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ニンジン

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ニンジン
収穫しゅうかくされたニンジン
分類ぶんるいAPG III
さかい : 植物しょくぶつかい Plantae
階級かいきゅうなし : 被子植物ひししょくぶつ angiosperms
階級かいきゅうなし : 真正しんしょうそう子葉しようるい eudicots
階級かいきゅうなし : コア真正しんせいそう子葉しようるい core eudicots
階級かいきゅうなし : キクるい asterids
階級かいきゅうなし : キキョウるい campanulids
: セリ Apiales
: セリ Apiaceae
ぞく : ニンジンぞく Daucus
たね : ニンジン(ノラニンジン) [1]
D. carota
亜種あしゅ : ニンジン
D. carota subsp. sativus [2]
学名がくめい
標準ひょうじゅん: Daucus carota subsp. sativus (Hoffm.) Arcang. (1882)[2]

広義こうぎ: Daucus carota L. (1753)[3]

シノニム
和名わみょう
ニンジン
英名えいめい
carrot

ニンジン人参にんじん[5]学名がくめい: Daucus carota subsp. sativus)は中央ちゅうおうアジア原産げんさんセリニンジンぞくねんくさはたけ栽培さいばいし、肉質にくしつ食用しょくようにされる。

名称めいしょう

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別名べつめいを、ナニンジン[6]、セリニンジン[6]ともいう。

ぞくめい Daucusたね小名しょうみょう carotaラテン語らてんごでそれぞれ「パースニップ」、「ニンジン」の英名えいめいキャロットのめいしゅ小名しょうみょう由来ゆらいする。

なお、本来ほんらい、ニンジン(人参にんじん)とはオタネニンジン(朝鮮人参ちょうせんにんじん)をかたりであり、ほんしゅ本来ほんらいえびす蘿蔔(こらふ・こらふく)[7]ばれた外来がいらい野菜やさいであった。現在げんざいでも中国ちゅうごくではえびす蘿蔔と記述きじゅつしている。ちなみに「蘿蔔」とは「すずしろ」(ダイコンの異名いみょう)のことであり、「えびす」は外来がいらいであることをしめしている。

特徴とくちょう

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東洋とうようけいニンジンと西洋せいようけいニンジンにおおきくけられ、東洋とうようけい細長ほそながく、西洋せいようけいふとみじかいが、ともにふるくからくすり食用しょくようとしての栽培さいばいおこなわれてきた。クセのあるかおりがあり、加熱かねつすると甘味あまみ[8]

食用しょくようとするながたおせ円錐えんすいがたで、ふつうながさは15 - 20センチメートル (cm) であるが、なかには4 cmほどのみじかいものや、1メートル (m) をなが品種ひんしゅもある[9]いろ橙色だいだいいろのほか、赤色あかいろ黄色おうしょくなどの種類しゅるいがある[9]カロテノイドふく黄色おうしょく橙色だいだいいろのものや、くろ人参にんじんなどアントシアニンふく濃紫こむらさきしょく紅紫こうししょくのものがある。はるからあき大型おおがたふくかたち花序かじょして、多数たすうちいさなしろい5べんはなかせる[10]果実かじつ細長ほそなが楕円だえんがたで、表面ひょうめんおおうようにするどいトゲが多数たすうつく[10]

なお、一般いっぱん薬草やくそうとしてもちいられているオタネニンジン朝鮮人参ちょうせんにんじん高麗こうらい人参にんじんとも)はウコギ [11][12]植物しょくぶつであり、ほんしゅとはべつ分類ぶんるいされる。

歴史れきし

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ニンジンは中央ちゅうおうアジア原産げんさん[13]西洋せいようけいニンジンの原産地げんさんちしょうアジア東洋とうようけいニンジンの原産地げんさんち中央ちゅうおうアジアともいわれている[8]原産地げんさんちのアフガニスタン周辺しゅうへん東西とうざい分岐ぶんきしたともいわれ[14]世界せかい各地かくち伝播でんぱした。西洋せいようけいニンジンは15世紀せいきごろまでにヨーロッパにひろまり、オランダフランスとおり、イギリスへと西方せいほう伝来でんらいしながら改良かいりょうおこなわれた[8]東洋とうようけいニンジンは、10世紀せいきごろにはすでに中国ちゅうごくつたわっていたとみられる[8]

日本にっぽんには16 - 17世紀せいきごろに中国ちゅうごくからつたわり[13]みじか期間きかん全国ぜんこくひろまった[8]江戸えど時代じだいのうしょに「菜園さいえんくべからず」とある[8]日本にっぽん江戸えど時代じだい栽培さいばいされていた品種ひんしゅ東洋とうようけい主流しゅりゅうだったが、江戸えど時代じだい後期こうき西洋せいようけいニンジンがつたわり、明治めいじはいると欧米おうべい品種ひんしゅ次々つぎつぎ導入どうにゅうされるようになった[8]東洋とうようけいニンジンは栽培さいばいむずかしさから生産せいさんりょう減少げんしょうし、戦後せんご西洋せいようけい品種ひんしゅ主流しゅりゅうになっている。

