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瞬間しゅんかん

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

瞬間しゅんかん(しゅんかん)とは、ごくみじか時間じかんことである。なに物事ものごとこってその直後ちょくご物事ものごとまでの時間じかん測定そくていできないくらいのあいだ

哲学てつがくにおける瞬間しゅんかん

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瞬間しゅんかんはじめて定義ていぎしたのは古代こだいギリシア哲学てつがくしゃプラトンだった。そもそも運動うんどうをはじめとする変化へんかすべ否定ひていするせつとなえていたパルメニデス弟子でしゼノンおしえの証明しょうめいさいして、瞬間しゅんかん奇妙きみょうものかんり、ゼノンのパラドックスにおいて運動うんどう例示れいじし、んでいる瞬間しゅんかんごとに静止せいしするため運動うんどうすることができないとした。これにたいしプラトンは運動うんどうから静止せいしあるいはそのぎゃく変化へんかあいだ奇妙きみょうものとして時間じかんなか存在そんざいしない瞬間しゅんかん存在そんざいし、そこで運動うんどうから静止せいしへの変化へんかこるとかんがえ、これを定義ていぎした。このとき、プラトンは時間じかん瞬間しゅんかん自己じこ限定げんていとしてまるともしている。

キリスト教きりすときょうにおける瞬間しゅんかん

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キリスト教きりすときょうにおいて瞬間しゅんかんとはかみとの出会であいに信仰しんこうによって応答おうとうする時点じてんことである。キルケゴールはプラトンの学説がくせつもと永遠えいえん時間じかんいによってしょうじる二義的にぎてきものとしてとらえ、人間にんげんかみまえとき単独たんどくしゃとしてつみ意識いしきくるしむこととなり、永遠えいえんせいなる世界せかいからりて福音ふくいん受容じゅようするときこそがしん瞬間しゅんかんであるとした。また、瞬間しゅんかんおとずれるのはひと存在そんざいから存在そんざいへと移行いこうする境界きょうかいであるともかんがえた。なお、ブルトマンもこのかんがかたもちいている。

工学こうがくにおける瞬間しゅんかん

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工学こうがくまとには、前後ぜんご関係かんけいだけをたしかめるのが目的もくてき場合ばあいなど時間じかんしき代入だいにゅうしても有効ゆうこう変化へんかがないような時間じかん過渡かと現象げんしょうが、システムに影響えいきょうあたえるほどおおきくない場合ばあいふくむ。

物理ぶつりてき瞬間しゅんかん

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光子こうし光速こうそくプランクちょう移動いどうするのにかかる時間じかんであり、なんらかの物理ぶつりてき意味いみちうる最小さいしょう時間じかん単位たんいプランク時間じかんという。

参考さんこう資料しりょう

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関連かんれん項目こうもく

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