二に十じゅう世紀せいき大挙たいきょ伝道でんどう

二に十じゅう世紀せいき大挙たいきょ伝道でんどう（にじっせいきたいきょでんどう）は、1890年代ねんだいの明治めいじ期きの日本にっぽんのキリスト教会きょうかいの長ながい停滞ていたいや不振ふしんを打うち破やぶることになった、超ちょう教派きょうはによる1901年ねんより二に年ねんに亘わたる大だい規模きぼな協力きょうりょく伝道でんどう計画けいかくである。

この伝道でんどう計画けいかくは日本にっぽんのプロテスタント教会きょうかいの代表だいひょう的てき機関きかんである福音ふくいん同盟どうめい会かいによって計画けいかくされた。欧米おうべいの教会きょうかいで計画けいかくされた、Twentieth Century Forward Movementに呼応こおうした大だい規模きぼな組織そしき伝道でんどうである。

各かく教会きょうかいから、教職きょうしょくと信徒しんとを集あつめ伝道でんどう隊たいを組織そしきして、戸別こべつ訪問ほうもん、広告こうこく配布はいふ、トラクト配布はいふ、路傍ろぼう伝道でんどうなどを実施じっしした。さらにこうした伝道でんどう活動かつどうの集約しゅうやくとして、大だい規模きぼな伝道でんどう集会しゅうかいを開催かいさいし、キリスト教会きょうかいの有名ゆうめいな指導しどう者しゃが説教せっきょうをした。

1901年ねん5月がつ、東京とうきょうの京橋きょうばしの集会しゅうかいからリバイバルが始はじまった。以降いこう二にヶ月かげつにわたり東京とうきょう各地かくちで伝道でんどう集会しゅうかいが持もたれて、52教会きょうかいと79人にんの教きょう益えき者しゃ、16チームの伝道でんどう隊たいが参加さんかして、84247人にんの来会らいかい者しゃと、5309人にんの改心かいしん者しゃと求道きゅうどう者しゃを生うんだ。

参考さんこう文献ぶんけん

• 中村なかむら敏さとし『日本にっぽんキリスト教きりすときょう宣教せんきょう史し』いのちのことば社しゃ、2009年ねん