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最高さいこう裁判所さいばんしょ (日本にっぽん)

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最高裁さいこうさいから転送てんそう
日本の旗 日本にっぽん裁判所さいばんしょ
最高裁判所さいこうさいばんしょ
最高さいこう裁判所さいばんしょ庁舎ちょうしゃ
長官ちょうかん 戸倉とくら三郎さぶろう
組織そしき
管轄かんかつ区域くいき 日本にっぽん
担当たんとう検察庁けんさつちょう 最高さいこう検察庁けんさつちょう
下位かい裁判所さいばんしょ 札幌さっぽろ高等こうとう裁判所さいばんしょ
仙台せんだい高等こうとう裁判所さいばんしょ本庁ほんちょう秋田あきた支部しぶ
東京とうきょう高等こうとう裁判所さいばんしょ本庁ほんちょう知的ちてき財産ざいさん高等こうとう裁判所さいばんしょ[注釈ちゅうしゃく 1]
名古屋なごや高等こうとう裁判所さいばんしょ本庁ほんちょう金沢かなざわ支部しぶ
大阪おおさか高等こうとう裁判所さいばんしょ
広島ひろしま高等こうとう裁判所さいばんしょ本庁ほんちょう岡山おかやま支部しぶ松江まつえ支部しぶ
高松たかまつ高等こうとう裁判所さいばんしょ
福岡ふくおか高等こうとう裁判所さいばんしょ本庁ほんちょう宮崎みやざき支部しぶ那覇なは支部しぶ
概要がいよう
所在地しょざいち 〒102-0092(専用せんよう: 102-8651)
東京とうきょう千代田ちよだはやぶさまち4-2
北緯ほくい3540ふん49.2びょう 東経とうけい13944ふん37.0びょう / 北緯ほくい35.680333 東経とうけい139.743611 / 35.680333; 139.743611座標ざひょう: 北緯ほくい3540ふん49.2びょう 東経とうけい13944ふん37.0びょう / 北緯ほくい35.680333 東経とうけい139.743611 / 35.680333; 139.743611
法人ほうじん番号ばんごう 3000013000001 ウィキデータを編集
定員ていいん 15にん
設置せっち 1947ねん昭和しょうわ22ねん5月3にち
前身ぜんしん 大審院だいしんいん
最高裁判所さいこうさいばんしょ
しょう法廷ほうてい構成こうせい
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最高裁判所さいこうさいばんしょ(さいこうさいばんしょ、Supreme Court of Japan)は、東京とうきょう千代田ちよだはやぶさまち4ばん2ごうにある、日本にっぽんにおける司法しほう最高さいこう機関きかん日本国にっぽんこく憲法けんぽう存在そんざい規定きていされ、裁判所さいばんしょほうもとづき構成こうせいされる。略称りゃくしょうは、最高裁さいこうさい(さいこうさい)。

概要がいよう[編集へんしゅう]

最高さいこう裁判所さいばんしょは、日本国にっぽんこく憲法けんぽう施行しこうされた1947ねん5がつ3にちに、日本国にっぽんこく憲法けんぽうおよび同日どうじつ施行しこうされた裁判所さいばんしょほうもとづき設置せっちされた、日本にっぽん司法しほう機関きかんにおける最高さいこう機関きかんである[1]

最高さいこう裁判所さいばんしょ裁判官さいばんかんは、最高さいこう裁判所さいばんしょ長官ちょうかん1めい最高さいこう裁判所さいばんしょ判事はんじ14めいの15めい構成こうせいされる。

最高さいこう裁判所さいばんしょは、訴訟そしょうかんする手続てつづき弁護士べんごし裁判所さいばんしょ内部ないぶ規律きりつおよ司法しほう事務じむ処理しょりかんする事項じこうについて最高さいこう裁判所さいばんしょ規則きそく制定せいていする権限けんげん憲法けんぽう77じょう1こう)、下級かきゅう裁判所さいばんしょ裁判官さいばんかん指名しめいする権限けんげん憲法けんぽう80じょう1こう)、最高さいこう裁判所さいばんしょ職員しょくいんならびに下級かきゅう裁判所さいばんしょおよびその職員しょくいん監督かんとくする権限けんげんつ(裁判所さいばんしょほう80じょう1ごう)。

最高さいこう裁判所さいばんしょにおける司法しほう行政ぎょうせいは、全員ぜんいん裁判官さいばんかん構成こうせいする裁判官さいばんかん会議かいぎによりおこなわれるとされている(裁判所さいばんしょほうだい20じょう)。

