ホンダ・ライフ

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ホンダ・ライフ
6代目だいめスポーツ
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
中華人民共和国の旗 中国ちゅうごく
販売はんばい期間きかん 1971ねん - 1974ねん初代しょだい
1997ねん - 2014ねん(2代目だいめ - 5代目だいめ
2020ねん - (6代目だいめ
ボディ
ボディタイプ 2/4ドアファストバックセダン初代しょだい
3ドアハッチバック(初代しょだい)
5ドアけいトールワゴン(2代目だいめ-5代目だいめ
5ドアハッチバック(6代目だいめ
駆動くどう方式ほうしき FFぜん世代せだい共通きょうつう)/4WD(3代目だいめ-5代目だいめ
系譜けいふ
先代せんだい ホンダ・N360
後継こうけい ホンダ・N-WGN
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ライフLIFE)は、かつて本田技研工業ほんだぎけんこうぎょう生産せいさん販売はんばいおこなっていた軽自動車けいじどうしゃ、および現在げんざい中国ちゅうごく市場いちばけに製造せいぞう販売はんばいしているハッチバックかた自動車じどうしゃ商標しょうひょうである。

概要がいよう[編集へんしゅう]

1970年代ねんだい生産せいさんされた初代しょだいは4ドアとバックドア(ハッチバック機構きこうつショートカムバックかたの2ドアワゴン / バン設定せっていがあり、おなプラットフォーム使つか派生はせい車種しゃしゅとして、セミキャブオーバーかたバンのライフステップバンピックアップトラックライフピックアップがあった。よこきエンジン + 前輪ぜんりん駆動くどうのレイアウトは、前作ぜんさくの「N360」や「Z」と同様どうようであるが、エンジンは空冷くうれいから水冷すいれい変更へんこうされた。

初代しょだい生産せいさん終了しゅうりょう以降いこう「ライフ」のぐモデルはなかったが、ながいブランクを1997ねん発表はっぴょうされたけいトールワゴンとしてライフは復活ふっかつした。2代目だいめ以降いこうのモデルは八千代工業やちよこうぎょう製造せいぞうされ、その2代目だいめはボディ形状けいじょうから「ステップバンの再来さいらい」などとわれた。

1997ねんけいトールワゴンとして復活ふっかつして以来いらいながらくホンダにおける軽自動車けいじどうしゃ中心ちゅうしんとしてモデルチェンジかえしながらも生産せいさん販売はんばいつづけられた。しかしN-BOX中心ちゅうしんとする「Nシリーズ」の展開てんかい、そしてN-WGN生産せいさん開始かいしに、2014ねん4がつ生産せいさん販売はんばい終了しゅうりょうした。

初代しょだい SA/WA/VAがた(1971ねん - 1974ねん[編集へんしゅう]

ホンダ・ライフ(初代しょだい
SA/WA/VAがた
バン デラックス
4ドアセダン GR(リア)
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 1971ねん - 1974ねん
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 4にん
ボディタイプ 2ドア/4ドアファストバックセダン
3ドアハッチバックワゴン/バン
駆動くどう方式ほうしき FF
パワートレイン
エンジン EAがた:バランスシャフトづけ4サイクル 水冷すいれい 360cc ちょく2 SOHC
変速へんそく 4そくMT/5そくMT/3そくAT
サスペンション
まえ マクファーソンストラット
のち 車軸しゃじくしき
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,080mm
全長ぜんちょう 2,995mm
全幅ぜんぷく 1,295mm
ぜんこう 1,340mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 510kg
系譜けいふ
先代せんだい ホンダ・N360
後継こうけい ホンダ・トゥデイ初代しょだい
販売はんばい開始かいしまで11年間ねんかん空白くうはく期間きかんあり
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エンジンとトランスミッション直列ちょくれつよこきした、いわゆるジアコーザしきレイアウトを採用さいよう[注釈ちゅうしゃく 1]。エンジンもN360と同様どうよう直列ちょくれつ2気筒きとうながら、空冷くうれいから水冷すいれいEAがたへと変更へんこうされたことで、あぶらしゅう暖房だんぼう能力のうりょく不足ふそく解消かいしょうされ、快適かいてきせい大幅おおはば向上こうじょうした。翌年よくねん発表はっぴょうされたシビックとの共通きょうつうてんおおく、そののホンダせい乗用車じょうようしゃ基礎きそ確立かくりつされた時期じきのモデルでもある。また日本にっぽん最初さいしょにエンジンにタイミングベルト採用さいようした自動車じどうしゃでもある。

販売はんばい期間きかんが4ねん未満みまんみじかいが、初代しょだいシビックの世界せかいてきなヒットにより乗用車じょうようしゃ工場こうじょうをシビックの生産せいさん傾注けいちゅうさせるため、ライフの生産せいさん決断けつだんがなされたためであった。また軽自動車けいじどうしゃへの車検しゃけん義務ぎむ保安ほあん基準きじゅんあたらしくなったことにより、小型こがた乗用車じょうようしゃとの価格かかくちぢまり価格かかくてきなメリットがうすれ、けい乗用車じょうようしゃ市場いちば縮小しゅくしょうしていたという側面そくめんもあった。シビックのさい廉価れんかグレードが40まんえん前半ぜんはんであったのにたいし、ライフは最終さいしゅうてきにはもっとやすいグレードでさえ35まんえんえるようになっていた。これにくわ生産せいさんめんについても製造せいぞう原価げんか両者りょうしゃはほとんどおなじであったことが、製造せいぞう中止ちゅうしがねになったという[1]

4サイクル直列ちょくれつ2気筒きとうエンジンにいち振動しんどうバランサーシャフトというわせは、中村なかむら良夫よしお東急とうきゅうくろがね工業こうぎょう時代じだい特許とっきょったものであり、ライフ発売はつばい他社たしゃからも同様どうようのエンジンを搭載とうさいしたけい乗用車じょうようしゃ販売はんばいされた。

年表ねんぴょう[編集へんしゅう]

