八はち十じゅう日間にちかん世界せかい一周いっしゅう (映画えいが)

八はち十じゅう日間にちかん世界せかい一周いっしゅう
	Around the World in 80 Days
監督かんとく	マイケル・アンダーソン
脚本きゃくほん	S・J・ペレルマン; ジェームズ・ポー; ジョン・ファロー
製作せいさく	マイケル・トッド
出演しゅつえん者しゃ	デヴィッド・ニーヴン; カンティンフラス
音楽おんがく	ヴィクター・ヤング
撮影さつえい	ライオネル・リンドン
配給はいきゅう	ユナイテッド・アーティスツ
公開こうかい	1956年ねん10月がつ17日にち; 1957年ねん7月がつ20日はつか
上映じょうえい時間じかん	169分ふん
製作せいさく国こく	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
言語げんご	英語えいご
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『八はち十じゅう日間にちかん世界せかい一周いっしゅう』（Around the World in 80 Days）は、1956年ねんにアメリカで公開こうかいされた映画えいが。ジャンルはアドベンチャー。第だい29回かいアカデミー賞しょうにて作品さくひん賞しょうを始はじめとした5部門ぶもんを受賞じゅしょう。

作品さくひん概要がいよう

フランスの作家さっか、ジュール・ヴェルヌ（Jules Verne）の同名どうめい小説しょうせつを原作げんさくとする。1872年ねん、主人公しゅじんこうのフォッグは20,000ポンドの賭かけに勝利しょうりするため、気球ききゅう・鉄道てつどう・蒸気じょうき船せんなどを利用りようして80日間にちかんでの世界せかい一周いっしゅうを目指めざす。

大だいプロデューサーとして知しられたマイク・トッド（Mike Todd）がプロデュース、イギリス出身しゅっしんの若手わかて監督かんとくマイケル・アンダーソンが監督かんとくし、配給はいきゅうはユナイテッド・アーティスツ社しゃであった（現在げんざいはワーナー・ブラザーズが版権はんけんを保有ほゆう）。

トッド自身じしんの肝煎きもいりで開発かいはつされた「トッドAO方式ほうしき」でワイドスクリーン撮影さつえいされた大作たいさくで、日本にっぽんを含ふくむ世界せかい各国かっこくの多彩たさいな風景ふうけいをカラー撮影さつえいで楽たのしめる観光かんこう映画えいがに仕上しあがった。

主演しゅえんのフォッグ役やくには、イギリス紳士しんし的てき風貌ふうぼうの持もち主ぬしである名優めいゆうデヴィッド・ニーヴン、パスパルトゥー役やくには「カンティンフラス」のニックネームで知しられた世界せかい的てきコメディアンのマリオ・モレノ、アウダ役やくは新進しんしん女優じょゆうであったシャーリー・マクレーンが起用きようされた。

作品さくひん自体じたいの魅力みりょくに加くわえ、スポット出演しゅつえんした多数たすうの有名ゆうめい俳優はいゆうを探さがすお遊あそび要素ようそがある（たとえば、しがない酒場さかばのピアノ弾びきはフランク・シナトラである）。この作品さくひん以来いらい、著名ちょめい人じんが端役はやくで出演しゅつえんすることを「カメオ出演しゅつえん」と呼よぶようになった。

ストーリーは原作げんさくに準じゅんじているが、イギリス風ふうユーモアの要素ようそが加味かみされて、フォッグの言動げんどうがさらに誇張こちょうされている。

キャスト

※括弧かっこ内ないは日本語にほんご吹替（テレビ版ばん、初回しょかい放送ほうそう1972年ねん6月がつ3日にち、10日とおか『土曜どよう映画えいが劇場げきじょう^[1]』）

メインキャスト

フィリアス・フォッグ：デヴィッド・ニーヴン（中村なかむら正ただし）
パスパルトゥー：カンティンフラス（内海うつみ賢二けんじ）
アウダ姫ひめ：シャーリー・マクレーン（小原おはら乃梨子のりこ）
フィックス刑事けいじ：ロバート・ニュートン（英語えいご版ばん）（雨森あめのもり雅司まさし）

