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IBM 700/7000 series

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
1957ねんNACAでのIBM 704メインフレーム

IBM 700/7000シリーズ (アイビーエムななひゃく・ななせんシリーズ) は、1950年代ねんだいから1960年代ねんだい初頭しょとうにかけてIBMしゃ製造せいぞうしていただい規模きぼコンピュータシステム (メインフレーム) のシリーズである。このシリーズには、互換ごかんせいのないいくつかのことなるプロセッサ・アーキテクチャがふくまれている。700シリーズは真空しんくうかんロジックを使用しようしており、トランジスタされた7000シリーズが導入どうにゅうされたことによって時代遅じだいおくれになった。7000シリーズは、最終さいしゅうてきに、1964ねん発表はっぴょうされたSystem/360えられた。しかし、7000シリーズにってわる十分じゅうぶん強力きょうりょく最初さいしょの360である360/65は、1965ねん11がつまで利用りよう可能かのうにはならなかった。OS/360初期しょき問題もんだいと、ソフトウェアの変換へんかんコストがたかかったため、そのなんねんにもわたっておおくの7000シリーズが使用しようされた。

日本にっぽんでも、とくにIBM 7000シリーズが輸入ゆにゅうされ、利用りようされている。

アーキテクチャ[編集へんしゅう]

IBM 700/7000シリーズは、データと命令めいれい格納かくのう方法ほうほうまったことなる6つの方法ほうほうがある。

  • 最初さいしょ科学かがく技術ぎじゅつ計算けいさん (36/18ビットワード): 701 (防衛ぼうえい電卓でんたくとしてられる)
  • その科学かがく技術ぎじゅつ計算けいさん (36ビットワード、ハードウェア浮動ふどう小数点しょうすうてん): 704709、7040、7044、7090、7094
  • 事務じむ処理しょりよう (可変長かへんちょう文字もじれつ): 702705、7080
  • 1400シリーズ (可変長かへんちょう文字もじれつ): 7010
  • 10進数しんすう (10けたワード): 7070、7072、7074
  • スーパーコンピュータ (64ビットワード): 7030 (「ストレッチ」(Stretch)としてられる)

700クラスは真空しんくうかん使用しようし、7000クラスはトランジスタされている。初期しょきの701と702のモデルをのぞいて、すべてのマシンは (当時とうじほかのほとんどのコンピュータと同様どうように) 磁気じきコアメモリ使用しようしているが、当初とうしょウィリアムスかん使用しようし、のち磁気じきコアメモリに変換へんかんされた。

シリーズでも機種きしゅによりワードマシン科学かがく技術ぎじゅつ計算けいさんよう)であったりキャラクタマシン事務じむけい算用さんよう商用しょうよう))であったりと、仕様しよう一貫いっかんしたりしているわけではない。ストレッチ(Stretch)としてられる7030のように性格せいかくまったちが機種きしゅにも、とお番号ばんごうのようにえる名前なまえ付与ふよされた。

ソフトウェアの互換ごかんせい問題もんだい[編集へんしゅう]

初期しょきのコンピュータはソフトウェアなしで販売はんばいされていた。オペレーティングシステム登場とうじょうはじめると、4つのことなるメインフレームアーキテクチャと1400ミッドラインアーキテクチャをつことは、すくなくとも4つのことなるプログラミング作業さぎょう必要ひつようとなることを意味いみし、IBMにとっておおきな問題もんだいとなった。

System/360は、7000シリーズおよび1400シリーズのアーキテクチャの最高さいこう機能きのうを1つの設計せっけい統合とうごうした。ただし、一部いちぶの360モデルには、1400と7000の命令めいれいセットをマイクロコードでエミュレートできるオプション機能きのうっている。1970ねんなかばに発売はつばいされた360の後継こうけいであるSystem/370のセールスポイントの1つは、改良かいりょうされた1400/7000シリーズのエミュレーションで、360じょう必要ひつようおうじてシャットダウンしてエミュレーションモードでさい起動きどうするのではなく、オペレーティングシステムの制御せいぎょ実行じっこうできるようになったことである。

