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津本つもと

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津本つもと
(つもと よう)
誕生たんじょう 津本つもと 寅吉とらきち
(1929-03-23) 1929ねん3月23にち
和歌山わかやまけん和歌山わかやま
死没しぼつ (2018-05-26) 2018ねん5月26にち(89さいぼつ
東京とうきょう文京ぶんきょう
職業しょくぎょう 小説しょうせつ
国籍こくせき 日本の旗 日本にっぽん
活動かつどう期間きかん 1966ねん - 2018ねん
代表だいひょうさくふかおもうみ
塚原つかはら卜伝ぼくでんじゅうばん勝負しょうぶ
しもてんゆめ
柳生やぎゅう十兵衛じゅうべえななばん勝負しょうぶ
『薩南示現じげんりゅう
おも受賞じゅしょうれき 直木なおき三十五さんじゅうごしょう(1978ねん
吉川よしかわ英治えいじ文学ぶんがくしょう(1995ねん
紫綬褒章しじゅほうしょう(1997ねん
旭日きょくじつしょう綬章じゅしょう(2003ねん
菊池きくちひろししょう(2005ねん
歴史れきし時代じだい作家さっかクラブしょう(2012ねん
デビューさくおかいえ
ウィキポータル 文学ぶんがく
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津本つもと (つもと よう、1929ねん昭和しょうわ4ねん3月23にち - 2018ねん平成へいせい30ねん5月26にち)は、日本にっぽん小説しょうせつ本名ほんみょう寅吉とらきち(とらよし)。 

経歴けいれき[編集へんしゅう]

和歌山わかやまけん和歌山わかやま出身しゅっしん旧制きゅうせい和歌山わかやま中学校ちゅうがっこうから旧制きゅうせい大阪おおさか専門せんもん学校がっこうげん近畿大学きんきだいがく[1]て、1951ねん東北大学とうほくだいがく法学部ほうがくぶそつ明間あけま輝行てるゆき同期どうき[2]同人どうじんVIKING』で活動かつどうし、掲載けいさいさくおかいえ』がだい56かい直木賞なおきしょう候補こうほ1978ねん昭和しょうわ53ねん)、故郷こきょう和歌山わかやま舞台ぶたいにした『ふかおもうみ』でだい79かい直木賞なおきしょう受賞じゅしょう膨大ぼうだい資料しりょうをたどり、小説しょうせつなか逐次ちくじ資料しりょう内容ないよう提示ていじ解説かいせつをしながらはなし展開てんかいしてゆく形式けいしきおおい。文体ぶんたい情緒じょうちょせいはいした重厚じゅうこう簡潔かんけつ表現ひょうげん主体しゅたい

題材だいざいおも剣豪けんごう戦国せんごく大名だいみょう幕末ばくまつ英傑えいけつ主題しゅだいにした歴史れきし小説しょうせつおおい。撃剣げっけん興行こうぎょうえがいた『明治めいじ撃剣げっけんかい』をはじめとする剣豪けんごう小説しょうせつ人気にんきる。剣道けんどうさんだん抜刀ばっとうどうだん腕前うでまえち、武道ぶどうへの造詣ぞうけいふかく、剣豪けんごうだけのたか境地きょうちけんわざ精密せいみつ描写びょうしゃをすることにながじる。戦国せんごく時代じだい塚原つかはら卜伝ぼくでん柳生やぎゅうしんかげりゅう柳生やぎゅう兵庫ひょうごすけ示現じげんりゅう創始そうししゃ東郷とうごうしげる江戸えど時代じだい後期こうき北辰ほくしん一刀いっとうりゅう千葉ちば周作しゅうさくらの伝記でんき小説しょうせつにおいて活写かっしゃされている。

明治めいじ撃剣げっけんかい執筆しっぴつ以後いご歴史れきし小説しょうせつき、織田おだ信長のぶなが題材だいざいとし、『日本経済新聞にほんけいざいしんぶん』に連載れんさいした『しもてんゆめ』は単行本たんこうぼん出版しゅっぱんベストセラーとなった。戦国せんごく大名だいみょうについてはほかにも豊臣とよとみ秀吉ひでよし徳川とくがわ家康いえやす武田たけだ信玄しんげん上杉うえすぎ謙信けんしん伊達だてまさしむね前田まえだ利家としいえひとしについても執筆しっぴつしている。和歌山わかやまけん出身しゅっしんであることから、大量たいりょう火縄銃ひなわじゅう駆使くしして戦国せんごく活躍かつやくした紀伊きい豪族ごうぞく雑賀さいか一族いちぞくえがいた小説しょうせつ雑賀さいかろくしろ』『信長のぶなが傭兵ようへい』を執筆しっぴつし、ここでは鉄砲てっぽう原理げんり戦法せんぽう戦略せんりゃくについて詳細しょうさい考察こうさつをもとにえがいている。