栽培さいばい

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種蒔たねまきから収穫しゅうかくまで3 - 4かげつほどかかる野菜やさいである[15]栽培さいばい方法ほうほうは、初春しょしゅんたねをまき晩春ばんしゅんから初夏しょか収穫しゅうかくするはるにんじん(はるまき栽培さいばい)と、なつから初秋しょしゅうたねをまいて晩秋ばんしゅうからふゆ収穫しゅうかくする秋冬あきふゆにんじん(なつまき栽培さいばい)、ふゆにハウスでたねをまき、はるから晩秋ばんしゅう収穫しゅうかくするふゆまき栽培さいばいがある[5]あきまきでそだてるほうが、収穫しゅうかくまでとうがちにくい[15]栽培さいばい土壌どじょうえている土地とちがよく、なえちいさいうちは雑草ざっそうをこまめに除草じょそうする[5]連作れんさく可能かのうであるが、栽培さいばいはややむずかしく、十分じゅうぶん日照ひでり必要ひつよう[16]、15 - 25栽培さいばい適温てきおんとされる[15]品種ひんしゅによって生育せいいくてきした時期じきがある。たん品種ひんしゅは、家庭かてい大型おおがたプランター(コンテナ)を使つかった栽培さいばいもできる[16]

すずしい気候きこうてきしているが、なえ段階だんかいでは比較的ひかくてきたか温度おんどにもえられる。ニンジンは発芽はつがりつひくく、たねこうひかりせい吸水きゅうすいりょくよわいためたね覆土ふくどはごくうすくし、雨後うごねらってすじまきあるいは1かしょに5 - 6つぶほどたねき、発芽はつがするまで乾燥かんそうさせないように管理かんりする必要ひつようがある[15][16][5]

ながびるためはたけはできるだけよくたがや[15]たんニンジンはおおくの土質どしつ栽培さいばい可能かのうなためあまり考慮こうりょする必要ひつようはないが、有機ゆうきしつんだすなしつ土壌どじょう最適さいてきとされる。しかし湿しめよわく、みずはけがわるいとぐされをこしてしまう。土壌どじょう酸度さんどpH6 - 6.5の弱酸じゃくさんせいから中性ちゅうせいてき[15]酸性さんせいほど生育せいいくおくれ、きれおおくなる。また、日陰ひかげでは茎葉けいようばかりがしげり、肥大ひだいわるくなるためなるべく日陰ひかげになりやすい場所ばしょけたほうがい。

長根ながねたね一部いちぶ地域ちいき栽培さいばいされているだけで、現在げんざいすんニンジンとばれるながさ15 cm内外ないがい品種ひんしゅおお栽培さいばいされている。これは品種ひんしゅ肉質にくしつ外皮がいひいろ形状けいじょうそろい、カロテンの含有がんゆうりょうつくりやすさなどを目的もくてきにして改良かいりょうすすんでいるものである。このほかプランターでの栽培さいばい容易よういな、栽培さいばい期間きかんが60 - 70にちみじかいミニニンジンもある[17]

ニンジンはたねいて発芽はつがするまでに7 - 14ほどかかる[15]たねまき新聞紙しんぶんしなどをけてかわかないように管理かんりしていると、雑草ざっそう一斉いっせいえてきてどれがニンジンかわからないほどである。またえてきたニンジンは生育せいいくおそいため、除草じょそう作業さぎょうおこたると雑草ざっそうれてしまうので、雑草ざっそうちいさいうちにはやることが大切たいせつである。生育せいいく期間きかんちゅうあいだ追肥ついひかぶのまわりのをかるくほぐす中耕ちゅうこうおこな[16]最初さいしょささえあってそだつため、ほん2 - 3まい草丈くさたけ6 cmくらい)になるまでち、1かしょ3 - 4ほん間引まびきする[15]。そのっているとふとくならないため、ほんが5 - 6まいが10 cmくらいにのころ)になってきたら、最終さいしゅうてきに10 cm間隔かんかくごとに1ほんぐらいに間引まび[17]追肥ついひ化成かせい肥料ひりょうなどをおこない、畝間うねま株間かぶま)をかるたがやしてかぶもとせる[17][18]