周辺しゅうへん機器きき[編集へんしゅう]

アーキテクチャはことなるものの、おなじクラスのマシンはおなじエレクトロニクス技術ぎじゅつ使用しようし、通常つうじょうおな周辺しゅうへん機器きき使用しようする。テープ・ドライブは通常つうじょう[注釈ちゅうしゃく 1]7トラック形式けいしき (英語えいごばん使用しようし、真空しんくうかんマシンにはIBM 727が、トランジスタマシンには729が使用しようされている。真空しんくうかんもほとんどのトランジスタも、701で導入どうにゅうされたものとおなカードリーダー/カードパンチ英語えいごばんラインプリンター使用しようしている。これらのユニット、IBM 711、721、および716は、IBMの会計かいけいテクノロジーにもとづいており、プラグボードしきのコントロールパネルもふくまれている。これらは比較的ひかくてき低速ていそくであり、7000シリーズの設置せっちにおいては、はるかに高速こうそく周辺しゅうへん機器きき搭載とうさいしたIBM 1401んで、カードからテープ、およびテープからラインプリンタへの操作そうさをオフラインで実行じっこうするのが一般いっぱんてきであった。そのの3だいのマシン、7010、7040、7044は、ミッドラインのIBM 1400シリーズの周辺しゅうへん機器きき採用さいようした。7030のテクノロジーの一部いちぶは、IBM 7340英語えいごばんHypertapeなど、の7000シリーズコンピュータのデータチャネルや周辺しゅうへん機器きき使用しようされた。

最初さいしょ科学かがく技術ぎじゅつ計算けいさん (701)[編集へんしゅう]

IBM 701オペレータコンソール
インストールされたIBM 704システム

IBMポキプシー 研究所けんきゅうじょでの開発かいはつちゅうは「防衛ぼうえい計算けいさん」(Defense Calculator)としてられていたが、1953ねん4がつ7にちにこのマシンはIBM 701電子でんしデータ処理しょりマシン (IBM 701 Electronic Data Processing Machine) として正式せいしき発表はっぴょうされた。

データ形式けいしき

数値すうちはばは36ビットまたは18ビットで、固定こてい小数点しょうすうてんのみである。

命令めいれい形式けいしき

命令めいれいは18ビットちょうのシングルアドレスである。

  • 符号ふごう(1ビット) - ワード全体ぜんたい(-)またはハーフワード(+)オペランドアドレス
  • オペコード(5ビット) - 32命令めいれい
  • アドレス(12ビット) - 4096ハーフワードアドレス

メモリを2048ワードから4096ワードに拡張かくちょうするために、アドレスフィールドのさい上位じょういビットを使用しようしてバンクを選択せんたくする33番目ばんめ命令めいれい追加ついかされた。(この命令めいれいは、元々もともとアドレスフィールドを無視むししていたため、使用しようのビットを唯一ゆいいつ命令めいれいであるとおもわれる「No OP」命令めいれい使用しようして作成さくせいされた可能かのうせいがあるが、このあたらしい命令めいれい説明せつめいしょ現在げんざい入手にゅうしゅできない)。 レジスタ プロセッサレジスタ以下いかのように構成こうせいされていた。

メモリ

2,048または4,096 - 6ビット文字もじの36ビットバイナリワード

その科学かがく技術ぎじゅつ計算けいさん (704/709/7090/7094)[編集へんしゅう]

NASAのマーキュリー計画けいかくでのIBM 7090の様子ようす (1962ねん)
日本電信電話にほんでんしんでんわ公社こうしゃ中央ちゅうおう統計とうけいしょでのIBM 7044(1966ねん

IBMの36ビット科学かがく技術ぎじゅつアーキテクチャは、さまざまな計算けいさん集約しゅうやくがたアプリケーションに使用しようされた。最初さいしょのマシンは真空しんくうかんしき704709で、その、トランジスタしき7090、7094、7094-II、そしててい価格かかくの7040と7044がつづいた。最終さいしゅうモデルは、入出力にゅうしゅつりょく操作そうさ処理しょりする7044にリンクされた7094で構成こうせいされる直接ちょくせつ結合けつごうシステム (Direct Coupled System: DCS) であった。

データ形式けいしき

数値すうち固定こてい小数点しょうすうてんでも浮動ふどう小数点しょうすうてんでも36ビットである。(参照さんしょう:なぜ36ビットなのか?)

