北方きたがた謙三けんぞう

北方きたがた 謙三けんぞう （きたかた けんぞう）
誕生たんじょう	(1947-10-26) 1947年ねん10月26日にち（76歳さい） 佐賀さが県けん唐津からつ市し
職業しょくぎょう	小説しょうせつ家か
言語げんご	日本語にほんご
国籍こくせき	日本にっぽん
教育きょういく	学士がくし（法学ほうがく）
最終さいしゅう学歴がくれき	中央大学ちゅうおうだいがく法学部ほうがくぶ卒業そつぎょう
活動かつどう期間きかん	1970年ねん -
ジャンル	ハードボイルド、歴史れきし小説しょうせつ
代表だいひょう作さく	『弔鐘ちょうしょうはるかなり』（1981年ねん） 『檻おり』（1983年ねん） 『友ともよ、静しずかに瞑つぶれ』（1983年ねん） 『破やぶ軍ぐんの星ほし』（1990年ねん） 『三国志さんごくし』（1996年ねん - 1998年ねん） 『水みず滸伝』（1999年ねん - 2005年ねん） 『楊令伝でん』（2006年ねん - 2010年ねん）
主おもな受賞じゅしょう歴れき	日本にっぽん冒険ぼうけん小説しょうせつ協会きょうかい大賞たいしょう（1983年ねん） 吉川よしかわ英治えいじ文学ぶんがく新人しんじん賞しょう（1983年ねん） 角川かどかわ小説しょうせつ賞しょう（1984年ねん） 日本にっぽん推理すいり作家さっか協会きょうかい賞しょう（1985年ねん） 柴田しばた錬三郎れんざぶろう賞しょう（1991年ねん） 吉川よしかわ英治えいじ文学ぶんがく賞しょう（2004年ねん） 司馬しば遼りょう太郎たろう賞しょう（2005年ねん） 舟橋ふなばし聖一せいいち文学ぶんがく賞しょう（2007年ねん） 日本にっぽんミステリー文学ぶんがく大賞たいしょう（2009年ねん） 毎日まいにち出版しゅっぱん文化ぶんか賞しょう（2011年ねん） 紫綬褒章しじゅほうしょう（2013年ねん） 菊池きくち寛ひろし賞しょう（2016年ねん） 歴史れきし時代じだい作家さっかクラブ賞しょう（2017年ねん） 旭日きょくじつ小しょう綬章じゅしょう（2020年ねん） 毎日まいにち芸術げいじゅつ賞しょう（2024年ねん）
デビュー作さく	『明あかるい街まちへ』（1970年ねん）
ウィキポータル 文学ぶんがく

北方きたがた 謙三けんぞう（きたかた けんぞう、1947年ねん10月26日にち - ）は、日本にっぽんの小説しょうせつ家か。

略歴りゃくれき

佐賀さが県けん唐津からつ市し生うまれ。幼少ようしょう時代じだいを佐賀さが県けんで過すごす。実家じっかは曾祖父そうそふの代だいから、唐津からつ市しで菓子かし屋やを経営けいえいしていた。父親ちちおやは外国がいこく航路こうろの船長せんちょうだったため、会あえるのは船ふねが帰港きこうする時ときだけで、その都度つど、神奈川かながわ県けん横浜よこはま市しに会あいに出でかけていた。父親ちちおやは、まだ幼おさなく字じが読よめない謙三けんぞうを児童じどう書しょ売うり場ばに連つれて行いくことが多おおく、挿絵さしえを見みて話はなしを想像そうぞうしていたことが、後のちに物語ものがたりを生うむ原げん体験たいけんとなった。父親ちちおやは作家さっかという職業しょくぎょうに否定ひてい的てきな発言はつげんをしていたが、後述こうじゅつするデビュー後ごの低迷ていめい時代じだいの謙三けんぞうに「10年間ねんかん、同おなじ場所ばしょでじっと我慢がまんしていられたら、何なにかが出でてくるもんだ」と励はげまし、また再さいデビュー後ごの作品さくひんを密ひそかに買かい揃ぞろえていた。小学校しょうがっこう5年ねんの時ときに、同どう県けん川崎かわさき市しに転居てんきょ。芝しば中学校ちゅうがっこう・高等こうとう学校がっこう卒業そつぎょう。同校どうこうで中村なかむら博保ひろやすの指導しどうを受うける。しかし、高校こうこう3年生ねんせいの時ときに肺結核はいけっかくが見みつかり、「修学しゅうがく不可ふか」と宣告せんこくされた。柔道じゅうどう部ぶにいて健康けんこうに自信じしんがあっただけに、大おおきな衝撃しょうげきを受うけた。半年はんとし治療ちりょうしたが快復かいふくせず、健康けんこう診断しんだん書しょを「異常いじょうなし」に書かき換かえて、中央大学ちゅうおうだいがく法学部ほうがくぶに入学にゅうがく。

当時とうじは、学生がくせい運動うんどう華はなやかなりし時代じだいであり、北方ほっぽう自身じしんも肺結核はいけっかくによる精神せいしん的てきな重荷おもにから喧嘩けんかや全共闘ぜんきょうとう運動うんどうに参加さんかした。一方いっぽうで小説しょうせつを書かくことに興味きょうみを抱いだき、また吉行よしゆき淳之介じゅんのすけのように結核けっかく持もちが多おおかった小説しょうせつ家かとしてなら、やっていけると考かんがえるようになった。

同大どうだい在学ざいがく中ちゅうの1970年ねん、純文学じゅんぶんがく作品さくひん『明あかるい街まちへ』を同人どうじん誌しに発表はっぴょう。同どう作さくが雑誌ざっし『新潮しんちょう』編集へんしゅう者しゃの目めに留とまり、学生がくせい運動うんどうでバリケード封鎖ふうさ中ちゅうに来訪らいほうを受うけて転載てんさいの了承りょうしょうを依頼いらいされた。1970年ねん3月がつ号ごうに掲載けいさいされ、学生がくせい作家さっかとしてデビューを果はたす。1973年ねんに同大どうだい卒業そつぎょう。PR誌しの企画きかくスタッフや肉体にくたい労働ろうどうをしながら小説しょうせつ執筆しっぴつを続つづける。デビュー時じは「大江おおえ健三郎けんざぶろう以来いらいの学生がくせい作家さっか」「天才てんさい」と『新潮しんちょう』編集へんしゅう長ちょうに称賛しょうさんされたが、その後ごの10年間ねんかんは100本ほん書かいて雑誌ざっし掲載けいさいは3本ほんのみで、持もち込こみ仲間なかまの中上なかがみ健次けんじや立松たてまつ和平わへいより掲載けいさい率りつは低ひくかった。そうした数少かずすくない採用さいよう作さくをまとめてはどうかという相談そうだんを持もち掛かけた集英社しゅうえいしゃの若手わかて編集へんしゅう者しゃと話はなすうち、「暗くらい話はなしを書かいている場合ばあいじゃない」と路線ろせん転換てんかんを進すすめられた。そうして1981年ねん『弔鐘ちょうしょうはるかなり』（『第だい二に誕生たんじょう日び』改題かいだい）単行たんこう本ほんデビュー。実質じっしつ的てきな新人しんじんとしては異例いれいの“書かき下おろし長編ちょうへん”による処女しょじょ出版しゅっぱんであり、二に度目どめのデビューである。初版しょはんは8千せん部ぶ。翌よく1982年ねんには、『逃がれの街まち』（『ふたりだけの冬ふゆ』改題かいだい）も出版しゅっぱん。その後ご『眠ねむりなき夜よる』『さらば、荒野あらの』『檻おり』とヒット作さくを次々つぎつぎと生うみ出だし、“ハードボイルド小説しょうせつの旗手きしゅ”として一躍いちやく人気にんき作家さっかとなり、「月刊げっかん北方ほっぽう」の異名いみょうを取とるにいたる。。

