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ドラゴンセイバー

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出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
ドラゴンセイバー
ジャンル 縦たてスクロールシューティング
対応たいおう機種きしゅ アーケード (AC)
開発元かいはつもと ナムコ
発売はつばい元もと ナムコ
プロデューサー ASINAGA BUCHO
YOKO BOSS
デザイナー 根来ねごろ司つかさ
O!SUGI
シナリオ 石川いしかわ達也たつや[1]
プログラマー "ALL OR NOT"NISHIMAKI
"SHIOHIGALER"ITO
音楽おんがく 細江ほそえ慎まき治おさむ
美術びじゅつ 石川いしかわ達也たつや
KIM 045
H.MIYSIMA
SHIGEMARU
MA.HA.HO
TEJIMA
NAKAMURA
WAGATUMA
YOSINAMI
YANAGIHARA
シリーズ ドラゴンスピリットシリーズ
人数にんずう 1 - 2人ふたり（同時どうじプレイ）
メディア 業務ぎょうむ用よう基板きばん
（5.91メガバイト）
発売はつばい日び 日本 199012131990年ねん12月13日にち
対象たいしょう年齢ねんれい CERO：A（全ぜん年齢ねんれい対象たいしょう）
IARC：7+
デバイス 8方向ほうこうレバー
3ボタン
システム基板きばん SYSTEM II
CPU MC68000 (@ 12.288 MHz)×2
MC6809 (@ 3.072 MHz)
HD63705 (@ 2.048 MHz)
サウンド C140 (@ 21.390 kHzきろへるつ)
YM2151 (@ 3.580 MHz)
ディスプレイ ラスタースキャン
縦たてモニター
288×224ピクセル
60.61Hz
パレット8192色しょく
売上うりあげ本数ほんすう 1375ポイント
（1991年度ねんどベストインカム第だい10位い）[2]
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『ドラゴンセイバー』(Dragon Saber:After Story of Dragon Spirit) は、1990年ねん12月にナムコから発売はつばいされた業務ぎょうむ用ようの縦たてスクロールシューティングゲーム[3]。

同社どうしゃの『ドラゴンスピリット』（1987年ねん、以下いか「ドラスピ」と記しるす）の続編ぞくへんである[3]。略称りゃくしょうはドラセイ。

ゲーム誌し『ゲーメスト』の企画きかく「第だい5回かいゲーメスト大賞たいしょう」（1991年度ねんど）において、大賞たいしょう2位い、ベストシューティング賞しょう2位い、ベスト演出えんしゅつ賞しょう7位い、ベストグラフィック賞しょう9位い、ベストVGM賞しょう2位いを獲得かくとくした。家庭かてい用よう移植いしょく版ばんについては、本ほん項こう#移植いしょく版ばんを参照さんしょう。

概要がいよう[編集へんしゅう]

敵役かたきやくとして登場とうじょうすることが多おおかった「ドラゴン」をプレイヤーキャラクターに起用きようするという、当時とうじとしては斬新ざんしんな設定せっていを用もちいた「ドラスピ」から3年ねん半はん後ごに、その続編ぞくへんとしてリリース。タイトルは「竜りゅう（Dragon）の力ちからを与あたえる剣けん（Saber）+ 救世主きゅうせいしゅ (Savior)」に由来ゆらいする。

今いま作さくでも主おもなプレイヤーキャラは引ひき続つづき「ブルードラゴン[注ちゅう 1]」だが、1P専用せんようゲームだったドラスピに対たいして本ほん作さくでは2人ふたり同時どうじプレイが可能かのう（一人ひとりがプレイ中ちゅうでも途中とちゅう参加さんか可能かのう）。2P専用せんようキャラクターは「レッドドラゴン[注ちゅう 1]」で、プレイヤー（たち）はドラゴンを操作そうさし、敵てきキャラである「バイオモンスター」を駆逐くちくし世界せかいを救出きゅうしゅつするのが目的もくてきとなる。なお世界せかい設定せっていは数すう千せん年ねん～数すう万まん年ねん後ごの滅ほろびゆく世界せかいが舞台ぶたいとなっており、登場とうじょうするキャラクターも多おおくは今いま作さく独自どくじのものになっている。（「ドラスピ」とのストーリー的てきな繋つながりは前作ぜんさくにも設定せってい上じょうで登場とうじょうした「太陽たいよう神しんアーリア」が再さい登場とうじょうするという以外いがいは薄うすい。詳くわしい設定せってい解説かいせつは後述こうじゅつする#ストーリーなどを参照さんしょう）

