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モデム (英 えい : modem )とは、アナログ信号 しんごう をデジタル信号 しんごう に、またデジタル信号 しんごう をアナログ信号 しんごう に変換 へんかん することでコンピュータなどの機器 きき が通信 つうしん 回線 かいせん を通 つう じてデータを送受信 そうじゅしん できるようにする装置 そうち [1] [2] 。変復調 へんふくちょう 装置 そうち 。
変調 へんちょう 器 うつわ (modulator) と復調 ふくちょう 器 うつわ (demodulator) を組 く み合 あ わせた装置 そうち なので、双方 そうほう の名称 めいしょう から頭 あたま の数 すう 文字 もじ (mo + dem) を採 と り命名 めいめい されている[1] 。
デジタル信号 しんごう を伝送 でんそう 路 ろ の特性 とくせい に合 あ わせたアナログ 信号 しんごう にデジタル変調 へんちょう して送信 そうしん し、伝送 でんそう 路 ろ からのアナログ信号 しんごう をデジタル信号 しんごう に復調 ふくちょう して受信 じゅしん する。通信 つうしん 方式 ほうしき はITU-T により標準 ひょうじゅん 化 か されている。
通信 つうしん 回線 かいせん の種類 しゅるい に応 おう じた網 あみ 制御 せいぎょ 装置 そうち (NCU) を持 も つものが多 おお く、誤 あやま り検出 けんしゅつ と再 さい 送信 そうしん ・データ圧縮 あっしゅく などの機能 きのう を持 も つものもある。
単 たん にモデムという場合 ばあい は、コンピュータをアナログ電話 でんわ 回線 かいせん (公衆 こうしゅう 交換 こうかん 電話 でんわ 網 もう )に接続 せつぞく するための変復調 へんふくちょう 装置 そうち を意味 いみ することが多 おお い[1] 。
広義 こうぎ には、コンピュータなどの機器 きき と通信 つうしん 回線 かいせん の間 あいだ で信号 しんごう の相互 そうご 変換 へんかん を行 おこな って通信 つうしん を仲介 ちゅうかい する機器 きき 全般 ぜんぱん をモデムということがある[1] 。
アナログ電話 でんわ 回線 かいせん 用 よう のモデム [ 編集 へんしゅう ]
アナログ電話 でんわ 回線 かいせん つまり人 じん と人 ひと が音声 おんせい で会話 かいわ をするために使 つか っている通話 つうわ 回線 かいせん を用 もち いてコンピュータ等 とう でデータの送受信 そうじゅしん を行 おこな うための装置 そうち である。このタイプのモデムは、平易 へいい に言 い うと、デジタル信号 しんごう をいわゆる「音 おと 」に変換 へんかん し、またその音 おと を元 もと のデジタル信号 しんごう に戻 もど す装置 そうち である。送信 そうしん 側 がわ と受信 じゅしん 側 がわ がそれぞれモデムを設置 せっち することで、音声 おんせい 通話 つうわ 用 よう 回線 かいせん でもデジタル通信 つうしん を行 おこな えるようになる。
このタイプのモデムは (300 - 3400Hz へるつ ) という周波数 しゅうはすう 帯域 たいいき を利用 りよう し通信 つうしん する。つまり音声 おんせい 可聴 かちょう 帯域 たいいき 周波数 しゅうはすう よりはかなり狭 せま い帯域 たいいき を使用 しよう する。(※)。
(※)可聴 かちょう 周波数 しゅうはすう 帯域 たいいき は、健康 けんこう な若 わか い人 ひと の場合 ばあい 、およそ20Hz へるつ から 20000Hz へるつ と言 い われている[3] 。公衆 こうしゅう 交換 こうかん 電話 でんわ 網 もう の通信 つうしん の品質 ひんしつ (周波数 しゅうはすう 特性 とくせい )は、音声 おんせい のコミュニケーションが一応 いちおう できればよい、伝 つた わる音 おと はあまり高 だか 品質 ひんしつ でなくてもよい、という考 かんが えで決定 けってい された経緯 けいい があり、その結果 けっか 公衆 こうしゅう 交換 こうかん 電話 でんわ 網 もう では周波数 しゅうはすう が高 たか い音 おと は伝 つた わらない。公衆 こうしゅう 交換 こうかん 電話 でんわ 網 もう が伝 つた える周波数 しゅうはすう 帯域 たいいき は、健康 けんこう で若 わか い人 ひと の可聴 かちょう 周波数 しゅうはすう 帯域 たいいき よりもずっと狭 せま い。それにあわせてモデムが使用 しよう する周波数 しゅうはすう 帯域 たいいき も狭 せば められている。
このタイプのモデムの通信 つうしん 速度 そくど は300bps から56kbpsである。
指定 してい した電話 でんわ 番号 ばんごう を発 はつ 呼 よび してデータ通信 つうしん を開始 かいし したり、外部 がいぶ からの着 ちゃく 呼 よび に応答 おうとう して自動的 じどうてき にデ で ータ通信 たつうしん を開始 かいし したりといった機能 きのう も備 そな えていることが多 おお い[1] 。
モデムをつかって電話 でんわ 回線 かいせん 経由 けいゆ で遠隔 えんかく 地 ち のコンピュータ・LAN・インターネットなどに接続 せつぞく することをダイヤルアップ接続 せつぞく といい、パソコン通信 つうしん や、2000年代 ねんだい 前半 ぜんはん ころまでの個人 こじん のインターネット利用 りよう では主要 しゅよう な手段 しゅだん として利用 りよう された[1] 。
FAX 機 き (ファクシミリ 機器 きき )と通信 つうしん できるモデムをFAXモデム (英語 えいご 版 ばん ) という。コンピュータとFAXモデムを組 く み合 あ わせ電話 でんわ 回線 かいせん につなぐと、コンピュータ上 じょう のソフトウェアを使 つか い自動的 じどうてき に大量 たいりょう の宛先 あてさき にFAX送信 そうしん をしたり、自動的 じどうてき にFAXを次々 つぎつぎ と受信 じゅしん し全部 ぜんぶ データ化 か する、などということもでき、FAX利用 りよう が盛 さか んだった時代 じだい には利用 りよう された。
なおアナログ音声 おんせい 回線 かいせん には公衆 こうしゅう 交換 こうかん 電話 でんわ 網 もう 以外 いがい にも、専用 せんよう 線 せん 、私設 しせつ 線 せん (利用 りよう 者 しゃ が施設 しせつ 内 ない ・建物 たてもの 内 ない ・敷地 しきち などに敷設 ふせつ した電話 でんわ 線 せん )、無線 むせん 電話 でんわ などがある。モデムとこうしたアナログ回線 かいせん を利用 りよう して、たとえばPOS 装置 そうち のデータ集計 しゅうけい 、自動 じどう 販売 はんばい 機 き のリモート情報 じょうほう 収集 しゅうしゅう 、屋外 おくがい の道路 どうろ 信号 しんごう 機 き や標識 ひょうしき 類 るい とのデ で ータ通信 たつうしん 、コンピュータとコンピュータの1対 たい 1の接続 せつぞく などといったことができる[4] 。電話 でんわ 回線 かいせん さえつなげばデ で ータ通信 たつうしん が可能 かのう になる。機器 きき をサイバー攻撃 こうげき が行 おこな われがちなインターネットから完全 かんぜん に遮断 しゃだん して、セキュリティを確保 かくほ した状態 じょうたい でデ で ータ通信 たつうしん を行 おこな うことができる、完全 かんぜん にプライベートな回線 かいせん でデータ通信 つうしん できる、など現在 げんざい でも意味 いみ ある利用 りよう 法 ほう は多々 たた ある。