1983年ねんには『逃のがれの街まち』が、主演しゅえん水谷みずたに豊ゆたか、監督かんとく工藤くどう栄一えいいちで映画えいが化か。以降いこう『友ともよ、静しずかに瞑つぶれ』（1985年ねん）、『黒くろいドレスの女おんな』（1987年ねん）などが次々つぎつぎと映画えいが化かされ、作家さっかとしての地位ちいをき上ずきあげる。同年どうねん、日本にっぽん冒険ぼうけん作家さっかクラブの創設そうせつの発起人ほっきにんの一人ひとりとなる。1989年ねん、初はつの歴史れきし小説しょうせつとして南北なんぼく朝あさ時代じだいを舞台ぶたいとした『武たけ王おうの門もん』を発表はっぴょう。続つづく南北なんぼく朝あさものである『破やぶ軍ぐんの星ほし』では、第だい4回かい柴田しばた錬三郎れんざぶろう賞しょうを受賞じゅしょう。1996年ねん、全ぜん13巻かん6500枚まい書かき下おろしという大だい長編ちょうへん、北方ほっぽう版ばん『三国志さんごくし』の刊行かんこうが開始かいしされ、以降いこうの歴史れきし小説しょうせつは、中国ちゅうごく史しへとその裾野すそのを拡大かくだい。1999年ねんには『水みず滸伝』が『小説しょうせつすばる』で連載れんさい開始かいし。前作ぜんさくを超こえる全ぜん19巻かん9500枚まいの超ちょう大作たいさくは、北上きたかみ次郎じろうによって「日本にっぽんの大衆たいしゅう小説しょうせつの最高峰さいこうほう」と評ひょうされた。同どう作さくは2006年ねん、第だい9回かい司馬しば遼りょう太郎たろう賞しょうを受賞じゅしょう。「新あたらしい歴史れきし教科書きょうかしょをつくる会かい」賛同さんどう者しゃに名なを連つらねる。2000年ねんから2023年ねんまで、直木なおき三十五さんじゅうご賞しょうの選考せんこう委員いいんを務つとめる。他たに吉川よしかわ英治えいじ文学ぶんがく賞しょう、江戸川えどがわ乱歩らんぽ賞しょう、小説しょうせつすばる新人しんじん賞しょうの選考せんこう委員いいん。

人物じんぶつ

• 「ハードボイルドの新星しんせい」であったデビュー当時とうじは、かつての日活にっかつ映画えいがのような雰囲気ふんいきのアクション小説しょうせつを書かいているつもりであり、ハードボイルドの大御所おおごしょレイモンド・チャンドラーも眼中がんちゅうに置おかなかったと言いう。むしろ白井しらい喬二きょうじや大仏だいぶつ次郎じろう、中里なかさと介山かいざんなど明治めいじ・大正たいしょう時代じだいの大衆たいしゅう小説しょうせつを復活ふっかつさせる気持きもちで書かいていた。そのため、作家さっかになってからしばらく、他たの作家さっかのハードボイルド小説しょうせつに関かんする談話だんわには入はいっていけなかったという。全まったくハードボイルドに馴染なじみがなかったというわけではなく、ダシール・ハメットの作品さくひんを一いち冊さつ読よんだことがあると明あかしている。

• 立松たてまつ和平わへいとは習作しゅうさく時代じだいの仲間なかま同士どうし。立松たてまつによれば、自分じぶんの作品さくひんは時々ときどき採用さいようされたが、北方ほっぽうのはまったく採用さいようされなかったと言いっている（「略歴りゃくれき」の項こうを参照さんしょう）。大学だいがくでは磯田いそだ光一こういちに学まなんだことがあり、『逃がれの街まち』を刊行かんこうした頃ころ、たまたま磯田いそだに会あい、「あれを発展はってんさせると新あたらしい青春せいしゅん小説しょうせつになる」と言いわれ、純文学じゅんぶんがくの評論ひょうろん家かの磯田いそだがハードボイルドを読よんでくれたことに驚おどろいたという。

• ほぼ同どう時期じきにデビューした作家さっかには、冒険ぼうけん小説しょうせつ・ハードボイルド小説しょうせつ作家さっかである大沢おおさわ在昌ありまさ（1979年ねんにデビュー）、船戸ふなと与一よいち（同どう1979年ねん）、佐々木ささき譲ゆずる（同どう1979年ねん）、逢坂おうさか剛つよし（同どう1980年ねん）、志水しみず辰夫たつお（同どう1981年ねん）らがおり、親交しんこうも厚あつい。

• 「男おとこの死しに様よう、すなわち如何いかに生いきるか」を普遍ふへん的てきなテーマに創作そうさく活動かつどうをしている。

• 愛車あいしゃのマセラティは、モータージャーナリストの徳大寺とくだいじ有恒ありつねの薦すすめで買かったという。自動車じどうしゃ免許めんきょを取得しゅとくしたのはハードボイルド小説しょうせつで成功せいこうしてからであり、最初さいしょに所有しょゆうした車くるまがマセラティということである。船舶せんぱく免許めんきょも所有しょゆうしており、神奈川かながわ県けんの海岸かいがんに持もつ別荘べっそうから愛あい船せん「ガイボタ」（ポルトガル語ごで「カモメ」の意味いみ）でクルージングや釣つりに出でかける。釣つった魚さかなは自みずから調理ちょうりする。別荘べっそうでは、自分じぶんに活かつを入いれるため居合いあいを行おこなうこともある。