カメオ出演しゅつえん

ナレーター：エドワード・R・マロー（芥川あくたがわ隆行たかゆき）
ヒンショー、改革かいかくクラブ給仕きゅうじ：ハーコート・ウィリアムズ
ヘスケス・バゴット、ロンドン職業しょくぎょう紹介しょうかい所しょマネージャー：ノエル・カワード
フォスター、フォッグ氏しの元もと近侍きんじ：ジョン・ギールグッド
アンドリュー・スチュアート、改革かいかくクラブ会員かいいん：フィンレイ・カリー（英語えいご版ばん）
改革かいかくクラブ会員かいいん：ベイジル・シドニー（英語えいご版ばん）、ロナルド・スクァイア（英語えいご版ばん）
デニス・ファレンティン、改革かいかくクラブ会員かいいん：トレヴァー・ハワード
ゴージャー・ラルフ、改革かいかくクラブ会員かいいん、イングランド銀行いんぐらんどぎんこう総裁そうさい：ロバート・モーレイ（滝口たきぐち順平じゅんぺい）
（パリ）旅行りょこう者しゃ：マルティーヌ・キャロル
（パリ）御者ぎょしゃ：フェルナンデル（塩見しおみ竜介りゅうすけ）
（パリ）浮気うわき女おんな：イヴリン・キース
（パリ）ムッシュ・ガッセ：シャルル・ボワイエ（大木おおき民夫たみお）
（スペイン）フラメンコダンサー：ホセ・グレコ（英語えいご版ばん）
（スペイン）アフメド・アブドゥッラー：ギルバート・ローランド（英語えいご版ばん）
（スペイン）アブドゥッラーの手下てした：シーザー・ロメロ
（スペイン）闘牛とうぎゅう士し：ルイス・ミゲル・ドミンギン（英語えいご版ばん）
（スエズ）イギリス領事館りょうじかん：アラン・モウブレイ（英語えいご版ばん）
（インド）ボンベイ警察けいさつ長官ちょうかん：レジナルド・デニー
（インド）フランシス・クロマティ：セドリック・ハードウィック
（インド）鉄道てつどう職員しょくいん：ロナルド・コールマン
（インドから香港ほんこん）タリー_、蒸気じょうき船せんラングーン号ごうの船室せんしつ係がかり：メルヴィル・クーパー（英語えいご版ばん）
（香港ほんこん）蒸気じょうき船せん会社かいしゃ事務じむ員いん：チャールズ・コバーン
（香港ほんこん）酔よっ払ぱらい：マイク・マズルキ（英語えいご版ばん）
（上海しゃんはいから横浜よこはま）カーナティック号ごうの船室せんしつ係がかり：ピーター・ローレ
（ロンドン）娼婦しょうふ：ハーミオン・ジンゴールド（英語えいご版ばん）
（ロンドン）娼婦しょうふの連つれ：グリニス・ジョンズ
（サンフランシスコ）サロンのホステス：マレーネ・ディートリヒ（初井はつい言げん栄さかえ）
（サンフランシスコ）酒場さかばの用心棒ようじんぼう：ジョージ・ラフト
（サンフランシスコ）酒場さかばのピアニスト：フランク・シナトラ
（サンフランシスコ）酒場さかばの酔よっ払ぱらい：レッド・スケルトン
（サンフランシスコ）スタンプ・プロクター大佐たいさ：ジョン・キャラダイン
（サンフランシスコからカーニー砦とりで駅えき）大陸たいりく横断おうだん鉄道てつどう列車れっしゃ・車掌しゃしょう：バスター・キートン
騎兵隊きへいたい大佐たいさ：ティム・マッコイ（英語えいご版ばん）
カーニー砦とりで・駅長えきちょう：ジョー・E・ブラウン（英語えいご版ばん）
（大西洋たいせいよう）ヘンリエッタ号ごう一等いっとう航海こうかい士し：アンディ・ディヴァイン（英語えいご版ばん）
（大西洋たいせいよう）ヘンリエッタ号ごう技師ぎし：エドモンド・ロウ（英語えいご版ばん）
（大西洋たいせいよう）ヘンリエッタ号ごう舵手だしゅ：ヴィクター・マクラグレン
（大西洋たいせいよう）ヘンリエッタ号ごう船長せんちょう：ジャック・オーキー
（ロンドン）ウィルソン牧師ぼくし：フランク・ロイド
（ロンドン）御者ぎょしゃ：ジョン・ミルズ
（ロンドン）福音ふくいん伝道でんどう者しゃ：ベアトリス・リリー
エキストラ：キャロル・ホワイト（英語えいご版ばん）、ジェス・フランコ

