コピーガード (英 えい : Copy protection )とは、BD やDVD やVHS など映像 えいぞう メディア や、CD やMD などの音楽 おんがく メディア、その他 た 、パソコンソフト やゲーム ソフトなど各種 かくしゅ メディアにおける無断 むだん 複製 ふくせい を防止 ぼうし するため、著作 ちょさく 権 けん 者 しゃ が自 みずか ら、その著作 ちょさく 物 ぶつ が複製 ふくせい 出来 でき なくなるように処理 しょり すること。
法的 ほうてき には「技術 ぎじゅつ 的 てき 保護 ほご 手段 しゅだん 」と呼 よ ばれる著作 ちょさく 権 けん 者 しゃ 等 ひとし [注 ちゅう 1] の権利 けんり の一種 いっしゅ である。主 しゅ たる目的 もくてき は著作 ちょさく 権 けん 等 ひとし [注 ちゅう 2] の保護 ほご であり、その適用 てきよう 分野 ぶんや は上記 じょうき のメディアの他 ほか 、ソフトウェアや印刷物 いんさつぶつ など、多 た 分野 ぶんや に渡 わた る。一般 いっぱん には「コピーガード」「コピープロテクト」「コピーコントロール」「コピー制御 せいぎょ 」などと称 しょう されることもあるが、特 とく に磁気 じき メディアにおける上書 うわが きプロテクトと混同 こんどう される可能 かのう 性 せい を嫌 きら い、「コピーガード」という呼称 こしょう が好 この まれている。
近年 きんねん 、技術 ぎじゅつ の発達 はったつ により著作 ちょさく 物 ぶつ 等 とう [注 ちゅう 3] の複製 ふくせい を行 おこな った時 とき の質 しつ が非常 ひじょう に高 たか いものになり、また短時間 たんじかん で安価 あんか に複製 ふくせい が出来 でき るようになったこと、複製 ふくせい を行 おこな える装置 そうち が広 ひろ く一般 いっぱん に普及 ふきゅう したことによって世界中 せかいじゅう で大量 たいりょう の複製 ふくせい された著作 ちょさく 物 ぶつ 等 とう が氾濫 はんらん するようになってきている。これに伴 ともな い、権利 けんり 者 しゃ の利権 りけん が害 がい されているとの声 こえ もある為 ため 、著作 ちょさく 物 ぶつ 等 とう に複製 ふくせい を行 おこな えないまたは一定 いってい 以上 いじょう の複製 ふくせい が行 おこな えないようにする技術 ぎじゅつ 的 てき な措置 そち が施 ほどこ されることが多 おお くなっている。とはいえ、そもそも人間 にんげん が作 つく るものである以上 いじょう 、完璧 かんぺき な技術 ぎじゅつ は存在 そんざい しないとも言 い われており、開発 かいはつ 当初 とうしょ は強力 きょうりょく なコピーガードとされていたものの、数 すう 年 ねん 経 た ってから思 おも わぬ盲点 もうてん が明 あか るみに出 で る事 こと もあり得 え る。
コピーガードはコピー商品 しょうひん やカジュアルコピーを防 ふせ ぐためという大義名分 たいぎめいぶん で、これまで認 みと められてきた私的 してき コピーを何 なん らかの形 かたち で制限 せいげん する。また、その制限 せいげん を突破 とっぱ されないために、多 おお くのコピーガードはハードウェアやOSの想定 そうてい 外 がい のことを行 おこな っており、たびたびトラブルを起 お こす。そのために、利用 りよう 者 しゃ や低 てい レイヤの開発 かいはつ 者 しゃ からの印象 いんしょう は悪 わる く、またメーカーもサポートに多 おお くの労力 ろうりょく がかかる。
コピーガード技術 ぎじゅつ は視聴 しちょう 者 しゃ に対 たい してプロプライエタリ なOSやソフトウェアを強要 きょうよう するものが殆 ほとん どであった。DVDレコーダやテレビは(組 く み込 こ み )Linux で動 うご いているものが多 おお いにも関 かか わらずプロプライエタリなファームウェアでしか再生 さいせい できず、PC上 じょう での再生 さいせい もWindows 上 うえ でベンダー依存 いぞん のソフトウェアを使 つか わなければ再生 さいせい できないというものが殆 ほとん どであった。
これはソフトウェアの改良 かいりょう によりコミュニティに恩恵 おんけい をもたらしたり身近 みぢか な人 ひと を助 たす けることを目的 もくてき としたフリーソフトウェア運動 うんどう (FSM)の精神 せいしん とは相容 あいい れないものであった。FSMの支持 しじ 者 しゃ が主体 しゅたい となって行 い った事実 じじつ は確認 かくにん されていないものの、とにかく、複製 ふくせい ではなく視聴 しちょう のためにアクセスガード及 およ びコピーガードの技術 ぎじゅつ 的 てき 回避 かいひ のための技術 ぎじゅつ やシステムが半 なか ば公然 こうぜん と開発 かいはつ 、提供 ていきょう されることが常習 じょうしゅう 化 か するようになった。最初 さいしょ にアクセスガード回避 かいひ が実装 じっそう されたOSSメディアプレイヤーのVLC は今 いま ももっとも良 よ く使 つか われているメディアプレイヤーの中 なか の一 ひと つとなっている。暗号 あんごう 化 か 方式 ほうしき を非公開 ひこうかい にして安全 あんぜん 性 せい を保 たも つ方法 ほうほう は常 つね に破 やぶ られてきたため(CSSを解読 かいどく するlibdvdcss、DVBスクランブルを解読 かいどく するlibdvdcsa、CPRM/CPPMを解読 かいどく するlibdvdcpxm、BD+ のDRMを解読 かいどく するlibbdplus、WMPのDRMを解読 かいどく するFreeMe2 (後 のち にFFmpeg に移植 いしょく される)、iTunesのDRMを解読 かいどく するQTFairUse (後 のち にVLC に移植 いしょく される)、Adobe Flashの暗号 あんごう 化 か を解読 かいどく するlibrtmpなど)、最近 さいきん はHDCPやAACSやMULTI2 (地 ち デジ)などのアルゴリズムを公開 こうかい し鍵 かぎ によって制限 せいげん を保 たも つ方法 ほうほう が主流 しゅりゅう となっている(HDCPはHDCP Encryption/Decryption Codeで、AACS はlibaacsで、MULTI2はARIB STD-B25 仕様 しよう 確認 かくにん テストプログラムで、MPEG-CENC (Common Encryption)はFFmpegやMP4BOXで解読 かいどく 可能 かのう )。ただしHDCPは弱 よわ い暗号 あんごう の為 ため にデバイスキーからマスターキーが推測 すいそく されており、強 つよ い暗号 あんごう のAACSもデコードに必要 ひつよう な鍵 かぎ が漏 も れている。また、ハードウェアキーを使 つか ったMULTI2も、インターネット越 ご しによるシェアリングによって回避 かいひ されてしまっている。
また、パソコン向 む けコピーガードにおいてはOSの防御 ぼうぎょ システムを迂回 うかい してCPUやRAMの最深 さいしん レイヤに直接 ちょくせつ アクセスしてクラッシュさせたり(Adobe Software Activation)[1] 、ブートローダの領域 りょういき に書 か き込 こ んでマシンを起動 きどう 不可能 ふかのう にしたり(Adobe Flexnetなど)[2] 、rootkitを仕込 しこ んでトロイの木馬 もくば に利用 りよう されたり(コピーコントロールCD )といった、致命 ちめい 的 てき な脆弱 ぜいじゃく 性 せい を抱 かか えるアクティベーションシステムが横行 おうこう していた。光学 こうがく ディスクを使 つか ったプロテクトでは、わざとエラーを起 お こしたりするためにエラー訂正 ていせい の強力 きょうりょく なドライブなどとの相性 あいしょう が悪 わる く、異常 いじょう 系 けい の考慮 こうりょ が甘 あま いドライブを痛 いた めやすい。また、ノートパソコンが安 やす くなるに従 したが い、光学 こうがく ドライブの搭載 とうさい が省略 しょうりゃく されることが多 おお くなってきている。加 くわ えてx64対応 たいおう 以前 いぜん のAlpha-ROMを使 つか ったゲームは、32bitエミュレーションがあるはずのx64 OS上 じょう で動 うご かすことができないという事 こと が起 お きている。ネットワークを使 つか ったプロテクトでは、以前 いぜん は開発元 かいはつもと が倒産 とうさん した場合 ばあい にアクティベーションができなくなるというリスクがあったものの、現在 げんざい ではSteam などの大手 おおて プラットフォームによるオンラインアクティベーション管理 かんり が主流 しゅりゅう となっている。
このように、世 よ の中 なか には様々 さまざま なコピーガード回避 かいひ の手段 しゅだん が溢 あふ れているが、それらを全 すべ て遮断 しゃだん する事 こと は非常 ひじょう に困難 こんなん であり、また、法 ほう 規制 きせい を強 つよ めるなどして取 と り締 し まりを強化 きょうか しようとすると、今度 こんど は行政 ぎょうせい コスト などの問題 もんだい もあり、著作 ちょさく 権 けん 者 しゃ 等 ひとし が意図 いと しないコンテンツ のコピーを完全 かんぜん に防止 ぼうし する事 こと は、事実 じじつ 上 じょう 不可能 ふかのう だとも言 い われている。そのため、一般 いっぱん 的 てき なツールによるカジュアルなコピーを排除 はいじょ し、複製 ふくせい を禁 きん じているコンテンツをコピーガード回避 かいひ の手段 しゅだん を用 もち いて悪意 あくい を持 も って複製 ふくせい したことが証明 しょうめい できる方向 ほうこう に舵 かじ がとられつつある。
現在 げんざい 実用 じつよう 化 か されているコピーガード[ 編集 へんしゅう ]
違法 いほう な複製 ふくせい を防止 ぼうし するため、コピーガードは進化 しんか を続 つづ ける。しかし、新 あたら しいコピーガードが開発 かいはつ されると、その後 ご 、それを解除 かいじょ する技術 ぎじゅつ も必 かなら ずと言 い っていいくらいに開発 かいはつ されるので、結局 けっきょく はいたちごっこに陥 おちい る事 こと がよくある。この項目 こうもく では、現在 げんざい 実用 じつよう 化 か されているコピーガードについて解説 かいせつ する。過去 かこ にコンピュータソフトウェアに使用 しよう されていたものについてはWarez に詳 くわ しい。
ビデオなどに使用 しよう されているもの [ 編集 へんしゅう ]
映像 えいぞう 信号 しんごう などに使用 しよう されているコピーガードを以下 いか に示 しめ す。
アナログ映像 えいぞう 信号 しんごう [ 編集 へんしゅう ]
ブランキングエリアに重畳 ちょうじょう されたマクロヴィジョン方式 ほうしき のコピーガード信号 しんごう
マクロヴィジョン方式 ほうしき のコピーガード信号 しんごう の波形 はけい
APS(Analog Protection System)とも呼 よ ばれる。アナログ 映像 えいぞう 信号 しんごう にかけるコピーガードは、通常 つうじょう 我々 われわれ が画面 がめん を通 つう じて見 み る映像 えいぞう の外側 そとがわ にあるブランキングエリアにかけられる。従 したが って、テレビ・モニタで垂直 すいちょく 同調 どうちょう の調整 ちょうせい 機能 きのう があるものではそのブランキングエリアを見 み ることによってコピーガード信号 しんごう を見 み ることが出来 でき る。右 みぎ 図 ず 中 ちゅう の1がマクロヴィジョン信号 しんごう 、2がカラーストライプである。
マクロヴィジョン方式 ほうしき [ 編集 へんしゅう ]
米 べい ロヴィ 社 しゃ (旧 きゅう 社名 しゃめい はマクロヴィジョン社 しゃ )が開発 かいはつ したコピーガードシステム。これが記録 きろく されたビデオソフトをVHSビデオデッキにダビングしても、ダビングされた映像 えいぞう は極端 きょくたん に明 あか るくなったり、暗 くら くなったり、或 ある いは著 いちじる しく垂直 すいちょく 同調 どうちょう が乱 みだ れたりして、視 み るに堪 こた えがたい画像 がぞう になる。原理 げんり 的 てき には、VHSビデオデッキに搭載 とうさい されている輝度 きど 処理 しょり 回路 かいろ のAGC(自動 じどう 利得 りとく 制御 せいぎょ - 輝度 きど 入力 にゅうりょく 信号 しんごう の利得 りとく (gain )を自動 じどう 調整 ちょうせい し、適切 てきせつ な輝度 きど を保 たも つ)機能 きのう を誤動作 ごどうさ させる映像 えいぞう 信号 しんごう を入 い れることにより引 ひ き起 お こされる。