品種ひんしゅによってことなるが、およそたねまきから3 - 4かげつしげってくるころが収穫しゅうかくで、かぶもとふと具合ぐあいおおきくなったものから収穫しゅうかくする[17][16][18]あきまきでは収穫しゅうかく多少たしょうおくれてもはたけ貯蔵ちょぞうできるため問題もんだいないが、はるまきは収穫しゅうかく適期てっきのがすと(ス)がはいることがある[17]。また、はる花茎かけいはじめたニンジンは形成けいせいそう内側うちがわかたくなる「とう(トウ)ち」をこし、とうちしてしまったニンジンのしん部分ぶぶんしょくかんわるくなるため食用しょくようにはてきさなくなる。

病虫害びょうちゅうがいは、キアゲハたまごけて幼虫ようちゅうによる食害しょくがいけやすい[16][18]多少たしょうべられても問題もんだいにはならないが、つけたらのぞいてころせする[18]。またせんちゅう(ネコブセンチュウるいやネグサレセンチュウるい)の被害ひがいけやすいので、前作ぜんさく被害ひがいにあったところはける。

コンパニオンプランツとして、ニンジン(セリ)とエダマメマメ)をこんうえすると、おたがいの害虫がいちゅう予防よぼうするはたらきがあり、ニンジンの害虫がいちゅうキアゲハと、エダマメの害虫がいちゅうカメムシけにくくするといわれる[5]

日本にっぽん生産せいさん

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日本にっぽんでは最大さいだい生産せいさん千葉ちばけんをはじめ、北海道ほっかいどう徳島とくしまけんなどがしゅ産地さんちである[8]ふゆニンジンは、茨城いばらきけん埼玉さいたまけん愛知あいちけんおお出荷しゅっかされており、ぶしによりしゅ産地さんちわる[8]輸入ゆにゅうひんは、中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくさんおおく、ニュージーランド台湾たいわんオーストラリアなどからも輸入ゆにゅうされており、いちねんとおして安定あんていして供給きょうきゅうされている[8]

種類しゅるい

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原産地げんさんちからヨーロッパで改良かいりょうされた西洋せいようけい品種ひんしゅと、中国ちゅうごく日本にっぽんわたった東洋とうようけい品種ひんしゅ大別たいべつされる[14]西洋せいようけいよりも東洋とうようけいほう肉質にくしつまり、特有とくゆうのニンジンしゅうつよ[8]一般いっぱん出回でまわっているのは西洋せいようしゅで、現在げんざい日本にっぽん出回でまわっている東洋とうようしゅ金時きんときにんじんだけといわれている[19]品種ひんしゅ改良かいりょうにより、特有とくゆうのにおいをおさえてβべーたカロテンりょうやしたり、使つかいやすいミニサイズの品種ひんしゅつくられている[19]

さまざまないろのニンジン

東洋とうようけいニンジン

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中国ちゅうごく改良かいりょうされた東洋とうようけいのニンジンは、江戸えど時代じだい日本にっぽんつたえられ、戦前せんぜんまで各地かくちつくられるようになった[14]ながさ20 cmをえる長根ながねたねおおく、赤色あかいろ金時きんときにんじん筆頭ひっとうに、甘味あまみつよくてニンジン特有とくゆうにおいはつよいが、てもかたちくずれにくいので和風わふう料理りょうり重宝ちょうほうされる[8]。なかでもきょう料理りょうりでは比較的ひかくてきおおもちいられることから金時きんときニンジンは「きょう人参にんじん」ともばれ、京野きょうのさいのひとつにかぞえられている。しかし、栽培さいばいしにくいことがネックとなり、だい世界せかい大戦たいせんこう西洋せいようけいニンジンが主流しゅりゅうとなってきている。正月しょうがつ料理りょうりようなどとして、現在げんざいでも晩秋ばんしゅうからふゆにかけて市場いちば出回でまわるが、栽培さいばいりょうすくないためこのぶし以外いがいでは入手にゅうしゅむずかしい。このほか沖縄おきなわけん伝統でんとう野菜やさいのひとつで黄色きいろしまニンジンまたはチデークニーばれる品種ひんしゅや、アフガニスタン原産げんさん黒人こくじんさんなどが東洋とうようけいふくまれる。

  • 金時きんときにんじん - 京野きょうのさいひとつで、別名べつめい木津きづにんじん。30 cmの細長ほそながとリコピンに由来ゆらいする赤色あかいろ特徴とくちょう[20]おも西日本にしにほんでつくられ[21]、やわらかくて、あまみがつよい。せち料理りょうり煮染にしめやなますに重宝ちょうほうされる[19]
  • 熊本くまもとちょうニンジン - 熊本くまもと伝統でんとう品種ひんしゅで、ゴボウのような細長ほそながつ。縁起物えんぎものとしてられ、正月しょうがつよう出回でまわ[20]
  • 沖縄おきなわとうニンジン - 沖縄おきなわ在来ざいらいしゅで、黄色おうしょくで30 - 40 cmになり、ゴボウのように細長ほそなが[21]。ニンジンしゅうがなく、甘味あまみがあり、生食なましょくのほか、スープ・いたぶつ煮物にものにされる[20]
  • きむよし人参にんじん(きんびにんじん) - 中国ちゅうごくけいのニンジンでカロテンがすくなく黄色きいろ品種ひんしゅ。ニンジンしゅうすくなく、肉質にくしつがやわらかい[20]