最高さいこう裁判所さいばんしょは、日本にっぽん国内こくない裁判さいばん事件じけんの、上告じょうこくおよ訴訟そしょうほうさだめている抗告こうこくについて、最終さいしゅうてき判断はんだんくだし、法令ほうれい解釈かいしゃく統一とういつはか権限けんげんつ。さらに、法令ほうれい憲法けんぽう適合てきごうせいについて決定けっていする終審しゅうしん裁判所さいばんしょとなる(憲法けんぽう81じょう)。このため、最高裁判所さいこうさいばんしょは「憲法けんぽう番人ばんにん」としょうされることもある。

表記ひょうき名称めいしょう[編集へんしゅう]

最高さいこう裁判所さいばんしょ庁舎ちょうしゃ銘板めいばん

最高裁判所さいこうさいばんしょ」の漢字かんじ表記ひょうき通例つうれい常用漢字じょうようかんじもちいるが、最高裁判所さいこうさいばんしょ庁舎ちょうしゃかかげられている銘板めいばんには、「さい裁判所さいばんしょ」と、はしごだかかれている。

略称りゃくしょうは、一般いっぱんには「最高裁さいこうさい」が通用つうようするが、法曹ほうそうさかいではさらに簡略かんりゃくし「最高さいこう」ともばれる。また、庁舎ちょうしゃ三宅みやけざか(みやけざか)にめんしていることから、所在地しょざいちより「三宅みやけざか」という通称つうしょうもある。このほか庁舎ちょうしゃ特徴とくちょうてき威圧いあつてき外観がいかんや、行政ぎょうせい権力けんりょくしゃがわ片寄かたよった裁判さいばん運営うんえい方針ほうしんなどから、法曹ほうそう関係かんけいしゃ法律ほうりつ学者がくしゃからは揶揄やゆてき否定ひていてき意味合いみあいをめて「巌城いわき」「奇岩きがんじょう」などとばれることもある[2]

沿革えんかく[編集へんしゅう]

構成こうせい組織そしき[編集へんしゅう]

最高さいこう裁判所さいばんしょ機構きこう
最高裁判所さいこうさいばんしょだい法廷ほうてい

最高さいこう裁判所さいばんしょは、最高さいこう裁判所さいばんしょ長官ちょうかんだい法廷ほうていしょう法廷ほうていからなる裁判さいばん部門ぶもん、また、司法しほう行政ぎょうせい部門ぶもん構成こうせいされている。司法しほう行政ぎょうせい部門ぶもんは、最高さいこう裁判所さいばんしょ事務じむ総局そうきょく司法研修所しほうけんしゅうしょ裁判所さいばんしょ職員しょくいん総合そうごう研修けんしゅうしょ最高裁さいこうさい図書館としょかんおよ委員いいんかい検討けんとうかいとう構成こうせいされている。

最高さいこう裁判所さいばんしょにおいては書面しょめん審理しんり中心ちゅうしんとした法律ほうりつしん基本きほんのため、証言しょうげんだい存在そんざいしない(ただし、人事じんじかん弾劾だんがい裁判さいばん最高さいこう裁判所さいばんしょだい法廷ほうていいちしんせいとしてひらかれることになっており、だい法廷ほうてい国家こっか公務員こうむいんほうさだめる弾劾だんがい事由じゆうがあるかどうか証拠しょうこ調しらべをするさい証人しょうにん必要ひつようしょうじた場合ばあいは、理論りろんじょう最高さいこう裁判所さいばんしょ法廷ほうてい証言しょうげんだい必要ひつようとなる)[10][11]

最高さいこう裁判所さいばんしょ長官ちょうかん[編集へんしゅう]

最高さいこう裁判所さいばんしょ長官ちょうかんは、内閣ないかく指名しめいもとづき、天皇てんのうによって任命にんめいされる。

最高さいこう裁判所さいばんしょ裁判官さいばんかん[編集へんしゅう]

最高さいこう裁判所さいばんしょ判事はんじ内閣ないかく任命にんめいし、天皇てんのうがその任免にんめん認証にんしょうする。最高さいこう裁判所さいばんしょ裁判官さいばんかん定年ていねんは70さいである(日本国にっぽんこく憲法けんぽうだい79じょうだい5こう裁判所さいばんしょほう50じょう)。 裁判さいばん部門ぶもんは、最高裁判所さいこうさいばんしょ長官ちょうかんおよび最高さいこう裁判所さいばんしょ判事はんじ全員ぜんいん構成こうせいされるだい法廷ほうていと、最高さいこう裁判所さいばんしょさだめる員数いんずう最高さいこう裁判所さいばんしょ裁判官さいばんかん構成こうせいされるしょう法廷ほうていがあり、上告じょうこくおよび訴訟そしょうほうにおいてとくさだめる抗告こうこくについて裁判さいばんけんゆうする(裁判所さいばんしょほうだい7じょう)。