アーケード版ばんに用もちいられている基板きばんは、前作ぜんさくで使用しようされた「SYSTEM I」から、バージョンアップした「SYSTEM II」にアップグレードしたことにより背景はいけいの回転かいてん・拡大かくだい・縮小しゅくしょうの表現ひょうげんが加くわわり、VGM（ゲーム音楽おんがく）の音色ねいろも豪華ごうかさが増ました。

ゲーム内容ないよう[編集へんしゅう]

システム[編集へんしゅう]

ドラゴンの首くびが1本ほんでも対空たいくうと対地たいちが同時どうじに攻撃こうげきでき、プレイヤーがしばらく対空たいくう攻撃こうげきボタンを押おさないでいるとドラゴンにエネルギーが溜たまり、フルに溜たまった時点じてんで対空たいくう攻撃こうげきボタンを押おすと超ちょう強力きょうりょくな対空たいくう攻撃こうげきができる「エクスプロードショット」が備そなわった。

ライフは前作ぜんさくでは2〜3回かいダメージを受うけるとミスであったが、当とう作さくはライフなし（ダメージを受うけると即そくミス）、ライフあり（2〜4回かいダメージを受うけるとミス）がゲームセンター運営うんえい者しゃ側がわのオプションモードで設定せっていできた。ライフは回復かいふくしない。

ライフのなしあり設定せっていは全面ぜんめんクリア時じの残ざん機きボーナスに影響えいきょうする（ライフなしで1機きにつき20万まん点てん、ライフありで1機き10万まん点てん）。それによりこのゲームで高こう得点とくてんを取とる方法ほうほうは前作ぜんさくと異ことなり、ライフなし設定せっていでノーミス全面ぜんめんクリアすることが重要じゅうようとなってくるが、ゲーメスト誌し（新声社しんせいしや、現在げんざいは同社どうしゃの倒産とうさんにより廃刊はいかん）によるハイスコア集計しゅうけいはライフなしとありで部門ぶもん別べつに集計しゅうけいされた。当とう作さくはゲームランクの自動じどう調整ちょうせい機能きのうが備そなわっており、ノーミスでいる時間じかんが長ながいほどランクは上あがって敵てきの攻撃こうげきは激はげしくなり、逆ぎゃくにミスやコンティニューをするほどランクは下さがる。ストックは前作ぜんさく同様どうよう得点とくてんでエクステンドがあり、更さらにアイテムによるエクステンドがある。

全ぜん9ステージで構成こうせいされており、ステージ8以外いがいの各かくステージの最後さいごでボスが現あらわれ、それを撃破げきはすると次つぎのステージに進すすむ。ステージ9の最後さいごに登場とうじょうするカオスを倒たおすと、エンディングが始はじまる。隠かくしモードとして、クレジットを投入とうにゅうして1Pの対空たいくう対地たいち両方りょうほうのボタンを押おしながらスタートすると、ステージ1〜6の道中どうちゅうとエンディングのBGMが、前作ぜんさくのアレンジバージョンに変かわる。さらにエンディングでは、ナムコゲームの歴史れきしパート2として1987年ねん7月がつの『ブレイザー』から1990年ねん12月の当とう作さくまでのリストが見みられる（ただし、外注がいちゅう作品さくひんである1988年ねん『メルヘンメイズ』と1989年ねん『ブラストオフ』の2作品さくひんがこのリストから洩もれているほか、1989年ねん『ダートフォックス』(DIRT FOX) のスペルに誤あやまりがあり、"DART FOX" になっている）。

アイテム[編集へんしゅう]

前作ぜんさく同様どうようアイテムによるパワーアップシステムがあり、地上ちじょうに存在そんざいする卵たまごを破壊はかいすることで出現しゅつげんするアイテムと、白しろく点滅てんめつする敵てきを撃うつと出現しゅつげんするアイテムがある。以下いかにアイテムのリストを示しめす。前作ぜんさくと比くらべると、流ながれる速度そくどが遅おそく自じ機きの方向ほうこうに来くるので、多少たしょうは取とりやすくなっている。

