全あんぜんしんるいけんしかあたえられない。打者だしゃには、それとおな個数こすう安全あんぜんしんるいけんしかあたえられないが、そのためにはそのるいまですすむるいすることが条件じょうけんとなる(公認こうにん野球やきゅう規則きそく7.01(g)(3))。ただし、しがらみ本塁打ほんるいだ場合ばあいは、得点とくてんにかかわらずすべての打者だしゃ走者そうしゃ生還せいかん得点とくてん)がみとめられる(公認こうにん野球やきゅう規則きそく7.01(g)(3)【例外れいがい】)。

  • れい1】最終さいしゅうかいうら同点どうてん走者そうしゃ三塁さんるいのときに、通常つうじょうなら打者だしゃおよ走者そうしゃに2または3安全あんぜんしんるいけんあたえられるべき事象じしょうしょうじても、1個いっこ安全あんぜんしんるいけんのみがあたえられ、三塁さんるい走者そうしゃ本塁ほんるいれることによって試合しあい終了しゅうりょうとなる。二塁にるい走者そうしゃ三塁さんるいまでのすすむるいみとめられるが、生還せいかんみとめられない。打者だしゃは、一塁いちるいまでのすすむるいだけがみとめられる(実際じっさい二塁にるいんだとしても、二塁にるいすすむるいしたとはみとめられない)。打球だきゅう地面じめんれてからスタンドにはいったとしても、二塁打にるいだではなく、単打たんだ記録きろくとなる。
  • れい2】最終さいしゅうかいうら攻撃こうげきがわが1てんけていて走者そうしゃ三塁さんるいのとき、あるいは最終さいしゅうかいうら同点どうてん走者そうしゃ二塁にるいのときに、打球だきゅう地面じめんれてからスタンドにはいると、かく走者そうしゃには2安全あんぜんしんるいけん(すなわち本塁ほんるい)があたえられるとともに、打者だしゃにも二塁にるいあたえられる(二塁にるい走者そうしゃ得点とくてん走者そうしゃであるため)。このとき打者だしゃ走者そうしゃ二塁にるいまで走塁そうるいすれば打者だしゃ記録きろく二塁打にるいだであるが、一塁いちるいんだだけでベンチにもどった場合ばあい単打たんだ記録きろくとなる。

審判しんぱんいん宣告せんこく仕方しかた

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走者そうしゃ安全あんぜんしんるいけんあたえる場合ばあい審判しんぱんいんは、以下いかとおりに宣告せんこくおこなう。ただし、ボールデッドである場合ばあいはそれに先立さきだって、両手りょうて上方かみがたひろげるジェスチャーをし(ファウルボールとおなじ)、「ボールデッド」または「タイム」と宣告せんこくする。(打球だきゅう本塁打ほんるいだとなった場合ばあいのぞ[ちゅう 3]

1個いっこ安全あんぜんしんるいけんあたえる場合ばあい
右手みぎてたかげ、人差ひとさゆび1ほんばし、「テイク・ワン(ベース)」と宣告せんこくする。
2安全あんぜんしんるいけんあたえる場合ばあい
右手みぎてたかげ、人差ひとさゆび中指なかゆびの2ほんばし、「テイク・ツー(ベース)」と宣告せんこくする。
3安全あんぜんしんるいけんあたえる場合ばあい
右手みぎてたかげ、人差ひとさゆび中指なかゆび薬指くすりゆびの3ほんばし、「テイク・スリー(ベース)」と宣告せんこくする。
本塁ほんるいあたえる(打球だきゅうがフェンスをえ、本塁打ほんるいだとなった)場合ばあい
右手みぎてたかげ、頭上ずじょう人差ひとさゆびおおきくまわしながら「ホームラン」と宣告せんこくする。

安全あんぜんしんるいけんあたえられたとき

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ボールデッドのとき

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ボールデッドのもとでは、あたえられたるい以上いじょうすすむことはみとめられない。