多 おお くのテレビには、AGC回路 かいろ が無 な いので映像 えいぞう が乱 みだ れることはないと言 い われており、また、そういった理由 りゆう から市販 しはん DVD などのソフトのパッケージに「DVDプレーヤー をビデオデッキ経由 けいゆ でテレビに接続 せつぞく すると、画像 がぞう が乱 みだ れることがあるので、直接 ちょくせつ テレビに接続 せつぞく してください」と書 か かれているのだが、テレビデオ については、一部 いちぶ の機種 きしゅ で入力 にゅうりょく された映像 えいぞう が乱 みだ れて、正常 せいじょう に表示 ひょうじ されない場合 ばあい がある。
マクロヴィジョン方式 ほうしき のコピーガードは、AGC機能 きのう を備 そな えるビデオデッキでなければ効果 こうか を発揮 はっき することが出来 でき ない為 ため 、Hi8 ・8ミリビデオ ・ベータマックス 、初期 しょき の頃 ころ のVHS、或 ある いはAGC機能 きのう を切 き った業務 ぎょうむ 用 よう ビデオデッキでは、コピーガードが働 はたら かず、その他 た 、過去 かこ に発売 はつばい された製品 せいひん の中 なか には、同期 どうき 信号 しんごう の入 い れ替 か えなどによって、マクロヴィジョン方式 ほうしき が無効 むこう (同期 どうき 信号 しんごう の入 い れ替 か えなどによって、後述 こうじゅつ の「CGMS-A」も無効 むこう になる場合 ばあい がある)になってしまう録画 ろくが 機 き も一部 いちぶ 存在 そんざい する。あるいはビデオデッキ2台 だい をRFケーブル接続 せつぞく した場合 ばあい も、無効 むこう になる場合 ばあい もある。
なお、日本 にっぽん においてはマクロヴィジョン方式 ほうしき のバリエーション的 てき なものも存在 そんざい し、例 たと えば「松竹 しょうちく 方式 ほうしき 」「シナノ企画 きかく 方式 ほうしき 」といったものなども存在 そんざい し、当時 とうじ としては、かなり強力 きょうりょく なガードであり、古 ふる いビデオデッキ利用 りよう やRF接続 せつぞく 程度 ていど では、全 まった く解除 かいじょ できるものでは無 な いほどで、普通 ふつう に視聴 しちょう していてもノイズが気 き になるという苦情 くじょう もあった。そういった理由 りゆう であえてコピーガードを除去 じょきょ する装置 そうち を利用 りよう するAVマニア も一部 いちぶ に存在 そんざい していた。
もっとも、最近 さいきん のDVDレコーダー やBDレコーダー 等 ひとし はこのマクロヴィジョン方式 ほうしき のコピーガード信号 しんごう を検出 けんしゅつ したら、自動的 じどうてき に録画 ろくが 停止 ていし になるなどの動作 どうさ をするものも多 おお くなっているが、上記 じょうき で述 の べた同期 どうき 信号 しんごう を入 い れ替 か える一部 いちぶ の製品 せいひん を経由 けいゆ して、映像 えいぞう 信号 しんごう を入力 にゅうりょく する事 こと で、DVD -R /RW /RAM 、BD-R/RE 等 ひとし のメディアへの録画 ろくが が可能 かのう な場合 ばあい がある。波形 はけい モニタで表示 ひょうじ させたマクロヴィジョン信号 しんごう を、右 みぎ 図 ず 中 ちゅう の1に示 しめ す。
「カラーバーストコピーガード」とも呼 よ ばれる。マクロヴィジョン規格 きかく の一部 いちぶ で、急速 きゅうそく に変調 へんちょう したカラーバースト信号 しんごう をビデオ信号 しんごう に加 くわ えることによるコピーガード。前項 ぜんこう の「マクロヴィジョン」と重複 じゅうふく して掛 か けられることが多 おお い。このコピーガードがかかったビデオソフトをVHSビデオデッキでダビングすると、録画 ろくが した映像 えいぞう には細 ほそ い横線 おうせん が15本 ほん から25本 ほん 、均等 きんとう 間隔 かんかく で入 はい る。「カラーストライプ」と呼 よ ばれるのは、色 いろ の乗 の っている部分 ぶぶん にのみこの縞 じま 模様 もよう が見 み られる為 ため である。波形 はけい モニタで表示 ひょうじ させたカラーストライプを右 みぎ 図 ず 中 ちゅう の2に示 しめ す。
「松竹 しょうちく 方式 ほうしき 」「シナノ企画 きかく 方式 ほうしき 」も含 ふく めた従来 じゅうらい のマクロヴィジョン方式 ほうしき は全 まった く通用 つうよう しなかったHi8・8ミリビデオも、このカラーストライプだけには作動 さどう する。ただし、登場 とうじょう し始 はじ めた時期 じき が遅 おそ かった(販売 はんばい ・レンタル共 ども にDVDソフトへの移行 いこう が本格 ほんかく 化 か し始 はじ めた時期 じき だった)事 こと もあり、この方式 ほうしき のコピーガードを映像 えいぞう 信号 しんごう に搭載 とうさい したビデオソフトは少 すく ない(2003年 ねん に公開 こうかい された映画 えいが 『アドルフの画集 がしゅう 』のVHS版 ばん ソフト等 とう )。今後 こんご 一 いち 層 そう 、ビデオソフト版 ばん は製造 せいぞう ・販売 はんばい されないケースの顕著 けんちょ 化 か が避 さ けられない以上 いじょう 、この方式 ほうしき の存在 そんざい がますます薄 うす くなり、幻 まぼろし のコピーガード方式 ほうしき 扱 あつか いされるものと思 おも われる。
CGMS-A(Copy Generation Management System - Analog) [ 編集 へんしゅう ]
映像 えいぞう 信号 しんごう にコピー世代 せだい ・コピー可否 かひ の管理 かんり 情報 じょうほう をのせ、これに対応 たいおう するレコーダーに相応 そうおう の動作 どうさ をさせるというもの。これには著作 ちょさく 者 しゃ の意図 いと に従 したが い「コピーフリー」「コピーワンス」「コピー禁止 きんし 」などの信号 しんごう を選択 せんたく して付加 ふか することが出来 でき るようになっている。アナログの映像 えいぞう 信号 しんごう ではCGMS-Aとして使用 しよう される。対応 たいおう レコーダーの基本 きほん 動作 どうさ としては、映像 えいぞう 入力 にゅうりょく に「コピーワンス」の信号 しんごう が乗 の っていた場合 ばあい には、媒体 ばいたい に対 たい し「コピー禁止 きんし 」の信号 しんごう を乗 の せて記録 きろく すると言 い うことである。これにより、「コピー禁止 きんし 」の段階 だんかい にある映像 えいぞう ソースをHDD・DVD・BD・D-VHS レコーダー(これらに内蔵 ないぞう されたVHSレコーダーを含 ふく む。通常 つうじょう はコピー制御 せいぎょ 対応 たいおう )などで録画 ろくが しようとしても、レコーダー側 がわ が自動的 じどうてき に停止 ていし するなどして録画 ろくが することが出来 でき ない。
ただし、あくまでレコーダー側 がわ のみの機能 きのう に依存 いぞん するため、相応 そうおう の動作 どうさ をしないレコーダーだったり、レコーダーとの間 あいだ でその信号 しんごう が除去 じょきょ 、あるいは改竄 かいざん されてしまう様 よう な事 こと があれば、事実 じじつ 上 じょう 無力 むりょく になる弱 よわ さを持 も つ。アナログ記録 きろく 方式 ほうしき の家電 かでん レコーダー(従来 じゅうらい から存在 そんざい するアナログVHS(ノーマルVHS・S-VHS ・W-VHS )、8ミリビデオ 、ベータマックス など)については、この方式 ほうしき のコピーガード登場 とうじょう 以前 いぜん の規格 きかく であるため原理 げんり 的 てき にこの影響 えいきょう を受 う けるものは存在 そんざい しない [要 よう 出典 しゅってん ] が、アナログ入力 にゅうりょく (S端子 たんし 、RCA端子 たんし )のPC用 よう キャプチャ・デバイス 機器 きき (例 れい :アイ・オ あいお ー・デ で ータ機器 たきき 製 せい GV-MVPシリーズ等 とう )や、後期 こうき の8ミリ・Hi8ビデオカメラや、デジタルビデオカメラ(miniDV)、DVデッキ、及 およ びアナログ入力 にゅうりょく PDA 用 よう キャプチャー機器 きき (シャープ 製 せい MPEG-4ビデオレコーダー CE-VR1)では当該 とうがい 信号 しんごう を検知 けんち 次第 しだい 、録画 ろくが 動作 どうさ が自動 じどう 停止 ていし される仕組 しく みが採 と り入 い れられている。
日本 にっぽん において地上波 ちじょうは と衛星 えいせい 放送 ほうそう のデジタル 放送 ほうそう (ISDB )[注 ちゅう 4] で実施 じっし されているコピー制御 せいぎょ は、このCGMSにより制御 せいぎょ されている。放送 ほうそう 開始 かいし 当初 とうしょ は、一部 いちぶ の有料 ゆうりょう 放送 ほうそう を除 のぞ き、CGMS-Aの内容 ないよう は、「コピーフリー」だったが、2004年 ねん 4月 がつ 5日 にち からは、全 すべ てのチャンネルの全 すべ ての番組 ばんぐみ が「コピーワンス」に変更 へんこう された。これによって、多 おお くの視聴 しちょう 者 しゃ から反発 はんぱつ の声 こえ がある(詳 くわ しくは、「B-CAS 」の項目 こうもく を参照 さんしょう )。
なお、ダビング10 の施行 しこう 後 ご においても、各種 かくしゅ 対応 たいおう 機器 きき でのCGMS-Aによるコピー制御 せいぎょ の仕様 しよう には変更 へんこう がなく、アナログ映像 えいぞう 入出力 にゅうしゅつりょく に関 かん しては従来 じゅうらい 通 どお りコピーワンス制御 せいぎょ が掛 か かる。詳細 しょうさい はダビング10 を参照 さんしょう 。
デジタル映像 えいぞう 信号 しんごう [ 編集 へんしゅう ]
デジタル映像 えいぞう 信号 しんごう にはさらに強力 きょうりょく なコピーガードがかけられており、今後 こんご ともその種類 しゅるい ・バリエーションが増 ふ えていくものと考 かんが えられる。代表 だいひょう 的 てき なものを以下 いか に示 しめ す。
DTCP(Digital Transmission Content Protection) [ 編集 へんしゅう ]
DTCP(Digital Transmission Content Protection )は、日立 ひたち 、インテル 、パナソニック 、ソニー 、東芝 とうしば の5社 しゃ が共同 きょうどう で開発 かいはつ し1998年 ねん に発表 はっぴょう したデジタル伝送 でんそう 用 よう のための暗号 あんごう 化 か 技術 ぎじゅつ 。5社 しゃ が開発 かいはつ したことから「5C(Five Company、ファイブ・シー)」などとも呼 よ ばれる。IEEE 1394(FireWire・i.LINK)用 よう のDTCP-1394やIP用 よう のDTCP-IP(DLNA で使用 しよう )などがある。機器 きき ごとにIDを持 も たせ、公開 こうかい 鍵 かぎ 暗号 あんごう または共通 きょうつう 鍵 かぎ 暗号 あんごう を利用 りよう して相互 そうご 認証 にんしょう し、双方 そうほう でコンテンツ 保護 ほご が行 おこな えると認識 にんしき しあえて初 はじ めて録画 ろくが ・再生 さいせい が可能 かのう になるシステム。認証 にんしょう 出来 でき るとレコーダー側 がわ に復号 ふくごう 用 よう のカギを持 も たせ、映像 えいぞう データなどを暗号 あんごう 化 か して送信 そうしん する。CCI(Copy Control Information)によって「Copy Free」「Copy Once」「Copy No More」「Copy Never」の4つのモードを指定 してい できる。また、SRM(System Renewability Message)により不正 ふせい 機器 きき のリストを共有 きょうゆう することができ、不正 ふせい 機器 きき のみを排除 はいじょ することが可能 かのう 。CGMSやSCMSのようにレコーダー側 がわ の機器 きき に依存 いぞん することは無 な くコンテンツ保護 ほご 機能 きのう を持 も たない機器 きき を排除 はいじょ 出来 でき る。ただし、極 きわ めて稀 まれ ではあるものの、何 なん らかの不具合 ふぐあい でコピープロテクションが正常 せいじょう に機能 きのう しない場合 ばあい もある。
CSS(Content Scramble System) [ 編集 へんしゅう ]