ノーマルドラゴンおよびスモールドラゴンでは首くびの数かずを増ふやすことでショットの同時どうじ発射はっしゃ数すうを強化きょうか可能かのう。ただし、ファイアー、アックス、スパーク、スチールの各かくドラゴン形態けいたいでは首くびは1本ほんで固定こていとなるが、ダメージやアンチアイテムでこれらの形態けいたいがキャンセルされることはない。

赤あか玉だま（パワーアップ）
地上ちじょうのオレンジ色しょくの卵たまごを破壊はかいすると出現しゅつげん。対空たいくう攻撃こうげきが1段階だんかいパワーアップ。前作ぜんさくでは3つ取とると1段階だんかいパワーアップしたが、当とう作さくでは1つ取とるだけでパワーアップする。最大さいだい2段階だんかいまで。
青玉せいぎょく（ノーマルドラゴン）
地上ちじょうの青色あおいろの卵たまごを破壊はかいすると出現しゅつげん。1つ取とるとドラゴンの首くびが1本ほん増ふえ、対空たいくうと対地たいちの攻撃こうげき力りょくがアップする。最大さいだい3本ほんまで。ただし、首くびが3本ほんになるとドラゴン本体ほんたいの当あたり判定はんていが他たの形態けいたいより大おおきくなる。また、ノーマルドラゴンの最大さいだいパワー時じは対空たいくうショットがレーザーの様ようなショットに変化へんかし、連射れんしゃが効きかなくなる。エクスプロードショットではザコ敵てきを貫通かんつうするショットを前方ぜんぽうに発射はっしゃ。
取得しゅとく時じは、以下いかのファイアー、アックス、スパーク、スチールの各かくドラゴンからノーマルドラゴンに戻もどる。
ファイアードラゴン
ステージ2の赤色あかいろの卵たまごを破壊はかいすると出現しゅつげん。取とるとファイアードラゴンに変身へんしん。対空たいくうショットが輪状りんじょうに変化へんかする他ほか、エクスプロードショットでは巨大きょだいな火ひの鳥とりの形状けいじょうをした強力きょうりょくなファイアーブレスで攻撃こうげき。対地たいち攻撃こうげきは地面じめんに着弾ちゃくだん後ご、前方ぜんぽうに連れん爆ばくするようになる。ドラゴンの色いろは1Pは銀色ぎんいろ、2Pはオレンジに変かわる。
アックスドラゴン
ステージ3、4の水色みずいろの卵たまごを破壊はかいすると出現しゅつげん。取とるとアックスドラゴンに変身へんしん。対空たいくうショットが刃は状じょうに変化へんかし、エクスプロードショットでは正面しょうめんを除のぞく斜ななめおよび横よこの扇状せんじょうに拡大かくだいショットを発射はっしゃ。ドラゴンの色いろは1Pは青あお緑みどり、2Pはピンクに変かわる。
スパークドラゴン
ステージ4、6、7の黒色こくしょくの卵たまごを破壊はかいすると出現しゅつげん。取とるとスパークドラゴンに変身へんしん。エクスプロードショットでは強力きょうりょくな電撃でんげきで対空たいくうの敵てき全体ぜんたいを攻撃こうげき（その際さい、ドラゴンから正面しょうめん・横よこ・斜ななめ後うしろに5本ほんのスパークが放はなたれるが、この部分ぶぶんに当あたり判定はんていはない）。対地たいち攻撃こうげきでは他たのドラゴンに見みられる所謂いわゆる「着弾ちゃくだん」と「爆風ばくふう」がなく、自じ機きから一定いってい以内いないの距離きょり(自じ機きの真下ましたの物ものなど)の地上ちじょう物ぶつを破壊はかい可能かのう。ドラゴンの色いろは1Pは黒色こくしょく、2Pは赤あか茶ちゃに変かわる。
スチールドラゴン
ステージ6の白色はくしょくの卵たまごを破壊はかいすると出現しゅつげん。取とるとスチールドラゴンに変身へんしん。エクスプロードショットでは敵てきを自動じどう追尾ついびする高速こうそくホーミングショットを一斉いっせい発射はっしゃする。対地たいち攻撃こうげきは着弾ちゃくだん後ごの爆発ばくはつが大型おおがた化かする。ドラゴンの色いろは1Pは白色はくしょく、2Pは薄うすピンク色ぴんくいろに変かわる。
スモールドラゴン
ドラゴンが小ちいさくなり、当あたり判定はんていも見みた目通めどおり小ちいさくなる。前作ぜんさくと異ことなり他ほかのパワーアップドラゴンと併用へいようできず、ノーマルドラゴンがそのまま小ちいさくなった状態じょうたいになる。ドラゴンの色いろは1Pは緑色みどりいろ、2Pはピンク色ぴんくいろに変かわる。赤あか玉だまを取とると首くびの数かずが増ふえ、ダメージを受うけたり他たのパワーアップアイテムを取とると通常つうじょうの大おおきさに戻もどる。
パワーウィング
ドラゴンの左右さゆうにバリアを張はり、一定いってい時間じかん敵てきや敵てきの弾たまから身みを守まもる。
ダイア
1000点てん（PCエンジン版ばんは500点てん）のボーナス得点とくてんが加算かさんされる。
ハート
3個こ取とるとドラゴンのストックが一ひとつ増ふえる。取とるごとに画面がめん下か中央ちゅうおうに前作ぜんさく同様どうよう「卵たまご」→「雛ひな」のグラフィックで表示ひょうじされ、3個こ目めを取とるとストックが追加ついかされる。2人ふたり同時どうじプレイでは3個こ目めを取とったプレイヤーのほうにストックが追加ついかされる。前作ぜんさくと異ことなり、卵たまご、雛ひな状態じょうたいでゲームオーバーになっても次回じかいのニューゲームには引ひき継つがれない（コンティニュー時じは引ひき継つがれる）。
スピードアップ
PCエンジン版ばんのみ登場とうじょうするアイテム。ドラゴンの移動いどう速度そくどがアップする。最大さいだい2段階だんかいまで。
アンチ
1つ取とると対空たいくう攻撃こうげきが1段階だんかいパワーダウンされるマイナスアイテム。このほか、ノーマルドラゴンで首くびが複数ふくすうある時ときには1本ほん減へってしまう。スモールドラゴンの状態じょうたいで取とると元もとの大おおきさに戻もどってしまうが、ファイアー、アックス、スパーク、スチールの各かくドラゴンからノーマルドラゴンに戻もどることはない。

