それでも夜よるは明あける

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それでも夜よるは明あける
12 Years a Slave
監督かんとく スティーヴ・マックイーン
脚本きゃくほん ジョン・リドリー
原作げんさく ソロモン・ノーサップ
『Twelve Years a Slave』
製作せいさく ブラッド・ピット
デデ・ガードナー
ジェレミー・クレイナー
ビル・ポーラッド
スティーヴ・マックイーン
アーノン・ミルチャン
アンソニー・カタガス
製作せいさく総そう指揮しき ジョン・リドリー
テッサ・ロス
出演しゅつえん者しゃ キウェテル・イジョフォー
マイケル・ファスベンダー
ベネディクト・カンバーバッチ
ポール・ダノ
ポール・ジアマッティ
ルピタ・ニョンゴ
サラ・ポールソン
ブラッド・ピット
アルフレ・ウッダード
音楽おんがく ハンス・ジマー
撮影さつえい ショーン・ボビット
編集へんしゅう ジョー・ウォーカー
製作せいさく会社かいしゃ リージェンシー・エンタープライズ
フィルム4（英語えいご版ばん）
リバー・ロード・エンターテインメント
プランBエンターテインメント
配給はいきゅう アメリカ合衆国の旗 フォックス・サーチライト・ピクチャーズ
日本の旗 ギャガ
世界の旗 サミット・エンターテインメント
公開こうかい アメリカ合衆国の旗 2013年ねん8月がつ30日にち（テルライド映画えいが祭さい）
アメリカ合衆国の旗 2013年ねん10月がつ18日にち（限定げんてい）
アメリカ合衆国の旗 2013年ねん11月8日にち（拡大かくだい）
日本の旗 2014年ねん3月がつ7日にち
上映じょうえい時間じかん 134分ふん
製作せいさく国こく アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
イギリスの旗 イギリス
言語げんご 英語えいご
製作せいさく費ひ 2000万まんドル[1]
興行こうぎょう収入しゅうにゅう 世界の旗 $187,733,202[2]
アメリカ合衆国の旗 $56,671,993[2]
日本の旗 4億おく円えん[3]
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『それでも夜よるは明あける』（それでもよはあける、英えい: 12 Years a Slave）は、2013年ねんのイギリス・アメリカの歴史れきしドラマ映画えいが。

原作げんさくは1853年ねん発表はっぴょうの、1841年ねんにワシントンD.C.で誘拐ゆうかいされ奴隷どれいとして売うられた自由じゆう黒人こくじんソロモン・ノーサップによる奴隷どれい体験たいけん記き"Twelve Years a Slave"（意味いみ：12年間ねんかん、奴隷どれいとして）である。彼かれは解放かいほうされるまで12年間ねんかんルイジアナ州しゅうのプランテーションで働はたらいていた。1968年ねん発表はっぴょうのスー・イーキンとジョセフ・ログスドンの編集へんしゅうによる初はじめてのノーサップの伝記でんきの学術がくじゅつ書しょによって[4]、彼かれの伝記でんきが驚おどろくほど正確せいかくであると証明しょうめいされた[5]。

スティーヴ・マックイーンが監督かんとく、ジョン・リドリーが脚本きゃくほんを務つとめた。主人公しゅじんこうのソロモン・ノーサップはキウェテル・イジョフォーが演えんじる。本ほん作さくは2013年ねん8月がつ30日にちにテルライド映画えいが祭さいでプレミア上映じょうえいされた。アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくでは2013年ねん10月がつ18日にちに限定げんてい、2013年ねん11月1日にちに拡大かくだい公開こうかいされた。日本にっぽんでは2014年ねん3月7日にちに公開こうかいされた[6]。

第だい86回かいアカデミー賞しょうの作品さくひん賞しょうをはじめ、様々さまざまな映画えいが賞しょうを受賞じゅしょうした（詳細しょうさいは後述こうじゅつ）。

内容ないよう[編集へんしゅう]

1841年ねん、ニューヨーク州しゅうサラトガのソロモン・ノーサップ（イジョフォー）は自由じゆう黒人こくじんのヴァイオリニストだった。彼かれは妻つまと子供こども2人ふたりと順風じゅんぷう満まん帆ほな生活せいかつを送おくっていた。ある日ひ、彼かれは二に人組にんぐみの男おとこたち（スクート・マクネイリーとタラン・キルラム）から金儲かねもうけができる周遊しゅうゆう公演こうえんに参加さんかしないかと誘さそいを受うけた。ある晩ばん、二に人組にんぐみの男おとこたちにノーサップは薬くすり漬づけにされ、昏睡こんすいしたまま奴隷どれい商しょうに売うられることとなった。彼かれは自分じぶんは北部ほくぶの自由じゆう黒人こくじんだと主張しゅちょうするが、材木ざいもく商しょうのウィリアム・フォード（ベネディクト・カンバーバッチ）に購入こうにゅうされる。

