ミュンヘン・ニュルンベルク・エクスプレス

ミュンヘン・ニュルンベルク・エクスプレス
	München-Nürnberg-Express
国くに	ドイツ
運行うんこう者しゃ	ドイツ鉄道てつどう（DBレギオ）
列車れっしゃ種別しゅべつ	快速かいそく列車れっしゃ（レギオナルエクスプレス）
始発しはつ	ミュンヘン中央ちゅうおう駅えき
終着しゅうちゃく	ニュルンベルク中央ちゅうおう駅えき
経由けいゆ線区せんく	ニュルンベルク-インゴルシュタット-ミュンヘン高速こうそく線せん
運行うんこう距離きょり	171 km
所要しょよう時間じかん	約やく1時じ間あいだ45分ふん
運行うんこう頻度ひんど	1日にち9往復おうふく
最高さいこう速度そくど	190 km/h
運行うんこう開始かいし	2006年ねん12月がつ10日とおか
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ミュンヘン・ニュルンベルク・エクスプレス（München-Nürnberg-Express）とは、ドイツ鉄道てつどうの列車れっしゃで、ニュルンベルク-インゴルシュタット-ミュンヘン高速こうそく線せんを最高さいこう速度そくど200km/hで走行そうこうする快速かいそく列車れっしゃ（RE:RegionalExpress）の名称めいしょうである。

概要がいよう[編集へんしゅう]

ニュルンベルク-インゴルシュタット-ミュンヘン高速こうそく線せんは、ニュルンベルク～インゴルシュタット間あいだの高速こうそく新しん線せん（NBS:Neubaustrecke）と、インゴルシュタット～ミュンヘン間あいだの高速こうそく改良かいりょう線せん（ABS:Ausbaustrecke）から構成こうせいされている。本ほん路線ろせんは2006年ねん12月がつ10日とおかのダイヤ改正かいせいにて本格ほんかく的てきな営業えいぎょう運転うんてんを開始かいしし、ICEが最さい高速度こうそくど300km/hで走行そうこうしている。

一方いっぽう、同どう路線ろせんは、バイエルン州しゅう最大さいだいの都市としである州都しゅうとミュンヘンと、同どう州しゅう第だい2の都市としであるニュルンベルクを結むすんでいるが、本ほん路線ろせんが開業かいぎょうする前まえはアウクスブルクまたはレーゲンスブルクを経由けいゆする必要ひつようがあり、距離きょりの割わりに所要しょよう時間じかんがかかっていた。そこで、バイエルン州しゅう内ないの2大都市だいとし間あいだの所要しょよう時間じかん短縮たんしゅくと利便りべん性せい向上こうじょうを目的もくてきとして、高速こうそく新しん線せん経由けいゆながら、特別とくべつ料金りょうきんを徴収ちょうしゅうしない列車れっしゃが設定せっていされた。これが快速かいそく（RE）「ミュンヘン・ニュルンベルク・エクスプレス」で、同どう高速こうそく鉄道てつどう線せんが本格ほんかく的てきに営業えいぎょう運用うんようを開始かいしした2006年ねん12月改正かいせいより、運転うんてんされている。

高速こうそく新しん線せんを経由けいゆする快速かいそく列車れっしゃは、既すでにマンハイム-シュトゥットガルト高速こうそく線せんでの事例じれいがあったが「ミュンヘン・ニュルンベルク・エクスプレス」は、高速こうそく新しん線せんを最高さいこう速度そくど200km/hで走行そうこうすることや、高速こうそく新しん線せんの全ぜん区間くかんを走行そうこうすることが大おおきな違ちがいである。このため「ミュンヘン・ニュルンベルク・エクスプレス」は2007年ねん現在げんざい「ドイツで最もっとも速はやいローカル列車れっしゃ」となった。2020年ねん12月より使用しよう車両しゃりょうが変更へんこうされて最さい高速度こうそくど190km/hとなったことから、ドイツで2番目ばんめに速はやいローカル列車れっしゃとなっている。

運営うんえいはドイツ鉄道てつどうの地域ちいき旅客りょかく輸送ゆそう部門ぶもんであるDB Regio社しゃが行おこなう。

なお、計画けいかく段階だんかいでは、「高速こうそく鉄道てつどう線せんを経由けいゆして州しゅうの首都しゅとへ向むかうフランケン地方ちほうの速達そくたつ列車れっしゃ」を意味いみする"FRESH"(Franken-Express über die Schnellfahrstrecke in die Landeshauptstadt )の名称めいしょうが予定よていされていた。

運転うんてん[編集へんしゅう]

