安倍あべ源みなもと基はじめ

日本にっぽんの政治せいじ家か安倍あべ源みなもと基はじめあべげんき
	警察けいさつ服ふくを着きた安倍あべ
生年月日せいねんがっぴ	1894年ねん2月がつ14日にち
出生しゅっしょう地ち	日本にっぽん・山口やまぐち県けん熊毛くまげ郡ぐん平生ひらお町まち
没ぼつ年月日ねんがっぴ	1989年ねん10月6日にち（95歳さい没ぼつ）
出身しゅっしん校こう	東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく法学部ほうがくぶ卒業そつぎょう
所属しょぞく政党せいとう	自由民主党じゆうみんしゅとう
称号しょうごう	法学ほうがく士し（東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく）; 勲くん二に等とう瑞宝章ずいほうしょう
子女しじょ	長男ちょうなん・安倍あべ基はじめ雄ゆう（元もと衆議院しゅうぎいん議員ぎいん）
第だい61代だい内務ないむ大臣だいじん
内閣ないかく	鈴木すずき貫太郎かんたろう内閣ないかく
在任ざいにん期間きかん	1945年ねん4月がつ7日にち - 1945年ねん8月がつ17日にち
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安倍あべ源みなもと基はじめ（あべげんき、1894年ねん〈明治めいじ27年ねん〉2月がつ14日にち - 1989年ねん〈平成へいせい元年がんねん〉10月6日にち）は、日本にっぽんの内務ないむ官僚かんりょう、政治せいじ家か、弁護士べんごし。警視庁けいしちょう特別とくべつ高等こうとう警察けいさつ部長ぶちょう、警視総監けいしそうかん、内務ないむ大臣だいじんを歴任れきにんした。山口やまぐち県けん出身しゅっしん。

生涯しょうがい[編集へんしゅう]

生おい立たち[編集へんしゅう]

1894年ねん（明治めいじ27年ねん）、山口やまぐち県けん熊毛くまげ郡ぐん曾根そね村むら（現げん平生ひらお町まち）に生うまれた。山口やまぐち県けん士族しぞく安倍あべ半次郎はんじろうの長男ちょうなん^{[注釈ちゅうしゃく 1]}。

山口やまぐち県立けんりつ山口やまぐち中学校ちゅうがっこう、山口やまぐち県立けんりつ徳山とくやま中学校ちゅうがっこう、第だい六ろく高等こうとう学校がっこうを経へて、東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく法学部ほうがくぶ入学にゅうがく。

内務ないむ官僚かんりょう[編集へんしゅう]

1920年ねん、東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく法学部ほうがくぶ法律ほうりつ学科がっか卒業そつぎょう、内務省ないむしょう入省にゅうしょう（警保局きょく配属はいぞく）^[1]。

1932年ねん、警視庁けいしちょうにおいて初代しょだい特別とくべつ高等こうとう警察けいさつ部長ぶちょうとなり、赤色あかいろギャング事件じけんや日本にっぽん共産党きょうさんとうスパイ査問さもん事件じけんを通つうじて「赤狩あかがり安倍あべ」の名な^[2] が付ついた。安倍あべが特高とっこう部長ぶちょうであった1933年ねんには、19人にんが特高警察とっこうけいさつの過酷かこくな取調とりしらべで死亡しぼうしており（19人にんは戦前せんぜんで最多さいた^[3]）、その中なかにはプロレタリア文学ぶんがく作家さっかの小林こばやし多喜二たきじも含ふくまれている。

1936年ねんの廣田ひろた内閣ないかく組閣そかくにおいては、内務省ないむしょう出身しゅっしんの潮うしお恵めぐみ之の輔の入閣にゅうかくに内務省ないむしょう内ないの有力ゆうりょく革新かくしん官僚かんりょうの一人ひとりとして反対はんたいし、相川あいかわ勝六かつろくや唐沢からさわ俊樹としきと共ともに左遷させんされる。

