クルーズ客船きゃくせん

クルーズ客船きゃくせん（クルーズきゃくせん、英語えいご: cruise ship）とは、乗客じょうきゃくに船旅ふなたび（クルーズ）を提供ていきょうするための旅客船りょかくせんである。巡航じゅんこう客船きゃくせんとも言いう。

カーニバルクルーズの「カーニバル・ビスタ」

世界せかい最大さいだいのクルーズ会社かいしゃ、カーニバルクルーズのマルディグラ。洋上ようじょう初はつのジェットコースターを搭載とうさいしている。

世界せかい最大さいだいの客船きゃくせん「アイコン・オブ・ザ・シーズ」。ロイヤル・カリビアン・インターナショナルが運航うんこう。

宿泊しゅくはく設備せつびを持もつことは勿論もちろん、レストランやバー、フィットネスクラブやプールなどの設備せつびを備そなえ、 サービス要員よういんや医師いし・看護かんご師しなども乗船じょうせんしており、長期間ちょうきかんの船旅ふなたびを楽たのしめるようになっている。

なお海洋かいようを航行こうこうするクルーズ客船きゃくせんが人気にんきだが、クルーズ客船きゃくせんによる河川かせんクルーズ（リバークルーズ）のドナウ川がわクルーズ、長江ながえクルーズなども人気にんきである。

歴史れきしなど

元々もともとは荒天こうてんが多おおく旅客りょかく需要じゅようが低下ていかする冬期とうき、旅客船りょかくせんが定期ていき航路こうろにおける運航うんこうを休止きゅうししがちな事ことから、これを活用かつようして温暖おんだん地域ちいきへの巡航じゅんこうサービスが企画きかくされるようになったのが始はじまりである。その最初さいしょは、イギリスのP&O創立そうりつ者しゃの一人ひとりであるアーサー・アンダーソン(Arthur_Anderson_(businessman))が、1836年ねんにシェトランドの地方ちほう新聞しんぶんの創刊そうかん号ごうに、シェトランド発着はっちゃくでフェロー諸島しょとう・アイスランドといった北大西洋きたたいせいよう方面ほうめんを周遊しゅうゆうする航海こうかいのアイデアを架空かくうの広告こうこくという形かたちで掲載けいさいしたことに始はじまり、その後ごP&Oが1844年ねんにイギリスからアレクサンドリアへの航路こうろと地中海ちちゅうかい方面ほうめんへの支線しせん航路こうろの定期ていき船せんを用もちいる周遊しゅうゆう券けんの形式けいしきで地中海ちちゅうかいクルーズ商品しょうひんを開始かいしした事例じれいに遡さかのぼる。1867年ねんにはアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく・ニューヨークのキリスト教会きょうかいが中心ちゅうしんとなり、ニューヨーク発着はっちゃくでヨーロッパを経由けいゆし、中近東ちゅうきんとうのキリスト教きりすときょう聖地せいち巡礼じゅんれいを行おこなう165日間にちかんの航海こうかいを実施じっしして観光かんこうクルーズの先駆さきがけとなり、航海こうかいの様子ようすはマーク・トウェインにより「地中海ちちゅうかい遊覧ゆうらん記き」として著あらわされた。

ハパックが1900年ねんに建造けんぞう・就航しゅうこうしたプリッツェリン・ヴィクトリア・ルイーズ（4,500t級きゅう）

河川かせんで運航うんこうするクルーズ客船きゃくせんの例れい。ドナウ川がわでクルーズを行おこなうAmadeus Brilliant。

1891年ねんにはドイツ国こく（ドイツ帝国ていこく）のハンブルク・アメリカ・ライン社しゃ（ハパック／ハパグ 現げんハパックロイド）が同社どうしゃ中興ちゅうこうの祖そであるアルベルト・バリーンの企画きかくで、400名めい以上いじょうの船客せんきゃくを乗のせての地中海ちちゅうかいクルーズを成功せいこうさせ、大衆たいしゅうクルーズの先駆せんくとなった。ハパックではバリーンの企画きかくによって1900年ねんには4,500トンクラスのクルーズ専せん用船ようせん「プリッツェリン・ヴィクトリア・ルイーズ」(Prinzessin Victoria Luise)も建造けんぞう、就航しゅうこうさせている。

クルーズ運航うんこうは、このように大手おおて海運かいうん会社かいしゃの閑散かんさん期き経営けいえい対策たいさくとして19世紀せいきから20世紀せいき前半ぜんはんにかけて定着ていちゃくし、また一方いっぽうでは、中なか・小型こがたの旧式きゅうしき客船きゃくせんをクルーズ向むけに改装かいそうした客船きゃくせんにより、アメリカ東海岸ひがしかいがんからのカリブ海かりぶかい方面ほうめんクルーズの普及ふきゅうなどで大衆たいしゅう化かも進すすんでいった。

第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん後ご、大西洋たいせいよう横断おうだん航路こうろに代表だいひょうされる大型おおがた長距離ちょうきょり客船きゃくせんが、1950年代ねんだいに起おきた急激きゅうげきな航空機こうくうきの発達はったつ（ジェット旅客機りょかくきの実用じつよう化かと普及ふきゅう）でその本来ほんらいの役割やくわりを終おえると、大手おおて海運かいうん会社かいしゃは貨物かもつ輸送ゆそうに経営けいえい比重ひじゅうを移うつす一方いっぽうで、既存きそんの大型おおがた客船きゃくせんを通年つうねんにわたりクルーズ船せんとして運航うんこうし、新あらたな収益しゅうえき手段しゅだんとして活用かつようするようになった。その過程かていでは当初とうしょ、かつて主要しゅよう航路こうろで運航うんこうされた有名ゆうめい客船きゃくせんが多おおく改装かいそう・転用てんようされる事例じれいが見みられたが、大陸たいりく間あいだを高速こうそく巡航じゅんこうで結むすぶ往年おうねんのオーシャン・ライナーと、速度そくどを重要じゅうようとしない「浮うかぶ豪華ごうかホテル、リゾート」としてのクルーズ船せんの性格せいかくは相違そういすることから、新あらたに建造けんぞうされるクルーズ船せんは速度そくどよりも快適かいてき性せいや収容しゅうよう能力のうりょくを追求ついきゅうする目的もくてきで、オーシャン・ライナーよりも経済けいざい性せい重視じゅうしの、低速ていそく、かつ大型おおがたな、古典こてん的てき客船きゃくせんとは異質いしつな船形ふながたに変貌へんぼうしていった（クルーズ船せんのデザインも参照さんしょう）。

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  1965年ねん建造けんぞうのMarco Polo。
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  Mardi Gras。1961年ねん建造けんぞう。1972–1993にカーニバルクルーズライン社しゃで運航うんこう。
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  Song of Norway（1970年ねん建造けんぞう、ロイヤル・カリビアン・インターナショナル社しゃで運航うんこう。）

20世紀せいき末期まっきからは、カーニバル・コーポレーション（1972年ねん創立そうりつ）などを代表だいひょうとする、大だい規模きぼ資本しほんを投入とうにゅうしたクルーズ船せん専業せんぎょう海運かいうん会社かいしゃが、10万まんトンを超こえる巨大きょだいクルーズ船せんを複数ふくすう建造けんぞう・運航うんこうするようになり、そのバリエーションも多彩たさいなものとなっている。

2020年ねん、2019新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいに伴ともない、クルーズ客船きゃくせんは軒並のきなみ運航うんこう停止ていしに追おい込こまれた。2020年ねん5月がつ時点じてんでアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく領海りょうかい内うちで投錨とうびょうしているのは23隻せき、港みなとに停泊ていはく中なかのものは24隻せき、領海りょうかい内ないを移動いどうしているものは44隻せきとなっている。

区分くぶん

クルーズ客船きゃくせんは、そのサービス内容ないようと価格かかく帯たいにより、次つぎの3クラスに区分くぶんされる。クラス分わけは、一ひとつ一ひとつの船ふねについてではなく、「クルーズ会社かいしゃ」について判定はんていされる。これは、その会社かいしゃが運航うんこうする船ふねは、どれも同等どうとうのサービスを提供ていきょうすることが通常つうじょうだからである。

しかしながら実際じっさい問題もんだいとして、同おなじ運航うんこう会社かいしゃでも船ふね毎ごとにより差さは生しょうじるわけであり、個別こべつ船せんのランク付づけについては、ダグラス・ワードによるベルリッツ・クルーズガイドも参考さんこうとなる。

なお日本にっぽんで（かつて）クルーズ客船きゃくせんの利用りようが一般いっぱん的てきでなかった時代じだいには、「豪華ごうか客船きゃくせん」などと呼よばれ、旅行りょこう代金だいきんも高額こうがく商品しょうひんの典型てんけいのようにイメージされることが多おおかったが、実際じっさいには、日本にっぽんのリゾートホテルと比くらべても割安わりやすな泊はく単価たんか設定せっていの船ふねから一いち泊はくあたりかなり高価こうかな船ふねまで、サービス内容ないようも比較的ひかくてき簡素かんそな内容ないようの船ふねから、富裕ふゆう層そうをターゲットとしたラグジュアリーなサービスの船ふねまで、様々さまざまなクルーズ客船きゃくせんが存在そんざいする。