たとえばいち塁間るいかん一塁いちるい走者そうしゃ打者だしゃ走者そうしゃ二人ふたりがいたときに2安全あんぜんしんるいけんあたえられた場合ばあい一塁いちるい走者そうしゃ打者だしゃ走者そうしゃともに三塁さんるいまであたえられることになるが、一塁いちるい走者そうしゃ三塁さんるいまですすめても、打者だしゃ走者そうしゃ三塁さんるいまえ走者そうしゃ占有せんゆうされてしまうため三塁さんるいまですすむことができない。このような場合ばあいは、打者だしゃ走者そうしゃ三塁さんるいゆるされても結果けっかてき二塁にるいまでしかすすむるいできない。

ただし、打者だしゃ一塁いちるいあたえられた場合ばあいで、その打者だしゃ一塁いちるいわたすためにすすむるいしなければならなくなった走者そうしゃ全員ぜんいん安全あんぜんつぎるいすすむことができる。いわゆる「四死球ししきゅうによる」は典型てんけいてきれいであり、満塁まんるい場合ばあい攻撃こうげきがわに1てんはいる(ただし、四球しきゅうはボールインプレイである)。

ボールインプレイのとき

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四球しきゅうのケースのようにボールインプレイで安全あんぜんしんるいけんあたえられたさいには、あたえられたるいまではアウトにされるおそれなくすすむるいすることができるが、プレイは続行ぞっこうちゅうであるので、守備しゅびがわすきいて、そのるいえてすすむるいしようとすることも可能かのうである。ただし、あたえられたるい到達とうたつしてしまうと、それ以降いこう走塁そうるいはアウトにされるおそれがある。

このとき、安全あんぜんしんるいけんあたえられた最後さいごるいそらすごしていても、このるいたっしたものとみなされる。

  • れい走者そうしゃ一塁いちるいでボールカウント3-2からつぎ投球とうきゅう一塁いちるい走者そうしゃ盗塁とうるいこころみていて、ストライクゾーンをはずれた投球とうきゅう捕手ほしゅ後逸こういつした場合ばあいかんがえる。四球しきゅう打者だしゃには一塁いちるいまで、一塁いちるい走者そうしゃには二塁にるいまでの安全あんぜんしんるいけんあたえられる。このときに、一塁いちるい走者そうしゃいっして三塁さんるいしんるいねらって、全力ぜんりょく疾走しっそう二塁にるいそらすごしたとする。この場合ばあい一塁いちるい走者そうしゃは、二塁にるいそらすごした時点じてん二塁にるい到達とうたつし、安全あんぜんしんるいけん行使こうしされたものとみなされる。したがって、これ以降いこうはアウトにされるおそれがある。二塁にるいそらすごした一塁いちるい走者そうしゃさん塁間るいかんからそら気付きづき、二塁にるいなおしにもどろうとしても、二塁にるいへのかえりるいよりはや二塁にるいさわたまするか走者そうしゃ身体しんたいさわたまして、二塁にるいむなしをアピールすれば、一塁いちるい走者そうしゃはアウトになる。

走者そうしゃ安全あんぜんしんるいけんあたえられ本塁ほんるいまでのすすむるいみとめられた場合ばあい走者そうしゃなんらかの理由りゆうでアウトを宣告せんこくされさんとなっても、安全あんぜんしんるいけんあたえられた走者そうしゃ得点とくてんみとめられる(公認こうにん野球やきゅう規則きそく5.06(b)(3)【ちゅう】によれば、これは満塁まんるい四球しきゅうにより安全あんぜんしんるいけんあたえられたときにかぎってみとめられている)。

  • れい二死にし満塁まんるいだい4ボールにたる投球とうきゅう捕手ほしゅ後逸こういつした。四球しきゅう宣告せんこくされ、三塁さんるい走者そうしゃあるいて本塁ほんるいかった。二塁にるい走者そうしゃ全力ぜんりょく疾走しっそう三塁さんるいえて本塁ほんるいうかがったが、たまひろった捕手ほしゅからの送球そうきゅうさんほんあいださわたまされてアウトとなった(だい3アウト)。この時点じてん三塁さんるい走者そうしゃはまだ本塁ほんるい到達とうたつしておらず、すうびょうにようやく本塁ほんるいんだ。 ― この場合ばあい三塁さんるい走者そうしゃ得点とくてんみとめられる。