• サントリーのマカを愛用あいよう。

• 直木賞なおきしょうには、1983年ねんに『檻おり』『友ともよ、静しずかに瞑つぶれ』、1985年ねんに『やがて冬ふゆが終おわれば』と都合つごう三さん度ど候補こうほになったが、受賞じゅしょうには至いたらなかった。一方いっぽうで2000年ねんに同どう賞しょうの選考せんこう委員いいんに就任しゅうにんしており、現在げんざいの直木賞なおきしょう選考せんこう委員いいんで唯一ゆいいつの非ひ受賞じゅしょう者しゃである。
  第だい128回かい（2003年ねん）選考せんこうにおいては、当時とうじベストセラーだった横山よこやま秀夫ひでおの『半はん落おち』について、自みずから関係かんけい団体だんたいに問とい合あわせた上うえで「現実味げんじつみに欠かける」と指摘してきした（ただし、本ほん作品さくひんの場合ばあいは現実げんじつ的てきにありうることが後のちに判明はんめいしている）。このことで、横山よこやまが「直木賞なおきしょう決別けつべつ宣言せんげん」をするという騒動そうどうに発展はってんした。

• 親戚しんせきにGREAT3の片寄かたよせ明人あきとがいる。

• 若者わかもの向むけの情報じょうほう誌し『ホットドッグ・プレス』にてハードボイルド人生じんせい相談そうだん「試こころみの地平線ちへいせん」を1986年ねんから2002年ねんまで長期ちょうきにわたって連載れんさいし、10代の読者どくしゃを愛情あいじょうを込こめて「小僧こぞうども」と呼よび、「ソープに行いけ」などの名文めいぶん句くが男性だんせい読者どくしゃの人気にんきを集あつめた。元々もともとはエッセーの依頼いらいを断ことわったら、相談そうだんでいいからと言いわれ、半年はんとしくらいならと引ひき受うける。最初さいしょは何なにもないから若わかい編集へんしゅう者しゃの相談そうだん相手あいてになり、開始かいしから半年はんとし過すぎたころ、異常いじょうなくらい相談そうだんが来くるようになり、とにかく相談そうだんが途切とぎれることなく押おし寄よせた。それで16年ねん続つづいた。毎回まいかい、「ソープに行いけ」と言いっていたかのようなイメージで語かたられることが多おおいが、連載れんさい末期まっきに担当たんとう者しゃが調しらべたところ、実じつは4回かいしか言いっていなかった。ただし、「『Hot-Dog PRESS』2001年ねん3月がつ26日にち号ごうの「北方きたがた謙三けんぞう大だい特集とくしゅう」には「59回かい」という数字すうじが記載きさいされ、「多おおい時ときで年とし9回かい」との集計しゅうけいもある。また北方ほっぽう自身じしん、ソープランドに行いったのは一いち回かいしかない（『月刊げっかんビッグトゥモロウ』でのインタビューより）。

• 1997年ねん1月がつ30日にち、藤岡ふじおか信勝のぶかつ、西尾にしお幹みき二にらによって「新あたらしい歴史れきし教科書きょうかしょをつくる会かい」が設立せつりつされると、各界かくかい著名ちょめい人じんが賛意さんいを表あらわし、同年どうねん6月がつ6日にち時点じてんの賛同さんどう者しゃは204人にんを数かぞえた。北方ほっぽうもその中なかに名なを連つらねた。

受賞じゅしょう歴れき

• 1983年ねん - 『眠ねむりなき夜よる』で第だい1回かい日本にっぽん冒険ぼうけん小説しょうせつ協会きょうかい大賞たいしょう（日本にっぽん軍ぐん大賞たいしょう）、第だい4回かい吉川よしかわ英治えいじ文学ぶんがく新人しんじん賞しょう受賞じゅしょう。
• 1984年ねん - 『檻おり』で第だい2回かい日本にっぽん冒険ぼうけん小説しょうせつ協会きょうかい大賞たいしょう（日本にっぽん軍ぐん大賞たいしょう）受賞じゅしょう。
• 1984年ねん - 『過去かこ リメンバー』で第だい11回かい角川かどかわ小説しょうせつ賞しょう受賞じゅしょう。
• 1985年ねん - 『渇かわきの街まち』で第だい38回かい日本にっぽん推理すいり作家さっか協会きょうかい賞しょう（長篇ちょうへん部門ぶもん）受賞じゅしょう。
• 1985年ねん - 『明日あしたなき街角まちかど』で第だい5回かい日本にっぽん文芸ぶんげい大賞たいしょう受賞じゅしょう。
• 1986年ねん - ベストドレッサー賞しょう受賞じゅしょう。
• 1991年ねん - 『破やぶ軍ぐんの星ほし』で第だい4回かい柴田しばた錬三郎れんざぶろう賞しょう受賞じゅしょう。
• 2004年ねん - 『楊家将しょう』で第だい38回かい吉川よしかわ英治えいじ文学ぶんがく賞しょう受賞じゅしょう。
• 2006年ねん - 『水みず滸伝』で第だい9回かい司馬しば遼りょう太郎たろう賞しょう受賞じゅしょう。
• 2007年ねん - 『独ひとり群ぐんせず』で第だい1回かい舟橋ふなばし聖一せいいち文学ぶんがく賞しょう受賞じゅしょう。
• 2010年ねん - 第だい13回かい日本にっぽんミステリー文学ぶんがく大賞たいしょう受賞じゅしょう。
• 2011年ねん - 『楊令伝でん』で第だい65回かい毎日まいにち出版しゅっぱん文化ぶんか賞しょう受賞じゅしょう。
• 2013年ねん - 紫綬褒章しじゅほうしょう受章じゅしょう。
• 2016年ねん - 第だい64回かい菊池きくち寛ひろし賞しょう受賞じゅしょう。
• 2017年ねん - 『大水おおみず滸伝』シリーズで第だい6回かい歴史れきし時代じだい作家さっかクラブ賞しょう（特別とくべつ功労賞こうろうしょう）受賞じゅしょう。
• 2020年ねん - 旭日きょくじつ小しょう綬章じゅしょう受章じゅしょう
• 2023年ねん - 『チンギス紀き』で第だい65回かい毎日まいにち芸術げいじゅつ賞しょう受賞じゅしょう。

作品さくひん

ハードボイルド小説しょうせつ（シリーズ）

“ブラディ・ドール BLOODY DOLL”シリーズ（全ぜん10冊さつ）

架空かくうの都市としN市しにある酒場さかば「ブラディ・ドール」の経営けいえい者しゃである川中かわなか良一りょういちを中心ちゅうしんに展開てんかいされるハードボイルド小説しょうせつ。第だい1作さくの『さらば、荒野あらの』と第だい10作さく『ふたたびの、荒野あらの』が、川中かわなか良一りょういちを主人公しゅじんこうとした一人称いちにんしょう小説しょうせつであり、その他たの巻まきでは、それぞれ別べつの人物じんぶつを主人公しゅじんこうとしている。