マス（Mass）

カーニバルクルーズの「カーニバル・パノラマ」

その名なの通とおり、マス（大衆たいしゅう）層そうを対象たいしょうとした船ふね。「Casual Class カジュアル・クラス」や「Contemporary Class コンテンポラリー・クラス」とも呼よばれる。

US$100からUS$350／泊はく。（二人ふたり部屋へやを二人ふたりで使用しようした場合ばあいの一人ひとり当あたり単価たんかの目安めやす。以下いか同様どうよう）

船型せんけいを大型おおがた化かすることによるスケールメリットで単価たんかを下さげている。

また、値段ねだんは低ひくいが、その分ぶん、船内せんないでの飲食いんしょくの有料ゆうりょう部分ぶぶんを多おおくしたり、カジノのスペースを大おおきく取とり、それらを収益しゅうえき源げんとするビジネスモデルを採とっている。

主おもな運航うんこう会社かいしゃは以下いかの通とおり

• MSCクルーズ（9万まんトン未満みまんの船ふね）
• カーニバルクルーズ
• コスタ・クルーズ
• ロイヤル・カリビアン
• スタークルーズ
• ノルウェージャン・クルーズライン
• ディズニー

プレミアム（Premium）

US$150からUS$400／泊はく。

付帯ふたいするサービス（全ちょん食事しょくじ付つき、付帯ふたいイベント類るい）を加味かみすれば、このクラスの下した・中級ちゅうきゅう船室せんしつであれば、なお日本にっぽんのリゾートホテルと同等どうとうないしは割安わりやすと考かんがえられる。

主おもな運航うんこう会社かいしゃは以下いかの通とおり

• MSCクルーズ（14万まんトン以上いじょうの船ふね）
• プリンセス（コンテンポラリープレミアムクラス）
• セレブリティ・クルーズ
• ホーランド・アメリカ

ラグジュアリー（Luxury）

クルーズ客船きゃくせんの中なかでも上級じょうきゅうなサービスを提供ていきょうする船ふね。

US$400からUS$1,000／泊はく。

主おもな運航うんこう会社かいしゃは以下いかの通とおり

• MSCクルーズ（MSCヨットクラブ）
• リージェント・セブン・シーズ（旧きゅうラディソン）
• シルバーシー
• シーボーン
• クリスタルクルーズ
• ウインドスタークルーズ
• キュナード（※）

※キュナードはプレミアムに区分くぶんされることがある。 これは同社どうしゃが客室きゃくしつにより差さを付つけるサービスをしているため。（下級かきゅう船室せんしつのサービスはラグジュアリーとは言いい難がたい、という判断はんだん）

ブティック（Boutique）

ラグジュアリーの中なかでも、船型せんけいを比較的ひかくてき小規模しょうきぼに抑おさえ、乗客じょうきゃくに対たいする乗組のりくみ員いん比率ひりつを更さらに高たかくし、一人ひとり一いち人にんによりきめ細こまかいサービスを提供ていきょうする船ふねをこう呼よぶことがある。

価格かかく帯たいは US$600／泊とまり以上いじょう。

主おもな運航うんこう会社かいしゃは以下いかの通とおり

• リージェント・セブンシーズ
• シルバーシー
• シーボーン
• ハパグロイド

船内せんない設備せつび

基本きほん的てきに備そなえられているのは宿泊しゅくはく設備せつび、複数ふくすうのレストラン及およびバー、ラウンジ、プール、フィットネスクラブ、スパ、美容びよう室しつ、ショップ、劇場げきじょう、カジノ、医務いむ室しつなどで、船ふねの規模きぼや各かくクルーズ会社かいしゃのカラーによって設備せつびが異ことなる。

まずカーニバルやコスタといった大衆たいしゅう向むけのクルーズ客船きゃくせんでは託児たくじ施設しせつが充実じゅうじつしていて、料金りょうきんの安やすさを補おぎなうため大だい規模きぼなカジノが設置せっちされているが、シルバーシーなどの高級こうきゅう船せんでは託児たくじ施設しせつはなく、カジノも小規模しょうきぼである。ただし、日本にっぽんの領海りょうかい内ないでは賭博とばく行為こういを禁きんじた刑法けいほう185条じょうおよび186条じょう（賭博とばく及および富とみくじに関かんする罪つみ）に抵触ていしょくする為ため、カジノが許可きょかされている国くにの船籍せんせきであっても日本にっぽんの領海りょうかい内ないでの営業えいぎょうは禁止きんしされている。日本にっぽん船せんの場合ばあいにはカジノに類似るいじして換金かんきんや商品しょうひん交換こうかんを伴ともなわないゲームスポットを設もうけるのみでカジノ収益しゅうえきによる価格かかく低減ていげんが図はかれないため運賃うんちん単価たんかが高こう止とまりしており、このほか独自どくじの設備せつびとして大だい浴場よくじょうが設もうけられている。近年きんねんでは2014年ねんに日本にっぽん発着はっちゃくクルーズを開始かいししたダイヤモンド・プリンセスが日本人にっぽんじん向むけに大だい浴場よくじょうや寿司すしバーなどを新設しんせつしたほか、ボイジャー・オブ・ザ・シーズも日本にっぽん料理りょうり店てんを設もうけるなど、外国がいこく船せんでも日本人にっぽんじん向むけの施設しせつを整ととのえつつある。

レストランは、メインのダイニングとビュッフェ形式けいしきのものの二に種しゅが設置せっちされるのが基本きほんであるが、最近さいきんはそれとは別べつに有料ゆうりょうのレストランを設もうける傾向けいこうにある。

また、カーニバルの場合ばあいにはファンタジー級きゅうからウォータースライダーを装備そうび。ロイヤルカリビアンの場合ばあいは煙突えんとつ（ファンネル）周辺しゅうへんにラウンジを設置せっち。HAL の場合ばあいは船内せんないの至いたるところに美術びじゅつ品ひんを飾かざっているなどの、会社かいしゃによっては特徴とくちょうとなる設備せつびを設もうけている。

最近さいきんでは内側うちがわ客室きゃくしつにスクリーンを設置せっちし、船ふね外がいの景色けしきや音おとを楽たのしめる「バーチャル・バルコニー客室きゃくしつ」や、船内せんないでサーフィンやスカイダイビングを疑似ぎじ体験たいけんできる施設しせつを新設しんせつした客船きゃくせんが登場とうじょうするなど、様々さまざまに趣向しゅこうを凝こらして乗客じょうきゃくを飽あきさせない試こころみが行おこなわれている。

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  子供こども用ようプール（フリーダム・オブ・ザ・シーズ）
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  プロムナード（アルーア・オブ・ザ・シーズ）
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  ゴルフ場じょう（ブリリアンス・オブ・ザ・シーズ）
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  バー（セレブリティ・エクイノックス）
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  ブランチ（セレブリティ・エクイノックス）
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  サーフシミュレーター (オアシス・オブ・ザ・シーズ）

客室きゃくしつ

種類しゅるい

客室きゃくしつは主おもにStandardスタンダード / Mini Suit ミニスイート/ Suit スイートの三みっつに大別たいべつされる。基本きほん的てきにこの3種類しゅるいの客室きゃくしつで構成こうせいされているといってもいいが、船ふねのグレードによってはミニスイートまでしかない船ふねや、ミニスイートから始はじまる船ふねというのも存在そんざいする。

ここで、「Suite スイート」とは「一いち組くみ、ひと揃ぞろい（英語えいご: Suite）」という意味いみであり「続つづき部屋へや」のことを指さす。

詳細しょうさいは「スイートルーム」を参照さんしょう

レストランなどのパブリックスペースは比較的ひかくてき、機関きかん部ぶや煙けむり路ろに近ちかい配置はいちとすることで、上級じょうきゅう客室きゃくしつほど、これらの騒音そうおんと振動しんどうから離はなれた上うえ階かい、かつ船首せんしゅ寄よりの配置はいちとなっている。

スタンダード

スタンダードとはいっても内側うちがわ・窓側まどがわ・ベランダ付つきの三みっつに分わかれるが、設備せつびとしては15 - 18平方へいほうメートル前後ぜんこうのスペースに窓まどがあるかないか、ベランダがついているかどうか程度ていどの違ちがいでしかない。ただし、眺望ちょうぼうを得えるための窓まど、ベランダの有無うむは客室きゃくしつのランク付づけでは重要じゅうよう視しされる部分ぶぶんとなる。

基本きほん的てきな設備せつびはベッド、テーブル、椅子いす、TV、電話でんわ、タンス、洗面せんめん所しょ、トイレ、シャワーといった設備せつびで部屋へやのスペースが広ひろければソファが、船ふねによっては金庫きんこが設置せっちされている場合ばあいもある。バスタブはこのクラスでは基本きほん的てきについていない。