卵たまごを破壊はかいする以外いがいにもファイアードラゴン、アックスドラゴン、スパークドラゴンのアイテムはステージ5とステージ8の敵てき、スチールドラゴンのアイテムは、ステージ8の敵てきからそれぞれランダムに出現しゅつげんする場合ばあいがある。

その他た[編集へんしゅう]

9面めんのラストボス、カオスから出でてくる魚介ぎょかい類るいの敵てきは、開発かいはつ中ちゅうにあった深海しんかいエリアに登場とうじょうするはずの敵てきだった。しかし、深海ふかうみエリアはお蔵ぞう入いりとなってしまった。

設定せってい[編集へんしゅう]

ストーリー[編集へんしゅう]

遥はるか彼方かなたの世界せかい。人々ひとびとは利己りこ主義しゅぎにより戦争せんそうや環境かんきょう破壊はかいなどの愚おろかな歴史れきしを繰くり返かえしてきた。それにより世界せかいの何処どこかで超ちょう進化しんかした異い次元じげんの生命せいめい体たいが数多かずおおく産うみ出だされ、世界せかいは瞬またたく間まにその生命せいめい体たいに支配しはいされていった。一方いっぽうその頃ころ、かつて聖ひじり龍りゅうブルードラゴンとともに魔王まおうザウエルを封ふうじ込こめた太陽たいよう神しんアーリアは、ヒューイとシリアという勇敢ゆうかんなる2人ふたりの若者わかものに龍りゅうの力ちからを得えられる聖せい剣けんを与あたえ、諸悪しょあくの根源こんげんの討伐とうばつを託たくした。2人ふたりは巨きょ龍りゅうに変身へんしんし戦たたかいの旅たびに出でたのであった。

ステージ構成こうせい[編集へんしゅう]