ミュンヘン発はつ・ニュルンベルク発はつのいずれも、5時じ台だい～21時じ台だいに2時じ間あいだ間隔かんかくで1日にち9往復おうふくが運転うんてんされている。また、月つき～金曜日きんようびのみ、早朝そうちょうにニュルンベルク発はつが1本ほん運転うんてんされる。

所要しょよう時間じかんは概おおむね以下いかの通とおりである。

ミュンヘン～インゴルシュタット（81km）：約やく44～48分ふん
インゴルシュタット～ニュルンベルク（90km）：約やく43～46分ふん
ミュンヘン～ニュルンベルク（171km）：約やく1時じ間あいだ45分ふん

ただし、最高さいこう速度そくどが190km/hとは言いえ、最速さいそくのICEはミュンヘン～ニュルンベルク間あいだを最高さいこう速度そくど300km/hで62分ふん、途中とちゅう無む停車ていしゃで走はしるため、所要しょよう時間じかんの点てんでは厳然げんぜんと差さがつけられている。また、ミュンヘン発はつ・ニュルンベルク発はつの各かく1本ほんずつを除のぞき、途中とちゅうのインゴルシュタット中央ちゅうおう駅えきでICEの待避たいひを行おこなう。

停車駅ていしゃえきは原則げんそくとして以下いかの通とおりである。

ミュンヘン中央ちゅうおう駅えき(München Hbf)
ペータースハウゼン(Petershausen)：一部いちぶの列車れっしゃは通過つうか
ファッフェンホーフェン(Pfaffenhofen(Ilm))
ローアバッハ(Rohrbach(Ilm))
インゴルシュタット中央ちゅうおう駅えき(Ingolstadt Hbf)
インゴルシュタット北きた駅えき(Ingolstadt Nord)
キンディンク駅えき(Kinding(Altmühltal))：「ミュンヘン・ニュルンベルク・エクスプレス」のみ停車ていしゃする
アラースベルク駅えき(Allersberg(Rothsee))：「ミュンヘン・ニュルンベルク・エクスプレス」と「アラースベルクエクスプレス」のみ停車ていしゃする
ニュルンベルク中央ちゅうおう駅えき(Nürnberg Hbf)

このうち、キンディンク駅えきとアラースベルク駅えきは、ニュルンベルク～インゴルシュタット高速こうそく新しん線上せんじょうに設もうけられた駅えきであるが、両りょう駅えきともICEは停車ていしゃしないため、「ミュンヘン-ニュルンベルク-エクスプレス」は、同どう駅えき利用りよう者しゃの足あしとなっている。

なお、ニュルンベルク中央ちゅうおう駅えきとアラースベルク駅えきの間あいだには、ニュルンベルク近郊きんこう列車れっしゃとして「アラースベルクエクスプレス」が運転うんてんされていたが、こちらはSバーンS5系統けいとうに転換てんかんされた。同どう区間くかんでは「ミュンヘン・ニュルンベルク・エクスプレス」と併あわせて、30～60分ふん間隔かんかくの運転うんてんが確保かくほされている。

車両しゃりょう[編集へんしゅう]

2020年ねん以降いこう[編集へんしゅう]

シュコダ・プッシュプル・トレインセットが使用しようされている。

開業かいぎょう時じ[編集へんしゅう]

編成へんせいは、6両りょうの客車きゃくしゃを電気でんき機関きかん車しゃが牽引けんいんする形態けいたいとなっている。

電気でんき機関きかん車しゃは、高速こうそく新しん線せんでの200km/h運転うんてんに対応たいおうする、高速こうそく旅客りょかく用ようの101形かたちが使用しようされる。

客車きゃくしゃは、1･2等とう合ごう造づくり車しゃ1両りょう、2等とう車しゃ5両りょうで組成そせいされている。この客車きゃくしゃはインターシティやユーロシティで使用しようされていた特急とっきゅう用よう客車きゃくしゃを改装かいそうした専用せんようの客車きゃくしゃだが、車内しゃない設備せつびに大おおきな変更へんこう点てんは無ない。編成へんせいの片端かたはしには運転うんてん台だい付づけ客車きゃくしゃが連結れんけつされ、同どう運転うんてん台だいからの遠隔えんかく操作そうさにより機関きかん車しゃが客車きゃくしゃ編成へんせいを推進すいしんする「ペンデルツーク」としての運転うんてんも可能かのうである。この運転うんてん台だい付づけ客車きゃくしゃには、自転車じてんしゃを積つみ込こむための設備せつびが用意よういされており、ドイツのローカル列車れっしゃでは一般いっぱん的てきに行おこなわれているような、自転車じてんしゃの持もち込こみも可能かのうである。

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

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