1936年ねんの二・二六事件ににろくじけんに際さいしては、特高とっこう部長ぶちょうとして戒厳かいげん会議かいぎの構成こうせいメンバーであった。宮崎みやざき学まなぶの『不逞ふてい者しゃ』によると、1937年ねん12月、右翼うよく団体だんたい風雲ふううん倶楽部くらぶ主宰しゅさいの千々ちじ波は敬けい太郎たろうに社会しゃかい大衆たいしゅう党とう党首とうしゅ・安部あべ磯雄いそお襲撃しゅうげきを依頼いらいしたとある^[4]（安部あべ磯雄いそお襲撃しゅうげき事件じけんを参照さんしょう）^{[注釈ちゅうしゃく 2]}。

その後ご、内務省ないむしょう保安ほあん課長かちょう、同どう警保局長きょくちょう、警視総監けいしそうかん、企画きかく院いん次長じちょう及および企画きかく院いん総裁そうさい（心得こころえ）を歴任れきにんした。

政治せいじ家か[編集へんしゅう]

太平洋戦争たいへいようせんそう末期まっきの1945年ねん、鈴木すずき貫太郎かんたろう内閣ないかくで内務ないむ大臣だいじんに就任しゅうにん。終戦しゅうせん時じの国務大臣こくむだいじん兼けん情報じょうほう局きょく総裁そうさい下村しもむら宏ひろしによれば、ポツダム宣言せんげん受諾じゅだくには豊田とよだ副ふく武ぶなどと共ともに反対はんたい意見いけん^[5]だった。安倍あべ自身じしんが著書ちょしょで語かたるには、終戦しゅうせんに反対はんたいの閣僚かくりょうは誰だれ一人ひとりいなかったが、国体こくたい護持ごじについて明確めいかくな返答へんとうをするよう連合れんごう国こくに再さい照会しょうかいすべきという意見いけんだったのが、阿南あなみ惟幾これちか陸相りくしょう、松阪まつざか広ひろ政せい法相ほうしょう、そして安倍あべ自身じしんとの事ことである^[6]。

戦後せんご、A級きゅう戦犯せんぱん容疑ようぎ者しゃの一人ひとりとして逮捕たいほされた。しかし、東條とうじょう英機ひできら7人にんの死刑しけい執行しっこうの翌日よくじつの1948年ねん（昭和しょうわ23年ねん）12月24日にち、不ふ起訴きそ・釈放しゃくほうとなった^[6]。公職こうしょく追放ついほうとなり^[7]、その後ご、岸きし信介しんすけ・木村きむら篤太郎とくたろう・安岡やすおか正篤まさあつらと共ともに新しん日本にっぽん協議きょうぎ会かいを結成けっせい、代表だいひょう理事りじに就任しゅうにんした。のちに全国ぜんこく警友会かい連合れんごう会かい会長かいちょう、東京とうきょう都と警友会かい会長かいちょう、松陰まつかげ会かい会長かいちょうを歴任れきにんした。従したがえ三さん位い勲一等くんいっとうに叙位じょい・叙勲じょくんされる^{[要よう出典しゅってん]}。

1956年ねんの第だい4回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょに自由民主党じゆうみんしゅとう公認こうにんで山口やまぐち地方区ちほうくから立候補りっこうほしたが、落選らくせんしている。なお、自民党じみんとうが参院さんいん選せん山口やまぐち地方区ちほうく（山口やまぐち選挙せんきょ区く）で敗やぶれたのは、この時ときと1989年ねん（日本にっぽん社会党しゃかいとうの山田やまだ健一けんいちが当選とうせん）、1998年ねん（無所属むしょぞくの松岡まつおか満寿男ますおが当選とうせん）の3回かいしかない。

1954年ねんの新しん警察けいさつ法ほうによる警察けいさつ行政ぎょうせいの中央ちゅうおう集権しゅうけん的てき一元化いちげんか実現じつげんに尽力じんりょくした^[8]ほか、旧きゅう内務ないむ官僚かんりょう出身しゅっしん者しゃを中心ちゅうしんとする自民党じみんとう右派うはで構成こうせいされた、自由民主党じゆうみんしゅとう政務せいむ調査ちょうさ会かい治安ちあん対策たいさく特別とくべつ委員いいん会かい（治ち対たい委い）^{[注釈ちゅうしゃく 3]}の中心ちゅうしん人物じんぶつとして活動かつどうした。岸きし信介しんすけは第だい1次じ岸きし内閣ないかくの国家こっか公安こうあん委員いいん長ちょう候補こうほに安倍あべを推薦すいせんしていたが、この案あんは強つよい反対はんたいに遭あい挫折ざせつしている^[8]。