  • 固定こてい小数点しょうすうてんすうは、しん符号ふごう/絶対ぜったい形式けいしき格納かくのうされる。
  • 単精度たんせいど浮動ふどう小数点しょうすうてんすうは、仮数かすう符号ふごう、8ビット指数しすう(エクセス128)、27ビット仮数かすう構成こうせいされる。
  • 7094で導入どうにゅうされた倍精度ばいせいど浮動ふどう小数点しょうすうてんすうは、仮数かすう符号ふごう、17ビット指数しすう(エクセス65536)、54ビット指数しすう構成こうせいされる。
  • 英数字えいすうじ文字もじ (Alphameric characters) は6ビットBCDで、1ワードに6文字もじ格納かくのうされる。

命令めいれい形式けいしき

基本きほんてき命令めいれいフォーマットは、3ビットのプレフィックス、15ビットのデクリメント、3ビットのタグ、15ビットのアドレスからなる。プレフィックス・フィールドは命令めいれいのクラスを指定していする。デクリメント・フィールドは、おおくの場合ばあい演算えんざん結果けっか更新こうしんするための即値そくちオペランドをふくむか、命令めいれいタイプをさらに定義ていぎするために使用しようされる。タグの3ビットは3つ (7094では7つ) のインデックスレジスタ指定していし、その内容ないようがアドレスから減算げんざんされて実効じっこうアドレスが生成せいせいされる。アドレスフィールドには、アドレスまたは即時そくじオペランドがふくまれる。

レジスタ

プロセッサ・レジスタつぎのように構成こうせいされている。

  • AC - 38ビットアキュムレータ
  • MQ - 36ビット乗数じょうすう/しょう
  • XR - 15 ビットインデックスレジスタ (3 または 7)
  • SI - 36ビットセンスインジケータ

アキュムレータ (および乗数じょうすう/しょう) レジスタは符号ふごう/絶対ぜったい形式けいしき動作どうさする。

インデックスレジスタは2の補数ほすう形式けいしき動作どうさし、命令めいれいアドレスを修正しゅうせいするために使用しようされる場合ばあい命令めいれいないのアドレスから減算げんざんされる。3つのインデックス・レジスタをつマシンでは、タグに2つまたは3つのビットがセットされている場合ばあい (つまり、複数ふくすうのレジスタを選択せんたくしている場合ばあい)、それらの減算げんざんされるまえ一緒いっしょにOR演算えんざんされる。7つのインデックスレジスタをつIBM 7094には「互換ごかんせい」モードがあり、このトリックを使用しようした以前いぜんのマシンのプログラムをつづ使用しようできる。

センス・インジケータは、パネル・スイッチやライトをかいしてオペレータとの対話たいわ可能かのうにする。 メモリ

  • 704: 4,096 または 8,192 または 32,768 - 6 ビット文字もじふくむ 36 ビットのバイナリワード
  • 709、7090、7094、7094 II、7040、7044:32,768 - 6ビット文字もじつ36ビットのバイナリワード