CSS(Content Scramble System )は、多 おお くのDVD-Videoソフトで採用 さいよう されているコンテンツ暗号 あんごう 化 か システム。映像 えいぞう コンテンツを暗号 あんごう 化 か し、その暗号 あんごう 鍵 かぎ を複製 ふくせい できないエリアに記録 きろく するもので、これが施 ほどこ されたソフトはパソコンなどで単純 たんじゅん にコピーしても暗号 あんごう 鍵 かぎ 自体 じたい は複製 ふくせい できないため再生 さいせい できない。リアルネットワークス 子会社 こがいしゃ のDVD-Video再生 さいせい ソフトウェアにCSSの解除 かいじょ キーが暗号 あんごう 化 か されずに埋 う め込 こ まれ、これをノルウェー の当時 とうじ 16歳 さい の少年 しょうねん ヨン・レック・ヨハンセン が解析 かいせき 、1999年 ねん にCSS回避 かいひ ツールDeCSS を開発 かいはつ ・公開 こうかい した。現在 げんざい ではDeCSSと同種 どうしゅ のソフトウェアが多数 たすう インターネットなどで出回 でまわ り、容易 ようい にCSSを解除 かいじょ できるようになってしまっている。
なお、日本 にっぽん においては、現在 げんざい のところ、『CSSの位置 いち づけは「アクセスコントロール 技術 ぎじゅつ 」であり、著作 ちょさく 権 けん 法 ほう で保護 ほご されているコピーガードには該当 がいとう しない』というのが、文化庁 ぶんかちょう 文化 ぶんか 審議 しんぎ 会 かい の見解 けんかい である[3] 。そのため、2012年 ねん 6月 がつ 20日 はつか にDVDなどに用 もち いられる「CSS」などの暗号 あんごう 型 がた 技術 ぎじゅつ を、著作 ちょさく 権 けん 法 ほう 上 じょう の対象 たいしょう となる「技術 ぎじゅつ 的 てき 保護 ほご 手段 しゅだん 」に追加 ついか するDVDのリッピングの違法 いほう 化 か を盛 も り込 こ んだ著作 ちょさく 権 けん 改正 かいせい 法案 ほうあん が可決 かけつ されている。これに伴 ともな い、CSS等 とう の暗号 あんごう 型 がた の保護 ほご 技術 ぎじゅつ を回避 かいひ してのDVDのリッピングは私的 してき 複製 ふくせい の対象 たいしょう 外 がい となり違法 いほう 行為 こうい となる(ただし、CSS等 とう の保護 ほご 技術 ぎじゅつ が使 つか われていないDVDのリッピングについては、改正 かいせい 後 ご も従来 じゅうらい と変 か わりはない)。CSSを回避 かいひ するプログラム・装置 そうち を提供 ていきょう することについても規制 きせい され、刑罰 けいばつ の対象 たいしょう となる[4] 。
著名 ちょめい なCSS解除 かいじょ ソフトをアップロードしていた者 もの を著作 ちょさく 権 けん 法 ほう 違反 いはん で検挙 けんきょ 、また出版 しゅっぱん 社 しゃ の自社 じしゃ のウェブサイトにCSS解除 かいじょ ソフトダウンロード先 さき リンクを掲載 けいさい していた、出版 しゅっぱん 社 しゃ の従業 じゅうぎょう 員 いん 1名 めい と編集 へんしゅう プロダクションの従業 じゅうぎょう 員 いん 2名 めい も、著作 ちょさく 権 けん 法 ほう 違反 いはん の幇助 ほうじょ で検挙 けんきょ された[5] 。
AACS(Advanced Access Content System) [ 編集 へんしゅう ]
HD DVD ・Blu-ray Disc で採用 さいよう されている。
韓国 かんこく のセテックが開発 かいはつ したコピーガード。Alpha-ROMのDVD-Videoバージョン。専用 せんよう デュプリケーターでの製作 せいさく も可能 かのう 。
Alpha-DVDはユーザーのPCにプログラムをインストールする必要 ひつよう がなく、ディスク上 じょう で動作 どうさ するので作業 さぎょう プロセスを最少 さいしょう 化 か 可能 かのう 。
ソニーが開発 かいはつ した構造 こうぞう プロテクト。ここ最近 さいきん でこのコピーガードを採用 さいよう する映画 えいが DVDが増 ふ えてきている。一部 いちぶ のDVDプレイヤー(ソニー製 せい のものも含 ふく む)を使 つか っていると正常 せいじょう に再生 さいせい できない不具合 ふぐあい を起 お こした[6] ため、廃止 はいし するメーカーも出 で てきている。
Blu-ray Disc で採用 さいよう されている。
視聴 しちょう するにはインターネットで認証 にんしょう を行 おこな わなければならないプロテクト。起動 きどう 時 じ にDVDコピーソフトの起動 きどう を阻害 そがい しようとする。ケータイDVDが多 おお い。
マクロヴィジョン社 しゃ が開発 かいはつ したプロテクト。ARccOS同様 どうよう 、意図 いと 的 てき にエラーとなる領域 りょういき を記録 きろく しておくことで、コピー時 じ の読 よ み込 こ みエラーを誘発 ゆうはつ させる。ユニバーサルピクチャーズ、ディズニー(ブエナ・ビスタ)、パラマウントのDVDに多 おお い。ブエナ・ビスタ製 せい のDVDで一部 いちぶ の古 ふる いDVDプレイヤーを使 つか っていると正常 せいじょう に再生 さいせい できない不具合 ふぐあい を起 お こしたため、廃止 はいし するメーカーも出 で ると期待 きたい されていた。しかし、2011年 ねん の段階 だんかい でもブエナ・ビスタは廃止 はいし しておらず、2009年 ねん 6月 がつ 2日 にち のTBS導入 どうにゅう 、2011年 ねん 1月 がつ 18日 にち のフジテレビ導入 どうにゅう 、2010年 ねん 6月 がつ のポニーキャニオン導入 どうにゅう など、採用 さいよう するメーカーは増 ふ え続 つづ けている。
コピーすると本編 ほんぺん ではなくジャンプする少年 しょうねん が映 うつ し出 だ される。ユニバーサルやディズニー、ピクサーのDVDに施 ほどこ されている場合 ばあい が多 おお い。
User Operation Prohibitionsの略 りゃく で、ユーザー操作 そうさ 禁止 きんし を意味 いみ する。これは、DVDの最初 さいしょ にある注意 ちゅうい 書 が きや予告 よこく などをユーザーがスキップしたり早送 はやおく りしたりすることを禁止 きんし する機能 きのう である。
CPRM(Content Protection for Recordable Media) [ 編集 へんしゅう ]
CPRM (Content Protection for Recordable Media)は、コピーワンス番組 ばんぐみ を録画 ろくが するときに使 つか われる方式 ほうしき である。詳細 しょうさい は当該 とうがい 記事 きじ を参照 さんしょう のこと。
CPPM(Content Protection for Prerecorded Media) [ 編集 へんしゅう ]
CPPM(Content Protection for Prerecorded Media )は、再生 さいせい 専用 せんよう メディアのコピープロテクト方式 ほうしき 。原理 げんり 的 てき にはCPRMと同 おな じである。主 おも にDVDオーディオメディアに採用 さいよう されており、日本 にっぽん においては同 どう 品質 ひんしつ の複製 ふくせい は「コピー不可 ふか 」となっている(アメリカでは「コピーワンス」で決着 けっちゃく 。ただし日本 にっぽん でも、CDレベルの品質 ひんしつ に落 お として複製 ふくせい する場合 ばあい は「コピーワンス」である)。
Blu-ray Disc やHD DVD では、CPRMやCPPMに比 くら べ、より一層 いっそう 解除 かいじょ を困難 こんなん にする、AACS などの新 あたら しいコピーガードをパッケージソフトなどで採用 さいよう している。
コピー禁止 きんし フラグが立 た ててあるファイルや転送 てんそう データはコピーすることが技術 ぎじゅつ 的 てき に制限 せいげん されていることを意味 いみ する。ただし、コピー禁止 きんし フラグ、は無 む 反応 はんのう 機 き や無 む 反応 はんのう ソフトウェアによって無視 むし される傾向 けいこう にある。また、規制 きせい はあくまで民生 みんせい 機 き への実装 じっそう のみであり、音楽 おんがく ・映像 えいぞう 製作 せいさく や映像 えいぞう 編集 へんしゅう に使 つか われる業務 ぎょうむ 用 よう 機 き ・放送 ほうそう 用 よう 機材 きざい においては、無視 むし されるように作 つく られている。前述 ぜんじゅつ のマクロヴィジョン方式 ほうしき などのアナログ方式 ほうしき の信号 しんごう を検知 けんち したらそれをコピー禁止 きんし フラグとして取 と り扱 あつか う機器 きき もある。
SCMS管理 かんり 情報 じょうほう
CD-DA (一般 いっぱん 的 てき な音楽 おんがく CD)のトラック情報 じょうほう (TOC)
MP3 のフレームヘッダの著作 ちょさく 権 けん ビット (CD-DAのTOCにあるビットと同 おな じもの)
地 ち デジにおけるダビング10 のCCIフラグ
S/PDIF のステータスビット
au携帯 けいたい の着 ちゃく うたファイルにおけるuuidcpgd ATOM
地 ち デジレコーダーの保存 ほぞん ファイル(SROファイル)における東芝 とうしば ヘッダ
前述 ぜんじゅつ のマクロヴィジョン方式 ほうしき などのアナログ方式 ほうしき をフラグとして使 つか う方法 ほうほう 。
リージョンコード とは、DVD及 およ びBlu-ray Discを再生 さいせい することが出来 でき る地域 ちいき を制限 せいげん する地域 ちいき コードのことで、再生 さいせい したいディスクとプレイヤーのコードが一致 いっち しなければ再生 さいせい することは出来 でき ない。日本 にっぽん のリージョンコードはDVDでは2、Blu-ray DiscではAとなっており、特定 とくてい の地域 ちいき でないと再生 さいせい 出来 でき ないことからプロテクトの一種 いっしゅ と言 い える。ただし、一部 いちぶ のメーカーからはリージョンフリーのプレイヤーが発売 はつばい されていることも事実 じじつ で、海外 かいがい 旅行 りょこう などが多 おお い映画 えいが ファンや海外 かいがい へ転勤 てんきん する日本人 にっぽんじん などがそのような製品 せいひん を購入 こうにゅう する場合 ばあい があるという。PC側 がわ のソフトウェア系 けい DVDプレイヤーはリージョンコードを無視 むし する傾向 けいこう が多 おお い。また、DVDの場合 ばあい は映像 えいぞう の記録 きろく 方式 ほうしき をNTSC 、PAL のどちらかに設定 せってい することで物理 ぶつり 的 てき に一部 いちぶ のプレイヤーで視聴 しちょう を制限 せいげん させることも可能 かのう 。
なお、各 かく 地域 ちいき 毎 ごと のリージョンコードは次 つぎ の通 とお りである。
DVD
0 (ALL) 全 ぜん 世界 せかい で再生 さいせい 可 か
1 アメリカ・カナダ・世界 せかい の米 べい 領 りょう 島嶼 とうしょ 部 ぶ
2 西欧 せいおう 諸国 しょこく ・中近東 ちゅうきんとう 諸国 しょこく ・南 みなみ アフリカ・レソト・スワジランド・日本 にっぽん ・グリーンランド
3 東南 とうなん アジア諸国 しょこく ・香港 ほんこん ・マカオ・韓国 かんこく ・台湾 たいわん ・カンボジア・フィリピン・ミャンマー
4 オーストラリア・ニュージーランド・大洋 たいよう 州 しゅう 諸国 しょこく ・メキシコ・中南米 ちゅうなんべい 諸国 しょこく ・西 にし サモア・ミクロネシア
5 ロシア・旧 きゅう ソ連 それん 諸国 しょこく ・エストニア・リトアニア・ラトビア・北朝鮮 きたちょうせん ・モンゴル・アフガニスタン・南 みなみ アジア諸国 しょこく ・アフリカ諸国 しょこく
6 中国 ちゅうごく
7 未 み 設定 せってい
8 国際 こくさい 航空 こうくう 航路 こうろ など特殊 とくしゅ 用途 ようと
Blu-ray Disc
(リージョンフリー) 全 ぜん 世界 せかい で再生 さいせい 可 か
A 北米 ほくべい ・南米 なんべい ・日本 にっぽん ・朝鮮半島 ちょうせんはんとう ・台湾 たいわん ・東南 とうなん アジア
B ヨーロッパ・アフリカ・中近東 ちゅうきんとう ・オセアニア
C 中国 ちゅうごく ・中央 ちゅうおう アジア・南 みなみ アジア・ロシア・モンゴル
S/PDIF (カテゴリーコード)
20 日本 にっぽん
22 電子 でんし ソフトウェア送出 そうしゅつ
26 アメリカ
30 ヨーロッパ
HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection) [ 編集 へんしゅう ]