  • 1971ねん昭和しょうわ46ねん
    • 6月1にち - NIII 360の後継こうけいしゃとして登場とうじょうしん設計せっけい直列ちょくれつ2気筒きとうエンジンを搭載とうさいし、それまでのホンダの軽自動車けいじどうしゃくらべ、ファミリーカーとして快適かいてきせい向上こうじょうさせていた。また、ホンダ軽自動車けいじどうしゃはつの4ドアの採用さいようでもあった[2]
    • 9月6にち - ライトバンモデルを追加ついか
    • 10月25にち - 3ドアハッチバックタイプの「ワゴン」を追加ついか
  • 1972ねん昭和しょうわ47ねん
    • 5月1にち - ツインキャブ仕様しようエンジンを搭載とうさいした「ツーリング」を追加ついか
    • 9がつ20日はつか - ライフステップバンを発売はつばいし、現在げんざいけいトールワゴンと同様どうようのパッケージングを具現ぐげんした。
  • 1973ねん昭和しょうわ48ねん)8がつ21にち - ライフピックアップを発売はつばいした。
  • 1974ねん昭和しょうわ49ねん)10がつ[3] - 前述ぜんじゅつ理由りゆうからZ、ライフステップバン、ライフピックアップとともに製造せいぞう販売はんばい終了しゅうりょう[注釈ちゅうしゃく 2]。これにより、1988ねん昭和しょうわ63ねん)3がつトゥデイ(3ドアセダン)発売はつばいまでの13ねん5かげつあいだ、ホンダはけい乗用車じょうようしゃ販売はんばい一旦いったん休止きゅうしする。その、ホンダの小型こがた乗用車じょうようしゃレンジは、しばらくのあいだシビックがになっていたが、シビック自体じたいがモデルチェンジのたび大型おおがたしていたこと、地方ちほうディーラーからのラインナップ拡充かくじゅう要望ようぼう、さらにけい乗用車じょうようしゃ事業じぎょうからの撤退てったいいたり、この3つの理由りゆうから1981ねん昭和しょうわ56ねん)にシティ発売はつばいし、空前くうぜんだいヒットとなる。販売はんばい終了しゅうりょう前月ぜんげつまでの新車しんしゃ登録とうろく台数だいすう累計るいけい35まん8,020だい[4]

2代目だいめ JA4がた(1997ねん - 1998ねん[編集へんしゅう]

ホンダ・ライフ(2代目だいめ
JA4がた
フロント
リア
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 1997ねん - 1998ねん
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 4にん
ボディタイプ 5ドア けいトールワゴン
駆動くどう方式ほうしき FF
パワートレイン
エンジン E07Aがた:660cc ちょく3 SOHC
変速へんそく 3そくAT/5そくMT
サスペンション
まえ マクファーソンしき
のち 車軸しゃじくしき
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,330mm
全長ぜんちょう 3,295mm
全幅ぜんぷく 1,395mm
ぜんこう 1,575-1,635mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 750-770kg
系譜けいふ
先代せんだい トゥデイ(2代目だいめ
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2代目だいめトゥデイの基本きほんコンポーネント流用りゅうようし、それまでのけいボンネットバンからおおきくわったけいトールワゴンとして登場とうじょう。パワートレイン、シャシ内装ないそう(インパネ)などはトゥデイとほぼ同一どういつである。軽自動車けいじどうしゃほう改正かいせい直前ちょくぜん発売はつばいされた影響えいきょうもあり、このだいやく1ねんはんしか生産せいさんされていない。生産せいさん台数だいすうは35まん8,020だい[5]

エンジンはE07Aがたのみで、トランスミッションは5そくMTと、トゥデイのギア見直みなおした3そくATわせられた。

装備そうび充実じゅうじつはかられ、運転うんてんせきSRSエアバッグ熱線ねっせん吸収きゅうしゅうUVカットガラス、抗菌こうきんステアリングとう標準ひょうじゅん装備そうびされ、ABS全車ぜんしゃにオプション設定せっていされた。グレード体系たいけいは「B」・「G」・「T」の3グレード。

年表ねんぴょう[編集へんしゅう]

  • 1997ねん平成へいせい9ねん
    • 4がつ18にち - 「ライフ」の名称めいしょう復活ふっかつさせる(発売はつばいは4がつ27にち)。
    • 12月15にち - 廉価れんかグレードの「B」をベースに装備そうび充実じゅうじつさせた特別とくべつ仕様しようしゃ「スーパーセレクト」を発表はっぴょう発売はつばい1998ねん1がつ4にち)。
  • 1998ねん平成へいせい10ねん
    • 9月[6] - 生産せいさん終了しゅうりょう在庫ざいこ対応たいおうぶんのみの販売はんばいとなる。
    • 10月 - しん規格きかく対応たいおうした3代目だいめわって販売はんばい終了しゅうりょう

3代目だいめ JB1/2/3/4がた(1998ねん - 2003ねん[編集へんしゅう]

ホンダ・ライフ(3代目だいめ
JB1/2/3/4がた
前期ぜんきがた(1998ねん10がつ-2001ねん5がつ
前期ぜんきがた(リア)
後期こうきがた(2001ねん5がつ–2003ねん9がつ
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 1998ねん - 2003ねん
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 4にん
ボディタイプ 5ドア けいトールワゴン
駆動くどう方式ほうしき FF / 4WD
パワートレイン
エンジン E07Zがた:660cc ちょく3 SOHC
変速へんそく 3そくAT/5そくMT
サスペンション
まえ マクファーソンしき
のち FF:車軸しゃじくしき
4WD:ド・ディオンしき
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,360mm
全長ぜんちょう 3,395mm
全幅ぜんぷく 1,475mm
ぜんこう 1,605-1,610mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 800-880kg
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「K・ムーバー」シリーズのひとつとして登場とうじょう同年どうねん10がつ1にち軽自動車けいじどうしゃ規格きかく改正かいせいともない、ボディサイズが全長ぜんちょう3,395mm、全幅ぜんはば1,475mmに拡大かくだいされ、衝突しょうとつ安全あんぜん性能せいのう向上こうじょうはかられた。わせて、助手じょしゅせきSRSエアバッグも標準ひょうじゅん装備そうびされた。