また、「当事とうじしゃ主張しゅちょうもとづいて、法律ほうりつ命令めいれい規則きそくまた処分しょぶん憲法けんぽう適合てきごうするかしないかを判断はんだんするとき(意見いけんまえだい法廷ほうていでした、その法律ほうりつ命令めいれい規則きそくまた処分しょぶん憲法けんぽう適合てきごうするとの裁判さいばんおなじであるときをのぞく)」は、「前号ぜんごう場合ばあいのぞいて、法律ほうりつ命令めいれい規則きそくまた処分しょぶん憲法けんぽう適合てきごうしないとみとめるとき」、「憲法けんぽうその法令ほうれい解釈かいしゃく適用てきようについて、意見いけんまえ最高さいこう裁判所さいばんしょのした裁判さいばんはんするとき」については、しょう法廷ほうていでは裁判さいばんをすることができない(裁判所さいばんしょほう10じょう[12](つまり、最高さいこう裁判所さいばんしょ先例せんれい変更へんこうする場合ばあい最高さいこう裁判所さいばんしょ判事はんじ全員ぜんいん出席しゅっせきするだい法廷ほうていあつかわねばならない)。

最高さいこう裁判所さいばんしょ裁判官さいばんかん任命にんめいはじめておこなわれる衆議院しゅうぎいん議員ぎいんそう選挙せんきょさい最高さいこう裁判所さいばんしょ裁判官さいばんかん国民こくみん審査しんさ国民こくみん審査しんさ)にされ、審査しんさから10ねん経過けいかしたのち衆議院しゅうぎいん議員ぎいんそう選挙せんきょさいさい審査しんさされ、その同様どうようとするとさだめられている(日本国にっぽんこく憲法けんぽうだい79じょうだい2こう)。

あらゆる事件じけんあつかうために、民事みんじ刑事けいじ行政ぎょうせいかく分野ぶんやかれて法廷ほうてい補佐ほさする最高さいこう裁判所さいばんしょ調査官ちょうさかん配置はいちされている。最高さいこう裁判所さいばんしょ調査官ちょうさかん上告じょうこくされた裁判さいばん記録きろくみ、最高裁判所さいこうさいばんしょ判事はんじ答申とうしんすることを職務しょくむとする。最高さいこう裁判所さいばんしょ裁判官さいばんかんが15にんすくないため、最高裁判所さいこうさいばんしょ調査官ちょうさかんはその人的じんてきリソースをおぎな効果こうかゆうするが、法律ほうりつによって最高裁判所さいこうさいばんしょへの上告じょうこく制限せいげんされ、最高裁判所さいこうさいばんしょにおいて実質じっしつてき審理しんりおこな必要ひつようせいがないと判断はんだんされる事件じけんスクリーニングしていることから、最高さいこう裁判所さいばんしょ裁判官さいばんかんではなく調査官ちょうさかんによって上告じょうこくしん裁判さいばんがなされていると批判ひはんされることもある。

最高さいこう裁判所さいばんしょ事務じむ総局そうきょく[編集へんしゅう]

最高さいこう裁判所さいばんしょ司法しほう行政ぎょうせいけんおよ規則きそく制定せいていけんは、法律ほうりつじょうは、裁判官さいばんかん会議かいぎ議決ぎけつにより行使こうしされるが、これを補佐ほさし、最高さいこう裁判所さいばんしょ庶務しょむ執行しっこうする機関きかんとして、最高さいこう裁判所さいばんしょ事務じむ総局そうきょくかれている。

かく委員いいんかい審議しんぎもとづき、裁判所さいばんしょにおける訴訟そしょう手続てつづき司法しほう事務じむ処理しょりかんする事項じこうとうについて、最高さいこう裁判所さいばんしょ規則きそくさだめる権限けんげんゆうしている。ただし規則きそく公開こうかいは、一部分いちぶぶんかぎられている。

実質じっしつてきには、日本にっぽん国内こくない下級かきゅう裁判所さいばんしょ統制とうせいする司法しほう行政ぎょうせい部門ぶもんである。

最高裁判所さいこうさいばんしょかく委員いいんかいとう[編集へんしゅう]