形状 けいじょう には次 つぎ のようなものがある。
アナログ回線 かいせん 用 よう モデムの歴史 れきし [ 編集 へんしゅう ]
世界 せかい における歴史 れきし [ 編集 へんしゅう ]
この
節 ふし の
加筆 かひつ が
望 のぞ まれています。
(2023年 ねん 3月 がつ )
最初 さいしょ に商業 しょうぎょう 的 てき に利用 りよう 可能 かのう になったモデムはBell 103 modemであり、1962年 ねん にアメリカのAT&T から公表 こうひょう されたものである[5] 。
日本 にっぽん 国内 こくない の歴史 れきし [ 編集 へんしゅう ]
日本 にっぽん では日本電信電話 にほんでんしんでんわ 公社 こうしゃ を民営 みんえい 化 か するため1985年 ねん 4月 がつ に電気 でんき 通信 つうしん 事業 じぎょう 法 ほう が制定 せいてい され、民間 みんかん 企業 きぎょう としての日本電信電話 にほんでんしんでんわ (NTT) が誕生 たんじょう した。この法令 ほうれい の施行 しこう により、それまで省庁 しょうちょう が個別 こべつ に許認可 きょにんか 制 せい し、特別 とくべつ の事情 じじょう だけに許可 きょか されていた「日本 にっぽん 国内 こくない での通信 つうしん 事業 じぎょう 」が、広 ひろ く一般 いっぱん 民間 みんかん 企業 きぎょう に開放 かいほう された。これと同時 どうじ に「端末 たんまつ の自由 じゆう 化 か 」も行 おこな われ[注 ちゅう 1] 、技術 ぎじゅつ 基準 きじゅん 適合 てきごう 認定 にんてい を受 う けた通信 つうしん 機器 きき であれば自由 じゆう に利用 りよう できるようになった。
この端末 たんまつ 機器 きき 自由 じゆう 化 か は、アナログ信号 しんごう の音声 おんせい 通話 つうわ 機器 きき の自由 じゆう 化 か に加 くわ えて、デジタル信号 しんごう を伝送 でんそう するデ で ータ通信 たつうしん も自由 じゆう 化 か された。それまでのデジタル通信 つうしん は日本電信電話 にほんでんしんでんわ 公社 こうしゃ が1964年 ねん の東京 とうきょう オリンピック目前 もくぜん の1963年 ねん 末 まつ の12月[6] に、国鉄 こくてつ の「みどりの窓口 まどぐち 」と日本航空 にほんこうくう の座席 ざせき 予 よ 約 やく システム コンピューターネットワーク接続 せつぞく のために開始 かいし したデータ伝送 でんそう サービス だった[7] [8] 。その後 ご 、全国 ぜんこく 銀行 ぎんこう デ で ータ通信システム たつうしんしすてむ での銀行 ぎんこう 間 あいだ における為替 かわせ 業務 ぎょうむ 通信 つうしん に広 ひろ がった。
企業 きぎょう 間 あいだ のデ で ータ通信 たつうしん は時代 じだい の当然 とうぜん の流 なが れで機器 きき の低 てい 価格 かかく 化 か に伴 ともな い次第 しだい に個人 こじん レベルでのアーリーアダプター に広 ひろ がり草 くさ の根 ね のパソコン通信 つうしん では音響 おんきょう カプラ による300bps使用 しよう 、企業 きぎょう が乗 の り出 だ してくるころには1200bpsのデ で ータ通信 たつうしん への置 お き換 か え、パソコン通信 つうしん のアクセスポイント へのダイヤルアップ接続 せつぞく 、FAX 通信 つうしん をする手段 しゅだん となった。これによりパーソナルコンピュータ に接続 せつぞく する電話 でんわ 回線 かいせん 用 よう モデムが普及 ふきゅう した。1994年 ねん の日本 にっぽん でのインターネット 商用 しょうよう 化 か を受 う けてこれがさらに加速 かそく し、当初 とうしょ は外 そと 付 づ けだったモデムはパソコンの低 てい 価格 かかく と相 あい まって、次第 しだい に内蔵 ないぞう が主流 しゅりゅう となった。
モデムはもともとはデジタル信号 しんごう をアナログ信号 しんごう に変換 へんかん し、アナログ通信 つうしん 回線 かいせん を通 つう じて相手 あいて に送 おく り、受信 じゅしん 側 がわ はそのアナログ信号 しんごう をモデムでデジタル信号 しんごう に変換 へんかん するものである。
しかし、デジタル信号 しんごう をデジタル回線 かいせん にそのまま載 の せるシステムとして1995年 ねん には世界 せかい に先駆 さきが けて日本 にっぽん でデジタル通信 つうしん のためのISDN 回線 かいせん がサービス開始 かいし された。ISDNでは(「モデム」は本来 ほんらい アナログ回線 かいせん を使 つか うものであったので)それとはっきり区別 くべつ するために「ターミナルアダプタ (TA)」と呼 よ ばれた。1997年 ねん からの常時 じょうじ 接続 せつぞく サービスにより一般 いっぱん 使用 しよう も徐々 じょじょ に広 ひろ がり、高速 こうそく 通信 つうしん として使用 しよう された。デ で ータ通信 たつうしん は64kbps/128kbpsとなった。しかしアナログ加入 かにゅう 回線 かいせん が主流 しゅりゅう で、モデムのほうも広 ひろ く一般 いっぱん に使用 しよう されつづけ、アナログ回線 かいせん 用 よう モデムとデジタル回線 かいせん 用 よう ターミナルアダプタが共存 きょうぞん する時代 じだい となった。
2000年 ねん 頃 ごろ からADSL ・CATV などのブロードバンド回線 かいせん が普及 ふきゅう しはじめた。ADSLは(一般 いっぱん 音声 おんせい のための)アナログ回線 かいせん を利用 りよう してのデジタル通信 つうしん であり、ADSL仕様 しよう のモデムを利用 りよう する。これをADSLモデム という。ADSLは低 てい 価格 かかく 化 か 大 だい 容量 ようりょう 化 か し一般 いっぱん に広 ひろ く普及 ふきゅう し、ADSLモデムも広 ひろ く普及 ふきゅう した。(一方 いっぽう 、光 ひかり ファイバー網 もう のデジタル回線 かいせん も普及 ふきゅう し、デジタル回線 かいせん を利用 りよう したデジタル通信 つうしん が主流 しゅりゅう となってきた。)
公衆 こうしゅう 無線 むせん LAN接続 せつぞく ・モバイルデ で ータ通信 たつうしん 定額 ていがく 制 せい ・インターネットFAX サービスなどの拡充 かくじゅう によりモデムを使 つか う用途 ようと は激減 げきげん し、2000年代 ねんだい 後半 こうはん には、モデムはノートパソコン でも内蔵 ないぞう されないことが一般 いっぱん 化 か した。モデムを利用 りよう する人 ひと だけカード型 がた モデムを増設 ぞうせつ して利用 りよう するようになった。モデムの代 か わりにWifi を標準 ひょうじゅん 搭載 とうさい するノートPCが一般 いっぱん 化 か していった。ノートパソコンにカードスロットもなくなり、モデム使用 しよう にはUSB接続 せつぞく モデムが使 つか われるようになってきた。
