有馬ありま晴信はるのぶ

凡例はんれい 有馬ありま 晴信はるのぶ
時代じだい	安土あづち桃山ももやま時代じだい - 江戸えど時代じだい初期しょき
生誕せいたん	永えい禄ろく10年ねん（1567年ねん）
死没しぼつ	慶長けいちょう17年ねん5月7日にち（1612年ねん6月5日にち）
改名かいめい	鎮純、鎮貴、久ひさ賢けん、晴はれ
別名べつめい	十郎じゅうろう（通称つうしょう）、鎮景、鎮真、左衛門さえもん大夫たいふ
霊れい名めい	ドン・プロタジオ
官位かんい	従したがえ五ご位い下か修理しゅうり大夫たいふ
幕府ばくふ	江戸えど幕府ばくふ
主君しゅくん	豊臣とよとみ秀吉ひでよし、秀頼ひでより、徳川とくがわ家康いえやす、秀忠ひでただ
藩はん	肥前ひぜん日にち野江のえ藩はん主あるじ
氏族しぞく	肥前ひぜん有馬ありま氏し
父母ちちはは	有馬ありま義貞よしさだ、安富やすとみ入にゅう道徳どうとく円えん妹いもうと
兄弟きょうだい	義よし純じゅん、マセンシア、波多はた親ちかし、晴はれ信しん、 千々石ちぢわ純じゅん友とも、カタリーナ、掃部、純じゅん実み、純忠じゅんちゅうら
妻つま	有馬ありま義よし純じゅんまたは大村おおむら純忠すみただ娘むすめルチア、中山なかやま親ちかし綱つな娘むすめジュスタ、 山田やまだ純じゅん規ぶんまわし娘むすめ・大上おおがみ、荒木あらき氏し
子こ	西郷さいごう純じゅん経けい室しつ、直純なおずみ、純じゅん貞さだ、酒井さかい摂津せっつ守もり室しつ、菊亭きくてい季き持じ室しつ、有馬ありま純忠すみただ室しつ、富とみ蘭らん、於松、実じつ尊みことら

有馬ありま 晴信はるのぶ（ありま はるのぶ）は、戦国せんごく時代じだいから江戸えど時代じだい初期しょきにかけての大名だいみょう。肥前ひぜん国こく日にち野江のえ藩はん初代しょだい藩主はんしゅ。有馬ありま義貞よしさだの次男じなん。キリシタン大名だいみょうで、大村おおむら純忠すみただは叔父おじに当あたる。

大友おおとも義鎮よししげ（宗麟そうりん）からは偏へん諱いみなを賜たまわって初はじめは鎮純（しげずみ）、鎮貴（しげたか）を名乗なのっていた。 なお正純まさずみ、正俊まさとしと名乗なのった一時期いちじきがあったとするが、史料しりょう的てきに裏付うらづけるものはない｡名乗なのりが確認かくにんされるだけでも四よっつ、正純まさずみや正俊まさとしも含ふくめるとそれ以上いじょうの数かずになり、これはその地位ちいの不安定ふあんていさによるものとされている。のちに島津しまつ義久よしひさからの偏へん諱いみなで久ひさ賢けん（ひさまさ）、そして足利あしかが義晴よしはるの偏へん諱いみなを受うけた祖父そふの有馬ありま晴はれ純じゅんから一いち字じ取とって晴はれ信しんに改名かいめいした｡

生涯しょうがい

元もと亀かめ2年ねん（1571年ねん）、兄あにの義よし純じゅんが早世そうせいしたため5歳さいのときに家督かとくを継承けいしょうした。肥前ひぜん守護しゅごでもあった大友おおとも宗麟そうりん（義鎮よししげ）から偏へん諱いみなを賜たまい「鎮純」さらに「鎮貴」を名乗なのる。守護しゅごの大友おおとも氏しに従したがっていたが有馬ありま氏しは、龍造寺りゅうぞうじ隆信たかのぶやその支援しえんを受うけた西郷さいごう純じゅん堯・深堀ふかほり純じゅん賢けん兄弟きょうだいの圧迫あっぱくを受うけて、晴信はるのぶも隆信たかのぶの攻勢こうせいの前まえに臣従しんじゅうせざるを得えなくなったが、天正てんしょう12年ねん（1584年ねん）に島津しまつ義久よしひさと通つうじて沖田おきた畷なわての戦たたかいで隆信たかのぶを滅ほろぼした。しかし、天正てんしょう15年ねん（1587年ねん）の豊臣とよとみ秀吉ひでよしによる九州きゅうしゅう平定へいていにおいては、島津しまつ氏しと縁えんを切きり、豊臣とよとみ勢ぜいに加くわわっている。