1989年ねん（平成へいせい元年がんねん）10月6日にち死去しきょ。享年きょうねん95。

政治せいじ団体だんたい「新しん日本にっぽん協議きょうぎ会かい」代表だいひょう理事りじを務つとめた。

略歴りゃくれき[編集へんしゅう]

1920年ねん - 東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく法学部ほうがくぶを卒業そつぎょう、内務省ないむしょうに入省にゅうしょう
1932年ねん - 警視庁けいしちょう特別とくべつ高等こうとう警察けいさつ部長ぶちょう（初代しょだい）
1937年ねん - 警保局きょく長なが
1937年ねん - 警視総監けいしそうかん
1940年ねん - 警視総監けいしそうかん再任さいにん
1941年ねん - 企画きかく院いん次長じちょう及および企画きかく院いん総裁そうさい（心得こころえ）
1945年ねん - 鈴木すずき貫太郎かんたろう内閣ないかくで内務ないむ大臣だいじんに就任しゅうにん　
1958年ねん - 新しん日本にっぽん協議きょうぎ会かい代表だいひょう理事りじに就任しゅうにん

栄典えいてん[編集へんしゅう]

1940年ねん（昭和しょうわ15年ねん）8月がつ15日にち - 紀元きげん二に千せん六ろく百ひゃく年ねん祝典しゅくてん記念きねん章あきら^[9]
1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）5月17日にち - 勲くん二に等とう瑞宝章ずいほうしょう^[10]

家族かぞく・親族しんぞく[編集へんしゅう]

安倍あべ家か[編集へんしゅう]

安倍あべ家かは江戸えど時代じだい、毛もう利家としいえの陪臣ばいしんであり、半次郎はんじろうの実家じっか・是非ぜひ家かは大野おおの毛もう利家としいえでは筆頭ひっとう家老がろうの地位ちいにあった。家老がろうといっても、数かずヶ町村ちょうそんを有ゆうする小名しょうみょうの家老がろうであるから、侍大将さむらいだいしょうといった程度ていどのものだった。^[11]

妻つま・藤子とうこ（外務がいむ官僚かんりょう、学者がくしゃ・法学ほうがく博士はかせ・元げん法政大学ほうせいだいがく学長がくちょう秋山あきやま雅之まさゆき介かい長女ちょうじょ）
長男ちょうなん・基もと雄ゆう（大蔵おおくら官僚かんりょう、衆議院しゅうぎいん議員ぎいん=民社党みんしゃとう→新進党しんしんとう→自由党じゆうとう→保守党ほしゅとう）

親戚しんせき[編集へんしゅう]

妻つま・藤子とうこの妹いもうとの夫おっと重政しげまさ誠之せいし（官僚かんりょう、衆議院しゅうぎいん議員ぎいん）

著作ちょさく[編集へんしゅう]

『昭和しょうわ動乱どうらんの真相しんそう』（原はら書房しょぼう、1977年ねん／中公ちゅうこう文庫ぶんこ、2006年ねん、新版しんぱん2016年ねん）ISBN 4-12-206231-4
『憂国ゆうこく直言ちょくげん　新日本建設しんにほんけんせつのために』（1982年ねん、原はら書房しょぼう）ISBN 4-562-01225-0
『巣鴨すがも日記にっき』（展てん転てん社しゃ、1992年ねん）ISBN 4-88656-080-6

伝記でんき[編集へんしゅう]

安倍あべ基はじめ雄ゆう『歴史れきしの流ながれの中なかに : 最後さいごの内務ないむ大臣だいじん安倍あべ源みなもと基はじめ』上じょう・下した（原はら書房しょぼう、1990年ねん）
- 上うえ ISBN 4-562-02129-2、下した ISBN 4-562-02130-6