定員ていいんは2名めいであるが、場合ばあいによっては4名めいの場合ばあいもある。4名めいの場合ばあいは天井てんじょうや壁かべにベッドが格納かくのうされている。

部屋へやの電話でんわは衛星えいせいを通つうじての国際こくさい電話でんわも可能かのうだが、陸上りくじょうよりも高額こうがくのチャージ（電話でんわ料金りょうきん）がかかる。

ミニスイート

ミニスイートは30平方へいほうメートル前後ぜんこうの部屋へやで寝室しんしつと居間いまが分わかれており、スタンダードの設備せつびに加くわえて冷蔵庫れいぞうこ、バスタブ、ビデオなどがつく。船ふねによってはウォーク・イン・クローゼットがついていたり、シャワーブースが設もうけられていることもある。また、ベランダ付つきの船ふねであるのならほとんどの確かく率りつでついている。

スイート

スイートは、概おおむね50平方へいほうメートル以上いじょうで、最大さいだいなものになると1,000平方へいほうメートルを超こえる。広々ひろびろとした居間いまに複数ふくすうの寝室しんしつというのが基本きほんである。

浴室よくしつも大理石だいりせきで、船ふねによっては窓まどがついていたり、ベランダにジャグジーがついていたりすることもある。ただし、眺望ちょうぼうを考かんがえてのことから高層こうそう階かいの角かく（つまり前方ぜんぽうと後方こうほう）に設もうけられていることも多おおいが、船ふねで一番いちばん揺ゆれるのは高層こうそう階かいの端はしである。また、執事しつじがつく等とうの特別とくべつなサービスを得えられることもある。

ギャラリー

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  ジュニアスイート（レディアンス・オブ・ザ・シーズ）
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  ラグジュアリースイート（セレブリティ・エクイノックス）

クルーズ船せんのデザイン

1950年代ねんだいまでの外国がいこく航路こうろ時代じだいの大型おおがた客船きゃくせん、例たとえば現在げんざい、横浜よこはま港こうに展示てんじしてある「氷川丸ひかわまる」のような船ふねは、スラリとした船型せんけいが特徴とくちょうであった。これは大洋たいようを横断おうだんする定期ていき航路こうろに就航しゅうこうする客船きゃくせんは、荒天こうてん時じの耐たい候こう性せいを考慮こうりょしなければならないからである。

海外かいがい旅行りょこうの主役しゅやくを旅客機りょかくきに譲ゆずり、目的もくてき地ちへ早はやく移動いどうするためではなく、目的もくてき地ちまで行いく過程かていを楽たのしむのが目的もくてきとなった。クルーズ客船きゃくせんには高速こうそく性せいの要求ようきゅうは低ひくくなり、一層いっそう居住きょじゅう性せいが重視じゅうしされるようになった。クルーズ観光かんこうの対象たいしょうとなる主おもな海域かいいき（カリブ海かりぶかい・地中海ちちゅうかい・アラスカ沿岸えんがんなど）は、海象せいうちが穏おだやかである事ことも影響えいきょうしている。

こういった船ふねは、船ふねというよりはホテルに舳先へさきをくっつけたように、多数たすうの客室きゃくしつを高たかくそびえる壁面へきめんに並ならべ、船体せんたいぎりぎりまで上部じょうぶ構造こうぞう物ぶつが乗のっている特徴とくちょう的てきなシルエットになっている。また、昔むかしに比くらべてベランダの数かずが増ふえているのが特徴とくちょうで、ベランダを設もうけていない船ふねでも改造かいぞう工事こうじによって増設ぞうせつしている。

ただし、水線すいせん下かの形状けいじょうや機関きかん形式けいしきは経済けいざい性せいを追求ついきゅうするため徹底的てっていてきに研究けんきゅう・改善かいぜんされており、同おなじトン数とんすう・同おなじ速力そくりょくならば現在げんざいのクルーズ客船きゃくせんの方ほうがかつての大型おおがた定期ていき航路こうろ客船きゃくせんより必要ひつような機関きかん出力しゅつりょくは小ちいさいと言いえる。

現代げんだいのクルーズ客船きゃくせんと、かつての定期ていき航路こうろ客船きゃくせんの航こう洋よう性せいの差さを示しめすものとして、キュナードのクイーン・ヴィクトリアがその処女しょじょ航海こうかいで北大西洋きたたいせいよう上じょうをクイーン・エリザベス2と同どう速力そくりょくで並なみ走そうした際さいの動画どうがが、YouTubeなどで参照さんしょう可能かのうである。明あきらかにクイーン・エリザベス2の方ほうが船首せんしゅ波はが小ちいさく凌しのげ波なみ性せいが良好りょうこうである。

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  クイーン・ヴィクトリア
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  クイーン・エリザベス2

真まっ白しろでファンネルで個性こせいをつけているのが標準ひょうじゅん的てきなクルーズ客船きゃくせんだが、キュナードやHALのように下した半分はんぶんを濃紺のうこんに塗ぬり分わけていたり、ノルウェージャン・クルーズラインのハワイ路線ろせんのように特別とくべつなペイントを施ほどこしている場合ばあいもある。

また、ロイヤルカリビアンのような煙突えんとつ周辺しゅうへんに巨大きょだいな構造こうぞう物ぶつがあったり、カーニバルのようにT字じ型がたのファンネルをつけているものもある。

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  ロイヤルカリビアンのヴィジョン・オブ・ザ・シーズの煙突えんとつまわりの造形ぞうけい
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  en:Carnival LegendのT字じ型がたファンネル
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  en:Carnival Sensationのファンネル

大おおきな船体せんたいでは、波浪はろうによる揺ゆれの影響えいきょうが小ちいさくなり快適かいてきな旅たびが提供ていきょうできて、共同きょうどうで使つかう施設しせつも大だい規模きぼで豪華ごうかなものが搭載とうさいできる。また乗客じょうきゃく数すうを増ふやせば利益りえきの向上こうじょうも見込みこめるため、カーニバルのファンタジー級きゅうの成功せいこうから船体せんたい規模きぼは増大ぞうだいの一途いっとをたどり、最大さいだい級きゅうのオアシス・オブ・ザ・シーズにいたっては20万まん総そうトンを突破とっぱしている。

ただし、現在げんざいのパナマ運河うんがの通航つうこうが可能かのうな最大さいだい船型せんけいは全長ぜんちょう294m・全幅ぜんはば32.2m・最大さいだい高だか57.91mであるため、安定あんてい性せいの限度げんどまでキャビンを積つみ上あげた場合ばあいでも、9万まん総そうtをやや超こえる程度ていどが通航つうこう可能かのう上限じょうげんの大おおきさとなる。

しかし、パナマ運河うんがを通航つうこうできるという事ことは配はい船上せんじょうの利点りてんとなるため、超ちょう10万まん総そうトン級きゅうと平行へいこうして、現在げんざいでもパナマ運河うんがを通過つうかできるパナマックスタイプの船ふねも合あわせて作つくられている。一昔ひとむかし前まえまでは7万まんトンが総トン数そうとんすうの限界げんかいとされていたが、これは建造けんぞう技術ぎじゅつというよりは客船きゃくせんの建造けんぞう設備せつびや港湾こうわん設備せつびの整備せいび状じょう況きょうによるものであった。双方そうほうの拡張かくちょうが進すすんだ2009年ねん現在げんざい、22万まん総そうトン（満載まんさい排水はいすい量りょう約やく10万まんt）のクルーズ客船きゃくせんが就航しゅうこうしている。

従来じゅうらいでは、それほど問題もんだいとならなかった風圧ふうあつによる操船そうせんへの影響えいきょうが、上部じょうぶ構造こうぞう物ぶつの拡大かくだいによって顕著けんちょとなり、同おなじく巨大きょだい化かした自動車じどうしゃ運搬船うんぱんせんのように前後ぜんごを丸まるくすることで、風ふうの抵抗ていこうを最小限さいしょうげんにするよう考慮こうりょされている。風浪ふうろうによる影響えいきょうが最もっとも大おおきくなるのが岸壁がんぺきへの着岸ちゃくがん時じであるが、近年きんねんのクルーズ客船きゃくせんの多おおくは、推進すいしん軸じくを90度ど以上いじょう変更へんこうできるポッド型がた電動でんどう推進すいしん器きを装備そうびしており、これとサイドスラスターとの併用へいようにより、離はなれ着岸ちゃくがん時じの操船そうせん性せいを高たかめている。

カーニバルクルーズが、7万まん総そうトン級きゅうのファンタジー級きゅうを8隻せき揃そろい建造けんぞうして運用うんようし経営けいえい上じょう大おおきな成功せいこうを収おさめたことから、同型どうけい船せんを大量たいりょうに配備はいびすることが普通ふつうになって、船ふねごとの個性こせいというものが薄うすれている。