西洋せいようけいニンジン

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西洋せいようけいニンジンは、ヨーロッパ原産げんさん[22]オランダフランス改良かいりょうがすすみ、江戸えど時代じだい末期まっき日本にっぽん伝来でんらいした。現在げんざい一般いっぱん出回でまわっているのはこの西洋せいようしゅのニンジンで[13]おもにオレンジしょくをしており、甘味あまみカロテン豊富ほうふふくんでいる。三寸さんずんぐんすんぐんなどがあるが、現在げんざいすんぐんすんニンジン中心ちゅうしんてき品種ひんしゅ[8]、ちょうどすん (15 - 20 cm) ぐらいのながさで、金時きんときニンジンなどとくらべてふとめなのが特徴とくちょう東洋とうよう人参にんじんとはことなりニンジンしゅうすくない。

  • すんにんじん現在げんざい流通りゅうつうされている主流しゅりゅう品種ひんしゅながさは15 - 20 cmで、したかってややほそくなっている[19]
    • 碧南へきなん鮮紅せんこうすんニンジン(へきなんせんこうごすんにんじん) - 愛知あいちけん碧南へきなん大正たいしょう時代じだいからつくられている在来ざいらいしゅあかいろすんにんじん[20]春先はるさきまで収穫しゅうかくできる晩生ばんせいしゅ[23]せいべてもニンジンくささがすくない[23]
    • 黒田くろだすんニンジン(くろだごすんにんじん) - 長崎ながさき大正たいしょう時代じだいからつくられている西洋せいようニンジンけい改良かいりょう品種ひんしゅ固定こていしゅ[18]肉質にくしつはやわらかく、ニンジンしゅうすくないのが特徴とくちょうで、生食なましょくやジュースにも[20]
  • 子安こやすさんすんニンジン(こやすさんずんにんじん) - 日本にっぽん改良かいりょうされた西洋せいようけいニンジンの品種ひんしゅ[23]明治めいじ時代じだいにアメリカから北海道ほっかいどうわたった品種ひんしゅ東京とうきょう改良かいりょうされたもの。ながさ9 cmほどで、ふとくてみじかぎゃく三角形さんかっけいをしているのが特徴とくちょう[20][23]。ニンジンくささがすくなくべやすい[23]
  • ミニキャロット - ながさ10 cmほどの小型こがたしゅあまみがあり、かおりはよわい。なまサラダ、料理りょうりわせに使つかわれる[19]
  • パリジャンキャロット - 直径ちょっけい3 - 4 cmほどのまるかたち品種ひんしゅ。グラッセにしたり、料理りょうりわせに使つかわれる[8]
  • ホワイトニンジン - ベルギーやフランスでられるしろいニンジン。品種ひんしゅはルナーホワイトなどがある。加熱かねつしてもかおりがつよく、煮込にこ料理りょうり使つかわれる[20]
  • ニンジン - ヨーロッパではポピュラーなほそくて黄色きいろ系統けいとうしゅ。イエローストーンなどの品種ひんしゅがある。カロテンのほか、ビタミンCも豊富ほうふ甘味あまみがある[20]
  • むらさきニンジン - にアントシアニンをふく表面ひょうめんむらさきがかったいろで、なか橙色だいだいいろ系統けいとうしゅ。コズミックパープルなどの品種ひんしゅがある[18]。ニンジン特有とくゆうかおりがつよ[20]

栄養素えいようそ

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にんじん(かわむき、せい[24]
100 gあたりの栄養えいよう
エネルギー 152 kJ (36 kcal)
8.7 g
食物しょくもつ繊維せんい 2.4 g
0.1 g
0.8 g
ビタミン
ビタミンA相当そうとうりょう
(86%)
690 µg
(62%)
6700 µg
チアミン (B1)
(6%)
0.07 mg
リボフラビン (B2)
(5%)
0.06 mg
ナイアシン (B3)
(5%)
0.7 mg
パントテンさん (B5)
(7%)
0.33 mg
ビタミンB6
(8%)
0.10 mg
葉酸ようさん (B9)
(6%)
23 µg
ビタミンC
(7%)
6 mg
ビタミンE
(3%)
0.5 mg
ビタミンK
(17%)
18 µg
ミネラル
ナトリウム
(2%)
34 mg
カリウム
(6%)
270 mg
カルシウム
(3%)
26 mg
マグネシウム
(3%)
9 mg
リン
(4%)
25 mg
鉄分てつぶん
(2%)
0.2 mg
亜鉛あえん
(2%)
0.2 mg
どう
(3%)
0.05 mg
セレン
(1%)
1 µg
成分せいぶん
水分すいぶん 89.7 g
水溶すいようせい食物しょくもつ繊維せんい 0.6 g
不溶性ふようせい食物しょくもつ繊維せんい 1.8 g
ビオチン(B7 2.8 µg