フォードは信仰しんこう心しんが篤あつく温和おんわな性格せいかくの農園のうえん主ぬしだった。奴隷どれいとなったノーサップは知能ちのうと知識ちしきを使つかって、材木ざいもくの水運すいうんを提案ていあんする。これが成功せいこうしフォードに目めをかけられるが、農園のうえんの監督かんとくジョン・ティビッツにねたまれる。いやがらせを受うけたノーサップは逆上ぎゃくじょうして鞭むちで打うとうとするティビッツからこれを奪うばい暴力ぼうりょくを振ふるってしまう。ノーサップはティビッツに報復ほうふく行為こういとして木きにつるされる。ノーサップの身みの危険きけんを悟さとったフォードは、仕方しかたなしに資金しきん面めんで世話せわになっている別べつの農園のうえんの支配人しはいにんのエドウィン・エップス（マイケル・ファスベンダー）にノーサップを売うってしまう。

フォードと異ことなりエップスは非常ひじょうに陰湿いんしつで残忍ざんにんな性格せいかくの持もち主ぬしだった。綿花めんか栽培さいばいのノルマを達成たっせいしない奴隷どれいや気分きぶんが悪わるいときは平気へいきで鞭打むちうつなどしていた。ノーサップはひたすら耐たえ忍しのぶが、ある日ひ奴隷どれいとして白人はくじんであるアームスバイがやってくる。アームスバイはかつては監督かんとく官かんであったが、不祥事ふしょうじを理由りゆうとして奴隷どれいに身みを落おとしていたのであった。自分じぶんと近ちかい境遇きょうぐうに親近しんきん感かんを覚おぼえたノーサップはアームスバイを信用しんようし、友人ゆうじんへ手紙てがみを送おくるよう懇願こんがんする（黒人こくじんではなく白人はくじんであれば手紙てがみを送おくることは自然しぜんだろうと考かんがえたのも決きめ手てとなった）。だがアームスバイは裏切うらぎり、ノーサップはエップスに責せめ立たてられるが機転きてんを利きかし難局なんきょくを乗のり切きる。

その後ごも長ながい奴隷どれいの時ときを過すごすが、カナダ人じんで大工だいくのサミュエル・バス（ブラッド・ピット）と出会であったことから風向かざむきが変かわる。ノーサップは奴隷どれい制せいに反対はんたいで良心りょうしんを持もっているバスを信用しんようし、自みずからの素性すじょうを明あかし、北部ほくぶ時代じだいの知己ちきに手紙てがみを送おくることを懇願こんがんする。数日すうじつ後ごエップスの農場のうじょうのもとに保安ほあん官かんがやってきて、遂ついに奴隷どれいから解放かいほうされサラトガに帰郷ききょうする。

キャスト[編集へんしゅう]