STAGE 1：水没すいぼつ都市とし
都市としの大だい部分ぶぶんが水みずに沈しずんだ海うみと島しまのみの地帯ちたい。
  • ボス：アキラ
STAGE 2：火山かざん
地殻ちかく変動へんどうが起おき、溶岩ようがんが流ながれて巨大きょだいな炎ほのおが噴ふき出だす地帯ちたい。
  • ボス：ヒッポカンパス
STAGE 3：化石かせき
左右さゆうに動うごく壁かべが行ゆく手てを阻はばむ遺跡いせきのような地帯ちたい。
  • ボス：エイリアンキング
STAGE 4：地ち蕈（ちじん）
異い次元じげんの植物しょくぶつが眼下がんかに広ひろがる地帯ちたい。
  • ボス：ウッディ
STAGE 5：渓谷けいこく
迷路めいろのように曲まがりくねった岩いわ壁かべを高速こうそくで進すすむ。
  • ボス：ロックヘッド
STAGE 6：氷こおり穴あな
左右さゆうに尖とがった氷こおりの壁かべが行動こうどう範囲はんいを狭せばめる氷こおりの洞窟どうくつ。
  • ボス：アイススネーク
STAGE 7：魔界まかい
異い次元じげんの生命せいめい体たいや細胞さいぼう壁かべで構成こうせいされた異様いような地帯ちたい。
  • ボス：ドラゴンゾンビ
STAGE 8：暗黒あんこく
悪あくの本拠ほんきょへの入いり口くち。エリアは短みじかく、敵てきはアイテムを出だす石像せきぞうのみ。ボーナスステージ扱あつかいのため、ボスは存在そんざいしない。
STAGE 9：最終さいしゅう
悪あくの本拠ほんきょ。近きん未来みらいの機械きかい要塞ようさい。ゲームランクが高たかいとアンチを出だす敵てきが大量たいりょうに出現しゅつげんする。
  • ボス：カオス

移植いしょく版ばん[編集へんしゅう]

※ 下記かき表ひょうにおける発売はつばい元もと「バンナム」は、バンダイナムコエンターテインメント（当時とうじの社名しゃめいはバンダイナムコゲームス）の略称りゃくしょう。

No. タイトル 発売はつばい日び 対応たいおう機種きしゅ 開発元かいはつもと 発売はつばい元もと メディア 型式けいしき 備考びこう
1 ドラゴンセイバー 日本 199108051991年ねん8月がつ5日にち
 PCエンジン ナウプロダクション ナムコ 4メガビットHuCARD[4] NC91005
2 ナムコミュージアム アンコール 日本 199710301997年ねん10月がつ30日にち
 PlayStation ナムコ ナムコ CD-ROM NAPR-1033 アーケード版ばんの移植いしょく
3 ナムコミュージアム アンコール
PlayStation The Best 		日本 199910281999年ねん10月がつ28日にち
 PlayStation ナムコ ナムコ CD-ROM SLPS-91163 廉価れんか版ばん
4 ドラゴンセイバー 日本 200808052008年ねん8月がつ5日にち
 Wii ナウプロダクション バンナム ダウンロード
（バーチャルコンソール） 		PC5J PCエンジン版ばんの移植いしょく。
2019年ねん1月がつ31日にちに販売はんばい終了しゅうりょう。
5 ドラゴンセイバー 日本 200909152009年ねん9月がつ15日にち
 Wii バンダイナムコゲームス バンダイナムコゲームス ダウンロード
（バーチャルコンソールアーケード） 		E7FJ アーケード版ばんの移植いしょく。
2019年ねん1月がつ31日にちに販売はんばい終了しゅうりょう。
6 ナムコミュージアムアンコール 日本 201312182013年ねん12月18日にち
 PlayStation 3
PlayStation Portable
PlayStation Vita
(PlayStation Network) 		ナムコ
（PlayStation版ばん） 		バンダイナムコゲームス ダウンロード
（ゲームアーカイブス） 		- アーケード版ばんの移植いしょく
PSPについては2016年ねん3月がつ31日にち以降いこうの新規しんき購入こうにゅう終了しゅうりょう
7 ドラゴンセイバー 日本 2022年ねん7月がつ14日にち[5][6][7]
 PlayStation 4
Nintendo Switch 		ハムスター ハムスター ダウンロード
(アーケードアーカイブス) 		- アーケード版ばんの移植いしょく
「こだわり設定せってい」により、2P単機たんきで開始かいしも可能かのう
PCエンジン版ばん
当時とうじとしてはポピュラーであった「アーケード版ばんの雰囲気ふんいきをできるだけ再現さいげんしようと努力どりょくした」形かたちの移植いしょく版ばん。前作ぜんさく「ドラスピ」のPCエンジン移植いしょく版ばんと異ことなりすべてのステージやボスキャラが割愛かつあいされずに移植いしょくされている。アーケード版ばんのハードを活いかした演出えんしゅつや音色ねいろについては、PCエンジンの性能せいのうに相応そうおうした再現さいげんにとどまっている。
Wii（バーチャルコンソールアーケード）版ばん
2008年ねん8月がつ5日にちよりPCエンジン版ばん、2009年ねん9月15日にちよりアーケード版ばんが配信はいしん開始かいし。Wiiショッピングチャンネルの終了しゅうりょうにともない、現在げんざいは販売はんばいを終了しゅうりょうしている。
PlayStation版ばん
PS1でリリースされたナムコミュージアムシリーズ収録しゅうろく作品さくひんの中なかでは唯一ゆいいつの1990年代ねんだい作品さくひん。
2013年ねんからPlayStation Store（PSS）のゲームカテゴリ「ゲームアーカイブス」の1つとしても配信はいしんされており、PlayStation 3(PS3)やPlayStation Vita(PS Vita)でもプレイ可能かのう。詳くわしくは下記かき参照さんしょう。
    • 2021年ねん7月がつ2日にち現在げんざい、新規しんきに購入こうにゅうするためにはPS3およびPS Vita実機じっきを使つかってPSSにアクセスした上うえでダウンロードし、どちらかの機種きしゅ（のストレージ）にインストールするのが正規せいき唯一ゆいいつの方法ほうほうとなる。
    • 2016年ねん3月がつ31日にちまでは上記じょうき2機種きしゅに加くわえてPlayStation Portable(PSP)から新規しんきに購入こうにゅう（ダウンロード・インストール）して遊あそぶ事ことが可能かのうだった。（これ以前いぜんはPCのブラウザからPSSにアクセスしてコンテンツの購入こうにゅう・ダウンロードをして、各かく機種きしゅにインストールすることも可能かのうだった）
アーケードアーカイブス版ばん
「こだわり設定せってい」でゲームスピードの調整ちょうせい、BGM変更へんこうコマンド実行じっこう時じのエンディングにおけるメッセージテキストの原作げんさくでの挙動きょどうの再現さいげん、使用しようする機体きたいの切きり替かえ（1P操作そうさ時じに2Pのドラゴンを使用しよう）の設定せっていが可能かのう。

