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裸はだかの大将たいしょう放浪ほうろう記き

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出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』

『裸はだかの大将たいしょう放浪ほうろう記き』（はだかのたいしょうほうろうき）は、画家がかの山下やました清きよしをモデルに描えがいたフィクションの人情にんじょうコメディドラマ。

（本ほん記事きじでは便宜上べんぎじょう、芦屋あしや雁之助がんのすけ主演しゅえんのシリーズを「雁之助がんのすけ版ばん」、塚地つかじ武たけ雅みやび主演しゅえんのシリーズを「塚地つかじ版ばん」と表記ひょうきする。）

概要がいよう

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芦屋あしや雁之助がんのすけ版ばん

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1980年ねんから1997年ねんにかけて制作せいさく：東阪あずまざか企画きかく・関西かんさいテレビ、フジテレビ系列けいれつの『花王かおう名人めいじん劇場げきじょう』→『花王かおうファミリースペシャル』のシリーズとして放映ほうえいされた。芦屋あしや雁之助がんのすけの主演しゅえんでその後ごの代表だいひょう作さくとなった。『名人めいじん劇場げきじょう』の中期ちゅうき - 『ファミスぺ』の時代じだいはタイトルから「放浪ほうろう記き」が削けずられ、『裸はだかの大将たいしょう』として放送ほうそうされたこともあった。作品さくひんは『裸はだかの大将たいしょう放浪ほうろう記き』との題名だいめいだった前期ぜんき（1980年ねん～1983年ねん）と、『裸はだかの大将たいしょう』のみになった後期こうき（1984年ねん～1997年ねん）に大おおきく分わけられる。

『花王かおう名人めいじん劇場げきじょう』は当初とうしょ、漫才まんざいブームの揺籃ようらんとしての役割やくわりが大おおきかったが、それが下火したびになるとともに『裸はだかの大将たいしょう』の存在そんざい感かんが増ましていった。番組ばんぐみプロデューサー澤田さわだ隆治りゅうじは、このドラマシリーズによって『名人めいじん劇場げきじょう』後半こうはんの5年ねんが存続そんぞくできたと著書ちょしょに記しるしている[1]。

もともとは1964年ねん、雁之助がんのすけが花はな登とう筺と袂たもとを分わかち、弟おとうと・小しょう雁かりらと旗揚はたあげした劇団げきだん「喜劇きげき座ざ」で初演しょえんした舞台ぶたい『裸はだかの大将たいしょう放浪ほうろう記き』（脚本きゃくほん：藤本ふじもと義一ぎいち）がベースになっている[注ちゅう 1]。当時とうじ、劇団げきだんの座付ざつき作家さっかだった藤本ふじもとが、雁之助がんのすけの風貌ふうぼうが山下やました清きよしによく似にていることを指摘してき、それをヒントに雁之助がんのすけを清しん役やくに1本ほんの舞台劇ぶたいげきに仕上しあげ、上演じょうえんしたところ評判ひょうばんとなった。1969年ねんに喜劇きげき座ざは解散かいさんとなったが、人気にんきの演目えんもくだった。ちなみに1980年ねん6月1日にち放送ほうそうの第だい1作さく『爆笑ばくしょうメルヘン・裸はだかの大将たいしょう放浪ほうろう記き』では原作げんさく表記ひょうき以外いがいに「原案げんあん：藤本ふじもと義一ぎいち」とのクレジットが入はいっている（ドラマの脚本きゃくほんは中村なかむら勝行かつゆき）[2]。

雁之助がんのすけ版ばんは前期ぜんきと後期こうきに分わけられているが、これは主演しゅえんの雁之助がんのすけが「50代だいになって裸はだかになるのはしんどい」と言いって降板こうばんを申もうし入いれたのを機きに、1983年ねん6月の13回かい目めで一旦いったん終了しゅうりょうし、ストーリー上じょうでも清せいが亡なくなるところで前期ぜんきが終おわる[注ちゅう 2]。

その後ご、「名人めいじん劇場げきじょう」では雁之助がんのすけ主演しゅえんで、淡路島あわじしまで肛門こうもん科かを開業かいぎょうする医師いしを主人公しゅじんこうにした「落書らくがきドクトル繁盛はんじょう記き」をスタートさせ、1983年ねん10月がつから翌よく1984年ねん9月がつまで5作さくを制作せいさくしたが、同おなじ放送ほうそう枠わくでの山下やました清きよし役やくからの転身てんしんは視聴しちょう者しゃの違和感いわかんを呼よぶ一方いっぽう、「裸はだかの大将たいしょう」の続編ぞくへんが待望たいぼうされた。こうした熱あつい要望ようぼうを受うけ、翌よく1984年ねん10月に復活ふっかつ。13回かい目めで死亡しぼうした前期ぜんきとはストーリーは完全かんぜんに区切くぎり、後期こうきの初回しょかいでは既すでに清きよしが天才てんさい画家がかとして有名ゆうめいになったところから始はじまる。1997年ねんの最終さいしゅう回かいでは放浪癖ほうろうへきをやめて、八幡やはた学園がくえんに戻もどったところで終おわり、1980年ねん6月がつの開始かいしから17年ねんにわたる物語ものがたりが完結かんけつした。その後ご、2004年ねん4月がつ7日にちに、主演しゅえんである芦屋あしや雁之助がんのすけが逝去せいきょした。

塚地つかじ武たけ雅みやび版ばん

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2007年ねん9月1日にち、『土曜どようプレミアム』枠わくで、山下やました清きよし役やくに映画えいが『間宮まみや兄弟きょうだい』で役者やくしゃとしても認知にんちされ始はじめたお笑わらいコンビ・ドランクドラゴンの塚地つかじ武たけ雅みやびを起用きようして10年ねんぶりに復活ふっかつ。『裸はだかの大将たいしょう〜放浪ほうろうの虫むしが動うごき出だしたので〜』として放送ほうそうされた（ビデオリサーチ社しゃが調査ちょうさした関東かんとう地区ちくの平均へいきん視聴しちょう率りつは、18.4%）。2008年ねん5月がつ24日にちには、第だい2弾だん『裸はだかの大将たいしょう〜宮崎みやざきの鬼おにが笑わらうので〜』が放送ほうそうされた（ビデオリサーチ社しゃが調査ちょうさした関東かんとう地区ちくの平均へいきん視聴しちょう率りつは11.2%）。10年ねん前まえと違ちがい、制作せいさく担当たんとう（配信はいしん）局きょくはフジネットワーク（FNS）準じゅんキー局きょくの関西かんさいテレビからFNSキー局きょくのフジテレビに変更へんこうされ、映像えいぞうはハイビジョン制作せいさく、音声おんせいはステレオ放送ほうそう、字幕じまく放送ほうそう・番組ばんぐみ連動れんどうデータ放送ほうそう（2007年ねんのみ）が実施じっしされた（字幕じまく放送ほうそうとデータ放送ほうそうは『土曜どようプレミアム』の枠わくそのものが対応たいおうしている）。10年ねん前まえと同様どうようなのは、著作ちょさくが東阪あずまざか企画きかくであることと、主題歌しゅだいかも前作ぜんさくと同おなじくダ・カーポの「野のに咲さく花はなのように」を使用しようすること、劇げき中ちゅう音楽おんがくも小林こばやし亜あ星ぼしが引ひき続つづき担当たんとうすることである。また、2010年ねん4月がつ11日にち放送ほうそうの『わが家やの歴史れきし』にも塚地つかじは山下やました清きよし役やくで出演しゅつえんした。

