(Translated by https://www.hiragana.jp/)
イヴの総て - Wikipedia コンテンツにスキップ

イヴのすべ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
イヴのすべ
All About Eve
ポスター(1950)
監督かんとく ジョセフ・L・マンキーウィッツ
脚本きゃくほん ジョセフ・L・マンキーウィッツ
製作せいさく ダリル・F・ザナック
出演しゅつえんしゃ ベティ・デイヴィス
アン・バクスター
音楽おんがく アルフレッド・ニューマン
撮影さつえい ミルトン・クラスナー
編集へんしゅう バーバラ・マクリーン
配給はいきゅう 20世紀せいきフォックス
公開こうかい アメリカ合衆国の旗 1950ねん10月13にち
日本の旗 1951ねん9月21にち
上映じょうえい時間じかん 138ふん
製作せいさくこく アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
言語げんご 英語えいご
テンプレートを表示ひょうじ
ベティ・デイヴィス(ひだり)とゲイリー・メリル

イヴのすべ』(イヴのすべて、原題げんだいAll About Eve )は、1950ねん公開こうかいアメリカ映画えいが監督かんとくジョセフ・L・マンキーウィッツ

概要がいよう

[編集へんしゅう]
主役しゅやくのマーゴ・チャニングをえんじるベティ・デイヴィス

実在じつざい女優じょゆうエリザベート・ベルクナーをモデルとした、メアリー・オアの1946ねん短編たんぺん小説しょうせつ "The Wisdom of Eve" を原作げんさくとしている。

ブロードウェイ裏側うらがわ見事みごとえがききり、アカデミーしょうでは、作品さくひんしょうをはじめとして6部門ぶもん受賞じゅしょうカンヌ国際映画祭かんぬこくさいえいがさいでも審査しんさいん特別とくべつしょう女優じょゆうしょう受賞じゅしょうした。

監督かんとくのマンキーウィッツは脚本きゃくほん担当たんとう前年ぜんねんのアカデミーしょうにおいて『さんにんつまへの手紙てがみ』につづいてアカデミー監督かんとくしょう脚本きゃくほんしょう受賞じゅしょう。2ねん連続れんぞくで4つのアカデミーしょう一人ひとり人間にんげん獲得かくとくしたのはのちにもさきにもマンキーウィッツただいちにんである。

当初とうしょ、マーゴやくクローデット・コルベールえんじる予定よていだったが、怪我けがのために降板こうばんスーザン・ヘイワードマレーネ・ディートリヒバーバラ・スタンウィック名前なまえがったが、脚本きゃくほんんでったベティ・デイヴィスがえんじ、彼女かのじょ代表だいひょうさくとなった。

チャンスをねら新人しんじん女優じょゆうやくとして、無名むめい時代じだいマリリン・モンロー出演しゅつえんのモンローのブレイクとリンクする作品さくひんとして、今日きょうではきわめて重要じゅうようされている。

青春せいしゅん抗議こうぎ』、『くろらんおんな』につづいて3度目どめのオスカー受賞じゅしょうかとわれたデイヴィスだが、共演きょうえんのアン・バクスターが所属しょぞく会社かいしゃフォックスちからりて主演しゅえん女優じょゆうしょうにノミネートされ、結局けっきょくひょうふたつにれたことで、二人ふたりとも受賞じゅしょうかなわなかった(受賞じゅしょうジュディ・ホリデイ)。

1970ねんブロードウェイミュージカルとなり『アプローズ英語えいごばん』(「拍手はくしゅ喝采かっさい」の意味いみ)のタイトルで公演こうえんされた。この作品さくひんは1970ねんトニーしょう最優秀さいゆうしゅう作品さくひんしょうをはじめ主要しゅよう5部門ぶもん受賞じゅしょう初演しょえんのマーゴやくローレン・バコールで、ミュージカルはつ出演しゅつえんでありながら主演しゅえん女優じょゆうしょう獲得かくとくしたが、映画えいがでイヴやくえんじたアン・バクスターがわずか1ねんでマーゴやくぎ、実際じっさい配役はいやくじょうでもものわれるもののドラマがあった。1972ねんには劇団四季げきだんしきにより日本にっぽん公演こうえんされている。