訪問ほうもん国こく

あくまで物語ものがたり上じょうの訪問ほうもん国こくで、いくつかの国くにの撮影さつえいはスタジオで行おこなわれたほか、別べつに収録しゅうろくした風景ふうけい画像がぞうを編集へんしゅうして行おこなわれた。そのため現地げんち人じんの感覚かんかくでは不自然ふしぜんに見みえる点てんも少すくなくない。例たとえばほとんど現金げんきんを所持しょじしていないパスパルトゥが横浜よこはまから鎌倉かまくらを経へて京都きょうとまで短期間たんきかんで移動いどうするのは困難こんなんである。多おおくの日本人にっぽんじんが丁髷ちょんまげ姿すがたで登場とうじょうしているが、舞台ぶたいのとなった年としは原作げんさく版ばんは1873年ねんが舞台ぶたいで散髪さんぱつ脱だつ刀かたな令れい施行しこうは1871年ねんであり、多おおくの人ひとが従したがわなかったとされるため不自然ふしぜんではない。

なおこの作品さくひんにはインターミッションが挿入そうにゅうされており、それは丁度ちょうど日付変更線ひづけへんこうせんを通過つうかするタイミングと一致いっちしている。

受賞じゅしょう

アカデミー賞しょう
- 受賞じゅしょう
  - 最優秀さいゆうしゅう作品さくひん賞しょう - マイケル・トッド（プロデューサー）
  - 最優秀さいゆうしゅう撮影さつえい賞しょう - ライオネル・リンドン
  - 最優秀さいゆうしゅう映画えいが編集へんしゅう賞しょう - ジーン・ラギエロー、ポール・ウェザーワックス
  - 最優秀さいゆうしゅう音楽おんがく賞しょう - ヴィクター・ヤング（ヤングは本ほん作さく公開こうかいの直後ちょくごに死去しきょしたため、死後しご受賞じゅしょうとなった）^[2]
  - 最優秀さいゆうしゅう脚本きゃくほん賞しょう - ジョン・ファロー、S.J.パレルマン、ジェームズ・ポー
- ノミネート
  - 最優秀さいゆうしゅう美術びじゅつ監督かんとく賞しょう - ケン・アダム、ロス・ダウド、ジェームズ・W・サリバン
  - 最優秀さいゆうしゅう衣装いしょうデザイン賞しょう - マイルズ・ホワイト
  - 最優秀さいゆうしゅう監督かんとく賞しょう - マイケル・アンダーソン

その他た

ヴィクター・ヤング作曲さっきょく、ヴィクター・ヤングオーケストラ演奏えんそうによる主題しゅだいテーマ曲きょく「Around the World」は、映画えいが音楽おんがくとして知しられるだけでなく、格調かくちょう高たかく優雅ゆうがな曲調きょくちょうが「世界せかい旅行りょこう」のイメージに合致がっちしていることから、テレビやラジオなどで旅行りょこうを表現ひょうげんするジングルにしばしば使つかわれている。たとえば、『兼けん高こうかおる世界せかいの旅たび』のテーマ曲きょくや、フジテレビ系列けいれつで1997年ねん〜2006年ねんに放送ほうそうされていた日本航空にほんこうくうを基もとにしたサスペンスドラマシリーズ『スチュワーデス刑事けいじ』のメインテーマ曲きょくなどがその例れいである。近畿日本鉄道きんきにほんてつどうでは、2016年ねんより同社どうしゃのCMソングや近鉄きんてつ名古屋なごや駅えきでの伊勢いせ志摩しま方面かたも行いき特急とっきゅう列車れっしゃの発車はっしゃメロディ、近鉄きんてつ電車でんしゃテレフォンセンターの電話でんわ保留ほりゅう音おんとして使用しようされている。また、サッポロビールでは、同社どうしゃのサッポロ黒くろラベルや企業きぎょうCMを中心ちゅうしんにCMソングとして（少すくなくとも1980年代ねんだいから）使用しようされている。