• さらば、荒野あらの（カドカワノベルズ 1983年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 1985年ねん / ハルキ文庫ぶんこ 2016年ねん 『ブラディ・ドール1』）
• 碑銘ひめい（角川書店かどかわしょてん 1986年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 1987年ねん / ハルキ文庫ぶんこ 2016年ねん 『ブラディ・ドール2』）
• 肉にく迫さこ（角川書店かどかわしょてん 1987年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 1990年ねん / ハルキ文庫ぶんこ 2017年ねん 『ブラディ・ドール3』）
• 秋霜しゅうそう（角川書店かどかわしょてん 1987年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 1990年ねん / ハルキ文庫ぶんこ 2017年ねん 『ブラディ・ドール4』）
• 黒くろ銹（角川書店かどかわしょてん 1988年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 1991年ねん / ハルキ文庫ぶんこ 2017年ねん 『ブラディ・ドール5』）
• 黙約もくやく（角川書店かどかわしょてん 1989年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 1992年ねん / ハルキ文庫ぶんこ 2017年ねん 『ブラディ・ドール6』）
• 残照ざんしょう（角川書店かどかわしょてん 1990年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 1992年ねん / ハルキ文庫ぶんこ 2017年ねん 『ブラディ・ドール7』）
• 鳥とり影かげ（角川書店かどかわしょてん 1990年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 1993年ねん / ハルキ文庫ぶんこ 2017年ねん 『ブラディ・ドール8』）
• 聖域せいいき（角川書店かどかわしょてん 1991年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 1993年ねん / ハルキ文庫ぶんこ 2018年ねん 『ブラディ・ドール9』）
• ふたたびの、荒野あらの （角川書店かどかわしょてん 1992年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 1993年ねん / ハルキ文庫ぶんこ 2018年ねん 『ブラディ・ドール10』）

“約束やくそくの街まち”シリーズ

東京とうきょう近郊きんこうの架空かくうの都市としS市しに隣接りんせつするリゾートタウンにおける一大いちだい勢力せいりょくである久ひさ納おさめ一族いちぞくと、それを取とり巻まく人物じんぶつたちによって展開てんかいされるハードボイルド小説しょうせつ。約束やくそくの街まちシリーズとブラディ・ドールシリーズは、『されど君きみは微笑ほほえむ 約束やくそくの街まち6』で、N市し「ブラディ・ドール」の川中かわなか良一りょういちがS市しに現あらわれ、両りょうシリーズが合体がったい、一ひとつのシリーズとなる。(ブラディ・ドールシリーズ)

• 遠とおく空そらは晴はれても（角川書店かどかわしょてん 1993年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 1995年ねん 『約束やくそくの街まち1』/ ハルキ文庫ぶんこ 2018年ねん 『ブラディ・ドール11』）
• たとえ朝あさが来きても（角川書店かどかわしょてん 1994年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 1996年ねん 『約束やくそくの街まち2』/ ハルキ文庫ぶんこ 2018年ねん 『ブラディ・ドール12』）
• 冬ふゆに光ひかりは満みちれど（角川書店かどかわしょてん 1995年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 1997年ねん 『約束やくそくの街まち3』/ ハルキ文庫ぶんこ 2018年ねん 『ブラディ・ドール13』）
• 死しがやさしく笑わらっても（角川書店かどかわしょてん 1996年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 1999年ねん 『約束やくそくの街まち4』/ ハルキ文庫ぶんこ 2018年ねん 『ブラディ・ドール14』）
• いつか海うみに消きえ行ゆく（角川書店かどかわしょてん 1998年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 2001年ねん 『約束やくそくの街まち5』/ ハルキ文庫ぶんこ 2019年ねん 『ブラディ・ドール15』）
• されど君きみは微笑ほほえむ（角川書店かどかわしょてん 2000年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 2004年ねん 『約束やくそくの街まち6』/ ハルキ文庫ぶんこ 2019年ねん 『ブラディ・ドール16』）
• ただ風ふうが冷つめたい日ひ（角川書店かどかわしょてん 2004年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 2007年ねん 『約束やくそくの街まち7』/ ハルキ文庫ぶんこ 2019年ねん 『ブラディ・ドール17』）
• されど時ときは過すぎ行ゆく（角川書店かどかわしょてん 2009年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 2015年ねん 『約束やくそくの街まち8』/ ハルキ文庫ぶんこ 2019年ねん 『ブラディ・ドール18』）

“谷たに道雄みちお”シリーズ（全ぜん2冊さつ）

弁護士べんごし・谷たにが主人公しゅじんこうのシリーズ。

• 眠ねむりなき夜よる（集英社しゅうえいしゃ 1982年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1986年ねん）
• 夜よるが傷きずつけた（集英社しゅうえいしゃ 1986年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1990年ねん）

“挑戦ちょうせん”シリーズ（全ぜん5冊さつ）

• 挑戦ちょうせん 危険きけんな夏なつ（集英社しゅうえいしゃ 1985年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1990年ねん 『挑戦ちょうせんI』）
• 挑戦ちょうせん 冬ふゆの狼おおかみ（集英社しゅうえいしゃ 1985年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1990年ねん 『挑戦ちょうせんII』）
• 挑戦ちょうせん 風ふうの聖せい衣ころも（集英社しゅうえいしゃ 1987年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1990年ねん 『挑戦ちょうせんIII』）
• 挑戦ちょうせん 風ふう群ぐんの荒野あらの（集英社しゅうえいしゃ 1988年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1990年ねん 『挑戦ちょうせんIV』）
• 挑戦ちょうせん いつか友ともよ（集英社しゅうえいしゃ 1988年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1990年ねん 『挑戦ちょうせんV』）

“老ろう犬いぬ”シリーズ（全ぜん3冊さつ）

『挑戦ちょうせん』シリーズや『眠ねむりなき夜よる』『檻おり』などに脇役わきやくとして登場とうじょうした高樹たかぎ警部けいぶの過去かこを描えがく。

• 傷痕きずあと（集英社しゅうえいしゃ 1989年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1992年ねん 『老ろう犬いぬシリーズ1』）
• 風葬ふうそう（集英社しゅうえいしゃ 1989年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1992年ねん 『老ろう犬いぬシリーズ2』）
• 望郷ぼうきょう（集英社しゅうえいしゃ 1990年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1992年ねん 『老ろう犬いぬシリーズ3』）