ストーリー

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八幡やはた学園がくえんの利用りよう者しゃ・清せいがあてのない放浪ほうろうの旅たびに出でて、出会であった先々さきざきの問題もんだいを貼はり絵えと飾かざりげのない純朴じゅんぼくな人柄ひとがらを活いかして和解わかい・解決かいけつに導みちびいていく。作品さくひん初期しょきから中期ちゅうきは清きよしは線路せんろを歩あるいて移動いどうすることが多おおい。

第だい1回かい目めは、清きよしがまだ無名むめいのまま放浪ほうろうを続つづける「戦時せんじ中ちゅう」から描えがかれ、終戦しゅうせんを経へて「放浪ほうろうの天才てんさい画家がか」として有名ゆうめいになるまでが描えがかれた。また、清きよしは旅たびの最後さいごにその街まちの風景ふうけいの貼はり絵えを仕上しあげ、その絵えと名前なまえによって彼かれが放浪ほうろうの画家がか「山下やました清きよし画伯がはく」であるという肩書かたがきが露見ろけんして、皆みながちやほやしだすとこっそりと街まちから姿すがたを消けし、次つぎなる旅たびに出でてしまう。ほぼ毎回まいかいこのようなあらすじであったが、マンネリ化まんねりかは否いなめず、1990年代ねんだいに入はいると清せいが幽霊ゆうれいや、宇宙うちゅう人じんと会あうという奇想天外きそうてんがいなストーリー（第だい57回かい）、盲導犬もうどうけんをテーマとしたストーリーも制作せいさくされた。

ドラマと実在じつざいの山下やました清きよしとの相違そうい

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このドラマは、山下やました清きよしという実在じつざいの人物じんぶつをモデルにし、ドラマティックな展開てんかいを考慮こうりょした上うえで脚色きゃくしょくされたフィクションであり、ドラマ化かに際さいし、実在じつざいの山下やましたとは異ことなるオリジナルの設定せっていがある。ドラマでは毎回まいかい、清きよしが旅先たびさきで貼はり絵えを作成さくせいすることが決きまりごとになっているが、実際じっさいの山下やました清きよしは放浪ほうろうする際さい、仕事しごとの依頼いらいがあったとき以外いがいは画材がざい道具どうぐやスケッチブックは持参じさんしておらず、八幡やはた学園がくえんに帰かえってきた時ときに、旅たびして見みてきた風景ふうけいを思おもい出だして描えがいていた[3]。また、その貼はり絵えも自発じはつ的てきに作成さくせいするのではなく、施設しせつのスタッフ（当時とうじは「指導しどう員いん」）に促うながされてからしか作業さぎょうしなかったと言いう。

服装ふくそうは作中さくちゅうではランニングにズボンだが実際じっさいには身みだしなみに気きを使つかう人ひとで、画家がかが被こうむるものだとしてベレー帽ぼうを愛用あいようしていた[3]。

本ほん作さくに登場とうじょうし、山下やました清きよしが実際じっさいに指導しどうを受うけていた知的ちてき障害しょうがい児じ施設しせつ（開設かいせつ当時とうじは救護きゅうご法ほう下したの救護きゅうご施設しせつ）「八幡やはた学園がくえん」は、千葉ちば県けん市川いちかわ市しに実在じつざいする[4]。なお、塚地つかじ版ばんでは施設しせつ名めいが「市し幡はた学園がくえん」（架空かくうの名称めいしょう）に変更へんこうされている。

清きよしの出いで立たち

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清きよしは「ルンペン」として扱あつかわれ、短みじかく刈かり込こんだ坊主ぼうず頭あたまにランニングシャツに半はんズボン、リュックに傘かさ、スケッチブックを抱かかえているという出いで立たちである。冬ふゆには袢天を着きることもある。

八幡やはた学園がくえんに連つれ戻もどされたシーンでは、スーツにベレー帽ぼうといった服ふくを着きせられて、いっぱしの画家がかの出いで立たちにさせられて管理かんりされていることを暗示あんじしている。第だい22回かいでは、パチンコ屋やに出入でいりするガラの悪わるい客きゃくを追おっ払ぱらうため、店主てんしゅ（演者えんじゃ：ケーシー高峰こうほう）に請こわれて暴力団ぼうりょくだん風ふうの出いで立たちにさせられた。

食事しょくじ

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清きよしはおむすびが好物こうぶつで、たずね行ゆく街まちで「お母かあさんに死しぬ間際まぎわに『おなかがすいたら出会であった人ひとたちからおむすびをもらって食たべるように』言いわれた」といって人々ひとびとから施ほどこしを受うける。しかしこれはい逃いのがれるための嘘うそで、ドラマまたは史実しじつも含ふくめ、当時とうじ清きよしの母ははは健在けんざいであり、清きよしの最期さいごも看取みとっている。

また清きよしを演えんじた芦屋あしや雁之助がんのすけは、晩年ばんねんは糖尿とうにょう病びょうのため食事しょくじ制限せいげんが必要ひつようだったが、演技えんぎ上じょうおむすびを何なん度ども口くちにしなくてはならず、苦労くろうした。さらにドラマのイメージが強つよかったため、ファンからもおむすびの差さし入いれが多おおくあった。ファンに気きを使つかって、目めの前まえで無理むりをして食たべてみせることもあったという。

塚地つかじ版ばんは「おむすび」という呼よび方かたではなく、「おにぎり」に変更へんこうされている。

みどころ

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画家がか・山下やました清きよしをモデルとした作品さくひんのため、清きよしが旅先たびさきで仕上しあげる『貼はり絵え』（あるいは、ちぎり絵え）作品さくひんも、実際じっさいの山下やました作品さくひんに合あわせて、その作風さくふうや制作せいさく手法しゅほう、構図こうずなどが設定せっていされている（花火はなびのある夜景やけいなど）。

