八田はった知とも家か

凡例はんれい 八田はった 知とも家か
『前賢ぜんけん故実こじつ』江戸えど時代じだい、画が：菊池きくち容斎ようさい
時代じだい	平安へいあん時代じだい末期まっき - 鎌倉かまくら時代ときよ前期ぜんき
生誕せいたん	不明ふめい
死没しぼつ	不明ふめい
改名かいめい	朝家ちょうか、知ち家か、尊みこと念ねん
別名べつめい	友とも家か、四郎しろう
戒名かいみょう	渧法院いん殿どの尊みこと念ねん善光ぜんこう大だい居士こじ 観かん国こく院いん殿どの定てい山やま尊みこと念ねん大だい居士こじ
官位かんい	後こう白河しらかわ院いん武者むしゃ所しょ、右みぎ馬うま允まこと、右みぎ衛門えもん尉じょう、筑後ちくご守まもる
幕府ばくふ	鎌倉かまくら幕府ばくふ 常陸ひたち国こく守護しゅご、十じゅう三さん人にんの合議ごうぎ制せい
主君しゅくん	源みなもと義ぎ朝あさ→頼朝よりとも→頼よりゆき家か→実じつ朝あさ→藤原ふじわら頼よりゆき経けい(北条ほうじょう義よし時とき)
氏族しぞく	宇都宮うつのみや氏し、八田はった氏し、小田おだ氏し
父母ちちはは	父ちち：八田はった宗そう綱つな
兄弟きょうだい	宇都宮うつのみや朝ちょう綱つな、知ち家か、寒河そうご尼あま
子こ	小田おだ知重ちえ、伊自良いじら有ゆう知ち、茂木もき知とも基もと、宍戸ししど家政いえまさ、知ち尚ひさし、解かい意い阿おもね、明あかり玄げん、田中たなか知とも氏し、高野たかの時じ家か、家元いえもと、了りょう信しんじ、長江ながえ義景よしかげの妻つま、小栗おぐり重成しげなりの妻つま 義勝よしかつ、中条ちゅうじょう家長かちょう

八田はった 知とも家か（はった ともいえ）は、平安へいあん時代じだい末期まっきから鎌倉かまくら時代ときよ前期ぜんきの武士ぶし。鎌倉かまくら幕府ばくふ有力ゆうりょく御家人ごけにん。鎌倉かまくら幕府ばくふの十じゅう三さん人にんの合議ごうぎ制せいの一員いちいん。小田おだ氏しの始祖しそであり小田おだ城しろの築城ちくじょう者しゃ。

生涯しょうがい

出自しゅつじ・前ぜん半生はんせい

下野げや国こくの武士ぶしで宇都宮うつのみや氏しの当主とうしゅ・宇都宮うつのみや宗そう綱つな（八田はった宗そう綱つな）の子こ。姉妹しまいに源みなもと頼朝よりともの乳母うばのひとりである寒河そうご尼あまがいる。『保ほ元もと物語ものがたり』には下野げや国こくの八田はった四郎しろうが源義朝みなもとのよしともの郎党ろうとうとして保ほ元もとの乱らんに参戦さんせんしたことが見みえる。後のちに常陸ひたち国こく新治しんじ郡ぐん八田はった（現げん・茨城いばらき県けん筑西市し八田はった）を本拠ほんきょとし、苗字みょうじの地ちとした。