ビタミンEはαあるふぁ─トコフェロールのみをしめした[25]
%はアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくにおける
成人せいじん栄養えいよう摂取せっしゅ目標もくひょう (RDI割合わりあい

野菜やさいなかでは炭水化物たんすいかぶつおおく、蔗糖しょとうおおふくんでいるため、特有とくゆう甘味あまみっている[26]ビタミンA前駆ぜんくたいとなるプロビタミンAであるカロテンるい豊富ほうふで、根菜こんさいるいでは唯一ゆいいつ緑黄色りょくおうしょく野菜やさい分類ぶんるいされる[13][26]

ニンジン特有とくゆう色素しきそふくまれている栄養素えいようそひとつのβべーた-カロテンによるもので[27]、その含有がんゆうりょうすくないとあかみがすくなく、黄白こうはくしょくになる[9]一方いっぽう赤色あかいろになる品種ひんしゅにはリコピンという色素しきそふくまれている[9]。カロテンの呼称こしょう英語えいごめいキャロットに由来ゆらいするように[26]、ニンジンのβべーた-カロテンりょう緑黄色りょくおうしょく野菜やさいなかでもずばけておおく、やく4ぶんの1ほんやく50グラム (g))で、1にちのビタミンA必要ひつようりょうがとれるほどである[13]βべーた-カロテンは生食なましょく場合ばあい吸収きゅうしゅうりつはあまりたかくないが、ねつつよあぶら溶性ようせいのため、食用しょくよう一緒いっしょ調理ちょうりすると吸収きゅうしゅうりつ生食なましょくの10ばいほどたかまる[13]

またビタミンB1B2Cカリウム食物しょくもつ繊維せんいおおく、栄養えいようてき価値かちたか[9][13]一方いっぽう東洋とうようけいニンジンの金時きんときニンジンにふくまれるカロテンはすくなく、トマトふくまれるリコペン(リコピン)がおおふくまれている[26]。ただし、リコペンはビタミンAには変換へんかんされない[26]

なまのニンジンにはビタミンCしつかつさせるアスコルビナーゼ(ascorbinase, EC 1.10.3.3, 反応はんのう)という酵素こうそふくまれているので生食なましょくこのましくないともわれている[28]。このアスコルビナーゼはビタミンCを破壊はかいするためダイコンなどビタミンCのおお野菜やさいとの相性あいしょう問題もんだいするせつもいわれているが、少量しょうりょうレモンぜるとアスコルビナーゼのビタミンC破壊はかい作用さようよわめることができる[19][29]。しかしおなじくアスコルビナーゼをふくキュウリ同様どうように、これによってしつかつされたとえるビタミンCは、実際じっさい酵素こうそ作用さようによって還元かんげんがたビタミンCから酸化さんかがたビタミンCに変異へんいするだけであり、酸化さんかがたわったビタミンCでも体内たいない還元かんげんがたもどるという可逆かぎゃくてき性質せいしつっているため今日きょうでは生理せいり作用さよう還元かんげんがた同等どうとうであることがあきらかになっている[26]

ニンジン独特どくとくにがみは、メレイン6-ヒドロキシメレイン6-メトキシメレイン原因げんいんである。

2004ねん平成へいせい16ねん8がつ国際こくさい家政かせい学会がっかいでの発表はっぴょうによると、あぶら使つかうなら、200もの高温こうおんけ、短時間たんじかんでの調理ちょうりにとどめるほうが、カロテンの消化しょうか吸収きゅうしゅうくなる。ニンジンのかわは、出荷しゅっかされるさいつよちから機械きかい洗浄せんじょうされるため、表面ひょうめんのかたい部分ぶぶんはおおかたけているといわれている[19]βべーた-カロテンなど色素しきそ成分せいぶんになっている栄養素えいようそいろかわちか部分ぶぶんおおふくまれているので、なるべくかわかずに調理ちょうりしたほう栄養えいようてきおお摂取せっしゅできる[19]