家督かとくを継ついだ当初とうしょはキリシタンを嫌悪けんおしていたが、天正てんしょう8年ねん（1580年ねん）に洗礼せんれいを受うけてドン・プロタジオの洗礼せんれい名めいを持もち、以後いごは熱心ねっしんなキリシタンとなった。天正てんしょう10年ねん（1582年ねん）には大友おおとも宗麟そうりんや叔父おじの大村おおむら純忠すみただとともに天正てんしょう遣や欧おう少年しょうねん使節しせつを派遣はけんしている。天正てんしょう12年ねん（1584年ねん）の沖田おきた畷なわての戦たたかいにおいては、教皇きょうこうから贈おくられた「聖せい遺物いぶつ」を胸むねに懸かけ、「大おおきな十字架じゅうじかを描えがいたうえに我われらの文字もじで聖せいなるイエズスの名なを記しるした」軍旗ぐんきを掲かかげて勇戦ゆうせんした。またこの合戦かっせんに先立さきだって誓願せいがんを立たて、長崎ながさき近傍きんぼうの浦上うらかみの地ちをイエズス会かいに寄進きしんした。天正てんしょう15年ねん（1587年ねん）に秀吉ひでよしが禁教きんきょう令れいが出だすまで、数すう万まんを超こえるキリシタンを保護ほごしていたという。その後ごも個人こじん的てきにはキリスト教きりすときょう信仰しんこうを守まもり続つづけていた。

文ぶん禄ろくの役やくでは、弟おとうとの有馬ありま直政なおまさ（のちの純忠じゅんちゅう）に日にち野江のえ城じょうの留守るすを命めいじ、2000人にんの兵へいを率ひきいて出陣しゅつじんした｡小西こにし行長ゆきなが、宗義しゅうぎ智さとし以下いか他たの諸しょ大名だいみょうとともに、第だい一軍いちぐんとして釜山ぷさんへ攻せめ込こんだ。以後いご、慶長けいちょう3年ねんに撤兵てっぺいして帰国きこくするまでの六ろく年間ねんかん、朝鮮ちょうせんで過すごした｡

慶長けいちょう5年ねん（1600年ねん）の関ヶ原せきがはらの戦たたかいでは東ひがし軍ぐんに属ぞくし、加藤かとう清正きよまさとともに小西こにし行長ゆきながの宇土うと城じょうを攻撃こうげきすることとなった｡そのとき、晴信はるのぶは眼め病びょうのため出陣しゅつじんできず、かわりに直純なおずみがその名代なだいとして出陣しゅつじんした。

慶長けいちょう14年ねん（1609年ねん）2月がつ、幕府ばくふの命いのちを受うけて高こう山国やまぐに(台湾たいわん)に谷川たにがわ角すみ兵衛ひょうえを派遣はけんし、貿易ぼうえきの可能かのう性せいを探さぐっている（『有馬ありま家代いえしろ々墨付すみつき』）。

慶長けいちょう14年ねん（1609年ねん）、マカオで晴信はるのぶの朱印船しゅいんせんの乗組のりくみ員いんがマカオ市民しみんと争あらそいになり、乗組のりくみ員いんと家臣かしんあわせて48人にんが殺ころされるという事件じけんが起おきた。これに怒おこった晴信はるのぶは徳川とくがわ家康いえやすに仇かたき討うちの許可きょかを求もとめた。そこへマカオにおけるポルトガルのカピタン・モール（総そう司令しれい官かん）であるアンドレ・ペソア (Andre Pessoa) がノサ・セニョーラ・ダ・グラサ号ごう（マードレ・デ・デウス号ごう）に乗のって長崎ながさきに入港にゅうこうしたため、晴信はるのぶは船長せんちょうを捕とらえるべく、多数たすうの軍船ぐんせんでポルトガル船せんを包囲ほういした。ところが船長せんちょうは船員せんいんを逃にがして船ふねを爆沈ばくちんさせた。