デジタル回線 かいせん やADSL使用 しよう 不可 ふか の地域 ちいき (一部 いちぶ の離島 りとう など)では、今 いま でも従来 じゅうらい 型 がた のモデムが使用 しよう されている。
内蔵 ないぞう 用 よう PCIモデム
単独 たんどく の外部 がいぶ モデム
コンピュータ やルーター などとは、古 ふる い機種 きしゅ ではRS-232C ・RS-422 などのシリアルポート 、比較的 ひかくてき 新 あたら しい機種 きしゅ ではUSB やExpressCard などのインタフェース で接続 せつぞく するのが多 おお い。また、パソコン本体 ほんたい に内蔵 ないぞう されたものや、PCI などの拡張 かくちょう スロットに装着 そうちゃく するもの、PCカード タイプのものもある。
ケーブル モデム・ADSL モデムなどの高速 こうそく なものは、LAN ポート(イーサネット )で接続 せつぞく するものが多 おお い。
加入 かにゅう 電話 でんわ 回線 かいせん 用 よう のモデムの加入 かにゅう 者 しゃ 線 せん 側 がわ は、電話 でんわ 用 よう 2線 せん 式 しき のモジュラージャック (RJ-11) にモジュラーケーブルで接続 せつぞく する。アナログ電話機 でんわき は、電話機 でんわき 端子 たんし に接続 せつぞく する。
単 たん 方向 ほうこう (単 たん 信 しん )[ 編集 へんしゅう ]
単 たん 方向 ほうこう 通信 つうしん のみ可能 かのう で、送信 そうしん 側 がわ 受信 じゅしん 側 がわ の切 き り替 か えのできないもの。
半二重 はんにじゅう (半 はん 複 ふく 信 しん )[ 編集 へんしゅう ]
通信 つうしん 方向 ほうこう を切 き り替 か えて使用 しよう するもので、送信 そうしん ・受信 じゅしん を同時 どうじ にできないもの。現在 げんざい でもPOS システムや、銀行 ぎんこう 向 む けの業務 ぎょうむ 用 よう システム(全 ぜん 銀 ぎん 手順 てじゅん )の一部 いちぶ で使 つか われている。G3ファクシミリ もこの方式 ほうしき である(制御 せいぎょ 通信 つうしん ・画像 がぞう 通信 つうしん とも)。
全 ぜん 二 に 重 じゅう (複 ふく 信 しん )[ 編集 へんしゅう ]
各種 かくしゅ 複 ふく 信 しん 方式 ほうしき を利用 りよう して、送受信 そうじゅしん を同時 どうじ に行 おこな えるようになっているもの。現在 げんざい 一般 いっぱん 的 てき に使用 しよう されている。
一般 いっぱん 的 てき に使 つか われるタイプ。モデムには、同期 どうき の機能 きのう が無 な いものである。調歩 ちょうほ 同期 どうき 式 しき でビット単位 たんい 同期 どうき 、High-Level Data Link Control (HDLC) などのフラグ同期 どうき またはキャラクタ同期 どうき でブロック単位 たんい 同期 どうき を、データ信号 しんごう 自体 じたい で取 と りながら通信 つうしん する。同期 どうき モデムに比 くら べて、速度 そくど と確実 かくじつ 性 せい に劣 おと るが、安価 あんか である。
一部 いちぶ の業務 ぎょうむ 用 よう で使 つか われるタイプ。端末 たんまつ 装置 そうち から別々 べつべつ の信号 しんごう 線 せん で送信 そうしん されたデータ信号 しんごう と同期 どうき 信号 しんごう を、一 ひと つの伝送 でんそう 路 ろ で送信 そうしん し、受信 じゅしん 側 がわ でデータ信号 しんごう と同期 どうき 信号 しんごう を分離 ぶんり し別々 べつべつ の信号 しんごう 線 せん で端末 たんまつ 装置 そうち に受信 じゅしん させるものである。非同期 ひどうき モデムに比 くら べて、確実 かくじつ で高速 こうそく な通信 つうしん が可能 かのう であるが、高価 こうか である。
可聴 かちょう 帯域 たいいき 用 よう のモデム[ 編集 へんしゅう ]
電話 でんわ 回線 かいせん の音声 おんせい 周波数 しゅうはすう 帯域 たいいき (300 - 3400Hz へるつ ) をデジタル変調 へんちょう により変復調 へんふくちょう し、コンピューター 等 ひとし のシリアルポート とデジタル信号 しんごう (データ)としてやり取 と りするものである。
MMとは手動 しゅどう 発信 はっしん ・手動 しゅどう 着信 ちゃくしん の略 りゃく である。通信 つうしん 回線 かいせん インターフェースと変復調 へんふくちょう 部 ぶ を一体 いったい にまとめたモデム。通信 つうしん 用 よう インターフェース(RS-232C が多 おお い)と通信 つうしん 回線 かいせん インターフェース(一般 いっぱん の電話 でんわ 回線 かいせん が多 おお い)を持 も ち、1980年代 ねんだい のパソコン通信 つうしん の登場 とうじょう 初期 しょき から使 つか われている。音響 おんきょう カプラと異 こと なり回線 かいせん に直接 ちょくせつ 接続 せつぞく されているので安定 あんてい 性 せい が高 たか い。
回線 かいせん の制御 せいぎょ 機能 きのう は自動的 じどうてき ではなく、電話機 でんわき でダイヤル後 ご にモデムにあるボタンやスイッチの操作 そうさ (以下 いか スイッチ操作 そうさ )で回線 かいせん をモデムに切 き り替 か える。通信 つうしん 終了 しゅうりょう 時 じ にも同様 どうよう にスイッチ操作 そうさ で回線 かいせん を電話機 でんわき に戻 もど す。発信 はっしん (発 はつ 呼 よび ORG)側 ほの か着信 ちゃくしん (被 ひ 呼 よび ANS)側 ほの かの選択 せんたく もスイッチ操作 そうさ で行 おこな う。複数 ふくすう の通信 つうしん 規格 きかく (V.21 300bpsとV.23 1200bps半二重 はんにじゅう など)に対応 たいおう した機種 きしゅ では通信 つうしん 速度 そくど の切 き り替 か えもスイッチ操作 そうさ で行 おこな う。
など
のちに着信 ちゃくしん のみ自動 じどう 化 か したMAモデムも登場 とうじょう した。1980年代 ねんだい 後半 こうはん 頃 ごろ から次項 じこう のインテリジェントモデムにとって代 か わられた。
NCU・変復調 へんふくちょう ・制御 せいぎょ 部 ぶ を一体 いったい にまとめたモデム。通信 つうしん 用 よう インターフェースと通信 つうしん 回線 かいせん インターフェースを持 も ち、1980年代 ねんだい のパソコン通信 つうしん の登場 とうじょう 初期 しょき から使 つか われている。当時 とうじ は普及 ふきゅう 機 き のMMモデムに対 たい し高級 こうきゅう 機 き であった。かつては主流 しゅりゅう であったが、2000年 ねん 頃 ごろ から少 すく なくなっている。
次項 じこう のソフトモデムと異 こと なり、動作 どうさ 中 ちゅう にCPUに負担 ふたん をかけることが少 すく なく、安定 あんてい して動作 どうさ することや、特別 とくべつ なデバイスドライバがなくても、RS-232Cポートさえ利用 りよう できれば通信 つうしん できるメリットがあり、産業 さんぎょう 用 よう 機器 きき などの組 く み込 こ みシステム のコンポーネンツに利用 りよう されたことも多 おお い。
