2010 FIFAワールドカップ

2010 FIFAワールドカップ 2010 FIFA World Cup South Africa
優勝ゆうしょうしてカップを手てにしたスペイン
大会たいかい概要がいよう
開催かいさい国こく	南みなみアフリカ共和きょうわ国こく
日程にってい	2010年ねん6月11日にち - 7月がつ11日にち
チーム数すう	32 （6連盟れんめい）
開催かいさい地ち数すう	10 （9都市とし）
大会たいかい結果けっか
優勝ゆうしょう	スペイン （1回かい目め）
準じゅん優勝ゆうしょう	オランダ
3位い	ドイツ
4位い	ウルグアイ
大会たいかい統計とうけい
試合しあい数すう	64試合しあい
ゴール数すう	145点てん （1試合しあい平均へいきん 2.27点てん）
総そう入場にゅうじょう者しゃ数すう	3,178,856人にん （1試合しあい平均へいきん 49,670人にん）
得点とくてん王おう	トーマス・ミュラー （ゴールデンブーツ賞しょう） ダビド・ビジャ ヴェスレイ・スナイデル ディエゴ・フォルラン（5点てん）
最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅ	ディエゴ・フォルラン
< 20062014 >

2010 FIFAワールドカップ開幕かいまく戦せん 6月がつ11日にち、グループA 南みなみアフリカ対たいメキシコ

6月11日にち、グループA ウルグアイ対たいフランス

6月13日にち、グループD セルビア対たいガーナ

2010 FIFAワールドカップ（英えい: 2010 FIFA World Cup）は、2010年ねん（平成へいせい22年ねん）6月11日にちから7月がつ11日にちにかけて、南みなみアフリカで開催かいさいされた第だい19回かい目めのFIFAワールドカップである。決勝けっしょう戦せんはスペイン代表だいひょうとオランダ代表だいひょうの顔合かおあわせとなったが、スペイン代表だいひょうがアンドレス・イニエスタの決勝けっしょう点てんでオランダ代表だいひょうを1-0と下くだし初はつ優勝ゆうしょうを果はたした。大会たいかい最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅはウルグアイ代表だいひょうのディエゴ・フォルランが、得点とくてん王おうはドイツ代表だいひょうのトーマス・ミュラーが受賞じゅしょうした。

開催かいさい国こく選定せんていの経緯けいい

現げんFIFA会長かいちょうのゼップ・ブラッターは1998年ねんのFIFA会長かいちょう選挙せんきょで当時とうじUEFA会長かいちょうだったレナート・ヨハンソンに競せり勝かって当選とうせんを果はたした。勝敗しょうはいを決きめたのは、アフリカにおけるワールドカップ開催かいさいの見返みかえりのアフリカ票ひょうだった。2006年ねんのワールドカップの欧州おうしゅう開催かいさいが決きまった後のち、ブラッターはアフリカでワールドカップを開催かいさいするために、「ワールドカップ持もち回まわりシステム（ローテーションシステム）」を提案ていあん、理事りじ会かいにかけてFIFAの正式せいしきな方針ほうしんとした。

そのため、2010年ねん大会たいかいは2つのワールドカップ未み開催かいさい大陸たいりく連盟れんめいの内うちの1つであるアフリカで、そして2014年ねん大会たいかいは1978年ねんアルゼンチン大会たいかい以来いらい開催かいさいのない南米なんべいで行おこなうことが決きまった。

上記じょうきの経緯けいいでアフリカでワールドカップを開催かいさいすることが事前じぜんに決定けっていしていた。この枠組わくぐみの中なかで南みなみアフリカのほかにエジプト、リビア、モロッコ、チュニジアが立候補りっこうほした。

投票とうひょう前日ぜんじつの2004年ねん5月14日にちに、リビアとの共同きょうどう開催かいさいを予定よていしていたチュニジアが辞退じたいしたため、南みなみアフリカ、エジプト、モロッコの3カ国かこくに絞しぼられた。翌よく15日にち、チューリッヒで行おこなわれたFIFA理事りじ会かいでの決選けっせん投票とうひょうの結果けっか、14票ひょうを獲得かくとくした南みなみアフリカに決きまった（他たモロッコ10票ひょう、エジプト0票ひょう）。南半球みなみはんきゅうでの開催かいさいは1978年ねんのアルゼンチン大会たいかい以来いらい32年ねんぶりとなる。

なお、ワールドカップ持もち回まわりシステムは2007年ねん10月がつ29日にちのFIFA理事りじ会かいで破棄はきされ、2018年ねん以降いこうの大会たいかいについては「オープンビッド（自由じゆう立候補りっこうほ）」となり、直近ちょっきん2大会たいかいを開催かいさいした大陸たいりく以外いがいの全ぜん地域ちいきからの立候補りっこうほを認みとめることが決定けっていされた。これについて、ブラッターは「持もち回まわりシステムの採用さいようは、これまで開催かいさいがなかったアフリカ、そして78年ねん以来いらい30年ねん以上いじょうもワールドカップを開催かいさいしていない南米なんべいにもっていくための方便ほうべんだった」と説明せつめいしている。

予選よせん

詳細しょうさいは「2010 FIFAワールドカップ・予選よせん」を参照さんしょう

アフリカ予選よせんがアフリカネイションズカップ2010（アンゴラで開催かいさい）の予選よせんも兼かねていた関係かんけいで、本ほん大会たいかい開催かいさい国こくである南みなみアフリカも参加さんか（ただし、成績せいせきにかかわらずワールドカップ本ほん大会たいかいには出場しゅつじょう）。

出場しゅつじょう国こく

初はつ出場しゅつじょうはスロバキアのみで、過去かこのワールドカップの優勝ゆうしょう国こくであるウルグアイ、イタリア、ドイツ、ブラジル、イングランド、アルゼンチン、フランスの7ヶ国かこくはすべて出場しゅつじょうすることとなった。

出場しゅつじょう選手せんしゅは2010 FIFAワールドカップ参加さんかチームを参照さんしょう。

大陸たいりく連盟れんめい	出場しゅつじょう 枠わく数すう	予選よせん	組くみ 予選よせん順位じゅんい		出場しゅつじょう国こく・地域ちいき	出場しゅつじょう決定けってい日び	出場しゅつじょう回数かいすう	備考びこう
CAF	1+5	開催かいさい国こく			南みなみアフリカ共和きょうわ国こく	2004年ねん5月がつ15日にち	2大会たいかいぶり3回かい目め
		最終さいしゅう予選よせん	A組ぐみ	1位い	カメルーン	2009年ねん11月14日にち	2大会たいかいぶり6回かい目め
			B組ぐみ	1位い	ナイジェリア	2009年ねん11月14日にち	2大会たいかいぶり4回かい目め
			C組ぐみ	1位い	アルジェリア	2009年ねん11月18日にち	6大会たいかいぶり3回かい目め
			D組ぐみ	1位い	ガーナ	2009年ねん9月がつ6日にち	2大会たいかい連続れんぞく2回かい目め
			E組ぐみ	1位い	コートジボワール	2009年ねん10月がつ10日とおか	2大会たいかい連続れんぞく2回かい目め
UEFA	13	欧州おうしゅう予選よせん	1組くみ	1位い	デンマーク	2009年ねん10月がつ10日とおか	2大会たいかいぶり4回かい目め
				2位い	ポルトガル	2009年ねん11月18日にち	3大会たいかい連続れんぞく5回かい目め	☆
			2組くみ	1位い	スイス	2009年ねん10月がつ14日にち	2大会たいかい連続れんぞく9回かい目め
				2位い	ギリシャ	2009年ねん11月18日にち	4大会たいかいぶり2回かい目め	☆
			3組くみ	1位い	スロバキア	2009年ねん10月がつ14日にち	初はつ出場しゅつじょう
				2位い	スロベニア	2009年ねん11月18日にち	2大会たいかいぶり2回かい目め	☆
			4組くみ	1位い	ドイツ	2009年ねん10月がつ10日とおか	15大会たいかい連続れんぞく17回かい目め
			5組くみ	1位い	スペイン	2009年ねん9月がつ9日にち	9大会たいかい連続れんぞく13回かい目め
			6組くみ	1位い	イングランド	2009年ねん9月がつ9日にち	4大会たいかい連続れんぞく13回かい目め
			7組くみ	1位い	セルビア	2009年ねん10月がつ10日とおか	2大会たいかい連続れんぞく11回かい目め
				2位い	フランス	2009年ねん11月18日にち	4大会たいかい連続れんぞく13回かい目め	☆
			8組くみ	1位い	イタリア	2009年ねん10月がつ10日とおか	13大会たいかい連続れんぞく17回かい目め
			9組くみ	1位い	オランダ	2009年ねん6月がつ6日にち	2大会たいかい連続れんぞく9回かい目め
CONMEBOL	4.5	南米なんべい予選よせん	1位い		ブラジル	2009年ねん9月がつ5日にち	19大会たいかい連続れんぞく19回かい目め
			2位い		チリ	2009年ねん10月がつ10日とおか	3大会たいかいぶり8回かい目め
			3位い		パラグアイ	2009年ねん9月がつ9日にち	4大会たいかい連続れんぞく8回かい目め
			4位い		アルゼンチン	2009年ねん10月がつ14日にち	10大会たいかい連続れんぞく15回かい目め
			5位い		ウルグアイ	2009年ねん11月18日にち	2大会たいかいぶり11回かい目め	○
CONCACAF	3.5	最終さいしゅう予選よせん	1位い		アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく	2009年ねん10月がつ10日とおか	6大会たいかい連続れんぞく9回かい目め
			2位い		メキシコ	2009年ねん10月がつ10日とおか	5大会たいかい連続れんぞく14回かい目め
			3位い		ホンジュラス	2009年ねん10月がつ14日にち	7大会たいかいぶり2回かい目め
AFC	4.5	最終さいしゅう予選よせん	A組ぐみ	1位い	オーストラリア	2009年ねん6月がつ6日にち	2大会たいかい連続れんぞく3回かい目め
				2位い	日本にっぽん	2009年ねん6月がつ6日にち	4大会たいかい連続れんぞく4回かい目め
			B組ぐみ	1位い	韓国かんこく	2009年ねん6月がつ6日にち	7大会たいかい連続れんぞく8回かい目め
				2位い	朝鮮民主主義人民共和国ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく	2009年ねん6月がつ17日にち	11大会たいかいぶり2回かい目め
OFC	0.5	2次じ予選よせん	1位い		ニュージーランド	2009年ねん11月14日にち	7大会たいかいぶり2回かい目め	○

• 備考びこう欄らんの「☆」は欧州おうしゅう予選よせんプレーオフ、「○」は大陸たいりく間あいだプレーオフに勝利しょうりの上うえ、出場しゅつじょうが決定けっていした国くに。

本ほん大会たいかい

概要がいよう

波乱はらん続つづきの大会たいかい

史上しじょう初はつのアフリカ大陸たいりく開催かいさいとなったこの大会たいかいでは、強豪きょうごう国こくが新しん興国こうこく相手あいてに苦戦くせんしたり、これまで言いわれてきたジンクスが破やぶられる事態じたいが次々つぎつぎと起おこり、全体ぜんたいを通とおして波乱はらん続つづきの大会たいかいとなった。

有名ゆうめいだったジンクスとしては、「欧州おうしゅう以外いがいで開催かいさいされる大会たいかいは全すべて南米なんべい勢ぜいが優勝ゆうしょうし、欧州おうしゅう勢ぜいは優勝ゆうしょうできない」が挙あげられる。南米なんべいで開催かいさいされた1930年ねんの第だい1回かい大会たいかい（ウルグアイ）以降いこう、80年間ねんかん破やぶられなかったこのジンクスは、7月がつ6日にちにオランダがウルグアイに勝かち、南米なんべい勢ぜいが全滅ぜんめつしたことで破やぶられることが確定かくていし、最終さいしゅう的てきにスペインが初はつ優勝ゆうしょうを果はたした。