通常つうじょうのドラマ作品さくひんよりもスローモーションや逆ぎゃく再生さいせい・早はや回まわし、映像えいぞう合成ごうせいなどの映像えいぞう加工かこうや効果こうか音おんを取とり入いれている。

ちなみに、第だい50話わ（1991年ねん10月がつ6日にち放送ほうそう）では「第だい50回かい記念きねん」として、当時とうじ試験しけん放送ほうそう段階だんかいだったハイビジョンで収録しゅうろくされ、レターボックス方式ほうしきで放送ほうそうされた。

マドンナには若手わかて女優じょゆうが多おおく起用きようされ、出演しゅつえんする事ことは女優じょゆうの登竜門とうりゅうもんとされた。

ロケ

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日本にっぽん各地かくちでロケーションを行おこない、それぞれゲスト演者えんじゃが登場とうじょうしストーリーが展開てんかいされる。各回かくかいメインのヒロインが設定せっていされている。また、その土地とち土地とちで地元じもとの住民じゅうみんが、エキストラという形かたちで出演しゅつえんしている。時代じだい考証こうしょうについては比較的ひかくてきおおらか・曖昧あいまいで、メインのゲスト俳優はいゆうたちが高度こうど経済けいざい成長せいちょう期きの1950年代ねんだい後半こうはん - 1970年代ねんだい前半ぜんはん（昭和しょうわ30年ねん - 昭和しょうわ40年代ねんだい）のいでたちであるのに、エキストラである町まちの人々ひとびとは現代げんだい（1980年代ねんだい - 2000年代ねんだい（昭和しょうわ55年ねん - 平成へいせい21年ねん））の服装ふくそうだったり、テレビや冷蔵庫れいぞうこと言いった家電かでん製品せいひんや自動車じどうしゃも放映ほうえい当時とうじの最新さいしん型がたが置おいてあったりということがあった。実際じっさいに行おこなわれている地方ちほうの祭まつりや催事さいじをロケーションすることが多おおかった。 作中さくちゅうには、清せいが蒸気じょうき機関きかん車しゃから追おわれるシーンや線路せんろを歩あるくシーンが多々たたあった。そのため雁之助がんのすけ版ばん前期ぜんき、後期こうき、塚地つかじ版ばんともに、蒸気じょうき機関きかん車しゃを多おおく動態どうたい保存ほぞんしている大井川鐵道おおいがわてつどうでロケが多おおく行おこなわれた。

登場とうじょう人物じんぶつ（芦屋あしや雁之助がんのすけ版ばん）

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1980年ねん〜1997年ねん・全ぜん83話わ（前期ぜんきの『裸はだかの大将たいしょう放浪ほうろう記き（1980年ねん〜1983年ねん）』と後期こうきの『裸はだかの大将たいしょう（1984年ねん〜1997年ねん）』時じも含ふくめる）
第だい13話わ「ボクは富士山ふじさんに登のぼるので」（前期ぜんきの最終さいしゅう話ばなし・1983年ねん）
第だい83話わ「清きよしオーレ！最後さいごの放浪ほうろう」（後期こうきの最終さいしゅう話ばなし1997年ねん）
  • 清きよし（山下やました清きよし）：芦屋あしや雁之助がんのすけ
  • 米川よねかわヨメ子こ（八幡やはた学園がくえんの女おんな生徒せいと）：高見たかみ知佳ちか
    • 前期ぜんきに登場とうじょう。八幡やはた学園がくえんの卒業生そつぎょうせいであり職員しょくいん。清きよしに想おもいを寄よせていて、清きよしのお嫁よめになると公言こうげん。ヨメ子こという名なを聞きき間違まちがえられてお嫁よめさんだと町まちの人ひとに誤解ごかいされる。前期ぜんきの終盤しゅうばんで透すけ透すけの水着みずぎを着用ちゃくようしたことがある。最期さいごは白血病はっけつびょうで倒たおれ、清きよらに看取みとられて息いきを引ひき取とる。前期ぜんき最終さいしゅう話ばなしラストシーンでは、死去しきょした清きよしと雲くもの上うえで再会さいかいし、いっしょにおむすびを食たべる。
  • 八幡やはた学園がくえんの園長えんちょう先生せんせい：森繁もりしげ久彌ひさや
    • ヨメ子こを伴ともない、清きよしを連つれ戻もどしにやってくる。清きよしに逃にげおおせられる場合ばあいと、清きよしを無事ぶじ連つれ戻もどす場合ばあいがある（前期ぜんき・後期こうきの両方りょうほうに登場とうじょうしている数少かずすくないキャラクター）。
  • 馬うま宮みや先生せんせい：山本やまもと學まなぶ
    • 前期ぜんき第だい1話わで登場とうじょうした八幡やはた学園がくえんの主任しゅにん。清きよしが挙動きょどう不審ふしんでお巡まわりさんに捕つかまった時ときに清きよしを連つれて帰かえり、清きよしに貼はり絵えを教おしえる。その後ご、病気びょうきで倒たおれ、清きよしと母ははに看取みとられ清きよしに「お前まえは裸はだかの大将たいしょうだ」とい残いのこして息いきを引ひき取とった。このときに清きよしは「先生せんせいがお巡まわりさんから僕ぼくを守まもってくれた。今度こんどは僕ぼくが死神しにがみから先生せんせいを守まもるんだ」という趣旨しゅしの発言はつげんをして、「死し」の影かげから先生せんせいを身みを挺ていして守まもろうとしていた。
  • お巡まわりさん
    • 清きよしの天敵てんてき。必かならず清きよしを怪あやしいルンペンと見み咎とがめて職務しょくむ質問しつもんしようとするが、大抵たいていは逃にげられる。たびたび追おいかけられるため、清きよしは一いち度ども悪事あくじを働はたらいたこともないのにお巡まわりさんを恐おそれている。また、八幡やはた学園がくえんに連絡れんらくされて放浪ほうろうの旅たびが終おわるのを本能ほんのう的てきに恐おそれているともいえる。
  • 山下やました絹きぬ（清きよしの母はは）：日高ひだか澄子すみこ、大路おおじ三さん千せん緒いとぐち、千せん石せき規子のりこなど
    • 清きよしの母はは。ヨメ子こと一緒いっしょに清きよしを連つれ戻もどしに行いったこともあった。清きよしが旅先たびさきで施ほどこしを乞こう際さい「お母かあさんは死しんだ」と必かならず言いうが、情じょうで訴うったえるための清きよしの作つくり話ばなしで、ドラマ上じょうでも史実しじつでも清せいが亡なくなるまで母ははは存命ぞんめいであった。前期ぜんきと後期こうきとでは役者やくしゃが異ことなっている。
  • 詐欺さぎ師し・小宮こみや一平いっぺい：横山よこやまやすし
    • ニセモノの宝石ほうせきを売うったりしながら全国ぜんこくをまわっている。清きよしのことをニセモノと思おもっており、清きよしを利用りようして悪事あくじをはたらく。後期こうきに出演しゅつえん。また横山よこやまやすしは、前期ぜんきの第だい5話わでも「二条にじょう駅えき」の駅員えきいん役やくで出演しゅつえんしていた。同おなじような役柄やくがらで由利ゆり徹とおるも何なん話わか出演しゅつえんしていた。
  • 大場おおば先生せんせい：中条ちゅうじょう静夫しずお
    • 後期こうきに出演しゅつえん。日本にっぽんの有名ゆうめいな教授きょうじゅであり、あらゆる名所めいしょに出でかける際さいに清きよしに同行どうこうを勧すすめる。精神病せいしんびょう理学りがく者しゃ・式場しきば隆三郎りゅうざぶろうがモデルである。