音楽おんがく[編集へんしゅう]

BGM

BGMは前作ぜんさくに引ひき続つづき細江ほそえ慎まき治おさむ（めがてん細江ほそえ）が担当たんとう。前述ぜんじゅつのとおり裏うら技わざで前作ぜんさくのアレンジBGMでプレイができる（PCエンジン移植いしょく版ばんでは割愛かつあい）。ステージの順番じゅんばん通どおりではなく、そのシーンに即そくした選曲せんきょくである。

  • STAGE 1 → The Paleozoic Era（前作ぜんさくAREA 1）
  • STAGE 2 → Volcano（同どうAREA 2）
  • STAGE 3 → Cave Road（同どうAREA 5）
  • STAGE 4 → Jungle（同どうAREA 3）
  • STAGE 5 → Grave Yard（同どうAREA 4）
  • STAGE 6 → Glacier Land（同どうAREA 6）
  • エンディング → （同どうエンディング）

なお、全面ぜんめんクリア時じのネームエントリーBGMは前作ぜんさくでいったんボツになったものが採用さいようされた。ゲームスタートデモおよび最終さいしゅうボスのBGMは裏うら技わざの使用しよう未み使用しように関かかわらず前作ぜんさくのアレンジとなっている。

開発かいはつ中ちゅうにBGMが製作せいさくされる以前いぜんは、仮かり曲きょくとして『バーニングフォース』（1989年ねん）のBGMとSEが鳴なっていた[8]。

2006年ねん12月、アーケード版はん太鼓たいこの達人たつじん9にSTAGE 1の水没すいぼつ都市としのBGMが収録しゅうろくされた。アーケード版ばんはアップデートによる収録しゅうろく曲きょくの入いれ替かわりに伴ともない収録しゅうろくから外はずれたが、後のちにいくつかの家庭かてい用よう版はん作品さくひんに収録しゅうろくされている。

