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大導寺たいどうじしん輔の半生はんせい

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
大導寺たいどうじしん輔の半生はんせいある精神せいしんてき風景ふうけい
作者さくしゃ 芥川あくたがわ龍之介りゅうのすけ
くに 日本の旗 日本にっぽん
言語げんご 日本語にほんご
ジャンル 短編たんぺん小説しょうせつ
発表はっぴょう形態けいたい 雑誌ざっし掲載けいさい
初出しょしゅつ情報じょうほう
初出しょしゅつ中央公論ちゅうおうこうろん1925ねん1がつごうだい40ねんだい1ごう
刊本かんぽん情報じょうほう
刊行かんこう 岩波書店いわなみしょてん 1930ねん1がつ
収録しゅうろく芥川あくたがわ龍之介りゅうのすけ全集ぜんしゅう だい4かん岩波書店いわなみしょてん 1927ねん
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大導寺たいどうじしん輔の半生はんせい』(だいどうじしんすけのはんせい)は、芥川あくたがわ龍之介りゅうのすけ短編たんぺん小説しょうせつ1925ねん大正たいしょう14ねん)1がつに『中央公論ちゅうおうこうろん』にて発表はっぴょうされたが、未完みかんとなった。芥川あくたがわ晩年ばんねん作品さくひんで、年齢ねんれいかさねたことによって作品さくひんあつみをあたえたと菊池きくちひろし評価ひょうかされた。

副題ふくだいにあるとおり、大導寺たいどうじしん輔という少年しょうねん物語ものがたりというよりは「精神せいしんてき風景ふうけい」が6しょうものされている[よう説明せつめい]本編ほんぺん最後さいごの「附記ふき」によれば「あとさんよんばいつづけるつもりで」あったとされており、実際じっさいに「空虚くうきょ」と「厭世えんせい主義しゅぎ」というふたつのしょうかれているが、後者こうしゃ途中とちゅうふでれて未完みかんとなった。

ほんさく芥川あくたがわはん自伝じでん小説しょうせつえるが、小説しょうせつ主人公しゅじんこう養子ようしにはされていないなど相違そういしている部分ぶぶんおおく、この事実じじつとのえのためにふでまったと心理しんり学者がくしゃ岸田きしだしげるは『芥川あくたがわ龍之介りゅうのすけろん シニシズムの破綻はたん』のなか分析ぶんせきしている。未完みかんになったほんさくののちにも、芥川あくたがわは『点鬼簿てんきぼ』、遺稿いこうとなった『ある阿呆あほう一生いっしょう』とふたつの自伝じでんてき小説しょうせつ執筆しっぴつしている。

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