入力にゅうりょく/出力しゅつりょく

709/7090 シリーズは、テープやディスクなどの高速こうそく入出力にゅうしゅつりょくデータ同期どうきチャネル (Data Synchronizer Channels; DSC) を使用しようする。基本きほんてきな7ビット[注釈ちゅうしゃく 2]のDSC (7607など) は、メモリとI/Oデバイスあいだのデータ転送てんそう制御せいぎょするコンピュータメモリから独自どくじ簡単かんたんなプログラムを実行じっこうするが、より高度こうどな9ビット[注釈ちゅうしゃく 3]の7909では、より高度こうどなチャネルプログラムをサポートしている。709xのユニットレコード装置そうち非常ひじょうおそかったため、パンチカードのI/Oや高速こうそくプリントは、オフラインのIBM 1401とのあいだ磁気じきテープを転送てんそうしておこなうことがよくあった。その、データチャネルを使用しようして7090を7040に、または7094を7044に接続せつぞくしてIBM 7094/7044 Direct Coupled System (DCS)構成こうせいするために使用しようされた。この構成こうせいでは、より高速こうそくな1400シリーズの周辺しゅうへん機器きき使用しようできる 7044 がおもにI/Oを処理しょりした。

FORTRANアセンブリプログラム

FORTRAN Assembly Program (FAP) は、IBMのわせのFMS (Fortran Monitor System)オペレーティングシステムのした動作どうさする、709、7090、および 7094 ようアセンブラである。以前いぜんのアセンブラは SCAT (SHARE Compiler-Assembler-Translator) であった。マクロはベル研究所けんきゅうじょ (BE-FAP) によってFAPに追加ついかされ、最終さいしゅうてきな7090/7094アセンブラはIBSYSしたでIBMAPとなった。

メモリを予約よやくするために使用しようされるその擬似ぎじ命令めいれいBSSは「BSSセクション」という一般いっぱんめい由来ゆらいであり、今日きょうでもおおくのアセンブリ言語げんごで、実行じっこうイメージ保存ほぞんする必要ひつようのないタイプの予約よやくメモリアドレス範囲はんい指定していするために使用しようされている。

事務じむ処理しょりようアーキテクチャ (702/705/7080)[編集へんしゅう]

IBM 702
IBM 7080

IBM 702IBM 705類似るいじしており、705は702のプログラムのおおくを変更へんこうすることなくうごかすことができるが、完全かんぜん互換ごかんせいがあるわけではない。

IBM 7080は705をトランジスタしたバージョンで、さまざまな改良かいりょうくわえられている。

後方こうほう互換ごかんせいのために、705 I モード[1]、705 II モード[2]、705 III モード[3]、または完全かんぜんな 7080モードで実行じっこうできる。

データ形式けいしき

データは、レコードマークでわる可変長かへんちょう文字もじれつあらわされる。

命令めいれい形式けいしき

5文字もじ:1文字もじのオペコードと4文字もじのアドレス - OAAAA

レジスタ

  • 702
    • 2つのアキュムレータ(A & B) - 512文字もじ
  • 705
    • 1アキュムレータ - 256文字もじ
    • 14補助ほじょ記憶きおく装置そうち - 16文字もじ
    • 1つの補助ほじょ記憶きおく装置そうち - 32文字もじ
  • 7080
    • 1アキュムレータ - 256文字もじ
    • 30補助ほじょ記憶きおく装置そうち - 512文字もじ
    • 32通信つうしん記憶きおく装置そうち - 8文字もじ

メモリ

  • 702
    • ウィリアムズかんで2,000~10,000文字もじ(2,000文字もじ単位たんい)
    • 文字もじサイクルレート - 23マイクロびょう
  • 705 (モデルI、II、またはIII)
    • 20,000または40,000または80,000文字もじコアメモリ
    • 文字もじサイクルレート - 17マイクロびょうまたは9.8マイクロびょう
  • 7080
    • 80,000文字もじまたは160,000文字もじのコアメモリ
    • 文字もじサイクルレート - 2.18マイクロびょう

入力にゅうりょく/出力しゅつりょく

705 と基本きほんてきな 7080 は、7ビット[注釈ちゅうしゃく 2]・インターフェイスのチャネルを使用しようする。7080は、7908データチャンネルを装備そうびして、9ビット[注釈ちゅうしゃく 3]・インターフェースを使用しようして高速こうそくデバイスを接続せつぞくすることができる。