詳細しょうさいは「ノサ・セニョーラ・ダ・グラサ号ごう事件じけん」を参照さんしょう

この事件じけんの後のち、晴信はるのぶは鍋島なべしま直ただし茂しげるの所領しょりょうとなっている旧領きゅうりょう三さん郡ぐんを家康いえやすに願ねがい出でて回復かいふくしようとした｡これを知しった本多ほんだ正純まさずみの家臣かしんであった岡本おかもと大八だいはちが慶長けいちょう17年ねん2月がつ28日にち、晴信はるのぶに接近せっきんした｡そのため晴信はるのぶは、大だい八はちに白銀はくぎん600枚まいを贈おくった｡しかし、その後ご、幕府ばくふから旧領きゅうりょう回復かいふくの沙汰さたがなかったため不審ふしんに感かんじた晴信はるのぶが正せい純じゅんに詰問きつもんしたため、幕府ばくふは晴信はるのぶと大八だいはちを対決たいけつさせることにした｡晴信はるのぶは数すう通つうの証文しょうもんを提出ていしゅつし、これに対たいして大八だいはちは全まったく弁明べんめいができなかった｡そして事実じじつを白状はくじょうしたため大八だいはちは下獄げごくされた｡ところが、大八だいはちは3月がつ18日にち、獄中ごくちゅうから、晴信はるのぶが長崎ながさき奉行ぶぎょうの長谷川はせがわ藤ふじ広ひろ（左ひだり兵衛ひょうえ）を殺害さつがいしようとする計画けいかくを有ゆうしていると訴うったえた｡そのため幕府ばくふは大だい八はちを獄ごくから出だし、晴信はるのぶと対決たいけつさせたところ、大八だいはちは晴信はるのぶの陰謀いんぼうの詳細しょうさいを述のべた｡これに対たいして、晴信はるのぶは何なんら弁明べんめいすることができなかったため捕とらえられた｡大だい八はちも獄ごくに戻もどされ、江戸えどに送おくられ、阿倍あべ川原かわらで火刑かけいに処しょせられた｡そして22日にち、晴信はるのぶは甲斐かい国こくに流ながされ、5月7日にちに自害じがいさせられた。

詳細しょうさいは「岡本おかもと大八だいはち事件じけん」を参照さんしょう

日本にっぽん側がわの記録きろくでは切腹せっぷくして果はてたとされているが、キリスト教徒きりすときょうと側がわの記録きろくによればキリシタンであった晴信はるのぶは自害じがいを選えらばず、妻つまたちの見守みまもるなかで家臣かしんに首くびを切きり落おとさせたという。

子この直純なおずみは徳川とくがわ家康いえやすの側近そっきんを務つとめていたこともあり、減げん封ふうもされずそのまま日にち野江のえ藩はんを継つぐことが認みとめられた。

系譜けいふ

諸しょ史料しりょうによってかなり異同いどうがあり、またキリシタンがらみの事情じじょうで後世こうせいの史料しりょうから削除さくじょされたと思おもわれる事項じこうも多おおく、正確せいかくな家族かぞく関係かんけいは判明はんめいしていない。以下いかは外山とやま (1997)および鶴田つるた文ぶん史しに基もとづくものである。

父母ちちはは

• 有馬ありま義貞よしさだ（父ちち）
• 安富やすとみ入にゅう道徳どうとく円えん妹いもうと（母はは）

正室せいしつ、継室けいしつ

• 有馬ありま義よし純じゅんの娘むすめ ー 洗礼せんれい名めいドナ・ルチア、?-文ぶん禄ろく2年ねん（『国くに乗じょう遺文いぶん』）或あるいは慶長けいちょう2年ねん（『イエズス会かい日本にっぽん報告ほうこく集しゅう』）、朝鮮ちょうせんにて没ぼつ（正室せいしつ）
• 中山なかやま親ちかし綱つなの娘むすめ ー 菊亭きくてい季き持じの未亡人みぼうじん（1577年ねん-?、洗礼せんれい名めいジュスタ）（継室けいしつ）

側室そくしつ

• 大上おおがみ ー 有馬ありま氏し家臣かしん山田やまだ純じゅん規ぶんまわしの娘むすめ
• 荒木あらき氏し ー 元もと荒木あらき伊賀いが守まもる室しつ

子女しじょ

• 有馬ありま直純なおずみ（長男ちょうなん）生母せいぼは大上おおがみ（側室そくしつ）
• 有馬ありま純じゅん貞さだ ー 右みぎ京きょう亮あきら・高麗こうらい曹司ぞうし（次男じなん）生母せいぼは荒木あらき氏し（側室そくしつ）
• 富とみ蘭らん、生母せいぼは継室けいしつ
• 於松生母せいぼは継室けいしつ
• 近江おうみ実みのる尊みこと、近衛このえ家か猶子ゆうし
• 娘むすめ ー 嫁かす（嫡女）生母せいぼは正室せいしつ
• 娘むすめ ー 酒井さかい摂津せっつ守もり室しつ（次女じじょ）生母せいぼは大上おおがみ（側室そくしつ）
• 娘むすめ ー 菊亭きくてい季き持じのち有馬ありま重しげる経けい室むろ（三さん女じょ）生母せいぼは荒木あらき氏し（側室そくしつ）
• 娘むすめ ー 有馬ありま純忠すみただ室しつ（四よん女じょ）生母せいぼは荒木あらき氏し（側室そくしつ）
• 娘むすめ ー 甲州こうしゅう地ち侍さむらい・有賀ありが善左衛門ぜんざえもん室しつ）（五ご女じょ）生母せいぼは継室けいしつ
• 娘むすめ ー 西郷さいごう純じゅん経けい室しつ、生母せいぼは大上おおがみ（側室そくしつ）