法令ほうれい最高さいこう裁判所さいばんしょ規則きそくもとづき、委員いいんかい研究けんきゅうかい検討けんとうかい懇談こんだんかい設置せっちされている。公開こうかいされているかぎりでは、2024ねん4がつ現在げんざいつぎのとおりの委員いいんかいとう存在そんざいする。

  • 民事みんじ規則きそく制定せいてい諮問しもん委員いいんかい
  • 刑事けいじ規則きそく制定せいてい諮問しもん委員いいんかい
  • 家庭かてい規則きそく制定せいてい諮問しもん委員いいんかい
  • 一般いっぱん規則きそく制定せいてい諮問しもん委員いいんかい
  • 司法しほう修習しゅうしゅう委員いいんかい
  • 簡易かんい裁判所さいばんしょ判事はんじ選考せんこう委員いいんかい
  • 医事いじ関係かんけい訴訟そしょう委員いいんかい
  • 建築けんちく関係かんけい訴訟そしょう委員いいんかい
  • 下級かきゅう裁判所さいばんしょ裁判官さいばんかん指名しめい諮問しもん委員いいんかい
  • 明日あした裁判所さいばんしょかんがえる懇談こんだんかい
  • 裁判さいばんいん制度せいど運用うんようとうかんする有識者ゆうしきしゃ懇談こんだんかい
  • 裁判さいばん迅速じんそくかか検証けんしょうかんする検討けんとうかい
  • ハンセン病はんせんびょう理由りゆうとする開廷かいてい場所ばしょ指定してい調査ちょうさかんする有識者ゆうしきしゃ委員いいんかい
  • 最高さいこう裁判所さいばんしょ行政ぎょうせい不服ふふく審査しんさ委員いいんかい
  • 最高さいこう裁判所さいばんしょ長官ちょうかん公邸こうてい整備せいびかんする有識者ゆうしきしゃ委員いいんかい
  • 情報じょうほう公開こうかい個人こじん情報じょうほう保護ほご審査しんさ委員いいんかい
  • 記録きろく保存ほぞんかたかんする委員いいんかい

司法研修所しほうけんしゅうしょ[編集へんしゅう]

裁判官さいばんかん検事けんじ弁護士べんごし法曹ほうそうさんしゃ養成ようせいする機関きかんである。

裁判所さいばんしょ職員しょくいん総合そうごう研修けんしゅうしょ[編集へんしゅう]

裁判官さいばんかん以外いがい裁判所さいばんしょ職員しょくいん研修けんしゅうおこな機関きかんである。

最高さいこう裁判所さいばんしょ図書館としょかん[編集へんしゅう]

国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん支部しぶ図書館としょかんであり、国内外こくないがい法律ほうりつ関係かんけい書籍しょせき蔵書ぞうしょしている。最高さいこう裁判所さいばんしょ庁舎ちょうしゃの4かい、5かいおよ屋根裏やねうらかい位置いちする。特別とくべつ利用りようしゃ弁護士べんごし法律ほうりつがく担当たんとうする大学だいがく教授きょうじゅ裁判所さいばんしょ設置せっちされた委員いいんかい委員いいん司法しほう修習しゅうしゅうせいとう)と一般いっぱん利用りようしゃとの区別くべつがあり、2022ねん12がつ現在げんざい一般いっぱん利用りようしゃ許可きょかされているのは閲覧えつらん謄写とうしゃのみであり、貸出かしだしはされない。利用りようするには前日ぜんじつまでに予約よやく必要ひつようである。

判決はんけつぶん判例はんれい特徴とくちょう[編集へんしゅう]

判例はんれい権威けんい[編集へんしゅう]