また、クルーズ会社かいしゃの合併がっぺい吸収きゅうしゅうによって、同おなじタイプの船ふねを傘下さんかの各かくブランドで運用うんようすることも行おこなわれている。例たとえばカーニバルクルーズのカーニバル・スピリット級きゅう、コスタクルーズのコスタ・アトランティカ級きゅう、HALのザイデルダム級きゅうはすべて同おなじ基本きほん設計せっけいの船ふねである。こういったことから、クルーズ会社かいしゃごとの独自どくじ色しょくも失うしなわれつつあるがMSCクルーズは設計せっけいを独自どくじに行いっていることから他たクルーズ船せん社しゃとは一線いっせんを画かくしている。

船内せんない組織そしき

客船きゃくせんは「海うみに浮うかぶホテル」とか、「ホテルにエンジンとプロペラを付つけたもの」とは良よく使つかわれる表現ひょうげんであるが、船内せんない組織そしきもその通とおりに、「船ふねを動うごかす者もの」と「ホテルとしてのサービスに携たずさわる者もの」に大別たいべつされる。

外国がいこく船せん・日本にっぽん船せんを問とわず、組織そしき自体じたいはどの船ふねも大差たいさはないが、役職やくしょく名めい（肩書かたがき）は運航うんこう会社かいしゃにより異ことなることに留意りゅうい願ねがいたい。以下いかは「飛鳥あすか」及および「飛鳥あすかII」の船内せんない組織そしきを例れいとして編集へんしゅうされている。

船長せんちょう

キャプテン（船長せんちょう） - Captain。船ふねの最高さいこう責任せきにん者しゃ。

出自しゅつじは甲板かんぱん部ぶ（航海こうかい士し）であり、貨物かもつ船せんと同様どうよう、機関きかん部ぶも管掌かんしょうするが、客船きゃくせんにおいては更さらにホテル部門ぶもんも統轄とうかつし、乗客じょうきゃくとのソーシャライジング（社交しゃこう）も重要じゅうような職務しょくむとなる。

運航うんこう責任せきにん者しゃである船長せんちょうとしての役割やくわりの他ほかに、ホテルサービスにも精通せいつうする必要ひつようがあり、スピーチの機会きかいも多おおく、ユーモアのセンスも求もとめられ、また乗客じょうきゃくとダンスのパートナーを務つとめたり、夕食ゆうしょく時ときにはホストとしてテーブルで豊富ほうふな話題わだいを提供ていきょうする役目やくめを負おうなど、マルチな才能さいのうが求もとめられる役職やくしょくである。

このため、外国がいこく船せんの船長せんちょうは、場合ばあいによってはその運航うんこう会社かいしゃの社長しゃちょう以上いじょうの俸給ほうきゅうを得えている例れいもある。 ただ日本にっぽん船せんの船長せんちょうは、いわゆる「サラリーマン船員せんいん」であるため、そのようなことはない。

このように多忙たぼうな役職やくしょくであるため、副ふく船長せんちょう（スタッフ・キャプテン - Staff Captain）を置おき、運航うんこう部門ぶもんの業務ぎょうむを大幅おおはばに委譲いじょうすることがある。

運航うんこう部門ぶもん

甲板かんぱん部ぶ

副ふく船長せんちょう (Staff Captain) を筆頭ひっとうに、1等とう航海こうかい士し (Chief Officer)、2等とう航海こうかい士し (2nd Officer)、3等とう航海こうかい士し (3rd Officer)、甲板かんぱん長ちょう (Boat-swain)、操舵そうだ手しゅ (Quarter Master)、甲板かんぱん員いん (Sailor) など。

船橋ふなばし（ブリッジ）に立たち、操船そうせんに携たずさわる。

船体せんたいのペンキ塗ぬり（客船きゃくせんでは美観びかんを保たもつため、高たかい頻度ひんどで行おこなわれる）やデッキの清掃せいそうも実施じっしする。

また、船内せんないの安全あんぜん管理かんり（セキュリティ）も甲板かんぱん部ぶの職務しょくむである。

機関きかん部ぶ

機関きかん長ちょう (Chief Engineer) を筆頭ひっとうに、1等とう機関きかん士し (1st Engineer)、2等とう機関きかん士し (2nd Engineer)、3等とう機関きかん士し (3rd Engineer)、操みさお機長きちょう (No.1 Oiler)、操みさお機き手しゅ (Oiler)、操みさお機き員いん (Wiper) など。

その名なの通とおり、エンジン関連かんれんに携たずさわるが、客船きゃくせんにおいては電気でんき関係かんけい、空調くうちょう関係かんけい、冷熱れいねつ機器きき類るいも守備しゅび範囲はんいである。

客室きゃくしつの「電気でんきが切きれた」、「空調くうちょうの具合ぐあいが…」と言いうと、操みさお機き員いんが修理しゅうりにやって来くる。

無線むせん部ぶ

日本にっぽんのクルーズ客船きゃくせんの場合ばあい、「にっぽん丸まる」には通信つうしん長ちょう (Chief Radio Officer) が乗船じょうせんしているが、「飛鳥あすかII」ではGMDSSにより航海こうかい士しがこれを兼務けんむしており、専任せんにんの通信つうしん長ちょう・通信つうしん士し (Radio Officer) はいない。客船きゃくせんに限かぎらず船舶せんぱくでの通信つうしん業務ぎょうむは、機器きき類るいの信頼しんらい性せい向上こうじょうや小型こがた化かによる多数たすうの通信つうしん手段しゅだんの搭載とうさいにより、従来じゅうらいよりも簡便かんべん化かの傾向けいこうが強つよい。

ホテル部門ぶもん

ホテルマネージャー（Hotel Manager）

いわゆる「総そう支配人しはいにん」に当あたる。ホテルサービスの責任せきにん者しゃ。

パーサー部門ぶもん

チーフ・パーサー (Cheif Purser) が長ちょう。配下はいかに 1st、2ndなどのアシスタント・パーサー（Assistant Purser,「AP」と呼よばれる）。

ホテルのレセプション及およびバックオフィスの業務ぎょうむを行おこなう。また、外そと航こうクルーズにおいては出入国しゅつにゅうこく手続てつづきの業務ぎょうむも行おこなう。

エンターテイメント部門ぶもん

クルーズ・ディレクター (Cruise Director) が長ちょう。配下はいかにアシスタント・クルーズ・ディレクター (Assistant Cruise Director) やクルーズ・スタッフ (Cruise Staff)。

船内せんないの娯楽ごらく（イベント）に関かんする業務ぎょうむを行おこなう。

クルーズスタッフはショーの司会しかいや各種かくしゅイベントの進行しんこう役やくを務つとめる。時ときには仮装かそうしたり、着きぐるみをまとったり、率先そっせんして踊おどったり、と船内せんないの雰囲気ふんいき盛もり上あげに務つとめる役職やくしょくでもある。
また、ショーのキャストやバンドのメンバーも本部ほんぶ門もんに属ぞくする。

ショップ部門ぶもん

ショップ・マネージャー (Shop Manager) が長ちょう。配下はいかにアシスタント・ショップ・マネージャー (Assistant Shop Manager)、ショップ・クラーク (Shop Clerk)。

船内せんないのギフトショップ、ブランドショップ等とうの販売はんばい管理かんりを行おこなう。

調理ちょうり（ギャレー）部門ぶもん

総そう料理りょうり長ちょう（エグゼクティブ・シェフ (Executive Chef) が長ちょう。配下はいかにシェフ (Chef)、コック。

日本にっぽん船せんの場合ばあい、和洋わようそれぞれのシェフ (Section Chef) がいる

外部がいぶから著名ちょめいな料理人りょうりにんを「ゲスト・シェフ」として招まねき、そのクルーズの目玉めだまに据すえることもある。

レストラン部門ぶもん

レストラン・マネージャー (Restaurant Manager) が長ちょう。配下はいかに給仕きゅうじ長ちょう (Maitre d'hotel)、ヘッド・ウェイター (Head Waiter)、ウェイター (Waiter)、ワイン・スチュワード (Wine Steward) がいる。

バー（ビバレッジ）部門ぶもん

ビバレッジ・マネージャー (Beverage Manager) が長ちょう。配下はいかにチーフ・バーテンダー (Cheif Bartender)、バーテンダー (Bartender)、ウェイトレス (Waitress)。

プロビジョン部門ぶもん

プロビジョン・マスター (Provision Master) が長ちょう。配下はいかにストア・キーパー (Store Keeper)。

船内せんないの食材しょくざい、資材しざいや消耗しょうもう品ひん類るいの在庫ざいこ管理かんり、発注はっちゅう、納入のうにゅう業務ぎょうむを行おこなう。

ハウス・キーピング部門ぶもん

ハウス・キーピング・マネージャー (House Keeping Manager) が長ちょう。配下はいかにアシスタント・ハウス・キーピング・マネージャー (Assistant House Keeping Manager)、キャビン・スチュワーデス (Cabin Stewardess)。

ホテルでいうところの客室きゃくしつ係がかり。船室せんしつや廊下ろうかの清掃せいそう、シーツ類るいの取替とりかえ、冷蔵庫れいぞうこの飲のみ物ものの補充ほじゅう等々とうとうを行おこなう。

