パンスペルミアせつ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
パンスペルミアせつイメいめジ図じず

パンスペルミアせつ(パンスペルミアせつ、まれ: πανσπερμία宇宙うちゅうひろししゅせつ[1])は、生命せいめい起源きげんろんひとつ。地球ちきゅう生命せいめい起源きげん地球ちきゅうがいからたとするせつである。提唱ていしょうされた生命せいめいの「もと」には、たとえば微生物びせいぶつ芽胞がほうDNAくさりじょうのパーツやその一部いちぶ、あるいはアミノ酸あみのさんわさったものなどがげられる。「はいしゅこうぬのせつ」とも邦訳ほうやくされる[2]

歴史れきし[編集へんしゅう]

かんがかた仮説かせつ理論りろん歴史れきし[編集へんしゅう]

生命せいめい起源きげんは、天上てんじょう世界せかいからまかれたたね』とする、信仰しんこうとしてのパンスペルミアは、エジプト王国おうこくぜん27世紀せいきぜん22世紀せいき)までにさかのぼり、初期しょきヒンドゥーきょうユダヤきょう、キリストきょうグノーシス主義しゅぎにもられるように、有史ゆうし時代じだいおなじくらいふる信仰しんこうひとつである[3]

パンスペルミアせつ先駆せんくは、「生命せいめいたね」をかたったギリシャの哲学てつがくしゃアナクサゴラス思想しそうられる。しかしこの考察こうさつわすられてしまった。というのは、古代こだいギリシアで、アリストテレスが「自然しぜん発生はっせいせつ」をとなえたからである。アリストテレスは生命せいめいかんする多数たすう観察かんさつかさね、生命せいめいかんする論文ろんぶんきためていたのだが、ある、アリストテレスはどろなかから「うなぎの」などがてくるのをて、「生命せいめいは、基本きほんてきにはおやからまれるが、一部いちぶどろなかからまれることもある」とするせつ提唱ていしょうした。当時とうじのいわば学術がくじゅつかいでは頂点ちょうてんてき存在そんざいであったアリストテレスのせつひろれられた結果けっか、パンスペルミアせつのほうはわすられてしまった。

一方いっぽう中世ちゅうせいヨーロッパの思想しそうかいにとっては、パンスペルミアせつは『旧約きゅうやく聖書せいしょ』の最初さいしょあきら創世そうせい」にかれている天地てんち創造そうぞう宇宙うちゅうおよび生命せいめい創造そうぞう記述きじゅつ矛盾むじゅんしていたためにれられなかった。

パンスペルミアせつがヨーロッパでようやくれられるようになったのは19世紀せいきになってからのことである。1859ねんチャールズ・ダーウィン生物せいぶつがくてき進化しんかろん確立かくりつし、1884ねんルイ・パスツール生命せいめい発生はっせい因果いんがせい問題もんだいについて実験じっけんおこなったことで、地球ちきゅうじょう生命せいめい起源きげん問題もんだいおおくの科学かがくしゃ認識にんしきされた。

「パンスペルミア」という用語ようご歴史れきし[編集へんしゅう]

フランスの学術がくじゅつけいウェブサイト「Ortlang」によると、ギリシアπανσπερμία(パンスペルミア)」の意味いみは、もともとは「mélange de toutes sortes de semences(さまざまな種子しゅしあつめ)」だったと解説かいせつされている[4]。そしてどうサイトによると「パンスペルミア」という用語ようご意味いみ定義ていぎ)は19〜20世紀せいきつぎのように変化へんかしたという。