1400シリーズアーキテクチャ (7010)[編集へんしゅう]

700/7000 事務じむ処理しょりようアーキテクチャは、おおきく成功せいこうしたIBM 1400シリーズの中型ちゅうがたビジネス・コンピュータに影響えいきょうあたえた。その、IBMはIBM 7010とばれるIBM 1410のメインフレームばん発表はっぴょうした。

データ形式けいしき

命令めいれい形式けいしき

  • 可変長かへんちょう:1、2、6、7、11、12文字もじ

レジスタ

なし、すべての命令めいれいはメモリじょう動作どうさした。ただし、低位ていいメモリの固定こてい位置いちにある15の5文字もじフィールドは、インデックスレジスタとしてあつかうことができ、その命令めいれい指定していされたアドレスに追加ついかすることができる。また、現在げんざい処理しょりちゅう文字もじのアドレスなど、今日きょうではえない内部ないぶレジスタもプログラマに公開こうかいされている。

メモリ

  • 100,000文字もじ[4]

10しんアーキテクチャ (7070/7072/7074)[編集へんしゅう]

東海銀行とうかいぎんこう本店ほんてんだい1計算けいさんしつにてIBM 7070(1961ねん
IBM 7074

IBM 7070IBM 7072IBM 7074は、10しん固定こていワードちょうのマシンである。

これらは、小型こがたふるいIBM 650と同様どうように10けたワードを使用しようしているが、650と命令めいれいセット互換ごかんせいはない。

データ形式けいしき

  • ワードちょう - 10進数しんすう10けた符号ふごう
  • 数字すうじエンコーディング - 5しゃ2符号ふごう(two-out-of-fiveコード)
  • 浮動ふどう小数点しょうすうてん - オプションで、2けた指数しすう使用しよう
  • かくワードの3つの記号きごう - プラス、マイナス、アルファ
    • プラスとマイナスは10けた数値すうちしめす。
    • アルファは、数字すうじのペアでコードされた5文字もじのテキストをしめす。(61 = A, 91 = 1)

命令めいれい形式けいしき

  • すべての指示しじは1ワードを使用しようする
  • 2けたオペコード (符号ふごうふくむ、プラスまたはマイナスのみ)
  • 2けたのインデックスレジスタ
  • 2けたのフィールドコントロール - けた集合しゅうごう選択せんたくし、左右さゆう移動いどうすることができる
  • 4けたのアドレス

レジスタ

  • すべてのレジスタは1ワードを使用しようし、メモリとしてアドレスを指定していすることもできる。
  • アキュムレータ - 3つ (アドレス 9991、9992、9993 - 標準ひょうじゅん、99991、99992、99993 - 拡張かくちょう 7074)
  • プログラムレジスタ - 1つ (アドレス 9995 - 標準ひょうじゅん、99995 - 拡張かくちょう 7074)
    • コンソールからのみアドレス指定してい可能かのう現在げんざい命令めいれい格納かくのうする。
  • 命令めいれいカウンタ - 1つ (アドレス9999 - 標準ひょうじゅん、99999 - 拡張かくちょう 7074)
    • コンソールからのみアドレス指定してい可能かのう
  • インデックスレジスタ - 99 (アドレス 0001-0099)

メモリ

  • 5000~9990ワード (標準ひょうじゅん)
  • 15000~30000ワード (拡張かくちょう 7074)
  • アクセス時間じかん - 6マイクロびょう (7070/7072)、4マイクロびょう (7074)
  • 加算かさん時間じかん - 72マイクロびょう (7070)、12マイクロびょう (7072)、10マイクロびょう (7074)

入力にゅうりょく/出力しゅつりょく

707x は7ビット[注釈ちゅうしゃく 2]・インターフェースのチャネルを使用しようする。7070と7074は、9ビット[注釈ちゅうしゃく 3]・インターフェイスを使用しようしてより高速こうそくなデバイスを接続せつぞくするために、7907のデータチャネルを装備そうびすることができる。

タイムライン[編集へんしゅう]