最高さいこう裁判所さいばんしょ日本にっぽん法令ほうれい解釈かいしゃく適用てきようについて統一とういつをはかる最終さいしゅうしん裁判所さいばんしょとして設置せっちされている。裁判所さいばんしょほう4じょうでは「上級じょうきゅうしん裁判所さいばんしょ裁判さいばんにおける判断はんだんは、その事件じけんについて下級かきゅうしん裁判所さいばんしょ拘束こうそくする」とされているのに、その判決はんけつ当該とうがい事件じけんはなれて事件じけんたいしても判例はんれいとしての権威けんいみとめられるのは、事件じけんたいしてもその判決はんけつがもつ価値かち体系たいけい整合せいごうせいによるとされる。最高さいこう裁判所さいばんしょ判例はんれい拘束こうそくりょく由来ゆらいする根拠こんきょは、中央ちゅうおう集権しゅうけんされた国家こっかにより独占どくせんされている司法しほう機構きこうには国家こっか国民こくみんたいしてそんする権威けんい反映はんえいとして裁判所さいばんしょ権威けんい存在そんざいするからであり、司法しほうけん独立どくりつ強固きょうこにするため司法しほう判断はんだんとして最高裁判所さいこうさいばんしょたいして国民こくみんがそれに権威けんいをあたえる(裁判所さいばんしょがい機関きかん干渉かんしょう遮断しゃだん三権分立さんけんぶんりつをまもらせる)ためと説明せつめいされる。最高さいこう裁判所さいばんしょ判決はんけつ判例はんれいとしても強力きょうりょく権威けんい最高裁さいこうさい判決はんけつつよい「先例せんれいとしての事実じじつじょう拘束こうそくせい[注釈ちゅうしゃく 6]」)をつことは、判例はんれい違背いはい上告じょうこく理由りゆうとされていたり、最高裁判所さいこうさいばんしょ憲法けんぽうその法令ほうれい解釈かいしゃく適用てきようについての意見いけんまえ最高さいこう裁判所さいばんしょのした裁判さいばん先例せんれい)にはんするときは、大審院だいしんいん当時とうじ司法しほう実務じつむ大審院だいしんいん以前いぜん判決はんけつことなる判断はんだんくだすときは民事みんじそうもしくは刑事けいじそう連合れんごうあつかう…裁判所さいばんしょ構成こうせいほう49じょう)を踏襲とうしゅうし、最高裁判所さいこうさいばんしょ判事はんじ15にん全員ぜんいんだい法廷ほうていあつかわねばならない(裁判所さいばんしょほう10じょう3ごう)とするなど、法制ほうせいじょういても前提ぜんていになっている。

個別こべつ意見いけんあつか[編集へんしゅう]

最高さいこう裁判所さいばんしょ判決はんけつぶんには、判決はんけつとなった多数たすう意見いけんべつに、裁判官さいばんかんそれぞれの個別こべつ意見いけん表示ひょうじされることがある(裁判所さいばんしょほうだい11じょう)。個別こべつ意見いけんには一般いっぱんに、補足ほそく意見いけん意見いけん反対はんたい意見いけんがある。

補足ほそく意見いけんとは、多数たすう意見いけん賛成さんせいであるが、意見いけん補足ほそくするもの。
意見いけんとは、多数たすう意見いけん結論けつろんおなじであるが、理由りゆうけがことなるもの。
反対はんたい意見いけんとは、多数たすう意見いけんことなる意見いけんをいう。
追加ついか反対はんたい意見いけんとは、反対はんたい意見いけんにさらに補足ほそくするもの。

判例はんれい編纂へんさん方法ほうほう[編集へんしゅう]

日本にっぽんでは、判例はんれいしゅう編纂へんさんは、最高裁判所さいこうさいばんしょ自身じしん判例はんれい委員いいんかいによってっている。原則げんそくがつ1かい出版しゅっぱんされており、最高さいこう裁判所さいばんしょ民事みんじ判例はんれいしゅう最高さいこう裁判所さいばんしょ刑事けいじ判例はんれいしゅうひとしがある。ただし、訴訟そしょうほうかんする判例はんれいしゅう解説かいせつしゅう索引さくいんは、裁判所さいばんしょからもほう学会がっかいからもほとん出版しゅっぱんされていない[注釈ちゅうしゃく 7]

裁判所さいばんしょ公式こうしきサイトでは、最高裁さいこうさい判例はんれいしゅう高等こうとう裁判所さいばんしょ判例はんれいしゅう下級かきゅう裁判所さいばんしょ判例はんれいしゅう行政ぎょうせい事件じけん裁判さいばんれいしゅう労働ろうどう事件じけん裁判さいばんれいしゅう知的ちてき裁判さいばん判例はんれいしゅう検索けんさくすることができる[15]

庁舎ちょうしゃ[編集へんしゅう]