エンジンは車体しゃたい大型おおがた対応たいおうし、E07AからE07Zに変更へんこうてい回転かいてんいきのトルクをやく20%向上こうじょうさせながらLEV(レブ)仕様しようとなった。トランスミッションも基本きほんてきに2代目だいめ踏襲とうしゅうした5そくMTと3そくATで、ATしゃではコラムシフト採用さいようされた。あらたに4WD全車ぜんしゃ設定せっていされた。

オーディオスペースが2DINサイズに拡大かくだいされるまえには、オプションでコンソールボックスが用意よういされていたが、先代せんだいは2DINサイズであったものが、このモデルでは1DINサイズに変更へんこうされた。

「ライキー」というタヌキのようなキャラクターが存在そんざいし、カタログとう登場とうじょうした。

年表ねんぴょう[編集へんしゅう]

  • 1998ねん平成へいせい10ねん)10がつ8にち - フルモデルチェンジを発表はっぴょう発売はつばいよく10月9にち)。
  • 1999ねん平成へいせい11ねん)12月16にち - 「G」をベースとした特別とくべつ仕様しようしゃ「メヌエット」を発売はつばい
  • 2000ねん平成へいせい12ねん
    • 5月15にち - 従来じゅうらい上級じょうきゅうグレード「T」にわり、AM/FMチューナーづけCDプレイヤー、オートエアコン、プライバシーガラス(リアドア・テールゲート)、ボディ同色どうしょく電動でんどうリモコンドアミラー・ドアハンドルなどを装備そうびし、快適かいてき性能せいのう充実じゅうじつした「L」を追加ついか
    • 10月19にち - 「G」をベースとした特別とくべつ仕様しようしゃ「セレクト」を発売はつばい
    • 12月20にち - ターボエンジンを搭載とうさいした派生はせいモデル「ダンク(Dunk)」を追加ついか
    ノンターボしゃからの変更へんこうてんとして、メカニズムめんではターボエンジンの搭載とうさい、トランスミッションのハイギヤ専用せんようスポーツサスペンション、前後ぜんごスタビライザーの装備そうび(FFしゃ)、大型おおがたベンチレーテッドディスクブレーキの搭載とうさい、EBDきABSの標準ひょうじゅん装備そうびなどがげられる。
    外装がいそう専用せんようのデザインがあたえられ、4とうしきマルチリフレクターヘッドライトの装備そうびやテールランプのデザイン変更へんこうおこなわれた[注釈ちゅうしゃく 3]。インテリアはブラックを基調きちょうとした配色はいしょく変更へんこうされ、ブラック×シルバーの専用せんようシート、透過とうかしきメーターの搭載とうさい、タコメーターの標準ひょうじゅん装備そうび、オーディオスペースの2DIN、センターパネルのデザイン変更へんこうなどがおこなわれた。
  • 2001ねん平成へいせい13ねん
    • 5月24にち - マイナーチェンジ。フロントデザインや装備そうび変更へんこうし、ヘッドライトは2とうしきマルチリフレクターになった。また、、ぜんタイプで「ゆうてい排出はいしゅつガス」認定にんてい取得しゅとくするとともに、燃費ねんぴ性能せいのう向上こうじょうされた。同時どうじ特別とくべつ仕様しようしゃとして発売はつばいしていた「メヌエット」がカタロググレードにくわえられた。
    • 11月15にち - 「ダンク」の特別とくべつ仕様しようしゃとして「TSスペシャル」「TRスペシャル」を追加ついか
    • 12月13にち - 「メヌエット」をベースとした特別とくべつ仕様しようしゃ「メヌエットDX」を発売はつばい
  • 2002ねん平成へいせい14ねん
    • 1がつ24にち - 「G」をベースとした特別とくべつ仕様しようしゃ「トピック」を発売はつばい。ボディカラーも専用せんようしょくくわえた8しょく設定せっていされた。
    • 8がつ22にち - 「ライフ」「ダンク」ともにマイナーチェンジ。「ライフ」は「メヌエット」「G」は装備そうび変更へんこう価格かかく変更へんこうがされたほか、「L」もAM/FMチューナーづけMD/CDプレイヤーを装備そうびした。また、ボディカラーは「トピック」の専用せんようしょくだったものをふくむ3しょく追加ついかし、10しょくとなった。「ダンク」はしんグレードの「ディーバ(Diva)」を追加ついかしたほか、通常つうじょうグレードで装備そうび変更へんこうやボディカラーの追加ついかおこなわれる。
    • 12月5にち - 「G」をベースとした特別とくべつ仕様しようしゃ「スーパートピック」を発売はつばい
  • 2003ねん平成へいせい15ねん
    • 5月15にち - 「スーパートピック」をベースに装備そうびしんボディカラーをくわえた特別とくべつ仕様しようしゃ「スーパートピックCD」を発売はつばい
    • 8がつ[7] - 生産せいさん終了しゅうりょう在庫ざいこ対応たいおうぶんのみの販売はんばいとなる。
    • 9月 - 4代目だいめとバトンタッチして販売はんばい終了しゅうりょう

4代目だいめ JB5/6/7/8がた(2003ねん - 2008ねん[編集へんしゅう]

ホンダ・ライフ(4代目だいめ
JB5/6/7/8がた
前期ぜんきがた(2003ねん9がつ - 2005ねん10がつ
前期ぜんきがたリア
後期こうきがた(2006ねん9がつ - 2008ねん11月)
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 2003ねん9月 - 2008ねん11月
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 4にん
ボディタイプ 5ドア けいトールワゴン
駆動くどう方式ほうしき FF / 4WD
パワートレイン
エンジン P07Aがた:660cc ちょく3 SOHC
変速へんそく 4そくAT
サスペンション
まえ マクファーソンしき
のち FF:車軸しゃじくしき
4WD:ド・ディオンしき
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,420mm
全長ぜんちょう 3,395mm
全幅ぜんぷく 1,475mm
ぜんこう 1,575-1,595mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 840-950kg
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開発かいはつコンセプトは「ハートフルテクノロジー」。おも女性じょせいをターゲットに開発かいはつされ、広告こうこく展開てんかいされた。