  • 1823ねん時点じてんでは、Boisteいた「amas confus de substances hétérogènes(均一きんいつ物質ぶっしつ雑然ざつぜんとしたあつめ)」という説明せつめいぶんがあった[4]
  • 1842ねん時点じてんでは「théorie selon laquelle les germes des corps organisés sont présents dans tout l'univers(生命せいめいたい種子しゅし宇宙うちゅう全体ぜんたいちているとする理論りろん)」という説明せつめいぶんがAc. Compl.に掲載けいさいされた[4]。つまりこの時点じてんではすでに、ほぼ現在げんざい意味いみ用語ようごとしてもちいられていた。
  • 1949ねん時点じてんでは「théorie selon laquelle la vie aurait été introduite sur la terre par des germes venus d'autres planètes(地球ちきゅうじょう生命せいめいは、惑星わくせいから種子しゅしによってはじまったとする理論りろん)」という説明せつめいぶんNouveau Larousse Universelしんラルース百科ひゃっか事典じてん』に掲載けいさいされた[4]

20世紀せいき研究けんきゅう[編集へんしゅう]

アレニウス[編集へんしゅう]

1903ねんに、スウェーデンのスヴァンテ・アレニウス[5]提唱ていしょうする。

1905ねんアインシュタイン光量子こうりょうし仮説かせつ発表はっぴょうしたが、1908ねんアレニウス自著じちょ世界せかいのなりたち』(どく: Das Werden der Welten)を出版しゅっぱんし、パンスペルミアが隕石いんせき付着ふちゃくせずともそれ自体じたいとして、恒星こうせいからのひかり圧力あつりょくすなわち放射ほうしゃあつまたは光圧こうあつ宇宙うちゅう空間くうかん移動いどうするせつ[6]あらわして、「ひかりパンスペルミアせつ)(どく: Radiopanspermie)」[6]呼称こしょうしている。地球ちきゅう位置いちにおける太陽光たいようこう光圧こうあつは5マイクロパスカルと微細びさいだが、宇宙うちゅう空間くうかん浮遊ふゆうする極小きょくしょう物体ぶったい移動いどうさせる可能かのうせい[6]があるとしている。当時とうじ光圧こうあつもちいた太陽たいよう実証じっしょう実験じっけんされておらず、ブラックホールの研究けんきゅう著名ちょめいシュヴァルツシルトによる太陽たいよう放射ほうしゃもっと影響えいきょうされる球体きゅうたい直径ちょっけい160nm[6]とする推算すいさん提示ていじして自説じせつ補強ほきょうしている。当時とうじ最小さいしょう微生物びせいぶつは200 - 300nmとされていたが現在げんざいは200nmをやや下回したまわ程度ていどかんがえられシュヴァルツシルトによる推算すいさん[6]近傍きんぼうしている。

アレニウスの「ひかりパンスペルミア」にたいする、隕石いんせきなどに付着ふちゃくした生命せいめい種子しゅし起源きげんがある、むねせつは「弾丸だんがんパンスペルミア (ballistic-panspermia)」や「岩石がんせきパンスペルミア (lithopanspermia)」[6]呼称こしょうされる。

ひかりパンスペルミアと弾丸だんがんパンスペルミアはともに、微生物びせいぶつ地球ちきゅう到達とうたつするには宇宙うちゅうちょう低温ていおんえねばならない。当時とうじ海王星かいおうせい大気たいき温度おんどはマイナス220推定すいていされ、微生物びせいぶつ液体えきたい空気くうきのマイナス200半年はんとし以上いじょう生存せいぞんする[6]とアレニウスは実験じっけん例証れいしょうしている。生命せいめい現象げんしょう化学かがく現象げんしょう一種いっしゅととらえるなら温度おんどひくいほど生命せいめい過程かていもゆっくりすすむとアレニウスは洞察どうさつし、室温しつおん10で1にち微生物びせいぶつ海王星かいおうせいのマイナス220ならば死滅しめつまで300まんねんようする[6]試算しさんしている。

トムソン、ヘルムホルツ[編集へんしゅう]

ウィリアム・トムソンもパンスペルミアせつとなえた。ウィリアム・トムソンをきらっていたツェルナーは、トムソンの様々さまざませつ批判ひはんし、トムソンの支持しじしたパンスペルミアせつ批判ひはんした。「大気圏たいきけん突入とつにゅうねつえられない」と攻撃こうげきした。トムソンの仲間なかまヘルムホルツはトムソンのせつ擁護ようご隕石いんせき深部しんぶ温度おんどがらない、隕石いんせき表面ひょうめん微生物びせいぶつ大気圏たいきけん突入とつにゅう隕石いんせきれた部分ぶぶん微生物びせいぶつ大気圏たいきけん摩擦まさつとされゆっくりちるのでショックはちいさいと擁護ようごした[7]