剣豪けんごう戦国せんごく大名だいみょう雑賀さいか一族いちぞく以外いがい分野ぶんやでも、江戸えど時代じだい徳川とくがわ吉宗よしむね幕末ばくまつかつ海舟かいしゅう西郷さいごう隆盛たかもり坂本さかもと龍馬りょうまジョン万次郎じょんまんじろう中国ちゅうごく始皇帝しこうていのり天武てんむきさきなどをえがいている。また熱心ねっしん浄土真宗じょうどしんしゅう門徒もんと教理きょうりつうじており、『わたる陀のはし親鸞しんらんせい人伝ひとづて』にて親鸞しんらんえがいている。

1997ねん平成へいせい9ねん)に紫綬褒章しじゅほうしょうを、2003ねん平成へいせい15ねん)に旭日きょくじつしょう綬章じゅしょう受章じゅしょう

2011ねん発足ほっそくした歴史れきし時代じだい作家さっかクラブ名誉めいよ会長かいちょうけん顧問こもんつとめた。

遺作いさく深淵しんえんいろはー佐川さがわ幸義ゆきよしつて』、大東だいとうりゅうごう武術ぶじゅつ佐川さがわ幸義ゆきよし門人もんじんになり、武田たけだそうかく植芝うえしばもりひらたごう3さく発表はっぴょうした。佐川さがわ幸義ゆきよし顕彰けんしょう建立こんりゅう尽力じんりょくごう研究けんきゅうをライフワーク、第一人者だいいちにんしゃでもあった。

2018ねん5月26にちあやまえんせい肺炎はいえんのため死去しきょ[3]。89さいぼつ

剽窃ひょうせつ問題もんだい[編集へんしゅう]

豊富ほうふ資料しりょう背景はいけいとして多数たすう歴史れきし時代じだい小説しょうせついているが、一方いっぽう調しらべたことをすべてすということもおおく、それゆえ剽窃ひょうせつ沙汰ざたされることがたびたびあった。

受賞じゅしょう栄典えいてん[編集へんしゅう]

作品さくひんリスト[編集へんしゅう]