ドーム球場きゅうじょう特別とくべつルール

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ドーム球場きゅうじょうではその打球だきゅう性質せいしつかかわらず、打球だきゅうがフェア地域ちいき上方かみがた空間くうかんにある天井てんじょう照明しょうめい音響おんきょう空調くうちょうなどの設備せつびはさまった場合ばあいや、そこにたってかえってきたボールがフェア地域ちいきない落下らっかした場合ばあいにどのようにあつかうかが特別とくべつ規定きていされている。

日本にっぽんはつのドーム球場きゅうじょうである東京とうきょうドームでは、グラウンドめんから天井てんじょう部分ぶぶんまでのたかさは「人間にんげんちからでは到達とうたつしえないたかさ」として算出さんしゅつされた61.690メートルと設計せっけいされているが、選手せんしゅ能力のうりょく向上こうじょう用具ようぐ質的しつてき向上こうじょう空調くうちょう内部ないぶ空気圧くうきあつなどの様々さまざま要因よういんかさなって、天井てんじょう打球だきゅう接触せっしょくする事態じたい発生はっせいするようになり、特別とくべつルール設定せってい必要ひつようせまられることになった。順次じゅんじ建設けんせつされたドーム球場きゅうじょうでは個々ここ球場きゅうじょうたかさ・ひろさにわせてグラウンドルールさだめられている。

具体ぐたいれい

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野手のてあやまってボールを観客かんきゃくせきれる

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この事例じれいは、とくにプロレベルでおお発生はっせいしている。ファンサービスの一環いっかんとして、野手のて飛球ひきゅうらえたことによってだい3アウトが成立せいりつした場合ばあいに、その野手やしゅがボールを観客かんきゃくせきれるようになったことによるもので、いずれも野手やしゅがアウトカウントを勘違かんちがいしてれてしまったもの。記録きろく当該とうがい野手やしゅ失策しっさくである。日本にっぽんプロ野球やきゅう日付ひづけとう具体ぐたいてき判明はんめいしているれい以下いかの4つ。

また、野手のてがフェアボールをファウルボール誤認ごにんして観客かんきゃくせきれてしまった事例じれいもある。

  • 2015ねん7がつ20日はつか横浜よこはまDeNAベイスターズたい東京とうきょうヤクルトスワローズだい16回戦かいせん横浜よこはまスタジアム) - 7かいうら先頭せんとう打者だしゃのDeNA・アーロム・バルディリス打球だきゅう一塁いちるいがわファウルライン付近ふきんがり、ヤクルトの山田やまだ哲人てつと二塁手にるいしゅってグラブで打球だきゅうれたが落球らっきゅうしてしまった。おなじくこの打球だきゅうってきた雄平ゆうへい右翼うよくしゅはこれをひろい、打球だきゅうがファウルボールになったとおもんですぐちかくの観客かんきゃくせきにボールをれたが、この打球だきゅう山田やまだれたときの位置いちはファウルラインの内側うちがわであったため実際じっさいにはフェアボールであった。山田やまだ素早すばやくそのボールを観客かんきゃくからもどしたがすでおそく、雄平ゆうへいからボールがはなれた時点じてん一塁いちるいたっしていたバルディリスにはさらに2安全あんぜんしんるいけんあたえられた(最初さいしょ落球らっきゅう山田やまだに、ボールれは雄平ゆうへい失策しっさく記録きろくされた)。このあとDeNA・後藤ごとう武敏たけとしG.内野ないやゴロのあいだにバルディリスは得点とくてんした。

ボールパーソンがあやまってフェアのボールを観客かんきゃくわた

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2014ねん6がつ8にちカンザスシティ・ロイヤルズたいニューヨーク・ヤンキースカウフマン・スタジアム) - 4かいひょう、ヤンキースのブライアン・ロバーツ一塁いちるいせんのフェア打球だきゅうを、右翼うよくがわファウルグラウンドのフェンスわき待機たいきしていたボールパーソンがファウルボールと勘違かんちがいしてひろげて観客かんきゃくわたしてしまい、ロバーツには2安全あんぜんしんるいけんあたえられた[4][5][6]