1968年ねんにデイヴィット・ニーブンとエリザベス・テイラーがロンドンでプライベート上映じょうえい会かいを行おこなった時ときにビートルズのリンゴ・スターが出席しゅっせきした（ジョン、ポール、ジョージは出席しゅっせきせず）。上映じょうえい会かいの後のちのパーテイでテイラーと踊おどっているリンゴの写真しゃしんが「ホワイト・アルバム」のコラージュポスターに使つかわれた。

脚注きゃくちゅう

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

^ 前後ぜんご編へんに分わけて放送ほうそう
^ 受賞じゅしょう式しきにはV・ヤング夫人ふじんのリタ・キネルが出席しゅっせきし、オスカー像ぞうを受うけ取とった。

外部がいぶリンク

オンラインデータベース

八はち十じゅう日間にちかん世界せかい一周いっしゅう - allcinema
八はち十じゅう日間にちかん世界せかい一周いっしゅう - KINENOTE
Around the World in 80 Days - オールムービー（英語えいご）
Around the World in 80 Days - IMDb（英語えいご）

配信はいしんサイト

[1] 前後ぜんご編へんに分わけて放送ほうそう

[2] 受賞じゅしょう式しきにはV・ヤング夫人ふじんのリタ・キネルが出席しゅっせきし、オスカー像ぞうを受うけ取とった。

[1]

[2]

表ひょう話はなし編へん歴れきアカデミー作品さくひん賞しょう
1927–1940	つばさ（1927/28）ブロードウェイ・メロディー（1928/29）西部せいぶ戦線せんせん異状いじょうなし（1929/30）シマロン（1930/31）グランド・ホテル（1931/32）カヴァルケード（1932/33）或あるる夜よるの出来事できごと（1934）戦艦せんかんバウンティ号ごうの叛乱はんらん（1935）巨星きょせいジーグフェルド（1936）ゾラの生涯しょうがい（1937）我わが家やの楽園らくえん（1938）風ふうと共ともに去さりぬ（1939）レベッカ（1940）
1941–1960	わが谷たには緑みどりなりき（1941）ミニヴァー夫人ふじん（1942）カサブランカ（1943）我わが道みちを往ゆく（1944）失うしなわれた週末しゅうまつ（1945）我が等とうの生涯しょうがいの最良さいりょうの年とし（1946）紳士しんし協定きょうてい（1947）ハムレット（1948）オール・ザ・キングスメン（1949）イヴの総すべて（1950）巴里ぱりのアメリカ人じん（1951）地上ちじょう最大さいだいのショウ（1952）地上ちじょうより永遠えいえんに（1953）波止場はとば（1954）マーティ（1955）八はち十じゅう日間にちかん世界せかい一周いっしゅう（1956）戦場せんじょうにかける橋はし（1957）恋こいの手てほどき（1958）ベン・ハー（1959）アパートの鍵かぎ貸かします（1960）
1961–1980	ウエスト・サイド物語ものがたり（1961）アラビアのロレンス（1962）トム・ジョーンズの華麗かれいな冒険ぼうけん（1963）マイ・フェア・レディ（1964）サウンド・オブ・ミュージック（1965）わが命いのちつきるとも（1966）夜よるの大だい捜査そうさ線せん（1967）オリバー!（1968）真夜中まよなかのカーボーイ（1969）パットン大だい戦車せんしゃ軍団ぐんだん（1970）フレンチ・コネクション（1971）ゴッドファーザー（1972）スティング（1973）ゴッドファーザー PART II（1974）カッコーの巣すの上うえで（1975）ロッキー（1976）アニー・ホール（1977）ディア・ハンター（1978）クレイマー、クレイマー（1979）普通ふつうの人々ひとびと（1980）
1981–2000	炎ほのおのランナー（1981）ガンジー（1982）愛あいと追憶ついおくの日々ひび（1983）アマデウス（1984）愛あいと哀かなしみの果はて（1985）プラトーン（1986）ラストエンペラー（1987）レインマン（1988）ドライビング Miss デイジー（1989）ダンス・ウィズ・ウルブズ（1990）羊ひつじたちの沈黙ちんもく（1991）許ゆるされざる者もの（1992）シンドラーのリスト（1993）フォレスト・ガンプ/一期一会いちごいちえ（1994）ブレイブハート（1995）イングリッシュ・ペイシェント（1996）タイタニック（1997）恋こいにおちたシェイクスピア（1998）アメリカン・ビューティー（1999）グラディエーター（2000）
2001–2020	ビューティフル・マインド（2001）シカゴ（2002）ロード・オブ・ザ・リング/王おうの帰還きかん（2003）ミリオンダラー・ベイビー（2004）クラッシュ（2005）ディパーテッド（2006）ノーカントリー（2007）スラムドッグ$ミリオネア（2008）ハート・ロッカー（2009）英国えいこく王おうのスピーチ（2010）アーティスト（2011）アルゴ（2012）それでも夜よるは明あける（2013）バードマンあるいは（無知むちがもたらす予期よきせぬ奇跡きせき）（2014）スポットライト世紀せいきのスクープ（2015）ムーンライト（2016）シェイプ・オブ・ウォーター（2017）グリーンブック（2018）パラサイト半地はんじ下かの家族かぞく（2019）ノマドランド（2020）
2021–現在げんざい	コーダあいのうた（2021）エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス（2022）オッペンハイマー（2023）