HDTV に対応 たいおう したデジタルAV機器 きき のなかには、HDMI (High Definition Multimedia Interface)端子 たんし が搭載 とうさい されているものが存在 そんざい する。このHDMIは元々 もともと パソコンとディスプレイ を接続 せつぞく するための標準 ひょうじゅん 規格 きかく として広 ひろ く採用 さいよう されたDVI (Digital Visual Interface)がベースとなっており、広帯域 こうたいいき のデジタル信号 しんごう を伝送 でんそう する事 こと が可能 かのう で、伝送 でんそう 速度 そくど も十分 じゅうぶん に余裕 よゆう を持 も っており、HDTVを支 ささ える重要 じゅうよう な規格 きかく と位置 いち づけられた。
それまでにもHD信号 しんごう の伝送 でんそう 用 よう としてD端子 たんし があったが、伝送 でんそう できるのは映像 えいぞう 信号 しんごう のみで音声 おんせい については別途 べっと ケーブルが必要 ひつよう だった。それに対 たい し、HDMIなら1本 ほん のケーブルで映像 えいぞう 信号 しんごう ・音声 おんせい 信号 しんごう ・コントロール信号 しんごう が伝送 でんそう できる点 てん がメーカー各社 かくしゃ の商品 しょうひん 開発 かいはつ において評価 ひょうか された。HDMIは2004年 ねん 5月 がつ にはVer.1.1となり、DVDオーディオ の伝送 でんそう も可能 かのう になり、更 さら に2005年 ねん 8月 がつ には、SACD の伝送 でんそう が可能 かのう なVer.1.2となった。
しかし、著作 ちょさく 権 けん 保護 ほご の観点 かんてん から鮮明 せんめい な情報 じょうほう をデジタル信号 しんごう のまま伝送 でんそう できることが問題 もんだい とされた。そこで、HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection) [7] という方法 ほうほう が採用 さいよう された。HDCPは、映像 えいぞう 再生 さいせい 機器 きき からディスプレイなどの表示 ひょうじ 機器 きき にデジタル信号 しんごう を送受信 そうじゅしん する経路 けいろ を暗号 あんごう 化 か し、コンテンツが不正 ふせい にコピーされるのを防止 ぼうし する著作 ちょさく 権 けん 保護 ほご 技術 ぎじゅつ (コピーガード )のひとつである。しかし、2010年 ねん 9月 がつ にマスターキーが漏洩 ろうえい しており[8] [9] 、暗号 あんごう 化 か 自体 じたい も非常 ひじょう に弱 よわ いものである[10] ため、研究 けんきゅう 者 しゃ らはHDCPにもはや効力 こうりょく はなく崩壊 ほうかい していると警告 けいこく している[9] [10] 。そのため、4kTV対応 たいおう 機種 きしゅ で必須 ひっす となるHDCP ver.2.2に規格 きかく がアップデートするまでの過程 かてい で、キーの更新 こうしん やセキュリティの強化 きょうか が図 はか られている。ゲーム機 き ではPS4 Pro やXBOX ONE S でHDCP 2.2が強制 きょうせい 的 てき に採用 さいよう された。一部 いちぶ のゲーム機 き では部分 ぶぶん 的 てき にHDCPを切 き ることも可能 かのう だが、DVD ,BD ,UHDBD および有償 ゆうしょう ストリーミングビデオの再生 さいせい 時 じ はHDCPが強制 きょうせい 的 てき に有効 ゆうこう 化 か され、コンソールの電源 でんげん ケーブルを直接 ちょくせつ 遮断 しゃだん しない限 かぎ りはずっとHDCPが入 はい りっぱなしになる傾向 けいこう にある。
HDCPは、各社 かくしゃ のDVIやHDMIなどのデジタルインターフェースの暗号 あんごう 化 か に用 もち いられているものの、D端子 たんし といったコンポーネント映像 えいぞう やS端子 たんし 等 ひとし のコンポジット映像 えいぞう から出力 しゅつりょく されるアナログ信号 しんごう では、デジタル信号 しんごう のような暗号 あんごう 化 か は原理 げんり 的 てき に不可能 ふかのう であり、また、コピーガードを加 くわ えたとしても除去 じょきょ が容易 ようい であると推測 すいそく され、アナログ端子 たんし からの出力 しゅつりょく で作品 さくひん の海賊版 かいぞくばん などが作 つく られると懸念 けねん された。そこで、BDやHD DVDでは、AACS という新 あたら しい規格 きかく で、HD信号 しんごう の出力 しゅつりょく を制限 せいげん した。これにより、HD画質 がしつ の映像 えいぞう をアナログ出力 しゅつりょく できる機器 きき の製造 せいぞう と新規 しんき 販売 はんばい が全面 ぜんめん 禁止 きんし された。
ところが1990年代 ねんだい までに発売 はつばい されたアナログハイビジョン テレビや、旧式 きゅうしき のビデオプロジェクター などにはHDMI端子 たんし が搭載 とうさい されていないため、これらの機器 きき ではHDTV対応 たいおう であるにもかかわらずHDの高 こう 精細 せいさい な映像 えいぞう では楽 たの しめない事 こと になってしまう。このため、旧来 きゅうらい のAVファンから反発 はんぱつ の声 こえ が上 あ がった。そこで、対象 たいしょう 機器 きき が一般 いっぱん 的 てき に5〜6年 ねん 程度 ていど で、新 あたら しい機能 きのう などを求 もと めて新 しん 機種 きしゅ に買 か い替 か えられるなど、消費 しょうひ 者 しゃ の動向 どうこう を根拠 こんきょ として、AACSではHD画質 がしつ でのアナログ出力 しゅつりょく 規制 きせい を段階 だんかい 的 てき に実施 じっし することとした。まず2011年 ねん からアナログ出力 しゅつりょく はSD画質 がしつ のみに限定 げんてい され(2012年 ねん からは規格 きかく 制定 せいてい 前 まえ の製品 せいひん の継続 けいぞく 販売 はんばい も対象 たいしょう )、そして2014年 ねん からは、既存 きそん 製品 せいひん の中古 ちゅうこ 品 ひん を除 のぞ き、アナログ出力 しゅつりょく 端子 たんし が設置 せっち された機器 きき の製造 せいぞう /販売 はんばい が全面 ぜんめん 禁止 きんし になる。
なお、映像 えいぞう の視聴 しちょう が目的 もくてき であってもHDCPに対応 たいおう していないHDMI (またはDVI-D )入力 にゅうりょく 端子 たんし 付 づけ テレビやモニターでは映像 えいぞう が映 うつ らない事 こと から、消費 しょうひ 者 しゃ や一部 いちぶ のクリエイターの中 なか には、HDCPの位置 いち づけは「アクセス制御 せいぎょ 技術 ぎじゅつ 」ではないかという見方 みかた もあったが、日本 にっぽん では2012年 ねん の著作 ちょさく 権 けん 法 ほう 改正 かいせい で、暗号 あんごう 化 か を伴 ともな う技術 ぎじゅつ 的 てき 保護 ほご 手段 しゅだん として、これを回避 かいひ しての複製 ふくせい が私的 してき 複製 ふくせい の対象 たいしょう 外 がい として違法 いほう 行為 こうい に当 あ たるということが明文化 めいぶんか された。
COPP(Certified Output Protection Protocol) [ 編集 へんしゅう ]
マイクロソフト が開発 かいはつ した著作 ちょさく 権 けん 制御 せいぎょ 技術 ぎじゅつ で、著作 ちょさく 権 けん 制御 せいぎょ を行 おこな うアプリケーションとGPUドライバとの間 あいだ で暗号 あんごう 鍵 かぎ の交換 こうかん を行 おこな う。不正 ふせい なGPUドライバの利用 りよう ができないようにしている。
Hyper-Vを有効 ゆうこう にしている場合 ばあい 、AMDのGPUでCOPPがエラーとなる[11] 。
正確 せいかく な名称 めいしょう は不明 ふめい 。2011年 ねん より順次 じゅんじ 導入 どうにゅう され、AT-X やディスカバリーチャンネル 等 とう で発生 はっせい する、任意 にんい の視聴 しちょう 可能 かのう な映像 えいぞう フォーマットへの変換 へんかん やその視聴 しちょう を妨害 ぼうがい する技術 ぎじゅつ 。手法 しゅほう としては、画像 がぞう ES、音声 おんせい ESに埋 う め込 こ まれている同期 どうき 信号 しんごう とPCR同期 どうき 信号 しんごう の関係 かんけい を意図 いと 的 てき に妨害 ぼうがい し、MPEG2 TSデコーダにバッファーアンダーフローを起 お こす事 こと で録画 ろくが 視聴 しちょう を妨害 ぼうがい する。ARIB TR-B14/B15のみに準拠 じゅんきょ したチューナーでは、スカパー!がこの妨害 ぼうがい を加 くわ えた番組 ばんぐみ の録画 ろくが 視聴 しちょう を妨害 ぼうがい される。放送 ほうそう 局 きょく 識別 しきべつ からスカパー! である事 こと を検出 けんしゅつ しPCR同期 どうき からDTS同期 どうき に切 き り替 か える市販 しはん のチューナーはこの妨害 ぼうがい を受 う けない。この問題 もんだい は無 む 反応 はんのう 機 き と見 み なされる、ハードウエア・ソフトウエアで顕著 けんちょ である。ARIB TR-B15の規定 きてい があるBS波 なみ のスカパー!ではこの妨害 ぼうがい は2014年 ねん 現在 げんざい 見 み られない。アップリンク・ダウンリンクの全 ぜん 資産 しさん を単独 たんどく 一 いち 社 しゃ で負担 ふたん するCS NDチャネルのみであり、また全 すべ てのチャンネルで妨害 ぼうがい されている訳 わけ ではない。
音楽 おんがく メディアなどに使用 しよう されているもの[ 編集 へんしゅう ]
前述 ぜんじゅつ の映像 えいぞう 信号 しんごう とは異 こと なり、音声 おんせい 信号 しんごう の場合 ばあい は、アナログケーブルを使用 しよう しての複製 ふくせい は現在 げんざい のところ無制限 むせいげん である。ここでは光 ひかり ファイバーケーブルを用 もち いたり、パソコンなどを用 もち いて行 おこな うデジタル方式 ほうしき での録音 ろくおん ・複製 ふくせい について紹介 しょうかい する。
SCMS(Serial Copy Management System) [ 編集 へんしゅう ]
SCMS (Serial Copy Management System)は、民生 みんせい 用 よう のデジタルオーディオ機器 きき (MD・DAT など)が装備 そうび するデジタルコピーの制御 せいぎょ 機構 きこう の1つ。詳細 しょうさい は当該 とうがい 記事 きじ を参照 さんしょう のこと。
HCMS(Hi-Speed Copy Management System) [ 編集 へんしゅう ]
HCMS (Hi-Speed Copy Management System)は、民生 みんせい 用 よう の高速 こうそく 録音 ろくおん が可能 かのう なデジタルオーディオ機器 きき (MD・CD-R など)が装備 そうび するデジタルコピーの制御 せいぎょ 機構 きこう 。詳細 しょうさい は当該 とうがい 記事 きじ を参照 さんしょう のこと。
コピーコントロールCD の項目 こうもく を参照 さんしょう のこと。
Alpha-Audioは音楽 おんがく CDに入 はい っている音源 おんげん ファイルの流出 りゅうしゅつ 、ディスク自体 じたい の複製 ふくせい を防止 ぼうし するために開発 かいはつ されたソリューション。
セキュリティ強度 きょうど によってタイプの設定 せってい が可能 かのう 。
フロッピーディスクに使用 しよう されているもの [ 編集 へんしゅう ]
NEC のPC-8800シリーズ からPC-9800シリーズ が全盛 ぜんせい のころ、ゲームディスクなどでコピーガードが採用 さいよう されていた。ゲーム開発 かいはつ メーカーが独自 どくじ にコピーガードを開発 かいはつ する場合 ばあい もあれば、コピーガード開発 かいはつ メーカーやメディア複製 ふくせい 会社 かいしゃ がその業務 ぎょうむ の一部 いちぶ として開発 かいはつ する場合 ばあい もあった。初期 しょき の頃 ころ はガードも緩 ゆる く、ユーザーもコンピュータの知識 ちしき のある人 ひと に限 かぎ られていたことから、自前 じまえ でガードを解除 かいじょ する人 ひと も居 い た。初期 しょき の頃 ころ に使 つか われた代表 だいひょう 的 てき な方法 ほうほう としては以下 いか のようなものがある。
トラックあたりのセクタ数 すう やセクタサイズ、ギャップ長 ちょう などを標準 ひょうじゅん 的 てき でないものにする
故意 こい にエラーセクタを挿入 そうにゅう する
通常 つうじょう 使 つか える最終 さいしゅう シリンダよりさらに後 うし ろにあるトラック(オーバートラックと呼 よ ぶ)に情報 じょうほう を記録 きろく する