とし カテゴリ 論理ろんり メモリ
10しん 事務じむ処理しょりよう 科学かがく技術ぎじゅつ スーパーコンピュータ
1952 IBM 701 真空しんくうかん ウィリアムスかん
1953 IBM 702
1954 IBM 705 IBM 704 コアメモリ
1958 IBM 709
IBM 7070 トランジスタ
1959 IBM 7090
1960 IBM 7074
1961 IBM 7072 IBM 7080 IBM 7030
1962 IBM 7010 IBM 7094
1963 IBM 7040
IBM 7044
1964 IBM 7094 II

IBM 7074は、1962ねん米国べいこく内国ないこく歳入さいにゅうちょう使用しようされた[5]

IBM 7700データ収集しゅうしゅうシステム(IBM 7700 Data Acquisition System (英語えいごばん)は、その番号ばんごう発表はっぴょうが1963ねん12月2にちであるにもかかわらず、IBM 7000シリーズのメンバーではない。

パフォーマンス[編集へんしゅう]

700シリーズと7000シリーズのすべてのマシンは、Wheatstone (1972ねん)、Dhrystone (1984ねん)、LINPACK (1979ねん)、リバモアループ英語えいごばん (1986ねん) などの標準ひょうじゅんてき性能せいのう測定そくていツールよりもまえのものである。

したひょうでは、GibsonとKnightの測定そくていでは速度そくど報告ほうこくしており、数値すうちおおきいほど速度そくどたかくなる。TRIDIAの測定そくていでは時間じかん報告ほうこくするが、数値すうちひくほう高速こうそくである。

Model Gibson
mix
KIPS
Knight
Index
scientific[6]
TRIDIA program
(FORTRAN)
(seconds)[7]
IBM 705 m1,2 0.50
IBM 705 m3 0.38
IBM 709 21
IBM 7030 372 15.58
IBM 7040 148
IBM 7044 109 74
IBM 7090 139 66
IBM 7094 176 31.35
IBM 7094 II 257 217 16.50

参照さんしょう項目こうもく[編集へんしゅう]

ノート[編集へんしゅう]

  1. ^ 例外れいがい7340 Hypertapeである
  2. ^ a b c 6ビット+パリティ
  3. ^ a b c 8ビット+パリティ

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ Weik, Martin H. (1955ねん12がつ). “IBM-705”. ed-thelen.org. 2020ねん10がつ24にち閲覧えつらん
  2. ^ Weik, Martin H. (1961ねん3がつ). “IBM 705 I II”. ed-thelen.org. 2020ねん10がつ24にち閲覧えつらん
  3. ^ Weik, Martin H. (1961ねん3がつ). “IBM 705 III”. ed-thelen.org. 2020ねん10がつ24にち閲覧えつらん
  4. ^ IBM 7010”. ed-thelen.org. 2020ねん10がつ24にち閲覧えつらん
  5. ^ Gannon, Robert (March 1963). “Big-Brother 7074 is watching you”. Popular Science. http://blog.modernmechanix.com/big-brother-7074-is-watching-you/ 2020ねん1がつ19にち閲覧えつらん. 
  6. ^ M. Phister, Jr., Data Processing Technology and Economics, 2nd ed., 1979; Table II.2.11.1
  7. ^ "Final Report on 64/6600 FORTRAN Version 3.0", Control Data Corporation, 1966 June 6; section I.B, pp. 3-4; at bitsavers.org

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

  • IBM Mainframe family tree
  • The Architecture of IBM's Early Computers (PDF)
  • C Gordon Bell, Computer Structures: Readings and Examples, McGraw-Hill, 1971; part 6, section 1, "The IBM 701-7094 II Sequence, a Family by Evolution", ISBN 0-07-004357-4
  • IBM 705
  • IBM 7030 Stretch
  • IBM 7070
  • IBM 7094
  • IBM 7090/94 Architecture
  • Jack Harper's FAP page
  • Birth of an Unwanted IBM Computer, by Bob Bemer