最高さいこう裁判所さいばんしょ庁舎ちょうしゃ
三宅坂交差点より全景
三宅みやけざか交差点こうさてんより全景ぜんけい
三宅みやけざか交差点こうさてんより全景ぜんけい
最高裁判所 (日本)の位置(東京都区部内)
最高裁判所 (日本)
最高裁判所 (日本)の位置(東京都内)
最高裁判所 (日本)
最高裁判所 (日本)の位置(日本内)
最高裁判所 (日本)
情報じょうほう
用途ようと 裁判所さいばんしょ
設計せっけいしゃ 岡田おかだ新一しんいち岡田おかだ新一しんいち設計せっけい事務所じむしょ
施工しこう 鹿島建設かしまけんせつ
構造こうぞう形式けいしき 鉄筋てっきんコンクリート構造こうぞう一部いちぶ鉄骨てっこつ鉄筋てっきんコンクリートおよ鉄骨てっこつづくり
敷地しきち面積めんせき 37,427 m²
建築けんちく面積めんせき 9,690 m²
のべゆか面積めんせき 53,994 m²
階数かいすう 地上ちじょう 5かい地下ちか 2かい
竣工しゅんこう 1974ねん昭和しょうわ49ねん3がつ
所在地しょざいち 102-0092
東京とうきょう千代田ちよだはやぶさまち4-2
座標ざひょう 北緯ほくい3540ふん49.2びょう 東経とうけい13944ふん37.0びょう / 北緯ほくい35.680333 東経とうけい139.743611 / 35.680333; 139.743611 (最高さいこう裁判所さいばんしょ庁舎ちょうしゃ)
文化財ぶんかざい 東京とうきょう建築けんちく遺産いさん50せん
備考びこう
そう費用ひよう
やく126おくえん完成かんせい当時とうじ
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大審院だいしんいん[編集へんしゅう]

戦後せんご[編集へんしゅう]

げん庁舎ちょうしゃ[編集へんしゅう]

裁判所さいばんしょほう6じょうの「東京とうきょうにこれをく」という条文じょうぶんにより、所在地しょざいち規定きていされている。現在げんざい立地りっちは、もと米国べいこく駐留ちゅうりゅうぐんのパレス・ハイツ宿舎しゅくしゃ敷地しきち

1965ねん昭和しょうわ40ねん)9がつ最高さいこう裁判所さいばんしょ規則きそくにより発足ほっそくした庁舎ちょうしゃしん審議しんぎかい川島かわしま正次まさつぐろう会長かいちょう委員いいん32めい[注釈ちゅうしゃく 8])は、欧米おうべい各国かっこく最高さいこう裁判所さいばんしょ庁舎ちょうしゃ視察しさつ調査ちょうさおこな[17]、1968ねん4がつには公開こうかい建築けんちく設計せっけい競技きょうぎ開催かいさいした。

参加さんか作品さくひん217けんなかから建築けんちく岡田おかだ新一しんいち設計せっけいあん採用さいようされた。石材せきざいには花崗岩かこうがん使用しようされ[18]、1974ねん昭和しょうわ49ねん)に竣工しゅんこうそう工費こうひやく126おくえん[19]建物たてものは、日本にっぽん建築けんちく学会がっかいしょう受賞じゅしょうしている。

だい法廷ほうていつづくホールには正義せいぎ女神めがみユースティティアのブロンズぞうがあるが、目隠めかくしがされていないものである。最高さいこう裁判所さいばんしょせっする三宅みやけざか交差点こうさてん区立くりつ三宅みやけざかしょう公園こうえん平和へいわ群像ぐんぞうは、日本にっぽん電報でんぽう通信つうしんしゃ建立こんりゅうしたものである。

庁舎ちょうしゃ地下ちかにはコンビニエンスストアがある[20]

敷地しきちないへは、厳重げんじゅう警戒けいかいにより、れるひと制限せいげんされて(最高裁さいこうさい職員しょくいん検察官けんさつかん弁護士べんごし傍聴ぼうちょうじんなどのみ)いる(地裁ちさい簡裁かんさいなどの下級かきゅう裁判所さいばんしょには、原則げんそくとして自由じゆうれる)。

報酬ほうしゅう[編集へんしゅう]

戦後せんご日本国にっぽんこく憲法けんぽうにより、裁判官さいばんかん給与きゅうよ在任ざいにんちゅう減額げんがくすることができないと規定きていされた(だい80じょう2こう)。裁判官さいばんかんはかつては公務員こうむいんなかもっと給与きゅうよひく部類ぶるいぞくしていたが、1947ねん山口やまぐち良忠よしただ判事はんじ餓死がし背景はいけいきあげられた[21]

交流こうりゅう[編集へんしゅう]

国際こくさい交流こうりゅう[編集へんしゅう]