「Hondaメイドのおいしいデザイン」をテーマとするまるみをびたワンモーションフォルムとなり、ボクシーな先代せんだい先々さきざきだいとは印象いんしょうことなるスタイルになった。ぜんこうけいトールワゴンとしてはひくい1,575mm(4WDしゃは1,595mm)におさえられ、先代せんだい途中とちゅうからオプション設定せっていとなっていたルーフレールや手回てまわしのウィンドウ、手動しゅどうドアロック、アクセサリーソケットレスといった営業えいぎょうしゃけいのグレードは廃止はいしされた。また当初とうしょはEBDづけABSも標準ひょうじゅん装備そうびとされるなど、安全あんぜんめんにも配慮はいりょされた。

エンジンはしん開発かいはつP07Aがた搭載とうさいされ、先代せんだいおなじくNAとターボの2種類しゅるい設定せっていされた。トランスミッションはMTが廃止はいしされてATのみとなり、変速へんそくすうは3そくから4そくとなった。サスペンション形式けいしきはストラット/トーションビームのわせでわらないが、あらたにHかたち(カップルドビーム)トーションビームを開発かいはつ先代せんだいまでのアクスルビームしきトーションビームとの比較ひかく剛性ごうせいたかめている[8]

価格かかくめんよりもはしりやインテリアなどの質感しつかん重視じゅうしされた。どの方向ほうこうからでもにぎりやすく、アイスクリームスプーンひとしをイメージしたとわれるまるがたのドアハンドルを装備そうびし、ボディカラーもアイスクリームをイメージした「バニラクレム」「マッチャクレム」「カラメルクレム」がしん開発かいはつされた。先代せんだいのコラムシフトにわり、ぜんグレードに当時とうじ軽自動車けいじどうしゃではまだめずらしかったインパネシフトが採用さいようされた[注釈ちゅうしゃく 4]

スピードメーターのよこ設置せっちされた機能きのう表示ひょうじディスプレイには「今日きょうはこどもの」「今日きょう七夕たなばた」といった祝祭日しゅくさいじつのほか、大晦日おおみそかには「今年ことしもお世話せわになりました」、元旦がんたんには「A Happy New Year!!」など、その時々ときどきわせたメッセージとドット表示ひょうじする機能きのう搭載とうさいされている。また「納車のうしゃ記念きねん」「結婚けっこん記念きねん」「誕生たんじょうとう記念きねんや、運転うんてん免許めんきょ任意にんい保険ほけん更新こうしん車検しゃけん時期じきちかづいたさいにも、オーナーにわせた情報じょうほう表示ひょうじされる。

おもわか女性じょせいそうをターゲットに想定そうていしていたが、走行そうこうせいなどにおいては重厚じゅうこうかんしており、現在げんざいでも評価ひょうかたかい。オートカー・ジャパン軽自動車けいじどうしゃ対決たいけつテストでは2となった。

発表はっぴょうのグレード体系たいけいは「C」・「F」・「D」およかくグレードのターボ仕様しよう(「Cターボ」・「Fターボ」・「Dターボ」)の6グレードで、3代目だいめ設定せっていされていたターボエンジン搭載とうさい派生はせいモデル「ダンク」はライフのターボ仕様しよう吸収きゅうしゅうされるかたち廃止はいしされた。

2004ねん12月に発売はつばいされた、ダンクの後継こうけいにあたるスポーティばん特別とくべつ仕様しようしゃ「ディーバ」が人気にんきはくしたため、のちの一部いちぶ改良かいりょうにカタロググレードに昇格しょうかくされ、専用せんようデザインのバンパーがあたえられた。同時どうじに、「Dターボ」は「ディーバ」のターボ仕様しように、2006ねん9がつのマイナーチェンジに「D」は「ディーバ」の自然しぜん吸気きゅうきエンジン仕様しようにそれぞれ統合とうごうされた。

年表ねんぴょう[編集へんしゅう]