システム部門ぶもん

システム・オフィサー (System Officer) が長ちょう。

その名なの通とおり、船内せんないシステムの維持いじ管理かんりを行おこなう。

アカウンタント (Accountant)

船内せんないの経理けいり・出納すいとう担当たんとう。パーサー部門ぶもんによる当直とうちょく者しゃであるナイトオーディター (Night Auditer) はこの部門ぶもんに引ひき継つぐ。

なお、出航しゅっこう時じに銅鑼どらを叩たたいているのは、「飛鳥ひちょうII」ではシステム・オフィサーないしはアカウンタントである。

バトラー

日本人にっぽんじんの文化ぶんか・特性とくせいから、日本にっぽん船せんではバトラー (Butler) を配はいしていない。

ソーシャル・オフィサー (Social Officer)

乗客じょうきゃくとのソーシャライジング（社交しゃこう）を果はたす役職やくしょくであるが、もっぱら上級じょうきゅう船室せんしつの乗客じょうきゃくに対たいするコンシェルジュや各種かくしゅパーティーの手配てはいなどを行おこなっている。

医務いむ室しつ

どの客船きゃくせんにも医師いし（船医せんい Doctor）と看護かんご師し (Nurse) が乗船じょうせんし、乗客じょうきゃくの健康けんこう管理かんりを行おこなっている。

船医せんいによると、「簡単かんたんな手術しゅじゅつ（虫垂炎ちゅうすいえん、帝王切開ていおうせっかいなど）ができる程度ていどの設備せつびは整ととのっている」とのことだが、船ふねという限かぎられた空間くうかんの制約せいやくから、重じゅう篤あつしの患者かんじゃが発生はっせいした場合ばあいは対応たいおうし切きれない。

その場合ばあい、次つぎの寄港きこう地ちで下船げせん（入院にゅういん）させるか、更さらに緊急きんきゅうを要ようする場合ばあいは、最さい寄よせの港みなとに臨時りんじ寄港きこうしたり、沿岸えんがん航行こうこう中ちゅうはタグボートやパイロットボートを横付よこづけしての移送いそう、更さらにはヘリコプターによる移送いそうも実施じっしされる。

また、近年きんねんのクルーズ客船きゃくせんの巨大きょだい化かは運航うんこう中ちゅう船内せんないでの胃腸いちょう疾患しっかん（ノロウイルス感染かんせんなど）の発生はっせいを助長じょちょうしやすい環境かんきょうになっていて早急そうきゅうの対策たいさく・対応たいおうが望のぞまれている。

この場合ばあいは必要ひつように応おうじて旅程りょていを短縮たんしゅくして帰港きこうしたり、帰港きこう後ご感染かんせん拡大かくだい防止ぼうし・防疫ぼうえき措置そちのため隔離かくり、消毒しょうどくの措置そちが執とられる場合ばあいもある。

クルーズ・コーディネーター (Cruise Coordinator)

船上せんじょうの営業えいぎょう・販売はんばい担当たんとう者しゃ。

ツアー部門ぶもん

ツアー・マネージャー (Tour Manager) が長ちょう。

寄港きこう地ちでのオプショナルツアーの受付うけつけ、手配てはい、進行しんこうを務つとめる。

なお、「飛鳥ひちょうII」では「クルーズ・コーディネーター」と「ツアー部門ぶもん」は船上せんじょう組織そしきには属ぞくしておらず、本社ほんしゃ（陸上りくじょう）の直轄ちょっかつである。そのため、これらのスタッフは海員かいいんとしての制服せいふくを着用ちゃくようしていない。

クルーズ市場いちば

世界せかい概観がいかん

2018年ねんの世界せかい全体ぜんたいを見みると、2,600万まん人にんがクルーズ客船きゃくせんを乗客じょうきゃくとして利用りようした。総そう売上うりあげ高だかは466億おくドル。

乗客じょうきゃくの国籍こくせき

2018年ねんのクルーズ客船きゃくせんの乗客じょうきゃくの国籍こくせき（元もとの居住きょじゅう地ち）を「欧州おうしゅう /北米ほくべい / 南米なんべい / オーストラリア&ニュージーランド / アジア / 中東ちゅうとう・アフリカ」という区分くぶんの統計とうけいでは、乗客じょうきゃくのうち、54.5%が北米ほくべいの人々ひとびとであり、26.0%が欧州おうしゅうの人々ひとびとであり、9.2%がアジアの人々ひとびと、5.2%がオーストラリア・ニュージーランド地域ちいきの人々ひとびと、3.5%が南米なんべいの人々ひとびとである。

上記じょうきのカテゴリ分わけではトップに位置いちする「北米ほくべい」というカテゴリの内訳うちわけを見みてみると、米国べいこくとカリブ諸国しょこくの人々ひとびとの人数にんずうが13,130,500人にんと圧倒的あっとうてきな割合わりあいである。カナダ人じんは824,700人にんであり、米国べいこく&カリブとは桁違けたちがいに小ちいさく、メキシコ人じんは213,700人にんにすぎない。欧州おうしゅうではドイツ人じんが2,080,100人にんで、イギリス人じんが1,969,800人にん。

アジア人じんの利用りよう者しゃは2,392,100人にんである。

目的もくてき地ち

2018年ねんにCruise Criticが発表はっぴょうした World’s Most Popular Cruise Destinations （世界せかいで人気にんきの高たかいクルーズ目的もくてき地ち）によると、 世界せかい全体ぜんたいで人気にんきの目的もくてき地ちトップ10は以下いかの通とおり。

• 1位い、フランス、アヴィニョン
• 2位い、ボラボラ島とう
• 3位い、アラスカ、グレイシャー湾わん（氷河ひょうが湾わん）
• 4位い、オーストリア、ウィーン。（ドナウ川がわのリバー・クルーズによるもの）
• 5位い、シンガポール
• 6位い、スコットランドのカークウォール
• 7位い、ノルウェイのフロム
• 8位い、ノルウェイのEidfjord
• 9位い、ノルウェイのオスロ
• 10位い、ノルウェイのen:Geiranger

日本にっぽん

1968年ねんに総理府そうりふが開催かいさいした第だい1回かい世界せかい青年せいねんの船ふねをきっかけとして企業きぎょう・団体だんたいにより数多かずおおく企画きかくされたチャータークルーズを中心ちゅうしんにクルーズ市場いちばが勃興ぼっこう、1980年代ねんだいには最大さいだい7隻せきの外そと航こう客船きゃくせんが運航うんこうされ1989年ねん時点じてんで約やく15万まん人にんのクルーズ人口じんこうを数かぞえ、その後ごチャータークルーズとレジャークルーズを両立りょうりつさせた小型こがた客船きゃくせん「ふじ丸まる」が1989年ねんに建造けんぞうされ小規模しょうきぼ展開てんかいによる高こうコストを補おぎなうべく高額こうがくな価格かかく設定せっていで売うり込こみバブル景気けいきも相あいまって好評こうひょうだったことからこれにならい高だか年齢ねんれい層そうを主おも対象たいしょうとした高級こうきゅう志向しこうが中心ちゅうしんのクルーズ市場いちばが形成けいせいされた。1990年代ねんだいにはバブル崩壊ほうかいとともにチャータークルーズの需要じゅようが減少げんしょうし、レジャークルーズが主おもとなっていった。

国土こくど交通省こうつうしょう海事かいじ局きょくの発表はっぴょうによると、2012年ねん（平成へいせい24年ねん）の日本にっぽん国内こくないのクルーズ人口じんこう（外そと航こうクルーズと国内こくないクルーズを合あわせた日本人にっぽんじん乗客じょうきゃく数すう）は、10年ねんぶりに20万まん人にんを超こえた。ただし、メコン川がわクルーズやフェリーといったクルーズとは言いえない乗客じょうきゃく数すうも入はいっている。また、港湾こうわんへの寄港きこう回数かいすうも初はじめて1000回かいを超こえた。

2016年ねん（平成へいせい28年ねん）には国内こくないクルーズ人口じんこうは24.8万まん人にん、寄港きこう数すうは中国ちゅうごく方面ほうめんからの寄港きこうが増加ぞうかし2000回かいを突破とっぱ。

2017年ねんには日本人にっぽんじんクルーズ人口じんこうは31万まん5千せん人にんとなり、過去かこ最多さいたを更新こうしんした。また、日本にっぽんの港湾こうわんへのクルーズ船せんの寄港きこう回数かいすうは2764回かい、クルーズ船せんで日本にっぽんに入国にゅうこくした外国がいこく人じん旅客りょかく数すうも約やく252万まん9千せん人にんとなり、いずれも過去かこ最多さいたを記録きろくしている。特とくに外そと航こう船せん社しゃによる日本にっぽん発着はっちゃく外がい航こうクルーズ数すうの増加ぞうかなどが要因よういんとなっている。