“美び有ゆう”シリーズ（全ぜん2冊さつ）

北方ほっぽう作品さくひんには珍めずらしい女性じょせいを主人公しゅじんこうに据すえたもの。

• 雨あめは心しんだけ濡ぬらす（光文社こうぶんしゃ 1988年ねん / 光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ 1991年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 2004年ねん）
• 風ふうの中なかの女おんな（光文社こうぶんしゃ 1988年ねん / 光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ 1991年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 2004年ねん）

“野崎のさき”シリーズ（全ぜん3冊さつ）

美よし有ゆうシリーズのスピンオフ。美び有ゆうの恋人こいびとで私立しりつ探偵たんていの野崎のさき通どおりが主人公しゅじんこう。

• 不良ふりょうの木き（光文社こうぶんしゃ 1991年ねん / 光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ 1994年ねん）
• 明日あしたの静しずかなる時とき（光文社こうぶんしゃ 1992年ねん / 光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ 1995年ねん）
• ガラスの獅子しし（光文社こうぶんしゃ 1995年ねん / 光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ 1999年ねん）

“神尾かみお”シリーズ（全ぜん6冊さつ）

海洋かいよう冒険ぼうけん小説しょうせつ。

• 群青ぐんじょう（集英社しゅうえいしゃ 1991年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1994年ねん 『神尾かみおシリーズI』）
• 灼光（集英社しゅうえいしゃ 1991年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1994年ねん 『神尾かみおシリーズII』）
• 炎天えんてん（集英社しゅうえいしゃ 1992年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1995年ねん 『神尾かみおシリーズIII』）
• 流ながれ塵ちり（集英社しゅうえいしゃ 1993年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1996年ねん 『神尾かみおシリーズIV』）
• 風ふう裂きれ（集英社しゅうえいしゃ 2000年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 2002年ねん 『神尾かみおシリーズV』）
• 海嶺かいれい（集英社しゅうえいしゃ 2001年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 2003年ねん 『神尾かみおシリーズVI』）

“望月もちづき”シリーズ

カメラマン・望月もちづきを主人公しゅじんこうとしたシリーズ。

• 一いち日にちだけの狼おおかみ（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1990年ねん / 文春ぶんしゅん文庫ぶんこ 1993年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 2004年ねん）
• 二に月がつ二に日にちホテル（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1992年ねん / 文春ぶんしゅん文庫ぶんこ 1995年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 2005年ねん）

“浅生あそう”シリーズ

私立しりつ探偵たんてい・浅生あそうを主人公しゅじんこうとしたシリーズ。

• 罅ひび（ひび）（集英社しゅうえいしゃ 1997年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 2001年ねん 改題かいだい『罅ひび・街まちの詩し』）
• 皸ひび（ひび）（集英社しゅうえいしゃ 1998年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 2001年ねん 改題かいだい『皸ひび・別わかれの稼業かぎょう』）

ハードボイルド小説しょうせつ

• 逃がれの街まち（集英社しゅうえいしゃ 1982年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1985年ねん）
• 弔鐘ちょうしょうはるかなり（集英社しゅうえいしゃ 1981年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1985年ねん）
• 鎖くさり（講談社こうだんしゃ 1983年ねん / 講談社こうだんしゃノベルス 1985年ねん / 講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ 1987年ねん / 文春ぶんしゅん文庫ぶんこ 2005年ねん）
• 真夏まなつの葬列そうれつ（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1983年ねん / 文春ぶんしゅん文庫ぶんこ 1986年ねん / 講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ 2005年ねん）
• 逢あうには、遠とおすぎる（集英社しゅうえいしゃ 1983年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1986年ねん / 光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ 2004年ねん）
• 檻おり（集英社しゅうえいしゃ 1983年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1987年ねん）
• 友ともよ、静しずかに瞑つぶれ（角川書店かどかわしょてん 1983年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 1985年ねん）
• 君きみに訣別けつべつの時ときを（講談社こうだんしゃ 1984年ねん / 講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ 1987年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 2010年ねん）
• 渇かわきの街まち（集英社しゅうえいしゃ 1984年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1988年ねん）
• 過去かこ リメンバー（角川書店かどかわしょてん 1984年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 1985年ねん）
• あれは幻まぼろしの旗はただったのか（双葉社ふたばしゃ 1984年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1987年ねん）
• やがて冬ふゆが終おわれば（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1984年ねん / 文春ぶんしゅん文庫ぶんこ 1987年ねん）
• 夜よるより遠とおい闇やみ（徳間書店とくましょてん 1984年ねん / 徳間とくま文庫ぶんこ 1988年ねん / 光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ 2000年ねん）
• 明日あしたなき街角まちかど（新潮社しんちょうしゃ 1985年ねん / 新潮しんちょう文庫ぶんこ 1987年ねん / 徳間とくま文庫ぶんこ 2006年ねん）
• 黒くろいドレスの女おんな（角川書店かどかわしょてん 1985年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 1986年ねん）
• 烈日れつじつ（講談社こうだんしゃ 1985年ねん / 講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ 1988年ねん / 徳間とくま文庫ぶんこ 2004年ねん）
• 二人ふたりだけの勲章くんしょう（角川書店かどかわしょてん 1985年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 1986年ねん）
• 錆さび（光文社こうぶんしゃ 1985年ねん / 光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ 1988年ねん / 徳間とくま文庫ぶんこ 2009年ねん）
• 夜よるよおまえは（集英社しゅうえいしゃ 1985年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1988年ねん / 徳間とくま文庫ぶんこ 2002年ねん）
• われらが時ときの輝かがやき（講談社こうだんしゃ 1986年ねん / 講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ 1989年ねん）
• ふるえる爪つめ（集英社しゅうえいしゃ 1986年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1989年ねん / 光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ 2005年ねん）
• 魂たましいの岸辺きしべ（講談社こうだんしゃ 1986年ねん / 講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ 1989年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 2009年ねん）
• 牙きば（小学館しょうがくかん 1986年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1989年ねん）
• 冬ふゆこそ獣ししは走はしる（新潮社しんちょうしゃ 1986年ねん / 新潮しんちょう文庫ぶんこ 1990年ねん / 光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ 2010年ねん）
• 逆光ぎゃっこうの女おんな（角川書店かどかわしょてん 1987年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 1988年ねん / 講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ 2001年ねん）
• 夜よるの終おわり（講談社こうだんしゃ 1987年ねん / 講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ 1990年ねん）
• 愚者ぐしゃの街まち（集英社しゅうえいしゃ 1987年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1991年ねん / 徳間とくま文庫ぶんこ 2003年ねん）
• 標的ひょうてき（光文社こうぶんしゃ 1987年ねん / 光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ 1990年ねん / 徳間とくま文庫ぶんこ 2000年ねん）
• いつか時じが汝なんじを（中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ 1988年ねん / 中公ちゅうこう文庫ぶんこ 1991年ねん / 幻冬舎げんとうしゃ文庫ぶんこ 1997年ねん）徳間とくま文庫ぶんこ
• 帰路きろ《連作れんさく短編たんぺん》（講談社こうだんしゃ 1988年ねん / 講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ 1991年ねん）
• 火焔かえん樹じゅ（講談社こうだんしゃ 1989年ねん / 講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ 1992年ねん / 徳間とくま文庫ぶんこ 2005年ねん）
• 傷きずだらけのマセラッティ（徳間書店とくましょてん 1989年ねん / 徳間とくま文庫ぶんこ 1992年ねん / 光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ 2009年ねん）
• 秋あきホテル（講談社こうだんしゃ 1990年ねん / 講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ 1993年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 2001年ねん）
• 棒ぼうの哀かなしみ（新潮社しんちょうしゃ 1990年ねん / 新潮しんちょう文庫ぶんこ 1994年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 2009年ねん）
• 水色みずいろの犬いぬ（徳間書店とくましょてん 1991年ねん / 徳間とくま文庫ぶんこ 1994年ねん）
• 錆さびた浮標ふひょう（ブイ）（講談社こうだんしゃ 1992年ねん / 講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ 1995年ねん）
• いつか光ひかりは匂において《短たん編集へんしゅう》（講談社こうだんしゃ 1993年ねん / 講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ 1996年ねん）
• 汚名おめいの広場ひろば（講談社こうだんしゃ 1993年ねん / 講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ 1996年ねん）
• 約束やくそく（幻冬舎げんとうしゃ 1994年ねん / 幻冬舎げんとうしゃ文庫ぶんこ 1997年ねん）
• わが叫さけび遠とおく（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1994年ねん / 文春ぶんしゅん文庫ぶんこ 1997年ねん）
• そして彼かれが死しんだ（集英社しゅうえいしゃ 1994年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1997年ねん）講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ
• 行いきどまり（徳間書店とくましょてん 1994年ねん / 徳間とくま文庫ぶんこ 1998年ねん / 講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ 2004年ねん）
• 彼かれが狼おおかみだった日ひ（集英社しゅうえいしゃ 1995年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 2000年ねん）
• 再会さいかい（幻冬舎げんとうしゃ 1995年ねん / 幻冬舎げんとうしゃ文庫ぶんこ 1998年ねん）
• 冬ふゆの眠ねむり（幻冬舎げんとうしゃ 1996年ねん / 幻冬舎げんとうしゃ文庫ぶんこ 1999年ねん / 文春ぶんしゅん文庫ぶんこ 2004年ねん）
• 夜よるを待まちながら（幻冬舎げんとうしゃ 1999年ねん / 幻冬舎げんとうしゃ文庫ぶんこ 2002年ねん）
• 白日はくじつ（小学館しょうがくかん 1999年ねん / 小学館しょうがくかん文庫ぶんこ 2002年ねん / 文春ぶんしゅん文庫ぶんこ 2005年ねん）
• 擬態ぎたい（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 2001年ねん / 文春ぶんしゅん文庫ぶんこ 2004年ねん）
• コースアゲイン《短たん編集へんしゅう》（集英社しゅうえいしゃ 2002年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 2005年ねん）
• 煤煙ばいえん（講談社こうだんしゃ 2003年ねん / 講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ 2006年ねん）