治ち承うけたまわ・寿ことぶき永ひさしの乱らん

治ち承うけたまわ・寿ことぶき永ひさしの乱らんが起おこると頼朝よりともに従したがい、治ち承うけたまわ4年ねん（1180年ねん）に下野げや茂木もぎ郡ぐん（現げん・栃木とちぎ県けん茂木もぎ町まち）の地頭じとうに任にんじられている。寿ことぶき永ひさし2年ねん（1183年ねん）、野木のぎ宮みや合戦かっせんで小山こやま氏しとともに志田しだ義広よしひろを撃破げきはし、義広よしひろに与くみした常陸ひたちの武士ぶし・下妻しもづま弘ひろ幹みきの没収ぼっしゅう領りょうが与あたえられた。続つづく平たいら氏し追討ついとうにおいては長男ちょうなん・朝あさ重おもとともに源範頼みなもとののりより軍ぐんにあったが、西国さいこくに下くだる以前いぜんに頼朝よりともの推挙すいきょを得えないまま無断むだんで右みぎ衛門えもん尉じょうに任官にんかんしたため、同おなじく兵衛ひょうえ尉じょうに任にんじられた小山こやま朝政ともまさとともに「のろまな馬うまが道草みちくさを食くうようなものだ」と頼朝よりともの怒いかりを買かっている。文治ぶんじ元年がんねん（1185年ねん）平たいら氏し滅亡めつぼう後ごは鎌倉かまくらに戻もどり、勝長かつなが寿ひさし院いん落成らくせい供養くように出席しゅっせきしているが、文治ぶんじ2年ねん（1186年ねん）に再度さいど上洛じょうらくして朝廷ちょうていや九条くじょう兼けん実みとの交渉こうしょうを担当たんとう。同年どうねん、郎党ろうとうの庄司しょうじ太郎たろうが大内おおうち夜行やこう番ばんを怠おこたったため検非違使けびいしに捕とらえられる事件じけんが起おき、知ち家かが実力じつりょくで庄司しょうじ太郎たろうを奪還だっかんしたため朝廷ちょうていより訴うったえられる。そのため翌よく文治ぶんじ4年ねん（1187年ねん）に頼朝よりともより下手人げしゅにんの引ひき渡わたしと、罰ばちとして鎌倉かまくらの街道かいどう整備せいびを命めいじられている。文治ぶんじ5年ねん（1189年ねん）の奥州おうしゅう合戦かっせんでは千葉ちば常胤つねたねとともに東海道とうかいどう軍ぐんの大将軍だいしょうぐんに任にんじられ、朝あさ重おもら常陸ひたち国こくの兵へいとともに陸奥みちのく国こくへ出陣しゅつじんした。建たて久ひさ元年がんねん（1190年ねん）の頼朝よりともの上洛じょうらくに随行ずいこうし、頼朝よりともの推挙すいきょで知ち家かに代かわって朝あさ重じゅうが左ひだり兵衛ひょうえ尉じょうに任官にんかんしている。

常陸ひたち国守くにもり護まもる

建たて久ひさ4年ねん（1193年ねん）、多気たき義よし幹みき、伊佐いさ為ため宗むね、小栗おぐり重成しげなりら常陸ひたち国こくの御家人ごけにんが奉行ぶぎょうしていた鹿島かしま神宮じんぐう造営ぞうえいが遅延ちえんしていたため、代かわって知ち家かが奉行ぶぎょうするように命めいじられている。既すでに文治ぶんじ元年がんねんに常陸ひたち国こく守護しゅごに任にんじられていた知ち家かは、隣接りんせつ勢力せいりょくの多気たき義よし幹みきら大だい掾じょう氏しと争あらそうようになっていた。同年どうねん、曾我そが兄弟きょうだいの仇かたき討うちによって鎌倉かまくらが混乱こんらんする中なか、多気たき義よし幹みきを知ち家かが討うとうとしていると流言りゅうげんを流ながし、一方いっぽうで義ぎ幹みきに頼朝よりともの元もとへ参上さんじょうしようと持もち掛かけた。疑心暗鬼ぎしんあんきに陥おちいった義よし幹みきは知ち家かの誘さそいを断たって軍備ぐんびを整ととのえたため、知ち家かはこの事ことを義ぎ幹みきの謀反むほんと幕府ばくふへ訴うったえ出でた。鎌倉かまくらへ戻もどった頼朝よりともは両者りょうしゃを召めし出だして争論そうろんさせたが、義よし幹みきが自じ領りょうで防備ぼうびを固かためたことは動うごかせなかったため、知ち家かの訴うったえが認みとめられた。また同年どうねん、北条ほうじょう時政ときまさに害がい意いを持もっていたという義ぎ幹みきの弟おとうと・下妻しもづま弘ひろ幹みきを粛清しゅくせいしている。こうして知ち家かは謀略ぼうりゃくを用もちいて同国どうこくの競合きょうごう者しゃを失脚しっきゃくさせ、筑波つくば郡ぐん・茨城いばらき郡ぐん・新治しんじ郡ぐんなどの旧きゅう大だい掾じょう氏し領りょうを得えて、旧領きゅうりょうと合あわせて常陸ひたち国こく南西なんせい部ぶ一帯いったいを所領しょりょうとした。建けん久ひさ6年ねん（1195年ねん）には頼朝よりともの2度目どめの上洛じょうらくに随行ずいこう。長門ながと本ほん『平家ひらか物語ものがたり』によればこの時とき、平たいら氏しの残党ざんとう・藤原ふじわら景けい清きよしが投降とうこうし和田わだ義盛よしもりに預あづけられたが、景けい清きよしの振ふる舞まいに義盛よしもりが扱こいきれないと音おとを上あげたため、改あらためて知ち家かに預あづけられたという。