  • ふかおもうみ』(1978ねん新潮社しんちょうしゃ)のち文庫ぶんこ集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ
  • あり構図こうず』(1979ねん新潮社しんちょうしゃ)のち徳間とくま文庫ぶんこたん編集へんしゅう
  • こいの涯』(1979ねん中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ)のち文庫ぶんこ
  • 土地とち相続そうぞくじん』(1979ねん講談社こうだんしゃ)のち文庫ぶんこ
  • 南海なんかいあやぎぬたん』(1980ねん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう)のち文庫ぶんこたん編集へんしゅう
  • 『わがくんきがごと』(1981ねん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう)のち文庫ぶんこ幻冬舎げんとうしゃ文庫ぶんこ
  • 土地とちむかって突進とっしんせよ』(1981ねん講談社こうだんしゃ)のち文庫ぶんこ、「土地とち狂騒きょうそうきょく角川かどかわ文庫ぶんこ
  • やみ蛟竜こうりょう』(1981ねん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう)のち文庫ぶんこ維新いしん時代じだい小説しょうせつ
  • 真紅しんくのセラティア』(1981ねん中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ)のち文庫ぶんこ医学いがく小説しょうせつ
  • 明治めいじ撃剣げっけんかい』(1982ねん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう)のち文庫ぶんこたん編集へんしゅう
  • やぶれざる教師きょうし』(1981ねん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう)のち講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ
  • 前科ぜんかち』(1982ねん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう)のち文庫ぶんこ
  • うらみちあり―「相場そうば平蔵へいぞうく』(1983ねん日本経済新聞社にほんけいざいしんぶんしゃ)「最後さいご相場そうば角川かどかわ文庫ぶんこ是川これかわ銀蔵ぎんぞうがモデル)
  • あらし日々ひび』(1983ねん光風こうふうしゃ出版しゅっぱん)のち徳間とくま文庫ぶんこ(たん編集へんしゅう
  • 塚原つかはら卜伝ぼくでんじゅうばん勝負しょうぶ』(1983ねん講談社こうだんしゃ)のち文庫ぶんこPHP文庫ぶんこ
  • 『薩南示現じげんりゅう』(1983ねん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう)のち文庫ぶんこ
  • 恋人こいびとはいらない』(1983ねんサンケイ出版しゅっぱん)のちしお文庫ぶんこ
  • 南海なんかいりゅうわか徳川とくがわはちだい将軍しょうぐん吉宗よしむね』(1983ねん中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ)のち文庫ぶんこ
  • 黄金おうごん天馬てんば』(1983ねん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう)のち文庫ぶんこ、PHP文庫ぶんこ植芝うえしばもりひらたがモデル)
  • けんのいのち』(1984ねん朝日新聞社あさひしんぶんしゃ)のち文春ぶんしゅん文庫ぶんこ
  • 雑賀さいかろくしろ』(1984ねん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう)のち文庫ぶんこ
  • おすのたてがみ』集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ、1984(たん編集へんしゅう
  • 地獄じごくへの階段かいだん 長編ちょうへん犯罪はんざい小説しょうせつ光文社こうぶんしゃ 1984 のち文庫ぶんこ角川かどかわ文庫ぶんこ
  • 明治めいじかぶとり』講談社こうだんしゃ 1984 のち文庫ぶんこ
  • 幕末ばくまつきょりゅうつたえ新潮社しんちょうしゃ 1984 のち文庫ぶんこ双葉ふたば文庫ぶんこ
  • うみしょう岩橋いわせまんづくり生涯しょうがい中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ 1984 のち文庫ぶんこ
  • 明治めいじざんぎりけん侠伝』徳間書店とくましょてん 1984 「明治めいじけん侠伝」文庫ぶんこ