フレッド・ホイル[編集へんしゅう]

1978ねんにはフレッド・ホイルが、生命せいめい彗星すいせい発生はっせいしており彗星すいせい地球ちきゅう衝突しょうとつすることで地球ちきゅうじょう生命せいめいがもたらされたとした[5]

クリックとオーゲル[編集へんしゅう]

1981ねんにはフランシス・クリックレスリー・オーゲル英語えいごばんが、高度こうど進化しんかした宇宙うちゅう生物せいぶつ生命せいめい種子しゅし地球ちきゅうおくんだとする仮説かせつ提唱ていしょうした[5]。「地球ちきゅう誕生たんじょうする以前いぜん知的ちてき生命せいめいたいが、意図いとてきに『たねまき』をした」とするせつは「意図いとてきパンスペルミア」とばれている[8]。これは、一般いっぱんてきなセンスではまるでサイエンス・フィクションのようにもこえるせつではあるが、クリックはこのせつ生物せいぶつがくてき根拠こんきょ提示ていじした[8]現在げんざい地球ちきゅうじょう生物せいぶつモリブデン必須ひっす微量びりょう元素げんそ重要じゅうよう役割やくわりたしているが、クロムニッケル重要じゅうよう役割やくわりたしていない。しかし、地球ちきゅう組成そせいはクロムとニッケルがおおく、モリブデンはわずかしか存在そんざいしない。これは、モリブデンが豊富ほうふほし生命せいめい誕生たんじょうした名残なごりだとかんがえることができるとしたのである[8]。もうひとつの論拠ろんきょとして、地球ちきゅうじょう生物せいぶつ遺伝いでん暗号あんごうがおどろくほどに共通きょうつうしたしくみになっているのは、そもそも「たったひとつのたね」がまかれて、そのたねから地球ちきゅうじょうすべての生物せいぶつ変化へんかしていったとかんがえられるとした[8]

現代げんだい研究けんきゅう[編集へんしゅう]

2008ねんから2015ねんにかけて、国際こくさい宇宙うちゅうステーションそとで3かい宇宙うちゅう生物せいぶつ実験じっけん(EXPOSE)が実施じっしされ、多種たしゅ多様たよう生体せいたい分子ぶんし微生物びせいぶつ、およびそれらの胞子ほうしやく1.5年間ねんかん宇宙うちゅう太陽たいよう放射ほうしゃ真空しんくうにさらされた。いくつかの生物せいぶつはかなりのながさのあいだ活動かつどう状態じょうたいのこ[9]模擬もぎ隕石いんせき物質ぶっしつ保護ほごされたそれらのサンプルは、岩石がんせきパンスペルミアの可能かのうせいについての実験じっけんてき証拠しょうことなっている[10]

2015ねん11月、西にしオーストラリアしゅうの41おくねんまえ岩石がんせきから、わか地球ちきゅうやく4おくねんまえだったころ生物せいぶつ遺骸いがい発見はっけんされた[11]AP通信つうしん研究けんきゅうしゃによると、「生命せいめい地球ちきゅうじょう比較的ひかくてきはや発生はっせいしたのであれば、宇宙うちゅうでは普通ふつう存在そんざいしている可能かのうせいがある」[12]地球ちきゅうてい軌道きどうでのシミュレーションでは、微生物びせいぶつのような単純たんじゅん生物せいぶつは、放出ほうしゅつ進入しんにゅう衝突しょうとつ生存せいぞん可能かのうであることが示唆しさされている。