インテリジェントモデムをモジュール化 か し、INS1500のような集合 しゅうごう 回線 かいせん に一括 いっかつ 接続 せつぞく し、通信 つうしん 用 よう インターフェースにネットワークインターフェースを用 もち いた集合 しゅうごう モデムは、アクセスポイントに多用 たよう された。
ソフトモデムは、モデム側 がわ のハードウェア を簡略 かんりゃく 化 か し、コンピュータ側 がわ のCPU で処理 しょり の多 おお くを行 おこな うものである。部品 ぶひん 点数 てんすう が少 すく なく・回路 かいろ が占有 せんゆう する基板 きばん 面積 めんせき が狭 せま く・コストが安 やす いため、非 ひ 動作 どうさ 時 じ には電源 でんげん を切 き っても構 かま わない、内部 ないぶ 拡張 かくちょう スロット・USB接続 せつぞく ・PCカード・コンピュータ内蔵 ないぞう のモデムのほとんどは、このソフトモデムである。
機能 きのう の多 おお くをソフトウェアで実現 じつげん しているため、安価 あんか で新 しん 規格 きかく にソフトウェア の変更 へんこう のみで対応 たいおう が可能 かのう である。しかし、処理 しょり 速度 そくど ・通信 つうしん 速度 そくど ・安定 あんてい 性 せい の低下 ていか の原因 げんいん となることもある。また、オペレーティングシステム ごとにデバイスドライバ の開発 かいはつ が必要 ひつよう である。
基本 きほん 的 てき に一般 いっぱん 的 てき なモデム(インテリジェントモデム)の場合 ばあい 、NCU からアナログ信号 しんごう とデジタル信号 しんごう の相互 そうご 変換 へんかん を行 おこな うADC /DAC に接続 せつぞく するまでのトランス・アンプ・イコライザなどのアナログ回路 かいろ と、ADC/DACと接続 せつぞく され変調 へんちょう ・復調 ふくちょう ・圧縮 あっしゅく 展開 てんかい ・エラー訂正 ていせい ・コマンド処理 しょり を司 つかさど るDSP とシリアルインターフェース回路 かいろ で構成 こうせい されている。コンピューター側 がわ のCPUがDSPの機能 きのう を担当 たんとう すれば、ハードウエアで必要 ひつよう な部品 ぶひん はNCU・トランス・必要 ひつよう 最小限 さいしょうげん のアナログ回路 かいろ ・ADC/DACになる。特 とく にDSPは高価 こうか な部品 ぶひん なので、省略 しょうりゃく する事 こと で大幅 おおはば なコストダウンとなる。
シリアルインターフェースも省略 しょうりゃく され、生 せい のアナログ信号 しんごう をADC/DAC経由 けいゆ で高速 こうそく にCPUと入出力 にゅうしゅつりょく するため、FIFOメモリとホストバスインターフェース(ISA やPCI 、USB )が使 つか われる。初期 しょき のソフトモデムを除 のぞ き、現在 げんざい のソフトモデムはアナログ回路 かいろ からホストバスインターフェースまでの一切 いっさい をワンチップで構成 こうせい している。
デバイスドライバはDSPが担当 たんとう していた処理 しょり をエミュレーション し、イコライザ・ゲイン調整 ちょうせい ・NCUで使用 しよう する信号 しんごう の生成 せいせい ・変調 へんちょう ・復調 ふくちょう ・圧縮 あっしゅく 展開 てんかい ・エラー訂正 ていせい ・コマンド処理 しょり を行 おこな い、オペレーティングシステムに仮想 かそう シリアルインターフェースの形 かたち でインテリジェントモデムが存在 そんざい するように見 み せかけている。
初期 しょき のソフトモデムは非常 ひじょう に多 おお くのCPUパワーを消費 しょうひ していた。これは当時 とうじ のCPUがDSP的 てき な命令 めいれい セットを備 そな えていなかったために、特 とく に変調 へんちょう ・復調 ふくちょう 処理 しょり で手間取 てまど っていたためである。ダイヤル回線 かいせん のダイヤルパルスの間隔 かんかく が乱 みだ れ、かけ間違 まちが いが起 お こることもあった。現代 げんだい のCPUは全般 ぜんぱん 的 てき に処理 しょり 能力 のうりょく が向上 こうじょう していることに加 くわ え、DSP的 てき な命令 めいれい セットを備 そな え、かつ並列 へいれつ して一 いち 度 ど に実行 じっこう することができることから、ソフトモデムが登場 とうじょう したころに比 くら べるとCPU負荷 ふか はかなり軽減 けいげん されている。
スマートフォン のアプリケーションとしての実装 じっそう もできる。FAXモデム(次項 じこう )を実装 じっそう することにより、スマートフォンでFAXを送受信 そうじゅしん することもできるようになる。
モデムホン(オートホン)[10] は電話機 でんわき とモデムを一体 いったい にした装置 そうち 。オンフックダイヤル、スピーカ受話 じゅわ 、短縮 たんしゅく ダイヤルリダイヤル、スピーカ音量 おんりょう 調節 ちょうせつ 等 とう の付加 ふか 機能 きのう 。通信 つうしん 装置 そうち としての機能 きのう はモデムに準 じゅん じる。通信 つうしん 回線 かいせん インターフェース(モジュラジャック)と通信 つうしん 用 よう インターフェース (RS-232C) を持 も ち、パソコンからコントロールできる多 た 機能 きのう 電話 でんわ とも言 い える。
但 ただ し、モデムを内蔵 ないぞう している電話機 でんわき のためAC電源 でんげん アダプタ等 とう により電源 でんげん を供給 きょうきゅう する必要 ひつよう がある。
FAXモデムは、G3ファクシミリ (ITU-T T.30) の送受信 そうじゅしん 機能 きのう を、ATコマンドを拡張 かくちょう して実装 じっそう したものである。カラーG3 (ITU-T T.30E) などの拡張 かくちょう 機能 きのう を利用 りよう する場合 ばあい 、Class1相当 そうとう の機能 きのう のみを利用 りよう することとなる。機械 きかい 的 てき には、単体 たんたい モデム・ソフトモデムともに存在 そんざい する。
1990年代 ねんだい 後半 こうはん より、パーソナルコンピュータ と電話 でんわ 網 もう に接続 せつぞく されたファクシミリとの相互 そうご 通信 つうしん のために導入 どうにゅう されていた。2000年代 ねんだい に入 はい り、業務 ぎょうむ 用 よう のFAXサーバ や複 ふく 合 ごう 機 き のFAXインターフェースモジュールとして製造 せいぞう されるものが主 おも となっている。FAXモデムチップセットのシェアはコネクサント 社 しゃ (旧 きゅう ロックウエル 社 しゃ )が大 だい 部分 ぶぶん を占 し めている。EIA-578規格 きかく は一 いち 度 ど は姿 すがた を消 け したものの、チップセットの価格 かかく を安価 あんか にする事 こと ができる事 こと 、G3以外 いがい の規格 きかく (カラーG3やスーパーG3など)も使 つか える為 ため 、再 ふたた び2014年 ねん 現在 げんざい 主流 しゅりゅう であるEIA-592規格 きかく を後退 こうたい させている。
FAXモデム規格 きかく
TIA EIA 規格 きかく
TR-29 Class
特徴 とくちょう
備考 びこう
制定 せいてい 年 ねん
EIA-578
1