放送ほうそう日程にってい

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話はなし数すう 放送ほうそう日び サブタイトル ロケ地ち 脚本きゃくほん 演出えんしゅつ ゲスト
1（前期ぜんき開始かいし） 1980年ねん
6月1日にち		 爆笑ばくしょうメルヘン・裸はだかの大将たいしょう放浪ほうろう記き 中村なかむら勝行かつゆき 松本まつもと明あきら 原田はらだ美枝子みえこ、山本やまもと學まなぶ、藤木ふじき悠ゆう、ケーシー高峰こうほう、丹に阿弥あみ谷津やづ子こ、佐野さの浅夫あさお、毒どく蝮まむし三太夫さんだゆう、岩城いわき徳いさお栄さかえ、矢田やた耕司こうじ、相原あいはら巨きょ典てん、木村きむら修おさむ、日高ひだか澄子すみこ、多々良たたら純じゅん、中山なかやま剣けん吾われ
2 8月がつ3日にち 欲張よくばりの人ひとも沢山たくさんいるので 山田やまだ隆之たかゆき 松本まつもと明あきら 大谷おおや直子なおこ、山田やまだ吾われ一いち、ケーシー高峰こうほう、安部あべ徹とおる、西村にしむら晃あきら、田畑たばた猛雄たけお、亀石かめいし征せい一いち郎ろう、佐藤さとう蛾が次郎じろう、車くるまだん吉きち、横山よこやまあきお、深見ふかみ博ひろし、村瀬むらせ正彦まさひこ
3 9月21日にち 人ひとの心しんは顔かおではわからないので 山田やまだ隆之たかゆき 松本まつもと明あきら 宇津宮うつのみや雅代まさよ、中条ちゅうじょうきよし、ケーシー高峰こうほう、小坂こさか一也かずや、沼田ぬまた曜一、加藤かとう嘉よしみ、住吉すみよし正博まさひろ、大泉おおいずみ滉ひろし、日高ひだか澄子すみこ、浜部はまべ珠美たまみ
4 1981年ねん
1月がつ18日にち		 悪わるいことをすると虫むしになるので 山田やまだ隆之たかゆき 松本まつもと明あきら 荒木あらき由美子ゆみこ、伊藤いとう孝雄たかお、岸部きしべ一徳かずのり、宝生ほうしょうあやこ、小林こばやし亜あ星ぼし、江幡えはた高志たかし、岡部おかべ正純まさずみ、きくち英一ひでかず
5 5月3日にち 人ひとの口くちは恐おそろしいので 山田やまだ隆之たかゆき 松本まつもと明あきら 石川いしかわ優子ゆうこ、萬代ばんだい峰子みねこ、芦屋小雁あしやこがん、桂朝丸かつらちょうまる、花はな紀きの京きょう、明石家あかしやさんま、田畑たばた猛雄たけお、下しも元年がんねん世よ、志賀しが勝まさる、津川つがわ雅彦まさひこ、横山よこやまやすし
6 8月がつ2日にち 嘘うそをつくと舌したをぬかれるので 鹿児島かごしま県けん鹿児島かごしま市し 山田やまだ隆之たかゆき 松本まつもと明あきら 伊藤いとう蘭らん、ケーシー高峰こうほう、白川しらかわ和子かずこ、中田なかたカウス・ボタン、渡辺わたなべ文雄ふみお、人見ひとみきよし
7 10月18日にち 青あおい眼めの涙なみだだったので パリ 山田やまだ隆之たかゆき 松本まつもと明あきら エルザ、米倉よねくら斉ひとし加か年ねん、岡崎おかざき二に朗ろう
8 1982年ねん
1月がつ10日とおか		 ヨメ子こが嫁よめになりたがるので 山田やまだ隆之たかゆき 松本まつもと明あきら 高見たかみ知佳ちか、岡本おかもと信人のぶと、左右田そうだ一平いっぺい、正司しょうじ花江はなえ、長谷川はせがわ明男あきお、森繁もりしげ久彌ひさや
9 5月30日にち ロバが笑わらったので 山田やまだ隆之たかゆき 松本まつもと明あきら 高見たかみ知佳ちか、加賀かがまりこ、蝦名えびな由紀子ゆきこ（子役こやく）、関せき敬たかし六ろく、三木みきのり平へい、金子かねこ正次まさつぐ、玉木たまき潤じゅん（子役こやく）
10 11月21日にち 天狗てんぐの鼻はなは高たかいので 山田やまだ隆之たかゆき 松本まつもと明あきら 高見たかみ知佳ちか、浅茅あさじ陽子ようこ、三浦みうら洋一よういち、菅井すがいきん、夢路ゆめじいとし、マキノ雅裕まさひろ、レツゴー三さん匹ひき、須永すなが克彦かつひこ
11 1983年ねん
2月がつ6日にち		 別わかれが悲かなしかったので 青森あおもり県けん上北かみきた郡ぐん七戸しちのへ町まち 山田やまだ隆之たかゆき 松本まつもと明あきら 高見たかみ知佳ちか、佐藤さとう允まこと、榊原さかきばらるみ、大路おおじ三さん千せん緒いとぐち、朝丘あさおか雪路ゆきじ、植村うえむら喜八郎きはちろう、剛つよしたつひと
12 5月1日にち ヨメ子こは天女てんにょになったので 山田やまだ隆之たかゆき 松本まつもと明あきら 高見たかみ知佳ちか、叶かのう和かず貴子たかこ、藤岡ふじおか重慶たーちん、花沢はなざわ徳衛とくえ、山田やまだ五十鈴いすず、佐竹さたけ明夫あきお、秋山あきやま武史たけし、加瀬かせ慎一しんいち、信田のぶた倫りん克かつ
13（前期ぜんき最終さいしゅう話ばなし） 7月がつ10日とおか ボクは富士山ふじさんに登のぼるので 山田やまだ隆之たかゆき 松本まつもと明あきら 高見たかみ知佳ちか、犬塚いぬづか弘ひろし、喜き味あじこいし、日高ひだか澄子すみこ、森繁もりしげ久彌ひさや、高城たかぎ淳一じゅんいち、丹たん古こ母はは鬼おに馬ば二に
14（後期こうき開始かいし） 1984年ねん