また、スペインはグループリーグ初戦しょせんでスイスに敗やぶれたにもかかわらず優勝ゆうしょうしたため、「グループリーグ初戦しょせんに負まけたチームは優勝ゆうしょうできない」というジンクスも破やぶられた。

さらに、本ほん大会たいかいに至いたるまで、「開催かいさい国こくはグループリーグを必かならず突破とっぱする」という著名ちょめいなジンクスも存在そんざいしたが、これも南みなみアフリカがグループリーグで敗退はいたいした事ことによって破やぶられることとなった。なお、南みなみアフリカは開幕かいまく戦せんでメキシコと引ひき分わけたため、「開幕かいまく戦せんでの敗北はいぼくはない」というジンクスはこの時点じてんでは守まもられていた(このジンクスは12年ねん後ごのカタール大会たいかいでカタールが敗北はいぼくしたことにより破やぶられた)。

グループリーグでは強豪きょうごう国こくと目めされていたチームが中堅ちゅうけん国こくや新興しんこう国こくに足あしをすくわれる事態じたいも起おこった。前回ぜんかいの2006年ねんドイツ大会たいかいでわずか2失点しってん（そのうちの1点てんはオウンゴール）という記録きろく的てきな少しょう失点しってんで優勝ゆうしょうしたイタリアは今こん大会たいかいも優勝ゆうしょう候補こうほの1つと目めされていたが、カテナチオを始はじめ代表だいひょう選手せんしゅの世代せだい交代こうたいの停滞ていたいが露呈ろていし、グループリーグだけで5失点しってんを喫きっして、初はつ出場しゅつじょうのスロバキアにも敗やぶれた。前回ぜんかい大会たいかい準じゅん優勝ゆうしょうのフランスは、大会たいかい前まえから指摘してきされたレイモン・ドメネク監督かんとくと選手せんしゅの確執かくしつや選手せんしゅ同士どうしの関係かんけい悪化あっか等とうの問題もんだいが表面ひょうめん化かし、チームが完全かんぜんな崩壊ほうかい状態じょうたいに陥おちいった。どちらも1勝しょうも上あげられず（イタリアは2分ふん1敗はい、フランスは1分ふん2敗はい）に共ともにグループリーグ最下位さいかいで姿すがたを消けした。

ベスト16には南米なんべい勢ぜい5チームが全すべて進出しんしゅつした。中なかでもウルグアイは、1970年ねんメキシコ大会たいかい以来いらい40年ねんぶりにベスト4に進出しんしゅつし、古豪こごう復活ふっかつを印象いんしょう付つけた。

アジア勢ぜいでは日本にっぽんと韓国かんこくの2チームがグループリーグを通過つうかし、自国じこく開催かいさい以外いがいで初はつの決勝けっしょうトーナメント進出しんしゅつを果はたした（決勝けっしょうトーナメント1回戦かいせんで日本にっぽんはパラグアイ、韓国かんこくはウルグアイにそれぞれ敗やぶれたためベスト8進出しんしゅつはならなかった）。この他ほか、今回こんかいからアジアからの出場しゅつじょうとなったオーストラリアもグループ2位い国こく（ガーナ）と勝かち点てん同点どうてんだった（得失点とくしってん差さで下回したまわったため、決勝けっしょうトーナメント進出しんしゅつはならず）。

オセアニア勢ぜいは、1982年ねんスペイン大会たいかい以来いらい28年ねんぶり出場しゅつじょうのニュージーランドが健闘けんとうした。代表だいひょう選手せんしゅの大半たいはんがセミプロ・アマチュアである中なかで堅守けんしゅが光ひかり、前回ぜんかい優勝ゆうしょうのイタリアをはじめ、初はつ出場しゅつじょうのスロバキア、パラグアイ相手あいてに3分わけと意地いじを見みせた。決勝けっしょうトーナメント進出しんしゅつはならなかったものの、出場しゅつじょう32ヶ国かこく中ちゅう唯一ゆいいつ無敗むはいで大会たいかいを終おえた（上述じょうじゅつの通とおり、優勝ゆうしょうしたスペインはグループリーグ初戦しょせんでスイスに敗やぶれている）。

その一方いっぽうで、アフリカ勢ぜいはアフリカ大陸たいりくの開催かいさいにもかかわらず、苦戦くせん・劣勢れっせいが続つづいた。開催かいさい国こくの南みなみアフリカがグループリーグで姿すがたを消けしたのを初はじめ、カメルーンやアルジェリア、ナイジェリアに至いたってはグループリーグで1勝しょうも出来できずに大会たいかいを後のちにした。そういった劣勢れっせいの中なかでもガーナがアフリカ勢ぜい3カ国かこく目めのベスト8に進出しんしゅつし存在そんざい感かんを示しめした。

守備しゅび重視じゅうしの展開てんかいへ

上記じょうきのように波乱はらんが続つづいた背景はいけいは、今こん大会たいかいが守備しゅび重視じゅうしの大会たいかいであったからだといわれている。

今こん大会たいかいは、堅牢けんろうな守備しゅびを維持いじして失点しってんを防ふせぎ、隙すきを突ついてカウンターで得点とくてんを取とるという「堅守けんしゅ速攻そっこう」の戦略せんりゃくを実践じっせんしたチームが多おおかった。その影響えいきょうもあって1点てん差さ試合しあいが増加ぞうかし、全ぜん64試合しあいの合計ごうけい得点とくてんは145点てんに留とまり、1試合しあい平均へいきん得点とくてんは2.27点てんと史上しじょう2番目ばんめに低ひくい結果けっかとなった。(決勝けっしょう含ふくめ、90分間ふんかんで0-0の試合しあいが8試合しあい)

中堅ちゅうけん・新興しんこう国こくは強豪きょうごう国こくと互角ごかくに渡わたり合あうために守備しゅびを重視じゅうしする戦略せんりゃくを取とることは過去かこにもあり、今こん大会たいかいが特別とくべつ珍めずらしいとはいえないが、従来じゅうらいまでは攻撃こうげき的てきなチームという印象いんしょうのあった強豪きょうごう国こくであるオランダやブラジルも今こん大会たいかいでは守備しゅびを強化きょうかし、堅守けんしゅ速攻そっこうで大会たいかいに臨のぞんだ。

こういった堅守けんしゅ速攻そっこう戦略せんりゃくにより、スイスや日本にっぽん、スロバキアといったサッカー中堅ちゅうけん・新興しんこう国こくが実力じつりょく上位じょうい国こくに勝かつ試合しあいが増ふえた反面はんめん、強豪きょうごう国こくは得点とくてんを重かさねられずに苦戦くせんが続つづいた。このことを象徴しょうちょうするように、優勝ゆうしょうしたスペインは全ぜん試合しあいを通とおしてわずか2失点しってん（大会たいかい優勝ゆうしょうチームとしては史上しじょう最少さいしょうタイ記録たいきろく）しかしていないが、その一方いっぽうで全ぜん試合しあい通つうじて8得点とくてん（大会たいかい優勝ゆうしょうチームとしては史上しじょう最少さいしょう得点とくてん）しか挙あげていない。堅守けんしゅのチームに苦くるしみ、なかなか得点とくてんを挙あげられなかったといえる。

開催かいさいへの不安ふあん

ワールドカップでは、過去かこに1986年ねん大会たいかいが当初とうしょコロンビア開催かいさいの予定よていが治安ちあんの悪わるさと国内こくない情勢じょうせいの悪化あっかから、1983年ねん5月がつにメキシコでの開催かいさいに変更へんこうされたことがある。今こん大会たいかいも同様どうようの理由りゆうから南みなみアフリカで実際じっさいに開催かいさいできるか、安全あんぜんに試合しあいができるかについては、開幕かいまく直前ちょくぜんまで懸念けねんと不安ふあんが付つきまとった。

南みなみアフリカでは、1995年ねんにラグビーワールドカップ、2003年ねんにはクリケット・ワールドカップが開催かいさいされた実績じっせきもあるが、それ以降いこうは治安ちあんの悪化あっかが著いちじるしく、特とくに2会場かいじょうのあるヨハネスブルグは「世界せかい最悪さいあくの犯罪はんざい都市とし」「世界せかいの犯罪はんざい首都しゅと」とまで言いわれ、昼夜ちゅうやを問とわず強盗ごうとう、殺人さつじんが多発たはつしており、その他たの都市としについても治安ちあん面めんが問題もんだい視しされている（日本にっぽんの外務省がいむしょうも、ヨハネスブルク、プレトリア、ケープタウン、ダーバンの4都市としについて「十分じゅうぶん注意ちゅういしてください」との危険きけん情報じょうほうを継続けいぞくして出だしている）。南みなみアフリカでの殺人さつじん事件じけんの発生はっせい率りつは、日本にっぽんの35倍ばい、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくと比較ひかくしても7倍ばい という高率こうりつであり、南みなみアフリカ国民こくみんもインターネットで、観戦かんせんに来くるなら十分じゅうぶん注意ちゅういするようにと警告けいこくしている状態じょうたいである。

また、近年きんねんでは電力でんりょく不足ふそくによって相次あいついだ停電ていでん騒さわぎにより社会しゃかいインフラの脆弱ぜいじゃくさが露呈ろていされており、空港くうこうから市街地しがいちを結むすぶ電車でんしゃやバスもないため（高速こうそくバスについては導入どうにゅう・運行うんこうが始はじまっているが、運行うんこう開始かいし2日にち目めに早はやくも銃撃じゅうげき事件じけんが発生はっせいしてしまった）、あらかじめ出迎でむかえの車くるまを手配てはいしておかなくては空港くうこうから出でることもままならず、その空港くうこう内ないすらもひったくりが発生はっせいするなど安全あんぜんとは到底とうてい言いい難がたい現状げんじょうである。開催かいさいまでにこれらの問題もんだいを解決かいけつすることが重要じゅうようとされているが、大会たいかいまでには間まに合あわないのではないかとの指摘してきも上あがった。そのため、2009年ねん11月12日にちに行おこなわれた日本にっぽん対たい南みなみアフリカの国際こくさい親善しんぜん試合しあいの際さいには3千せん人にんの警備けいび員いんや警官けいかんを配置はいちし本番ほんばんさながらの厳戒げんかい態勢たいせいが敷しかれた。なお、この親善しんぜん試合しあいを観戦かんせんしに行いった日本人にっぽんじんサポーターが強盗ごうとう被害ひがいに遭あうという事件じけんも発生はっせいしている。こうした事態じたいを受うけ、日本にっぽんサッカー協会きょうかいは女性じょせい記者きしゃを渡航とこうさせることを事前じぜんに禁止きんしする通告つうこくを出だしていた。また、抽選ちゅうせん会かいが行おこなわれたケープタウンの会場かいじょうでは、抽選ちゅうせん会かい開催かいさい前まえに爆ばく弾だんテロ騒動そうどうが起おきている。

会場かいじょうの準備じゅんびも遅おくれており、開催かいさいが決きまったのは2004年ねん5月がつであるにもかかわらず、直近ちょっきんのドイツ大会たいかいが終了しゅうりょうした2006年ねん7月がつになっても、準備じゅんびのスケジュールさえ作つくられていなかった（2007年ねんに入はいって漸ようやく、9つの都市としで10スタジアムの新築しんちく・改築かいちく工事こうじが本格ほんかく化かした）。