  • 薩摩さつま夜叉やしゃひな文芸春秋ぶんげいしゅんじゅう 1985 のち文庫ぶんこ
  • 宮本みやもと武蔵むさし文芸春秋ぶんげいしゅんじゅう 1985 のち文庫ぶんこ
  • 芥子からしのかおり』文芸春秋ぶんげいしゅんじゅう 1985 のち文庫ぶんこ
  • こぶしごうでん』(1985ねん講談社こうだんしゃ)のち文庫ぶんこ横山よこやままさみち漫画まんが
  • 虎狼ころうそら小説しょうせつ新選しんせんぐみ』(1985ねん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう)のち文庫ぶんこ角川かどかわ文庫ぶんこ
  • 日本にっぽん剣客けんかく列伝れつでん講談社こうだんしゃ、1985 のち文庫ぶんこ
  • 修羅しゅらけん 幕末ばくまつ天才てんさい剣士けんし仏生寺ぶっしょうじわたるすけ』(1986ねん講談社こうだんしゃ)のち文庫ぶんこ、PHP文庫ぶんこ
  • 危地きちきる姿勢しせい大和やまと出版しゅっぱん 1986
  • 極意ごくいきる極意ごくい 実戦じっせんつよおとこ条件じょうけん大和やまと出版しゅっぱん 1986 のち講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ
  • 柳生やぎゅう兵庫ひょうごすけ毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ 1986-1989 のち文春ぶんしゅん文庫ぶんこ双葉ふたば文庫ぶんこ
  • 富士ふじつきたま(つきしろ)』(1986ねん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう)のち文庫ぶんこ
  • 清水次郎長しみずのじろちょう』(1987ねん角川書店かどかわしょてん)「修羅しゅら海道かいどう文庫ぶんこ
  • 幕末ばくまつ新人しんじんるいでん潮出版社うしおしゅっぱんしゃ 1987 のち文春ぶんしゅん文庫ぶんこ
  • 春風しゅんぷうかたなりゅう中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ 1987 のち文庫ぶんこ文春ぶんしゅん文庫ぶんこ
  • しんかげりゅう小笠原おがさわら長治ながはる新潮社しんちょうしゃ 1987 のち文庫ぶんこ
  • おにかんむり 武田たけだそうかくつて』(1987ねん実業之日本社じつぎょうのにほんしゃ) のち新潮しんちょう文庫ぶんこ双葉ふたば文庫ぶんこ
  • 千葉ちば周作しゅうさく不敗ふはいけん』(1988ねん光文社こうぶんしゃ)のち文庫ぶんこ
  • 千葉ちば周作しゅうさく講談社こうだんしゃ、1988 のち文庫ぶんこ角川かどかわ文庫ぶんこ
  • 欲望よくぼう地図ちず 長篇ちょうへんマネービルド・ノベル』徳間とくまノベルス、1988 のち文庫ぶんこ
  • 真剣しんけん兵法ひょうほう光文社こうぶんしゃ 1988 のち文庫ぶんこ
  • 密偵みってい 幕末ばくまつ明治めいじ剣豪けんごう綺談きだん角川書店かどかわしょてん 1989 のち文庫ぶんこ
  • しもてんゆめ』(1989ねん日本経済新聞社にほんけいざいしんぶんしゃ)のち講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ角川かどかわ文庫ぶんこ集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ
  • 鎮西八郎為朝ちんぜいはちろうためとも講談社こうだんしゃ 1989 のち文庫ぶんこ
  • きょ人伝ひとづて文芸春秋ぶんげいしゅんじゅう 1989 のち文庫ぶんこ
  • ひとけん奥儀おうぎ新潮社しんちょうしゃ 1989 のち文庫ぶんこ、PHP文芸ぶんげい文庫ぶんこ
  • 幕末ばくまつだい盗賊とうぞく光文社こうぶんしゃ 1989 のち文庫ぶんこ
  • 黄金おうごんうみへ』文芸春秋ぶんげいしゅんじゅう 1989 のち文庫ぶんこ
  • きたおおかみ 津本つもと自選じせん時代じだい小説しょうせつしゅう集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ、1989
  • 『おにわばん吹雪ふぶきさんちょう文芸春秋ぶんげいしゅんじゅう 1990 のち文庫ぶんこ
  • おとこ流儀りゅうぎ 歴史れきし随筆ずいひつPHP研究所けんきゅうじょ 1990 のち文庫ぶんこ
  • おにこつひと新人物往来社しんじんぶつおうらいしゃ 1990 のち角川かどかわ文庫ぶんこ
  • てんけるやまと寇』角川書店かどかわしょてん 1990 のち文庫ぶんこ
  • 幕末ばくまつ剣客けんかくでん講談社こうだんしゃ 1991 のち文庫ぶんこ双葉ふたば文庫ぶんこ
  • 火焔かえん浄土じょうど 顕如けんにょ上人しょうにんでん角川書店かどかわしょてん 1991 のち文庫ぶんこ
  • 『のるかそるか』文芸春秋ぶんげいしゅんじゅう 1991 のち文庫ぶんこ(エッセイしゅう