歴史れきし小説しょうせつ

【】内ないは主人公しゅじんこう

平安へいあん時代じだい

• 絶海ぜっかいにあらず【藤原ふじわら純じゅん友とも】（中央公論ちゅうおうこうろん新しん社しゃ 2005年ねん / 上うえ・下巻げかん 中公ちゅうこう文庫ぶんこ 2008年ねん）

南北なんぼく朝あさ時代じだい

北方ほっぽうが初はじめて手てがけた歴史れきし小説しょうせつである一連いちれんの南北なんぼく朝あさものは、俗ぞくに“北方ほっぽう太平たいへい記き”と呼よばれる。

• 武たけ王おうの門もん【懐なつけ良よ親王しんのう】（上うえ・下巻げかん 新潮社しんちょうしゃ 1989年ねん / 上うえ・下巻げかん 新潮しんちょう文庫ぶんこ 1993年ねん）
  • 『週刊しゅうかん新潮しんちょう』1988年ねんから1989年ねんまで連載れんさい、以下いかは書かき下おろし。
• 破やぶ軍ぐんの星ほし【北畠きたばたけ顕家あきいえ】（集英社しゅうえいしゃ 1990年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1993年ねん）
• 陽炎かげろうの旗はた （新潮社しんちょうしゃ 1991年ねん / 新潮しんちょう文庫ぶんこ 1995年ねん） - 「武たけ王おうの門もん」続編ぞくへん。
• 悪党あくとうの裔【赤松あかまつ則村のりむら】（中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ 1992年ねん / 上うえ・下巻げかん 中公ちゅうこう文庫ぶんこ 1995年ねん）
  • 『中央公論ちゅうおうこうろん』1991年ねん12月がつ号ごうから92年ねん10月がつ号ごうに連載れんさい。
• 道みち誉ほまれなり【佐々木ささき道みち誉ほまれ】（中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ 1995年ねん / 上うえ・下巻げかん 中公ちゅうこう文庫ぶんこ 1999年ねん）
• 波なみ王おうの秋あき （集英社しゅうえいしゃ 1996年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1998年ねん）
• 楠木くすのき正成まさしげ【楠木くすのき正成まさしげ】（中央公論ちゅうおうこうろん新しん社しゃ 2000年ねん / 上うえ・下巻げかん 中公ちゅうこう文庫ぶんこ 2003年ねん）

室町むろまち時代ときよ

• 魂たましいの沃野よくや（上うえ・下巻げかん 中央公論ちゅうおうこうろん新しん社しゃ 2016年ねん / 上うえ・下巻げかん 中公ちゅうこう文庫ぶんこ 2019年ねん） - 加賀かが一向いっこう一揆いっきを背景はいけいに地ち侍さむらい・風谷かぜたに小しょう十じゅう郎ろうの活躍かつやくを描えがく。

