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Series/1(S/1、シリーズ/1)は、IBMが1976年にリリースした16ビットのミニコンピュータである。Series/1は1980年代後半には販売停止となった。
Series/1は、リアルタイム性が高く、機器制御や通信制御などに多く使用されたため、ミニコンピュータと呼ぶのが妥当と思われる。日本では単純にオフィスコンピュータに分類される事が多い。
Series/1は、IBMのボカラトン(Boca Raton)で開発された。標準で通信機能を持ち、ラック搭載可能で、レンタルではなく買取で販売された。
オペレーティングシステム(OS)は、EDX(Event Driven Exectutive)またはRPS(Realtime Programming System)であり、内部コードはEBCDICであった。プログラム言語は専用のEDLがあり、そのほかにFORTRAN、COBOL、PL/Iが使用できた。
比較的に安価なIBM 3101/3161/3163ASCII表示端末機が接続できて、商用・政府用・軍用のユーザーに広く使われた。商用システムでは、分散処理の遠隔地コンピューターとして、多くはIBM 3270シミュレーションをして使われた。
大手ユーザーにはKmart、ステートファーム保険、ベストウエスタンホテルズ、セコム、アメリカ海兵隊などがあった。
尚、現在でも、アメリカ軍の指揮統制系統においてこのコンピューターが現役で稼働している。[1]