10月14日にち		 帰かえってきた裸はだかの大将たいしょう放浪ほうろう記き 高岡たかおか尚しょう平たいら 高橋たかはし繁男しげお 斉藤さいとうとも子こ、千せん石せき規子のりこ、下條しもじょう正巳まさみ、清川きよかわ虹にじ子こ、斉藤さいとうゆう子こ、長門ながと裕之ひろゆき、人見ひとみきよし、浦辺うらべ粂子くめこ、南部なんぶ寅とら太ふとし、たこ八郎はちろう、岩城いわき力也りきや、団だん巌いわお、日向ひゅうが明子あきこ、名代なだい杏子あんず、玉城たまきるみ子こ、大川おおかわ直子なおこ、小甲こかぶと登とう枝えだ恵めぐみ
15 1985年ねん
3月24日にち		 花はなが咲さいたので 東京とうきょう都と西多摩にしたま郡ぐん五日市いつかいち町まち(現げん：あきる野の市し) 関根せきね俊夫としお
小林こばやし俊一しゅんいち		 小林こばやし俊一しゅんいち 和かず由布子ゆうこ、間下ましたこのみ、岩本いわもと多代たよ、佐藤さとう蛾が次郎じろう、市川いちかわ千恵子ちえこ、武たけ岡おか淳一じゅんいち、谷たに幹みき一いち、松村まつむら達雄たつお、麻生あそうかおり
16 8月がつ18日にち 待まってました!!裸はだかの大将たいしょう キヨシのおむすび縁えんむすび 長野ながの県けん木曽きそ郡ぐん楢川ならかわ村むら(現げん：塩尻しおじり市し) 関根せきね俊夫としお 小林こばやし俊一しゅんいち 森下もりした愛子あいこ、野村のむら昭子あきこ、出光いでみつ元はじめ、なべおさみ、本間ほんま優二ゆうじ、伊藤いとう克信かつのぶ、新井あらい量りょう大だい、渡辺わたなべ康子やすこ、名古屋なごや章あきら
17 10月27日にち やって来きました！裸はだかの大将たいしょう 清きよしのメルヘン旅たび芝居しばい 佐賀さが県けん武たけ雄市ゆういち 関根せきね俊夫としお 北嶋きたじま隆たかし 大場おおば久美子くみこ、田所たどころ完かん一いち、森川もりかわ正太しょうた、でんでん、恩田おんだ恵美子えみこ、永森ながもりひろみ、吉田よしだ光希みつき、西村にしむら淳二じゅんじ、安部あべ潮うしお、内藤ないとう武敏たけとし
18 1986年ねん
3月9日にち		 尾道おのみち坂道さかみち春はるの雪ゆき 広島ひろしま県けん尾道おのみち市し 高橋たかはし玄げん洋よう 北嶋きたじま隆たかし 星野ほしの知子ともこ、山之内やまのうち滋美しげみ、せんだみつお、ケーシー高峰こうほう、鈴木すずき光枝みつえ、伊沢いさわ一郎いちろう、日高ひだか澄子すみこ
19 8月がつ17日にち 清きよしとお化ばけと夏なつ祭まつり 埼玉さいたま県けん秩父ちちぶ市し 高橋たかはし玄げん洋よう
高村たかむら美智子みちこ		 北嶋きたじま隆たかし 萩尾はぎおみどり、かたせ梨乃りの、奥村おくむら公こう延のべ、尾藤びとうイサオ、菅井すがいきん、きくち英一ひでかず、佐藤さとう仁ひとし哉、芦屋小雁あしやこがん、小鹿こじか番ばん、安達あだち美加みか
20 10月26日にち 清きよしの秩父ちちぶ路ろオニ退治たいじ 遥はるかくらら、藤岡ふじおか重慶たーちん、北見きたみ治おさむ一いち、三崎みさき千恵子ちえこ、小島こじま三さん児じ、山崎やまざき猛たけし、北見きたみ治おさむ一いち
21 1987年ねん
1月がつ18日にち		 清きよしと少女しょうじょとペテン師ぺてんしと 奈良なら県けん吉野よしの郡ぐん十津川とつかわ村むら 杉村すぎむら升ます 北嶋きたじま隆たかし 藤田ふじた弓子ゆみこ、会沢あいざわ朋子ともこ、荒井注あらいちゅう、横山よこやまやすし、芦屋あしや雁かり平ひらた、西部にしべ里菜りな、田畑たばた猛雄たけお
22 5月24日にち 清きよしと赤あかい自転車じてんしゃ 静岡しずおか県けん榛原はいばら郡ぐん本川根ほんかわね町まち(現げん：川根かわね本町ほんまち) 関本せきもと郁夫いくお 杉村すぎむら六郎ろくろう 有森ありもり也実なりみ、浅利あさり香津こうづ代だい、犬塚いぬづか弘ひろし、久保田くぼた篤あつし、西部にしべ里菜りな、佐野さの浅夫あさお、横山よこやまやすし、新村しんむら礼子あやこ、小園こぞの蓉子ようこ、谷崎たにざき弘一こういち、ケーシー高峰こうほう
23 7月がつ12日にち 清きよしと島しまの花嫁はなよめさん 東京とうきょう都と八丈はちじょう町まち 杉村すぎむら升ます 小野田おのだ嘉よしみ幹みき 杉田すぎたかおる、宝生ほうしょうあやこ、鶴見つるみ辰吾しんご、山之内やまのうち重美しげみ、神山かみやま繁しげる、ダ・カーポ
24 10月4日にち 清きよしのどさんこ母はは恋こい道中どうちゅう 北海道ほっかいどう虻田あぶた郡ぐん虻田あぶた町まち(現げん：洞爺湖とうやこ町まち) 杉村すぎむら升ます 小野田おのだ嘉よしみ幹みき 美保みほ純じゅん、新藤しんどう恵美えみ、高津たかつ住じゅう男おとこ、長門ながと勇いさむ、大和田獏おおわだばく、草野くさの大悟たいご、小鹿こじか番ばん、志賀しが圭けい二郎じろう
25 1988年ねん
2月がつ14日にち		 清きよし・北きたの国くにのキューピッド 北海道ほっかいどう積丹しゃこたん郡ぐん積丹しゃこたん町まち 松木まつきひろし 杉村すぎむら六郎ろくろう 紺野こんの美紗子みさこ、赤塚あかつか真人まさと、あき竹城たけじょう、安部あべ徹とおる、井川いかわ比佐志ひさし、早崎はやさき文司ぶんじ、砂塚すなづか秀夫ひでお、ビートきよし、アゴ勇いさむ