江戸えど時代じだい - 幕末ばくまつ

• 余燼よじん（上うえ・下巻げかん 講談社こうだんしゃ 1996年ねん / 上うえ・下巻げかん 講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ 1999年ねん） - 「天明てんめいの打うちこわし」を背景はいけいに描えがく活劇かつげき。
• 林蔵りんぞうの貌【間宮まみや林蔵りんぞう】（集英社しゅうえいしゃ 1994年ねん /集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1996年ねん / 新潮しんちょう文庫ぶんこ 2003年ねん）
• 草莽そうもう枯かれ行ゆく【相楽さがら総三そうぞう】（集英社しゅうえいしゃ 1999年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 2002年ねん）
• 黒くろ龍りゅうの柩ひつぎ【土方ひじかた歳三としぞう】（毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ 2002年ねん / 上うえ・下巻げかん 幻冬舎げんとうしゃ文庫ぶんこ 2005年ねん）
• 杖つえ下かに死しす（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 2003年ねん / 文春ぶんしゅん文庫ぶんこ 2006年ねん） - 大塩おおしお平八郎へいはちろうの乱らんを背景はいけいに、剣客けんかく・光武みつたけ利之としゆきの活躍かつやくを描えがく。
• 独ひとり群ぐんせず（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 2007年ねん） - 『杖つえ下かに死しす』続編ぞくへん。

剣豪けんごう小説しょうせつ

“日向ひなた景けい一郎いちろう”シリーズ

• 風樹ふうじゅの剣けん（新潮社しんちょうしゃ 1993年ねん / 新潮しんちょう文庫ぶんこ 1996年ねん 『日向ひなた景けい一いち郎ろうシリーズ1』）
• 降魔ごうまの剣けん（新潮社しんちょうしゃ 1997年ねん / 新潮しんちょう文庫ぶんこ 2000年ねん 『日向ひなた景けい一いち郎ろうシリーズ2』）
• 絶ぜっ影かげの剣けん（新潮社しんちょうしゃ 2000年ねん / 新潮しんちょう文庫ぶんこ 2002年ねん 『日向ひなた景けい一いち郎ろうシリーズ3』）
• 鬼哭きこくの剣けん（新潮社しんちょうしゃ 2003年ねん / 新潮しんちょう文庫ぶんこ 2006年ねん 『日向ひなた景けい一いち郎ろうシリーズ4』）
• 寂滅じゃくめつの剣けん（新潮社しんちょうしゃ 2010年ねん）

• 活路かつろ（講談社こうだんしゃ 1995年ねん / 講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ 1998年ねん）

中国ちゅうごく史し

“大水おおみず滸”シリーズ

• 水みず滸伝（集英社しゅうえいしゃ、全ぜん19巻かん、2000年ねん - 2005年ねん）のち文庫ぶんこ
  • 説話せつわの寄よせ集あつめであった『水みず滸伝』を時制じせい、人物じんぶつ描写びょうしゃを再さい構築こうちくすることで、より現実げんじつ的てきな話はなしとしている。
• 楊令伝でん（集英社しゅうえいしゃ、全ぜん15巻かん、2007年ねん - 2010年ねん）のち文庫ぶんこ
  • 「水みず滸伝」の続編ぞくへん。
• 岳たけ飛ひ伝でん（集英社しゅうえいしゃ、全ぜん17巻かん、2012年ねん - 2016年ねん）のち文庫ぶんこ
  • 中華ちゅうか最大さいだいの英雄えいゆう・岳たけ飛ひを主人公しゅじんこうに、梁山泊りょうざんぱく軍ぐんとの戦たたかいを描えがく三さん部ぶ作さく完結かんけつ編へん。

• 三国志さんごくし（角川かどかわ春樹はるき事務所じむしょ、全ぜん13巻かん、1996年ねん - 1998年ねん）のち文庫ぶんこ
  • 『三国志さんごくし演義えんぎ』とは異ことなり正史せいしを基もととした作品さくひん構成こうせいであり、登場とうじょう人物じんぶつの描写びょうしゃが独特どくとく。
• 楊家将しょう（PHP研究所けんきゅうじょ、上下じょうげ巻まき、2003年ねん）のち文庫ぶんこ
  • 中国ちゅうごくで『三国志さんごくし』と人気にんきを二分にぶんする物語ものがたり『楊家将はた演義えんぎ』。主人公しゅじんこうは宋そう時代じだいの英雄えいゆう・楊業と七なな人にんの息子むすこたち。
• 血涙けつるい 新しん楊家将しょう（PHP研究所けんきゅうじょ、上下じょうげ巻まき、2006年ねん）のち文庫ぶんこ
  • 『楊家将しょう』から2年ねん後ごが舞台ぶたい。主人公しゅじんこうは遼りょうに降ふった将軍しょうぐん・石いし幻まぼろし果はてと、楊業の六ろく男なん・楊六ろく郎ろう延のべ昭あきら。
• 史記しき 武たけ帝みかど紀きの（角川かどかわ春樹はるき事務所じむしょ、全ぜん7巻かん、2008年ねん - 2012年ねん）のち文庫ぶんこ

モンゴル史し

• チンギス紀きの（集英社しゅうえいしゃ、全ぜん17巻かん、2018年ねん - 2023年ねん）

近代きんだい史し

• 望郷ぼうきょうの道みち（上うえ・下巻げかん 幻冬舎げんとうしゃ 2009年ねん）
  • 曾祖父そうそふ・森もり平太郎へいたろう（ニイタカドロップなどで知しられた新高にいたか製菓せいか創業そうぎょう者しゃ）をモデルとした立志伝りっしでん。『日本経済新聞にほんけいざいしんぶん』朝刊ちょうかん2007年ねん8月がつから2008年ねん9月がつ掲載けいさい。全ぜん409回かい。

その他た小説しょうせつ

• 遠とおい港みなと（講談社こうだんしゃ 1991年ねん / 講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ 1994年ねん / 角川かどかわ文庫ぶんこ 1998年ねん）
• 明あかるい街まちへ《初期しょき純文学じゅんぶんがく短たん編集へんしゅう》（集英社しゅうえいしゃ 1996年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1999年ねん）
• 夜よるの眼め（講談社こうだんしゃ 1998年ねん / 講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ 2000年ねん）
• 旅たびのいろ（講談社こうだんしゃ 2006年ねん / 講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ 2009年ねん）
• 抱擁ほうよう 北方きたがた謙三けんぞう恋愛れんあい小説しょうせつ集しゅう （徳間とくま文庫ぶんこ 2001年ねん）