  • しもてんゆめ信長のぶなが私記しき日本経済新聞社にほんけいざいしんぶんしゃ 1991 のち新潮しんちょう文庫ぶんこ角川かどかわ文庫ぶんこ
  • 織田おだ信長のぶなが講談社こうだんしゃ(少年しょうねん少女しょうじょ伝記でんき文学ぶんがくかん) 1991
  • しん忠臣蔵ちゅうしんぐら光文社こうぶんしゃ 1991 のち文庫ぶんこ
  • 武神ぶしんかい角川書店かどかわしょてん 1991 のち文庫ぶんこ
  • 『「そうしん信長のぶながプレジデントしゃ(Book & videoカミユ文庫ぶんこ) 1992 「そうしん織田おだ信長のぶなが角川かどかわ文庫ぶんこ
  • めいしんでん文芸春秋ぶんげいしゅんじゅう 1992 のち文庫ぶんこ双葉ふたば文庫ぶんこ
  • 乱世らんせい夢幻むげんごとし』プレジデントしゃ 1992 のち講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ
  • 武田たけだ信玄しんげん』(1993ねん講談社こうだんしゃ)のち文庫ぶんこ
  • ゆめのまたゆめ』(1993 - 1994ねん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう)のち文庫ぶんこ幻冬舎げんとうしゃ文庫ぶんこ
  • おとこ真剣しんけん勝負しょうぶ日本経済新聞社にほんけいざいしんぶんしゃ 1993 のち角川かどかわ文庫ぶんこ
  • 開国かいこく日本経済新聞社にほんけいざいしんぶんしゃ 1993 のち文春ぶんしゅん文庫ぶんこ幻冬舎げんとうしゃ文庫ぶんこ
  • しゅさや安兵衛やすべえ光文社こうぶんしゃ 1993 のち文庫ぶんこ
  • 前田まえだ利家としいえ』(1994ねん講談社こうだんしゃ)のち文庫ぶんこ
  • 椿つばき花水木はなみずき 万次郎まんじろう生涯しょうがい読売新聞社よみうりしんぶんしゃ 1994 のち新潮しんちょう文庫ぶんこ双葉ふたば文庫ぶんこ幻冬舎げんとうしゃ文庫ぶんこ
  • なみじょうかん 加賀かが豪商ごうしょうぜに兵衛ひょうえ生涯しょうがい中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ 1994 のち文庫ぶんこ
  • だいわらんじのおとこ はちだい将軍しょうぐん徳川とくがわ吉宗よしむね』(1994 - 1995ねん日本経済新聞社にほんけいざいしんぶんしゃ)のち文春ぶんしゅん文庫ぶんこ幻冬舎げんとうしゃ文庫ぶんこ
  • 英雄えいゆうたちの肖像しょうぞう 対談たいだんしゅう』プレジデントしゃ 1995
  • 戦国せんごく武将ぶしょうまな処世しょせいじゅつ 信長のぶなが秀吉ひでよし家康いえやす角川書店かどかわしょてん 1995 「戦国せんごく武将ぶしょうまな情報じょうほう戦略せんりゃく文庫ぶんこ
  • 独眼竜どくがんりゅうせいむね文芸春秋ぶんげいしゅんじゅう 1996 のち文庫ぶんこ角川かどかわ文庫ぶんこ
  • 大悲だいひうみさとし上人しょうにんでん新潮社しんちょうしゃ 1996.4 のち文庫ぶんこ
  • 鉄砲てっぽう無頼ぶらい実業之日本社じつぎょうのにほんしゃ 1996 「鉄砲てっぽう無頼ぶらいでん角川かどかわ文庫ぶんこ
  • てん伽藍がらん角川書店かどかわしょてん 1996 「大谷おおや光瑞こうずい生涯しょうがい文庫ぶんこ
  • 秀吉ひでよし私記しき角川書店かどかわしょてん 1996 のち講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ
  • 真田さなだしのぶ侠記』毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ 1996 のち講談社こうだんしゃ文庫ぶんこPHP文庫ぶんこ
  • 加賀かがひゃくまんせき講談社こうだんしゃ 1996 のち文庫ぶんこ
  • たけしん文春ぶんしゅん文庫ぶんこ) 1996(エッセイ・対談たいだんしゅう
  • 乾坤けんこんゆめ文芸春秋ぶんげいしゅんじゅう 1997 のち文庫ぶんこ徳間とくま文庫ぶんこ
  • 草笛くさぶえけん読売新聞社よみうりしんぶんしゃ 1997 のち文春ぶんしゅん文庫ぶんこ
  • のり天武てんむきさき幻冬舎げんとうしゃ 1997 のち文庫ぶんこ
  • けんける』幻冬舎げんとうしゃ文庫ぶんこ) 1997
  • 旋風せんぷうじん信長のぶなが 変革へんかくしゃ戦略せんりゃくれきおもえ書院しょいん 1997 のち講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ
  • 武将ぶしょう運命うんめい朝日新聞社あさひしんぶんしゃ 1997 のち文庫ぶんこ
  • 胡蝶こちょうけん角川書店かどかわしょてん 1997 のち文庫ぶんこ
  • 龍馬りょうまざんかげ文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1997 のち文庫ぶんこ