最高さいこう裁判所さいばんしょは、他国たこく裁判官さいばんかん学者がくしゃなどとの交流こうりゅうさかんにっている。かねてから、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくヨーロッパ諸国しょこく裁判官さいばんかんなどを留学りゅうがくさせて他国たこくほう制度せいど調査ちょうさ研究けんきゅうさせたり、それらこく裁判官さいばんかんなどの訪問ほうもんれたりしてきたが、近年きんねんではアジア諸国しょこくからの訪問ほうもんえている[22]。これは、アジアで最初さいしょ近代きんだいてき司法しほう制度せいど確立かくりつした日本にっぽんまなびたいという各国かっこく意向いこう反映はんえいしてのことであり、日本にっぽんによるほう整備せいび支援しえん活動かつどうへの協力きょうりょくという枠組わくぐみでおこなわれることもすくなくない[23]

また、ほう整備せいび支援しえんへの協力きょうりょく一環いっかんとして、現役げんえき裁判官さいばんかんを、ほう整備せいび支援しえん長期ちょうき専門せんもんとしてベトナムカンボジアといったくにとし単位たんい派遣はけんすることもおこなわれている[24][25]

2010ねんには、ロシア連邦れんぽう最高さいこう仲裁ちゅうさい裁判所さいばんしょふく長官ちょうかんら6めいが、知的ちてき財産ざいさん高等こうとう裁判所さいばんしょ訪問ほうもんした[26]

なお、アジア太平洋たいへいよう地域ちいきくに地域ちいき最上級さいじょうきゅう裁判所さいばんしょのトップが一堂いちどうかいし、司法しほうかんする共通きょうつうしょ問題もんだいはなうことを目的もくてきとするアジア太平洋たいへいよう最高さいこう裁判所さいばんしょ長官ちょうかん会議かいぎが2ねんごとに開催かいさいされており、日本にっぽん最高さいこう裁判所さいばんしょもこの会議かいぎ参加さんかしている[27]

2015ねんには、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく最高裁判所さいこうさいばんしょ長官ちょうかんが34ねんぶりに来日らいにちした[28]

広告こうこく[編集へんしゅう]

不祥事ふしょうじなど[編集へんしゅう]

裁判さいばん記録きろく廃棄はいき[編集へんしゅう]