にんじん  せい[24]
100 gあたりの栄養えいよう
エネルギー 75 kJ (18 kcal)
3.7 g
食物しょくもつ繊維せんい 2.7 g
0.2 g
1.1 g
ビタミン
ビタミンA相当そうとうりょう
(18%)
140 µg
(12%)
1300 µg
チアミン (B1)
(5%)
0.06 mg
リボフラビン (B2)
(10%)
0.12 mg
ナイアシン (B3)
(7%)
1.1 mg
パントテンさん (B5)
(9%)
0.43 mg
ビタミンB6
(12%)
0.15 mg
葉酸ようさん (B9)
(18%)
73 µg
ビタミンC
(27%)
22 mg
ビタミンE
(7%)
1.1 mg
ビタミンK
(152%)
160 µg
ミネラル
ナトリウム
(2%)
31 mg
カリウム
(11%)
510 mg
カルシウム
(9%)
92 mg
マグネシウム
(8%)
27 mg
リン
(7%)
52 mg
鉄分てつぶん
(7%)
0.9 mg
亜鉛あえん
(3%)
0.3 mg
どう
(2%)
0.04 mg
成分せいぶん
水分すいぶん 93.5 g
水溶すいようせい食物しょくもつ繊維せんい 0.5 g
不溶性ふようせい食物しょくもつ繊維せんい 2.2 g
硝酸しょうさんイオン 0.4 g

ビタミンEはαあるふぁ─トコフェロールのみをしめした。試料しりょうみずこう栽培さいばいひん別名べつめい: にんじんな。廃棄はいき部位ぶいかぶもと
%はアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくにおける
成人せいじん栄養えいよう摂取せっしゅ目標もくひょう (RDI割合わりあい

しょくする機会きかいすくないが、ビタミンBぐん・ビタミンC・ビタミンEビタミンK・カリウム・カルシウム鉄分てつぶんよりもきわめておおふくまれる緑黄色りょくおうしょく野菜やさいである[9][14][26]。カロテンについては、部分ぶぶんよりはすくない[26]にはイソ酢酸さくさんやパルミチンさんなどの脂肪酸しぼうさん酢酸さくさんエステルやギ酸ぎさんエステルなどのエステル、ダウコールやキャロトールなどのアルコール、アサロンなどの精油せいゆふく[9]。これら精油せいゆ成分せいぶんが、独特どくとくにおいのもとになっている[9]

まれに出荷しゅっかされるは、野菜やさいいため・てんぷら・おひたしなどでべることが可能かのうである。あじセリて、独特どくとく清涼せいりょうかんがある。ただし、べる目的もくてき栽培さいばいされているニンジンの場合ばあいは、部分ぶぶん農薬のうやくがたくさん使つかわれていることもあるため、べるときは十分じゅうぶん水洗みずあらいしたほうがよいといわれている[26]

食材しょくざい

[編集へんしゅう]

ながさ15 cm内外ないがいたんニンジンがしゅうねん店頭てんとうならび、さまざまな料理りょうりひろ利用りようされる。食材しょくざいとしてのしゅんは、はる(4 - 7がつ)と秋冬あきふゆ(11 - 12月)の2かいで、はるにんじんはみずみずしくてやわらかなごたえがあり、秋冬あきふゆにんじんはがしまり加熱かねつするとあまみが[13]。ともに、いろあざやかで表面ひょうめんなめらかでつやがあり、ひげすくなく、上部じょうぶ根際ねぎわ緑色みどりいろががっていないものが良品りょうひんとされる[13][14]

生食なましょくいためる、るなど、おおくの方法ほうほう調理ちょうり可能かのうである。料理りょうり使つかうときは、シャトーり、かざり、いちょうり、半月はんつきり、乱切らんぎり、細切こまぎりなどにしてしたごしらえする[14]西洋せいよう料理りょうりブイヨン出汁だしづくりやソフリットなど、料理りょうりにうまみを用途ようとにももちいられ、あまみのつよ素材そざいなので、ハルヴァケーキなどデザートの素材そざいともなる。ろしてしぼったジュース日常にちじょうてき利用りようされている。

ビタミン補給ほきゅう滋養じよう目的もくてきには、ニンジンのをサラダなどにして生食なましょくするのがいといわれている[9]

保存ほぞん

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冬場ふゆば紙袋かみぶくろなどにれてすずしい場所ばしょ常温じょうおん保存ほぞんし、夏場なつばはポリぶくろなどにれて冷蔵れいぞう保存ほぞんする[19]ったものはラップにつつんで冷蔵れいぞう保存ほぞんすれば2 - 3にちほど[19]どろきニンジンは、新聞紙しんぶんしなどにつつんですずしい場所ばしょ保存ほぞんしておけばよい[19]土中どちゅうめておくと、半年はんとしほど保存ほぞんすることもできる[8]がついている場合ばあいは、栄養えいようられるのでとし、同様どうよう保存ほぞんして、はその使つか[19]多量たりょうエチレンガスはっするリンゴジャガイモ一緒いっしょ保存ほぞんすると、苦味にがみしょうじやすい[8]

