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隶部 - Wikipedia

隶部たいぶは、漢字かんじ部首ぶしゅにより分類ぶんるいしたグループのひとつ。 かん字典じてん214部首ぶしゅでは171番目ばんめかれる(8かくの5番目ばんめいぬしゅうの5番目ばんめ)。

かん字典じてん 214 部首ぶしゅ
阜部 隶部 ふるとり
1 いち 丿 おつ 2 ひと いれ はち
かたな ちから じゅう ぼく
また 3 くち ゆう だい おんな すん しょう
しかばね やま こう おのれ はば 广 ゆみ
4 しん ほこ ささえ ぶん きん ほう
つき かけ とめ もう みず
つめ ちち へん きば うし いぬ 5 げん たま ふり かわら あま せい
よう しろ かわ さら ほこ いし しめせ
あな だて 6 たけ べい いと かん ひつじ はね ろう みみ
にく しん いたり うす した ます ふね うしとら いろ そうこう むし くだり
ころも 7 かく げん たに まめ いのこ かい あか はし あし
くるま からし たつ とり さと 8 きむ なが もん ふるとり
あめ あお 9 めん かわ にら おと ぺーじ ふう しょく くび こう
10 うま ほね こう おに 11 さかな とり 鹿しか むぎ
あさ 12 きび くろ 13 かなえ ねずみ 14 はな ひとし 15
16 りゅう かめ 17

概要がいよう

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「隶」は「逮」本字ほんじで、うしろからいかけてつかまえることを意味いみする。『せつぶんかい』によると、あらわす「また」(ここでは「ヨ」かたち変形へんけいしている)と「」の省略形しょうりゃくけいから構成こうせいされ、尻尾しっぽをつかむことをあらわしている。

偏旁へんぼうとしてはおよぶことやしたがうことをしめしているが、この偏旁へんぼうをもつおおくない。

なお「やすし楷書かいしょにおいて「隶」をふくかたちとなっているが、本来ほんらい、「かのえ」と「べい」から構成こうせいされる文字もじであるので、「隶」とは関係かんけいない。

隶部は上記じょうきのような構成こうせい要素ようそ漢字かんじおさめている。

なお中国ちゅうごくでは「隶」を「隸(隷)」簡体字かんたいじとして使つかっている。

この部首ぶしゅ所属しょぞくする漢字かんじは、日常にちじょう範囲はんいないでは「隷(隸)」のみである。ちなみに日常にちじょうではまずもちいられない漢字かんじまでかんがえれば、「𨽶」「𨽷」「𨽸」「𨽹」などいち定数ていすう漢字かんじがある。

部首ぶしゅ通称つうしょう

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  • 日本にっぽん:れいづくり(「隷」つくりから)
  • 韓国かんこく미칠이부(michil yi bu、およぶ隶部)
  • えいべい:Radical slave

部首ぶしゅ

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隶 - 「隶」は使つかわれなくなったであり、その字音じおん字義じぎかんする情報じょうほう歴代れきだい字書じしょ韻書いんしょによりまちまちであった。現在げんざいではおおむね「逮」や「𨽿本字ほんじかんがえられているので、タイ (dài) でしめされることがおおいが、韓国かんこく字書じしょではイ () という字音じおん表記ひょうきがなされることがおおい。またシ(しめせおなじ。shì)というおともあったとされる。

    • 5:𨽶、9:隸(隷8)
    • 粛→聿部