中国ちゅうごく

2006年ねん、イタリアのクルーズ船せん運航うんこう会社かいしゃであるコスタ・クルーズが、中国ちゅうごくを拠点きょてんとしたクルーズ船せんの運航うんこうを開始かいし。以後いご、2009年ねんにはロイヤル・カリビアンが参入さんにゅう、2014年ねんにはプリンセス・クルーズが中国ちゅうごく大手おおて旅行りょこう会社かいしゃと共同きょうどうで運航うんこう会社かいしゃを設立せつりつするなどクルーズ船せん市場いちばが拡大かくだい。2015年ねんには約やく248万まん人にんの乗船じょうせん客きゃくを数かぞえ急きゅう成長せいちょうを遂とげた。一方いっぽうで、次第しだいに価格かかく競争きょうそうは激化げきかして採算さいさん性せいは悪化あっか。2018年ねん秋あきには、プリンセス・クルーズが中国ちゅうごく市場いちば向むけに投入とうにゅうした船ふねを中国ちゅうごくの港みなとから発着はっちゃくするルートから撤退てったいさせるなど、参入さんにゅう各社かくしゃはシンガポールなど他たの地域ちいきへ比重ひじゅうを移うつす傾向けいこうが見みられるようになった。

リスク

集団しゅうだん感染かんせんのリスク

順天堂大学じゅんてんどうだいがくの教授きょうじゅで感染かんせん制御せいぎょ学がくを専門せんもんとする堀ほり賢けんは、クルーズ船せんは「乗客じょうきゃくは同おなじような時間じかん帯たいに同おなじような行動こうどうを取とる。特とくに食堂しょくどうや劇場げきじょうといった社交しゃこう場じょうは人口じんこう密度みつどが高たかく、人ひとと人ひととの距離きょりが短みじかい」と述のべた。こうした場所ばしょでは患者かんじゃのせきやくしゃみのしぶきに含ふくまれるウイルスによる飛沫しぶき感染かんせんが起おきやすくなり、行動こうどう範囲はんいが重かさなると、設備せつびの表面ひょうめんに付着ふちゃくしたウイルスを触さわった手てを介かいした接触せっしょく感染かんせんも起おきやすい、と指摘してきした。また、船ふねでは同おなじメンバーが長期間ちょうきかん一緒いっしょに過すごし、感染かんせん者しゃが船内せんないにとどまるため、他人たにんへの感染かんせんを起おこしやすい、とも指摘してきした。

入港にゅうこう拒否きょひされるリスクと国連こくれん海洋かいよう法ほう条約じょうやくの不備ふび

（2020年ねんに1月がつ以降いこう発生はっせいのクルーズ客船きゃくせんでの新型しんがたコロナウイルスの集団しゅうだん感染かんせんの判明はんめい、たとえばダイヤモンド・プリンセス号ごうで感染かんせん者しゃが出でて乗客じょうきゃくが東京とうきょう・横浜よこはまで長期ちょうきの検疫けんえき状態じょうたいになり下船げせんできなくなり他ほかにも感染かんせん者しゃだと判明はんめいした人数にんずうが増ふえ続つづけたことや、ウエステルダム号ごうが各国かっこくで入港にゅうこう拒否きょひされ 海洋かいようをさまよう事態じたいになり、その後ごも他たのクルーズ船せんでも入港にゅうこう拒否きょひされる事態じたいの続出ぞくしゅつを受うけて） 神戸大こうべだい教授きょうじゅの若林わかばやし伸和のぶかず(航海こうかいシステム学がく)は「豪華ごうか客船きゃくせんは数すう千せん人にんの乗客じょうきゃく乗員じょういんがいる。食料しょくりょうは1週間しゅうかんか10日間にちかんでなくなり、燃料ねんりょうも補給ほきゅうしないといけない。通常つうじょうは寄港きこう先さきで調達ちょうたつするのだが」と述のべた。外国がいこくからの船ふねの入港にゅうこうには検疫けんえき、出入国しゅつにゅうこく、港湾こうわんの管理かんりで、3つの役所やくしょが関かかわる。入港にゅうこう拒否きょひは港湾こうわんを所管しょかんする国土こくど交通省こうつうしょう。国交こっこう省しょうに制度せいど上じょうの入港にゅうこう拒否きょひ権けんはなく、海事かいじ局外きょくがい航こう課かの長井ながい総和そうわ課長かちょうは「船ふねに入港にゅうこうしないように要請ようせいするとともに、実際じっさいに港湾こうわんを管理かんりしている自治体じちたいに入港にゅうこうを認みとめないよう頼たのんでる」と語かたった。厚生こうせい労働省ろうどうしょう結核けっかく感染かんせん症しょう課かの加藤かとう拓馬たくま課長かちょう補佐ほさは、ダイヤモンド・プリンセス号ごうの扱あつかいは「検疫けんえき法ほうに基もとづく検疫けんえきが続つづいているという整理せいりで乗客じょうきゃくを留とめ置おいている」と述のべた。若林わかばやし伸和のぶかずは「海上かいじょうのさまざまな権益けんえきを取とり決きめる国連こくれん海洋かいよう法ほう条約じょうやくでは、今回こんかいのような(入港にゅうこう拒否きょひによる)寄港きこう先さきが決きまらないという事態じたいは想定そうていされていなかった。どの国くにが船ふねに対たいして責任せきにんを持もつのか、早急そうきゅうに議論ぎろんして国際こくさいルールを作つくるべきだ」と警鐘けいしょうを鳴ならした。

運航うんこう会社かいしゃとクルーズ客船きゃくせんの具体ぐたい例れい

• カーニバルクルーズライン（アメリカ）

  マルディグラクラス　<同型どうけい船せん3隻せき> （総トン数そうとんすう183,800t 2021年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  カーニバル・ビスタクラス　<同型どうけい船せん3隻せき> （総トン数そうとんすう133,500t 2016年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  カーニバル・ドリームクラス <同型どうけい船せん3隻せき> （総トン数そうとんすう130,000t 2009年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  カーニバル・ベネチアクラス<同型どうけい船せん2隻せき>（総トン数そうとんすう135,225t 2013年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  カーニバル・コンクェストクラス <同型どうけい船せん5隻せき> （総トン数そうとんすう110,239t 2002年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  カーニバル・サンシャインクラス <同型どうけい船せん3隻せき> （総トン数そうとんすう101,353t 1996年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  カーニバル・スプレンダークラス （総トン数そうとんすう113,300t 2008年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  カーニバル・スピリットクラス <同型どうけい船せん4隻せき> （総トン数そうとんすう85,920t 2001年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  カーニバル・ファンタジー級きゅうクラス <同型どうけい船せん8隻せき> （総トン数そうとんすう70,367t 1990年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

• アイーダ・クルーズ（ドイツ）※カーニバルクルーズ傘下さんか

  アイーダディーヴァ級きゅう <同型どうけい船せん7隻せき> （総トン数そうとんすう69,203t 2007年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  アイーダヴィータ級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう42,289t 2002年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  アイーダカラ （総トン数そうとんすう38,557t 1996年ねん就航しゅうこう）

• MSCクルーズ（スイス）

  MSC グランディオーサ級きゅう （総トン数そうとんすう181,000t 2019年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  MSC メラビリア級きゅう <同型どうけい船せん4隻せき> （総トン数そうとんすう167,600t 2017年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  MSC シーサイド級きゅう （総トン数そうとんすう160,000t 2019年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  MSC シーサイド級きゅう <同型どうけい船せん3隻せき> （総トン数そうとんすう154,000t 2017年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  MSC ファンタジア級きゅう <同型どうけい船せん4隻せき> （総トン数そうとんすう137,936t 2008年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  MSC ムジカ級きゅう <同型どうけい船せん4隻せき> （総トン数そうとんすう90,409t 2006年ねん7月がつ就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  MSC リリカ級きゅう <同型どうけい船せん4隻せき> （総トン数そうとんすう59,058t 2003年ねん6月がつ就航しゅうこう<第だい1船せん>）

• オーシャニア・クルーズ（アメリカ）

  マリーナ級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう66,084t 2011年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  レガッタ級きゅう <同型どうけい船せん4隻せき> （総トン数そうとんすう30,277t 1998年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  ノーティカ （2000年ねん就航しゅうこう）