表ひょう話はなし編へん歴れきゴールデングローブ賞しょう映画えいが部門ぶもん作品さくひん賞しょう (ドラマ部門ぶもん)
1951–1960年ねん	陽ひのあたる場所ばしょ（1951）地上ちじょう最大さいだいのショウ（1952）波止場はとば（1954）エデンの東ひがし（1955）八はち十じゅう日間にちかん世界せかい一周いっしゅう（1956）戦場せんじょうにかける橋はし（1957）手錠てじょうのまゝの脱獄だつごく（1958）ベン・ハー（1959）スパルタカス（1960）
1961–1980年ねん	ナバロンの要塞ようさい（1961）アラビアのロレンス（1962）枢機卿すうききょう（1963）ベケット（1964）ドクトル・ジバゴ（1965）わが命いのちつきるとも（1966）夜よるの大だい捜査そうさ線せん（1967）冬ふゆのライオン（1968） 1000日にちのアン（1969）ある愛あいの詩し（1970）フレンチ・コネクション（1971）ゴッドファーザー（1972）エクソシスト（1973）チャイナタウン（1974）カッコーの巣すの上うえで（1975）ロッキー（1976）愛あいと喝采かっさいの日々ひび（1977）ミッドナイト・エクスプレス（1978）クレイマー、クレイマー（1979）普通ふつうの人々ひとびと（1980）
1981–2000年ねん	黄昏たそがれ（1981） E.T.（1982）愛あいと追憶ついおくの日々ひび（1983）アマデウス（1984）愛あいと哀かなしみの果はて（1985）プラトーン（1986）ラストエンペラー（1987）レインマン（1988） 7月がつ4日にちに生うまれて（1989）ダンス・ウィズ・ウルブズ（1990）バグジー（1991）セント・オブ・ウーマン/夢ゆめの香かおり（1992）シンドラーのリスト（1993）フォレスト・ガンプ/一期一会いちごいちえ（1994）いつか晴はれた日ひに（1995）イングリッシュ・ペイシェント（1996）タイタニック（1997）プライベート・ライアン（1998）アメリカン・ビューティー（1999）グラディエーター（2000）
2001–2020年ねん	ビューティフル・マインド（2001）めぐりあう時とき間あいだたち（2002）ロード・オブ・ザ・リング/王おうの帰還きかん（2003）アビエイター（2004）ブロークバック・マウンテン（2005）バベル（2006）つぐない（2007）スラムドッグ$ミリオネア（2008）アバター（2009）ソーシャル・ネットワーク（2010）ファミリー・ツリー（2011）アルゴ（2012）それでも夜よるは明あける（2013） 6才さいのボクが、大人おとなになるまで。（2014）レヴェナント: 蘇そえりし者しゃ（2015）ムーンライト（2016）スリー・ビルボード（2017）ボヘミアン・ラプソディ（2018） 1917 命いのちをかけた伝令でんれい（2019）ノマドランド（2020）
2021–2040年ねん	パワー・オブ・ザ・ドッグ (2021) フェイブルマンズ (2022) オッペンハイマー (2023)