  • 宇喜多うきた秀家ひでいえ 備前びぜん物語ものがたり文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1997
  • 津本つもと歴史れきし長篇ちょうへん全集ぜんしゅうぜん28かん 角川書店かどかわしょてん 1998
  • いさむのこと 坂本さかもと龍馬りょうま西郷さいごう隆盛たかもりしめした変革期へんかくきかた講談社こうだんしゃ 1998 のち文庫ぶんこ
  • 死生しせいゆめのごとし 津本つもと世界せかい学陽書房がくようしょぼう 1998
  • せいんでおそれず 高橋たかはし是清これきよ生涯しょうがい幻冬舎げんとうしゃ 1998 のち文庫ぶんこ
  • 青雲せいうん士魂しこんろく文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 1999 のち文庫ぶんこたん編集へんしゅう
  • 風流ふうりゅう武辺ぶへん朝日新聞社あさひしんぶんしゃ 1999 のち文庫ぶんこ
  • 信長のぶなが信玄しんげん東洋経済新報社とうようけいざいしんぽうしゃ 1999 のち角川かどかわ文庫ぶんこ
  • 津本つもと自選じせん短篇たんぺん20』講談社こうだんしゃ 1999
  • 『おおとりはそらに』あわ交社 1999 のち講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ
  • くすのきおか中央公論ちゅうおうこうろんしんしゃ 1999 のち幻冬舎げんとうしゃ文庫ぶんこ自伝じでんてき長編ちょうへん
  • 小説しょうせつしん始皇帝しこうてい角川かどかわ春樹はるき事務所じむしょ 1999 のち文庫ぶんこ
  • 暗殺あんさつしろ』(1998ねん幻冬舎げんとうしゃ)のち文庫ぶんこ
  • 乾坤一擲けんこんいってき総合そうごう法令ほうれい出版しゅっぱん 2000(エッセイしゅう
  • きょうもまたし』幻冬舎げんとうしゃ 2000 のち文庫ぶんこ
  • 『こうきて、こうにたい』東京書籍とうきょうしょせき 2000
  • 歴史れきしまなぶ』講談社こうだんしゃ 2000 のち文庫ぶんこ
  • 群雄ぐんゆうたん 項羽こうう劉邦りゅうほう角川かどかわ春樹はるき事務所じむしょ 2000 のち文庫ぶんこ
  • 龍馬りょうま』(2001 - 2003ねん角川書店かどかわしょてん)のち文庫ぶんこ集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ
  • 人生じんせい定年ていねんなし』光文社こうぶんしゃ 2001
  • 勝者しょうしゃ極意ごくい 歴史れきし対談たいだんしゅう朝日新聞社あさひしんぶんしゃ 2001
  • 新釈しんしゃくみず滸伝』(2002ねん潮出版社うしおしゅっぱんしゃ)のち角川かどかわ文庫ぶんこ
  • 本能寺ほんのうじへん講談社こうだんしゃ 2002 のち文庫ぶんこ
  • ぎてきた日々ひび』(2002ねん角川書店かどかわしょてん) のち文庫ぶんこ
  • 武蔵むさし五輪ごりんしょ講談社こうだんしゃ 2002 のち文庫ぶんこ
  • わたる陀のはし親鸞しんらんせい人伝ひとづて』(2002ねん読売新聞社よみうりしんぶんしゃ)のち文春ぶんしゅん文庫ぶんこ
  • 異形いぎょう将軍しょうぐん 田中たなか角栄かくえい生涯しょうがい幻冬舎げんとうしゃ 2002 のち文庫ぶんこ
  • 武蔵むさし小次郎こじろう角川書店かどかわしょてん 2003 「巌流島がんりゅうじま角川かどかわ文庫ぶんこ
  • 戦国せんごく城塞じょうさいでん じゅうしろ物語ものがたり』PHP研究所けんきゅうじょ 2003 のち文庫ぶんこ
  • かつ海舟かいしゅう わたしかえせず』(2003ねん潮出版社うしおしゅっぱんしゃ)のち幻冬舎げんとうしゃ文庫ぶんこ
  • いはなまのさなかにあり』幻冬舎げんとうしゃ 2003 のち文庫ぶんこ
  • ぞく鉄砲てっぽう無頼ぶらい実業之日本社じつぎょうのにほんしゃ 2003 「信長のぶなが傭兵ようへい角川かどかわ文庫ぶんこ
  • 幕末ばくまつ御用ごようとう講談社こうだんしゃ 2003 のち文庫ぶんこ
  • きょおとこ 西郷さいごう隆盛たかもり』(2003 - 2004ねん新潮社しんちょうしゃ)のち文庫ぶんこ集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ
  • 大久保おおくぼ彦左衛門ひこざえもん 不遇ふぐうときこそ』光文社こうぶんしゃ 2004
  • 柳生やぎゅう十兵衛じゅうべえななばん勝負しょうぶ』(2004ねん文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう)のち文庫ぶんこ
  • 小説しょうせつ渋沢しぶさわ栄一えいいち』(2004ねん日本にっぽん放送ほうそう出版しゅっぱん協会きょうかい)のち幻冬舎げんとうしゃ文庫ぶんこ
  • 日本にっぽん列島れっとう士風しふう探訪たんぼう』PHP研究所けんきゅうじょ 2005