故意こいボーク疑惑ぎわく

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フェアボールにグラブをげつける

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漫画まんが『ドカベン』のれい

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水島みずしま新司しんじさく漫画まんがドカベン』のげきちゅう甲子園こうしえんでのあかりくん高校こうこうとブルートレイン学園がくえん(BT学園がくえん)との試合しあいにおいて、安全あんぜんしんるいけんおよびそのルールの盲点もうてんえがかれている。

8かいうら、BT学園がくえん打者だしゃさくら左中間さちゅうかんやぶりそうなだい飛球ひきゅうはなったが、あきらくん高校こうこう中堅ちゅうけんしゅ山岡やまおか鉄司てつじはグラブをげつけて打球だきゅうめてしまった。左翼さよくしゅ微笑びしょう三太郎さんたろうは、このプレイで「三塁打さんるいだでボールデッドになる」と勘違かんちがいして、山岡やまおか内野ないやへの返球へんきゅうめさせた。すでに三塁さんるいまわって本塁ほんるい到達とうたつしかけていた打者だしゃ走者そうしゃさくらも、微笑びしょうおなじく勘違かんちがいをして三塁さんるいもどろうとし、そのときくやしまぎれに本塁ほんるいを2みつけた。それを球審きゅうしんは、三塁さんるいかえろうとするさくら本塁ほんるい到達とうたつみとめた。すなわちグラブをげつけて打球だきゅうめた場合ばあい三塁打さんるいだでボールデッドになるのではなく、3つの安全あんぜんしんるいけんあたえられ、かつボールインプレイであるため、実際じっさい本塁ほんるいんださくら得点とくてんみとめられたのである。

またおな水島みずしま新司しんじさく漫画まんがいちきゅうさん』のげきちゅうにおいても主人公しゅじんこう真田さなだいちきゅうだい飛球ひきゅうをグラブでとそうとかんがえ、としたあとに打者だしゃ三塁打さんるいだおなじになるとわれあっけにとられるシーンがある(真田さなだはルールをらないまま野球やきゅうはじめてしまったという設定せっていである)。

日本にっぽんプロ野球やきゅうれい

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2008ねん5がつ4にち千葉ちばロッテマリーンズたい埼玉さいたま西武せいぶライオンズだい8回戦かいせん千葉ちばマリンスタジアム) - 5かいひょう無死むし走者そうしゃで、西武せいぶ栗山くりやまたくみ打球だきゅう一塁いちるいしゅ強襲きょうしゅうし、右翼うよくしゅのいる方向ほうこうころがっていった。この打球だきゅうたいしてロッテのホセ・オーティズ二塁手にるいしゅがグラブをげつけ、グラブは打球だきゅう接触せっしょくした。栗山くりやま一塁いちるいにとどまっていたが、審判しんぱんだん公認こうにん野球やきゅう規則きそく7.05(c)[ちゅう 4]もとづき、栗山くりやま三塁さんるいまでの安全あんぜんしんるいけんあたえた。このあと石井いしい義人よしひと犠牲ぎせいフライにより西武せいぶ得点とくてんした。[7]

サヨナラちで二塁打にるいだ単打たんだになる

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2017ねん8がつ20日はつか広島東洋ひろしまとうようカープたい東京とうきょうヤクルトスワローズだい20回戦かいせんMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島ひろしま) - 延長えんちょう10かいうら、5たい5の同点どうてん二死にし二塁にるい場面ばめんで、広島ひろしまブラッド・エルドレッド打球だきゅう中堅ちゅうけんしゅ頭上ずじょうえ、外野がいやフェンスの手前てまえはずんでスタンドにはいった。打者だしゃ走者そうしゃには2安全あんぜんしんるいけんあたえられ、走者そうしゃ得点とくてんして広島ひろしまのサヨナラちとなった。二塁にるいまですすむるいしていれば二塁打にるいだ記録きろくされるケースであったが、エルドレッドは一塁いちるいまわったところで祝福しゅくふくするチームメイトにかこまれて走塁そうるいをやめたため、単打たんだ記録きろくとなった。[8]