2018ねん4がつロシア研究けんきゅうチームは、バレンツうみカラうみ沿岸えんがん表層ひょうそう微小びしょうそう以前いぜん観察かんさつされたものと類似るいじした陸生りくせい海洋かいよう細菌さいきんのDNAをISSの外部がいぶから発見はっけんしたことをあきらかにした論文ろんぶん発表はっぴょうした。かれらは、「ISSに野生やせい陸生りくせい海洋かいよう細菌さいきんのDNAが存在そんざいすることは、成層圏せいそうけんから電離でんりけん移動いどうし、地球ちきゅう規模きぼ大気たいき電気でんき回路かいろ上昇じょうしょうえだ一緒いっしょ電離でんりけん移動いどうする可能かのうせい示唆しさしている、あるいは、ISSの細菌さいきんだけでなく、野生やせい陸生りくせい海洋かいよう細菌さいきんも、すべて究極きゅうきょく宇宙うちゅう起源きげんっている可能かのうせいがある」と結論けつろんづけている[13]

2018ねん10がつハーバード大学だいがく天文学てんもんがくしゃは、物質ぶっしつ潜在せんざいてき休眠きゅうみん状態じょうたいにある胞子ほうしが、銀河ぎんがあいだ広大こうだい距離きょりえて交換こうかんされることを示唆しさする分析ぶんせきモデルを発表はっぴょうした。「銀河ぎんがパンスペルミア」とばれるプロセスであり、太陽系たいようけい規模きぼはるかにえるものである[14]双曲線そうきょくせん軌道きどう太陽系たいようけい内側うちがわ横切よこぎオウムアムアという太陽系たいようけいがい物体ぶったい検出けんしゅつは、太陽系たいようけいがい惑星わくせいけいとの継続けいぞくてき物質ぶっしつてきなつながりの存在そんざい確認かくにんした[15]

2019ねん11月、古川ふるかわ善博よしひろらは、隕石いんせきなかリボースふくとう分子ぶんしはじめて検出けんしゅつしたことを報告ほうこくし、小惑星しょうわくせいじょう化学かがくプロセスが生命せいめいにとって重要じゅうようないくつかの基本きほんてき不可欠ふかけつ生体せいたい材料ざいりょう生成せいせいすることができることを示唆しさし、地球ちきゅうじょう生命せいめいのDNAベースの起源きげんまえRNAワールドがあった仮説かせつて、可能かのうせいとしては、パンスペルミアの仮説かせつ支持しじした[16][17]

可能かのうせい支持しじする根拠こんきょ強化きょうか[編集へんしゅう]

ヴィクトール・ヘスが宇宙うちゅうせん発見はっけんすると、「パンスペルミアは宇宙うちゅうせん死滅しめつするのでは」と否定ひていてきられた。だが、隕石いんせき内部ないぶ宇宙うちゅうせんからまもられているとされるようになった。そのも、1980年代ねんだい火星かせい起源きげん隕石いんせき地球ちきゅう到達とうたつしていることが発見はっけんされ、「天体てんたい衝突しょうとつによって岩石がんせき惑星わくせいあいだ移動いどうする可能かのうせいがある」とされるようになり、また科学かがくネイチャーサイエンスに、「大気圏たいきけん突入とつにゅう過熱かねつ衝撃しょうげき微生物びせいぶつえうる」とする論文ろんぶんなどが発表はっぴょうされ、岩石がんせきパンスペルミアせつ可能かのうせいかんして成熟せいじゅくした検討けんとうおこなうことが可能かのうになった[18]

たんぽぽ計画けいかく[編集へんしゅう]

パンスペルミアせつ検証けんしょうするために、日本にっぽん共同きょうどうチーム(代表だいひょう東京薬科大学とうきょうやっかだいがく山岸やまぎし明彦あきひこ)によってたんぽぽ計画けいかくすすめられている。これは2015ねん5がつからおこなわれており、国際こくさい宇宙うちゅうステーション (ISS) のきぼう実験じっけんとうふねがい設置せっちしたエアロゲルばれるちょうてい密度みつどのシリカゲルにより、宇宙うちゅう空間くうかんただよう(高速こうそくんでいる)微小びしょう隕石いんせき粒子りゅうししゅうし、そこに生命せいめい材料ざいりょうになるような有機ゆうき化合かごうぶつふくまれるか、また微生物びせいぶつ惑星わくせいあいだ移動いどうえられるかという問題もんだい検証けんしょうするための実験じっけんおこなわれている[19]