頼朝よりとも死後しご

建たて久ひさ10年ねん（1199年ねん）に頼朝よりともが没ぼっすると、跡あとを継ついだ源みなもと頼よりゆき家かを補佐ほさする十じゅう三さん人にんの合議ごうぎ制せいの一員いちいんになる。建たて仁ひとし3年ねん（1203年ねん）、謀反むほんの疑うたがいで宇都宮うつのみや氏しに預あづけられていた頼朝よりともの異母弟いぼてい・阿野あの全ちょん成しげるを、頼よりゆき家かの命いのちで下野げや国こくで誅殺ちゅうさつする。後年こうねん入道にゅうどうして名なを尊みこと念ねんとする。承うけたまわ久ひさし3年ねん（1221年ねん）の承久じょうきゅうの乱らんでは子この知ち尚ひさしが京きょう方かたについたものの、その他たの子こは鎌倉かまくら方かたにつき、自身じしんも北条ほうじょう義よし時とき、大江広元おおえのひろもと、三善みよし康信やすのぶや、養子ようしの中条ちゅうじょう家長かちょう、大だい甥おいの宇都宮うつのみや頼綱よりつならとともに鎌倉かまくらの留守るすを務つとめた。

子孫しそんは常陸ひたち国こく守護しゅごを務つとめた小田おだ氏しや宍戸ししど氏しなどの諸氏しょしが、常陸ひたち国内こくないをはじめ各地かくちで栄さかえた。また新善光寺しんぜんこうじ開山かいさん・解かい意い阿おもねは七なな男なん、筑波山つくばさん神社じんじゃ別当べっとう筑波つくば氏しの祖そ・明あかり玄げんは八はち男なんという。田中たなか知とも氏しの家系かけいは代々だいだい雑色ざっしょくとして朝廷ちょうていに仕つかえた（田中たなか氏し）。

人物じんぶつ・逸話いつわ

• 『尊卑そんぴ分脈ぶんみゃく』『諸家しょか系図けいず纂』などは、知ち家かを源義朝みなもとのよしともの実子じっしとする伝承でんしょうを載のせる。『諸家しょか系図けいず纂』は母ははを宇都宮うつのみや朝ちょう綱つなの娘むすめである八田はった局きょくとし、幼時ようじのころに平治へいじの乱らんで義ぎ朝あさが没落ぼつらくすると母方ははかたの祖父そふ・宇都宮うつのみや宗そう綱つなに匿かくまわれてその養子ようしとなったとする。ただし保ほ元もとの乱らんに参戦さんせんしたという『保ほ元もと物語ものがたり』の記述きじゅつが正ただしければその説せつは信用しんようできず、またそれらの系図けいずが示しめす知ち家かの生なま没年ぼつねんも伝承でんしょうと符合ふごうしない。『常陸ひたち誌し料りょう』は知ち家かの子孫しそんにあたる小田おだ治久はるひさが源みなもと氏しを仮かり冒おかせするために生しょうじた説せつであるとする。
• 知ち家かの鎌倉かまくら屋敷やしきは大倉おおくら御所ごしょの南みなみ門外もんがいにあった。文治ぶんじ3年ねん（1187年ねん）の源みなもと頼朝よりとも・頼よりゆき家か父子ふしの御行おんこう始はじめでは八田はった邸ていが選えらばれた。また建たて久ひさ2年ねん（1191年ねん）の火災かさいで幕府ばくふが焼亡しょうぼうした直後ちょくごの御行おんこう始はじめでも新造しんぞうの八田はった邸ていが選えらばれているが、建けん暦れき3年ねん（1213年ねん）に近隣きんりんの北条ほうじょう時じ房ぼう邸やしき・大江広元おおえのひろもと邸やしきなどとともに再ふたたび火災かさいで焼失しょうしつしている。京きょう文化ぶんかに通つうじていたと思おぼしき知ち家かの屋敷やしきは、しばしば京都きょうとからの使者ししゃの宿所しゅくしょに充あてられている。
• 仏教ぶっきょうへの信仰しんこうが篤あつかった。奥州おうしゅう合戦かっせんにおいて捕虜ほりょとなった樋爪ひづめ俊しゅん衡を預あづけられたが、一切いっさいの弁明べんめいをせず法華経ほけきょうを唱となえる俊しゅん衡のありようを非常ひじょうに喜よろこび、頼朝よりともに報告ほうこくして俊しゅん衡を免罪めんざいとさせている。
• 建たて久元ひさもと年ねん（1190年ねん）に頼朝よりともが上洛じょうらくする際さい、行軍こうぐんの殿しんがり（しんがり）について助言じょげんを求もとめられている。知ち家かは御家人ごけにんの宿老しゅくろうである千葉ちば常胤つねたねを推薦すいせんし、自みずからが用意よういした名馬めいばをその騎乗きじょうとして差さし出だしている。
• 現在げんざい茨城いばらき県けん土浦つちうら市しにある真宗しんしゅう大谷おおや派はの寺院じいん・等とう覚寺かくじは、知ち家いえの子こ・了りょう信しんが開山かいさんとされる真言宗しんごんしゅう極楽寺ごくらくじが起源きげんとされている。極楽寺ごくらくじはかつて新治しんじ郡ぐん藤沢ふじさわにあったが、同どう寺てらには建たて永ひさし年間ねんかんに筑後ちくご入道にゅうどう尊みこと念ねん（知ち家か）が寄進きしんした銅どう鐘がねがある。「常陸ひたちの三さん古こ鐘かね」の一ひとつに数かぞえられるこの銅どう鐘がねは等とう覚寺かくじに現存げんそんし、重要じゅうよう文化財ぶんかざいに指定していされている。
• 源実朝みなもとのさねともが望のぞむ上洛じょうらくについて人々ひとびとは否定ひてい的てきだったが、実じつ朝あさに憚はばかって幕まく閣かくも意見いけんできずにいた。そこで宿老しゅくろうである知ち家か入道にゅうどうは、「獣ししの王おうである獅子ししは、何なにも思おもうところがなくてもその鳴なき声ごえだけで獣ししたちを恐おそれさせてしまいます。君主くんしゅが人心じんしんを悩なやまそうと思おもっていなくとも、人民じんみんの畏おそれはどれほどのものでしょう」と諫言した。それを聞きいた実じつ朝あさは上洛じょうらくを中止ちゅうしし、人々ひとびとはこれを喜よろこんだという。