内野ないやゴロでも打球だきゅう処理しょり直後ちょくご内野ないやしゅ送球そうきゅうではないれい

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  • 2019ねん4がつ21にち阪神はんしんタイガースたい読売よみうりジャイアンツ(巨人きょじんだい6回戦かいせん阪神はんしん甲子園こうしえん球場きゅうじょう) - 4かいひょうきょじん攻撃こうげきちゅう無死むし一塁いちるい走者そうしゃクリスチャン・ビヤヌエバいて打者だしゃ岡本おかもとかずしん内野ないやゴロをち、阪神はんしんなみせい遊撃手ゆうげきしゅ処理しょりして糸原いとはらけん二塁手にるいしゅカバーする二塁にるい送球そうきゅうするが、投球とうきゅうさいしてスタートをっていたビヤヌエバの到達とうたつはやあいだわず、つづいて糸原いとはら一塁いちるい送球そうきゅうしたが、この送球そうきゅう二塁にるいじょう塁審るいしんにセーフのアピールをしたビヤヌエバの右腕うわんれておおきくはぐれ、そのまま一塁いちるいがわダッグアウトにんでしまった。この糸原いとはら送球そうきゅうは「打球だきゅう処理しょりした直後ちょくご内野ないやしゅ送球そうきゅう」ではないため、送球そうきゅう時点じてんでまだ一塁いちるいたっしていなかった打者だしゃ走者そうしゃ岡本おかもとには二塁にるいが、すで二塁にるいたっしていたビヤヌエバには本塁ほんるいがそれぞれあたえられ、巨人きょじん先制せんせいてんた。なお、この一連いちれんのプレーにかんしては阪神球団はんしんきゅうだんふく社長しゃちょうけん球団きゅうだん本部ほんぶちょう谷本たにもとおさむ日本にっぽん野球やきゅう機構きこうへの意見いけんしょ提出ていしゅつ検討けんとうした。[9]
  • 2024ねん6がつ23にち福岡ふくおかソフトバンクホークスたい千葉ちばロッテマリーンズだい12回戦かいせんみずほPayPayドーム福岡ふくおか) - 6かいひょうのロッテの攻撃こうげき一死いっしいち二塁にるい打者だしゃ中村なかむらすすむわれゆるたりの内野ないやゴロをち、ソフトバンクの今宮いまみや健太けんた遊撃手ゆうげきしゅ前進ぜんしんしてこれを処理しょり二塁にるい送球そうきゅうするが一塁いちるい走者そうしゃ髙部あきら脚力きゃくりょくってセーフ。二塁にるいじょう送球そうきゅうけた二塁手にるいしゅ廣瀨ひろせ隆太りゅうた一塁いちるい送球そうきゅうしたボールは、一塁いちるいしゅ頭上ずじょうおおきくえるあく送球そうきゅうとなってカメラマンせきはいんでしまった。上記じょうき阪神はんしんたい巨人きょじんれいおなじく、廣瀬ひろせ送球そうきゅうは「打球だきゅう処理しょりした直後ちょくご内野ないやしゅ送球そうきゅう」ではないため、送球そうきゅう時点じてんでまだ一塁いちるいたっしていなかった打者だしゃ走者そうしゃ中村なかむらには二塁にるいあたえられるとともに、二塁にるい走者そうしゃ佐藤さとう都志つし送球そうきゅう時点じてん二塁にるいたっしていた髙部には本塁ほんるいあたえられ、ロッテが3たい3の同点どうてんいついた。[10][ちゅう 5]