  • 名将めいしょう名城めいじょうでん』PHP研究所けんきゅうじょ 2005 のち文庫ぶんこ
  • 覇王はおうゆめ幻冬舎げんとうしゃ 2005 のち文庫ぶんこ織田おだ信長のぶなが
  • つきとよしきり』集英社しゅうえいしゃ 2005 のち文庫ぶんこ
  • をこそしめ 硫黄いおうとうたましい記録きろく文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 2005 のち文庫ぶんこ
  • 天狗てんぐ剣法けんぽう ほうかみりゅう須田すだ房之助ふさのすけ始末しまつ』PHP研究所けんきゅうじょ 2005 のち文庫ぶんこ
  • はちがつ砲声ほうせい ノモンハンとつじ政信まさのぶ』(2005ねん講談社こうだんしゃ
  • 直感ちょっかんりょく カリスマの条件じょうけん幻冬舎げんとうしゃ 2006 のち文庫ぶんこ
  • 国定くにさだ忠治ただはる光文社こうぶんしゃ 2006
  • 草原そうげん覇王はおうチンギス・ハーン』PHP研究所けんきゅうじょ 2006 のち文庫ぶんこ
  • やきのにおい』光文社こうぶんしゃ 2007 のち文庫ぶんこ
  • 武士ぶしどう いかにき、いかにぬか』三笠みかさ書房しょぼう 2007
  • 津本つもと武芸ぶげい小説しょうせつしゅうぜん3かん PHP研究所けんきゅうじょ 2007
  • 獅子しし系譜けいふ文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 2007 のち文庫ぶんこ
  • 商人しょうにん龍馬りょうま日本経済新聞にほんけいざいしんぶん出版しゅっぱんしゃ 2007 のち文庫ぶんこ
  • 剣豪けんごうふうろく』PHP研究所けんきゅうじょ 2007 のち文庫ぶんこ
  • 『「本能寺ほんのうじへん」はなぜこったか 信長のぶなが暗殺あんさつ真実しんじつ』2007 (角川かどかわoneテーマ21)
  • 松風まつかぜひと 吉田よしだ松陰しょういんとその門下もんか潮出版社うしおしゅっぱんしゃ 2008 のち幻冬舎げんとうしゃ文庫ぶんこ
  • 孤塁こるい名人めいじん あいきわめたおとこ佐川さがわ幸義ゆきよし文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 2008 のち文庫ぶんこ
  • ちのおきて 最強さいきょう英傑えいけつたちにまなぶ』総合そうごう法令ほうれい出版しゅっぱん 2009
  • 無量むりょうひかり 親鸞しんらん聖人せいじん生涯しょうがい文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 2009 のち文庫ぶんこ
  • 身命しんめいしまず 安藤あんどう帯刀たてわき片倉かたくらしょう十郎じゅうろう徳間書店とくましょてん 2010 のち文庫ぶんこ
  • 最後さいご武士ぶしどう 幕末ばくまつ維新いしん傑作けっさくせん』2010 (集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ)
  • 龍馬りょうま油断ゆだん 幕末ばくまつななにんさむらい文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 2010 のち文庫ぶんこ
  • こうぶるなみ幕末ばくまつ快男児かいだんじ陸奥むつ陽之助ようのすけ』PHP研究所けんきゅうじょ 2010 「こうぶるなみ坂本さかもと龍馬りょうま陸奥むつ宗光むねみつ青春せいしゅん文庫ぶんこ
  • どろちょう インパール戦線せんせん断章だんしょう幻冬舎げんとうしゃ 2010 のち文庫ぶんこ
  • 伊賀いがしのひかじょう』PHP研究所けんきゅうじょ 2011 のち文庫ぶんこ
  • 加藤かとう清正きよまさ とら夢見ゆめみし』幻冬舎げんとうしゃ 2011 のち文庫ぶんこ
  • 親鸞しんらん角川かどかわoneテーマ21 2011
  • 戦国せんごく業師わざし列伝れつでん世界文化社せかいぶんかしゃ 2011
  • 歴史れきしうごかした武将ぶしょう決断けつだん そのとき名将めいしょうたちは難局なんきょくをどう打開だかいしたか』世界文化社せかいぶんかしゃ 2011
  • 信長のぶなが影絵かげえ文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう 2013 のち文庫ぶんこ
  • 幸村ゆきむらかげ徳間書店とくましょてん 2013 のち文庫ぶんこ
  • 忍者にんじゃ月輪げつりん中央公論ちゅうおうこうろんしんしゃ 2014
  • 吉田よしだ松陰しょういん 異端いたんのリーダー』角川かどかわoneテーマ21 2014
  • 真田さなだ幸村ゆきむら大坂おおさかじん秘録ひろく 日本一にっぽんいちへい最期さいごたたかい』よういずみしゃ 2015
  • 叛骨はんこつ 陸奥むつ宗光むねみつ生涯しょうがい潮出版社うしおしゅっぱんしゃ 2016