2007年ねん4月がつ、FIFAのブラッター会長かいちょうは、もし開催かいさいが不可能ふかのうであればとの仮定かていの上うえで、既すでに開催かいさい経験けいけんのあるアメリカ、イングランド、スペイン、日本にっぽん、メキシコを代替だいたい候補こうほ地ちとして挙あげた。後のちにこの発言はつげんは撤回てっかいされたが、FIFAが南なんア開催かいさいに不安ふあんを持もっていることが明あきらかにされた。2007年ねん7月がつ19日にちにブラッター会長かいちょうは南なんアを訪おとずれムベキ大統領だいとうりょうと会談かいだんし、建設けんせつが遅おくれている輸送ゆそう手段しゅだんと宿泊しゅくはく施設しせつの向上こうじょうにもっと努力どりょくすべきだと伝つたえた。2008年ねん6月がつ、ブラッター会長かいちょうは自然しぜん災害さいがいで南みなみアフリカ開催かいさいが困難こんなんになった場合ばあいの対策たいさくという前提ぜんていで開催かいさい地ち変更へんこう案あんを準備じゅんびしていることを公式こうしきに認みとめた。

その後ご2008年ねん7月がつの英えいテレビのスカイニューズの取材しゅざいに、国際こくさいサッカー連盟れんめい（FIFA）のブラッター会長かいちょうは2010年ねんワールドカップ（W杯はい）南みなみアフリカ大会たいかいが自然しぜん災害さいがいなど不測ふそくの事態じたいで競技きょうぎ実施じっしが不可能ふかのうとなった場合ばあいに備そなえ、3カ国かこくの協会きょうかいに代替だいたい開催かいさいを非公式ひこうしきに打診だしんし、そのうちの1か国こくが日本にっぽんであるとコメントしたが、犬飼いぬかい基はじめ昭あきら会長かいちょうは後のちに、日本にっぽんでの代替だいたい開催かいさいはないとこれを否定ひてい。FIFAのバルク事務じむ局長きょくちょうも日本にっぽんなどに直接ちょくせつ打診だしんしていないことを明あきらかにしている。

気候きこう・開始かいし時間じかん・時差じさ

開催かいさい時期じきとなった6月がつから7月がつは南みなみアフリカの冬期とうきにあたり（南半球みなみはんきゅうは北半球きたはんきゅうでは季き節ぶしが逆ぎゃくになる）、平均へいきん最高さいこう気温きおん18℃、平均へいきん最低さいてい気温きおん6℃と、気温きおんは各かく都市としによって異ことなる（高原こうげん部ぶなどは特とくに1日にちの寒暖かんだんの差さが大おおきい）。また、雨季うきは11月から3月がつであるが、地域ちいきによって降雨こううに違ちがいがある。南西なんせいの海岸かいがんは地中海ちちゅうかい性せい気候きこうであるため、冬ふゆに雨あめが多おおく降ふるという傾向けいこうがある。

同おなじ時期じきにプレワールドカップとして開催かいさいされたFIFAコンフェデレーションズカップ2009では、一番いちばん寒さむかった試合しあいはブルームフォンテーンで行おこなわれた準決勝じゅんけっしょう・スペイン対たいアメリカ戦せんで、夜よる8時半じはん開始かいしで気温きおんは5℃（天候てんこうは晴はれ）だった。逆ぎゃくに一番いちばん暑あつかった試合しあいはプレトリアで行おこなわれたグループリーグB組ぐみアメリカ対たいブラジル戦せんで、夕方ゆうがた4時じ開始かいしで気温きおんは20℃（天候てんこうはくもり）だった（全ぜん試合しあいの詳細しょうさいなコンデションはFIFAコンフェデレーションズカップ2009へ）。時差じさは前回ぜんかいドイツ大会たいかい同様どうよう、中央ちゅうおうヨーロッパ夏時間なつじかんと同おなじである（日本にっぽんの方ほうが7時間じかん早はやい）。

2010FIFAワールドカップ南みなみアフリカ大会たいかいの全ぜん64試合しあい中ちゅう、10試合しあいが昼ひる1時半じはん開始かいし、25試合しあいが夕方ゆうがた4時じ開始かいし、29試合しあいが夜よる8時半じはん開始かいしで行おこなわれた。（内訳うちわけはグループリーグ全ぜん48試合しあい中ちゅう、10試合しあいが昼ひる1時半じはん、19試合しあいが夕方ゆうがた4時じ、19試合しあいが夜よる8時半じはん。決勝けっしょうトーナメント全ぜん16試合しあい中ちゅう、6試合しあいが夕方ゆうがた4時じ、10試合しあいが夜よる8時半じはん。準決勝じゅんけっしょう以降いこうは全すべて夜よる8時半じはん開始かいし。時刻じこく表示ひょうじは全すべてUTC+2）。

標高ひょうこう・気候きこうの影響えいきょう

会場かいじょうの半数はんすうが1000mを超こえる高地こうちだが、コンフェデ杯はい2009を現地げんちで視察しさつした日本にっぽんサッカー協会きょうかいFIFAコンフェデレーションズカップ2009テクニカルスタディグループは、試合しあいにはさほど影響えいきょうはないようだと報告ほうこくしている。

その一方いっぽうで、影響えいきょうがあるとする意見いけんもある。毎年まいとし南みなみアフリカに遠征えんせいし、高地こうちでの試合しあい経験けいけんが豊富ほうふなラグビーニュージーランド代表だいひょう（オールブラックス）現役げんえき選手せんしゅたちは「現地げんちで十分じゅうぶんな時間じかんをかけてトレーニングする必要ひつようがある。（高地こうちで空気くうき抵抗ていこうが少すくなくなるため）ボールが軽かるくなる（良よく飛とぶ）」、「体調たいちょうが悪わるくなることもある。疲つかれもたまる。選手せんしゅを入いれ替かえるのも大切たいせつ」と証言しょうげんした。

2009年ねん6月がつに首都しゅとプレトリア （1214m）で行おこなわれた2010FIFAワールドカップ南みなみアフリカ大会たいかいの主審しゅしんの選考せんこうと研修けんしゅうを兼かねた「エリートセミナー3」に参加さんかした西村にしむら雄一ゆういち国際こくさい主審しゅしんは「トレーニングやフィジカルテストは心拍しんぱく計けいを装着そうちゃくして行おこなうが、過去かこのセミナー時じと比くらべて心拍しんぱく数値すうちが10ほど高たかい値ねだった。標高ひょうこうの影響えいきょうか空気くうきの乾燥かんそうか、環境かんきょう面めんによって心拍しんぱく数すうに負荷ふかがかかった。慣なれるまでの時間じかんと訓練くんれんが必要ひつよう。具体ぐたい的てきな自覚じかく症状しょうじょうはすぐ息いきが上あがること。体からだが重おもくなるとか動うごきにくいということはなかった」、「日本にっぽんと比くらべかなり乾燥かんそうしており、夕方ゆうがたには唇くちびるがカサカサに。除草じょそう作業さぎょうの野焼のやきの煙けむり、未み舗装ほそうの赤土あかつちの道みちから巻まき上あげられる土つちぼこりがすさまじく、反応はんのうする花粉かふんはないのに花粉かふん症しょうの症状しょうじょうが出でて鼻はなが利きかなくなった。空気くうきの影響えいきょうがあるのかも」と語かたった。

東京とうきょう・西にしが丘おかの国立こくりつスポーツ科学かがくセンター (JISS)の鈴木すずき康弘やすひろは「持久じきゅう力りょくを示しめす最大さいだい酸素さんそ摂取せっしゅ量りょう (VO2max)が標高ひょうこう1000mで5〜10%程度ていど、1500mで10%以上いじょう低下ていかする。数値すうちが高たかい人ひとの方ほうが低下ていか率りつも大おおきい。つまり走はしれる人ひとほど駄目だめになりやすい」と説明せつめいした。

日本にっぽん陸連りくれんの前ぜん女子じょし長距離ちょうきょり・マラソン部長ぶちょうで、高地こうち練習れんしゅうに詳くわしい金きむ哲彦てつひこは「1500mぐらいなら目めくじらを立たてる高たかさでもないが、少すこし息苦いきぐるしさは感かんじると思おもう」と話はなしている。空気くうき力学りきがくの専門せんもん家か、元もとマサチュまさちゅーセッツ工科大せっつこうかだい教授きょうじゅのキム・ブレア博士はかせは「標高ひょうこう1700mでは、シュートが飛とんでGKの手元てもとに届とどくまでのスピードが平地ひらちより5%速はやくなる。この差さは選手せんしゅではない一般人いっぱんじんにも明あきらかに分わかるほど大おおきい」と指摘してき。また、同どう博士はかせは「高地こうちでは酸素さんそが少すくなく空気くうき抵抗ていこうが小ちいさいので、回転かいてんをかけるカーブ系けいのシュートの曲まがる幅はばは小ちいさい」と語かたっている。

2010年ねん1月がつ6日にちにAFCアジアカップ2011の予選よせんA組ぐみ第だい5戦せんイエメン対たい日本にっぽん戦せんが標高ひょうこう2300mを超こすイエメン首都しゅとサナアで行おこなわれた。現地げんち入いり後ごの練習れんしゅうでは「息苦いきぐるしい」、「すぐに疲つかれる」、「体からだが重おもい」などの反応はんのうが日本にっぽん代表だいひょう選手せんしゅから出でた。試合しあい後ごは金崎かねさき夢ゆめ生せいが「後半こうはんは正直しょうじき苦くるしかった」と話はなしたように、いつも以上いじょうに体力たいりょくを消耗しょうもうした選手せんしゅが目立めだった。岡田おかだ監督かんとくも「結構けっこうきついようだ。吐はき気けがするという者ものもいた」と高地こうちの影響えいきょうを認みとめた。また、気圧きあつの関係かんけいでボールのスピードや飛ひ距離きょりが変かわり、感覚かんかくのずれを口くちにする日本にっぽん代表だいひょう選手せんしゅもいた。

ブブゼラの騒音そうおん問題もんだい

南みなみアフリカではサッカーの試合しあいで、サポーターが応援おうえんのためにブブゼラという楽器がっきを吹ふき鳴ならす習慣しゅうかんがある。本ほん大会たいかいでは南みなみアフリカ戦せん以外いがいの試合しあいでも、各国かっこくのサポーターがブブゼラを吹ふき鳴ならして応援おうえんした。

しかし、ブブゼラが出だす音おとは非常ひじょうに大おおきく、試合しあいの妨害ぼうがいにつながる可能かのう性せいがある上うえに長時間ちょうじかん聞きき続つづけると難聴なんちょうを引ひき起おこす可能かのう性せいがある。そのため選手せんしゅや視聴しちょう者しゃからは音おとが耳障みみざわりだとして不満ふまんや苦情くじょうが出でており、使用しようの禁止きんしを求もとめる意見いけんも挙あがったほどである。フランスのケーブルテレビ局てれびきょくでは視聴しちょう者しゃの苦情くじょうを受うけ、音響おんきょう効果こうか機器ききを利用りようすることでブブゼラの音おとの周波数しゅうはすうだけをカットして放映ほうえいした。