ボークによりあたえられたるいよりもさきへのすすむるいみとめられる

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  • 2020ねん9がつ3にち阪神はんしんタイガースたい東京とうきょうヤクルトスワローズだい15回戦かいせん阪神はんしん甲子園こうしえん球場きゅうじょう) - 7かいうら阪神はんしん攻撃こうげき)、一死いっし三塁さんるい場面ばめんで、ヤクルトのスコット・マクガフ投手とうしゅ走者そうしゃのいない一塁いちるい牽制けんせいだまおこなった(この直前ちょくぜん一塁いちるい走者そうしゃだったがわなおはた二塁にるい盗塁とうるいしていた)。一塁いちるい走者そうしゃがいないために一塁いちるいしゅ坂口さかぐちさとしたかし一塁いちるいベースカバーにいておらず、この送球そうきゅう坂口さかぐちたまできずにはぐれて外野がいや転々てんてんとし、そのあいだ三塁さんるい走者そうしゃ植田うえだうみかわ相次あいついで得点とくてんした。このれいでは、投手とうしゅ走者そうしゃのいないるい送球そうきゅうしている時点じてんボークであるが、送球そうきゅうはぐれたことにより走者そうしゃるいうばおうとしているのでただちにボールデッドにはならず、ボールインプレイが継続けいぞくする(公認こうにん野球やきゅう規則きそく6.02(a)【規則きそく説明せつめい1】。ただし、坂口さかぐち送球そうきゅうらさなかったのであればその時点じてんでボールデッドになる)。マクガフにはボークと失策しっさく(ボークにより三塁さんるいあたえられるかわにさらに本塁ほんるいあたえたことによる)が記録きろくされた。[11]
  • 2024ねん6がつ23にち読売よみうりジャイアンツ(巨人きょじんたい東京とうきょうヤクルトスワローズだい11回戦かいせん東京とうきょうドーム) - 1かいうら巨人きょじん攻撃こうげき)、二死にし一塁いちるい打者だしゃ岡本おかもとかずしん場面ばめんで、ヤクルトのミゲル・ヤフーレ投手とうしゅ一塁いちるい牽制けんせいだまおこなったが、そのさい動作どうさ(セットポジションで静止せいしに、わずかに一塁いちるい方向ほうこううかがうようにりょうかたみぎひざうごいてからふたた静止せいししており、これが投球とうきゅう動作どうさ中断ちゅうだん判断はんだんされたとかんがえられる)を一塁いちるい走者そうしゃ佐々木ささき俊輔しゅんすけがボークをアピールし、審判しんぱんいんもボークを宣告せんこく。この送球そうきゅうおおきくはぐれて外野がいやまで到達とうたつし、佐々木ささき一気いっき三塁さんるいおとしいれた。上記じょうき阪神はんしんたいヤクルトのれい同様どうように、ボークであってもただちにボールデッドにはならず、ボールインプレイが継続けいぞくするため佐々木ささきすすむるいみとめられ、ヤフーレにはボークと失策しっさく(ボークにより二塁にるいあたえられる佐々木ささきにさらに三塁さんるいあたえたことによる)が記録きろくされた。このあと岡本おかもと二塁打にるいだ佐々木ささき得点とくてんし、巨人きょじん先制せんせいてんた。[12]


脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 公認こうにん野球やきゅう規則きそく5.09(a)(3)【ちゅう
  2. ^ 日本にっぽんでは、2017ねん公認こうにん野球やきゅう規則きそく改正かいせいで、5.06(b)(3)(C)およびどう原注げんちゅう】、5.09(a)(1)【原注げんちゅう1】、5.12(b)(6)が改正かいせいされ、たました野手やしゅがボールデッドとなる箇所かしょに、たおまずともんだ場合ばあい1個いっこ安全あんぜんしんるいけんあたえることとなった[1]日本にっぽんではこれ以前いぜんに、2007ねん規則きそく改正かいせいさい、5.10(f)、6.05(a)【原注げんちゅう】、7.04(c)(条項じょうこう番号ばんごう当時とうじ)に独自どくじの【ちゅう】をもうけ、ボールデッドとなる箇所かしょんだり、たおれこんだ場合ばあい適用てきようとしていたが、2011ねん改正かいせいでこれらの【ちゅう】が削除さくじょされ、たおれこんだ場合ばあいのみの適用てきようとした。
  3. ^ その場合ばあいもボールデッドであるが、両手りょうて上方かみがたひろげるボールデッドのジェスチャーをするとファウルボールと誤認ごにんされる。ボールデッドであるのはあきらかであるから、ボールデッドのジェスチャーをわざわざおこな必要ひつようはない。
  4. ^ 当時とうじ条文じょうぶん番号ばんごう。2021年度ねんど公認こうにん野球やきゅう規則きそく5.06(b)(4)(C)に相当そうとうする。
  5. ^ なお、記事きじタイトルに「テイク3」とあるが、もちろん実際じっさいにはテイク3(3安全あんぜんしんるいけん)ではない。