「ソロモン・ノーサップ#誘拐ゆうかい、そして奴隷どれいの身みへ」も参照さんしょう
ソロモン・ノーサップ / プラット
演えんじ - キウェテル・イジョフォー[7]、日本語にほんご吹替 - 立木たちき文彦ふみひこ
ある日ひ突然とつぜん拉致らちされ、奴隷どれいとなってしまうが、12年ねんの時ときを経へて身分みぶんを回復かいふくし帰郷ききょうする。当時とうじの黒人こくじんとしては珍めずらしく字じの読よみ書かきができ教養きょうようが高たかい。但ただし奴隷どれい時代じだいはトラブルのもととなるため隠かくしていた。その後ご伝記でんき本ほんを出版しゅっぱんし、奴隷どれい解放かいほう運動うんどうにも携たずさわるが、晩年ばんねんの動向どうこう（没年ぼつねんや没ぼっした場所ばしょなど）は一切いっさい不明ふめいとされている[8]。
エドウィン・エップス
演えんじ - マイケル・ファスベンダー[9]、日本語にほんご吹替 - 宮内みやうち敦士あつし
プランテーションの残酷ざんこくな支配人しはいにん。
ウィリアム・フォード
演えんじ - ベネディクト・カンバーバッチ[9]、日本語にほんご吹替 - 宮本みやもと充たかし
バプティスト派はの聖職せいしょく者しゃで奴隷どれいのオーナー。温和おんわな性格せいかく。ノーサップが本当ほんとうは奴隷どれいではないのではないかと薄々うすうす感かんづいているが、行動こうどうを起おこせないでいる。
ジョン・ティビッツ
演えんじ - ポール・ダノ[9]、日本語にほんご吹替 - 関せき雄つよし
ウィリアムの農園のうえんの監督かんとく官かん。陰湿いんしつな性格せいかくでノーサップに対たいして暴力ぼうりょくをふるうが、返かえり討うちにあう。
セオフィラス・フリーマン
演えんじ - ポール・ジアマッティ[9]、日本語にほんご吹替 - 西村にしむら太ふとし佑たすく
奴隷どれい貿易ぼうえきの元締もとじめ。ノーサップをプラットと呼よび、以後いごこの名前なまえが定着ていちゃくする。
パッツィー
演えんじ - ルピタ・ニョンゴ[9]、日本語にほんご吹替 - 竹田たけだまどか
エップスのプランテーションの奴隷どれい。エップスから日常にちじょう的てきに性的せいてき暴行ぼうこうを受うけている。綿花めんかを毎日まいにち200キロ以上いじょうも摘つまむなど農園のうえんに多大ただいな貢献こうけんをしているが、虫むしの居所きょしょが悪わるかったエップスに鞭打むちうちされる。
メアリー・エップス
演えんじ - サラ・ポールソン[9]、日本語にほんご吹替 - 瀬田せだひろ美み
エドウィン・エップスの妻つま。嫉妬しっと深ふかい性格せいかく。
サミュエル・バス
演えんじ - ブラッド・ピット、日本語にほんご吹替 - 成田なりた剣けん
カナダ人じん大工だいく。計算けいさん高だかさと人びとの好よさを併あわせ持もつ。
ハリエット・ショー夫人ふじん
演えんじ - アルフレ・ウッダード[9]、日本語にほんご吹替 - 伊沢いさわ磨みがく紀き
マーガレット・ノーサップ
演えんじ - クヮヴェンジャネ・ウォレス、日本語にほんご吹替 - 佐伯さえき美由紀みゆき
ソロモン・ノーサップの娘むすめ[9]
ヴィリエレ保安ほあん官かん
演えんじ - ジェイ・ヒューグリー（英語えいご版ばん）
アブラム叔父おじ様さま
演えんじ - ドワイト・ヘンリー（英語えいご版ばん）[9]
ロバート
演えんじ - マイケル・K・ウィリアムズ[9]
アームスバイ
演えんじ - ギャレット・ディラハント[7]
白人はくじん。かつては農園のうえんの監督かんとく官かんだったが、奴隷どれいに身みを落おとす。ノーサップから手紙てがみを出だすよう依頼いらいされるが、保身ほしんに走はしる。
ブラウン
演えんじ - スクート・マクネイリー[7]
セレステ
演えんじ - ルース・ネッガ[7]
エリザ
演えんじ - アデペロ・オデュイエ（英語えいご版ばん）[7]
クレメンズ・レイ
演えんじ - クリス・チョーク[7]
ジェイムズ・バーチ
演えんじ - クリストファー・ベリー（英語えいご版ばん）
ハミルトン
演えんじ - タラン・キラム

製作せいさく[編集へんしゅう]

企画きかく[編集へんしゅう]

当初とうしょはパラマウント・ピクチャーズでの製作せいさくだったが、黒人こくじんの奴隷どれい映画えいがでは興行こうぎょう収入しゅうにゅうが見込みこめないと断ことわられた。この作品さくひんがアカデミー賞しょうを受賞じゅしょうしたことで、パラマウント・ピクチャーズとブラッド・ピットの製作せいさく会社かいしゃプランBが反目はんもくしあっていると、ハリウッド・レポーター紙しが報ほうじた。

2008年ねんにクリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシーの『HUNGER/ハンガー』のスクリーニングで会あった後のち、監督かんとくのスティーヴ・マックイーンは脚本きゃくほん家かのジョン・リドリーと「アメリカの奴隷どれい時代じだい」を扱あつかった映画えいがについて話はなし合あった[10]。2人ふたりはマックイーンの妻つまがソロモン・ノーサップによる1853年ねんの自伝じでん『Twelve Years a Slave』を見みつけるまでそれを知しらなかった。「私わたしはこの本ほんを読よみ、愕然がくぜんとした」、「そして同時どうじに、この本ほんのことを知しらなかった自分じぶんに腹はらが立たった。私わたしは国民こくみん的てき英雄えいゆうであるアンネ・フランクがいたアムステルダムに住すんでいるし、私わたしにとってこの本ほんは『アンネの日記にっき』のように読よめるが、それよりも97年ねん前まえに書かかれていたのだ。私わたしはこの本ほんを映画えいが化かするために情熱じょうねつを持もった」とマックイーンは述のべた[11]。

企画きかく期間きかんを経へて、2011年ねん8月がつ、マックイーンが監督かんとくし、奴隷どれいとされた黒人こくじんのソロモン・ノーサップをキウェテル・イジョフォーが演えんじることが発表はっぴょうされた[12]。マックイーンは、イジョフォーをシドニー・ポワチエやハリー・ベラフォンテと比較ひかくした[9]。2011年ねん10月がつ、マイケル・ファスベンダー（マックイーンの以前いぜんの映画えいが『HUNGER/ハンガー』と『SHAME -シェイム-』でも協きょう働はたらけ）がキャストに加くわわった[13]。2012年ねん初頭しょとう、残のこりの役柄やくがらもキャスティングされ、撮影さつえい開始かいし予定よていが2012年ねん6月がつ末まつに設定せっていされた[14]。