この問題もんだいに対たいし、FIFAではブブゼラの使用しようを容認ようにんする方針ほうしんをとっている。2010 FIFAワールドカップの組織そしき委員いいん会かいは大会たいかい開幕かいまく直前ちょくぜんにブブゼラの騒音そうおんに関かんする調査ちょうさを行おこない、同どう委員いいん会かい会長かいちょうが「非常時ひじょうじのアナウンスをかき消けしたり、国歌こっか斉唱せいしょうの際さいに非礼ひれいにあたる可能かのう性せいがある」と懸念けねんを表明ひょうめいしたが、使用しようを禁止きんしする措置そちは講こうじられなかった。その結果けっか大会たいかい2日にち目めまでは国歌こっか斉唱せいしょう時じにも吹ふき鳴ならされたが、大会たいかい3日にち目め以降いこうは国歌こっか斉唱せいしょうの前まえに会場かいじょうのビジョンで注意ちゅういを促うながしたり、「ブブゼラを鳴ならさず、お静しずかにお願ねがいします。」とのアナウンスをしたため、国歌こっか斉唱せいしょう時じにブブゼラはほとんど吹ふかれなくなった。

今こん大会たいかいにおける賞金しょうきんおよび補償ほしょう金きん(負傷ふしょうの保険ほけん金きん)について

本ほん大会たいかいの優勝ゆうしょう賞金しょうきんを3000万まんドル（約やく26億おく4000万まん円えん）にすると、2009年ねん12月3日にちにFIFAが発表はっぴょうした。前回ぜんかいのドイツ大会たいかいの優勝ゆうしょう賞金しょうきん2450万まんスイスフラン（約やく22億おく5000万まん円えん＝当時とうじ）から増額ぞうがくされた。また、準じゅん優勝ゆうしょうのチームには2400万まんドル（約やく21億おく1200万まん円えん）、3位いには2000万まんドル（約やく18億おく円えん）、4位いには1800万まんドル（約やく16億おく円えん）、グループリーグ敗退はいたい国こく（17位い〜32位い）も、800万まんドル（約やく7億おく円えん）を受うけ取とる。さらに、全ぜん出場しゅつじょうチームには経費けいひとして100万まんドル（約やく8837万まん円えん）ずつが支払しはらわれる。賞金しょうきん総額そうがくは、前回ぜんかいのドイツ大会たいかいに比くらべて61%増ぞうの4億おく2000万まんドル（約やく369億おく6000万まん円えん）になる見通みとおしである。

また、同日どうじつFIFAはG-14（欧州おうしゅうビッグクラブ連合体れんごうたい）との合意ごういに基もとづき、2010 FIFAワールドカップに出場しゅつじょうする選手せんしゅの各かく所属しょぞくクラブに、総額そうがく約やく4000万まんドル（約やく35億おく円えん）の補償ほしょう金きん（負傷ふしょうの保険ほけん金きん）が支払しはらわれると発表はっぴょうした。各かくクラブには所属しょぞくする選手せんしゅ1人にんにつき、大会たいかい期間きかん中ちゅう1日にち1600ドル（約やく14万まん円えん）が支払しはらわれる。 補償ほしょう金きん制度せいどは2014年ねんのブラジルW杯はいでも採用さいようされる予定よてい。

公式こうしき試合しあい球だま

詳細しょうさいは「ジャブラニ」を参照さんしょう

公式こうしき試合しあい球だまはアディダス社しゃ製せいのジャブラニが採用さいようされた。より真しん球だまに近ちかいフォルムとなるよう新しん技術ぎじゅつを用もちいて設計せっけい・製造せいぞうされたが、ゴールキーパーをはじめとした各国かっこく代表だいひょう選手せんしゅから「軽かるすぎる」「不規則ふきそくな変化へんかをする」といった批判ひはんが噴出ふんしゅつし、イタリア代表だいひょうのゴールキーパーであるジャンルイジ・ブッフォンに至いたっては「このボールでW杯はいをやるのは恥はじ」とまでコメントした。

決勝けっしょう戦せんではジャブラニのデザインにおける黒色こくしょく部分ぶぶんを黄金おうごん色しょくにした特別とくべつ球だま「ジョブラニ」が使用しようされた。

チケット問題もんだい

観戦かんせんチケット（偽造ぎぞう防止ぼうし策さく部分ぶぶんを拡大かくだい）

本ほん大会たいかいのチケットは従来じゅうらいの郵送ゆうそうではなく、全すべて南みなみアフリカにある専用せんよう発券はっけん機きによる現地げんち発券はっけんのみで受うけ取とれる制度せいどに変更へんこうされた。チケット予約よやくの際さいに使用しようしたクレジットカードを発券はっけん機きに挿入そうにゅうした後のち、当選とうせんしたチケットが画面がめんに表示ひょうじされ、間違まちがいが無なければ画面がめんのOKボタンを押おし、その後ご発券はっけんされた。この機械きかいは英語えいごの他ほかに、フランス語ふらんすご、スペイン語ご、ポルトガル語ごにも対応たいおう。実際じっさいに南みなみアフリカに来こない者ものへのチケット入手にゅうしゅと、それに伴ともなう転売てんばいを防止ぼうしする制度せいどであった。実際じっさいには開幕かいまく戦せんの試合しあい開始かいし1ヶ月かげつ前まえより発券はっけんが出来できたため、完全かんぜんに転売てんばいを防止ぼうしすることは出来できなかったが、一定いっていの効果こうかはもたらした。この現地げんち発券はっけん機きによるチケット発券はっけんはFIFAコンフェデレーションズカップ2009より開始かいしされ、FIFAクラブワールドカップ2009でも行おこなわれた。なお、発券はっけん機きの側がわには必かならず係員かかりいんが常駐じょうちゅうしており、トラブルや問とい合あわせにはすぐに対応たいおう出来できる体制たいせいとなっていた。

チケットは偽造ぎぞう防止ぼうしのため、予あらかじめチケットにはホログラムが施ほどこされており、購入こうにゅう者しゃの氏名しめい、予約よやく時じの整理せいり番号ばんごう（共ともに黒くろの塗ぬりつぶし部分ぶぶん）、チケット上部じょうぶのバーコード、チケットの発券はっけん日び時じ、発券はっけん場所ばしょを記載きさい。またチケット表面ひょうめんと裏面りめんの間あいだに緑色みどりいろの偽造ぎぞう防止ぼうしシートを挟はさみこんだ3枚まい構造こうぞうになっている。未み使用しようのチケットでは判わかり難がたいが、チケットの半はん券けんを切きり離はなした後のちに判明はんめいしやすいようになっている。

試合しあい会場かいじょうへの入場にゅうじょうには、従来じゅうらいどおり2段階だんかいのセキュリティーチェックが行おこなわれた。第だい1段階だんかいでは金属きんぞく探知たんち機きとボディーチェックによる会場かいじょうへの持込もちこめ禁止きんし物ぶつのチェックを受うけ、チケットの半はん券けんを切きり離はなした。この第だい1段階だんかいを抜ぬけるとスポンサー企業きぎょうによるイベント会場かいじょう、大会たいかいグッズ売うり場ば等とうへ入場にゅうじょう出来できた。また第だい2段階だんかいではチケット上部じょうぶのバーコードを読取よみと機械きかいにかざし、問題もんだいがなければ試合しあい会場かいじょうエリアに入場にゅうじょう出来できた。なお、第だい1段階だんかい後ごのエリア、試合しあい会場かいじょうエリアに入場にゅうじょうすると再さい入場にゅうじょうは出来できず、また試合しあい会場かいじょうエリアから第だい1段階だんかいのエリアに戻もどることも出来できなかった。

しかし、実際じっさいに大会たいかいが始はじまってみると、チケットが売うれているにもかかわらず、空席くうせきの目立めだつ試合しあいが多おおく見受みうけられた。6月12日にちの韓国かんこく-ギリシャ戦せんでは約やく42,000人にん収容しゅうようで来場らいじょう者しゃは約やく32,000人にん、14日にちの日本にっぽん対たいカメルーン戦せんは収容しゅうよう人数にんずうの約やく75％、15日にちのニュージーランド対たいスロバキア戦せんも60％ほどしか座席ざせきは埋うずまらなかった。これに対たいしFIFAは、原因げんいんを調査ちょうさするとの見解けんかいを示しめした。

日本にっぽん戦せんチケット

1998年ねんフランス大会たいかいから続つづいているチケットやツアーの問題もんだいが、本ほん大会たいかいでも発生はっせいする事態じたいとなった。

開催かいさい地ち・南みなみアフリカでの宿泊しゅくはく場所ばしょや移動いどう手段しゅだんの手配てはいを請うけ負おった「Toer Africa」（ツールアフリカ）に対たいし、ツアーを申もうし込こんだ顧客こきゃくより「ツアー代金だいきんを振ふり込こんだが、業者ぎょうしゃと連絡れんらくが取とれない。」との相談そうだんや問とい合あわせが、2010年ねん4月がつ20日にち頃ごろより在ざい南みなみアフリカ日本にっぽん大使館たいしかんに寄よせられるようになった。
ツールアフリカは、南みなみアフリカで会社かいしゃが設立せつりつされたとして、観戦かんせんチケットや往復おうふく航空こうくう券けんを自みずから確保かくほしている個人こじん旅行りょこう者しゃ向むけに「現地げんちで大学だいがくの寮りょうを借かり、宿泊しゅくはく施設しせつとして提供ていきょうする」とホームページなどで2009年ねん6月がつ頃ごろから参加さんか者しゃを募集ぼしゅう。また、連絡れんらく先さきとしてメールアドレスと南みなみアフリカでの電話でんわ番号ばんごうをホームページに掲載けいさいし、問とい合あわせには日本人にっぽんじんとみられるスタッフが応対おうたいしていた。
申込もうしこみ者しゃに伝つたえた東京とうきょう都と日野ひの市しのマンション一いち室しつの事務所じむしょには表札ひょうさつも掲かかげられているが、現在げんざいは不在ふざいで電話でんわもつながらず、毎日新聞まいにちしんぶんからのメールでの取材しゅざいにも返信へんしんがない状態じょうたいが続つづいているとのこと。
その後ご申込もうしこみ者しゃの一人ひとりより、メールの返信へんしんの遅延ちえんがあったり、その後ごメールでツアー代金だいきんの請求せいきゅうがあったため日本にっぽん国内こくないの銀行ぎんこう口座こうざに料金りょうきんを振ふり込こんだが、受領じゅりょう書しょは届とどかず、連絡れんらくも取とれなくなったとのこと。なお、ツールアフリカは、旅行りょこう業法ぎょうほうに基もとづく登録とうろくは観光かんこう庁ちょうや都とにされておらず、大使館たいしかんも調査ちょうさしている。

なお代金だいきんの振込ふりこみ先さきであるツールアフリカ側がわの銀行ぎんこうは、「個別こべつ案件あんけんにはお答こたえできない」としながらも、トラブルの実態じったい確認かくにんが必要ひつようと判断はんだんとし、4月がつ下旬げじゅんに口座こうざの出入でいり金きんを停止ていしする措置そちを行おこなった。

誤審ごしん問題もんだい

欧州おうしゅう予選よせんプレーオフのフランス対たいアイルランド戦せんで物議ぶつぎを醸かもした誤審ごしん問題もんだいが、本ほん大会たいかいの決勝けっしょうトーナメントでも噴出ふんしゅつした。