出典しゅってん

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  1. ^ 2017年度ねんど 野球やきゅう規則きそく改正かいせい” (PDF). 日本にっぽん野球やきゅう規則きそく委員いいんかい (2017ねん1がつ24にち). 2017ねん2がつ8にち閲覧えつらん
  2. ^ とら・マートン勘違かんちがい!ファンあぜんの痛恨つうこんミス”. サンケイスポーツ (2011ねん5がつ26にち). 2011ねん5がつ29にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2011ねん6がつ24にち閲覧えつらん
  3. ^ 西川にしかわ とんだめずらしプレー!アウトカウント勘違かんちがいでボールをスタンドに…”. スポーツニッポン. (2015ねん7がつ20日はつか). https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/07/20/kiji/K20150720010773900.html 2021ねん5がつ3にち閲覧えつらん 
  4. ^ “ボールボーイがインプレーボールってボールあげちゃった〜”. 日刊にっかんスポーツ: p. 9. (2014ねん6がつ10日とおか) 
  5. ^ Brendan Kuty (2014ねん6がつ8にち). “WATCH: Royals ball boy gives fan fair ball vs. Yankees”. NJ.com. 2014ねん6がつ14にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2014ねん6がつ13にち閲覧えつらん
  6. ^ Ballboy's blunder”. MLB (2014ねん6がつ9にち). 2014ねん6がつ13にち閲覧えつらん。 “The Royals ballboy mistakingly fields Brian Roberts' fair ball down the right-field line and avoids the next one hit his way”
  7. ^ “オーティズ、グラブ打球だきゅう三塁打さんるいだばつ. 日刊にっかんスポーツ. (2008ねん5がつ5にち). https://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20080505-356140.html 2021ねん5がつ3にち閲覧えつらん 
  8. ^ 記録きろくいんコラム】エンタイトル二塁打にるいだなのに・・・”. 日本にっぽん野球やきゅう機構きこう (2017ねん8がつ29にち). 2021ねん5がつ3にち閲覧えつらん
  9. ^ 阪神はんしん糸原いとはらあく送球そうきゅうさそった“守備しゅび妨害ぼうがい?”意見いけんしょ提出ていしゅつ検討けんとう. 日刊にっかんスポーツ. (2019ねん4がつ21にち). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201904210001107.html 2021ねん5がつ3にち閲覧えつらん 
  10. ^ “【ソフトバンク】広瀬ひろせ隆太りゅうたあく送球そうきゅう一塁いちるい走者そうしゃ生還せいかん なぜ“テイク3”?”. スポーツ報知ほうち. (2024ねん6がつ23にち). https://hochi.news/articles/20240623-OHT1T51140.html 2024ねん6がつ23にち閲覧えつらん 
  11. ^ “ヤクルト、まさかの“ちんプレー”で逆転ぎゃくてんけ…走者そうしゃ一塁いちるいへマクガフけんせい、2しゃ生還せいかん. サンケイスポーツ. (2020ねん9がつ4にち). https://www.sanspo.com/article/20200904-QPCGZE2DXJIHJITZPTV6MI7K7Y/ 2021ねん5がつ3にち閲覧えつらん 
  12. ^ 巨人きょじん佐々木ささきこう判断はんだん激走げきそう 直前ちょくぜんにボーク判定はんてい牽制けんせいあく送球そうきゅう一気いっき三塁さんるい岡本おかもとかず先制せんせいむ”. デイリースポーツ. (2024ねん6がつ23にち). https://www.daily.co.jp/baseball/2024/06/23/0017802220.shtml 2024ねん6がつ24にち閲覧えつらん 

関連かんれん項目こうもく

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