  • 2003ねん平成へいせい15ねん)9がつ4にち - フルモデルチェンジを発表はっぴょう(NAしゃ発売はつばいは9月5にち、ターボしゃ発売はつばいは10月6にち)。月間げっかん目標もくひょう販売はんばい台数だいすうは15,000だい
  • 2004ねん平成へいせい16ねん
    • 1がつ20日はつか - 「だい19かいカーセンサー Uカー・オブ・ザ・イヤー」軽自動車けいじどうしゃ部門ぶもん特別とくべつしょう受賞じゅしょう[9]
    • 4がつ22にち - 「F」「Fターボ」をベースとした特別とくべつ仕様しようしゃ「F・エアロプレミアム」を発売はつばい
    • 10月14にち - 一部いちぶ改良かいりょう。「F」はインテリアカラーにグレーを追加ついかし、「D」で採用さいようしていたフロントベンチシートもわせて設定せっていされた。「D」はあらたにフルオートエアコンを標準ひょうじゅん装備そうびした。また、同年どうねん4がつ発売はつばいされた特別とくべつ仕様しようしゃ「F・エアロプレミアム」は従来じゅうらい標準ひょうじゅん装備そうびしていたディスチャージヘッドライトとAM/FMチューナーづけMD/CDプレーヤーをメーカーオプションに変更へんこうしたことで価格かかくを8まんえん値下ねさげした。ボディカラーはブルーけいとパールホワイトけいえをおこなった。燃費ねんぴ性能せいのう向上こうじょうしたため、「Cターボ」・「Fターボ」のFFしゃも「平成へいせい22年度ねんど燃費ねんぴ基準きじゅん+5%」を達成たっせいした。
    • 12月24にち - 「F」・「Fターボ」をベースに、エアロパーツ、スモークタイプのリアコンビランプ、専用せんようしょくの14インチアルミホイール、ハーフシェイド・フロントウィンドウ、マイクロアンテナを装備そうびしつつ、オーディオレス仕様しようとした特別とくべつ仕様しようしゃ「ディーバ(DIVA)」を発売はつばいした。なお、「ディーバ」のは、3代目だいめ派生はせいしゃ「ライフダンク」のマイナーチェンジにともな追加ついか以来いらい復活ふっかつとなり、「ライフ」としてははじめて設定せっていされる。ボディカラーには専用せんようしょく設定せっていした。
  • 2005ねん平成へいせい17ねん
    • 2がつ3にち - 「C」をベースに、プライバシーガラスを装備そうびし、オーディオレス仕様しようとした特別とくべつ仕様しようしゃ「C・スタイル」を発表はっぴょうした(発売はつばいよく2がつ4にち)。同時どうじに「F・エアロプレミアム」を廃止はいし
    • 4がつ - 仕様しよう変更へんこう。ボディカラーの一部いちぶ廃止はいしし12しょくから10しょく展開てんかいとなった。
    • 8がつ25にち - 「F」をベースに、13インチアルミホイールを装備そうびし、オーディオレス仕様しようとした特別とくべつ仕様しようしゃ「F・スタイル」を発売はつばいした。
    • 10月21にち - 一部いちぶ改良かいりょうおこなった。
    2004ねん12月に発売はつばいした特別とくべつ仕様しようしゃ「ディーバ(DIVA)」が好評こうひょうたため、カタロググレードに昇格しょうかくした。あらたに専用せんようフロントグリル、スモークドメッキ・ヘッドライトガーニッシュ、専用せんようしょく14インチアルミホイールなどを採用さいようした。
    既存きそんグレードのターボしゃを「Fターボ」にしぼり、グレード構成こうせい見直みなおした。また、ぜんグレードにサイドターンランプ、ハイマウント・ストップランプ、レベリング機構きこうづけヘッドライトを標準ひょうじゅん装備そうびし、「C」をのぞぜんグレードにメカニカルキー内蔵ないぞうの「Hondaスマートキーシステム」をメーカーオプションに追加ついかした。また、FFしゃぜんグレード「平成へいせい17ねん基準きじゅん排出はいしゅつガス75%低減ていげんレベル(☆☆☆☆)」認定にんてい取得しゅとくした。
    ボディカラーは先代せんだいにも設定せっていされていた「トルマリンブルー・メタリック」をふくめた3しょくと、「ディーバ」専用せんようしょくとして2しょく追加ついかした。
    同時どうじに「F」をベースに、エアクリーンフィルターつきフルオートエアコン、ハーフシェイド・フロントウィンドゥ、キーレスエントリーいち体型たいけいキーを装備そうびした特別とくべつ仕様しようしゃ「ハッピーエディション」を設定せっていした。
  • 2006ねん平成へいせい18ねん)9がつ28にち - マイナーチェンジをおこなった。
あらたにバック駐車ちゅうしゃにステアリング操作そうさ支援しえんする「Hondaスマートパーキングアシスト・システム音声おんせい案内あんないのみの簡易かんいタイプ)」を「ハッピーエディション」・「Fターボ」・「ディーバ」・「ディーバターボ」のかくFFしゃにメーカーオプション設定せっていした。また、「F」と「ディーバ」にはセキュリティアラーム、アレルフリー高性能こうせいのう脱臭だっしゅうフィルター、キーレスエントリーいち体型たいけいキー2ほんあらたに標準ひょうじゅん装備そうびした。
エクステリアはフロントバンパー、ヘッドライト、リアコンビランプ、ドアハンドルなどのデザインを一新いっしんした。「ディーバ」はエアロフォルムバンパーのデザインを変更へんこうし、ドアミラーウィンカーを採用さいようした。「ディーバターボ」にはさらにフロントフォグライトも装備そうびされた。同時どうじに「D」は「ディーバ」に統合とうごうされるかたち廃止はいしされた。
なお、前期ぜんきがたでは中央ちゅうおうにあったフロントのナンバープレートの位置いちみぎにオフセットされた。また「LIFE」のロゴ表記ひょうきは4代目だいめで「LiFE」とされたが、今回こんかい改良かいりょうで2代目だいめ以来いらいとなる「Life」に変更へんこうされ、リアのエンブレム位置いち前期ぜんきがた右側みぎがわから左側ひだりがわ移動いどうした。「ディーバ」は「Life」ではなく「Diva」のエンブレムのみが装着そうちゃくされた。
同時どうじに、2005ねん10がつ発売はつばい特別とくべつ仕様しようしゃ「ハッピーエディション」はベースしゃ仕様しよう変更へんこうともない、特別とくべつ装備そうびひんをフルオートエアコンとハーフシェイド・フロントウィンドウに変更へんこうした。さらに、「C」をベースに、EBDづけABS+ブレーキアシストとウォッシャーづけリアワイパー(FFしゃのみ)を搭載とうさいにし、ブラック テールゲートガーニッシュ(FFしゃのみ)を装備そうびした特別とくべつ仕様しようしゃ「トピック」を発表はっぴょうした(発売はつばいは10月5にち)。
  • 2007ねん平成へいせい19ねん
    • 6月7にち - 「DIVA」をベースに、フルオートエアコンとフロントフォグライトを装備そうびした特別とくべつ仕様しようしゃ「スペシャル」と「C」をベースに、EBDづけABS+ブレーキアシスト、プライバシーガラスをはぶわりに、マルチアングルアウタードアハンドル(カラード)を装備そうびした特別とくべつ仕様しようしゃ「スーパートピック」を発売はつばいした。
    • 11月8にち - 「F」をベースに、Hondaスマートキーシステム、フルオートエアコン、AM/FMチューナーづけCDプレーヤー、ハーフシェイド・フロントウィンドウ、ドアミラーウインカーを装備そうびした特別とくべつ仕様しようしゃ「ハッピースペシャル」を発売はつばいした。
    • 12月20にち - 「C」をベースにした特別とくべつ仕様しようしゃ「コンフォートスペシャル」、「ファインスペシャル」を発売はつばいした。りょう者共ものども、AM/FMチューナーづけCDプレーヤー、マルチアングルアウタードアハンドル(カラード)、アレルフリー高性能こうせいのう脱臭だっしゅうフィルターを装備そうびするが、前者ぜんしゃはフルオートエアコンと電動でんどう格納かくのうしきリモコンカラードドアミラーも装備そうびした充実じゅうじつ仕様しようで、後者こうしゃはEBDづけABS+ブレーキアシストをはぶいた仕様しようである。
  • 2008ねん平成へいせい20ねん
    • 10月[10] - 生産せいさん終了しゅうりょう在庫ざいこ対応たいおうぶんのみの販売はんばいとなる。
    • 11月 - 5代目だいめにバトンタッチして販売はんばい終了しゅうりょう