養女ようじょ

• 立野たての殿どの ー 小西こにし行長ゆきなが家臣かしん皆吉みなよし続ぞく熊くまの娘むすめ、洗礼せんれい名めいカタリナ

逸話いつわ

• 南蛮なんばん貿易ぼうえきに熱心ねっしんであり、朱印船しゅいんせん派遣はけんの回数かいすうは、大名だいみょうの中なかでは島津しまつ氏し・松浦まつうら氏しとならび、九州きゅうしゅう大名だいみょうの中なかでも最多さいたであった。有馬ありま氏しの領内りょうないは龍造寺りゅうぞうじ氏しの侵攻しんこうによってたびたび戦火せんかにさらされ、国人くにびと衆しゅらの反乱はんらんも相次あいついだため、決けっして肥沃ひよくな土地とちではなかったが、南蛮なんばん貿易ぼうえきにより多大ただいな利益りえきを上あげており、またそれによって多おおくの宣教師せんきょうし・キリシタンの協力きょうりょくも得えており、沖田おきた畷なわての戦たたかいでも大量たいりょうの鉄砲てっぽう・兵糧ひょうろうの援助えんじょを受うけている。
• 宣教師せんきょうしジョアン・ロドリーゲスの要求ようきゅうにより、領民りょうみんから「進物しんもつ即すなわち少年しょうねん少女しょうじょ達たち」を徴集ちょうしゅうし、ゴアに本拠ほんきょを置おくポルトガル領りょうインドの副ふく王おうに奴隷どれいとして送おくろうとした。このため「有馬ありまの地ち全土ぜんどが苦悩くのうにおおわれ」「錯乱さくらんした人々ひとびとは、子供こどもたちをつれてしげみに逃のがれた。」といわれている。
• 熱心ねっしんなキリシタンであったため、秀吉ひでよし・家康いえやすによってキリスト教きょうが禁止きんし・処罰しょばつされるようになっても領内りょうないに多数たすうのキリシタンをかくまった。嫡男ちゃくなんの直純なおずみが家康いえやすの養女ようじょ（松平まつだいら信康のぶやすの孫娘まごむすめで家康いえやすにとって曾孫そうそん）を妻つまとしていたためや、南蛮なんばん貿易ぼうえきで莫大ばくだいな利りを得えて幕府ばくふに貢献こうけんしていたため、有馬ありま領りょう内ないはそれほど厳きびしく監察かんさつされなかったようで、領内りょうないへは多おおくの隠かくれキリシタンが集あつまった。しかし、岡本おかもと大八だいはち事件じけんで事件じけんの当事とうじ者しゃである晴信はるのぶと大八だいはちがキリシタンであったことから、有馬ありま氏しは所領しょりょう代かえとなり、旧きゅう有馬ありま領りょう内ないではキリシタンへの弾圧だんあつがはじまり、これが島原しまばらの乱らんの遠因えんいんとなっていったとされる。
• 若わかいころから積極せっきょく的てきに数々かずかずの戦たたかいにおいて活躍かつやくし、島原しまばら藩はんの礎いしずえを築きずいたことで一定いっていの功こうはあるが、信仰しんこうに熱心ねっしんなあまり、破壊はかいした寺社じしゃの資材しざいでキリスト教育きょういく施設しせつを領内りょうないに作つくらせるなどの逸話いつわも残のこっている。

関連かんれん史跡しせき

• 有馬ありま晴信はるのぶ謫居たっきょ跡あと（山梨やまなし県けん甲州こうしゅう市し大和やまと町まち初鹿野はじかの1924）

近在きんざいの甲州こうしゅう市し大和やまと町まち木賊とくさに所在しょざいする栖雲寺てらには「晴はれ信生のぶお前まえの姿すがたを映うつした」と伝つたえられる「虚空蔵菩薩こくうぞうぼさつ画像がぞう」と呼よばれる掛軸かけじくが現存げんそんしているが、仏像ぶつぞうであるとの伝承でんしょうにもかかわらず、左手ひだりてに十字架じゅうじか状じょうのものを捧ささげており、実際じっさいは人物じんぶつ像ぞうだった可能かのう性せいも高たかいともされる。ただし、絵えは中国ちゅうごく・元もと代だい仏画ぶつがの特徴とくちょうを表あらわしており、元もとの時代じだいに江南こうなん地方ちほうで流布るふされていたネストリウス派はキリスト教きりすときょう（景けい教きょう）の聖ひじり像ぞうとする説せつや、マニ教きょうの教主きょうしゅ像ぞうとする説せつなどがある。