26 4月がつ17日にち 清きよしの沖縄おきなわほうろう記き 沖縄おきなわ県けん国頭くにがみ郡ぐん国頭くにがみ村むら・東村あずまむら 松木まつきひろし 杉村すぎむら六郎ろくろう 浅野あさのゆう子こ、沖田おきた浩之ひろゆき、網浜あみはま直子なおこ、新田にった純一じゅんいち、前田まえだ吟ぎん、赤あか座ざ美代子みよこ、藤岡ふじおか重慶たーちん
27 6月12日にち 清きよしのくれた幸しあわせの星ほし砂すな 鹿児島かごしま県けん大島おおしま郡ぐん与論よろん町まち 杉村すぎむら升ます 杉村すぎむら六郎ろくろう 松本まつもと典子のりこ、高部たかべ知子ともこ、東あずま八郎はちろう、名古屋なごや章あきら、中条ちゅうじょうきよし、樋田といだ慶子けいこ
28 7月がつ24日にち 清きよしと伊豆いずの踊おどり子こたち 静岡しずおか県けん田方たがた郡ぐん天城湯ケ島あまぎゆがしま町まち(現げん：伊豆いず市し) 高岡たかおか尚しょう平たいら
米田よねだいずみ		 小野田おのだ嘉よしみ幹みき 高木たかぎ美保みほ、浅野あさの愛子あいこ、金田かねだ賢一けんいち、三ツ矢みつや歌子うたこ、乙羽おとわ信子のぶこ、芦屋小雁あしやこがん
29 9月4日にち 清きよしと雲くもとひまわりと 静岡しずおか県けん賀茂かも郡ぐん西伊豆にしいず町まち 高村たかむら美智子みちこ 藤井ふじい克彦かつひこ 秋野あきの暢子ようこ、西部にしべ里菜りな、竹中たけなか直人なおと、あき竹城たけじょう、由利ゆり徹とおる、龍虎りゅうこ、平野ひらの稔みのる、安部あべ潮うしお
30 10月23日にち 園長えんちょう先生せんせいゴメンなさい 岐阜ぎふ県けん郡上こおりかみ郡ぐん八幡やはた町まち(現げん：郡上こおりかみ市し) 松木まつきひろし 小野田おのだ嘉よしみ幹みき 原はら日出子ひでこ、織本おりもと順吉じゅんきち、左ひだりとん平ぺい、藤岡ふじおか琢也たくや、森繁もりしげ久彌ひさや、速水はやみ亮あきら、此島愛子あいこ、花王かおうおさむ、伊藤いとう幸子さちこ
31 1989年ねん
1月がつ15日にち		 下駄げたの鳴なる丘おか 静岡しずおか県けん引佐いなさ郡ぐん三ヶ日さんがにち町まち(現げん：浜松はままつ市し浜名はまな区く) 古長ふるなが直美なおみ 佐藤さとう敏弘としひろ 大沢おおさわ逸美いつみ、花沢はなざわ徳衛とくえ、林はやし美智子みちこ、桜井さくらいセンリ、片桐かたぎりはいり、斉藤さいとう清きよし六ろく、佐渡さわたり稔みのる、山崎やまざき満みつる
32 3月26日にち 清きよしの雪ゆきん子こドサン娘むすめ物語ものがたり 北海道ほっかいどう茅部かやべ郡ぐん森町もりまち 杉村すぎむら升ます 小野田おのだ嘉よしみ幹みき 長山ながやま洋子ようこ、竹内たけうち力つとむ、地井ちい武男たけお、垂水たるみ悟さとる郎ろう、坂本さかもとあきら、佐藤さとう英夫ひでお、多田ただ幸雄ゆきお、立原たちはら博ひろし
33 6月4日にち 清きよしの三さん泊はく四よん日にち五ご島とうの旅たび 長崎ながさき県けん福江ふくえ市し(現げん：五島ごしま市し) 高村たかむら美智子みちこ 佐藤さとう敏弘としひろ 古村こむら比呂ひろ、黒田くろだアーサー、原はらひさ子こ、坂上さかがみ二郎じろう、児島こじま美よしゆき
34 7月がつ9日にち 天てんからマリアが降ふってきた 長崎ながさき県けん長崎ながさき市し 高岡たかおか尚しょう平たいら
米田よねだいずみ		 小野田おのだ嘉よしみ幹みき 工藤くどう夕貴ゆき、浅利あさり香津こうづ代だい、由利ゆり徹とおる、浜村はまむら純じゅん、奈良岡ならおか朋子ともこ
35 8月がつ27日にち 蛍ぼたるの里さとエレジー 兵庫ひょうご県けん出石いずし郡ぐん出石いずし町まち(現げん：豊岡とよおか市し) 古長ふるなが直美なおみ 佐藤さとう敏弘としひろ 中嶋なかじま朋子ともこ、山田やまだ吾われ一いち、玉川たまがわ良一りょういち、樹木きき希林きりん、東ひがし千せん代だい之の介かい、露ろ原はら千草ちぐさ、ナポレオンズ、村むら﨑太郎ろう
36 10月8日にち 清きよしのさよなら鞆ノ浦うら 広島ひろしま県けん福山ふくやま市し 高岡たかおか尚しょう平たいら
米田よねだいずみ		 関本せきもと郁夫いくお 日にち色しょくともゑ、小栗おぐり一也かずや、竜りゅう雷太らいた、芦屋あしや雁かり平ひらた、森若もりわか里子さとこ、鳥海とりうみ里江さとえ
37 12月3日にち 清きよしの湯ゆけむり奮戦ふんせん記き 秋田あきた県けん仙北せんぼく郡ぐん田沢湖たざわこ町まち(現げん：仙北せんぼく市し) 杉村すぎむら升ます 佐藤さとう敏弘としひろ 平たいら淑恵よしえ、横光よこみつ克彦かつひこ、角野かくの卓造たくぞう、山岡やまおか久乃ひさの、なべおさみ
38 1990年ねん
1月がつ7日にち		 清きよしと花嫁はなよめの父ちち 静岡しずおか県けん榛原はいばら郡ぐん本川根ほんかわね町まち(現げん：川根かわね本町ほんまち) 松木まつきひろし 佐藤さとう敏弘としひろ 大西おおにし結花ゆか、風見かざみしんご、楠くすのきトシエ、北村きたむら和夫かずお、梅津うめづ栄さかえ