HDLC フレーム生成 せいせい のみ実装 じっそう ・他 た の機能 きのう はPC側 がわ で実現 じつげん
1990
2
G3の送受信 そうじゅしん 制御 せいぎょ を実装 じっそう ・PC側 がわ は画像 がぞう 圧縮 あっしゅく したデータとコマンドとを送 おく りリザルトを受 う け取 と る
ドラフト仕様 しよう
EIA-592
2.0
最終 さいしゅう 仕様 しよう に準拠 じゅんきょ
ボイスモデムは、デ で ータ通信 たつうしん と切替 きりかえ または、対応 たいおう 機器 きき 間 あいだ で同時 どうじ に音 おと 声 こえ 通信 つうしん が可能 かのう なものである。1990年代 ねんだい 後半 こうはん に製造 せいぞう されていたが、2000年代 ねんだい に入 はい りほとんど製造 せいぞう されていない。
詳細 しょうさい は[6] を参照 さんしょう 。
規格 きかく と最高 さいこう 通信 つうしん 速度 そくど
ITU-T 勧告 かんこく 名 めい
複 ふく 信 しん
最高 さいこう 通信 つうしん 速度 そくど (bps )
変調 へんちょう
搬送波 はんそうは 周波数 しゅうはすう (Hz )
制定 せいてい 年 ねん
備考 びこう
2線 せん
4線 せん
速度 そくど (baud )
最大 さいだい ビット 数 かず
方式 ほうしき
V.21
全 ぜん 二 に 重 じゅう
最高 さいこう 300
最高 さいこう 300
1
FSK
1080 ±100
1964
G3ファクシミリの制御 せいぎょ 通信 つうしん は、この規格 きかく の高群 たかむれ 信号 しんごう により75bpsで行 おこな われる。 この規格 きかく では、着信 ちゃくしん 時 じ のアンサートーン (2100Hz へるつ ) を出 だ さずに直接 ちょくせつ 高 だか 群 ぐん のマーク信号 しんごう (1650Hz へるつ ) を出 だ しても良 よ い事 こと になっていた。MMモデムでは必然 ひつぜん 的 てき にこの実装 じっそう になるが、初期 しょき のインテリジェントモデムでもこの実装 じっそう のものがある。
1750 ±100
V.22
1200
600
2
QPSK
1200 /2400
1980
V.22bis
2400
4
16QAM
1984
V.23
半二重 はんにじゅう
600
600
1
FSK
1500 ±200
1964
600bpsの規格 きかく (前者 ぜんしゃ )と1200bpsの規格 きかく (後者 こうしゃ )がある。日本 にっぽん ではナンバーディスプレイ の番号 ばんごう 通知 つうち に利用 りよう されている。 オプションで75bpsのバックワードチャネル (420±30Hz へるつ ) の追加 ついか が可能 かのう 。 この場合 ばあい は2線 せん 式 しき で全 ぜん 二 に 重 じゅう 通信 つうしん になる
1200
1200
1700 ±400
V.26
半二重 はんにじゅう
全 ぜん 二 に 重 じゅう
2400
1200
2
DQPSK (Alternative A)
π ぱい /4 DQPSK (Alternative B)
1800
1968
V.26bis
π ぱい /4 DQPSK
1972
V.23同様 どうよう 、オプションで75bpsのバックワードチャネル(420±30Hz へるつ のFSK)を追加 ついか 可能 かのう 。
V.26ter
全 ぜん 二 に 重 じゅう
DQPSK
1984
エコーキャンセラ 使用 しよう
V.27
半二重 はんにじゅう
全 ぜん 二 に 重 じゅう
4800
1600
3
8PSK
1800
1972
V.27bis
1976
G3ファクシミリの画像 がぞう 通信 つうしん 。 V.23同様 どうよう 、オプションで75bpsのバックワードチャネル(420±30Hz へるつ のFSK)を追加 ついか 可能 かのう 。
V.27ter
全 ぜん 二 に 重 じゅう
1976
V.29
半二重 はんにじゅう
全 ぜん 二 に 重 じゅう
9600
2400
4
16APSK
1700
1976
G3ファクシミリの画像 がぞう 通信 つうしん (オプション)
V.32
全 ぜん 二 に 重 じゅう
9600
2400
4
16QAM
1800
1984
V.32bis
14400
6
TCM (英語 えいご 版 ばん ) 128QAM
1991
V.33
全 ぜん 二 に 重 じゅう
1988
V.17
半二重 はんにじゅう
G3ファクシミリの画像 がぞう 通信 つうしん (オプション)
V.34
全 ぜん 二 に 重 じゅう
28800
3200
10.7
TCM 960QAM[注 ちゅう 2]
1994
スーパーG3ファクシミリ 1996年 ねん に改定 かいてい
33600
3429
TCM 1664QAM
1996
V.90
ISDN→アナログ
TCM PCM
8000 サンプリング
1998
中継 ちゅうけい 回線 かいせん がISDN 化 か されており、通信 つうしん 相手 あいて がISDNで接続 せつぞく されている場合 ばあい アナログ回線 かいせん 側 がわ の交換 こうかん 機 き でD/A変換 へんかん
56000
8000
7
アナログ→ISDN
TCM 1664QAM[注 ちゅう 2]
1800
33600
3429
10.7
V.92
ISDN→アナログ
TCM PCM
8000 サンプリング
2000
中継 ちゅうけい 回線 かいせん がISDN化 か されており、通信 つうしん 相手 あいて がISDNで接続 せつぞく されている場合 ばあい アナログ回線 かいせん 側 がわ の交換 こうかん 機 き でD/A変換 へんかん
56000
8000
7
アナログ→ISDN
48000
8000
6
FSK変調 へんちょう を採用 さいよう した規格 きかく は、Bell 103を除 のぞ き低 ひく 群 ぐん ・高群 たかむれ ともマーク(1)信号 しんごう が低位 ていい 、スペース(0)信号 しんごう が高位 こうい である。FSK以外 いがい の変調 へんちょう を採用 さいよう した規格 きかく では、同 おな じシンボルが連続 れんぞく すると搬送波 はんそうは に変化 へんか がなくなり復調 ふくちょう に支障 ししょう をきたすため、一定 いってい のアルゴリズムでマークとスペースを入 い れ替 か える処理 しょり が行 おこな われる。これをスクランブルという。
2400bps以上 いじょう の速度 そくど のものは、後述 こうじゅつ のMNPやLAPMによる圧縮 あっしゅく を行 おこな うことから、パソコンとモデム間 あいだ の通信 つうしん 速度 そくど は、回線 かいせん 上 じょう の通信 つうしん 速度 そくど よりも高 たか く設定 せってい することがほとんどである。この場合 ばあい 、RS-232CのRS・CS信号 しんごう のオン・オフでフローコントロールを行 おこな う。
V.90/V.92