ニンジンをグラッセ調理ちょうりしてまし、冷蔵庫れいぞうこ保存ほぞんすると4 - 5にちほどおいしくべられる[19]

電子でんしレンジでの発火はっか現象げんしょう

[編集へんしゅう]

調理ちょうり状態じょうたいのごく少量しょうりょうのニンジンを電子でんしレンジ加熱かねつすると、電子でんしレンジのマイクロによってニンジンない電気でんき発生はっせいし、まばゆいスパーク現象げんしょうとも発煙はつえんして炭化たんかすることがある。これらの現象げんしょう回避かいひするには、ニンジンに少量しょうりょうみずをかけるか、いち調理ちょうりするりょうを100 g以上いじょうやすことが必要ひつようである[30]

薬用やくよう

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薬用やくようとする部位ぶいで、日本にっぽんでは人参にんじん(にんじん)としょうしている[6]消化しょうか不良ふりょう下痢げりせき薬効やっこうがあり、せいで1にちやく30グラム (g) をべたり、生食なましょくやジュースにしてもよいとされる[6]体質たいしつ関係かんけいなく利用りようでき、慢性まんせい下痢げりすこべるとおなかひとによいとわれている[22]βべーた-カロテンは、体内たいないでビタミンAにわり、免疫めんえきりょくたかめ、活性かっせい酸素さんそ抑制よくせいするこう酸化さんか作用さようがあり、がんなどの生活せいかつ習慣しゅうかんびょう予防よぼうかせない成分せいぶんである[13][26]。また粘膜ねんまく正常せいじょうにするはたらきがあり、皮膚ひふくち消化しょうかかんなどの表面ひょうめん健康けんこうたも作用さようがある[13][26]金時きんときにんじんなどにふくまれるあか色素しきそリコペンも、こう酸化さんかりょくっている[26]。また、人体じんたいにビタミンAが不足ふそくすると視力しりょく低下ていか夜盲症やもうしょうこされる可能かのうせいがあることが研究けんきゅうにより指摘してきされており、食品しょくひんとしてβべーた-カロテンが豊富ほうふふくまれるニンジンの栄養素えいようそが、健康けんこう維持いじ役立やくだつことがられている[31]

民間みんかん療法りょうほうで、口内こうないえんひらたももえんなどの炎症えんしょうには、せい茎葉けいようこまかくきざんで、1にちりょう30グラムをみず600 cc半量はんりょうになるまで煮詰につめて、さました煮汁にじるでうがいをすると効果こうかがあるといわれている[9]しょうには、せい茎葉けいようまたはした茎葉けいようよくりょうにして、布袋ほていれて風呂ふろれると、ふくまれる精油せいゆ成分せいぶん作用さようして、保温ほおん効果こうかがある[9]

このほか、ニンジンはGI(グリミック・インデックス)がたかいので、糖尿とうにょうびょうひとべないほうがよいというせつもあるが、膨大ぼうだいりょうのニンジンをべなければ血糖けっとうがることはなく、現実げんじつてきせつ実際じっさいには誤解ごかいであり、ニンジンの豊富ほうふ栄養素えいようそ摂取せっしゅすることのほう生活せいかつ習慣しゅうかんびょう改善かいぜんのためにはメリットがある[26]

人参にんじんうまとの関係かんけい

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日本にっぽんでは『うま好物こうぶつ』とされ、観光かんこう牧場ぼくじょうではエサやりイベントよう飼料しりょう定番ていばんとなっている。このイメージから、「うま鼻先はなさきにニンジンをぶらげてはしらせる」という連想れんそうまれ、ひとにやるさせるための「褒美ほうび」のたとえとして「ニンジン」が使つかわれるようになった。