あらすじ

[編集へんしゅう]

アメリカ演劇えんげきかい最高さいこう栄誉えいよであるセイラ・シドンスしょうが、新進しんしん女優じょゆうイヴ・ハリントンにあたえられた。満場まんじょう拍手はくしゅのうち、イヴの本当ほんとう姿すがたすうにんだけは、複雑ふくざつ表情ひょうじょう彼女かのじょ受賞じゅしょう見守みまもるのだった…。

田舎いなかからてきた女優じょゆう志望しぼうのイヴは、ブロードウェイだい女優じょゆうのマーゴのびととなる。自分じぶんだいファンだというイヴにをかけるマーゴだったが、イヴは次第しだい本性ほんしょうあらわしてゆき、批評ひひょうやマーゴのまわりにいる人々ひとびとってゆく。あるるはずの舞台ぶたいわなかったマーゴの代役だいやくとして出演しゅつえんするチャンスをつかみ、イヴは批評ひひょうたちから絶賛ぜっさんされる。これを皮切かわきりに、げき作家さっか有名ゆうめい批評ひひょうたくみり、マーゴまでもだいにしてスター女優じょゆうへのしがっていく。

キャスト

[編集へんしゅう]
役名やくめい 俳優はいゆう 日本語にほんご吹替
テレビ東京てれびとうきょうはん NETはん PDDVDはん
マーゴ・チャニング ベティ・デイヴィス 後藤ごとう加代かよ 奈良岡ならおか朋子ともこ 宮寺みやでら智子さとこ
イヴ・ハリントン アン・バクスター 山崎やまざき美貴みき 池田いけだ昌子まさこ 小林こばやしさやか
アディソン・ドゥイット ジョージ・サンダース 石塚いしづかはこぶのぼり 中村なかむらただし 土師はじ孝也たかや
ビル・サンプソン ゲイリー・メリル てらそま昌紀まさき 臼井うすい正明まさあき 牛山うしやましげる
カレン・リチャーズ セレステ・ホルム 日野ひのゆかり利加りか 加藤かとう道子みちこ 小林こばやし優子ゆうこ
ロイド・リチャーズ ヒュー・マーロウ 鈴置すずおき洋孝ひろたか 最上もがみ嗣生
マックス・フェビアン グレゴリー・ラトフ 稲垣いながき隆史たかし 富田とみた耕生こうせい 岩田いわたやすしせい
バーディ セルマ・リッター せらはた奈津子なつこ 村上むらかみあかね
カズウェル マリリン・モンロー かないみか 向井むかい真理子まりこ 小林こばやし美穂みほ
フィービー バーバラ・ベイツ
日本語にほんごばんスタッフ
演出えんしゅつ 福永ふくなが莞爾かんじ 羽田野はたの千賀子ちかこ
翻訳ほんやく 伊原いはら奈津子なつこ 二木ふたき京子きょうこ
調整ちょうせい 長井ながいとしおや 遠西とおにし勝三かつぞう
効果こうか リレーション
プロデューサー 久保くぼ一郎いちろう戸張とばりすずか
テレビ東京てれびとうきょう
椿つばきあつし
制作せいさく テレビ東京てれびとうきょう
ムービーテレビジョン
ミックエンターテイメント
  • テレビ東京てれびとうきょうばん初回しょかい放送ほうそう:2000ねん3がつ12にち『20世紀せいき名作めいさくシネマ』(13:00-15:55)※20世紀せいきフォックス正規まさきばんDVD・BDに収録しゅうろく、ノーカット。
  • NETばん初回しょかい放送ほうそう:1970ねん3がつ15にち日曜にちよう洋画ようが劇場げきじょう

おも受賞じゅしょうれき

[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]