関連かんれん作品さくひん

テレビドラマ

• 『鎌倉かまくら殿どのの13人にん』（2022年ねん、NHK大河たいがドラマ、演えんじ：市原いちはら隼人はやと）

参考さんこう文献ぶんけん

• 防長新聞社ぼうちょうしんぶんしゃ山口やまぐち支社ししゃ 編へん『近世きんせい防ぼう長ちょう諸家しょか系図けいず綜覧そうらん』防長新聞社ぼうちょうしんぶんしゃ、1966年ねん。 NCID BN07835639。OCLC 703821998。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:73004060。 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんデジタルコレクション
• 東京大学とうきょうだいがく史料しりょう編纂へんさん所しょ 編へん『大だい日本にっぽん史料しりょう 第だい四よん編へん』 1巻かん、東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱん会かい、1968年ねん。ISBN 978-4-309-01512-5。 
• 東京大学とうきょうだいがく史料しりょう編纂へんさん所しょ 編へん『大だい日本にっぽん史料しりょう 第だい四よん編へん』 2巻かん、東京とうきょう大学だいがく出版しゅっぱん会かい、1968年ねん。ISBN 978-4-13-090152-9。 
• 東京大学とうきょうだいがく史料しりょう編纂へんさん所しょ 編へん『大だい日本にっぽん史料しりょう 第だい四よん編へん』 3巻かん、東京とうきょう大学だいがく出版しゅっぱん会かい、1969年ねん。ISBN 978-4-13-090153-6。 
• 東京大学とうきょうだいがく史料しりょう編纂へんさん所しょ 編へん『大だい日本にっぽん史料しりょう 第だい四よん編へん』 4巻かん、東京とうきょう大学だいがく出版しゅっぱん会かい、1969年ねん。ISBN 978-4-13-090154-3。 
• 東京大学とうきょうだいがく史料しりょう編纂へんさん所しょ 編へん『大だい日本にっぽん史料しりょう 第だい四よん編へん』 6巻かん、東京とうきょう大学だいがく出版しゅっぱん会かい、1970年ねん。ISBN 978-4-13-090156-7。 
• 東京大学とうきょうだいがく史料しりょう編纂へんさん所しょ 編へん『大だい日本にっぽん史料しりょう 第だい四よん編へん』 7巻かん、東京とうきょう大学だいがく出版しゅっぱん会かい、1970年ねん。ISBN 978-4-13-090157-4。 
• 東京大学とうきょうだいがく史料しりょう編纂へんさん所しょ 編へん『大だい日本にっぽん史料しりょう 第だい四よん編へん』 12巻かん、東京とうきょう大学だいがく出版しゅっぱん会かい、1972年ねん。ISBN 978-4-13-090162-8。 
• 東京大学とうきょうだいがく史料しりょう編纂へんさん所しょ 編へん『大だい日本にっぽん史料しりょう 第だい四よん編へん』 16巻かん、東京とうきょう大学だいがく出版しゅっぱん会かい、1972年ねん。ISBN 978-4-13-090166-6。 
