藤原ふじわら孝夫たかお

藤原ふじわら 孝夫たかお（ふじわら たかお、1896年ねん（明治めいじ29年ねん）11月20日にち - 1983年ねん（昭和しょうわ58年ねん）5月8日にち）は、日本にっぽんの内務ないむ官僚かんりょう。官選かんせん山梨やまなし・千葉ちば・神奈川かながわ県知事けんちじ。

来歴らいれき・人物じんぶつ

岡山おかやま県けん岡山おかやま市し西古松にしふるまつに藤原ふじわら祐三ゆうぞう郎ろうの長男ちょうなんとして生うまれる。岡山おかやま中学ちゅうがく、第だい六ろく高等こうとう学校がっこうを経へて、1920年ねん7月がつ、東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく法学部ほうがくぶ政治せいじ学科がっかを卒業そつぎょう。内務省ないむしょうに入はいり山口やまぐち県けん属ぞくとなり内務ないむ部ぶ農務のうむ課かに配属はいぞく。1920年ねん10月がつ、高等こうとう試験しけん行政ぎょうせい科か試験しけんに合格ごうかく。

以後いご、1922年ねん（大正たいしょう11年ねん）6月がつ富山とやま県けん理事りじ官かん・内務ないむ部ぶ学務がくむ課長かちょう、同どう県けん視学しがく官かん、1925年ねん（大正たいしょう14年ねん）5月がつ京都きょうと府ふ内務ないむ部ぶ地方ちほう課長かちょう、岐阜ぎふ県けん学務がくむ部長ぶちょうなどを歴任れきにんし、1931年ねん12月、復興ふっこう事務じむ局きょく書記官しょきかん・経理けいり課長かちょうに就任しゅうにんした。1932年ねん4月がつ、内務ないむ事務じむ官かん・大臣だいじん官房かんぼう都市とし計画けいかく課か勤務きんむとなり、さらに、衛生局えいせいきょく保健ほけん課長かちょう、大臣だいじん官房かんぼう会計かいけい課長かちょうを務つとめた。

1937年ねん（昭和しょうわ12年ねん）7月がつ7日にち、山梨やまなし県けん知事ちじに任命にんめいされ、以後いご、傷兵しょうへい保護ほご院いん計画けいかく局長きょくちょう、厚生省こうせいしょう労働ろうどう局長きょくちょう、内務省ないむしょう警保局きょく長ちょう、千葉ちば県けん知事ちじ、軍事ぐんじ保護ほご院いん副ふく総裁そうさいを歴任れきにん。1944年ねん8月がつ、神奈川かながわ県けん知事ちじに発令はつれいされ、1946年ねん1月がつまで在任ざいにん。同年どうねん9月がつに公職こうしょく追放ついほうとなった。

追放ついほう解除かいじょ後ごは、厚生省こうせいしょう中央ちゅうおう環境かんきょう衛生えいせい適正てきせい化か審議しんぎ会長かいちょう、合同ごうどう物産ぶっさん社長しゃちょう、学校がっこう法人ほうじん東邦大学とうほうだいがく理事りじ長ちょうなどを務つとめた。1983年ねん5月がつ8日にち死去しきょ。享年きょうねん86。

親族しんぞく

• 娘むすめ婿むこ 奥野おくの誠まこと亮あきら（文部もんぶ大臣だいじん・法務大臣ほうむだいじん・国土庁こくどちょう長官ちょうかん）
• 孫まご 奥野おくの信しん亮あきら（自由民主党じゆうみんしゅとう衆議院しゅうぎいん議員ぎいん）

著書ちょしょ

• 『戦力せんりょく増強ぞうきょうと軍人ぐんじん援護えんご』日本にっぽん経国けいこく社しゃ、1945年ねん。

参考さんこう文献ぶんけん

• 秦はた郁いく彦編へん『日本にっぽん近きん現代げんだい人物じんぶつ履歴りれき事典じてん』東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱん会かい、2002年ねん。
• 『日本にっぽんの歴代れきだい知事ちじ 第だい1巻かん』歴代れきだい知事ちじ編纂へんさん会かい、1980年ねん。
• 『山梨やまなし縣政けんせい五ご十じゅう年ねん誌し』山梨やまなし縣けん編へん、昭和しょうわ17年ねん12月刊げっかん

学がく職しょく
先代せんだい 高木たかぎ逸雄いつお	学校がっこう法人ほうじん東邦大学とうほうだいがく理事りじ長ちょう 第だい4代だい：1964年ねん - 1969年ねん	次代じだい 桑原くわばら章吾しょうご