39 3月18日にち 清きよしとおふくろの味あじ 宮古島みやこじま編へん 沖縄おきなわ県けん平良たいら市し・宮古みやふる郡ぐん城辺ぐすくべ町まち・伊良部いらぶ町まち・下地しもじ町まち・上野うえの村むら(現げん：宮古島みやこじま市し) 杉村すぎむら升ます 佐藤さとう敏弘としひろ 芳本よしもと美代子みよこ、西岡にしおか徳馬とくま、赤木あかぎ春恵はるえ、小島こじま三さん児じ、趙ちょう方ほう豪つよし、田畑たばた猛雄たけお
40 7月がつ1日にち 清きよしと夢ゆめのチューリップ オランダ 高村たかむら美智子みちこ 小野田おのだ嘉よしみ幹みき 根岸ねぎし季衣としえ、西部にしべ里菜りな、勝野かつの洋ひろし、風見かざみ章子あきこ
41 7月がつ8日にち 遠とおい国くにニッポン 多岐川たきがわ裕美ひろみ、花上はなうえ晃あきら、左ひだりとん平ぺい
42 8月がつ26日にち 清きよしと老人ろうじんと海うみと 岡山おかやま県けん倉敷くらしき市し 杉村すぎむら升ます 佐藤さとう敏弘としひろ 小川おがわ範子のりこ、松本まつもと留美るみ、春川はるかわますみ、花沢はなざわ徳衛とくえ
43（SP） 10月7日にち 清きよしがサーカスにやってきた 秋田あきた県けん鹿角かづの市し 松木まつきひろし 佐藤さとう敏弘としひろ 渡辺わたなべ典子のりこ、石野いしの陽子ようこ、竹内たけうち力つとむ、谷村たにむら昌彦まさひこ、佐野さの浅夫あさお
44 11月18日にち 清きよしとベンガラの花嫁はなよめ 岡山おかやま県けん川上かわかみ郡ぐん成羽なりわ町まち(現げん：高梁たかはし市し) 松木まつきひろし 佐藤さとう敏弘としひろ 香坂こうさか未幸みゆき、友里ゆうり千賀子ちかこ、ベンガル、橋本はしもと功いさお、野際のぎわ陽子ようこ、安部あべ潮うしお、野呂瀬のろせ初美はつみ、市川いちかわ浩ひろし、杉谷すぎたになつみ、高山たかやま尚子しょうこ、本名ほんな陽子ようこ、高城たかぎ淳一じゅんいち
45 12月16日にち 清きよしの「カラスなぜ啼なくの…」 長野ながの県けん埴科はにしな郡ぐん戸倉とくら町まち・更級さらしな郡ぐん上山田かみやまだ町まち(現げん：千せん曲きょく市し) 高岡たかおか尚しょう平たいら
米田よねだいずみ		 佐藤さとう敏弘としひろ 野川のがわ由美子ゆみこ、佐藤さとう英夫ひでお、下條しもじょう正巳まさみ、蟹江かにえ敬三けいぞう、池田いけだ貴たか尉じょう（子役こやく）
46 1991年ねん
1月がつ6日にち		 清きよしと獅子しし舞まえてんてこ舞まい 静岡しずおか県けん戸田とだ村むら(現げん：沼津ぬまづ市し) 関本せきもと郁夫いくお 小野田おのだ嘉よしみ幹みき 藤吉ふじよし久美子くみこ、尾藤びとうイサオ、夢路ゆめじいとし、喜き味あじこいし、梅津うめづ栄さかえ、白川しらかわ和子かずこ、柴しば俊夫としお
47（SP） 4月がつ7日にち 清きよしの放浪ほうろう・旅たび芝居しばい 千葉ちば県けん千倉ちくら町まち(現げん：南みなみ房総ぼうそう市し) 松木まつきひろし 佐藤さとう敏弘としひろ 西村にしむら知美ともみ、宮川みやがわ一朗太いちろうた、ハナ肇はじめ、坂上さかがみ二郎じろう、なべおさみ
48 5月26日にち 二人ふたりの清きよしと婆ばあちゃんと 静岡しずおか県けん榛原はいばら郡ぐん本川根ほんかわね町まち(現げん：川根かわね本町ほんまち) 鶴島つるしま光重みつしげ 小野田おのだ嘉よしみ幹みき 浅田あさだ美代子みよこ、伊藤いとう美奈子みなこ、芦屋小雁あしやこがん、穂積ほづみ隆信たかのぶ、前田まえだ吟ぎん、菅井すがいきん
49 8月がつ4日にち 僕ぼくにはお化ばけが見みえるので 長野ながの県けん大町おおまち市し 保利ほり吉よし紀おさむ
小川おがわ基之もとゆき		 小川おがわ基之もとゆき 立花たちばな理佐りさ、南田みなみだ洋子ようこ、下川しもかわ辰平たっぺい、鈴木すずきヒロミツ
50 10月6日にち 清きよしのテルテル坊主てるてるぼうず 石和いさわ編へん 山梨やまなし県けん東八代ひがしやつしろ郡ぐん石和いさわ町まち(現げん：笛吹ふえふき市し)・甲府こうふ市し 山田やまだ隆之たかゆき 松本まつもと明あきら あいはら友子ゆうこ、大和田獏おおわだばく、穂積ほづみ隆信たかのぶ、峰みね竜太りゅうた、松居まつい一代かずよ、宮尾みやおすすむ、日野ひの陽よう仁ひとし、千紘ちひろあい
51 12月1日にち 清きよしと月つきの砂漠さばく 鳥取とっとり県けん鳥取とっとり市し・米子よなご市し 松木まつきひろし 佐藤さとう敏弘としひろ 宮崎みやざき淑子としこ、中島なかじま陽典ようすけ、加藤かとう純じゅん平たいら、左右田そうだ一平いっぺい、林はやし美智子みちこ
52 1992年ねん
1月がつ5日にち		 母子ぼしくんち太鼓たいこ 佐賀さが県けん唐津からつ市し 山田やまだ隆之たかゆき 西村にしむら潔きよし 小柳こやなぎルミ子るみこ、目黒めぐろ祐樹ゆうき、正司しょうじ花江はなえ、南みなみ美江みえ
53 3月1日にち 清きよしのニセ者にせものさつまあげ 鹿児島かごしま県けん串木野くしきの市し(現げん：いちき串木野くしきの市し)・鹿児島かごしま市し 田上たうえ雄つよし 小林こばやし俊一しゅんいち 西部にしべ里菜りな、太平たいへいサブロー・シロー、西岡にしおか徳馬とくま、市毛いちげ良枝よしえ