「はやぶさ2」プロジェクトによる発見はっけん[編集へんしゅう]

宇宙うちゅう航空こうくう研究けんきゅう開発かいはつ機構きこう(JAXA)の「はやぶさ2」が小惑星しょうわくせい「リュウグウ」からサンプルとしてかえったすなを(各国かっこく研究けんきゅう機関きかんで)分析ぶんせきした結果けっか、2022ねん、そこにアミノ酸あみのさん生命せいめい素材そざいとなる重要じゅうよう物質ぶっしつタンパク質たんぱくしつ材料ざいりょうともなる物質ぶっしつ。)がすうじゅう種類しゅるいほどふくまれていることがつかった[20][21]

従来じゅうらいから隕石いんせきアミノ酸あみのさん付着ふちゃくしていることはられていたが、隕石いんせき地球ちきゅう落下らっかするさい地球ちきゅう大気たいきれているので、隕石いんせきじょうアミノ酸あみのさん宇宙うちゅう起源きげんとはかぎらなかった。今回こんかい大気圏たいきけん突入とつにゅうから分析ぶんせきまで地球ちきゅう大気たいきによる汚染おせんけないよう厳重げんじゅう輸送ゆそう保管ほかんされたはやぶさ2のサンプルからアミノ酸あみのさん大量たいりょうつかったことにより、たしかに宇宙うちゅうアミノ酸あみのさん存在そんざいすることが実証じっしょうされた[21]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ 宇宙うちゅうひろししゅせつとはコトバンク
  2. ^ パンスペルミアせつコトバンク
  3. ^ Temple, Robert (2007-04). “The prehistory of panspermia: astrophysical or metaphysical?” (英語えいご). International Journal of Astrobiology 6 (2): 169–180. doi:10.1017/S1473550407003692. ISSN 1473-5504. https://www.cambridge.org/core/product/identifier/S1473550407003692/type/journal_article. 
  4. ^ a b c d Etymologie de PANSPERMIECNRTL
  5. ^ a b c 生命せいめい科学かがく基礎きそ』p.72
  6. ^ a b c d e f g h 生命せいめい起源きげん宇宙うちゅうもとめて: パンスペルミアの方舟はこぶね』p.84-85
  7. ^ 生命せいめい起源きげん宇宙うちゅうもとめて: パンスペルミアの方舟はこぶね』p.81
  8. ^ a b c d 生命せいめい起源きげん宇宙うちゅうもとめて: パンスペルミアの方舟はこぶね』pp.98-100
  9. ^ Cockell, Charles S; Rettberg, Petra; Rabbow, Elke; Olsson-Francis, Karen (2011-10). “Exposure of phototrophs to 548 days in low Earth orbit: microbial selection pressures in outer space and on early earth” (英語えいご). The ISME Journal 5 (10): 1671–1682. doi:10.1038/ismej.2011.46. ISSN 1751-7362. PMC 3176519. PMID 21593797. http://www.nature.com/articles/ismej201146. 
  10. ^ Panitz, Corinna; Horneck, Gerda; Rabbow, Elke; Rettberg, Petra; Moeller, Ralf; Cadet, Jean; Douki, Thierry; Reitz, Guenther (2015-01). “The SPORES experiment of the EXPOSE-R mission: Bacillus subtilis spores in artificial meteorites” (英語えいご). International Journal of Astrobiology 14 (1): 105–114. doi:10.1017/S1473550414000251. ISSN 1473-5504. https://www.cambridge.org/core/product/identifier/S1473550414000251/type/journal_article. 
  11. ^ Bell, Elizabeth A.; Boehnke, Patrick; Harrison, T. Mark; Mao, Wendy L. (2015-11-24). “Potentially biogenic carbon preserved in a 4.1 billion-year-old zircon” (英語えいご). Proceedings of the National Academy of Sciences 112 (47): 14518–14521. doi:10.1073/pnas.1517557112. ISSN 0027-8424. PMC 4664351. PMID 26483481. http://www.pnas.org/lookup/doi/10.1073/pnas.1517557112. 