共著きょうちょ[編集へんしゅう]

  • べいかねぎんはしらせる 江戸えど講義こうぎ大石おおいしまき三郎さぶろう 朝日出版社あさひしゅっぱんしゃ Lecture books 1985
  • 徳川とくがわ吉宗よしむね人間にんげんがく 変革期へんかくきのリーダーシップをかたる』わらわかど冬二ふゆじ プレジデントしゃ 1995 のち講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ
  • 信長のぶなが秀吉ひでよし家康いえやす 勝者しょうしゃ条件じょうけん敗者はいしゃ条件じょうけんこうさかあきら 講談社こうだんしゃ 1996 のち文庫ぶんこ
  • ふみ 縦横無尽じゅうおうむじん対談たいだんしゅう井伊いい達夫たつお みやたい出版しゅっぱんしゃ 2008
  • 戦国せんごく武将ぶしょうのう 乱世らんせいちぬくブレインパワー』板倉いたくらとおる 東洋経済新報社とうようけいざいしんぽうしゃ 2009
  • 天下てんかじんゆめ 信長のぶなが秀吉ひでよし家康いえやす二木ふたき謙一けんいち共著きょうちょ 実業之日本社じつぎょうのにほんしゃ 2014

漫画まんが[編集へんしゅう]

  • 『薩南示現じげんりゅうとみ新蔵しんくら リイドしゃ SPコミックス 2004
  • 柳生やぎゅう兵庫ひょうごすけ』とみ新蔵しんくら リイドしゃ SPコミックス 2011-12
  • 雑賀さいかろくしろおおのじゅんじ PHP研究所けんきゅうじょ 2010 SPコミックス
  • 柳生やぎゅう兵庫ひょうごすけ』とみ新蔵しんくら リイドしゃ SPコミックス 2015

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ 津本つもと死生しせいゆめのごとし: 津本つもと世界せかい』(学陽書房がくようしょぼう、1998ねん)209ページ
  2. ^ だい28ごう - 東北大学とうほくだいがく大学院だいがくいん法学ほうがく研究けんきゅう - Tohoku University」 東北大学とうほくだいがく大学院だいがくいん法学ほうがく研究けんきゅう
  3. ^ [https://www.sankei.com/article/20180528-D4D5YI5LN5NFXBZ723GHBUQU4I/直木賞なおきしょう作家さっか津本つもとさん死去しきょ 89さい  「しもてんゆめか」歴史れきし剣豪けんごう小説しょうせつ活躍かつやく”]. 産経さんけいニュース (産経さんけいデジタル). (2018ねん5がつ28にち). https://www.sankei.com/article/20180528-D4D5YI5LN5NFXBZ723GHBUQU4I/ 2018ねん5がつ28にち閲覧えつらん 

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

  • Gメン'75 - だい273怪談かいだん死霊しりょういえ」は、津本つもと短編たんぺん小説しょうせつしゅう南海なんかいあやぎぬたん』に収録しゅうろくされている「魔物まもの時間じかん」を原作げんさくとしている。

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]