大橋八郎

大橋おおはし八郎はちろう

大橋おおはし 八郎はちろう（おおはし はちろう、1885年ねん12月19日にち - 1968年ねん6月4日にち）は、日本にっぽんの政治せいじ家か、逓信ていしん官僚かんりょう、俳人はいじん。岡田おかだ内閣ないかくの法制ほうせい局きょく長官ちょうかん、林内りんない閣かくの内閣ないかく書記官しょきかん長ちょう、社団しゃだん法人ほうじん日本にっぽん放送ほうそう協会きょうかい第だい4代だい会長かいちょう、日本電信電話にほんでんしんでんわ公社こうしゃ第だい2代だい総裁そうさい。現在げんざいの富山とやま県けん高岡たかおか市し出身しゅっしん。

日本にっぽん放送ほうそう協会きょうかい会長かいちょう時じ、終戦しゅうせん時じの玉音ぎょくおん放送ほうそうに携たずさわった。戦後せんごの通信つうしん事業じぎょう近代きんだい化かに貢献こうけん。おじは漢詩かんし人じんの大橋おおはし十じゅう右みぎ衛門えもん。

来歴らいれき

富山とやま縣けん高岡たかおか中學校ちゅうがっこう、石川いしかわ縣けん尋常じんじょう中學校ちゅうがっこうを経へて、1906年ねん（明治めいじ39年ねん）7月がつに第だい四よん高等こうとう學校がっこうを卒業そつぎょう。

1910年ねん（明治めいじ43年ねん）7月がつに東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく法科ほうか大学だいがくを卒業そつぎょうした後のち、逓信ていしん省しょうに入省にゅうしょう。同年どうねん11月がつ、高等こうとう文官ぶんかん試験しけんに合格ごうかくする。1925年ねん（大正たいしょう14年ねん）10月がつに郵務ゆうむ局長きょくちょう、1928年ねん（昭和しょうわ3年ねん）7月がつに経理けいり局長きょくちょうとなる。1931年ねん（昭和しょうわ6年ねん）6月がつに逓信ていしん次官じかんとなり、1936年ねん（昭和しょうわ11年ねん）1月がつまで務つとめる。

1936年ねん1月がつ11日にちに岡田おかだ内閣ないかくの法制ほうせい局きょく長官ちょうかんに任命にんめいされる。同年どうねん3月9日にち、二・二六事件ににろくじけんの責任せきにんをとり岡田おかだ内閣ないかくが総そう辞職じしょくするのに伴ともない法制ほうせい局きょく長官ちょうかんを辞職じしょく。同年どうねん9月がつ、貴族きぞく院いん議員ぎいんに勅みことのり選せんされ、1946年ねん（昭和しょうわ21年ねん）6月がつ20日はつかまで在任ざいにん。1937年ねん（昭和しょうわ12年ねん）2月がつ2日にちには林内りんない閣かくの内閣ないかく書記官しょきかん長ちょう兼けん内閣ないかく調査ちょうさ局きょく長官ちょうかんに任命にんめいされる。同年どうねん6月4日にち、林内りんない閣かくの総そう辞職じしょくに伴ともない内閣ないかく書記官しょきかん長ちょう・内閣ないかく調査ちょうさ局きょく長官ちょうかんを辞職じしょく。

同年どうねん11月がつ、日本無線にほんむせん電信でんしん社長しゃちょうに就任しゅうにんする。1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）3月がつには日本無線にほんむせん電信でんしんと国際こくさい電話でんわの合併がっぺいによる新しん会社かいしゃ国際電気こくさいでんき通信つうしんの社長しゃちょうに就任しゅうにんし、1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）5月がつまで務つとめる。

1945年ねん4月がつ21日にち、日本にっぽん放送ほうそう協会きょうかい会長かいちょうに就任しゅうにんし、1946年ねん（昭和しょうわ21年ねん）2月がつ20日はつかまで務つとめる。同年どうねん9月がつに公職こうしょく追放ついほうされ、1951年ねん（昭和しょうわ26年ねん）6月がつに解除かいじょされる。その後ご、1958年ねん（昭和しょうわ33年ねん）9月がつから1965年ねん（昭和しょうわ40年ねん）4月がつまで日本電信電話にほんでんしんでんわ公社こうしゃ総裁そうさいを務つとめる。

1965年ねん6月18日にちに高岡たかおか市し名誉めいよ市民しみんとなる。

栄典えいてん

• 1940年ねん（昭和しょうわ15年ねん）11月10日にち - 紀元きげん二に千せん六ろく百ひゃく年ねん祝典しゅくてん記念きねん章あきら

俳人はいじん活動かつどう

「越こし央子ようこ」の俳号はいごうで俳句はいく集しゅう『野の梅うめ』などを発表はっぴょうしている。

脚注きゃくちゅう

先代せんだい 金森かなもり徳次郎とくじろう

法制ほうせい局きょく長官ちょうかん 1936

次代じだい 次じ田た大だい三郎さぶろう

先代せんだい 藤沼ふじぬま庄平しょうへい

内閣ないかく書記官しょきかん長ちょう 1937

次代じだい 風見かざみ章あきら

先代せんだい 梶井かじい剛つよし

日本電信電話にほんでんしんでんわ公社こうしゃ総裁そうさい 第だい2代だい:1958 - 1965

次代じだい 米沢よねざわ滋しげる