撮影さつえい[編集へんしゅう]

2000万まんドルの製作せいさく費ひをかけ[1]、2012年ねん6月がつ27日にちよりルイジアナ州しゅうニューオーリンズで撮影さつえいが始はじまった。7週間しゅうかん後ご[15]の2012年ねん8月がつ13日にち、撮影さつえいは完了かんりょうした[16]。

音楽おんがく[編集へんしゅう]

「en:12 Years a Slave (soundtrack)」も参照さんしょう

映画えいが音楽おんがくはハンス・ジマーが作曲さっきょくし、ニコラス・ブリテルがバイオリン音楽おんがくを書かいてアレンジし、ティム・フェイン（英語えいご版ばん）が演奏えんそうした[17]。サウンドトラックアルバム『12 Years a Slave: Music from and Inspired by the Motion Picture』はコロムビア・レコードより11月5日にちにデジタル、11月11日にちに物理ぶつりメディアで発売はつばいされる[18]。アルバムにはジマーの音楽おんがくの他ほかに、ジョン・レジェンド、アリシア・キーズ、クリス・コーネル、アラバマ・シェイクスの曲きょくが収録しゅうろくされる[19]。レジェンドの曲きょく「Roll Jordan Roll」はサウンドトラック発売はつばいの3週しゅう前まえにオンラインで公開こうかいされた[20]。

公開こうかい[編集へんしゅう]

2013年ねん8月がつ30日にちにテルライド映画えいが祭さいでプレミア上映じょうえいされた[21]。9月6日にちにはトロント国際こくさい映画えいが祭さい[22]、10月8日にちにはニューヨーク映画えいが祭さい[23]、10月19日にちにはフィラデルフィア映画えいが祭さい（英語えいご版ばん）で上映じょうえいされた[24]。

2011年ねん11月15日にち、サミット・エンターテインメントが国際こくさい配給はいきゅう権けんを獲得かくとくしたことが発表はっぴょうされた[25]。2012年ねん4月がつ、主要しゅよう撮影さつえい開始かいしの数すう週間しゅうかん前まえにリージェンシー・エンタープライズが共同きょうどう出資しゅっしすることに合意ごういした[26]。リージェンシーと20世紀せいきフォックスは配給はいきゅう協定きょうていを結むすんでいるため、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくでの配給はいきゅうはフォックス・サーチライト・ピクチャーズが務つとめることとなった[27]。しかしながら配給はいきゅう権けんに金かねを払はらう代かわりに、フォックス・サーチライトは映画えいがの出資しゅっし者しゃと興行こうぎょう収入しゅうにゅうを共有きょうゆうする契約けいやくを交かわした[28]。アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくでは2013年ねん10月がつ18日にちに限定げんてい公開こうかいされた後のち、同年どうねん11月がつ1日にちより拡大かくだい公開こうかいされる[29]。当初とうしょは2013年ねん12月がつ下旬げじゅん公開こうかいが予定よていされていたが、前倒まえだおしされた[30]。

騒動そうどう[編集へんしゅう]

本ほん作さくをイタリアで配給はいきゅうするBIM社しゃが、脇役わきやくであるブラッド・ピットとマイケル・ファスベンダーを中央ちゅうおうに描えがき、主役しゅやくのキウェテル・イジョフォーを隅すみに配置はいちしたポスターを制作せいさくした。黒人こくじん奴隷どれいを主人公しゅじんこうとした映画えいがのポスターが白人はくじんスターを中心ちゅうしんとしたものになっていることに対たいして疑問ぎもんの声こえが多数たすう上あがった。本ほん作さくの海外かいがい配給はいきゅうを担当たんとうしてるライオンズゲートはこのポスターを許可きょかしておらず、ポスターの回収かいしゅうを求もとめた[31][32]。この騒動そうどうに関かんしてBIM社しゃは謝罪しゃざいし、ポスターを回収かいしゅうしたと発表はっぴょうした[33]。

2014年ねん1月がつ6日にちに行おこなわれた第だい79回かいニューヨーク映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょうの授賞じゅしょう式しきにおいて、監督かんとく賞しょうを受賞じゅしょうしたスティーヴ・マックイーンがスピーチをしていたところ、協会きょうかい員いんの一人ひとりである『CityArts』のアルモンド・ホワイトが野次やじを飛とばした。しかし、マックイーンは何事なにごともなかったかのようにスピーチを続つづけた。この件けんに関かんして、協会きょうかいは謝罪しゃざいの意いを表明ひょうめいしている[34]。後日ごじつ、ホワイトは協会きょうかいから除名じょめいされた[35]。なお、ホワイトは野次やじを飛とばしていないと主張しゅちょうしている[35]。