クイーン・エリザベス

• キュナード・ライン（イギリス/アメリカ）※カーニバルクルーズ傘下さんか

  クイーン・メリー2 （総トン数そうとんすう148,528t 2004年ねん就航しゅうこう）

  クイーン・エリザベス （総トン数そうとんすう90,901t 2010年ねん就航しゅうこう）

  クイーン・ヴィクトリア （総トン数そうとんすう90,049t 2007年ねん12月就航しゅうこう）

• クラシック・インターナショナル・クルーズ（ポルトガル）

  プリンセス・ダナエ （総トン数そうとんすう16,531t 1955年ねん就航しゅうこう）

• クリスタル・クルーズ（アメリカ）※香港ほんこんゲンティン・グループ子会社こがいしゃ

  クリスタル・セレニティ （総トン数そうとんすう68,870t 2003年ねん就航しゅうこう）

  クリスタル・シンフォニー （総トン数そうとんすう51,044t 1995年ねん就航しゅうこう）

• クリッパー・クルーズ・ライン（アメリカ）

  クリッパーオデッセイ （総トン数そうとんすう 5,218t 1999年ねん就航しゅうこう）

コスタ・クラシカ

• コスタ・クルーズ（イタリア/アメリカ）※カーニバルクルーズ傘下さんか

  コスタ・スメラルダ級きゅう （総トン数そうとんすう182,700t 2019年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  コスタ・ディアデマ級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう132,500t 2014年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  コスタ・コンコルディア級きゅう <同型どうけい船せん4隻せき> （総トン数そうとんすう114,147t 2006年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  コスタ・フォーチュナ級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう102,587t 2003年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  コスタ・ルミノーザ級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう92,720t 2009年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  コスタ・アトランティカ級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう85,619t 2000年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  コスタ・ヴィクトリア （総トン数そうとんすう75,166t 1996年ねん就航しゅうこう）

  コスタ・クラシカ級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう52,926t 1992年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  コスタ・アレグラ （総トン数そうとんすう28,430t 1969年ねん就航しゅうこう）

  コスタ・ヴォイジャー （総トン数そうとんすう24,391t 2000年ねん就航しゅうこう）

• コンパニ・デュ・ポナン（フランス）

  ル・ボレアル級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう10,944t 2010年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

• シーボーン・クルーズライン（アメリカ）※カーニバルクルーズ傘下さんか

  シーボーン・オデッセイ級きゅう <同型どうけい船せん3隻せき> （総トン数そうとんすう32,346t 2009年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  シーボーン・プライド級きゅう <同型どうけい船せん3隻せき> （総トン数そうとんすう9,975t 1998年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

• シルバーシー・クルーズ（アメリカ）

  シルバー・スピリット （総トン数そうとんすう36,009t 2009年ねん就航しゅうこう）

  シルバー・シャドー級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう28,258t 2000年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  シルバー・クラウド級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう16,927t 1994年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

• スタークルーズ（マレーシア）

  スーパースター・ヴァーゴ （総トン数そうとんすう75,338t 1999年ねん就航しゅうこう）

  スーパースター・アクエリアス （総トン数そうとんすう51,309t 1993年ねん就航しゅうこう）

  スーパースター・ジェミナイ （総トン数そうとんすう50,764t 1992年ねん就航しゅうこう）

  スーパースター・リブラ （総トン数そうとんすう42,285t 1988年ねん就航しゅうこう）

  スター・パイシス （総トン数そうとんすう40,053t 1989年ねん就航しゅうこう）

  メガスター・トーラス級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう3,200t 1991年ねん就航しゅうこう）

• セレブリティ・クルーズ（アメリカ）※RCI傘下さんか

  セレブリティ・ソルスティス級きゅう <同型どうけい船せん5隻せき> （総トン数そうとんすう121,878t 2008年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  ミレニアム級きゅう <同型どうけい船せん4隻せき> （総トン数そうとんすう91,000t 2000年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  センチュリー級きゅう <同型どうけい船せん3隻せき> （総トン数そうとんすう71,545t 1995年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  セレブリティ・マーキュリー（総トン数そうとんすう71,545t 1997年ねん就航しゅうこう<第だい3船せん>）、現げんマイン・シフ2。

  アザマラ級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう30,277t 2000年ねん5月がつ就航しゅうこう）

セレブリティ・エクスペディション(総トン数そうとんすう2824トン 2001年ねん就航しゅうこう)

• ディズニー・クルーズ・ライン（アメリカ）

  ディズニー・ドリーム級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう129,690t、2011年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  ディズニー・マジック級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう83,338t 1998年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

• トムソン・クルーズ（イギリス）

  トムソン・ドリーム （総トン数そうとんすう54,763t 1986年ねん就航しゅうこう）

  アイランド・エスケープ （総トン数そうとんすう40,171t、1982年ねん就航しゅうこう）

  トムソン・スピリット級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう33,930t 1983年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

ノルウェージャン・スカイ

• ノルウェージャン・クルーズライン （アメリカ）

  ノルウェージャン・ブレイクアウェイプラス級きゅう <同型どうけい船せん4隻せき> 総トン数そうとんすう164,600t 2015年ねん就航しゅうこう）

  ノルウェージャン・エピック級きゅう 総トン数そうとんすう155,873t 2010年ねん就航しゅうこう）

  ノルウェージャン・ブレイクアウェイ級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう146,600t 2013年ねん就航しゅうこう）

  ノルウェージャン・ジュエル級きゅう <同型どうけい船せん4隻せき> （総トン数そうとんすう93,502t 2005年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  ノルウェージャン・スター級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう91,740t 2001年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  ノルウェージャン・スカイ級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう77,104t 1999年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  ノルウェージャン・サン (総トン数そうとんすう78,309t 2001年ねん就航しゅうこう)

  ノルウェージャン・スピリット （総トン数そうとんすう75,338t 1998年ねん就航しゅうこう ※ 元もとスタークルーズのスーパースター・レオ）

  プライド・オブ・アメリカ （総トン数そうとんすう80,439t 2005年ねん就航しゅうこう）

• パシフィック

• ハパク・ロイド・クルーズ（ドイツ）

  オイローパ2 （総トン数そうとんすう42,830t 2013年ねん就航しゅうこう）

  コロンブス2 （総トン数そうとんすう30,277t 1998年ねん就航しゅうこう）

  オイローパ （総トン数そうとんすう28,890t 1999年ねん就航しゅうこう）

  C. コロンブス （総トン数そうとんすう15,067t 1997年ねん就航しゅうこう）

  ハンゼアティック （総トン数そうとんすう8,378t 1991年ねん就航しゅうこう）

  ブレーメン （総トン数そうとんすう6,752t 1990年ねん就航しゅうこう）

• ハーモニー・クルーズ（韓国かんこく）

  クラブ・ハーモニー （総トン数そうとんすう25,558t 1969年ねん就航しゅうこう）

• ピーター・デイルマン・クルーズ（ドイツ）

  ドイッチュラント （総トン数そうとんすう22,496t 1998年ねん就航しゅうこう）

• フェニックス・ライゼン（ドイツ）

  アルタニア （総トン数そうとんすう44,348t 1984年ねん就航しゅうこう）

  アマデア（総トン数そうとんすう28,856t 2006年ねん就航しゅうこう ※元もと飛鳥あすか1991年ねん就航しゅうこう）

  アルバトロス （総トン数そうとんすう28,518t 1973年ねん就航しゅうこう）

  アレクサンダー・フォン・フンボルト （総トン数そうとんすう15,343t 1990年ねん就航しゅうこう）

サファイア・プリンセス

• プリンセス・クルーズ（アメリカ）

  スカイ・プリンセス級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう144,650t 2019年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  マジェスティック・プリンセス級きゅう　（総トン数そうとんすう143,700t 2017年ねん就航しゅうこう）

  ダイヤモンド・プリンセス級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう115,875t 2004年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  サファイア・プリンセス（総トン数そうとんすう115,875t 2004年ねん就航しゅうこう）

  カリビアン・プリンセス級きゅう <同型どうけい船せん4隻せき> （総トン数そうとんすう112,894t 2004年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  グランド・プリンセス級きゅう <同型どうけい船せん3隻せき> （総トン数そうとんすう108,806t 1998年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  コーラル・プリンセス級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう91,627t 2002年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  サン・プリンセス級きゅう <同型どうけい船せん3隻せき> （総トン数そうとんすう77,441t 1995年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  パシフィック・プリンセス級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう30,277t 1999年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

• プルマントゥール・クルーズ（スペイン）

  ソブリン （総トン数そうとんすう73,192t 1988年ねん就航しゅうこう）

  エンプレス （総トン数そうとんすう48,563t 1990年ねん就航しゅうこう）

  パシフィック・ドリーム級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう47,427t 1990年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  オーシャン・ドリーム （総トン数そうとんすう36,265t 1981年ねん就航しゅうこう）

• フレッド・オルセン・クルーズ・ライン（イギリス）

  バルモラル （総トン数そうとんすう43,537t 1988年ねん就航しゅうこう）

  ブラック・ウォッチ級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう28,613t 1972年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  ブレーマー （総トン数そうとんすう24,344t 1993年ねん就航しゅうこう）

アムステルダム

• ホーランド・アメリカライン(HAL)（アメリカ）※カーニバルクルーズ傘下さんか

  ユーロダム級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう86,273t 2008年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  ザイデルダム級きゅう <同型どうけい船せん4隻せき> （総トン数そうとんすう82,305t 2002年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）※カーニバルスピリット同型どうけい船せん

  ロッテルダム級きゅう <同型どうけい船せん4隻せき> （総トン数そうとんすう59,652t 1997年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  フォーレンダム（総トン数そうとんすう60,906t 1999年ねん就航しゅうこう）