  • 2019ねん8がつ - 共同通信きょうどうつうしん代表だいひょうてき判例はんれいしゅう掲載けいさいされた憲法けんぽう判例はんれい137けんについて調査ちょうさした結果けっか、86パーセントにたる118けん事件じけん記録きろく廃棄はいきされており1けん不明ふめいであることが判明はんめいした[35]歴史れきしてき憲法けんぽう裁判さいばん審議しんぎ検証けんしょう永久えいきゅう不可能ふかのうとなったことで当局とうきょく批判ひはんけ、永久えいきゅう保存ほぞん特別とくべつ保存ほぞん)とする記録きろくにつき「主要しゅよう日刊にっかんのうち2以上いじょう判決はんけつなどの記事きじ掲載けいさいされた事件じけん」という数値すうち基準きじゅんしめした[36]
  • 2022ねん10がつ最高裁さいこうさい特別とくべつ保存ほぞん永久えいきゅう保存ほぞん)とした重大じゅうだい少年しょうねん事件じけん記録きろくのうち、1997ねん神戸こうべ連続れんぞく児童じどう殺傷さっしょう事件じけんや、2004ねん佐世保させぼ女子高じょしこうせい殺害さつがい事件じけんひとし刑事けいじ事件じけん記録きろく廃棄はいきされていたことが発覚はっかくした[37]。2023ねん5がつ発表はっぴょうした調査ちょうさ報告ほうこくしょ最高裁さいこうさいは「後世こうせいぐべき記録きろくうしなわせた」とし、「国民こくみん皆様みなさまにおわびする」と謝罪しゃざいした[38]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 知的ちてき財産ざいさん高等こうとう裁判所さいばんしょは、東京とうきょう高等こうとう裁判所さいばんしょ特別とくべつ支部しぶ
  2. ^ 明治めいじ18ねん12月22にち太政官だじょうかんたちだい69ごうしょう内閣ないかく総理そうり大臣だいじん及宮ない外務がいむ内務ないむ大蔵おおくら陸軍りくぐん海軍かいぐん司法しほう文部もんぶのう商務しょうむ逓信ていしんしょ大臣だいじんおけク」。
  3. ^ 当時とうじ司法しほう大臣だいじん金子かねこ堅太郎けんたろうアメリカ・ユニテリアン協会きょうかいとの交流こうりゅうがあった。
  4. ^ 判決はんけつ要旨ようし請求せいきゅう原因げんいん正当せいとうなりとする判決はんけつ上訴じょうそかんしては終局しゅうきょく判決はんけつ看做みなすとは民事みんじ訴訟そしょうほうだい228じょうおいあかりかに規定きていするところなれば 請求せいきゅう原因げんいんかんする判決はんけつ不法ふほうは、援て(ひいて)もっかずがくかんする判決はんけつ上告じょうこく理由りゆうすをざるものとす。(参照さんしょう)1890ねんきゅう民事みんじ訴訟そしょうほうだい228じょうだい2こう請求せいきゅう原因げんいん正当せいとうなりとする判決はんけつ上訴じょうそかんしては終局しゅうきょく判決はんけつ看做みなし 其判決はんけつ確定かくていいたるまで爾後じご手続てつづき中止ちゅうしす。しかれども裁判所さいばんしょ中立ちゅうりつり其数がく辨論べんろんすべきをめいずることをとく[7]
  5. ^
    • 大審院だいしんいん係属けいぞくちゅう事件じけん東京とうきょう高裁こうさいによって審理しんり判決はんけつされる(裁判所さいばんしょほう施行しこうれいだい1じょう)。
    • 日本国にっぽんこく憲法けんぽうにより最高さいこう裁判所さいばんしょ裁判官さいばんかん任命にんめいされるまでは、裁判所さいばんしょほう施行しこうさいげん大審院だいしんいん長又ながまた判事はんじしょくものは、最高裁判所さいこうさいばんしょ長官ちょうかんまた最高さいこう裁判所さいばんしょ判事はんじかわり、日本国にっぽんこく憲法けんぽうまた法律ほうりつさだめるその職務しょくむぞくする事項じこうについて、すべての緊急きんきゅうやむをない処分しょぶんをすることができる(裁判所さいばんしょほう施行しこうれいだい12じょう)。
      • 高裁こうさい上告じょうこくしんとしてした判決はんけつに「判決はんけつにおいて法律ほうりつ命令めいれい規則きそくまた処分しょぶん憲法けんぽう適合てきごうするかしないかについてした判断はんだん不当ふとうであることを理由りゆうとするとき」にかぎり、最高裁さいこうさいへのさい上告じょうこくができ、さい上告じょうこく判決はんけつ確定かくていさまたげる効力こうりょくゆうしないが、最高裁さいこうさいさい上告じょうこくがあったとき決定けっていけい執行しっこう停止ていしすることができた(刑訴けいそ応急おうきゅう措置そちほうだい17じょう)。
      • 高裁こうさい上告じょうこくしんとしてした判決はんけつに「判決はんけつにおいて法律ほうりつ命令めいれい規則きそくまた処分しょぶん憲法けんぽう適合てきごうするかしないかについてした判断はんだん不当ふとうであることを理由りゆうとするとき」にかぎり、最高裁さいこうさいへのさい上告じょうこくができ、さい上告じょうこく判決はんけつ確定かくていさまたげる効力こうりょくゆうしないが、最高裁さいこうさいさい上告じょうこくがあったとき決定けってい強制きょうせい執行しっこう停止ていしすることができた(民訴みんそ応急おうきゅう措置そちほうだい6じょう)。
    • 裁判所さいばんしょほう施行しこうさいげん大審院だいしんいん裁判官さいばんかんしょくにあるもの最高さいこう裁判所さいばんしょ裁判官さいばんかん任命にんめいされないものは、判事はんじとして東京とうきょう高等こうとう裁判所さいばんしょ判事はんじせられたものとみなす(裁判所さいばんしょほう施行しこうほうだい3じょう)。
  6. ^ 最大さいだいけつ平成へいせい25ねん9がつ4にち判決はんけつ文中ぶんちゅう表現ひょうげん
  7. ^ 口頭こうとう弁論べんろん期日きじつ陳述ちんじゅつ取扱とりあつかいが「昭和しょうわ40ねん11がつ10日とおかだいいちしょう法廷ほうてい判決はんけつ昭和しょうわ39(オ)651[13]」、反訴はんそ取扱とりあつかいが「昭和しょうわ40ねん11がつ10日とおかだいいちしょう法廷ほうてい判決はんけつ昭和しょうわ39(オ)1143[14]」などの判例はんれいのみでさだめられており、注意ちゅうい必要ひつようである。
  8. ^ 最高裁判所さいこうさいばんしょ庁舎ちょうしゃしん審議しんぎかい規則きそく昭和しょうわ40ねんさいたっぶんまわし8。昭和しょうわ41ねん9がつさいたっぶんまわし7ごう廃止はいし
  9. ^ 2022ねん起訴きそ便宜べんぎ主義しゅぎの100周年しゅうねんにもあたる。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]