表ひょう話はなし編へん歴れきニューヨーク映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょう作品さくひん賞しょう
1935–1940	男おとこの敵てき（1935）オペラハット（1936）ゾラの生涯しょうがい（1937）城砦じょうさい (1938）嵐あらしが丘おか（1939）怒いかりの葡萄ぶどう（1940）
1941–1960	市民しみんケーン (1941) In Which We Serve（1942）ラインの監視かんし（1943）我わが道みちを往ゆく（1944）失うしなわれた週末しゅうまつ（1945）我が等とうの生涯しょうがいの最良さいりょうの年とし（1946）紳士しんし協定きょうてい（1947）黄金おうごん（1948）オール・ザ・キングスメン（1949）イヴの総すべて（1950）欲望よくぼうという名なの電車でんしゃ（1951）真昼まひるの決闘けっとう（1952）地上ちじょうより永遠えいえんに（1953）波止場はとば（1954）マーティ（1955）八はち十じゅう日間にちかん世界せかい一周いっしゅう（1956）戦場せんじょうにかける橋はし（1957）手錠てじょうのまゝの脱獄だつごく（1958）ベン・ハー（1959）アパートの鍵かぎ貸かします / 息子むすこと恋人こいびと（1960）
1961–1980	ウエスト・サイド物語ものがたり（1961） No award（1962）トム・ジョーンズの華麗かれいな冒険ぼうけん（1963）マイ・フェア・レディ（1964）ダーリング（1965）わが命いのちつきるとも（1966）夜よるの大だい捜査そうさ線せん（1967）冬ふゆのライオン（1968） Z（1969）ファイブ・イージー・ピーセス（1970）時計とけいじかけのオレンジ（1971）叫さけびとささやき（1972）アメリカの夜よる（1973）フェリーニのアマルコルド（1974）ナッシュビル（1975）大統領だいとうりょうの陰謀いんぼう（1976）アニー・ホール（1977）ディア・ハンター（1978）クレイマー、クレイマー（1979）普通ふつうの人々ひとびと（1980）
1981–2000	レッズ（1981）ガンジー（1982）愛あいと追憶ついおくの日々ひび（1983）インドへの道みち（1984）女おんなと男おとこの名誉めいよ（1985）ハンナとその姉妹しまい（1986）ブロードキャスト・ニュース（1987）偶然ぐうぜんの旅行りょこう者しゃ（1988）マイ・レフトフット（1989）グッドフェローズ（1990）羊ひつじたちの沈黙ちんもく（1991）ザ・プレイヤー（1992）シンドラーのリスト（1993）クイズ・ショウ（1994）リービング・ラスベガス（1995）ファーゴ（1996） L.A.コンフィデンシャル（1997）プライベート・ライアン（1998）トプシー・ターヴィー（1999）トラフィック（2000）
2001–2020	マルホランド・ドライブ（2001）エデンより彼方かなたに（2002）ロード・オブ・ザ・リング/王おうの帰還きかん（2003）サイドウェイ（2004）ブロークバック・マウンテン（2005）ユナイテッド93（2006）ノーカントリー（2007）ミルク（2008）ハート・ロッカー（2009）ソーシャル・ネットワーク（2010）アーティスト（2011）ゼロ・ダーク・サーティ（2012）アメリカン・ハッスル（2013） 6才さいのボクが、大人おとなになるまで。（2014）キャロル（2015）ラ・ラ・ランド（2016）レディ・バード（2017） ROMA/ローマ（2018）アイリッシュマン（2019）ファースト・カウ（2020）
2021–現在げんざい	ドライブ・マイ・カー（2021） TAR/ター（2022）キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン（2023）

典拠てんきょ管理かんりデータベース
全般ぜんぱん	VIAF
国立こくりつ図書館としょかん	スペインフランス BnF data アメリカ
その他た	MusicBrainz作品さくひん