6月28日にちに行おこなわれた決勝けっしょうトーナメント1回戦かいせんのドイツ対たいイングランド戦せんでは、前半ぜんはんにイングランドのフランク・ランパードが放はなったシュートがゴールポストに当あたった後のちドイツ側がわのゴールラインを超こえたが、得点とくてんが認みとめられなかった。試合しあいはイングランドが敗退はいたいし、この事態じたいに激怒げきどしたサポーターが、試合しあい終了しゅうりょう後ご審判しんぱん団だんの宿泊しゅくはくしているホテルを取とり囲かこみ、審判しんぱんに罵声ばせいを浴あびせ続つづける事態じたいも発生はっせい。また同日どうじつに行おこなわれたアルゼンチン対たいメキシコ戦せんにて、カルロス・テベスの先制せんせい点てんのシーンがすぐに会場かいじょうの大型おおがたビジョンで放映ほうえいされた際さい、明あきらかにオフサイドであり、メキシコ側がわが猛もう抗議こうぎを行おこなったにもかかわらず、得点とくてんが認みとめられた。これらの誤審ごしんに対たいし、イングランド代表だいひょう監督かんとくのファビオ・カペッロ やメキシコ代表だいひょう監督かんとくのハビエル・アギーレ が不満ふまんを爆発ばくはつ。国際こくさいプロサッカー選手せんしゅ協会きょうかいも、判定はんていを審判しんぱんだけに頼たよらずビデオなど現代げんだいテクノロジーを導入どうにゅうするよう求もとめる声明せいめいを出だした。

その後ご、ドイツ対たいイングランド戦せんの主審しゅしんを担当たんとうしたホルヘ・ラリオンダと、アルゼンチン対たいメキシコ戦せんの主審しゅしんを担当たんとうしたロベルト・ロセッティは準々じゅんじゅん決勝けっしょう以降いこうの試合しあいの審判しんぱんを務つとめないことが発表はっぴょうされた。

八百長やおちょう疑惑ぎわく

7月がつ10日とおか、イギリスのBBCは「出場しゅつじょうしたナイジェリアに八百長やおちょうの疑惑ぎわくがある」と報ほうじた。BBCによると、ヨーロッパサッカー連盟れんめいのサッカーの八百長やおちょう試合しあいに対たいする調査ちょうさを担当たんとうする専門せんもん調査ちょうさチームが、予選よせんB組ぐみのナイジェリア対たいギリシャ戦せんの当日とうじつ、FIFAに対たいして、「ナイジェリアの選手せんしゅが八百長やおちょう試合しあいに巻まき込こまれている可能かのう性せいがあり、賭博とばくが関係かんけいしているおそれがあると警告けいこくした。調査ちょうさ員いんはFIFAの早期そうき警戒けいかいシステムにも報告ほうこくした。」というもの。また、中国ちゅうごくの騰あが訊体育たいいくは「韓国かんこくが決勝けっしょうトーナメントに進出しんしゅつできたのは予選よせんリーグの相手あいてが八百長やおちょうをしていたからかもしれない」とのタイトルで、同様どうようにこの疑惑ぎわくを報ほうじた。

これに対たいし、FIFAは「ヨーロッパサッカー連盟れんめい以外いがいの機構きこうから同様どうようの報告ほうこくは一切いっさい受うけ取とっていない、真実しんじつであると裏付うらづける証明しょうめいは今いまのところない」としながらも、調査ちょうさが必要ひつようだとした。

警告けいこく等とう、カードの乱発らんぱつ

今こん大会たいかいでは、前回ぜんかい大会たいかい以上いじょうに警告けいこくが多おおく、ハンドによる反則はんそくや、故意こい的てきなプレーによる反則はんそくによるファウルや退場たいじょうが各かく試合しあいで目立めだった。 これは、前回ぜんかいのドイツ大会たいかいより判定はんてい等とうの基準きじゅんが厳きびしくなったことも挙あげられるが、前述ぜんじゅつにもあげた通とおり、守備しゅびをベースにしたチームが増ふえ、荒あれた試合しあいになることが多おおかった事こと、そして南みなみアフリカ特有とくゆうの高温こうおん・乾燥かんそうしたコンディションでの試合しあいであったことから、選手せんしゅ個々ここの動うごきやプレーの質しつが悪わるくなり、ファールで止とめることが多おおくなった事ことが要因よういんとされる。したがって、グループリーグ・トーナメント問とわず、重要じゅうような試合しあいで退場たいじょう者しゃを出だすことが多おおかった。その中なかでも準々じゅんじゅん決勝けっしょうのウルグアイ対たいガーナ戦せんで、ウルグアイのFWルイス・スアレスがペナルティーエリア内ないでの決定的けっていてきな得点とくてんを故意こい的てきなハンドで阻止そしし、退場たいじょうしたプレー（その直後ちょくごのPKは外はずれ、PK戦せんでガーナは敗やぶれた）と直後ちょくごの態度たいどは世界中せかいじゅうで賛否さんぴ両論りょうろんを呼よんだ。

会場かいじょう一覧いちらん

南みなみアフリカ側がわは当初とうしょ13会場かいじょうを用意よういする意向いこうだったが、2006年ねん3月17日にちにFIFAから、ヨハネスブルグの2会場かいじょうの他ほか、ダーバン、ケープタウン、プレトリア、ポートエリザベス、ブルームフォンテーン、ネルスプロイト、ポロクワネ、ルステンブルクの9都市とし10会場かいじょう（うち4施設しせつが新設しんせつ・2施設しせつが改修かいしゅう）を使用しようする決定けっていが正式せいしきに発表はっぴょうされた。本ほん大会たいかいでは全すべての試合しあい会場かいじょうで、広告こうこく用ようの映像えいぞう装置そうち（リボンビジョン）が使用しようされる。メインスタンド側がわは通常つうじょうの立だて看板かんばんとなる。ピーター・モカバ・スタジアムとムボンベラ・スタジアムの2会場かいじょうについては天然てんねん芝しばと人工芝じんこうしばの混合こんごうピッチが採用さいようされた。これはベルギーのdesso社しゃが開発かいはつしたグラスマスターと呼よばれるもので、全ぜん表面積ひょうめんせきの3%程度ていどを目安めやすに人工じんこう繊維せんいを埋うめ込こみピッチの耐久たいきゅう性せいを3倍ばいに向上こうじょうさせるものである。既すでにアンフィールドやサンティアゴ・ベルナベウなど多おおくのスタジアムで採用さいようされているが、ワールドカップの会場かいじょうに利用りようされるのは今こん大会たいかいが初はじめてとなる。

会場かいじょう名めいおよび収容しゅうよう人数にんずうは下記かきの通とおり。

会場かいじょう一覧いちらん

都市とし	名称めいしょう・位置いち	収容しゅうよう人数にんずう （人ひと）	標高ひょうこう (m)	画像がぞう
ポロクワネ	ピーター・モカバ・スタジアム 南緯なんい23度ど55分ふん29秒びょう 東経とうけい29度ど28分ふん08秒びょう	40,000	1,310
ネルスプロイト	ムボンベラ・スタジアム （新設しんせつ） 南緯なんい25度ど27分ふん42秒びょう 東経とうけい30度ど55分ふん47秒びょう	40,000	660
ルステンブルク	ロイヤル・バフォケン・スタジアム 南緯なんい25度ど34分ふん43秒びょう 東経とうけい27度ど09分ふん39秒びょう	40,000	1,500
プレトリア	ロフタス・ヴァースフェルド・スタジアム 南緯なんい25度ど45分ふん12秒びょう 東経とうけい28度ど13分ふん22秒びょう	52,000	1,214
ヨハネスブルグ	エリス・パーク・スタジアム 南緯なんい26度ど11分ふん51秒びょう 東経とうけい28度ど3分ふん39秒びょう	60,000	1,753
ヨハネスブルグ	サッカー・シティ・スタジアム 南緯なんい26度ど14分ふん5秒びょう 東経とうけい27度ど58分ふん57秒びょう	94,700	1,753
ブルームフォンテーン	フリー・ステイト・スタジアム 南緯なんい29度ど07分ふん02秒びょう 東経とうけい26度ど12分ふん32秒びょう	40,000	1,395
ダーバン	モーゼス・マヒダ・スタジアム （新設しんせつ） 南緯なんい29度ど49分ふん46秒びょう 東経とうけい31度ど01分ふん49秒びょう	70,000	0
ケープタウン	グリーン・ポイント・スタジアム （新設しんせつ） 南緯なんい33度ど54分ふん13秒びょう 東経とうけい18度ど24分ふん40秒びょう	68,000	0
ポートエリザベス	ネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアム （新設しんせつ） 南緯なんい33度ど56分ふん16秒びょう 東経とうけい25度ど35分ふん56秒びょう	50,000	0