5代目だいめ JC1/2がた(2008ねん - 2014ねん[編集へんしゅう]

ホンダ・ライフ(5代目だいめ
JC1/2がた
前期ぜんきがたGタイプ(2008ねん11月 - 2010ねん11月)
前期ぜんきがたGタイプ(リア)
PASTEL(2008ねん11月 - 2010ねん11月)
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 2008ねん11月 - 2014ねん4がつ
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 4にん
ボディタイプ 5ドア けいトールワゴン
駆動くどう方式ほうしき FF / 4WD
パワートレイン
エンジン P07Aがた:660 cc ちょく3 SOHC
変速へんそく 4そくAT
サスペンション
まえ マクファーソンしき
のち FF:車軸しゃじくしき
4WD:ド・ディオンしき
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,420 mm
全長ぜんちょう 3,395 mm
全幅ぜんぷく 1,475 mm
ぜんこう 1,610-1,630 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 810-940 kg
系譜けいふ
後継こうけい 標準ひょうじゅん仕様しよう:ホンダ・N-WGN
カスタム仕様しよう(DIVA):ホンダ・N-WGN カスタム
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2008ねん平成へいせい20ねん9月18にちに、広報こうほう発表はっぴょうにおいて、エアバッグの容量ようりょう連続れんぞく変化へんかや、排気はいき制御せいぎょにより、たか保護ほご性能せいのうてい衝撃しょうげきせい両立りょうりつした運転うんてんせきよう「i-SRSエアバッグシステム」(連続れんぞく容量ようりょう変化へんかタイプ)を5代目だいめライフから搭載とうさいすることが発表はっぴょうされた[11][12]。10月からティザー広告こうこくはじまり、従来じゅうらいのカジュアルバージョン(事実じじつじょう標準ひょうじゅんグレード)の「G」、スポーティーグレードの「DIVA」にくわえ、ファッションせいたかめたしんグレード「PASTEL(パステル)」がくわわった。

5代目だいめでは「デイリー・スマイル・テクノロジー」のコンセプトのもととく運転うんてんのしやすさに配慮はいりょされている。ほそいフロントピラーサッシュ一体いったいがた大型おおがた三角さんかくまど、フロントワイパー位置いち見直みなおし、アイポイントとウエストラインの最適さいてき、リアクォーターウィンドウの採用さいよう(6ライト)、テールゲートウィンドウの大型おおがたこうせきシートバック形状けいじょう見直みなおし、しきヘッドレスト採用さいよう、など、前方ぜんぽうがわかた後方こうほうすべてにおいて視界しかい見切みきりを改善かいぜんしている。

車両しゃりょう寸法すんぽう全長ぜんちょう全幅ぜんぷく相変あいかわらず軽自動車けいじどうしゃわくいちはいであるが、ぜんこうは1,610mm(FFモデル:先代せんだい+35mm)とたかめに設定せっていされており、室内しつない容積ようせき拡大かくだい貢献こうけんしている。プラットフォーム一新いっしんすることにより、先代せんだいやく40kgの軽量けいりょう実現じつげんした。また、ナンバープレートの位置いちは、先代せんだいのテールゲートじょうから2・3代目だいめ同様どうよう、リアバンパーじょうもどされた。

廉価れんかグレードの「C」をのぞき、軽自動車けいじどうしゃはじめてバックモニターづけオーディオが標準ひょうじゅん装備そうびされ[注釈ちゅうしゃく 5]、これによりHondaスマートパーキングアシスト・システムは音声おんせい案内あんないのみの簡易かんいタイプから、ぜん後進こうしんともにハンドル操作そうさのアシストがおこなわれるようになった(軽自動車けいじどうしゃはつ)。なお、モニター部分ぶぶんはコスト追求ついきゅうめんからPlayStation Portable(PSP-3000よう)のものが流用りゅうようされた[13]

年表ねんぴょう[編集へんしゅう]