サウンドトラック
  • 『細江ほそえ慎まき治おさむ WORKS VOL.3　ドラゴンセイバー』
  • 『ナムコ ゲーム サウンド エクスプレス Vol.4 ドラゴンセイバー』

スタッフ[編集へんしゅう]

アーケード版ばん
  • プロデューサー：ASINAGA BUCHO、YOKO BOSS
  • ゲーム・デザイナー：根来ねごろ司つかさ、O!SUGI
  • プログラマー："ALL OR NOT"NISHIMAKI、"SHIOHIGALER"ITO
  • サウンド：細江ほそえ慎まき治おさむ
  • グラフィック・デザイナー：T.ISIKAWA、KIM045、H.MIYASIMA、SHIGEMARU、MA.HA.HO、TEJIMA、NAKAMURA、WAGATUMA、YOSINAMI、YANAGIHARA
PCエンジン版ばん
  • プロデュース：MAC、HARO 7000
  • プログラム：MIMI
  • グラフィック：BOB、MARK 2、RAIRU（守谷もりや勝まさる）、DAIYA（吉田よしだ卓史たかし）
  • サウンド：NOBI（坂田さかた圭けい司し）
  • スペシャル・サンクス：M.T.、PORITAN（おおほりはるお）、SAKUSAKU KOYA、BACCHUS HAL、PSYCHIC

評価ひょうか[編集へんしゅう]

評価ひょうか
レビュー結果けっか
媒体ばいたい結果けっか
オールゲーム3.5/5stars (AC)[9]
3.5/5stars (PCE)[10]
Computer and Video Games72% (PCE)[10]
ファミ通ふぁみつう22/40点てん (PCE)[11]
月刊げっかんPCエンジン78/100点てん (PCE)
マル勝しょうPCエンジン31/40点てん (PCE)
PC Engine FAN21.15/30点てん (PCE)[4]
（総合そうごう238位い）
受賞じゅしょう
媒体ばいたい受賞じゅしょう
第だい5回かいゲーメスト大賞たいしょう大賞たいしょう 2位い[2]
ベストシューティング賞しょう 2位い[2]
ベスト演出えんしゅつ賞しょう 7位い[2]
ベストグラフィック賞しょう 9位い[2]
ベストVGM賞しょう 2位い[2]
プレイヤー人気にんき 4位い[2]
年間ねんかんヒットゲーム 6位い[2]
編集へんしゅう部ぶ特別とくべつ賞しょう
アーケード版ばん

ゲーム誌し『ゲーメスト』誌上しじょうで行おこなわれていた「第だい5回かいゲーメスト大賞たいしょう」（1991年度ねんど）において、読者どくしゃ投票とうひょうにより大賞たいしょう2位い並ならびに編集へんしゅう部ぶ特別とくべつ賞しょうを獲得かくとくしている。その他たに、ベストシューティング賞しょうで2位い、ベスト演出えんしゅつ賞しょうで7位い、ベストグラフィック賞しょうで9位い、ベストVGM賞しょうで2位い、プレイヤー人気にんきで4位い、年間ねんかんヒットゲームで6位い、ベストキャラクター賞しょうではシリアが11位い、アーリア神しんが19位いを獲得かくとくした[2]。

PCエンジン版ばん

ゲーム誌し『ファミコン通信つうしん』の「クロスレビュー」では合計ごうけい22点てん[11]、『月刊げっかんPCエンジン』では80・85・70・80・75の平均へいきん78点てん（満まん100点てん）、『マル勝しょうPCエンジン』では8・7・8・8の合計ごうけい31点てん（満まん40点てん）、『PC Engine FAN』の読者どくしゃ投票とうひょうによる「ゲーム通信つうしん簿ぼ」での評価ひょうかは以下いかの通とおりとなっており、21.15点てん（満まん30点てん）となっている[4]。また、この得点とくてんはPCエンジン全ぜんソフトの中なかで238位い（485本ほん中ちゅう、1993年ねん時点じてん）となっている[4]。

項目こうもく キャラクタ 音楽おんがく 操作性そうさせいわる 熱中ねっちゅう度ど お買かい得度とくど オリジナリティ 総合そうごう
得点とくてん 3.63 3.53 3.64 3.58 3.45 3.33 21.15