  アムステルダム（総トン数そうとんすう60,874t 2000年ねん就航しゅうこう）

  スタテンダム級きゅう <同型どうけい船せん4隻せき> （総トン数そうとんすう55,819t 1993年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  プリンセンダム （総トン数そうとんすう37,983t 1988年ねん就航しゅうこう）

セブンシーズマリナー

• リージェント・セブン・シーズ・クルーズ（アメリカ）

  セブン・シーズ・マリナー （総トン数そうとんすう48,075t 2001年ねん就航しゅうこう）

  セブン・シーズ・ボイジャー （総トン数そうとんすう42,363t 2003年ねん就航しゅうこう）

  セブン・シーズ・ナビゲーター （総トン数そうとんすう28,550t 1999年ねん就航しゅうこう）

• ルイス・クルーズ・ライン（キプロス）

  ルイス・オリンピア （総トン数そうとんすう37,773t、1982年ねん就航しゅうこう）

  ルイス・マジェスティ （総トン数そうとんすう40,876t 1992年ねん就航しゅうこう）

  ジ・エメラルド （総トン数そうとんすう26,428t、1992年ねん就航しゅうこう）

  クリスタル （総トン数そうとんすう25,611t、1992年ねん就航しゅうこう）

  オリエントクイーン （総トン数そうとんすう15,781t、1968年ねん就航しゅうこう）

ボイジャー・オブ・ザ・シーズ

• ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCI)（アメリカ）

  オアシス・オブ・ザ・シーズ級きゅう <同型どうけい船せん4隻せき> （総トン数そうとんすう225,282t 2009年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）【世界せかい最大さいだい】

  フリーダム・オブ・ザ・シーズ級きゅう <同型どうけい船せん3隻せき> （総トン数そうとんすう154,407t 2006年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）※ボイジャー・オブ・ザ・シーズ拡大かくだい型がた

  ボイジャー・オブ・ザ・シーズ級きゅう <同型どうけい船せん5隻せき> （総トン数そうとんすう137,276t 1999年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  レディアンス・オブ・ザ・シーズ級きゅう <同型どうけい船せん4隻せき> （総トン数そうとんすう90,090t 2001年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  ラプソディ・オブ・ザ・シーズ級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう78,491t 1997年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  グランジャー・オブ・ザ・シーズ級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう73,817t 1996年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  モナーク・オブ・ザ・シーズ級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう73,937t 1991年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  レジェンド・オブ・ザ・シーズ級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう69,130t 1995年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

ヴェンチューラ

• P&Oクルーズ（イギリス/アメリカ）※カーニバルクルーズ傘下さんか

  ヴェンチューラ級きゅう <同型どうけい船せん2隻せき> （総トン数そうとんすう116,017t 2008年ねん就航しゅうこう<第だい1船せん>）

  アズーラ (総トン数そうとんすう115,055t 2010年ねん就航しゅうこう)

  アーケイディア （総トン数そうとんすう82,972t 2005年ねん就航しゅうこう）

  オセアナ （総トン数そうとんすう77,499t 2000年ねん就航しゅうこう）

  オーロラ （総トン数そうとんすう76,152t 2000年ねん就航しゅうこう）

  オリアナ （総トン数そうとんすう69,153t 1995年ねん就航しゅうこう）

  アドニア （総トン数そうとんすう30,277t 2001年ねん就航しゅうこう）

• クルーズ・ウエスト（アメリカ）

  スピリット・オブ・オセアヌス （総トン数そうとんすう4,200t 2000年ねん就航しゅうこう）

• ピッツバーグ大学だいがく（アメリカ）

  エクスプローラー （総トン数そうとんすう24,318t 2001年ねん就航しゅうこう）

ザ・ワールド

• レジデンシー（アメリカ）

  ザ・ワールド （総トン数そうとんすう43,524t 2002年ねん就航しゅうこう）

• ピースボート（日本にっぽん）

  オーシャン・ドリーム （総トン数そうとんすう35,265t 1981年ねん就航しゅうこう）

日本にっぽん客船きゃくせん

• 郵船ゆうせんクルーズ（日本郵船にっぽんゆうせん系けい）
  • 飛鳥あすかII
• 商船三井客船しょうせんみついきゃくせん（商船しょうせん三井みつい系けい）
  • にっぽん丸まる
• せとうちクルーズ（ツネイシホールディングス系けい）
  • ガンツウ

過去かこの客船きゃくせん

• ゆうとぴあ（1994年ねん売うれ船せん）
• おせあにっくぐれいす（昭和海運しょうわかいうん（現げん・日本郵船にっぽんゆうせん）1997年ねん売うれ船せん）
• ニューゆうとぴあ（1997年ねん売うれ船せん）
• サウンズ・オブ・セト（マリンパーク境さかいガ浜はま（ツネイシホールディングス系けい） 1999年ねん売うれ船せん）
• 新しんさくら丸まる（商船三井客船しょうせんみついきゃくせん 1999年ねん売うれ船せん）
• 飛鳥あすか（郵船ゆうせんクルーズ 2006年ねん2月がつ売うれ船せん）
• ふじ丸まる（商船三井客船しょうせんみついきゃくせん→日本にっぽんチャータークルーズ（商船三井客船しょうせんみついきゃくせん・日本にっぽんクルーズ客船きゃくせん合弁ごうべん） 2013年ねん7月がつ引退いんたい）
• おりえんとびいなす（日本にっぽんクルーズ客船きゃくせん→日本にっぽんチャータークルーズ2005年ねん売うれ船せん）
• ぱしふぃっくびいなす（日本にっぽんクルーズ客船きゃくせん 2023年ねん1月がつ引退いんたい）

• 
  飛鳥あすかII
• 
  にっぽん丸まる
• 
  ぱしふぃっくびいなす
• 
  ガンツウ
• 
  ふじ丸まる
• 
  飛鳥あすか

引退いんたい・沈没ちんぼつ・解体かいたいされた客船きゃくせん

• タイタニック（1912年ねん4月がつ14日にち、氷山ひょうざんに衝突しょうとつ。翌よく4月がつ15日にち沈没ちんぼつ）
• ルシタニア（Uボートの魚雷ぎょらいにより、1915年ねん5月7日にち沈没ちんぼつ）
• ブリタニック（病院びょういん船せんとして徴用ちょうよう。ドイツ軍ぐんの機雷きらいにより、1916年ねん11月21日にち沈没ちんぼつ）
• オリンピック（1935年ねん廃棄はいき）
• モーリタニア（1935年ねん7月がつ解体かいたい）
• マジェスティック（1939年ねん火災かさいにより全ぜん損そん、1943年ねん解体かいたい）
• ブレーメン（1941年ねん放火ほうかにより全ぜん損そん）
• ノルマンディー（1942年ねん2月がつ9日にち、火災かさいを起おこし沈没ちんぼつ）
• エンプレス・オブ・カナダ（潜水せんすい艦かんの魚雷ぎょらいにより、1943年ねん3月13日にち沈没ちんぼつ）
• レックス（1944年ねん9月8日にち空爆くうばくにより沈没ちんぼつ）
• ヴィルヘルム・グストロフ（1945年ねん1月がつ30日にち沈没ちんぼつ）
• カップ・アルコナ（1945年ねん5月3日にち空爆くうばくにより沈没ちんぼつ）
• アンドレア・ドーリア（1956年ねん7月がつ25日にち衝突しょうとつ沈没ちんぼつ）
• ブリタニック（1960年ねん12月解体かいたい）
• オイローパ（1962年ねん1月解体かいたい）
• クイーン・メリー（1967年ねん引退いんたいし、ロングビーチで保存ほぞん）
• ユナイテッド・ステーツ（1969年ねん引退いんたいし、以降いこう係船けいせん）
• オシアノス（1991年ねん8月がつ3日にち沈没ちんぼつ）
• アキレ・ラウロ（1994年ねん12月2日にち、火災かさいを起おこし沈没ちんぼつ）
• キャンベラ（1997年ねん解体かいたい）
• オリアナ（2005年ねん解体かいたい）
• ステラ・ポラリス（スカンジナビア）（2006年ねん9月2日にち沈没ちんぼつ）
• シーダイヤモンド（2007年ねん7月がつ6日にち沈没ちんぼつ）
• ザ・トパーズ（2008年ねん解体かいたい）
• クイーン・エリザベス2（2008年ねん引退いんたいし、ドバイで係船けいせん）
• コスタ・コンコルディア（2012年ねん1月がつ13日にち座礁ざしょう、半はん没ぼつ）
• ふじ丸まる（2013年ねん6月がつ引退いんたい）

リバークルーズのためのクルーズ客船きゃくせん

en:List_of_river_cruise_shipsを参照さんしょう

脚注きゃくちゅう

関連かんれん項目こうもく

• クルーズ客船きゃくせんの一覧いちらん
• 大型おおがた船舶せんぱく
• 旅客船りょかくせん
• 遊覧ゆうらん船せん
• レストラン船せん
• ホテルシップ
• カボタージュ
• ベルリッツ・クルーズガイド
• クルーズトレイン
• 病院びょういん船せん