主審しゅしん

詳細しょうさいは「en:2010 FIFA World Cup officials」を参照さんしょう

AFC

カリル・アル・ガムディ（サウジアラビア）

ラフシャン・イルマトフ（ウズベキスタン）

スブヒディン・モハド・サレー（マレーシア）

西村にしむら雄一ゆういち（日本にっぽん）

CAF

コマン・クリバリ（マリ）

ジェローム・デイモン（南みなみアフリカ共和きょうわ国こく）

エディ・マイレ（セーシェル）

CONCACAF

ホエル・アギラール（エルサルバドル）

ベニート・アルチュンディア （メキシコ）

カルロス・バトレス（グアテマラ）

マルコ・ロドリゲス（メキシコ）

CONMEBOL

エクトル・バルダッシ（アルゼンチン）

ホルヘ・ラリオンダ（ウルグアイ）

パブロ・ポソ（チリ）

オスカル・ルイス（コロンビア）

カルロス・エウジェニオ・シモン（ブラジル）

マルティン・バスケス（ウルグアイ）

OFC

マイケル・ヘスター（ニュージーランド）

ピーター・オレアリー（ニュージーランド）

UEFA

オレガリオ・ベンケレンサ（ポルトガル）

マッシモ・ブサッカ（スイス）

フランク・デ・ブレーケレ（ベルギー）

マルティン・ハンソン（スウェーデン）

カッシャイ・ヴィクトル（ハンガリー）

ステファヌ・ラノワ （フランス）

ロベルト・ロセッティ（イタリア）

ヴォルフガング・シュタルク（ドイツ）

アルベルト・ウンディアーノ・マジェンコ（スペイン）

ハワード・ウェブ（イングランド）

選手せんしゅ

詳細しょうさいは「2010 FIFAワールドカップ参加さんかチーム」を参照さんしょう

2010年ねん5月がつ11日にちが予備よび登録とうろく（上限じょうげん30人にん）の締しめ切きり で、この日ひまでにFIFAに予備よび登録とうろくメンバー名簿めいぼを提出ていしゅつする。予備よび登録とうろくされた選手せんしゅは5月17日にちから23日にちまで疲労ひろう回復かいふくの為ため、クラブでの試合しあい出場しゅつじょうを禁止きんしされる（ただし、UEFAチャンピオンズリーグ決勝けっしょうとイングランドのFAカップ決勝けっしょうを除のぞく）。休養きゅうよう期間きかんの設定せっていは、過密かみつ日程にっていの疲労ひろうから日にち韓かん大会たいかいで波乱はらんが続出ぞくしゅつしたことからドイツ大会たいかいから採用さいようされた。5月24日にちの前まえまでに身体しんたい検査けんさなどの必要ひつよう書類しょるいをFIFAに提出ていしゅつする。本ほん大会たいかい開幕かいまく10日にち前まえの6月がつ1日にちが本ほん登録とうろく（上限じょうげん23人にん）締しめ切きり。本ほん登録とうろく23名めいは予備よび登録とうろく選手せんしゅ30名めいの中なかから選えらばれ、23名めい中ちゅう3名めいはGKを登録とうろくしなければならない。ただし、6月1日にちの本ほん登録とうろく23名めい締しめ切きり後ごに、怪我人けがにんが出でた場合ばあいに限かぎり、W杯はい初戦しょせんの24時じ間あいだ前まえまでにFIFAに診断しんだん書しょを提出ていしゅつして許可きょかされれば予備よび登録とうろく選手せんしゅ30名めい以外いがいからも選出せんしゅつ可能かのう。その理由りゆうは、予備よび登録とうろくにも30名めいという上限じょうげんがある以上いじょう、各かくポジションに必要ひつような選手せんしゅを全すべて予備よび登録とうろく出来できない為ため、本ほん登録とうろく締しめ切きり後ごに怪我人けがにんが出でた場合ばあい、対応たいおうできないケースが出でてくるからである。例たとえば、本ほん登録とうろく締しめ切きり後ご、GKが怪我けがしたが、予備よび登録とうろくメンバーにはGK3人にんしか登録とうろくしていなかった為ため、本ほん大会たいかいにGK2人にんしか出場しゅつじょうできないケースなど。そうしたことを防ふせぐ為ため、本ほん登録とうろく後ごに怪我人けがにんが出でた場合ばあいに限かぎり、予備よび登録とうろく選手せんしゅ以外いがいからの選出せんしゅつも可能かのうにしてある。 5月11日にちの予備よび登録とうろくでは、ドイツ、メキシコ、スロバキア、ウルグアイ、北朝鮮きたちょうせんは予備よび登録とうろく最大さいだい30名めい枠わくを使用しようしなかった。このうち北朝鮮きたちょうせんは予備よび登録とうろく締しめ切きり時点じてんで、本ほん登録とうろく23名めいのみを登録とうろくし、Jリーグ仙台せんだい所属しょぞくの梁りょう勇いさむ基はじめが予備よび登録とうろくされなかったが、査証さしょうの取得しゅとくが遅おくれたことなどで起おこった手続てつづきミスで、追加ついか予備よび登録とうろくが認みとめられたが、最終さいしゅう的てきには本ほん登録とうろくから漏もれた。また北朝鮮きたちょうせんは交代こうたいの選択肢せんたくしを増ふやす為ために、本来ほんらいFWの金きむ明元あけもとをGKとして本ほん登録とうろくしたが、これに対たいしてFIFAは、金明きんめい元もとはGKとしての出場しゅつじょうしか認みとめられないと通告つうこくした。

結果けっか

順位じゅんいの決きめ方かた

本ほん大会たいかいは、勝かち点てんが並ならんだ場合ばあいは得失点とくしってん差さで上回うわまわったほうが上位じょういになる方式ほうしき（前ぜん大会たいかいと同おなじ）で進出しんしゅつが決きまる。2チーム以上いじょうが勝かち点てんで並ならんだ場合ばあいは、全ぜん3試合しあいの得失点とくしってん差さ、総そう得点とくてんの順じゅんに決定けっていする。それでも決きまらない場合ばあいは、当該とうがいチームの直接ちょくせつ対決たいけつの結果けっかで順位じゅんい付づけを行おこない、これが引ひき分わけだった場合ばあいはくじ引びきで順位じゅんいを決定けっていする。

本ほん大会たいかいでは、予選よせんのときと同様どうように勝かち点てんで並ならんだ場合ばあいは得失点とくしってん差さではなく、当該とうがいチームの直接ちょくせつ対決たいけつで上回うわまわったほうが上位じょういになる方式ほうしきを適用てきようする予定よていであったが、EURO2004のグループCでの談合だんごう疑惑ぎわくを見みて、上記じょうきのように規定きていされた。

警告けいこく累積るいせきの取とり扱あつかい

地域ちいき予選よせんの警告けいこく累積るいせきなどによる出場しゅつじょう停止ていしは本ほん大会たいかいでも適用てきようされるが（例たとえば地域ちいき予選よせん最終さいしゅう戦せんで警告けいこくを受うけ、警告けいこく累積るいせきで2試合しあい出場しゅつじょう停止ていしとなった場合ばあい、その選手せんしゅは本ほん大会たいかいに出場しゅつじょうしても、グループリーグ2試合しあいは出場しゅつじょう停止ていしとなる）、地域ちいき予選よせんの警告けいこく累積るいせき自体じたいは本ほん大会たいかいの警告けいこく累積るいせきに加算かさんされず、本ほん大会たいかいは本ほん大会たいかいのみの警告けいこく累積るいせきとなる。なお、南みなみアフリカW杯はい本ほん大会たいかいでは警告けいこく累積るいせき2枚まいで次回じかいの試合しあいは出場しゅつじょう停止ていしとなる。

またグループリーグから準々じゅんじゅん決勝けっしょうまでの警告けいこく累積るいせきを準決勝じゅんけっしょうに持もち越こさない。つまり、準決勝じゅんけっしょうで退場たいじょう処分しょぶんを受うけた選手せんしゅ以外いがいは、警告けいこく累積るいせきによる決勝けっしょう及および3位い決定けってい戦せんでの出場しゅつじょう停止ていしがなくなる（なるべく両りょうチームとも最高さいこうの戦力せんりょくで決勝けっしょうを戦たたかわせる為ための処置しょち）。

組くみ合あわせ抽選ちゅうせん

本ほん大会たいかいのグループリーグの組くみ合あわせ抽選ちゅうせんは12月4日にち（現地げんち時間じかん午後ごご7時じ、日本にっぽん時間じかん12月がつ4日にち深夜しんや2時じ=12月5日にち午前ごぜん2時じから4時じ過すぎ迄まで）に南みなみアフリカ・ケープタウン国際こくさいコンベンションセンターで実施じっしされた（実際じっさいに抽選ちゅうせんが始はじまったのは12月5日にち午前ごぜん2時じ47分ふん頃ごろ）。この抽選ちゅうせん会かいの模様もようは全ぜん世界せかい（200カ国かこく）に生なま中継ちゅうけいされ、日本にっぽんでも12月4日にち深夜しんや2時じ（=12月5日にち午前ごぜん2時じ）頃ごろからNHK総合そうごうとBS1 及およびスカパー! で生なま中継ちゅうけいされた。またスカパー!では、前ぜん日本にっぽん代表だいひょう監督かんとくイビチャ・オシムが解説かいせつを行おこなった。司会しかいには女優じょゆうで同国どうこく出身しゅっしんのシャーリーズ・セロンが、抽選ちゅうせんを引ひき当あてる代表だいひょうとしてデビッド・ベッカム、デズモンド・ツツ、ハイレ・ゲブレセラシェらが登場とうじょうした。

抽選ちゅうせん方法ほうほうは以下いかの通とおりである。

• ホスト国こくである南みなみアフリカと2009年ねん10月がつ時点じてんのFIFAランキング（対象たいしょうとなる試合しあい数すうに公平こうへいを期きすため、抽選ちゅうせん会かい直前ちょくぜんの11月時点じてんのFIFAランキングではなく各かく予選よせんプレーオフが終了しゅうりょうする前まえの10月がつ時点じてんのFIFAランキングを用もちいた） 上位じょうい7カ国かこく（イタリア、ブラジル、スペイン、オランダ、ドイツ、アルゼンチン、イングランド）の計けい8か国こくをシード国こくとして、それらを「ポット1」
• アジア4か国こく、北きた中米ちゅうべいカリブ海かりぶかい3か国こく、オセアニア1か国こくの計けい8か国こくを「ポット2」
• シード国こくを除のぞくアフリカ5か国こく、南米なんべい（南みなみアメリカ）3か国こくの計けい8か国こくを「ポット3」
• シード国こくを除のぞく欧州おうしゅう（ヨーロッパ）8か国こくを「ポット4」

に分わけて抽選ちゅうせんを行おこなう。

• 南みなみアフリカは開幕かいまく戦せんを行おこなうため、A組ぐみ1番ばんに配置はいち（南みなみアフリカのみ、赤あかいボールに名前なまえが書かかれた札さつを入いれ、ポット1に入いれられた）。またシード国こくは自動的じどうてきに、抽選ちゅうせんで選えらばれた組くみの1番ばんに配置はいちされる。
• ポット2-4に選えらばれた国くには、各かくポットからA組ぐみ→H組ぐみの順じゅんに1カ国かこくずつ選えらばれた後のち、選えらばれた組くみの何なん番ばんに配置はいちされるかが抽選ちゅうせんされる。この選えらばれた番号ばんごうにより、試合しあい日び等とうが決定けっていされる。
• 尚なお、シード国こくにアフリカ大陸たいりくおよび南米なんべい大陸たいりくの国くにがあるため、「ポット3」は、アフリカ大陸たいりくの国くにについては最初さいしょと2番目ばんめに選えらばれた国くには、先さきにブラジル及およびアルゼンチンが選えらばれた組くみにB組ぐみから順じゅんに配置はいちする（今回こんかいアルゼンチンがB組ぐみ、ブラジルがG組ぐみに配置はいちされていたため、最初さいしょに選えらばれたナイジェリアはB組ぐみ、2番目ばんめに選えらばれたコートジボワールはG組ぐみにそれぞれ先さきに配置はいちされた）。また南米なんべい大陸たいりくから最初さいしょに選えらばれた国くに（ウルグアイ）がA組ぐみに配置はいちされ、それ以外いがいの国くにはヨーロッパが選えらばれた組くみにB組ぐみ→H組ぐみの順じゅんで配置はいちされる。これらは“1.欧州おうしゅうは同おなじ組ぐみに2カ国かこくまで”・“2.欧州おうしゅうを除のぞく地域ちいきは同おなじ地域ちいきの国くには同おなじ組ぐみに入はいらない”という2大だい原則げんそく を守まもる為ための措置そちである。

グループ	1番ばん	2番ばん	3番ばん	4番ばん
グループ A	南みなみアフリカ共和きょうわ国こく	メキシコ	ウルグアイ	フランス
グループ B	アルゼンチン	ナイジェリア	韓国かんこく	ギリシャ
グループ C	イングランド	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく	アルジェリア	スロベニア
グループ D	ドイツ	オーストラリア	セルビア	ガーナ
グループ E	オランダ	デンマーク	日本にっぽん	カメルーン
グループ F	イタリア	パラグアイ	ニュージーランド	スロバキア
グループ G	ブラジル	北朝鮮きたちょうせん	コートジボワール	ポルトガル
グループ H	スペイン	スイス	ホンジュラス	チリ

グループリーグ

本ほん大会たいかい出場しゅつじょう国こくの最終さいしゅう順位じゅんい

グループ A

詳細しょうさいは「2010 FIFAワールドカップ・グループA」を参照さんしょう

順じゅん 位くらい	チーム	勝かち 点てん	試ためし 合ごう	勝かち 利り	引 分ぶん	敗はい 戦せん	得とく 点てん	失しつ 点てん	点てん 差さ
1	ウルグアイ	7	3	2	1	0	4	0	+4
2	メキシコ	4	3	1	1	1	3	2	+1
3	南みなみアフリカ共和きょうわ国こく	4	3	1	1	1	3	5	-2
4	フランス	1	3	0	1	2	1	4	-3

2010年ねん6月がつ11日にち(16:00, 20:30)
南みなみアフリカ共和きょうわ国こく	1 - 1	メキシコ	サッカー・シティ・スタジアム（ヨハネスブルグ）
ウルグアイ	0 - 0	フランス	グリーン・ポイント・スタジアム（ケープタウン）
2010年ねん6月がつ16日にち(20:30)
南みなみアフリカ共和きょうわ国こく	0 - 3	ウルグアイ	ロフタス・ヴァースフェルド・スタジアム（プレトリア）
2010年ねん6月がつ17日にち(20:30)
フランス	0 - 2	メキシコ	ピーター・モカバ・スタジアム（ポロクワネ）
2010年ねん6月がつ22日にち(16:30, 16:30)
メキシコ	0 - 1	ウルグアイ	ロイヤル・バフォケン・スタジアム（ルステンブルク）
フランス	1 - 2	南みなみアフリカ共和きょうわ国こく	フリー・ステイト・スタジアム（ブルームフォンテーン）