OSに付属 ふぞく するディスクコピーコマンドでは標準 ひょうじゅん 的 てき なフォーマットのみがサポートされており、このような初期 しょき の頃 ころ のコピーガードでもコピーできなかった。そのため、コピーガード解除 かいじょ とそれをサポートする専用 せんよう ソフトウェアが開発 かいはつ され、パソコンソフトの販売 はんばい 店 てん の一部 いちぶ で販売 はんばい されることとなった。当初 とうしょ のコピーガード解除 かいじょ ソフトのメーカーは、コピーガードもそのままコピーすることで複製 ふくせい するオートモードの強力 きょうりょく さで競争 きょうそう を行 おこな っていたが、次第 しだい にガードはきつくなり、パソコンのフロッピーディスク ドライブでは再現 さいげん 不可能 ふかのう なコピーガードが登場 とうじょう すると、個々 ここ のガードの性質 せいしつ に合 あ わせたファイラーあるいはパラメータと呼 よ ばれるサブプログラムを配布 はいふ する形式 けいしき へと変化 へんか していった。
日本 にっぽん では単一 たんいつ メーカーで開発 かいはつ 製造 せいぞう されていたNEC PC-9800シリーズ(PC-98)がパソコンの主流 しゅりゅう であったことから、フロッピーディスクによるコピーガードが広 ひろ く行 おこな われていた。上述 じょうじゅつ の手法 しゅほう 以外 いがい にも、不正 ふせい コピーを防 ふせ ぐため、PC-98版 はん のポピュラスの例 れい では、マニュアルに記載 きさい された特殊 とくしゅ な記号 きごう と英数字 えいすうじ を紐 ひも 付 つ けるリストを参照 さんしょう せねば、起動 きどう 認証 にんしょう を通過 つうか できない仕組 しく みが導入 どうにゅう されたが、認証 にんしょう 自体 じたい を行 おこな わないようにプログラム本体 ほんたい を改変 かいへん する仕組 しく みのコピーツール(ファイルマスターなど)が登場 とうじょう し、この方法 ほうほう も意味 いみ をなさなくなった。それと前後 ぜんご する時期 じき に、日本 にっぽん ファルコムが、コピーツールが物理 ぶつり フォーマット自体 じたい を認識 にんしき できないようディスク面 めん に特殊 とくしゅ な加工 かこう を施 ほどこ した新 あら たなコピーガードを採用 さいよう したが、それも京都 きょうと メディア社 しゃ が開発 かいはつ した自動 じどう 周期 しゅうき 計測 けいそく 制御 せいぎょ システム(Cバス用 よう 拡張 かくちょう ボード)と、それを応用 おうよう した玲於奈 れおな 98(ハードウェア・デュプリケータ)によって突破 とっぱ された。玲於奈 れおな 98の仕組 しく みはあらゆるコピーガードに対 たい して万能 ばんのう であり、この登場 とうじょう により、フロッピーディスクにおける不正 ふせい コピーを防 ふせ ぐことは、事実 じじつ 上 じょう 不可能 ふかのう となった。
海外 かいがい では最低限 さいていげん の互換 ごかん 性 せい だけで成 な り立 た っているIBM PC/AT互換 ごかん 機 き が市場 いちば の大 だい 部分 ぶぶん を占有 せんゆう しており、極 きわ めて高度 こうど な互換 ごかん 性 せい の隙 すき を利用 りよう していたコピーガードそのものが早 はや い時期 じき に成 な りたなくなった。また、消費 しょうひ 者 しゃ 意識 いしき の高 たか さから正当 せいとう なユーザーに不便 ふべん を強 し いるコピーガードに批判 ひはん が多 おお く、ディスクメディアにコピーガードを施 ほどこ すことはあまり普及 ふきゅう しなかった。また、当初 とうしょ ハードウェアの差異 さい の垣根 かきね を外 はず すことを目的 もくてき としていたWindowsそのものもコピーガードとの相性 あいしょう が悪 わる く、日本 にっぽん でもPC/AT互換 ごかん 機 き とWindowsの普及 ふきゅう と共 とも にフロッピーディスクへのコピーガードは減 へ っていった。
最終 さいしゅう 的 てき に、フロッピーディスクのコピーガードを解除 かいじょ するソフトウェアが改正 かいせい 不正 ふせい 競争 きょうそう 防止 ぼうし 法 ほう の施行 しこう により違法 いほう なものとなったが、フロッピーディスクそのものが市場 いちば 全体 ぜんたい から敬遠 けいえん され始 はじ め、事実 じじつ 上 じょう 終息 しゅうそく した。
CD-R ドライブなどは大変 たいへん 高価 こうか (50万 まん 円 えん 前後 ぜんこう )で、一般 いっぱん の消費 しょうひ 者 しゃ は入手 にゅうしゅ しにくかった。このため、ゲームメーカーが、コピー防止 ぼうし のためCD-ROM などを積極 せっきょく 的 てき に採用 さいよう していたこともある。しかし1998年 ねん 頃 ころ からのCD-Rドライブの急速 きゅうそく な普及 ふきゅう による価格 かかく 低下 ていか により、価格 かかく によるコピー抑止 よくし は限 かぎ られた時期 じき だけのものとなった。
なお、ゲームディスクのコピーガードが作動 さどう した場合 ばあい は最初 さいしょ から立 た ち上 あ がらない、オープニング画面 がめん から進 すす まない、途中 とちゅう で強制 きょうせい 的 てき にゲームオーバー になるなどの他 ほか に、ゲーム中 ちゅう にNPC からコピーしたことを指摘 してき されたりコピー行為 こうい を非難 ひなん される、敵 てき に絶対 ぜったい にダメージを与 あた えられずゲームが進 すす まない等 ひとし 、開発 かいはつ 者 しゃ の遊 あそ び心 ごころ と思 おも えるようなものもある。
ゲーム機 き に使用 しよう されているもの [ 編集 へんしゅう ]
セガサターン では、外周 がいしゅう に記録 きろく されたコピーできない特殊 とくしゅ フォーマット部分 ぶぶん を読 よ み取 と ることで正規 せいき 品 ひん かどうかを判別 はんべつ する。特殊 とくしゅ フォーマット部分 ぶぶん より外側 そとがわ の記録 きろく 面 めん にSEGA のロゴがあったため、この方式 ほうしき はサターンリングと呼 よ ばれた。
プレイステーション のゲームディスクには、CD-Rなどではコピーできない領域 りょういき が内 うち 周 しゅう に記録 きろく されており、これを読 よ み取 と ることで正規 せいき 品 ひん かどうかを判別 はんべつ している。
この機構 きこう が判明 はんめい すると、このデータのパターンを常 つね に送出 そうしゅつ するチップを装備 そうび する手法 しゅほう が出回 でまわ るようになった。その為 ため ソニー・コンピュータエンタテインメント は、正規 せいき 品 ひん だと判別 はんべつ 後 ご も読 よ み取 と りに関係 かんけい なく正規 せいき 品 ひん であるという信号 しんごう が流 なが れ続 つづ けると、今度 こんど はその信号 しんごう を正規 せいき のものではないと判断 はんだん する機構 きこう を追加 ついか で導入 どうにゅう した。このパターンが発生 はっせい すると、ゲームソフトの起動 きどう が停止 ていし し、画面 がめん 上 じょう に『強制 きょうせい 終了 しゅうりょう しました。本体 ほんたい が改造 かいぞう されているおそれがあります。』の文字 もじ と斜線 しゃせん マークがバックに表示 ひょうじ される。初期 しょき バージョンでは、強制 きょうせい 終了 しゅうりょう されると赤 あか い手 て のマークのみが画面 がめん に表示 ひょうじ されていたことから、この方式 ほうしき はレッドハンドプロテクト(RHP)と呼 よ ばれた。
なお、初期 しょき のプレイステーション本体 ほんたい には、未 み 改造 かいぞう にも関 かか わらずプロテクトに引 ひ っ掛 か かる不具合 ふぐあい がある。
ファミコン/スーパーファミコン/NINTENDO64 [ 編集 へんしゅう ]
ファミコンやスーパーファミコンやNINTENDO64には、海賊版 かいぞくばん を防止 ぼうし するためのCIC (英語 えいご 版 ばん ) チップが搭載 とうさい されていた。ファミコンやスーパーファミコンのCICには特殊 とくしゅ なアーキテクチャのSharp SM590/SM595が使 つか われていた。
スーパーファミコン でも後期 こうき のソフトを中心 ちゅうしん にコピーガードが存在 そんざい した(『スーパーマリオコレクション 』など)。起動 きどう 時 じ 、コピー品 ひん であると判定 はんてい されると、「ビデオゲームのコピーは法律 ほうりつ で禁 きん じられています」といったメッセージが表示 ひょうじ され起動 きどう できない。ただし、稀 まれ にコピー品 ひん でなくても不具合 ふぐあい で表示 ひょうじ されることがある(『スーパードンキーコング 』など)。
専用 せんよう チップやPROM 、汎用 はんよう プロセッサを使 つか ったROMの復号 ふくごう が行 おこな われている。
ゲームソフトに使用 しよう されているもの [ 編集 へんしゅう ]
これらディスクメディア型 がた のプロテクト方法 ほうほう は、新 あら たなメディアの出現 しゅつげん と、ソフトウェアのダウンロード販売 はんばい の普及 ふきゅう により、今後 こんご 消 き えていく傾向 けいこう が見受 みう けられる。
ProRingが適用 てきよう されているCD-ROM。線 せん 状 じょう の領域 りょういき が確認 かくにん できる
イーディーコントライブ が開発 かいはつ した日本 にっぽん 産 さん のプロテクト技術 ぎじゅつ で、コンピュータソフトウェア倫理 りんり 機構 きこう が公認 こうにん している技術 ぎじゅつ 。かつて「リングプロテクト(正式 せいしき にはリングプロテック)」と呼 よ ばれていたものとほぼ同様 どうよう である。ディスクの記録 きろく 面 めん にあらかじめ無 む 信号 しんごう 部分 ぶぶん を作成 さくせい し、エラーセクタとして認識 にんしき させることで不正 ふせい コピーを防 ふせ ぐ。無 む 信号 しんごう 部分 ぶぶん が黒 くろ い線 せん として視認 しにん できるのが特徴 とくちょう である。誤動作 ごどうさ はほとんど無 な いが若干 じゃっかん コピーされやすい。また、プロテクト領域 りょういき には有用 ゆうよう なデータを書 か き込 こ めず、無 む 信号 しんごう 部 ぶ は1本 ほん につき40MBであるため、メディア中 ちゅう に使用 しよう できる容量 ようりょう が無 む 信号 しんごう 部 ぶ 1本 ほん あたり40MB減 へ ってしまうのも問題 もんだい である。(無 む 信号 しんごう 部分 ぶぶん が2本 ほん 、または4本 ほん のものも存在 そんざい するため、2本 ほん なら80MB、4本 ほん なら160MBが使 つか えなくなる)。
米国 べいこく ・Macrovision(現 げん ロヴィ )が開発 かいはつ したパソコン向 む けCD-ROM用 よう プロテクト。ディスク上 じょう に故意 こい にエラーセクタ を挿入 そうにゅう し、読 よ み込 こ み時 じ にそれをチェックすることにより正規 せいき 品 ひん を見分 みわ ける(ディスクのコピー時 じ にはもっぱらエラーセクタを補正 ほせい しようとするのを利用 りよう )。CDのATIP情報 じょうほう を読 よ み込 こ み、CD-ROMとCD-R/RWを判別 はんべつ する仕組 しく みも途中 とちゅう で組 く み込 こ まれた。複製 ふくせい を防止 ぼうし する能力 のうりょく は高 たか いが、正規 せいき 品 ひん をコピー品 ひん と間違 まちが える、いわゆる誤動作 ごどうさ の発生 はっせい 率 りつ もやや高 たか い。プロテクト解除 かいじょ 技術 ぎじゅつ 向上 こうじょう に合 あ わせバージョンアップを重 かさ ねている。
セキュリティ上 じょう の問題 もんだい があり、Windows 10上 じょう では、SafeDiscを採用 さいよう したタイトルは動作 どうさ しない[12] 。
韓国 かんこく ・SETTEC社 しゃ が開発 かいはつ したパソコン向 む けCD-ROM用 よう プロテクト。ディスク上 じょう に故意 こい に重複 じゅうふく したセクタを設置 せっち し、そのセクタがあるかどうかで正規 せいき 品 ひん を見分 みわ ける(重複 じゅうふく したセクタのアドレスや内容 ないよう はコピーされない)。セクタの重複 じゅうふく がなければデータとしても破損 はそん している。2003年 ねん 1月 がつ (日本 にっぽん 導入 どうにゅう )以前 いぜん のバージョンは一部 いちぶ ドライブメーカーのドライブで高 たか い誤動作 ごどうさ 率 りつ を出 だ した(この誤動作 ごどうさ は、開発元 かいはつもと の韓国 かんこく 、および日本 にっぽん 国内 こくない の研究 けんきゅう 室 しつ ではほとんど使用 しよう されていなかったメーカーのドライブで発生 はっせい した。特 とく にパナソニック製 せい で発生 はっせい し、ピックアップ開始 かいし エリアが丁度 ちょうど エラーセクタの場所 ばしょ から開始 かいし していたため)。しかしそれ以降 いこう のバージョンはさほど多 おお くなく強度 きょうど が強 つよ い。このため美少女 びしょうじょ ゲーム界 さかい ではもっとも普及 ふきゅう している。しかしこのプロテクトを採用 さいよう したCDは構造 こうぞう 上 じょう CD-ROM規格 きかく から外 はず れているのではないかとの指摘 してき もある。