V.90は中継 ちゅうけい 回線 かいせん がISDN化 か されており、通信 つうしん 相手 あいて がISDNで接続 せつぞく されているのを前提 ぜんてい に、ISDN→アナログ回線 かいせん の通信 つうしん に、デジタルデータをサンプリング周波数 しゅうはすう 8kHz きろへるつ ・量子 りょうし 化 か ビット数 すう 7ビットのPCM信号 しんごう として伝送 でんそう することにより最高 さいこう 56,000bpsを達成 たっせい できる規格 きかく である。ISDN側 がわ からはデジタルデータのまま伝送 でんそう し、アナログ回線 かいせん 側 がわ の交換 こうかん 機 き でD/A変換 へんかん する。サンプリング周波数 しゅうはすう 8kHz きろへるつ である電話 でんわ 回線 かいせん での理論 りろん 上 じょう の上限 じょうげん である8000baudに達 たっ した。サンプリング周波数 しゅうはすう は動的 どうてき に変化 へんか し、通信 つうしん 速度 そくど は1,333.3bps (4000/3) 刻 きざ みである。なお、アナログ→ISDNはV.34と同様 どうよう の33,600bpsまでである。
K56flex やX2も似 に たような規格 きかく であるが互換 ごかん 性 せい はない(K56flexは速度 そくど が2,000bps刻 きざ みである等 ひとし )。
V.92ではアナログ→ISDN方向 ほうこう をサンプリング周波数 しゅうはすう 8kHz きろへるつ ・量子 りょうし 化 か ビット数 すう 6ビットのPCM信号 しんごう として伝送 でんそう することにより、最高 さいこう 48,000bpsを達成 たっせい できる規格 きかく である。アナログ回線 かいせん 側 がわ の交換 こうかん 機 き でA/D変換 へんかん する。ISDN→アナログ方向 ほうこう はV.90同様 どうよう に最高 さいこう 56,000bpsである。さらに、2対 つい のモデムを用 もち いて更 さら なる高速 こうそく 化 か (最高 さいこう で2倍 ばい )を図 はか る事 こと も可能 かのう である。
なお、アナログ回線 かいせん 用 よう のV.92モデム同士 どうし ではV.92で応答 おうとう せずV.34での通信 つうしん になるため、最高 さいこう 速度 そくど は33,600bpsである。
Bell規格 きかく
Bell規格 きかく は北米 ほくべい で普及 ふきゅう した。元々 もともと はAT&T 製 せい モデムの商品 しょうひん 名 めい である。Bell 103、Bell 202、Bell 212Aなどがある。高速 こうそく 通信 つうしん の規格 きかく はなくITU-Tの規格 きかく を使用 しよう する。
ITU-Tの規格 きかく との違 ちが いは、着信 ちゃくしん 時 じ のアンサートーンがBell 103の高 こう 群 ぐん のマーク信号 しんごう (2225Hz へるつ ) である点 てん である。
Bell 103やBell 202は有線 ゆうせん 通信 つうしん の他 ほか 、パケット通信 つうしん などでも使用 しよう された。
Bell 103
Bell 103(1962年 ねん 発売 はつばい )は300bps、全 ぜん 二 に 重 じゅう の規格 きかく である。1958年 ねん 発売 はつばい 、110bpsのBell 101を改良 かいりょう したもの。搬送波 はんそうは 周波数 しゅうはすう は1170±100Hz へるつ および2125±100Hz へるつ のFSKであるが、低 てい 群 ぐん ・高群 たかむれ ともV.21とは逆 ぎゃく にマーク信号 しんごう が高位 こうい 、スペース信号 しんごう が低位 ていい である。
Bell 212A
Bell 212Aは1200bps、全 ぜん 二 に 重 じゅう の規格 きかく である。1200Hz へるつ および2400Hz へるつ のQPSKである点 てん はV.22と同 おな じであるが、スクランブルのアルゴリズムが異 こと なり互換 ごかん 性 せい はない。
Bell 202
Bell 202は1200bps、半二重 はんにじゅう (4線 せん 式 しき では全 ぜん 二 に 重 じゅう )の規格 きかく である。1700±500Hz へるつ のFSKである。北米 ほくべい で、日本 にっぽん のナンバーディスプレイに相当 そうとう するCaller ID の番号 ばんごう 通知 つうち に使用 しよう されている。オプションで、5bps(387Hz へるつ のASK)または150bps(437±50Hz へるつ のFSK)のバックワードチャンネルを追加 ついか できる。
HST Dual Standard
HSTはUS Robotics により16,800bpsでの通信 つうしん を実現 じつげん したものである。V.FC/V.34の16,800bpsとは互換 ごかん 性 せい がない。普及 ふきゅう せずローカルな実装 じっそう となった。Dual StandardとはHSTとV.32bisの両方 りょうほう に対応 たいおう するという意味 いみ である。
V.32terbo
AT&TによりV.32bisをさらに発展 はってん させ、19,200bpsでの通信 つうしん を実現 じつげん したものである。V.FC/V.34の19,200bpsとは互換 ごかん 性 せい がない。これも普及 ふきゅう せずローカルな実装 じっそう となった。
V.FC
別名 べつめい V.FAST。V.34以前 いぜん に28,800bpsでの通信 つうしん を実現 じつげん した。V.34の制定 せいてい が遅 おく れたため、前 ぜん 二 に 者 しゃ より普及 ふきゅう した。V.34にある送信 そうしん と受信 じゅしん で異 こと なる速度 そくど を利用 りよう する実装 じっそう はない。接続 せつぞく から通信 つうしん 開始 かいし までの時間 じかん がV.34より長 なが い。V.34とは互換 ごかん 性 せい がないが、V.34対応 たいおう 機種 きしゅ の多 おお くがV.FCにも対応 たいおう している。
Microcom Networking Protocol [ 編集 へんしゅう ]
MNP (Microcom Networking Protocol) は、アメリカ Microcom(マイクロコム)社 しゃ が提唱 ていしょう した、モデム用 よう のデータ圧縮 あっしゅく とエラー訂正 ていせい のための規格 きかく の総称 そうしょう 。第三者 だいさんしゃ 組織 そしき によって標準 ひょうじゅん 化 か された規格 きかく ではないが、一部 いちぶ の規格 きかく は内容 ないよう が一般 いっぱん に公開 こうかい されたことと、実際 じっさい にMicrocom Networking Protocolを搭載 とうさい したマイクロコム社 しゃ のモデムの伝送 でんそう 品質 ひんしつ が優 すぐ れていた事 こと から普及 ふきゅう した。クラス1から10までクラス分 わ けがされており、上位 じょうい のクラスは下位 かい のクラスの機能 きのう をすべて含 ふく んでいる。ほかの通信 つうしん プロトコルと組 く み合 あ わせて使用 しよう される。
クラス毎 ごと の特徴 とくちょう は以下 いか の通 とお り。[11]
クラス1
非同期 ひどうき 半二重 はんにじゅう 通信 つうしん を行 おこな う。
クラス2
非同期 ひどうき 全 ぜん 二 に 重 じゅう 通信 つうしん を行 おこな う。
クラス3
同期 どうき 型 がた 通信 つうしん を行 おこな う。スタートビット、ストップビットを送 おく らないことからスループットは非同期 ひどうき 無 む 手順 てじゅん 通信 つうしん の110%程度 ていど になる。
クラス4