映画えいが監督かんとくのデヴィッド・O・ラッセルは、『ハンガー・ゲーム』の製作せいさくスタッフがジェニファー・ローレンスを酷使こくししているとして、『それでも夜よるは明あける』での奴隷どれい制せいになぞらえて批判ひはんしたため、物議ぶつぎをかもした[36]。その後ご、ラッセルは表現ひょうげんが不適切ふてきせつだったとして謝罪しゃざいした[37]。

評価ひょうか[編集へんしゅう]

興行こうぎょう収入しゅうにゅう[編集へんしゅう]

2013年ねん10月がつ18日にちにアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくの19館かんで限定げんてい公開こうかいされ、週末しゅうまつ3日間にちかんの興行こうぎょう収入しゅうにゅうは92万まん3715ドル、1館かん平均へいきんは4万まん8617ドルであった[38]。2週しゅう目め末まつには123館かんまで拡大かくだいされ、3日間にちかんで約やく210万まんドルを売うり上あげた[39]。さらに、3週しゅう目め末まつには410館かんまで拡大かくだい公開こうかいされ、460万まんドルを稼かせいだ[40]。

日本にっぽんにおいては2014年ねん3月がつ7日にちに全国ぜんこく43館かんで公開こうかいされ、土日どにち2日間にちかんの成績せいせきは動員どういん3万まん2,431人にん、興きょう収おさむ4,054万まん7,800円えんを記録きろくし、週末しゅうまつ興行こうぎょう収入しゅうにゅうランキングで10位いとなった[41]。

批評ひひょう家かの反応はんのう[編集へんしゅう]

2013年ねんのテルライド映画えいが祭さい、トロント国際こくさい映画えいが祭さいにおいて、批評ひひょう家かおよび観客かんきゃくから高たかく支持しじされ、演技えんぎ（特とくにキウェテル・イジョフォー、マイケル・ファスベンダー、ルピタ・ニョンゴ）、スティーヴ・マックイーンの演出えんしゅつ、脚本きゃくほんは高こう評価ひょうかされた。Rotten Tomatoesでは130件けんの批評ひひょう家かレビューで支持しじ率りつは95%、平均へいきん点てんは8.9/10となった[42]。Metacriticでは38件けんのレビューで加重かじゅう平均へいきん値ちは96/100となった[43]。この数値すうちは、Metacriticにおいて、最もっとも高たかい加重かじゅう平均へいきん値ちを出だした映画えいがの一ひとつである。

英えいガーディアン紙かみが選えらぶ2014年ねん映画えいがベスト10の第だい6位いを獲得かくとく[44]。

また、本ほん作さくのCinemaScoreはAであった[45]。

著名ちょめい人じんの反応はんのう[編集へんしゅう]

俳優はいゆうのサミュエル・L・ジャクソンは「『それでも夜よるは明あける』こそ、アメリカの映画えいが界かいが人種じんしゅ差別さべつに真摯しんしに向むき合あおうとしていないことを証明しょうめいしている。」と述のべた。その根拠こんきょとして「もし、アフリカ系けいアメリカ人じんの監督かんとくが本ほん作さくを監督かんとくしたいといっても、アメリカの負まけの歴史れきしを描えがくことにスタジオが難色なんしょくを示しめすであろうこと」を挙あげた。また、「過去かこの奴隷どれいの解放かいほうを描えがいた本ほん作さくよりも、現代げんだいにおける理不尽りふじんな黒人こくじん殺害さつがい事件じけんを描えがいた『フルートベール駅えきで』を作つくることの方ほうが勇気ゆうきのいることだ」とも述のべている[46]。

受賞じゅしょうとノミネート[編集へんしゅう]