2012年 ねん 12月、Windows Vistaの32bit版 ばん のセキュリティアップデートにより、Alpha-ROM採用 さいよう タイトルの一部 いちぶ が実行 じっこう 時 じ エラーを起 お こすようになったため、SETTECはWindowsUpdateの更新 こうしん プログラムであるKB2779030、KB2758857、KB2753842、KB2761465の4つを削除 さくじょ することで動作 どうさ すると解決 かいけつ 方法 ほうほう を提示 ていじ した。これによりゲームは動作 どうさ するが、リモートからのシステム制御 せいぎょ をされる可能 かのう 性 せい のある脆弱 ぜいじゃく 性 せい が修正 しゅうせい されない。特 とく にMS12-077(KB2761465)をアンインストールするとJapan Vulnerability Notes (JVN)のCommon Vulnerability Scoring System(CVSS)評価 ひょうか において最大 さいだい 値 ち が10のところ、9.3という深刻 しんこく な脆弱 ぜいじゃく 性 せい を残 のこ すことになりセキュリティ面 めん で問題 もんだい が残 のこ る[13] [14] [15] [16] 。
また特許 とっきょ の保有 ほゆう によりプロテクトを再現 さいげん 可能 かのう な状態 じょうたい でバックアップしたりプロテクトを回避 かいひ したりするのは違法 いほう とされてきたが、2014年 ねん に特許 とっきょ 権利 けんり 抹消 まっしょう 済 ずみ [17] となったことにより、違法 いほう ではなくなった。
SafeDisc 同様 どうよう 、セキュリティリスクになり得 え るためWindowsでは動作 どうさ 不能 ふのう となった。
MPOとthe Thales Groupによって開発 かいはつ された、Alpha-ROMの元 もと になったプロテクト。Alpha-ROMと違 ちが い二 に 重 じゅう セクタしかない。
ハドソン と日本 にほん ビクター が共同 きょうどう 開発 かいはつ した国産 こくさん プロテクト[18] 。重複 じゅうふく セクタと、断続 だんぞく 的 てき に配置 はいち された欠落 けつらく セクタを用 もち いることで不正 ふせい コピーを防 ふせ ぐ。
Suncarlaが開発 かいはつ したコピープロテクト。ディスクの記録 きろく 密度 みつど をチェックし正規 せいき 品 ひん であるかを判定 はんてい する。
Star Force社 しゃ が開発 かいはつ したパソコン向 む けCD-ROM/DVD-ROM用 よう コピープロテクト。そのほとんどは起動 きどう もしくはインストール時 じ にシリアルIDを入力 にゅうりょく する。起動 きどう 時 じ にディスクの記録 きろく 密度 みつど により、正規 せいき 品 ひん であるかチェックする。ドライブに負荷 ふか を与 あた えることや誤作動 ごさどう が多 おお く、問題 もんだい 点 てん が多 おお い。競合 きょうごう 技術 ぎじゅつ の多 おお くがWindowsのセキュリティリスク対策 たいさく として使用 しよう 不可 ふか となる中 なか で、Star ForceはWindows 10まで対応 たいおう している[19] 。
Sony DADCが開発 かいはつ したプロテクトシステム。データトラックのサブチャネルへの認証 にんしょう 用 よう データの書 か き込 こ みや、データ領域 りょういき の記録 きろく 密度 みつど の変更 へんこう による特殊 とくしゅ 構造 こうぞう の生成 せいせい など、複数 ふくすう のテクニックが組 く み合 あ わせて使用 しよう されている。最新 さいしん バージョンでは、オンラインによる認証 にんしょう システムにも対応 たいおう している。
ただし、バージョンによっては実装 じっそう が非常 ひじょう に雑 ざつ でプロテクトの動作 どうさ そのものに対 たい する考慮 こうりょ が甘 あま く、SCSIやIEEE1394a接続 せつぞく のドライブを使用 しよう している場合 ばあい に、バスロックを引 ひ き起 お こしてOSやHDDを巻 ま き込 こ んでクラッシュを起 お こす場合 ばあい がある。例 たと えばSecuROM5-DVDが使 つか われているelf の下級生 かきゅうせい 2 Windows版 ばん において、その挙動 きょどう が確認 かくにん されている[20] 。
セキュリティ上 じょう の問題 もんだい があるため、Windows 10上 じょう では、2003年 ねん から2008年 ねん のSecuROMを採用 さいよう したタイトルは動作 どうさ しない[12] 。
コンピュータソフトウェアに多 おお く使用 しよう されているもの [ 編集 へんしゅう ]
ソフトウェア自体 じたい は、プロダクトIDなどでインストール制限 せいげん しても、ハードディスクにコピーされたソフトウェアはコピーすることが可能 かのう であるため、今 いま では、バックアップコピーも考慮 こうりょ して、インストールの制限 せいげん 、プログラムファイル自体 じたい のメディアのコピー制限 せいげん は行 おこな わない。
ソフトウェアが正当 せいとう なユーザーに使用 しよう されているかどうか確認 かくにん するために、ソフトウェアを起動 きどう するときに複製 ふくせい が困難 こんなん なライセンス(ドングル・アクティベーションコード)で認証 にんしょう する。ソフトウェア本体 ほんたい にそのライセンスが正当 せいとう なものであるかをチェックするルーチンを備 そな えているため、そのプログラムをソースコード解析 かいせき (クラッキング)により、改変 かいへん することでその認証 にんしょう を無効 むこう 化 か することが可能 かのう である。そのためBtoB向 む けに使用 しよう される有名 ゆうめい なドングル(アラジン社 しゃ HASP など)では、アンチクラッキング技術 ぎじゅつ を提供 ていきょう するバイナリレベルでのプログラムラッピングツールを提供 ていきょう している(いわゆるコピープロテクト仕様 しよう に変換 へんかん する)。これを使用 しよう すれば、プログラムの改変 かいへん も検知 けんち 可能 かのう であり、デバッガ、メモリダンプなど一般 いっぱん 的 てき なクラッキング手法 しゅほう からも守 まも られる。
USB ・ADB ・パラレルポート などに『ドングル 』と呼 よ ばれる専用 せんよう のハードウェアを装着 そうちゃく することにより、保護 ほご 対象 たいしょう のプログラムの使用 しよう を許可 きょか する方法 ほうほう である。この方法 ほうほう も、ソフトウェアのコピー・インストールを可能 かのう とした上 うえ で、ドングルによりライセンスを認証 にんしょう することで、ソフトウェアの無制限 むせいげん な使用 しよう ・利用 りよう を阻止 そし することができる。ただし、ドングルが故障 こしょう ・破損 はそん したり、ドングルそのものを紛失 ふんしつ してしまった場合 ばあい には起動 きどう が不可能 ふかのう になる。ソフトウェアベンダーごとに異 こと なる複製 ふくせい 困難 こんなん なライセンス(ハードウェア)であることに価値 かち があるため、専用 せんよう ハードウェアの設計 せっけい ・製造 せいぞう におけるセキュリティ技術 ぎじゅつ 力 りょく が必要 ひつよう で、ハードウェアの費用 ひよう が比較的 ひかくてき 高 たか い。またソフトウェア開発 かいはつ キットに付属 ふぞく のラッピングツールは、クラッキングに対 たい する耐 たい 性 せい を強化 きょうか する機能 きのう を提供 ていきょう している。
アクティベーション とは、ソフトウェア導入 どうにゅう 時 じ 、ソフトウェアの初回 しょかい 起動 きどう 時 じ などにシリアルナンバー や導入 どうにゅう マシンのハードウェア情報 じょうほう から一意 いちい に特定 とくてい できるナンバーを発行 はっこう し、そのナンバーに従 したが ったコードをインターネットや電話 でんわ 経由 けいゆ で伝 つた えることによって、特定 とくてい のマシンのみでソフトウェアの使用 しよう を許可 きょか するプロテクトのことである。Windows XP やWindows Vista などがその代表 だいひょう 例 れい である。ライセンス取得 しゅとく 後 ご 、ソフトウェアが起動 きどう すると、保護 ほご されたプログラムは、使用 しよう 許可 きょか したPCで実行 じっこう されているかを確認 かくにん する。従来 じゅうらい は電話 でんわ ・FAX・メールなどで、ライセンスの発行 はっこう を行 おこな っていたが、ダウンロード販売 はんばい ・ライセンスのみの販売 はんばい などCD・DVDなどを使 つか わないメディアレスなソフトウェア提供 ていきょう が増 ふ えていることを背景 はいけい に、最近 さいきん ではインターネットを通 つう じたライセンス認証 にんしょう が主流 しゅりゅう 。
取扱 とりあつかい 説明 せつめい 書 しょ (マニュアル)などを参照 さんしょう し、そこに印刷 いんさつ されている文字 もじ (シリアルナンバーなどと呼 よ ばれる数 すう 桁 けた の英数字 えいすうじ が多 おお い)の入力 にゅうりょく を求 もと め、正 ただ しい入力 にゅうりょく がない場合 ばあい には動作 どうさ を制限 せいげん するという、取扱 とりあつかい 説明 せつめい 書 しょ の複製 ふくせい コスト面 めん でコピー意欲 いよく を削 そ ぐものである。PC黎明 れいめい 期 き にはいくつも見 み られた[21] 。
取扱 とりあつかい 説明 せつめい 書 しょ そのものにコピーガードを施 ほどこ したものもある(例 れい :白黒 しろくろ コピー機 き で判別 はんべつ が困難 こんなん になる色 いろ の組 く み合 あ わせを使用 しよう する)が、そうしたプロテクトが正常 せいじょう に作用 さよう するかは、そのコピー機 き 次第 しだい である。ただし、カラーコピーした場合 ばあい や、手 て 入力 にゅうりょく でその文字 もじ をインターネットに流出 りゅうしゅつ させた場合 ばあい には、そういった工夫 くふう も意味 いみ を成 な さない。オンラインソフト のシェアウェア でも広 ひろ く用 もち いられ、この場合 ばあい は電子 でんし メール を通 とお して入力 にゅうりょく すべき文字 もじ を伝 つた えるようになっている。
ライセンス違反 いはん であることを明示 めいじ する方式 ほうしき [ 編集 へんしゅう ]
起動 きどう 時 じ にライセンス違反 いはん であることを明示 めいじ し、心理 しんり 的 てき に使用 しよう 意欲 いよく を削 そ ぐ事 こと を試 こころ みたり、正規 せいき ユーザーへの転換 てんかん を喚起 かんき するもの。
特定 とくてい のディスクを挿入 そうにゅう しないと、ソフトウェアが起動 きどう できないようにする方式 ほうしき 。ソフトウェアのインストールディスクを流用 りゅうよう する場合 ばあい が多 おお い。
一部 いちぶ 機能 きのう 制限 せいげん [ 編集 へんしゅう ]
本来 ほんらい の機能 きのう の一部 いちぶ あるいは全部 ぜんぶ を利用 りよう できなくすることで、正規 せいき ユーザーへの転換 てんかん を喚起 かんき するもの。
昔 むかし のゲームには、ストーリーがある程度 ていど 進 すす んだ段階 だんかい で村人 むらびと が「改造 かいぞう だろ」としか言 い わなくなり話 はなし が進 すす まなくなったり、もしくはバッドエンドの一 ひと つとして「主人公 しゅじんこう が不正 ふせい コピーをしていることがばれる」といった展開 てんかい があったり、さらには本編 ほんぺん がクリア不可能 ふかのう なほどに難 むずか しくなる(敵 てき が核 かく ミサイルを乱射 らんしゃ してくる等 ひとし )などといったお遊 あそ び的 てき な要素 ようそ が含 ふく まれていることもある。
紙 かみ メディアなどに使用 しよう されているもの[ 編集 へんしゅう ]