回線 かいせん 品質 ひんしつ に応 おう じてパケット長 ちょう を自動 じどう 設定 せってい する。また、送受信 そうじゅしん されるデータからコントロールビットの重複 じゅうふく を取 と り除 のぞ くことでスループットは非同期 ひどうき 無 む 手順 てじゅん 通信 つうしん の120%以上 いじょう になる。
クラス5
ランレングス圧縮 あっしゅく とハフマン符号 ふごう によるデータ圧縮 あっしゅく を行 おこな う。スループットは200%となる。
クラス6
通信 つうしん 量 りょう に応 おう じて全 ぜん 二 に 重 じゅう 通信 つうしん を2倍 ばい の半二重 はんにじゅう 通信 つうしん として使 つか う手法 しゅほう および通信 つうしん 速度 そくど の自動 じどう 設定 せってい 。
クラス7
ファースト・オーダ・マルコフモデルによるハフマン符号 ふごう データ圧縮 あっしゅく をおこなう。スループットは約 やく 300%。
クラス9
データ・パケットにACKを付加 ふか するPiggy Back Askingと指定 してい したデータ・パケットのみを再送 さいそう 要求 ようきゅう できるMultiple Selective Negative Ackに対応 たいおう する。
クラス10
移動 いどう 体 たい 通信 つうしん など用 よう の、伝送 でんそう 路 ろ の状態 じょうたい 変化 へんか により通信 つうしん 速度 そくど やパケットサイズを調節 ちょうせつ し、再 さい 送信 そうしん などを減 へ らして送信 そうしん 効率 こうりつ を上 あ げるもの。
なお、クラス8は欠番 けつばん である。
ITU-T標準 ひょうじゅん プロトコルで規定 きてい された、エラー訂正 ていせい とデータ圧縮 あっしゅく の方式 ほうしき 。エラー訂正 ていせい はMNP4と互換 ごかん 。「V.42bis」はBTLZ (British Telecom Lempel-Ziv) 方式 ほうしき を採用 さいよう したデータ圧縮 あっしゅく の規格 きかく であり、CCITT (当時 とうじ )が1989年 ねん 11月に勧告 かんこく したもの。MNP5の圧縮 あっしゅく 率 りつ が1.6 : 1であったのと比較 ひかく して2.45 : 1程度 ていど と、圧縮 あっしゅく 効 こう が高 たか い[12] [13] 。2400bps以上 いじょう のモデムで広 ひろ く使 つか われた。
網 あみ 制御 せいぎょ 装置 そうち [ 編集 へんしゅう ]
網 あみ 制御 せいぎょ 装置 そうち (もうせいぎょそうち)は、NCU (Network Control Unit) とも呼 よ ばれる、一般 いっぱん 加入 かにゅう 者 しゃ 回線 かいせん に接続 せつぞく するために、交換 こうかん 機 き に対 たい し回線 かいせん の接続 せつぞく ・相手 あいて 側 がわ の電話 でんわ 番号 ばんごう の通知 つうち ・切断 せつだん ・通信 つうしん 先 さき 等 とう の変更 へんこう 等 とう の処理 しょり を行 おこな う機器 きき である。
初期 しょき のものは、電話機 でんわき の形状 けいじょう をしており、回線 かいせん 接続 せつぞく などの動作 どうさ は手動 しゅどう でダイヤルしたり、回路 かいろ を切 き り替 か えたりしていたが、後 のち に、コンピュータからの制御 せいぎょ により自動 じどう 発信 はっしん 、自動 じどう 着信 ちゃくしん などもできる様 よう になった。
初期 しょき 段階 だんかい では、NCUから制御 せいぎょ 用 よう 信号 しんごう 専用 せんよう のケーブルでモデムに接続 せつぞく されていたが、後 のち にモデムと一体化 いったいか された機器 きき が登場 とうじょう する。ヘイズATコマンドという業界 ぎょうかい 標準 ひょうじゅん のコマンドを搭載 とうさい したモデムが登場 とうじょう してからは、専用 せんよう ケーブルを介 かい して制御 せいぎょ する必要 ひつよう がなくなり、制御 せいぎょ コードの標準 ひょうじゅん 化 か と通信 つうしん 回線 かいせん 接続 せつぞく のモジュラジャック化 か に伴 ともな い、一般 いっぱん のパソコン通信 つうしん などでも使 つか えるようになった。
Hayes社 しゃ の300bpsモデム Smartmodem(北米 ほくべい 向 む け)
ヘイズATコマンド とは、アメリカ のHayes Microcomputer Products社 しゃ が開発 かいはつ したインテリジェントモデムのコマンド体系 たいけい で、ATtentionの略 りゃく である、「AT」でコマンドが始 はじ まることからこう呼 よ ばれる。AやTは小文字 こもじ でも良 よ いが、AとTとの間 あいだ に他 た のコードが入 はい るとATコマンドとは認識 にんしき されない。
ヘイズ以外 いがい のモデムメーカーも同 どう コマンド体系 たいけい を採用 さいよう したため業界 ぎょうかい 標準 ひょうじゅん となったが、各社 かくしゃ の独自 どくじ の拡張 かくちょう がされた部分 ぶぶん には互換 ごかん 性 せい がないこともある。
端末 たんまつ からの命令 めいれい を「コマンド」、モデムからの応答 おうとう を「リザルトコード」と呼 よ ぶ。
RS-232は最下位 さいかい ビットから送信 そうしん するので、8-N-1(8データビット、パリティビットなし、1ストップビット)のラインパターンは
0 100000101 0 001010101 (スタート、ストップビットを斜体 しゃたい )でATコマンドは、次 つぎ のようなビットストリームから始 はじ まる。
8bit、パリティなし、ストップビット1bitの場合 ばあい
A |0s|1|0|0|0|0|0c|1|0x|1s| T |0s|0|0|1|0|1|0c|1|0x|1s| / |0s|1|1|1|1|0|1|0|0x|1s|
a |0s|1|0|0|0|0|1c|1|0x|1s| t |0s|0|0|1|0|1|1c|1|0x|1s|
ヘイズATコマンドを採用 さいよう するモデムはDCE - DTE間 あいだ の速度 そくど 及 およ びフォーマットを自動 じどう 判定 はんてい する機能 きのう を備 そな えている場合 ばあい が多 おお い。このATというデータを受信 じゅしん したと仮定 かてい し、最初 さいしょ の1の後 のち の5個 こ の0の後 のち に現 あらわ れる1までの時間 じかん を測定 そくてい することで速度 そくど (bit per second) を測定 そくてい できる。その次 つぎ の0 (0x) が現 あらわ れるかどうかで、現 あらわ れなければ7bitパリティなしと、0ではなく1が現 あらわ れた場合 ばあい は7bit奇数 きすう パリティであると判定 はんてい できる。0が現 あらわ れた場合 ばあい は7bit偶数 ぐうすう パリティと8bitパリティなしの可能 かのう 性 せい がある。その場合 ばあい 、AとTでは1の個数 こすう が異 こと なるため、Tのパリティビットを見 み ることでどちらなのか判定 はんてい できる。実際 じっさい の実装 じっそう は、AやTが小文字 こもじ であった場合 ばあい (0c=1) を考慮 こうりょ してある、ストップビット長 ちょう をAの後 のち にくるTとの間 あいだ で判断 はんだん するなど、若干 じゃっかん 複雑 ふくざつ である。なお、A/ は直前 ちょくぜん の操作 そうさ を繰 く り返 かえ すコマンドである。
