セレンディピティ ダイアリー

先日せんじつ、バート・バカラックの「アルフィー」について記事きじにした際さいに、2004年ねん公開こうかいの映画えいが「アルフィー」がNetflixにあることを教おしえていただいたので、早速さっそく見みてみました。（配信はいしんは2月がつ28日にちまでなので、ご覧らんになりたい方ほうはお早はや目めに♪）

アルフィー　(Alfie)

バート・バカラックが音楽おんがくを手掛てがけた「アルフィー」は1966年ねんの映画えいがですが、本ほん作さくはそのリメイク版ばんでジュード・ロウが主人公しゅじんこうアルフィーを演えんじています。オリジナルはロンドンが舞台ぶたいですが、本ほん作さくはニューヨークが舞台ぶたい。

ジュード・ロウ演えんじるアルフィーはリムジンの運転うんてん手しゅをしていて、イギリス英えい語ご（アメリカ人じん女性じょせいはイギリス英語えいごに弱よわい^^;）でニューヨークのセクシーでゴージャスな女性じょせいたちを、次々つぎつぎと虜とりこにするプレイボーイを演えんじています。

映画えいががはじまって早々はやばや、女性じょせいたちをひとりの人間にんげんではなく、自分じぶんの欲望よくぼうの対象たいしょうとしか見みず、まるでゲームを楽たのしむように次々つぎつぎと女性じょせいたちを誘惑ゆうわくしていくアルフィーが、不愉快ふゆかいでしかなかったのですが

だんだん彼かれのペースに慣なれてきた？というか、女性じょせいたちも女性じょせいたちで、彼かれを本気ほんきで愛あいしているわけではなく、自分じぶんのその場ばの居心地いごこちのよさや、快楽かいらくのためにつきあっているだけなのだというのが見みて取とれて、気きにならなくなってきました。

中身なかみのない薄うすっぺらい関係かんけいを続つづけてむなしくならないのかと思おもいますが、相手あいての女性じょせいもそういう関係かんけいを求もとめているので、お互たがい様さまなのかな？　私わたしはアルフィーにまったく魅力みりょくを感かんじませんが（たとえジュード・ロウであっても）

彼かれ自身じしんもちゃんと相手あいてを選えらんでつきあっているのでしょうね。つまり、お互たがいに傷きずつかない相手あいてを選えらんでいる。

唯一ゆいいつ傷きずつけてしまったのは親友しんゆうのマーロンと、そのガールフレンドのロネットでしょうか。マーロンとロネットは、もがき苦くるしみながら、相手あいてを赦ゆるし、受うけ入いれ、この先さきずっといっしょに生いきていくことを決きめたのでしょうね。

・・・なんてアルフィーに対たいして厳いむしめに書かいてしまいましたが、実際じっさい知しり合あいにアルフィーのような人ひとがいるので、つい熱ねつが入はいってしまったかもしれません。^^;

登場とうじょうする女性じょせいたちはそれぞれに魅力みりょく的てきでした。特とくにコケティッシュなシエナ・ミラーと、ゴージャスなスーザン・サランドンがかっこよかったです。