紙幣 しへい 、一部 いちぶ の公文書 こうぶんしょ や定期 ていき 券 けん など、複製 ふくせい や走査 そうさ (スキャン)などで取 と り込 こ んでの偽造 ぎぞう が問題 もんだい になりえる紙 かみ メディアには、ホログラム や特定 とくてい のパターン(線 せん 幅 はば が細 こま かいため意図 いと 的 てき にモアレ が出 で やすい、コントラストが変化 へんか すると潜在 せんざい 化 か していた模様 もよう が顕在 けんざい 化 か するなど)を配 はい することによって、偽造 ぎぞう を困難 こんなん にさせる機構 きこう が導入 どうにゅう されている。特 とく に紙幣 しへい には、紙 かみ の厚 あつ さや質 しつ を変 か えて光 ひかり にかざすと特定 とくてい の模様 もよう がうかびあがる「透 す かし 」という偽造 ぎぞう 防止 ぼうし 技術 ぎじゅつ が使 つか われている。また、スキャナでは検出 けんしゅつ しにくい特定 とくてい の蛍光 けいこう 色 しょく インクを使 つか った印刷 いんさつ 技術 ぎじゅつ が、日本 にっぽん の全 すべ ての紙幣 しへい に導入 どうにゅう されている。その他 た 、詳細 しょうさい は紙幣 しへい #偽造 ぎぞう 防止 ぼうし 技術 ぎじゅつ の項 こう を参照 さんしょう のこと。
印刷物 いんさつぶつ に人間 にんげん の目 め には見 み えない、または気 き にならない程度 ていど の特定 とくてい のパターンを埋 う め込 こ み、コピー機 き 側 がわ でそれを読 よ み取 と ることでコピーを禁止 きんし する技術 ぎじゅつ などもある。元 もと となる偽造 ぎぞう 検出 けんしゅつ 技術 ぎじゅつ をオムロン が開発 かいはつ した、ユーリオン と呼 よ ばれる紋様 もんよう は5つの点 てん の配置 はいち パターンから構成 こうせい され、おもに各種 かくしゅ 紙幣 しへい などこの紋様 もんよう が含 ふく まれている画像 がぞう をスキャンしようとすると、コピー機 き が動作 どうさ を停止 ていし する。またAdobe Photoshop などの画像 がぞう 編集 へんしゅう ソフトにおいては、印刷 いんさつ 動作 どうさ が禁止 きんし されるなどの制限 せいげん がかかる。
紙 かみ メディアのコピーガードの一 いち 例 れい として、コンビニエンスストア などで発券 はっけん される乗車 じょうしゃ 券 けん や入場 にゅうじょう 券 けん 、一部 いちぶ の自治体 じちたい が発行 はっこう する書類 しょるい などには、複写 ふくしゃ 機 き でコピーを取 と ると、コピーの方 ほう に“複写 ふくしゃ ”や“無効 むこう ”などの文字 もじ が現 あらわ れるような仕掛 しか けを設 もう けている場合 ばあい がある。これは白 しろ と黒 くろ で表現 ひょうげん した中 なか 間 あいだ 調 ちょう の地 ち に白 しろ と黒 くろ の中間色 ちゅうかんしょく で文字 もじ を埋 う め込 こ んでも(逆 ぎゃく の組 く み合 あ わせでも良 よ い)、人間 にんげん の目 め では識別 しきべつ できないが、一般 いっぱん のコピー機 き のγ がんま 特性 とくせい が人間 にんげん の視覚 しかく とは違 ちが う為 ため にコピーをとると埋 う め込 こ んだ文字 もじ が見 み えるようになる為 ため である。従 したが って、厳密 げんみつ にγ がんま 特性 とくせい を管理 かんり している複写 ふくしゃ 機 き や、スキャナとカラープリンタの組 く み合 あ わせでは埋 う め込 こ んだ文字 もじ は現 あらわ れない場合 ばあい がある(この脆弱 ぜいじゃく 性 せい は消費 しょうひ 者 しゃ 金融 きんゆう 業者 ぎょうしゃ には広 ひろ く知 し れ渡 わた っており、住民 じゅうみん 票 ひょう の偽造 ぎぞう を行 おこな ったとして摘発 てきはつ された業者 ぎょうしゃ もある)。
技術 ぎじゅつ 的 てき 保護 ほご 手段 しゅだん 回避 かいひ の禁止 きんし [ 編集 へんしゅう ]
この
節 ふし は
特 とく に
記述 きじゅつ がない
限 かぎ り、
日本 にっぽん 国内 こくない の
法令 ほうれい について
解説 かいせつ しています。また
最新 さいしん の
法令 ほうれい 改正 かいせい を
反映 はんえい していない
場合 ばあい があります。
ご自身 じしん が現実 げんじつ に遭遇 そうぐう した事件 じけん については法律 ほうりつ 関連 かんれん の専門 せんもん 家 か にご相談 そうだん ください。 免責 めんせき 事項 じこう もお読 よ みください。
現在 げんざい の著作 ちょさく 権 けん 法 ほう の規定 きてい [ 編集 へんしゅう ]
先述 せんじゅつ のようなコピーガードを回避 かいひ ・消去 しょうきょ する装置 そうち を仮 かり に作 つく ることが出来 でき たとしても、それを販売 はんばい ・配布 はいふ することは著作 ちょさく 権 けん 法 ほう 及 およ び不正 ふせい 競争 きょうそう 防止 ぼうし 法 ほう で禁止 きんし されている。なお著作 ちょさく 権 けん 法 ほう においては、当該 とうがい コピーガードは下記 かき 技術 ぎじゅつ 的 てき 保護 ほご 手段 しゅだん の要件 ようけん を満 み たしている場合 ばあい のみ適用 てきよう される。
また、その著作 ちょさく 物 ぶつ 等 とう の著作 ちょさく 権 けん を有 ゆう していないにも関 かか わらず、これらの装置 そうち を使 つか ってコピーガード(下記 かき 技術 ぎじゅつ 的 てき 保護 ほご 手段 しゅだん の要件 ようけん を満 み たしているものに限 かぎ られる)を消去 しょうきょ ・回避 かいひ によって可能 かのう となる複製 ふくせい を、その事実 じじつ を知 し りながら行 おこな うことは、著作 ちょさく 権 けん 法 ほう 上 じょう の私的 してき 使用 しよう の範囲 はんい から明文 めいぶん で除外 じょがい されており(同 どう 法 ほう 第 だい 30条 じょう 第 だい 1項 こう 第 だい 2号 ごう )、そのような私的 してき 使用 しよう の範囲 はんい 外 がい の複製 ふくせい は著作 ちょさく 権 けん 侵害 しんがい 行為 こうい となる。なお、その著作 ちょさく 物 ぶつ 等 とう の保護 ほご 期間 きかん が満了 まんりょう した場合 ばあい は、パブリックドメイン となるため、コピーガードを消去 しょうきょ ・回避 かいひ して録音 ろくおん ・録画 ろくが を行 おこな ったとしても、合法 ごうほう となる。しかし、パブリックドメインになっても、その著作 ちょさく 物 ぶつ 等 とう を著 いちじる しく改変 かいへん (権利 けんり 管理 かんり 情報 じょうほう の除去 じょきょ や改変 かいへん が含 ふく まれる)したりすると、著作 ちょさく 者 しゃ 人格 じんかく 権 けん または実演 じつえん 家 か 人格 じんかく 権 けん を侵害 しんがい する恐 おそ れがある。
技術 ぎじゅつ 的 てき 保護 ほご 手段 しゅだん
電子 でんし 的 てき 方法 ほうほう 、磁気 じき 的 てき 方法 ほうほう その他 た の人 ひと の知覚 ちかく によつて認識 にんしき することができない方法 ほうほう により、著作 ちょさく 者 しゃ 人格 じんかく 権 けん 若 も しくは著作 ちょさく 権 けん [注 ちゅう 5] 又 また は実演 じつえん 家 か 人格 じんかく 権 けん 若 わか しく著作 ちょさく 隣接 りんせつ 権 けん を侵害 しんがい する行為 こうい の防止 ぼうし 又 また は抑止 よくし (著作 ちょさく 権 けん 等 とう を侵害 しんがい する行為 こうい の結果 けっか に著 いちじる しい障害 しょうがい を生 しょう じさせることによる当該 とうがい 行為 こうい の抑止 よくし をいう)をする手段 しゅだん (著作 ちょさく 権 けん 等 とう を有 ゆう する者 もの の意思 いし に基 もと づくことなく用 もち いられているものを除 のぞ く。)であつて、著作 ちょさく 物 ぶつ 等 とう [注 ちゅう 6] の利用 りよう (著作 ちょさく 者 しゃ 又 また は実演 じつえん 家 か の同意 どうい を得 え ないで行 くだり つたとしたならば著作 ちょさく 者 しゃ 人格 じんかく 権 けん 又 また は実演 じつえん 家 か 人格 じんかく 権 けん の侵害 しんがい となるべき行為 こうい [注 ちゅう 7] を含 ふく む。)に際 さい し、これに用 もち いられる機器 きき が特定 とくてい の反応 はんのう をする信号 しんごう を著作 ちょさく 物 ぶつ 等 とう [注 ちゅう 6] に係 かか る音 おと 若 も しくは影像 えいぞう とともに記録 きろく 媒体 ばいたい に記録 きろく し、若 も しくは送信 そうしん する方式 ほうしき 又 また は当該 とうがい 機器 きき が特定 とくてい の変換 へんかん を必要 ひつよう とするよう著作 ちょさく 物 ぶつ 等 とう [注 ちゅう 6] に係 かか る音 おと 若 も しくは影像 えいぞう を変換 へんかん して記録 きろく 媒体 ばいたい に記録 きろく し、若 も しくは送信 そうしん する方式 ほうしき によるものをいう。(主旨 しゅし 、法 ほう 2条 じょう 1項 こう 20号 ごう )
コピーガードへの批判 ひはん [ 編集 へんしゅう ]
複製 ふくせい ・コピーがコピーガードにより制限 せいげん される中 なか 、一方 いっぽう で「私 わたし のお気 き に入 い り」といった形 かたち でベスト盤 ばん を作 つく ったり、テレビCMの部分 ぶぶん だけをカットして編集 へんしゅう するなど、音楽 おんがく ・映画 えいが ソフトを自分 じぶん の好 この みに合 あ わせて楽 たの しみたいと思 おも うことはごく自然 しぜん なことであり、CD ・DVD などのメディアが破損 はそん した時 とき のバックアップを取 と りたいと考 かんが えるユーザー も少 すく なくない。この他 ほか 、旧 きゅう 世代 せだい 化 か や規格 きかく 争 あらそ い での敗退 はいたい により、その規格 きかく に対応 たいおう する機器 きき 等 とう が次第 しだい に入手 にゅうしゅ ・修理 しゅうり しにくくなることを考 かんが えて、より新 あたら しい規格 きかく などにデータを移行 いこう させたいと考 かんが えるユーザーも少 すく なからず存在 そんざい している。
それゆえ、合法 ごうほう 的 てき にお金 かね ・代金 だいきん を払 はら っている利用 りよう 者 しゃ に対 たい しても過剰 かじょう な使用 しよう 制限 せいげん をかけているのではないかと問題 もんだい 視 し する意見 いけん も多 おお い。アメリカの「フェア・ユース規定 きてい 」にあたるものが日本 にっぽん には無 な いため、今後 こんご は著作 ちょさく 権 けん 者 しゃ 等 とう の権利 けんり が過剰 かじょう に保護 ほご され、ユーザが経済 けいざい 的 てき な負担 ふたん を強 し いられると共 とも にユーザビリティ も失 うしな われていくのではないかと懸念 けねん する声 こえ もある。
仮 かり に非 ひ 正規 せいき の手段 しゅだん でコピーガードを回避 かいひ する方法 ほうほう が発見 はっけん された場合 ばあい 、もはや不正 ふせい 利用 りよう 対策 たいさく としての効果 こうか は期待 きたい できない一方 いっぽう で、正規 せいき の利用 りよう 者 しゃ は引 ひ き続 つづ き不便 ふべん を強 し いられることとなる。
しかし、2004年 ねん 末 まつ 頃 ごろ から各 かく 音楽 おんがく メディア会社 かいしゃ はユーザーからの激 はげ しい批判 ひはん を受 う けたコピーコントロールCD の販売 はんばい を縮小 しゅくしょう する方向 ほうこう に入 はい った(一部 いちぶ の会社 かいしゃ や著作 ちょさく 者 しゃ は、その効果 こうか に疑問 ぎもん を呈 てい して当初 とうしょ から同 どう 技術 ぎじゅつ を採用 さいよう しない方針 ほうしん を取 と っている)。
行過 いきす ぎた著作 ちょさく 権 けん 保護 ほご 技術 ぎじゅつ は、ユーザーの不信 ふしん 感 かん を招 まね き、放送 ほうそう や記録 きろく メディアなどにおける新 しん 技術 ぎじゅつ も、コピーガードが足 あし かせとなって普及 ふきゅう を妨 さまた げかねない。例 たと えば、DVDレコーダーは2006年 ねん の日本 にっぽん 国内 こくない 出荷 しゅっか 台数 だいすう が前年 ぜんねん までと比 くら べ著 いちじる しく低下 ていか したが[22] [23] 、この原因 げんいん の1つに過剰 かじょう な著作 ちょさく 権 けん 保護 ほご 技術 ぎじゅつ の搭載 とうさい によって、従来 じゅうらい からのVHSやS-VHS等 とう のアナログ規格 きかく に比 くら べて使 つか い勝手 がって が悪化 あっか したことが挙 あ げられている[24] [25] 。