• 東京大学とうきょうだいがく史料しりょう編纂へんさん所しょ 編へん『大だい日本にっぽん史料しりょう 第だい五ご編へん』 4巻かん、東京とうきょう大学だいがく出版しゅっぱん会かい、1969年ねん。ISBN 978-4-13-090204-5。 
• 国史こくし大だい辞典じてん編集へんしゅう委員いいん会かい 編へん『国史こくし大だい辞典じてん』 2巻かん、吉川弘文館よしかわこうぶんかん、1980年ねん。ISBN 978-4-642-00502-9。 
• 国史こくし大だい辞典じてん編集へんしゅう委員いいん会かい 編へん『国史こくし大だい辞典じてん』 5巻かん、吉川弘文館よしかわこうぶんかん、1985年ねん。ISBN 978-4-642-00505-0。 
• 国史こくし大だい辞典じてん編集へんしゅう委員いいん会かい 編へん『国史こくし大だい辞典じてん』 14巻かん、吉川弘文館よしかわこうぶんかん、1993年ねん。ISBN 978-4-642-00514-2。 
• 瀬谷せたに義彦よしひこ 編へん『茨城いばらき県けんの地名ちめい』平凡社へいぼんしゃ〈日本にっぽん歴史れきし地名ちめい大系たいけい〉、1982年ねん。ISBN 978-4-582-91027-8。 
• 寶たから月がつ圭吾けいご 編へん『栃木とちぎ県けんの地名ちめい』平凡社へいぼんしゃ〈日本にっぽん歴史れきし地名ちめい大系たいけい〉、1988年ねん。ISBN 978-4-582-91028-5。 
• 茨城いばらき県けん史し編集へんしゅう委員いいん会かい 編へん『茨城いばらき県けん史し』《中世ちゅうせい編へん》茨城いばらき県けん、1986年ねん。 
• 近藤こんどう安太郎やすたろう『系図けいず研究けんきゅうの基礎きそ知識ちしき』 1巻かん、近藤こんどう出版しゅっぱん社しゃ、1989年ねん。ISBN 978-4-7725-0265-8。 
• 高橋たかはし秀樹ひでき 著ちょ「八田はった知とも家か」、朝日新聞社あさひしんぶんしゃ 編へん『朝ちょう日にち日本にっぽん歴史れきし人物じんぶつ事典じてん』朝日新聞あさひしんぶん出版しゅっぱん、1994年ねん。ISBN 978-4-02-340052-8。 
• 『将門まさかど記き 陸奥みちのく話はなし記き 保ほ元もと物語ものがたり 平治へいじ物語ものがたり』志太しだ周しゅう、犬井いぬい善よし壽ことぶき（注ちゅう・訳わけ）、小学館しょうがくかん〈新編しんぺん日本にっぽん古典こてん文学ぶんがく全集ぜんしゅう〉、2002年ねん。ISBN 978-4-09-658046-2。 
• 『吾妻あづま鏡きょう〈吉川よしかわ本ほん〉』 1巻かん、吉川弘文館よしかわこうぶんかん、2008年ねん。ISBN 978-4-420-41966-6。 
• 小田おだ雄三ゆうぞう 著ちょ「八田はった知とも家か」、平凡社へいぼんしゃ 編へん『改訂かいてい新版しんぱん 世界せかい大だい百科ひゃっか事典じてん』平凡社へいぼんしゃ、2014年ねん。ISBN 978-4-58-203400-4。 
• NHK出版しゅっぱん 編へん『NHK大河たいがドラマ・ガイド 鎌倉かまくら殿どのの13人にん』 後編こうへん、NHK出版しゅっぱん、2022年ねん。ISBN 978-4-14-923390-1。