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

^ 猪野いいの三郎さぶろう監修かんしゅう『大衆たいしゅう人事じんじ録ろく』に｢山口やまぐち縣けん士族しぞく半次郎はんじろう長男ちょうなん｣と記載きさいされている。
^ ただし、安倍あべが安部あべ磯雄いそお襲撃しゅうげきを依頼いらいしたという記述きじゅつは、他たの歴史れきし的てき文献ぶんけんにはなく、宮崎みやざきの『不逞ふてい者しゃ』においてのみである。
^ 治安ちあん対策たいさく特別とくべつ委員いいん会かいは1956年ねんに、国際こくさい共産きょうさん主義しゅぎと呼応こおうする国内こくないの革命かくめい勢力せいりょくの集団しゅうだん的てき暴力ぼうりょく活動かつどうに対処たいしょする方策ほうさくや、日教組にっきょうその偏向へんこう教育きょういく、勤務きんむ評定ひょうじょう対策たいさくを攻究こうきゅうするために自由民主党じゆうみんしゅとう政務せいむ調査ちょうさ会かいに設置せっちされた特別とくべつ委員いいん会かいであり、初代しょだい委員いいん長ちょうには大蔵おおくら大臣だいじんや大だい東亜とうあ大臣だいじんなどを歴任れきにんした青木あおき一男かずおが就任しゅうにんした。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

^ 『日本にっぽん官僚かんりょう制せい総合そうごう事典じてん』東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱん会かい、2001年ねん11月発行はっこう、226頁ぺーじ
^ 新しん訂てい政治せいじ家人かじん名めい事典じてん明治めいじ～昭和しょうわコトバンク. 2018年ねん7月がつ17日にち閲覧えつらん。
^ 「しんぶん赤旗あかはた」2005年ねん2月がつ17日にち
^ 宮崎みやざき学まなぶ『不逞ふてい者しゃ』幻冬舎げんとうしゃ＜幻冬舎げんとうしゃアウトロー文庫ぶんこ＞1999年ねん、ISBN 4-87728-734-5 ^{[要ようページ番号ばんごう]}
^ 下村しもむら海南かいなん『終戦しゅうせん秘史ひし』（講談社こうだんしゃ学術がくじゅつ文庫ぶんこ）128頁ぺーじ
^ ^a ^b 安倍あべ源みなもと基はじめ著ちょ『昭和しょうわ動乱どうらんの真相しんそう』平成へいせい28年ねん2月がつ中央公論ちゅうおうこうろん新しん社しゃ刊かん ISBN 978-4-12-206231-3
^ 公職こうしょく追放ついほうの該当がいとう事項じこうは「内務ないむ大臣だいじん特高とっこう」。（総理そうり庁ちょう官房かんぼう監査かんさ課か編へん『公職こうしょく追放ついほうに関かんする覚書おぼえがき該当がいとう者しゃ名簿めいぼ』日比谷ひびや政経せいけい会かい、1949年ねん、1頁ぺーじ。NDLJP:1276156。）
^ ^a ^b 大嶽おおたけ秀夫ひでお (編へん) 『日本にっぽん政治せいじの争点そうてん―事例じれい研究けんきゅうによる政治せいじ体制たいせいの分析ぶんせき』三さん一いち書房しょぼう p.88-91
^ 『官報かんぽう』第だい4438号ごう・付録ふろく「辞令じれい二に」1941年ねん10月がつ23日にち。
^ 『官報かんぽう』第だい5654号ごう、「叙任じょにん及辞令れい」1945年ねん11月15日にち。
^ 『歴史れきしの流ながれの中なかに : 最後さいごの内務ないむ大臣だいじん安倍あべ源みなもと基はじめ』上じょう、38頁ぺーじ

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

公職こうしょく
先代せんだい大達おおだち茂雄しげお	内務ないむ大臣だいじん第だい68代だい：1945	次代じだい山崎やまざき巌いわお

[1] 猪野いいの三郎さぶろう監修かんしゅう『大衆たいしゅう人事じんじ録ろく』に｢山口やまぐち縣けん士族しぞく半次郎はんじろう長男ちょうなん｣と記載きさいされている。

[6] ただし、安倍あべが安部あべ磯雄いそお襲撃しゅうげきを依頼いらいしたという記述きじゅつは、他たの歴史れきし的てき文献ぶんけんにはなく、宮崎みやざきの『不逞ふてい者しゃ』においてのみである。