エッセイ等とう

• 第だい二に誕生たんじょう日び（集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1985年ねん）【エッセイ集しゅう】
• 男おとこはハードボイルド（KKベストセラーズ 1985年ねん / ワニ文庫ぶんこ 1993年ねん）【書かき下おろしエッセイ】
• 今夜こんやはあの男おとこの話はなしをしよう 田中たなか光ひかり二に、北方きたがた謙三けんぞう、大沢おおさわ在昌ありまさが語かたり合あう男おとこのロマン(田中たなか光ひかり二に、大沢おおさわ在昌ありまさ共著きょうちょ 実業之日本社じつぎょうのにほんしゃ、1985年ねん）【鼎談ていだん】
• 疾走しっそうの夏なつ アメリカン・ブルーハイウェイ （新潮しんちょう文庫ぶんこ 1986年ねん）【紀行きこう文ぶん】
• 遠とおく、ただ遠とおく（光文社こうぶんしゃ 1986年ねん / 光文社こうぶんしゃ文庫ぶんこ 1989年ねん）【紀行きこう文ぶん】
• 日付変更線ひづけへんこうせん（講談社こうだんしゃ 1986年ねん / 講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ 1992年ねん / 幻冬舎げんとうしゃ文庫ぶんこ 1997年ねん）【自伝じでん的てきエッセイ】
• 俺おれたちと唄うたおう!北方きたがた謙三けんぞう・美保みほ純じゅん青春せいしゅん相対そうたい問答もんどう （集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1986年ねん）【人生じんせい相談そうだん】
• 愛いとしき女おんなたち（主婦しゅふの友社ともしゃ 1987年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 1991年ねん 改題かいだい『愛いとしき女おんなたちへ』）
• 試こころみの地平線ちへいせん（講談社こうだんしゃ 1988年ねん / 講談社こうだんしゃ+αあるふぁ文庫ぶんこ 1993年ねん）『ホットドッグ・プレス』連載れんさいの人生じんせい相談そうだん
• 魂たましい（ブルース）の十字路じゅうじろ（勁文社しゃ 1990年ねん）【写真しゃしん家か・長浜ながはま治おさむとの共著きょうちょ】
• 国境こっきょう流浪るろう（平凡社へいぼんしゃ 1990年ねん）【写真しゃしん家か・秋山あきやま忠ただし右みぎとの共著きょうちょ】
• 続ぞく 試こころみの地平線ちへいせん（講談社こうだんしゃ 1990年ねん）
• 黒くろき肌はだへの旅たび（学研がっけん 1992年ねん）【写真しゃしん集しゅう】
• 男おとこのホンネ・女おんなのホンネ（三笠みかさ書房しょぼう 1993年ねん）
• 風待かざまちの港みなとで（ホーム社しゃ 1999年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 2003年ねん）【エッセイ集しゅう】
• 男おとこが惚ほれる男おとこの条件じょうけん（PHP研究所けんきゅうじょ 2000年ねん）
• 男おとこたちの荒野あらの（まち）ブラディ・ドール読本とくほん（角川かどかわ文庫ぶんこ 2001年ねん）【編著へんちょ】
• 男おとこたちの長ながい旅たび（トクマノベルズ 2004年ねん / 徳間とくま文庫ぶんこ 2006年ねん）【共著きょうちょ】
• 闇やみに香かおるもの（新潮社しんちょうしゃ 2004年ねん）【アンソロジー】
• 人生じんせい訓くんなんて蹴けっ飛とばせ（PHP文庫ぶんこ 2005年ねん）
• 替がえ天てん行道ぎょうどう 北方ほっぽう水すい滸伝読本とくほん（集英社しゅうえいしゃ 2005年ねん / 集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 2008年ねん）【編著へんちょ】
• 誇ほこりたかき掟おきて（カドカワノベルズ 2007年ねん）【アンソロジー】
• 北方きたがた謙三けんぞうの『水みず滸伝』ノート（日本にっぽん放送ほうそう出版しゅっぱん協会きょうかい・生活せいかつ人じん新書しんしょ 2009年ねん）
• 十字路じゅうじろが見みえる（新潮社しんちょうしゃ 2015年ねん / 新潮しんちょう文庫ぶんこ 2016年ねん）【『週刊しゅうかん新潮しんちょう』連載れんさいエッセイの単行本たんこうぼん化か】
• いまそこにいる君きみは：十字路じゅうじろが見みえる（新潮社しんちょうしゃ 2016年ねん）
• 荒野あらのに立たてば：十字路じゅうじろが見みえる（新潮社しんちょうしゃ 2017年ねん）
• 生いきるための辞書じしょ：十字路じゅうじろが見みえる（新潮社しんちょうしゃ 2020年ねん）
• 完全かんぜん版ばん 十字路じゅうじろが見みえる（岩波書店いわなみしょてん、全ぜん4巻かん、2023年ねん1-3月がつ）
  • Ⅰ 東風こちに誘さそわれ ISBN 978-4000266574
  • Ⅱ 西陽にしびの温ぬくもり ISBN 978-4000266581
  • Ⅲ 南みなみ雲くもを指さして ISBN 978-4000266598
  • Ⅳ 北斗ほくとに誓ちかえば ISBN 978-4000266604

児童じどう書しょ

• シロは死しなない（小学館しょうがくかん 1990年ねん、作画さくがは浦沢うらさわ直樹なおき）
• くらやみに星ほしをひろえ（小学館しょうがくかん 1991年ねん、作画さくがは東元ひがしもと）

テレビドラマ出演しゅつえん

• ベイシティ刑事けいじ 第だい19話わ「復讐ふくしゅう…」(1988年ねん2月がつ17日にち) 友情ゆうじょう出演しゅつえん

バラエティ

• おもしろクイズBOX（日本にほんテレビ）（レギュラー解答かいとう者しゃ）（1983年ねん〜1985年ねん）
• ビッグ・ウエンズデー
• タイプライターズ〜物書ものかきの世界せかい〜（フジテレビ、2020年ねん7月がつ18日にち）

映画えいが出演しゅつえん

• キャバレー（1986年ねん）ゲスト出演しゅつえん

参考さんこう文献ぶんけん

• 『男おとこたちの荒野あらの ブラディ・ドール読本とくほん』（角川かどかわ文庫ぶんこ 2001年ねん）ISBN 978-4041612231
• 『替がえ天てん行道ぎょうどう 北方ほっぽう水すい滸伝読本とくほん』（集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ 2008年ねん）ISBN 978-4087462838

関連かんれん項目こうもく

• 日本にっぽんの小説しょうせつ家か一覧いちらん
• 時代じだい小説しょうせつ・歴史れきし小説しょうせつ作家さっか一覧いちらん
• 推理すいり作家さっか一覧いちらん
• 日本にっぽんのスペクタクル・アクション作家さっか一覧いちらん
• 冒険ぼうけん小説しょうせつ

外部がいぶリンク

• 北方きたがた謙三けんぞう「大水おおみず滸伝」シリーズ ◆中国ちゅうごく歴史れきし小説しょうせつ『水みず滸伝』『楊令伝でん』『岳たけ飛ひ伝でん』◆｜集英社しゅうえいしゃ
• 早稲田大学わせだだいがく人物じんぶつ研究けんきゅう会かい・北方きたがた謙三けんぞう会見かいけん録ろく