  • 2008ねん平成へいせい20ねん)11月6にち - 5代目だいめへのフルモデルチェンジを発表はっぴょうした(発売はつばいよく11がつ7にち)。
  • 2009ねん平成へいせい21ねん
    • 6月4にち - 「PASTEL」、「PASTELターボ」をベースにディスチャージヘッドランプとう装備そうびした特別とくべつ仕様しようしゃ「HIDスペシャル」を発表はっぴょうした(発売はつばいは6がつ11にち)。また、「G」や「PASTEL」の専用せんようしょくのグレードへ拡大かくだい適応てきおうした。
    • 10月1にち - 2009年度ねんどグッドデザインしょう受賞じゅしょう[14]
    • 10月15にち - 一部いちぶ改良かいりょう実施じっし
    NAエンジンのFFしゃおよびターボエンジンの4WDしゃにおいて燃費ねんぴ性能せいのう向上こうじょうし、それぞれ「平成へいせい22年度ねんど燃費ねんぴ基準きじゅん+15%」、「平成へいせい22年度ねんど燃費ねんぴ基準きじゅん」を達成たっせいした。電動でんどうパワーステアリングの改良かいりょうおこない、ステアリング性能せいのう向上こうじょうした。また、「PASTEL」にはハーフシェイド・フロントウィンドウを、「DIVA」にはハーフシェイド・フロントウィンドウ、テールゲートスポイラー、マイクロアンテナを追加ついか装備そうびした。さらに、機能きのう充実じゅうじつしたしんグレードとして、「G」にはフルオートエアコン、アレルフリー高性能こうせいのう脱臭だっしゅうフィルター、運転うんてんせきハイトアジャスター、チルトステアリングなどを装備そうびした「コンフォートセレクト」を、「DIVA/DIVAターボ」には14インチアルミホイール(「DIVA」のみ、「DIVAターボ」は標準ひょうじゅん装備そうび)、ディスチャージヘッドライト、合成ごうせいかわまきステアリングホイールを装備そうびし、バックモニターづけオーディオを装着そうちゃくにした「クールセレクト」を追加ついかした。また、同年どうねん12がつには「G」と「パステル」にボディカラーが追加ついかされた。
  • 2010ねん平成へいせい22ねん
    • 5月17にち - 特別とくべつ仕様しようしゃ「コンフォートスペシャル」および「スペシャル」を発売はつばい
    「コンフォートスペシャル」は「C」をベースに、EBDづけABS+ブレーキアシスト、高熱こうねつせん吸収きゅうしゅう/UVカット機能きのうづけプライバシーガラス(リア・リアクォーター・テールゲート)、カラードドアミラー(手動しゅどうしき)&アウタードアハンドル、フルホイールキャップなどを装備そうびした。
    「スペシャル」は「DIVA」をベースにバックモニターづけオーディオ、Hondaスマートキーシステム、イモビライザー、セキュリティアラーム、ハーフシェイド・フロントウィンドを装備そうびとした。
    • 11月18にち - マイナーチェンジを実施じっし助手じょしゅせきリフトアップシートしゃは12月9にちより発売はつばいした。
    「G」はフロントグリルを刷新さっしんし、ヘッドライトはプロジェクタータイプに変更へんこうした。内装ないそうはシルバーかざりのワイドセンターパネルと常時じょうじ点灯てんとう3メーターを採用さいようし、ウォッシャーづけリアワイパーとフロントセンターアームレストを標準ひょうじゅん装備そうびした。また、「Hondaスマートパーキングアシストシステム」も車速しゃそく設定せってい見直みなおしにより使つかいやすさを向上こうじょうした。
    「DIVA」も「G」同様どうよう改良かいりょうくわえられたが、フロントグリルはクロームメッキ塗装とそう専用せんようデザインに、プロジェクタータイプに変更へんこうしたヘッドランプはディスチャージヘッドランプ(ロービーム、オートレベリング機構きこうづけ)、ワイドセンターパネルはピアノブラック調ちょうとなり、常時じょうじ点灯てんとう3メーターにはブルーイルミネーションが追加ついかされ、差別さべつはかられた。また、ドアミラーウインカーと専用せんようのスポーツシートを標準ひょうじゅん装備そうびした。わせて、前期ぜんきがた装着そうちゃくされていた「Life」ロゴのエンブレムがなくなり、「DIVA」ロゴのエンブレムが右側みぎがわから左側ひだりがわ移動いどうした。「DIVA」ロゴのエンブレムのみを装着そうちゃくするのは4代目だいめ後期こうきがた以来いらいとなる。
    さらに、全車ぜんしゃにリアカメラや照明しょうめいきオーディオリモートコントロールスイッチなどを追加ついか装備そうびし、ディーラーオプションのナビゲーションをもとめやすい価格かかく装着そうちゃくできる「ナビ装着そうちゃくようスペシャルパッケージ」も設定せっていされた。
    なお、今回こんかいのマイナーチェンジにより「PASTEL」は廃止はいし、ターボしゃは「DIVA・ターボ スマートスタイル」のみとなった。
  • 2011ねん平成へいせい23ねん
    • 8がつ22にち - 特別とくべつ仕様しようしゃ「HIDスマートスペシャル」を発売はつばい
    「G」をベースに、上級じょうきゅうグレード「スマートプラス」の装備そうびひんとプロジェクタータイプ ディスチャージヘッドライト(ロービーム、オートレベリング機構きこうづけ)、カラードフロントグリル、ハーフシェイド・フロントウィンドウを装備そうびした。
    • 11月28にち - 特別とくべつ仕様しようしゃ「スマートスペシャル」を発表はっぴょう発売はつばいは12月22にち)。
    「DIVA」をベースに、14インチアルミホイール、フルオート・エアコンディショナー、Hondaスマートキーシステムとう装備そうびするとともに、シフトノブボタン・エアコンアウトレットノブ・インナードアハンドルにクロームメッキをほどこした。
  • 2012ねん平成へいせい24ねん
    • 1がつ26にち - 特別とくべつ仕様しようしゃ「コンフォートスペシャル」を発売はつばい
    「C」をベースに、高熱こうねつせん吸収きゅうしゅう/UVカット機能きのうづけプライバシーガラス(リアドア・リアクォーター・テールゲート)、フルホイールキャップ、EBDづけABS、バニティミラーづけサンバイザー(運転うんてんせき助手じょしゅせき)、全面ぜんめんUVカット機能きのうづけガラス、ダークシルバー塗装とそうフロントグリル、カラードドアミラー、カラードアウタードアハンドル、ドアサッシュブラックアウト[注釈ちゅうしゃく 6]装備そうびした。
    • 6月14にち - 一部いちぶ改良かいりょう実施じっし発売はつばいよく6がつ15にち)。
    かくグレードで装備そうび内容ないよう充実じゅうじつはかられており、「C」は高熱こうねつせん吸収きゅうしゅう/UVカット機能きのうづけプライバシーガラス(リアドア・リアクォーター・テールゲート)、フルホイールキャップ、EBDづけABSなどを、「G」はHondaスマートキーシステム、イモビライザー、セキュリティアラームなどを、「DIVA」は「G」の追加ついか装備そうび内容ないようくわえ、フルオート・エアコンディショナー、ブルーイルミネーション照明しょうめいづけフロントドリンクホルダー、14インチアルミホイールなどをそれぞれ標準ひょうじゅん装備そうびした。
    なお、今回こんかい一部いちぶ改良かいりょうにより、グレード体系たいけいを「C」・「G」・「DIVA」・「DIVA・ターボパッケージ」に整理せいりした。
  • 2013ねん平成へいせい25ねん)10がつ27にち - N-WGN発表はっぴょうともない、2013ねんちゅう製販せいはん終了しゅうりょう発表はっぴょう[15]
  • 2014ねん平成へいせい26ねん)4がつ - 販売はんばい終了しゅうりょう。ここまでの販売はんばい台数だいすう累計るいけい28まん7608だい[16]事実じじつじょう後継こうけいしゃはN-WGN(当面とうめんあいだはライフも併売へいばいされていた)。これにより、ホンダにおけるけいトールワゴンはN-BOX中心ちゅうしんとする「Nシリーズ」のみとなり、ライフは1997ねん復活ふっかつしてから17ねん中断ちゅうだん期間きかんれて43ねん)の歴史れきしまくじた。3代目だいめから5代目だいめ累計るいけい生産せいさん台数だいすうやく173まんだい[17]