過去 かこ には、デジタル記録 きろく 方式 ほうしき のメディアについて、著作 ちょさく 権 けん 管理 かんり 団体 だんたい からの過剰 かじょう な著作 ちょさく 権 けん 保護 ほご 要求 ようきゅう がネックとなって、結局 けっきょく ほとんど普及 ふきゅう せず短命 たんめい に終 お わった製品 せいひん も多 おお くある。
デジタルテレビ放送 ほうそう に関 かん しても、2004年 ねん 4月 がつ 5日 にち より始 はじ まった「コピーワンス」規制 きせい が、普及 ふきゅう 阻害 そがい の原因 げんいん の一 ひと つに挙 あ げられ、コピー制御 せいぎょ の緩和 かんわ (数 すう 回 かい までのコピーを可能 かのう とするなど)を検討 けんとう に入 はい り、2008年 ねん には「ダビング10 」という規制 きせい 緩和 かんわ 策 さく が生 う まれた。しかし、暗号 あんごう 化 か を伴 ともな う著作 ちょさく 権 けん 保護 ほご が施 ほどこ されているため、合法 ごうほう 的 てき にメディアの孫 まご コピーが作成 さくせい できないなど依然 いぜん として使 つか い勝手 がって が悪 わる く、多 おお くの消費 しょうひ 者 しゃ の間 あいだ で不満 ふまん の声 こえ がある[26] 。
なお、日本 にっぽん のデジタルテレビ放送 ほうそう におけるコピーガードについては、「B-CAS 」の項目 こうもく で、詳 くわ しく解説 かいせつ しているので、そちらを参照 さんしょう のこと。
リージョンコード等 とう について [ 編集 へんしゅう ]
電機 でんき メーカー やコンテンツメーカーがビデオソフトなどを利用 りよう できる地域 ちいき を制限 せいげん することは、消費 しょうひ 者 しゃ の財産 ざいさん 権 けん ・知 し る権利 けんり や幸福 こうふく 追求 ついきゅう 権 けん に反 はん すると考 かんが えられる。Blu-ray Discでは、現在 げんざい 主流 しゅりゅう のDVD とは異 こと なり、リージョンコードこそあるものの日本 にっぽん のリージョンコードがアメリカ と同 おな じになっている。これからは、アメリカ 国内 こくない でのみ販売 はんばい されているコンテンツを、日本 にっぽん 向 む けの機器 きき で視聴 しちょう が可能 かのう になる可能 かのう 性 せい もある。また、現在 げんざい 主流 しゅりゅう のDVDについても、一部 いちぶ のメーカーからはリージョンコードフリーのプレーヤーも販売 はんばい されている。日本 にっぽん は2かALLとなる。
攻撃 こうげき 的 てき なコピーガード[ 編集 へんしゅう ]
上記 じょうき の通 とお り、他人 たにん の著作 ちょさく 物 ぶつ 等 とう に施 ほどこ されているコピーガードを回避 かいひ してコピーを作成 さくせい する事 こと は違法 いほう 行為 こうい であるが、違法 いほう である事 こと を知 し りながらコピーガードを回避 かいひ する一般 いっぱん 消費 しょうひ 者 しゃ は依然 いぜん として後 ご を絶 た たない。そうした中 なか 、無 む 許可 きょか での複製 ふくせい を防 ふせ ぐために、ユーザーに断 ことわ り無 な く秘密裏 ひみつり に監視 かんし ソフトをユーザーのパソコンに組 く み込 こ んだり、不正 ふせい を行 おこな った場合 ばあい にユーザーのパソコンのデータを消去 しょうきょ するような、攻撃 こうげき 的 てき なコピーガードも登場 とうじょう した。前者 ぜんしゃ の方法 ほうほう は多 おお くの正規 せいき 利用 りよう 者 しゃ にも影響 えいきょう が及 およ ぶ。自己 じこ の権益 けんえき 保護 ほご のために他者 たしゃ の権利 けんり に損害 そんがい を与 あた えるような手段 しゅだん は自己 じこ 防衛 ぼうえい のためといえども自力 じりき 救済 きゅうさい を禁 きん じた近代 きんだい 法 ほう の理念 りねん に反 はん し、そのような行為 こうい は電子 でんし 計算 けいさん 機 き 損壊 そんかい 等 とう 業務 ぎょうむ 妨害 ぼうがい 罪 ざい や電磁 でんじ 的 てき 記録 きろく 毀棄 きき 罪 ざい などに問 と われる可能 かのう 性 せい がある。2011年 ねん の刑法 けいほう 改正 かいせい で、このような攻撃 こうげき 的 てき なコピーガードの作成 さくせい および提供 ていきょう が不正 ふせい 指令 しれい 電磁 でんじ 的 てき 記録 きろく に関 かん する罪 つみ に問 と われることとなり、法 ほう が世論 せろん に追 お いついたことで、少 すく なくとも日本 にっぽん においてはこのようなコピーガードはほぼ姿 すがた を消 け した。
WinGroove事件 じけん [1] [2]
シェアウェア のソフトウェアシンセサイザ 「WinGroove 」に、不正 ふせい に流通 りゅうつう している特定 とくてい のIDとパスワードを入力 にゅうりょく すると、ハードディスクのFATを消去 しょうきょ しデータを読 よ み出 だ せなくしてしまうトラップが仕掛 しか けられていた事件 じけん 。なお、作者 さくしゃ は試験 しけん 的 てき に作 つく って組 く み込 こ んだトラッププログラムを取 と り除 のぞ かずに誤 あやま って公開 こうかい してしまった事故 じこ と主張 しゅちょう している。その後 ご のバージョンのWinGrooveにはこのルーチンは実装 じっそう されていない。
Vocal Cancel事件 じけん [3]
シェアウェアの音声 おんせい ファイル変換 へんかん ソフト「Vocal Cancel 」に、不正 ふせい に流出 りゅうしゅつ していた特定 とくてい のIDとパスワードを入力 にゅうりょく すると、トロイの木馬 もくば としての活動 かつどう を開始 かいし するというトラップが仕掛 しか けられていた事件 じけん 。作者 さくしゃ は意図 いと 的 てき にこの機能 きのう を実装 じっそう したことを認 みと めている。
ソニーBMG rootkit事件 じけん [4]
ソニー・ミュージックエンタテインメント (米国 べいこく ) のCDに入 はい っていた、著作 ちょさく 権 けん 管理 かんり ソフトウェアXPCにマルウェア の一種 いっしゅ ルートキット が組 く み込 こ まれていた事件 じけん 。アメリカ では訴訟 そしょう 騒動 そうどう にもなった。
EA によるSecuROM問題 もんだい [5] [6]
ビデオゲーム開発 かいはつ 大手 おおて のエレクトロニック・アーツ社 しゃ が自社 じしゃ 製品 せいひん とその体験 たいけん 版 ばん にSecuROM技術 ぎじゅつ を組 く み込 こ み、それを利用 りよう するパソコンにおいてインストール回数 かいすう が3回 かい までに制限 せいげん されたり、製品 せいひん と同時 どうじ にインストールされたSecuROMソフトウェア自体 じたい の削除 さくじょ が不能 ふのう になったり、ポータブルデバイスおよびリムーバブルデバイスへのアクセスが出来 でき なくなったというもの。また、訴状 そじょう によればSecuROMはコンピュータの基幹 きかん 部分 ぶぶん にインストールをされ、当該 とうがい コンピュータ端末 たんまつ の動作 どうさ を監視 かんし 、一定 いってい 状 じょう 況 きょう 下 か での動作 どうさ を制限 せいげん したりコンピュータの処理 しょり 能力 のうりょく を乗 の っ取 と り情報 じょうほう をエレクトロニック・アーツ社 しゃ に送信 そうしん しているとしている。
デジタル放送 ほうそう における、いわゆるコピーワンス(B-CASを利用 りよう したスクランブル放送 ほうそう 等 とう ) [ 編集 へんしゅう ]
BS 110度 ど CS 地上 ちじょう デジタル共用 きょうよう B-CASカード
放送 ほうそう の録画 ろくが を制限 せいげん する法令 ほうれい はないが、制御 せいぎょ 信号 しんごう のエンフォースメントを理由 りゆう として無料 むりょう 放送 ほうそう で実施 じっし されているB-CAS カードを用 もち いたスクランブル放送 ほうそう は、結果 けっか 的 てき に受信 じゅしん 機 き (TVや録画 ろくが 装置 そうち 等 とう )市場 いちば の大手 おおて 家電 かでん メーカーによる独占 どくせん を招 まね いており、私的 してき 独占 どくせん の禁止 きんし 及 およ び公正 こうせい 取引 とりひき の確保 かくほ に関 かん する法律 ほうりつ (独占 どくせん 禁止 きんし 法 ほう )違反 いはん であるとの指摘 してき がある。また、スクランブル放送 ほうそう 開始 かいし 後 ご (いわゆるコピーワンス 開始 かいし 後 ご )は株式会社 かぶしきがいしゃ B-CASと契約 けいやく を締結 ていけつ しなければ一切 いっさい の放送 ほうそう 視聴 しちょう が不可能 ふかのう (シュリンクラップ契約 けいやく の締結 ていけつ により開封 かいふう されたB-CASカードを機器 きき に挿入 そうにゅう しなければ、スクランブルが解除 かいじょ されない)であり、あまねく受信 じゅしん を義務付 ぎむづ けた放送 ほうそう 法 ほう への抵触 ていしょく など、数々 かずかず の法令 ほうれい 違反 いはん の可能 かのう 性 せい が指摘 してき されている。詳 くわ しくは、B-CAS を参照 さんしょう されたい。
ストリーミング配信 はいしん [ 編集 へんしゅう ]
ストリーミング では、ファイルをダウンロードしながら再生 さいせい を行 おこな うため、基本 きほん 的 てき に受信 じゅしん したファイルは保存 ほぞん されない。主 おも にダウンロード完了 かんりょう 後 ご の再生 さいせい では大 おお きな支障 ししょう が出 で るライブ配信 はいしん などで用 もち いられるが、コピーガード目的 もくてき でストリーミング配信 はいしん 限定 げんてい とするケースも見受 みう けられる。但 ただ し、超 ちょう 低速 ていそく 回線 かいせん (〜1Mbps)では再生 さいせい すらできない場合 ばあい がある、フリーソフトなどによる回避 かいひ 手段 しゅだん が存在 そんざい するなど、十分 じゅうぶん ではない点 てん も多 おお い。
創作 そうさく コピーガード画面 がめん のインターネット・ミーム化 か [ 編集 へんしゅう ]
『マリオパーティDS 』のコピーガードを映 うつ したと主張 しゅちょう する動画 どうが が投稿 とうこう され、2020年 ねん 末 まつ より話題 わだい を呼 よ んでいる。これはほぼ創作 そうさく 動画 どうが であると結論 けつろん 付 つ けられているが、この件 けん をきっかけに、任天堂 にんてんどう タイトルに海賊版 かいぞくばん 対策 たいさく を警告 けいこく する架空 かくう のホラー演出 えんしゅつ を導入 どうにゅう するネタはインターネット・ミーム 化 か してきており、アンチパイレシースクリーン と呼 よ ばれる。一方 いっぽう 、この種 たね のミームの存在 そんざい から、過去 かこ のコピーガードについて実在 じつざい するかどうかの裏付 うらづ けの有無 うむ が取 と り沙汰 ざた され、その少 すく なからずについてユーザーが面白 おもしろ がって創作 そうさく したという疑念 ぎねん が抱 いだ かれるようになった[27] 。
コピーガードに関連 かんれん する日本 にっぽん の法律 ほうりつ [ 編集 へんしゅう ]
^ (著作 ちょさく 者 しゃ 若 も しくは著作 ちょさく 権 けん 者 もの 又 また は実演 じつえん 家 か 若 も しく著作 ちょさく 隣接 りんせつ 権 けん 者 もの )以下 いか 同 おな じ
^ 著作 ちょさく 者 しゃ 人格 じんかく 権 けん 若 も しくは著作 ちょさく 権 けん 又 また は実演 じつえん 家 か 人格 じんかく 権 けん 若 も しくは著作 ちょさく 隣接 りんせつ 権 けん 。以下 いか 同 おな じ
^ 著作 ちょさく 物 ぶつ 、実演 じつえん 、レコード、放送 ほうそう 又 また は有線 ゆうせん 放送 ほうそう 。以下 いか 同 おな じ
^ なお、デジアナ変換 へんかん される一部 いちぶ のCATV アナログ波 は 再 さい 放送 ほうそう においても仕様 しよう 上 じょう コピーガード が掛 か かるものがある。
^ 2018年 ねん (平成 へいせい 30年 ねん )12月30日 にち 施行 しこう のTPP11改正 かいせい で、これに「出版 しゅっぱん 権 けん 」が追加 ついか される。
^ a b c 著作 ちょさく 物 ぶつ 、実演 じつえん 、レコード、放送 ほうそう 又 また は有線 ゆうせん 放送 ほうそう
^ 著作 ちょさく 者 しゃ の解散 かいさん もしくは死後 しご 、または実演 じつえん 家 か の死後 しご の人格 じんかく 的 てき 利益 りえき の保護 ほご (法 ほう 60、法 ほう 101の3)