• すべて南みなみアフリカ時刻じこく(UTC+2)

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グループ B

詳細しょうさいは「2010 FIFAワールドカップ・グループB」を参照さんしょう

順じゅん 位くらい	チーム	勝かち 点てん	試ためし 合ごう	勝かち 利り	引 分ぶん	敗はい 戦せん	得とく 点てん	失しつ 点てん	点てん 差さ
1	アルゼンチン	9	3	3	0	0	7	1	+6
2	韓国かんこく	4	3	1	1	1	5	6	-1
3	ギリシャ	3	3	1	0	2	2	5	-3
4	ナイジェリア	1	3	0	1	2	3	5	-2

2010年ねん6月がつ12日にち(13:30, 16:00)
韓国かんこく	2 - 0	ギリシャ	ネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアム（ポート・エリザベス）
アルゼンチン	1 - 0	ナイジェリア	エリス・パーク・スタジアム（ヨハネスブルグ）
2010年ねん6月がつ17日にち(13:30, 16:00)
アルゼンチン	4 - 1	韓国かんこく	サッカー・シティ・スタジアム（ヨハネスブルグ）
ギリシャ	2 - 1	ナイジェリア	フリー・ステイト・スタジアム（ブルームフォンテーン）
2010年ねん6月がつ22日にち(20:30, 20:30)
ナイジェリア	2 - 2	韓国かんこく	モーゼス・マヒダ・スタジアム（ダーバン）
ギリシャ	0 - 2	アルゼンチン	ピーター・モカバ・スタジアム（ポロクワネ）

• すべて南みなみアフリカ時刻じこく(UTC+2)

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グループ C

詳細しょうさいは「2010 FIFAワールドカップ・グループC」を参照さんしょう

順じゅん 位くらい	チーム	勝かち 点てん	試ためし 合ごう	勝かち 利り	引 分ぶん	敗はい 戦せん	得とく 点てん	失しつ 点てん	点てん 差さ
1	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく	5	3	1	2	0	4	3	+1
2	イングランド	5	3	1	2	0	2	1	+1
3	スロベニア	4	3	1	1	1	3	3	0
4	アルジェリア	1	3	0	1	2	0	2	-2

2010年ねん6月がつ12日にち(20:30)
イングランド	1 - 1	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく	ロイヤル・バフォケン・スタジアム（ルステンブルク）
2010年ねん6月がつ13日にち(13:30)
アルジェリア	0 - 1	スロベニア	ピーター・モカバ・スタジアム（ポロクワネ）
2010年ねん6月がつ18日にち(16:00, 20:30)
スロベニア	2 - 2	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく	エリス・パーク・スタジアム（ヨハネスブルグ）
イングランド	0 - 0	アルジェリア	ケープタウン・スタジアム（ケープタウン）
2010年ねん6月がつ23日にち(16:00, 16:00)
スロベニア	0 - 1	イングランド	ネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアム（ポート・エリザベス）
アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく	1 - 0	アルジェリア	ロフタス・ヴァースフェルド・スタジアム（プレトリア）

• すべて南みなみアフリカ時刻じこく(UTC+2)

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グループ D

詳細しょうさいは「2010 FIFAワールドカップ・グループD」を参照さんしょう

順じゅん 位くらい	チーム	勝かち 点てん	試ためし 合ごう	勝かち 利り	引 分ぶん	敗はい 戦せん	得とく 点てん	失しつ 点てん	点てん 差さ
1	ドイツ	6	3	2	0	1	5	1	+4
2	ガーナ	4	3	1	1	1	2	2	0
3	オーストラリア	4	3	1	1	1	3	6	-3
4	セルビア	3	3	1	0	2	2	3	-1

2010年ねん6月がつ13日にち(16:00, 20:30)
セルビア	0 - 1	ガーナ	ロフタス・ヴァースフェルド・スタジアム（プレトリア）
ドイツ	4 - 0	オーストラリア	モーゼス・マヒダ・スタジアム（ダーバン）
2010年ねん6月がつ18日にち(13:30)
ドイツ	0 - 1	セルビア	ネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアム（ポート・エリザベス）
2010年ねん6月がつ19日にち(16:00)
ガーナ	1 - 1	オーストラリア	ロイヤル・バフォケン・スタジアム（ルステンブルク）
2010年ねん6月がつ23日にち(20:30, 20:30)
ガーナ	0 - 1	ドイツ	サッカー・シティ・スタジアム（ヨハネスブルグ）
オーストラリア	2 - 1	セルビア	ムボンベラ・スタジアム（ネルスプロイト）

• すべて南みなみアフリカ時刻じこく(UTC+2)

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グループ E

詳細しょうさいは「2010 FIFAワールドカップ・グループE」を参照さんしょう

順じゅん 位くらい	チーム	勝かち 点てん	試ためし 合ごう	勝かち 利り	引 分ぶん	敗はい 戦せん	得とく 点てん	失しつ 点てん	点てん 差さ
1	オランダ	9	3	3	0	0	5	1	+4
2	日本にっぽん	6	3	2	0	1	4	2	+2
3	デンマーク	3	3	1	0	2	3	6	-3
4	カメルーン	0	3	0	0	3	2	5	-3

2010年ねん6月がつ14日にち(13:30, 16:00)
オランダ	2 - 0	デンマーク	サッカー・シティ・スタジアム（ヨハネスブルグ）
日本にっぽん	1 - 0	カメルーン	フリー・ステイト・スタジアム（ブルームフォンテーン）
2010年ねん6月がつ19日にち(13:30, 20:30)
オランダ	1 - 0	日本にっぽん	モーゼス・マヒダ・スタジアム（ダーバン）
カメルーン	1 - 2	デンマーク	ロフタス・ヴァースフェルド・スタジアム（プレトリア）
2010年ねん6月がつ24日にち(20:30, 20:30)
デンマーク	1 - 3	日本にっぽん	ロイヤル・バフォケン・スタジアム（ルステンブルク）
カメルーン	1 - 2	オランダ	グリーン・ポイント・スタジアム（ケープタウン）

• すべて南みなみアフリカ時刻じこく(UTC+2)

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グループ F

詳細しょうさいは「2010 FIFAワールドカップ・グループF」を参照さんしょう

順じゅん 位くらい	チーム	勝かち 点てん	試ためし 合ごう	勝かち 利り	引 分ぶん	敗はい 戦せん	得とく 点てん	失しつ 点てん	点てん 差さ
1	パラグアイ	5	3	1	2	0	3	1	+2
2	スロバキア	4	3	1	1	1	4	5	-1
3	ニュージーランド	3	3	0	3	0	2	2	0
4	イタリア	2	3	0	2	1	4	5	-1

2010年ねん6月がつ14日にち(20:30)
イタリア	1 - 1	パラグアイ	グリーン・ポイント・スタジアム（ケープタウン）
2010年ねん6月がつ15日にち(13:30)
ニュージーランド	1 - 1	スロバキア	ロイヤル・バフォケン・スタジアム（ルステンブルク）
2010年ねん6月がつ20日はつか(13:30, 16:00)
スロバキア	0 - 2	パラグアイ	フリー・ステイト・スタジアム（ブルームフォンテーン）
イタリア	1 - 1	ニュージーランド	ムボンベラ・スタジアム（ネルスプロイト）
2010年ねん6月がつ24日にち(16:00, 16:00)
スロバキア	3 - 2	イタリア	エリス・パーク・スタジアム（ヨハネスブルグ）
パラグアイ	0 - 0	ニュージーランド	ピーター・モカバ・スタジアム（ポロクワネ）

• すべて南みなみアフリカ時刻じこく(UTC+2)

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グループ G

詳細しょうさいは「2010 FIFAワールドカップ・グループG」を参照さんしょう

順じゅん 位くらい	チーム	勝かち 点てん	試ためし 合ごう	勝かち 利り	引 分ぶん	敗はい 戦せん	得とく 点てん	失しつ 点てん	点てん 差さ
1	ブラジル	7	3	2	1	0	5	2	+3
2	ポルトガル	5	3	1	2	0	7	0	+7
3	コートジボワール	4	3	1	1	1	4	3	+1
4	朝鮮民主主義人民共和国ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく	0	3	0	0	3	1	12	-11

2010年ねん6月がつ15日にち(16:00, 20:30)
コートジボワール	0 - 0	ポルトガル	ネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアム（ポート・エリザベス）
ブラジル	2 - 1	朝鮮民主主義人民共和国ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく	エリス・パーク・スタジアム（ヨハネスブルグ）
2010年ねん6月がつ20日はつか(20:30)
ブラジル	3 - 1	コートジボワール	サッカー・シティ・スタジアム（ヨハネスブルグ）
2010年ねん6月がつ21日にち(13:30)
ポルトガル	7 - 0	朝鮮民主主義人民共和国ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく	グリーン・ポイント・スタジアム（ケープタウン）
2010年ねん6月がつ25日にち(16:00, 16:00)
ポルトガル	0 - 0	ブラジル	モーゼス・マヒダ・スタジアム（ダーバン）
朝鮮民主主義人民共和国ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく	0 - 3	コートジボワール	ムボンベラ・スタジアム（ネルスプロイト）

• すべて南みなみアフリカ時刻じこく(UTC+2)

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グループ H

詳細しょうさいは「2010 FIFAワールドカップ・グループH」を参照さんしょう

順じゅん 位くらい	チーム	勝かち 点てん	試ためし 合ごう	勝かち 利り	引 分ぶん	敗はい 戦せん	得とく 点てん	失しつ 点てん	点てん 差さ
1	スペイン	6	3	2	0	1	4	2	+2
2	チリ	6	3	2	0	1	3	2	+1
3	スイス	4	3	1	1	1	1	1	0
4	ホンジュラス	1	3	0	1	2	0	3	-3

2010年ねん6月がつ16日にち(13:30, 16:00)
ホンジュラス	0 - 1	チリ	ムボンベラ・スタジアム（ネルスプロイト）
スペイン	0 - 1	スイス	モーゼス・マヒダ・スタジアム（ダーバン）
2010年ねん6月がつ21日にち(16:00, 20:30)
チリ	1 - 0	スイス	ネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアム（ポート・エリザベス）
スペイン	2 - 0	ホンジュラス	エリス・パーク・スタジアム（ヨハネスブルグ）
2010年ねん6月がつ25日にち(20:30, 20:30)
チリ	1 - 2	スペイン	ロフタス・ヴァースフェルド・スタジアム（プレトリア）
スイス	0 - 0	ホンジュラス	フリー・ステイト・スタジアム（ブルームフォンテーン）

• すべて南みなみアフリカ時刻じこく(UTC+2)

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決勝けっしょうトーナメント

詳細しょうさいは「2010 FIFAワールドカップ・決勝けっしょうトーナメント」を参照さんしょう

ラウンド16

準々じゅんじゅん決勝けっしょう

準決勝じゅんけっしょう

決勝けっしょう

6月26日にち - ポート・エリザベス

ウルグアイ

2

7月がつ2日にち - ヨハネスブルグ

韓国かんこく

1

ウルグアイ (p)

1 (4)

6月26日にち - ルステンブルク

ガーナ

1 (2)

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく

1

7月がつ6日にち - ケープタウン

ガーナ (延長えんちょう)

2

ウルグアイ

2

6月28日にち - ダーバン

オランダ

3

オランダ

2

7月がつ2日にち - ポート・エリザベス

スロバキア

1

オランダ

2

6月28日にち - ヨハネスブルグ

ブラジル

1

ブラジル

3

7月がつ11日にち - ヨハネスブルグ

チリ

0

オランダ

0

6月27日にち - ヨハネスブルグ

スペイン (延長えんちょう)