[11] 治安ちあん対策たいさく特別とくべつ委員いいん会かいは1956年ねんに、国際こくさい共産きょうさん主義しゅぎと呼応こおうする国内こくないの革命かくめい勢力せいりょくの集団しゅうだん的てき暴力ぼうりょく活動かつどうに対処たいしょする方策ほうさくや、日教組にっきょうその偏向へんこう教育きょういく、勤務きんむ評定ひょうじょう対策たいさくを攻究こうきゅうするために自由民主党じゆうみんしゅとう政務せいむ調査ちょうさ会かいに設置せっちされた特別とくべつ委員いいん会かいであり、初代しょだい委員いいん長ちょうには大蔵おおくら大臣だいじんや大だい東亜とうあ大臣だいじんなどを歴任れきにんした青木あおき一男かずおが就任しゅうにんした。

[Nihon_kanryōsei_1986_-_2000-2] 『日本にっぽん官僚かんりょう制せい総合そうごう事典じてん』東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱん会かい、2001年ねん11月発行はっこう、226頁ぺーじ

[3] 新しん訂てい政治せいじ家人かじん名めい事典じてん明治めいじ～昭和しょうわコトバンク. 2018年ねん7月がつ17日にち閲覧えつらん。

[4] 「しんぶん赤旗あかはた」2005年ねん2月がつ17日にち

[5] 宮崎みやざき学まなぶ『不逞ふてい者しゃ』幻冬舎げんとうしゃ＜幻冬舎げんとうしゃアウトロー文庫ぶんこ＞1999年ねん、ISBN 4-87728-734-5 ^{[要ようページ番号ばんごう]}

[7] 下村しもむら海南かいなん『終戦しゅうせん秘史ひし』（講談社こうだんしゃ学術がくじゅつ文庫ぶんこ）128頁ぺーじ

[doran-8] 安倍あべ源みなもと基はじめ著ちょ『昭和しょうわ動乱どうらんの真相しんそう』平成へいせい28年ねん2月がつ中央公論ちゅうおうこうろん新しん社しゃ刊かん ISBN 978-4-12-206231-3

[9] 公職こうしょく追放ついほうの該当がいとう事項じこうは「内務ないむ大臣だいじん特高とっこう」。（総理そうり庁ちょう官房かんぼう監査かんさ課か編へん『公職こうしょく追放ついほうに関かんする覚書おぼえがき該当がいとう者しゃ名簿めいぼ』日比谷ひびや政経せいけい会かい、1949年ねん、1頁ぺーじ。NDLJP:1276156。）

[ootake-10] 大嶽おおたけ秀夫ひでお (編へん) 『日本にっぽん政治せいじの争点そうてん―事例じれい研究けんきゅうによる政治せいじ体制たいせいの分析ぶんせき』三さん一いち書房しょぼう p.88-91

[12] 『官報かんぽう』第だい4438号ごう・付録ふろく「辞令じれい二に」1941年ねん10月がつ23日にち。

[13] 『官報かんぽう』第だい5654号ごう、「叙任じょにん及辞令れい」1945年ねん11月15日にち。

[14] 『歴史れきしの流ながれの中なかに : 最後さいごの内務ないむ大臣だいじん安倍あべ源みなもと基はじめ』上じょう、38頁ぺーじ

[注釈ちゅうしゃく 1]

[1]

[2]

[3]

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[注釈ちゅうしゃく 2]

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[7]

[8]

[注釈ちゅうしゃく 3]