  12. ^ Hints of life on what was thought to be desolate early Earth” (英語えいご). AP NEWS (2015ねん10がつ19にち). 2021ねん1がつ30にち閲覧えつらん
  13. ^ Grebennikova, T. V.; Syroeshkin, A. V.; Shubralova, E. V.; Eliseeva, O. V.; Kostina, L. V.; Kulikova, N. Y.; Latyshev, O. E.; Morozova, M. A. et al. (2018). “The DNA of Bacteria of the World Ocean and the Earth in Cosmic Dust at the International Space Station” (英語えいご). The Scientific World Journal 2018: 1–7. doi:10.1155/2018/7360147. ISSN 2356-6140. PMC 5932454. PMID 29849510. https://www.hindawi.com/journals/tswj/2018/7360147/. 
  14. ^ Ginsburg, Idan; Lingam, Manasvi; Loeb, Abraham (2018-11-19). “Galactic Panspermia”. The Astrophysical Journal 868 (1): L12. doi:10.3847/2041-8213/aaef2d. ISSN 2041-8213. https://iopscience.iop.org/article/10.3847/2041-8213/aaef2d. 
  15. ^ Wickramasinghe, N. Chandra; Steele, Edward J.; Wallis, Daryl. H.; Temple, Robert; Tokoro, Gensuke; Wickramasinghe, Janaki T. (2018-02-01). “Oumuamua (A/2017U1) – A Confirmation of Links between Galactic Planetary Systems”. Advances in Astrophysics 3 (1): 43–46. doi:10.22606/adap.2018.31003. ISSN 2415-6450. https://doi.org/10.22606/adap.2018.31003. 
  16. ^ 生命せいめい構成こうせいするとう隕石いんせきからはじめて検出けんしゅつ宇宙うちゅうにRNAの材料ざいりょうとなるとう存在そんざい証明しょうめい”. 東北大学とうほくだいがく -TOHOKU UNIVERSITY-. 2021ねん1がつ30にち閲覧えつらん
  17. ^ Furukawa, Yoshihiro; Chikaraishi, Yoshito; Ohkouchi, Naohiko; Ogawa, Nanako O.; Glavin, Daniel P.; Dworkin, Jason P.; Abe, Chiaki; Nakamura, Tomoki (2019-12-03). “Extraterrestrial ribose and other sugars in primitive meteorites” (英語えいご). Proceedings of the National Academy of Sciences 116 (49): 24440–24445. doi:10.1073/pnas.1907169116. ISSN 0027-8424. PMC 6900709. PMID 31740594. http://www.pnas.org/lookup/doi/10.1073/pnas.1907169116. 
  18. ^ 生命せいめい起源きげん宇宙うちゅうもとめて: パンスペルミアの方舟はこぶね』pp.101-102
  19. ^ たんぽぽ計画けいかく コトバンク
  20. ^ “はやぶさ2採取さいしゅすなに「生命せいめいみなもとアミノ酸あみのさん 地球ちきゅうがいはつ確認かくにん. 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん. (2022ねん6がつ6にち). https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC0634Z0W2A600C2000000/ 
  21. ^ a b “「はやぶさ2」かえったすなからアミノ酸あみのさん. YTV. https://www.ytv.co.jp/press/society/150784.html 

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 長沼ながぬまあつし生命せいめい起源きげん宇宙うちゅうもとめて: パンスペルミアの方舟はこぶね化学かがく同人どうじん、2010ねんISBN 4759813365
  • 中村なかむらはこぶ生命せいめい科学かがく基礎きそ化学かがく同人どうじん、2003ねん

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]