ITU-T V.25bis [ 編集 へんしゅう ]
ITU-T が定 さだ めたモデムのコマンド体系 たいけい 。ヘイズATコマンドはモデムによって独自 どくじ の拡張 かくちょう が行 おこな われており、通信 つうしん するにあたってモデムを何 なん らかの形 かたち で識別 しきべつ しなければならないが、V.25bisではシリアルインターフェースの制御 せいぎょ 状態 じょうたい からコマンドとその手順 てじゅん が厳密 げんみつ に定義 ていぎ されており機種 きしゅ 依存 いぞん の問題 もんだい はほとんどない。ルーターなどに接続 せつぞく されることを前提 ぜんてい としたモデムで採用 さいよう されている。コンシューマー向 む けの製品 せいひん では一時期 いちじき V.25bisとヘイズATコマンドの両方 りょうほう をサポートしていたが、現在 げんざい ではV.25bisをサポートしていない製品 せいひん がほとんどである。
Huawei CDMA2000 Evolution-Data Optimized USB ワイヤレスモデム
無線 むせん モデム 、ワイヤレスモデム (wireless modem ) とは、無線 むせん 通信 つうしん 回線 かいせん を伝送 でんそう 路 ろ に使用 しよう するモデムである。ブロードバンドインターネット接続 せつぞく のものは、モバイルモデム (Mobile modem )、ポータブルモデム (portable modem ) と呼 よ ぶこともある[注 ちゅう 3] 。
IP の仮想 かそう LANカード ・ルーター ・ブリッジ として振 ふ る舞 ま うものは、「モデム」と言 い うよりは「(通信 つうしん )アダプタ」などと呼 よ ばれる事 こと も多 おお い[注 ちゅう 4] 。
汎用 はんよう の無線 むせん デバイスとして多様 たよう な使 つか い方 かた が可能 かのう なBluetooth も無線 むせん モデムの一種 いっしゅ と言 い える。
2000年代 ねんだい より電波 でんぱ 帯域 たいいき の有効 ゆうこう 活用 かつよう のため、2G携帯 けいたい 電話 でんわ やPHS のように、音 おと 声 こえ をアナログ-デジタル変換 へんかん してナローバンド 無線 むせん モデムでデジタル伝送 でんそう することが一般 いっぱん 的 てき になっていた。また、2000年代 ねんだい 後半 こうはん より第 だい 3世代 せだい 移動 いどう 通信 つうしん システム (3G) ・Wimax などの広帯域 こうたいいき 無線 むせん アクセス や、Wi-Fi アクセスポイントなどが普及 ふきゅう し始 はじ める。
2010年代 ねんだい より、第 だい 3.5世代 せだい 携帯 けいたい 電話 でんわ (3.5G) 、おくれて第 だい 3.9世代 せだい 携帯 けいたい 電話 でんわ (3.9G) が普及 ふきゅう し始 はじ めている。特 とく に3.9G (LTE) は形式 けいしき の差 さ こそあれ基盤 きばん 技術 ぎじゅつ は同 おな じLTEであり、3.5Gまで見 み られた規格 きかく 争 あらそ いは沈静 ちんせい 化 か し一本 いっぽん 化 か が見 み られる。3.9G (LTE) は2010年代 ねんだい 末 まつ に掛 か けて本格 ほんかく 的 てき に普及 ふきゅう した。
2020年代 ねんだい に掛 か けて第 だい 4世代 せだい 携帯 けいたい 電話 でんわ (4G)、第 だい 5世代 せだい 携帯 けいたい 電話 でんわ (5G) の普及 ふきゅう が展望 てんぼう されている。
移動 いどう 体 たい 通信 つうしん ネットワーク以外 いがい を使用 しよう するものとして、小 しょう 出力 しゅつりょく のFMラジオ波 は を使用 しよう したり、ISM帯 たい である2.4GHz帯 たい や、特定 とくてい 小 しょう 電力 でんりょく 無線 むせん を使用 しよう する無線 むせん モデムがある。後者 こうしゃ の無線 むせん モデムは、ホストと通信 つうしん ポート等 とう で直接 ちょくせつ 接続 せつぞく したり、イーサネットブリッジとして機能 きのう する物 もの もある。2.4GHz帯 たい の無線 むせん モデムは免許 めんきょ が不要 ふよう でかつ高速 こうそく 通信 つうしん ができるスペクトラム拡散 かくさん を用 もち いた物 もの が主 おも である。アマチュア無線 むせん におけるターミナルノードコントローラ (TNC) が、モデムを内蔵 ないぞう したデータリンク装置 そうち に該当 がいとう する。ただしTNCがモデムと呼 よ ばれることは少 すく ない。
通信 つうしん 衛星 えいせい を利用 りよう した、デジタル 通信 つうしん に用 もち いられるもの。多元 たげん 接続 せつぞく の機能 きのう を持 も つものが多 おお い。
ケーブルモデム・ADSLモデムなど [ 編集 へんしゅう ]
ADSLモデム
ケーブルモデム
ブロードバンドインターネット接続 せつぞく などの高速 こうそく デジタル通信 つうしん 用 よう のモデム。コンピュータ等 とう とは、LAN ポート(イーサネット )でPPPoE 等 ひとし によるブリッジ 接続 せつぞく 、あるいはルーター に内蔵 ないぞう されてルータ接続 せつぞく するものが多 おお い。
従来 じゅうらい のアナログモデムより高速 こうそく 性 せい と、ノイズ への耐 たい 性 せい を高 たか めるなどの安定 あんてい 性 せい を目的 もくてき としたモデム。RS-232C などのシリアルインターフェースを半導体 はんどうたい レーザー光 こう に変換 へんかん して、光 ひかり ケーブルを用 もち いて通信 つうしん する。用途 ようと はNTTがサポートするアナログ回線 かいせん の内 うち 、特定 とくてい 回線 かいせん によるものとほぼ同 おな じで、アナログの専用 せんよう 線 せん からの置 お き換 か えが進 すす んでいる。
^ この時期 じき は接続 せつぞく 機器 きき (Device) ではなく端 はし 末 まつ (Terminal) であった。接続 せつぞく する通信 つうしん ネットワークが主人 しゅじん (主 あるじ )であり、接続 せつぞく する機器 きき (デバイス)はそれがコンピューター であっても主 おも に従 したが う(従 したがえ )ものとして扱 あつか われた。
^ a b 変調 へんちょう ごとに象限 しょうげん がπ ぱい /2 (90°) ずつ変 か わるため、変調 へんちょう ごとのシンボルは240または416である。960・1664は総数 そうすう である
^ これらは元々 もともと は、据付 すえつけ ではない可 か 搬性のある可聴 かちょう 帯域 たいいき 用 よう モデムに対 たい する呼 よ び名 な でもあった。
^ 同様 どうよう に、通信 つうしん 機器 きき の構成 こうせい 部品 ぶひん としては確 たし かに無線 むせん 回路 かいろ に対 たい しデジタル変復調 へんふくちょう を行 おこな う部品 ぶひん が存在 そんざい するが、それをモデムと呼 よ ぶ事 こと は少 すく なく、通信 つうしん チップやモジュール等 とう と呼 よ ばれる方 ほう が多 おお い。
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