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表ひょう話はなし編へん歴れき内務省ないむしょう警保局長きょくちょう（1937）
内務省ないむしょう警保局長きょくちょう	村田むらた氏し寿ことぶき 1876-1877 川路かわじ利良としよし 1877-1879 _{警視けいし局きょく大だい警視けいし} 西村にしむら捨三すてぞう 1881 田辺たなべ良りょう顕あきら 1881-1883 勝間田かつまた稔みのる 1883-1884 清浦きようら奎吾 1884-1891 小松原こまつばら英太郎えいたろう 1891-1892 大森おおもり鍾一 1892 高崎たかさき親ちかし章あきら 1892-1893 小野田おのだ元もと熈 1893-1896 寺原てらはら長ちょう輝あきら 1896-1898 牧まき朴ぼく真しん 1898 小倉おぐら久ひさ 1898-1899 安楽あんらく兼けん道みち 1899-1900 田中たなか貴たか道どう 1900-1901 鈴木すずき定じょう直ただし 1901-1902 安立あだち綱つな之これ 1902-1903 有松ありまつ英えい義よし 1903-1904 仲なか小路しょうじ廉れん 1904-1906 久保田くぼた政まさし周しゅう 1906 古賀こが廉れん造づくり 1906-1908 有松ありまつ英えい義よし 1908-1911 古賀こが廉れん造づくり 1911-1912 太田おおた政弘まさひろ 1912-1913 岡おか喜七郎きしちろう 1913-1914 安やす河内かわうち麻あさ吉きち 1914-1915 湯浅ゆあさ倉くら平ひらた 1915-1916 永田ながた秀次郎ひでじろう 1916-1918 川村かわむら竹治たけじ 1918-1921 湯地ゆち幸平こうへい 1921-1922 後藤ごとう文夫ふみお 1922-1923 岡田おかだ忠彦ただひこ 1923-1924 藤沼ふじぬま庄平しょうへい 1924 川崎かわさき卓吉たくきち 1924-1925 松村まつむら義一ぎいち 1925-1927 山岡やまおか萬まん之これ助すけ 1927-1928 横山よこやま助成じょせい 1928-1929 大塚おおつか惟おもんみ精せい 1929-1931 次じ田た大だい三郎さぶろう 1931 岡おか正雄まさお 1931 森岡もりおか二に朗ろう 1931-1932 松本まつもと学まなぶ 1932-1934 唐沢からさわ俊樹としき 1934-1936 萱場かやば軍蔵ぐんぞう 1936-1937 大村おおむら清一せいいち 1937 安倍あべ源みなもと基はじめ 1937 富田とみた健治けんじ 1937-1938 本間ほんま精きよし 1938-1939 安藤あんどう狂四郎きょうしろう 1939 本間ほんま精きよし 1939-1940 山崎やまざき巌いわお 1940 藤原ふじわら孝夫たかお 1940 橋本はしもと清吉せいきち 1940-1941 今いま松治郎まつじろう 1941-1942 三好みよし重夫しげお 1942-1943 町村ちょうそん金きん五ご 1943-1944 古井ふるい喜き実み 1944-1945 水みず池いけ亮あきら 1945 橋本はしもと政実まさみ 1945 小泉こいずみ梧郎 1945-1946 谷川たにがわ昇のぼる 1946-1947 田中たなか楢なら一いち 1947 久山ひさやま秀雄ひでお 1947 内務省ないむしょう廃止はいし
内うち事こと局きょく第だい一いち局長きょくちょう	久山ひさやま秀雄ひでお 1948 国家こっか地方ちほう警察けいさつ本部ほんぶ設置せっち
国家こっか地方ちほう警察けいさつ本部ほんぶ長官ちょうかん	斎藤さいとう昇のぼる 1948-1954 警察庁けいさつちょう設置せっち
警察庁けいさつちょう長官ちょうかん	斎藤さいとう昇のぼる 1954-1955 石井いしい榮三えいざ 1955-1958 柏村かしむら信雄のぶお 1958-1963 江口えぐち俊男としお 1963-1965 新井あらい裕ひろし 1965-1969 後藤田ごとうだ正晴まさはる 1969-1972 高橋たかはし幹夫みきお 1972-1974 浅沼あさぬま清太郎せいたろう 1974-1978 山本やまもと鎮彦 1978-1981 三井みつい脩おさむ 1981-1984 鈴木すずき貞敏さだとし 1984-1985 山田やまだ英雄ひでお 1985-1988 金澤かなざわ昭雄あきお 1988-1990 鈴木すずき良一りょういち 1990-1992 城内きうち康光やすみつ 1992-1994 國松くにまつ孝次たかじ 1994-1997 関口せきぐち祐ゆう弘ひろし 1997-2000 田中たなか節夫せつお 2000-2002 佐藤さとう英彦ひでひこ 2002-2004 漆間うるま巌いわお 2004-2007 吉村よしむら博人ひろと 2007-2009 安藤あんどう隆春たかはる 2009-2011 片桐かたぎり裕ひろし 2011-2013 米田よねだ壮たけし 2013-2015 金きむ髙雅仁ひとし 2015-2016 坂口さかぐち正芳まさよし 2016-2018 栗生くりゅう俊一しゅんいち 2018-2020 松本まつもと光弘みつひろ 2020-2021 中村なかむら格かく 2021-2022 露木つゆき康浩やすひろ 2022-
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