賞しょう・映画えいが祭さい 発表はっぴょう日び 部門ぶもん 候補こうほ 結果けっか
ゴールデングローブ賞しょう[47] 2014年ねん1月がつ12日にち 作品さくひん賞しょう (ドラマ部門ぶもん) 受賞じゅしょう
監督かんとく賞しょう スティーヴ・マックイーン ノミネート
主演しゅえん男優だんゆう賞しょう (ドラマ部門ぶもん) キウェテル・イジョフォー ノミネート
助演じょえん男優だんゆう賞しょう マイケル・ファスベンダー ノミネート
助演じょえん女優じょゆう賞しょう ルピタ・ニョンゴ ノミネート
脚本きゃくほん賞しょう ジョン・リドリー ノミネート
作曲さっきょく賞しょう ハンス・ジマー ノミネート
全米ぜんべい製作せいさく者しゃ組合くみあい賞しょう[48] 2014年ねん1月がつ19日にち 作品さくひん賞しょう ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、スティーヴ・マックイーン、アンソニー・カタガス、ジェレミー・クレイナー 受賞じゅしょう[注釈ちゅうしゃく 1]
ブリタニア賞しょう（英語えいご版ばん）[49] 2013年ねん11月9日にち ブリティッシュ・アーティスト賞しょう ベネディクト・カンバーバッチ[注釈ちゅうしゃく 2] 受賞じゅしょう
ハリウッド映画えいが賞しょう（英語えいご版ばん）[50] 2013年ねん10月がつ20日はつか（英語えいご版ばん） ブレイクスルー監督かんとく賞しょう スティーヴ・マックイーン 受賞じゅしょう
ニューハリウッド賞しょう ルピタ・ニョンゴ 受賞じゅしょう
ミルバレー映画えいが祭さい（英語えいご版ばん）[51][52] 2013年ねん10月がつ11日にち 観客かんきゃく賞しょう 受賞じゅしょう
MVFF賞しょう（英語えいご版ばん） スティーヴ・マックイーン、キウェテル・イジョフォー 受賞じゅしょう
トロント国際こくさい映画えいが祭さい[53][54] 2013年ねん9月がつ15日にち 観客かんきゃく賞しょう スティーヴ・マックイーン 受賞じゅしょう
ゴッサム賞しょう[55] 2013年ねん12月2日にち 作品さくひん賞しょう ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、ジェレミー・クライナー、
ビル・ポーラッド、スティーヴ・マックイーン、
アーノン・ミルチャン、アンソニー・カタガス 		ノミネート
主演しゅえん男優だんゆう賞しょう キウェテル・イジョフォー ノミネート
ブレイクスルー女優じょゆう賞しょう ルピタ・ニョンゴ ノミネート
ニューヨーク映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょう[56] 2013年ねん12月3日にち 監督かんとく賞しょう スティーヴ・マックイーン 受賞じゅしょう
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞しょう[57] 2013年ねん12月4日にち 作品さくひん賞しょうトップ10 入賞にゅうしょう
ボストン・オンライン映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょう[58] 2013年ねん12月7日にち 作品さくひん賞しょう ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、スティーヴ・マックイーン、アンソニー・カタガス、アーノン・ミルチャン、ジェレミー・クレイナー、ビル・ポーラド 受賞じゅしょう
監督かんとく賞しょう スティーヴ・マックイーン 受賞じゅしょう
主演しゅえん男優だんゆう賞しょう キウェテル・イジョフォー 受賞じゅしょう
助演じょえん女優じょゆう賞しょう ルピタ・ニョンゴ 受賞じゅしょう
編集へんしゅう賞しょう ジョー・ウォーカー 受賞じゅしょう
作曲さっきょく賞しょう ハンス・ジマー 受賞じゅしょう
アフリカン・アメリカン映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょう[59] 2013年ねん12月13日にち 作品さくひん賞しょう 受賞じゅしょう
監督かんとく賞しょう スティーヴ・マックイーン 受賞じゅしょう
脚色きゃくしょく賞しょう ジョン・リドリー 受賞じゅしょう
ブレイクアウト演技えんぎ賞しょう ルピタ・ニョンゴ 受賞じゅしょう
カンザスシティ映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょう[60] 2013年ねん12月15日にち 作品さくひん賞しょう ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、スティーヴ・マックイーン、アンソニー・カタガス、アーノン・ミルチャン、ジェレミー・クレイナー、ビル・ポーラド 受賞じゅしょう
監督かんとく賞しょう スティーヴ・マックイーン 受賞じゅしょう
主演しゅえん男優だんゆう賞しょう キウェテル・イジョフォー 受賞じゅしょう
助演じょえん男優だんゆう賞しょう マイケル・ファスベンダー 受賞じゅしょう
助演じょえん女優じょゆう賞しょう ルピタ・ニョンゴ 受賞じゅしょう
脚色きゃくしょく賞しょう ジョン・リドリー 受賞じゅしょう
トロント映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょう[61] 2013年ねん12月16日にち 作品さくひん賞しょう ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、スティーヴ・マックイーン、アンソニー・カタガス、アーノン・ミルチャン、ジェレミー・クレイナー、ビル・ポーラド 次点じてん
監督かんとく賞しょう スティーヴ・マックイーン 次点じてん
主演しゅえん男優だんゆう賞しょう キウェテル・イジョフォー 次点じてん
助演じょえん男優だんゆう賞しょう マイケル・ファスベンダー 次点じてん
助演じょえん女優じょゆう賞しょう ルピタ・ニョンゴ 次点じてん
セントルイス映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょう[62] 2013年ねん12月16日にち 作品さくひん賞しょう 受賞じゅしょう
監督かんとく賞しょう スティーヴ・マックイーン 受賞じゅしょう
主演しゅえん男優だんゆう賞しょう キウェテル・イジョフォー 受賞じゅしょう
助演じょえん男優だんゆう賞しょう マイケル・ファスベンダー ノミネート
助演じょえん女優じょゆう賞しょう ルピタ・ニョンゴ 受賞じゅしょう
脚色きゃくしょく賞しょう ジョン・リドリー 受賞じゅしょう
撮影さつえい賞しょう ショーン・ボビット 受賞じゅしょう
美術びじゅつ賞しょう ノミネート
作曲さっきょく賞しょう ハンス・ジマー ノミネート
ベストシーン 絞首刑こうしゅけいのシーン ノミネート
オースティン映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょう[63] 2013年ねん12月17日にち 作品さくひん賞しょうトップ10 2位い
主演しゅえん男優だんゆう賞しょう キウェテル・イジョフォー 受賞じゅしょう
助演じょえん女優じょゆう賞しょう ルピタ・ニョンゴ 受賞じゅしょう
脚色きゃくしょく賞しょう ジョン・リドリー 受賞じゅしょう
ユタ映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょう[64] 2013年ねん12月がつ20日はつか 作品さくひん賞しょう ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、スティーヴ・マックイーン、アンソニー・カタガス、アーノン・ミルチャン、ジェレミー・クレイナー、ビル・ポーラド 次点じてん