6代目だいめ GR1/2/3/4/5/6/7/8/9がた(2020ねん - )[編集へんしゅう]

ホンダ・ライフ(6代目だいめ
GR1/2/3/4/5/6/7/8/9がた
クロスター(フロント)
クロスター(リア)
武漢ぶかんオートショー
概要がいよう
別名べつめい ホンダ・フィット(4代目だいめ
ホンダ・ジャズ (ハッチバック)(5代目だいめ
製造せいぞうこく 中華人民共和国の旗 中国ちゅうごく
販売はんばい期間きかん 2020ねん12月15にち -
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5めい
ボディタイプ 5ドアハッチバック
エンジン位置いち フロント
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,531 mm
全長ぜんちょう 4,111 mm
全幅ぜんぷく 1,725 mm
ぜんこう 1,567 mm
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年表ねんぴょう[編集へんしゅう]

2020ねん10月15にち
中国ちゅうごく武漢ぶかんオートショーにて新型しんがた「LIFE(らいぶく)」を世界せかいはつ公開こうかいをした[18]。ハイブリッドの設定せっていはない[19]。6ねんぶりにくるまめい復活ふっかつした。

くるまめい由来ゆらい[編集へんしゅう]

  • Life:英語えいご生命せいめい生活せいかつ意味いみする。
  • Dunk:英語えいごで『たたむ』、てんじてバスケットボールダンクシュート意味いみ。ホンダでは2014ねんよりスクーターのくるまめいホンダ・ダンク)としてさい使用しようしている。
  • DIVA:ラテン語らてんごで『女神めがみ』の意味いみ
  • PASTEL:画材がざいひとつであるパステルのこと。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ ギアの配置はいちをずらすことによりフィアット特許とっきょ回避かいひしていた。
  2. ^ ただし、新車しんしゃ販売はんばい届出とどけで登録とうろく〉は同年どうねん12がつまでに終了しゅうりょう
  3. ^ のちのマイナーチェンジで、ノンターボしゃもこのデザインとなる。
  4. ^ どう時期じき競合きょうごうしゃワゴンRも3代目だいめへモデルチェンジしているが、こちらは先代せんだいおなじくコラムシフトを継続けいぞく採用さいようした。
  5. ^ のちに標準ひょうじゅん装備そうびからオプションに変更へんこうされた。
  6. ^ ボディがくろ場合ばあいはボディしょく同色どうしょく

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ 三樹みき書房しょぼう『カタログでる 日本にっぽんしゃめずらし物語ものがたり』p.117
  2. ^ ホンダはつの4ドアしゃは1969ねん昭和しょうわ44ねん)4がつ発売はつばい1300
  3. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊しゅうかん日本にっぽん名車めいしゃだい25ごう23ページより。
  4. ^ デアゴスティーニジャパン週刊しゅうかん日本にっぽん名車めいしゃだい25ごう23ページより。
  5. ^ デアゴスティーニジャパン『週刊しゅうかん日本にっぽん名車めいしゃだい26ごう 21ページより。
  6. ^ ライフ(ホンダ)1997ねん4がつ~1998ねん9がつ生産せいさんモデルのカタログ”. リクルート株式会社かぶしきがいしゃ (2020ねん1がつ23にち). 2020ねん1がつ23にち閲覧えつらん
  7. ^ ライフ(ホンダ)1998ねん10がつ~2003ねん8がつ生産せいさんモデルのカタログ”. リクルート株式会社かぶしきがいしゃ (2020ねん1がつ23にち). 2020ねん1がつ23にち閲覧えつらん
  8. ^ プレスインフォメーション(FACT BOOK) > LIFE”. 本田技研工業ほんだぎけんこうぎょう (2003ねん9がつ4にち). 2021ねん10がつ4にち閲覧えつらん
  9. ^ ライフ「だい19かいカーセンサー Uカー・オブ・ザ・イヤー特別とくべつしょう」を受賞じゅしょう - Honda プレスリリース 2004ねん1がつ20日はつか(2010ねん5がつ22にち閲覧えつらん
  10. ^ ライフ(ホンダ)2003ねん9がつ~2008ねん11月生産せいさんモデルのカタログ”. リクルート株式会社かぶしきがいしゃ (2020ねん1がつ23にち). 2020ねん1がつ23にち閲覧えつらん
  11. ^ 世界せかいはつ運転うんてんせきよう i-SRSエアバッグシステム<連続れんぞく容量ようりょう変化へんかタイプ>を開発かいはつ”. 本田技研工業ほんだぎけんこうぎょう (2008ねん9がつ18にち). 2022ねん4がつ9にち閲覧えつらん
  12. ^ 【ホンダ ライフ 新型しんがた発表はっぴょうあたらしいひらかたをするエアバッグ”. Response. (2008ねん11月14にち). 2022ねん4がつ9にち閲覧えつらん
  13. ^ ベストカー2012ねん9がつ10にちごう
  14. ^ 軽自動車けいじどうしゃライフ受賞じゅしょう”. グッドデザインアワード. 2016ねん3がつ12にち閲覧えつらん
  15. ^ ホンダ、けい車台しゃだい集約しゅうやく来年らいねん、「ライフ」製販せいはん中止ちゅうし日刊にっかん工業こうぎょう新聞しんぶん 2012ねん10がつ1にち 2013ねん10がつ27にち閲覧えつらん
  16. ^ デアゴスティーニジャパン週刊しゅうかん日本にっぽん名車めいしゃだい94ごう19ページより。
  17. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊しゅうかん日本にっぽん名車めいしゃ だい29ごう 25ページより。
  18. ^ ホンダ新型しんがた「ライフ」世界せかいはつ公開こうかい! 6ねんぶり復活ふっかつで12月発売はつばいへ SUVふうグレードもしん設定せってい”. くるまのニュース. 2022ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  19. ^ ソラン, Mr (2022ねん11月5にち). “ホンダ「ライフ」5代目だいめデビュー。5代目だいめでライフは終焉しゅうえん、Nシリーズへバトンタッチ【今日きょうなん?11月6にち”. clicccar.com. 2022ねん11月6にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]