1

アルゼンチン

3

7月がつ3日にち - ケープタウン

メキシコ

1

アルゼンチン

0

6月27日にち - ブルームフォンテーン

ドイツ

4

ドイツ

4

7月がつ7日にち - ダーバン

イングランド

1

ドイツ

0

6月29日にち - プレトリア

スペイン

1

3位い決定けってい戦せん

パラグアイ (p)

0 (5)

7月がつ3日にち - ヨハネスブルグ

7月がつ10日とおか - ポート・エリザベス

日本にっぽん

0 (3)

パラグアイ

0

ウルグアイ

2

6月29日にち - ケープタウン

スペイン

1

ドイツ

3

スペイン

1

ポルトガル

0

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1回戦かいせん

2010年ねん6月がつ26日にち(16:00)
ウルグアイ	2 - 1	韓国かんこく	ネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアム（ポート・エリザベス）
2010年ねん6月がつ26日にち(20:30)
アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく	1 - 2	ガーナ	ロイヤル・バフォケン・スタジアム（ルステンブルク）
2010年ねん6月がつ27日にち(16:00)
ドイツ	4 - 1	イングランド	フリー・ステイト・スタジアム（ブルームフォンテーン）
2010年ねん6月がつ27日にち(20:30)
アルゼンチン	3 - 1	メキシコ	サッカー・シティ・スタジアム（ヨハネスブルグ）
2010年ねん6月がつ28日にち(16:00)
オランダ	2 - 1	スロバキア	モーゼス・マヒダ・スタジアム（ダーバン）
2010年ねん6月がつ28日にち(20:30)
ブラジル	3 - 0	チリ	エリス・パーク・スタジアム（ヨハネスブルグ）
2010年ねん6月がつ29日にち(16:00)
パラグアイ	0 - 0	日本にっぽん	ロフタス・ヴァースフェルド・スタジアム（プレトリア）
	(PK 5 - 3)
2010年ねん6月がつ29日にち(20:30)
スペイン	1 - 0	ポルトガル	グリーン・ポイント・スタジアム（ケープタウン）

• すべて南みなみアフリカ時刻じこく(UTC+2)

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準々じゅんじゅん決勝けっしょう

2010年ねん7月がつ2日にち(16:00)
オランダ	2 - 1	ブラジル	ネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアム（ポート・エリザベス）
2010年ねん7月がつ2日にち(20:30)
ウルグアイ	1 - 1	ガーナ	サッカー・シティ・スタジアム（ヨハネスブルグ）
	(PK 4 - 2)
2010年ねん7月がつ3日にち(16:00)
アルゼンチン	0 - 4	ドイツ	グリーン・ポイント・スタジアム（ケープタウン）
2010年ねん7月がつ3日にち(20:30)
パラグアイ	0 - 1	スペイン	エリス・パーク・スタジアム（ヨハネスブルグ）

• すべて南みなみアフリカ時刻じこく(UTC+2)

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準決勝じゅんけっしょう

2010年ねん7月がつ6日にち(20:30)
ウルグアイ	2 - 3	オランダ	グリーン・ポイント・スタジアム（ケープタウン）
2010年ねん7月がつ7日にち(20:30)
ドイツ	0 - 1	スペイン	モーゼス・マヒダ・スタジアム（ダーバン）

• すべて南みなみアフリカ時刻じこく(UTC+2)

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3位い決定けってい戦せん

2010年ねん7月がつ10日とおか(20:30)
ウルグアイ	2 - 3	ドイツ	ネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアム（ポート・エリザベス）

• すべて南みなみアフリカ時刻じこく(UTC+2)

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決勝けっしょう

詳細しょうさいは「2010 FIFAワールドカップ・決勝けっしょう」を参照さんしょう

2010年ねん7月がつ11日にち(20:30)
オランダ	0 - 1	スペイン	サッカー・シティ・スタジアム（ヨハネスブルグ）

• すべて南みなみアフリカ時刻じこく(UTC+2)

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優勝ゆうしょう国こく

2010 FIFAワールドカップ優勝ゆうしょう国こく
スペイン 初はつ優勝ゆうしょう

総合そうごう順位じゅんい

順じゅん 位くらい	国くに・地域ちいき名めい	成績せいせき	試ためし 合ごう	勝かち 利り	引 分ぶん	敗はい 戦せん	PK 勝かち	PK 敗はい	勝かち 点てん	得とく 点てん	失しつ 点てん	点てん 差さ
1	スペイン	優勝ゆうしょう	7	6	0	1	0	0	18	8	2	+6
2	オランダ	準じゅん優勝ゆうしょう	7	6	0	1	0	0	18	12	6	+6
3	ドイツ	3位い	7	5	0	2	0	0	15	16	5	+11
4	ウルグアイ	4位い	7	3	1	2	1	0	11	11	8	+3
5	アルゼンチン	ベスト8	5	4	0	1	0	0	12	10	6	+4
6	ブラジル	ベスト8	5	3	1	1	0	0	10	9	4	+5
7	ガーナ	ベスト8	5	2	1	1	0	1	8	5	4	+1
8	パラグアイ	ベスト8	5	1	2	1	1	0	6	3	2	+1
9	日本にっぽん	ベスト16	4	2	0	1	0	1	7	4	2	+2
10	チリ	ベスト16	4	2	0	2	0	0	6	3	5	-2
11	ポルトガル	ベスト16	4	1	2	1	0	0	5	7	1	+6
12	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく	ベスト16	4	1	2	1	0	0	5	5	5	0
13	イングランド	ベスト16	4	1	2	1	0	0	5	3	5	-2
14	メキシコ	ベスト16	4	1	1	2	0	0	4	4	5	-1
15	韓国かんこく	ベスト16	4	1	1	2	0	0	4	6	8	-2
16	スロバキア	ベスト16	4	1	1	2	0	0	4	5	7	-2
17	コートジボワール	グループリーグ敗退はいたい	3	1	1	1	0	0	4	4	3	+1
18	スロベニア	グループリーグ敗退はいたい	3	1	1	1	0	0	4	3	3	0
19	スイス	グループリーグ敗退はいたい	3	1	1	1	0	0	4	1	1	0
20	南みなみアフリカ共和きょうわ国こく	グループリーグ敗退はいたい	3	1	1	1	0	0	4	3	5	-2
21	オーストラリア	グループリーグ敗退はいたい	3	1	1	1	0	0	4	3	6	-3
22	ニュージーランド	グループリーグ敗退はいたい	3	0	3	0	0	0	3	2	2	0
23	セルビア	グループリーグ敗退はいたい	3	1	0	2	0	0	3	2	3	-1
24	デンマーク	グループリーグ敗退はいたい	3	1	0	2	0	0	3	3	6	-3
25	ギリシャ	グループリーグ敗退はいたい	3	1	0	2	0	0	3	2	5	-3
26	イタリア	グループリーグ敗退はいたい	3	0	2	1	0	0	2	4	5	-1
27	ナイジェリア	グループリーグ敗退はいたい	3	0	1	2	0	0	1	3	5	-2
28	アルジェリア	グループリーグ敗退はいたい	3	0	1	2	0	0	1	0	2	-2
29	フランス	グループリーグ敗退はいたい	3	0	1	2	0	0	1	1	4	-3
30	ホンジュラス	グループリーグ敗退はいたい	3	0	1	2	0	0	1	0	3	-3
31	カメルーン	グループリーグ敗退はいたい	3	0	0	3	0	0	0	2	5	-3
32	朝鮮民主主義人民共和国ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく	グループリーグ敗退はいたい	3	0	0	3	0	0	0	1	12	-11

得点とくてんランキング

順位じゅんい	選手せんしゅ名めい	国籍こくせき	得点とくてん数すう
1	トーマス・ミュラー	ドイツ	5
	ダビド・ビジャ	スペイン
	ヴェスレイ・スナイデル	オランダ
	ディエゴ・フォルラン	ウルグアイ
5	ゴンサロ・イグアイン	アルゼンチン	4
	ローベルト・ヴィッテク	スロバキア
	ミロスラフ・クローゼ	ドイツ
8	ルイス・スアレス	ウルグアイ	3
	ランドン・ドノバン	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
	ルイス・ファビアーノ	ブラジル
	アサモア・ギャン	ガーナ

表彰ひょうしょう

• FIFAフェアプレー賞しょう： スペイン

個人こじん賞しょう

賞しょう	選手せんしゅ名めい	国籍こくせき	備考びこう
ゴールデンボール（大会たいかいMVP）	ディエゴ・フォルラン	ウルグアイ	4位い
シルバーボール	ヴェスレイ・スナイデル	オランダ	準じゅん優勝ゆうしょう
ブロンズボール	ダビド・ビジャ	スペイン	優勝ゆうしょう
ゴールデンブーツ（得点とくてん王おう）	トーマス・ミュラー	ドイツ	5得点とくてん（アシスト数すう考慮こうりょ）
シルバーブーツ	ダビド・ビジャ	スペイン	5得点とくてん
ブロンズブーツ	ヴェスレイ・スナイデル	オランダ	5得点とくてん
ゴールデングローブ（最優秀さいゆうしゅうGK）	イケル・カシージャス	スペイン	2失点しってん
最優秀さいゆうしゅう若手わかて選手せんしゅ賞しょう	トーマス・ミュラー	ドイツ	20歳さい

ドリームチーム

この大会たいかいからは従来じゅうらい、マスターカードの協賛きょうさんにより選出せんしゅつされていた「オールスターチーム」に代かわり、英利ひでとし綠色みどりいろ能のう源げんの協賛きょうさんにより「ドリームチーム」が選出せんしゅつされた

ポジション	選手せんしゅ名めい	国籍こくせき
GK	イケル・カシージャス	スペイン
DF	カルレス・プジョル	スペイン
	セルヒオ・ラモス	スペイン
	マイコン	ブラジル
	フィリップ・ラーム	ドイツ
MF	アンドレス・イニエスタ	スペイン
	バスティアン・シュヴァインシュタイガー	ドイツ
	ヴェスレイ・スナイデル	オランダ
	シャビ・エルナンデス	スペイン
FW	ディエゴ・フォルラン	ウルグアイ
	ダビド・ビジャ	スペイン
監督かんとく	ビセンテ・デル・ボスケ	スペイン

公式こうしきマスコット

2008年ねん9月23日にち、大会たいかい組織そしき委員いいん会かいは公式こうしきマスコットとしてヒョウをデザインしたザクミを発表はっぴょうした。

放送ほうそう

詳細しょうさいは「2010 FIFAワールドカップの放送ほうそう」を参照さんしょう

その他た

• 大会たいかい直前ちょくぜんおよび開催かいさい中ちゅうは、各国かっこくのマスメディアが南みなみアフリカのシャーマンなどに依頼いらいして試合しあいの結果けっかを占うらなった。ドイツの水族館すいぞくかんにいるタコの「パウル」はドイツ戦せんの勝敗しょうはい予想よそうを100％的中てきちゅうさせ、シンガポールの占うらない師しに飼かわれているインコのマニは準々じゅんじゅん決勝けっしょうの勝敗しょうはいを全すべて的中てきちゅうさせたことで話題わだいとなった。決勝けっしょうは、パウルはスペイン、マニはオランダの勝利しょうりを予想よそうし、パウルの予想よそうが的中てきちゅうした。

関連かんれん項目こうもく

• ハウトレイン

外部がいぶリンク

• 2010 FIFA World Cup South Africa - FIFA.com（英語えいご）
• RSSSFによる記録きろく