監督かんとく賞しょう スティーヴ・マックイーン 次点じてん
主演しゅえん男優だんゆう賞しょう キウェテル・イジョフォー 受賞じゅしょう
助演じょえん男優だんゆう賞しょう マイケル・ファスベンダー 次点じてん
脚色きゃくしょく賞しょう ジョン・リドリー 次点じてん
ネバダ映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょう[65] 2013年ねん12月がつ20日はつか 作品さくひん賞しょう 受賞じゅしょう
セントラルオハイオ映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょう[66] 2014年ねん1月がつ2日にち 作品さくひん賞しょう ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、スティーヴ・マックイーン、アンソニー・カタガス、アーノン・ミルチャン、ジェレミー・クレイナー、ビル・ポーラド 6位い
監督かんとく賞しょう スティーヴ・マックイーン ノミネート
アンサンブル演技えんぎ賞しょう ノミネート
主演しゅえん男優だんゆう賞しょう キウェテル・イジョフォー 受賞じゅしょう
助演じょえん男優だんゆう賞しょう マイケル・ファスベンダー ノミネート
助演じょえん女優じょゆう賞しょう ルピタ・ニョンゴ 次点じてん
脚色きゃくしょく賞しょう ジョン・リドリー ノミネート
撮影さつえい賞しょう ショーン・ボビット ノミネート
作曲さっきょく賞しょう ハンス・ジマー ノミネート
ノーステキサス映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょう[67] 2014年ねん1月がつ5日にち 主演しゅえん男優だんゆう賞しょう キウェテル・イジョフォー 受賞じゅしょう
オクラホマ映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょう[68] 2014年ねん1月がつ6日にち 作品さくひん賞しょう 3位い
主演しゅえん男優だんゆう賞しょう キウェテル・イジョフォー 受賞じゅしょう
脚色きゃくしょく賞しょう ジョン・リドリー 受賞じゅしょう
バンクーバー映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょう[69][70] 2014年ねん1月がつ7日にち 作品さくひん賞しょう 受賞じゅしょう
監督かんとく賞しょう スティーヴ・マックイーン ノミネート
主演しゅえん男優だんゆう賞しょう キウェテル・イジョフォー ノミネート
助演じょえん男優だんゆう賞しょう マイケル・ファスベンダー ノミネート
助演じょえん女優じょゆう賞しょう ルピタ・ニョンゴ ノミネート
脚本きゃくほん賞しょう ジョン・リドリー ノミネート
アイオワ映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょう[71] 2014年ねん1月がつ10日とおか 作品さくひん賞しょう 受賞じゅしょう
監督かんとく賞しょう スティーヴ・マックイーン 受賞じゅしょう
主演しゅえん男優だんゆう賞しょう キウェテル・イジョフォー 受賞じゅしょう
助演じょえん男優だんゆう賞しょう マイケル・ファスベンダー 受賞じゅしょう
助演じょえん女優じょゆう賞しょう ルピタ・ニョンゴ 受賞じゅしょう
ノースカロライナ映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょう[72] 2014年ねん1月がつ12日にち 作品さくひん賞しょう 受賞じゅしょう
監督かんとく賞しょう スティーヴ・マックイーン 受賞じゅしょう
主演しゅえん男優だんゆう賞しょう キウェテル・イジョフォー 受賞じゅしょう
助演じょえん男優だんゆう賞しょう マイケル・ファスベンダー 受賞じゅしょう
助演じょえん女優じょゆう賞しょう ルピタ・ニョンゴ 受賞じゅしょう
脚色きゃくしょく賞しょう ジョン・リドリー 受賞じゅしょう
アメリカ編集へんしゅう監督かんとく組合くみあい賞しょう[73][74] 2014年ねん2月がつ7日にち 編集へんしゅう賞しょう（ドラマ） ジョー・ウォーカー ノミネート
英国えいこくアカデミー賞しょう[75][76] 2014年ねん2月がつ16日にち 作品さくひん賞しょう 受賞じゅしょう
監督かんとく賞しょう スティーヴ・マックィーン ノミネート
主演しゅえん男優だんゆう賞しょう キウェテル・イジョフォー 受賞じゅしょう
助演じょえん男優だんゆう賞しょう マイケル・ファスベンダー ノミネート
助演じょえん女優じょゆう賞しょう ルピタ・ニョンゴ ノミネート
脚色きゃくしょく賞しょう ジョン・リドリー ノミネート
撮影さつえい賞しょう ノミネート
作曲さっきょく賞しょう ノミネート
プロダクトデザイン賞しょう ノミネート
編集へんしゅう賞しょう ノミネート
サテライト賞しょう[77] 2014年ねん2月がつ23日にち 作品さくひん賞しょう 受賞じゅしょう
監督かんとく賞しょう スティーヴ・マックイーン 受賞じゅしょう
主演しゅえん男優だんゆう賞しょう キウェテル・イジョフォー ノミネート
助演じょえん男優だんゆう賞しょう マイケル・ファスベンダー ノミネート
助演じょえん女優じょゆう賞しょう ルピタ・ニョンゴ ノミネート
脚色きゃくしょく賞しょう ジョン・リドリー ノミネート
作曲さっきょく賞しょう ハンス・ジマー ノミネート
撮影さつえい賞しょう ショーン・ボビット ノミネート
編集へんしゅう賞しょう ジョー・ウォーカー ノミネート
衣装いしょうデザイン賞しょう ノミネート
インディペンデント・スピリット賞しょう[78] 2014年ねん3月がつ1日にち 作品さくひん賞しょう ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、スティーヴ・マックイーン、アンソニー・カタガス、アーノン・ミルチャン、ジェレミー・クレイナー、ビル・ポーラド 受賞じゅしょう
監督かんとく賞しょう スティーヴ・マックイーン 受賞じゅしょう
主演しゅえん男優だんゆう賞しょう キウェテル・イジョフォー 受賞じゅしょう
助演じょえん男優だんゆう賞しょう マイケル・ファスベンダー 受賞じゅしょう
助演じょえん女優じょゆう賞しょう ルピタ・ニョンゴ 受賞じゅしょう
脚本きゃくほん賞しょう ジョン・リドリー 受賞じゅしょう
撮影さつえい賞しょう ショーン・ボビット ノミネート
アカデミー賞しょう[79][80] 2014年ねん3月がつ2日にち 作品さくひん賞しょう ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、スティーヴ・マックイーン、アンソニー・カタガス、アーノン・ミルチャン、ジェレミー・クレイナー、ビル・ポーラド 受賞じゅしょう
監督かんとく賞しょう スティーヴ・マックイーン ノミネート
主演しゅえん男優だんゆう賞しょう キウェテル・イジョフォー ノミネート
助演じょえん男優だんゆう賞しょう マイケル・ファスベンダー ノミネート
助演じょえん女優じょゆう賞しょう ルピタ・ニョンゴ 受賞じゅしょう
脚色きゃくしょく賞しょう ジョン・リドリー 受賞じゅしょう
美術びじゅつ賞しょう アダム・ストックハウゼン、アリス・ベイカー ノミネート
衣裳いしょうデザイン賞しょう パトリシア・ノリス ノミネート
編集へんしゅう賞しょう ジョー・ウォーカー ノミネート