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ a b ドラスピ同様どうよう、厳密げんみつには人間にんげんが前述ぜんじゅつした「女神めがみより授さずかった“竜りゅうの力ちから”を与あたえる剣けん」によってドラゴンに変身へんしんした姿すがた。人間にんげんの姿すがたはゲーム本編ほんぺんではオープニングやゲーム開始かいしデモで少すこしだけ確認かくにんできる。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ “石川いしかわ達也たつや公式こうしきプロフィールページ”. 2024年ねん4月がつ24日にち閲覧えつらん。
  2. ^ a b c d e f g h i 「ゲーメスト大賞たいしょう11年ねん史し」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年ねんの歴史れきし』第だい5巻かん第だい4号ごう、新声社しんせいしや、1998年ねん1月がつ17日にち、16 - 17頁ぺーじ、ISBN 9784881994290。 
  3. ^ a b 「ナムコ「ドラゴンスピリット」の続編ぞくへん 攻撃こうげき能力のうりょくアップ “システムII”第だい10弾だん「ドラゴンセイバー」」『ゲームマシン』第だい394号ごう（アミューズメント通信つうしん社しゃ）、1990年ねん12月15日にち、18面めん。オリジナルの2020年ねん1月がつ31日にち時点じてんにおけるアーカイブ。
  4. ^ a b c d 「10月がつ号ごう特別とくべつ付録ふろく PCエンジンオールカタログ'93」『PC Engine FAN』第だい6巻かん第だい10号ごう、徳間書店とくましょてん、1993年ねん10月がつ1日にち、87頁ぺーじ。 
  5. ^ “Switch/PS4『アケアカ ドラゴンセイバー』が7月がつ14日にち配信はいしん。多彩たさいな種類しゅるいのドラゴンを操作そうさしてバイオモンスターを駆逐くちくしていく縦たてスクロールシューティング” (日本語にほんご). ファミ通ふぁみつう.com. KADOKAWA (2022年ねん7月がつ13日にち). 2022年ねん7月がつ14日にち閲覧えつらん。
  6. ^ maru (2022年ねん7月がつ13日にち). “PS4/Switch「アーケードアーカイブス ドラゴンセイバー」7月がつ14日にちに配信はいしん。ドラゴンを操作そうさする縦たてスクロールシューティングゲーム” (日本語にほんご). 4Gamer.net. Aetas. 2022年ねん7月がつ14日にち閲覧えつらん。
  7. ^ Gamer編集へんしゅう部ぶ (2022年ねん7月がつ13日にち). “PS4/Switch「アーケードアーカイブス ドラゴンセイバー」が7月がつ14日にちに配信はいしん！ドラゴンを操作そうさして戦たたかう縦たてスクロールSTG” (日本語にほんご). Gamer. ixll. 2022年ねん7月がつ14日にち閲覧えつらん。
  8. ^ ナムコ ゲーム サウンド エクスプレス Vol.4 ドラゴンセイバー ブックレット内ないの記述きじゅつ。
  9. ^ “Dragon Saber: After Story of Dragon Spirit for Arcade (1990)” (英語えいご). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年ねん4月がつ15日にち閲覧えつらん。
  10. ^ a b “Dragon Saber: After Story of Dragon Spirit for TurboGrafx-16 (1991)” (英語えいご). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年ねん4月がつ15日にち閲覧えつらん。
  11. ^ a b “ドラゴンセイバー まとめ ［PCエンジン］” (日本語にほんご). ファミ通ふぁみつう.com. KADOKAWA CORPORATION. 2015年ねん10月がつ25日にち閲覧えつらん。

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ゲームソフトならびケースに"namcot"と表記ひょうきされているパソコン、ゲーム機種きしゅのみ。
関連かんれん会社かいしゃは、ナムコットから発売はつばいされたゲーム作品さくひんの開発かいはつに携たずさわったゲーム会社かいしゃを表記ひょうき。
ナンバリングされて発売はつばいされた作品さくひんには、ゲームタイトルの前まえに二に桁けたの数字すうじを表記ひょうき。

「バンダイナムコエンターテインメント発売はつばいのゲームタイトル一覧いちらん#ナムコ（旧きゅう社しゃ）時代じだいの作品さくひん一覧いちらん」、「バンダイナムコエンターテインメント発売はつばいのゲームタイトル一覧いちらん#ナムコレーベル」、および「アーケードゲームのタイトル一覧いちらん (バンダイナムコ)」も参照さんしょう
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