参考さんこう文献ぶんけん

• 台湾たいわん総督そうとく府ふ博物館はくぶつかん 編へん『創立そうりつ三さん十じゅう年ねん論ろん文集ぶんしゅう』1939年ねん。 
• 安野やすの真幸まさき「中世ちゅうせい都市とし長崎ながさきの研究けんきゅう」『日本にっぽん歴史れきし』310号ごう、1974年ねん。 
• 清水しみず鉱こう一いち「有馬ありま晴信はるのぶ考こう（一いち）―終焉しゅうえん地ち―」『キリシタン文化ぶんか研究けんきゅう会かい々報ほう』20～23合併がっぺい号ごう、1979年ねん。 
• 結城ゆうき了りょう悟さとる「日にち野江のえ城じょうのキリシタン大名だいみょう」『史跡しせき日び野江のえ城じょう』1981年ねん。 
• 根井ねい浄きよし「キリシタン伝来でんらいと有馬ありま・島原しまばら地方ちほうの寺院じいん」『日本にっぽん歴史れきし』427号ごう、1983年ねん。 
• 外山とやま幹夫みきお『肥前ひぜん・有馬ありま一族いちぞく』新人物往来社しんじんぶつおうらいしゃ、1997年ねん。ISBN 4404025025。 
• 外山とやま幹夫みきお「肥前ひぜん国こく高来たかき郡ぐん深江ふかえ村むら地頭じとう安富やすとみ氏しをめぐる二に、三さんの問題もんだい」『長崎ながさき談だん叢くさむら』49輯、1970年ねん。 
• 外山とやま幹夫みきお「有馬ありま氏しと日にち野江のえ城じょう」『史跡しせき日び野江のえ城じょう』1981年ねん。 
• 外山とやま幹夫みきお「有馬ありま氏しの領国りょうごく支配しはい」『長崎大学ながさきだいがく教育きょういく学部がくぶ社会しゃかい科学かがく論叢ろんそう』49号ごう、1995年ねん。 
• ルイス・デ・グスマン 著ちょ、新井あらいトシ 訳やく『グスマン東方とうほう伝道でんどう史し』 下巻げかん、養やしなえ徳とく社しゃ、1986年ねん、823頁ぺーじ。 
• ルイス・フロイス『フロイス日本にっぽん史し』10巻かん、松田まつだ毅一きいち・川崎かわさき桃もも太たい訳やく、中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ、1979～1980年ねん、340頁ぺーじ。
• 松田まつだ毅一きいち監訳かんやく『十じゅう六ろく・七なな世紀せいきイエズス会かい日本にっぽん報告ほうこく書しょ』第だいⅢ期き第だい6巻かん、同朋どうほう舎しゃ、1998年ねん。
• 宮本みやもと次つぎ人じん『ドン・ジョアン有馬ありま晴信はるのぶ』海鳥うみどり社しゃ、2013年ねん。ISBN 978-4-87415-867-8。 
• 清水しみず鉱こう一いち「有馬ありま晴信はるのぶ」『キリシタン大名だいみょう 布教ふきょう・政策せいさく・信仰しんこうの実相じっそう』宮みや帯たい出版しゅっぱん社しゃ、2017年ねん、193‐211頁ぺーじ。 ISBN 9784801600188 。

登場とうじょう作品さくひん

小説しょうせつ

• 今村いまむら翔しょう吾われ『海うみと空そらの戦士せんし』（『戦国せんごく武将ぶしょう伝でん 西日本にしにほん編へん』収録しゅうろく、PHP研究所けんきゅうじょ、2023年ねん）

映画えいが

• 『ジャン・有馬ありまの襲撃しゅうげき』（大映だいえい、1959年ねん、演えんじ：市川いちかわ雷蔵らいぞう）

テレビドラマ

• 『春日局かすがのつぼね』（NHK大河たいがドラマ、1989年ねん、演えんじ：佐藤さとう英夫ひでお）
• 『葵あおい 徳川とくがわ三さん代だい』（NHK大河たいがドラマ、2000年ねん、演えんじ：葛西かさい和雄かずお）

関連かんれん項目こうもく

• ポルトガルの奴隷どれい貿易ぼうえき