法曹界ほうそうかい[編集へんしゅう]

2017年ねん、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくバージニア州しゅうの少年しょうねん家庭かてい裁さい関係かんけい地方裁判所ちほうさいばんしょは、小学校しょうがっこうに侵入しんにゅうして人種じんしゅ差別さべつ的てきな落書らくがきをした少年しょうねん5人にんに対たいし、読書どくしょや映画えいが鑑賞かんしょうを通つうじて世界せかい観かんを広ひろげるよう命めいじる判決はんけつをい渡いわたした。この判決はんけつで裁判所さいばんしょが指定していした映画えいがの中なかには、「それでも夜よるは明あける」が含ふくまれていた[81]。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 『ゼロ・グラビティ』とタイ受賞じゅしょう
  2. ^ 『8月がつの家族かぞくたち』、『フィフス・エステート/世界せかいから狙ねらわれた男おとこ』、『ホビット 竜りゅうに奪うばわれた王国おうこく』、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』に対たいしても

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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  8. ^ 作中さくちゅうのエンディングの説明せつめいによる
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  81. ^ “差別さべつ落書らくがきの少年しょうねんに「読書どくしょ」の判決はんけつ、課題かだい図書としょも指定してい　米べい東部とうぶ”. CNN (2017年ねん2月がつ9日にち). 2018年ねん12月24日にち閲覧えつらん。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

ウィキメディア・コモンズには、それでも夜よるは明あけるに関連かんれんするカテゴリがあります。
1927–1940
1941–1960
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1947–1967
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インディペンデント映画えいが賞しょう
1989 - 2000年ねん
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