ウマにかぎらず動物どうぶつ一般いっぱん甘味あまみのあるものをこのむため、家畜かちく調教ちょうきょうなどで褒美ほうびとしてあま飼料しりょうあたえることがある[32]。ウマの場合ばあい、ヨーロッパではリンゴなどの果物くだものパン角砂糖かくざとうが、日本にっぽんでは(安価あんかな)ニンジンがもちいられた[33]。このため、日本にっぽんそだったウマはニンジンをこのむが、他国たこくそだちニンジンをれていないウマはべなかったり、むしろきらこともある。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 米倉よねくら浩司こうじ梶田かじたただし (2003-). “Daucus carota L.”. BG Plants 和名わみょう学名がくめいインデックス(YList). 2012ねん8がつ12にち閲覧えつらん
  2. ^ a b 米倉よねくら浩司こうじ梶田かじたただし (2003-). “Daucus carota L. subsp. sativus (Hoffm.) Arcang. ニンジン(標準ひょうじゅん”. BG Plants 和名わみょう学名がくめいインデックス(YList). 2023ねん4がつ29にち閲覧えつらん
  3. ^ 米倉よねくら浩司こうじ梶田かじたただし (2003-). “Daucus carota L. ニンジン(広義こうぎ”. BG Plants 和名わみょう学名がくめいインデックス(YList). 2023ねん4がつ29にち閲覧えつらん
  4. ^ 米倉よねくら浩司こうじ梶田かじたただし (2003-). “Daucus carota L. var. sativus Hoffm. ニンジン(シノニム)”. BG Plants 和名わみょう学名がくめいインデックス(YList). 2023ねん4がつ29にち閲覧えつらん
  5. ^ a b c d e 金子かねこよしとう 2012, p. 210.
  6. ^ a b c d 貝津かいづこうこう 1995, p. 55.
  7. ^ 簡体字かんたいじで「えびす萝卜」
  8. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 講談社こうだんしゃへん 2013, p. 152.
  9. ^ a b c d e f g h i j k 田中たなか孝治こうじ 1995, p. 203.
  10. ^ a b 田中たなか孝治こうじ 1995, p. 202.
  11. ^ 大場おおば秀章ひであき編著へんちょ)『植物しょくぶつ分類ぶんるいひょう』(だい2さつ)アボックしゃ、2010ねんISBN 978-4-900358-61-4 
  12. ^ 米倉よねくら浩司こうじ高等こうとう植物しょくぶつ分類ぶんるいひょう』(重版じゅうはんきたたかしかん、2010ねんISBN 978-4-8326-0838-2 
  13. ^ a b c d e f g h i j k 主婦しゅふ友社ともしゃへん 2011, p. 68.
  14. ^ a b c d e f 猪股いのまた慶子けいこ監修かんしゅう 成美せいびどう出版しゅっぱん編集へんしゅうへん 2012, p. 120.
  15. ^ a b c d e f g h 主婦しゅふ友社ともしゃへん 2011, p. 72.
  16. ^ a b c d e f 猪股いのまた慶子けいこ監修かんしゅう 成美せいびどう出版しゅっぱん編集へんしゅうへん 2012, p. 243.
  17. ^ a b c d e 主婦しゅふ友社ともしゃへん 2011, p. 73.
  18. ^ a b c d e f 金子かねこよしとう 2012, p. 211.
  19. ^ a b c d e f g h i j k l m 主婦しゅふ友社ともしゃへん 2011, p. 69.
  20. ^ a b c d e f g h i j 猪股いのまた慶子けいこ監修かんしゅう 成美せいびどう出版しゅっぱん編集へんしゅうへん 2012, p. 121.
  21. ^ a b 金子かねこよしとう 2012, p. 212.
  22. ^ a b 田中たなか孝治こうじ 1995, p. 55.
  23. ^ a b c d e 金子かねこよしとう 2012, p. 213.
  24. ^ a b 文部もんぶ科学かがくしょう 「日本にっぽん食品しょくひん標準ひょうじゅん成分せいぶんひょう2015年版ねんばんななてい
  25. ^ 厚生こうせい労働省ろうどうしょう 「日本人にっぽんじん食事しょくじ摂取せっしゅ基準きじゅん(2015年版ねんばん
  26. ^ a b c d e f g h i j k l m 講談社こうだんしゃへん 2013, p. 153.
  27. ^ 野菜やさい350g」は本当ほんとうにカラダにいいの…?食生活しょくせいかつのウソホント”. FRIDAYデジタル (2020ねん7がつ16にち). 2020ねん11月27にち閲覧えつらん
  28. ^ http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~maruho/2-4nabezairyou4.htm
  29. ^ 落合おちあいさとし監修かんしゅう へんもの健康けんこうおもしろ雑学ざつがく梧桐あおぎり書院しょいん、1991ねん、22ぺーじISBN 4340020095 
  30. ^ 人参にんじん電子でんしレンジで加熱かねつしたらスパークした。:名古屋なごや消費しょうひ生活せいかつセンター情報じょうほうナビ”. 2016ねん2がつ9にち閲覧えつらん
  31. ^ 笠木かさぎしんひらめ (2024ねん4がつ13にち). “もの: もっと効果こうかてき健康けんこうをサポートする食品しょくひんリスト”. みなと元町もとまち内科ないかクリニック. 2024ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  32. ^ (うま用語ようご事典じてん)
  33. ^ ねこ本当ほんとうさかなき? アノ動物どうぶつ好物こうぶつ関係かんけいのウソ・ホント - ウェイバックマシン(2010ねん12月1にちアーカイブぶん

参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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