54（SP） 4月がつ5日にち 清きよし・ジャングルの密会みっかい グアム 中村なかむら勝行かつゆき 松本まつもと明あきら 香山かやま美子よしこ、桐島きりしまかれん、佐川さがわ満男みつお、堺さかい正章まさあき
55 5月31日にち 清きよしの桃太郎ももたろう鬼おに退治たいじ 岡山おかやま県けん津山つやま市し 杉村すぎむら升ます 江上こうじょう官かん 高橋たかはしかおり、山崎やまざき裕ひろし太ふとし、衣ころも通どおり真由美まゆみ、沼田ぬまた爆ばく、正司しょうじ歌江うたえ、梅宮うめみや辰夫たつお
56 7月がつ5日にち オホーツクに花はなが咲さいた 北海道ほっかいどう編へん 北海道ほっかいどう紋別もんべつ市し 山田やまだ隆之たかゆき 高井たかい牧人まきと 川上かわかみ麻衣子まいこ、松村まつむら雄基ゆうき、水野みずの久美くみ、粟津あわづ號ごう
57 11月1日にち 清きよしと伊勢いせと異い星ほし人じん 三重みえ県けん伊勢いせ市し 西部にしべ清きよし 佐藤さとう敏宏としひろ 佐野さの量子りょうこ、おりも政夫まさお、芦屋小雁あしやこがん、清水しみず由貴子ゆきこ、桂かつら春はる蝶ちょう、山口やまぐち京子きょうこ
58 1993年ねん
1月がつ10日とおか		 清きよしが湖みずうみで釣つった夢ゆめ 北海道ほっかいどう三笠みかさ市し 中村なかむら勝行かつゆき 江上こうじょう官かん 布施ふせ明あきら、山本やまもと陽子ようこ、高岡たかおか健二けんじ、池田いけだ貴たか尉じょう（子役こやく）
59 2月がつ7日にち 清きよしが誘拐ゆうかいされサァ大変たいへん 福岡ふくおか県けん北九州きたきゅうしゅう市し 田上たうえ雄つよし 高井たかい牧人まきと 西村にしむら晃あきら、火野ひの正平しょうへい、相楽さがら晴子はるこ、楠田くすだ薫かおる、ふとがね金太きんた、ばってん荒川あらかわ、田畑たばた猛雄たけお
60 4月がつ11日にち 清きよしの鼻はなから八はち女じょ提灯ぢょうちん 福岡ふくおか県けん八女やめ市し 田上たうえ雄つよし 高井たかい牧人まきと 小野寺おのでら昭あきら、中丸なかまる新しん将しょう、鳥居とりい紀彦のりひこ、由利ゆり徹とおる、真野まの響子きょうこ
61 5月16日にち 清きよしのお見合みあい縁結えんむすび 北海道ほっかいどう美深びふか町まち 保利ほり吉よし紀おさむ 佐藤さとう敏宏としひろ 畠田はただ理恵りえ、小林こばやし千登勢ちとせ、薬丸やくまる裕英ひろひで、三条さんじょう泰子やすこ、林はやし彰あきら太郎たろう、小田おだ薫かおる、水島みずしま涼太りょうた、中野なかの英雄ひでお、しのざき美知みち
62 8月がつ22日にち イルカに乗のった清きよし 和歌山わかやま県けん高野たかの町まち・大阪おおさか府ふ岬みさき町まち 杉本すぎもと守まもる 桜井さくらい秀雄ひでお 杉本すぎもと彩あや、井手いでらっきょ、高田たかだ次郎じろう、布川ふかわ敏和としかず、竹中たけなか直人なおと、木川きがわかえる
63 10月3日にち 逃にげろ逃にげろ!子連こづれの清きよしの子守こもり唄うた 岩手いわて県けん水沢すいざわ市し(現げん：奥州おうしゅう市し) 山田やまだ隆之たかゆき 高井たかい牧人まきと 黒木くろき瞳ひとみ、柳沢やなぎさわ慎吾しんご、倉沢くらさわ淳美あつみ、ダニエル・カール、阿藤あとう快かい、あき竹城たけじょう、小金沢こがねざわ昇司しょうじ
64 1994年ねん
1月がつ9日にち		 生いき神がみ様さまになった清きよし 青森あおもり県けん上北かみきた郡ぐん大間だいま町まち 林はやし誠人まさと 山やま像ぞう信夫しのぶ 吉川よしかわ十和子とわこ、野村のむら昭子あきこ、谷村たにむら昌彦まさひこ、ダ・カーポ、鹿内しかない孝たかし、宍戸ししど開ひらく
65 2月がつ20日はつか 清きよしと謎なぞの美人びじん絵え灯籠どうろう 秋田あきた県けん湯沢ゆざわ市し 田上たうえ雄つよし 小野田おのだ嘉よしみ幹みき 小林こばやし幸子さちこ、赤あか座ざ美代子みよこ、御木本みきもと伸介しんすけ、飯塚いいづか雅弓まゆみ、大石おおいし吾朗ごろう、真実しんじつ一路いちろ
66（SP） 4月がつ3日にち 1万まん羽わのツルをサギ師しに渡わたすな　清きよしのお化ばけ大だい作戦さくせん〜鹿児島かごしま・出水しゅっすい編へん 鹿児島かごしま県けん出水いずみ市し 田上たうえ雄つよし 松本まつもと明あきら 中村なかむらあずさ、阿部あべ寛ひろし、柳生やぎゅう博ひろし、長内おさない美那子みなこ、モト冬樹もとふゆき、原田はらだ大二郎だいじろう、ガッツ石松がっついしまつ、二に瓶びん鮫さめ一いち
67 7月がつ3日にち 清きよしの焼しょうおにぎり 和歌山わかやま県けん和歌山わかやま市し 綾部あやべ伴子ともこ 桜井さくらい秀雄ひでお 藤岡ふじおか琢也たくや、河合かわい奈保子なほこ、新藤しんどう栄作えいさく、堀内ほりうち正美まさみ、芦屋小雁あしやこがん、大木たいぼく晤郎、衣ころも通どおり真由美まゆみ、田畑たばた猛雄たけお、浜田はまだゆう子こ
68 8月がつ21日にち 清きよしと自転車じてんしゃ少年しょうねんの夢ゆめ 宮城みやぎ県けん石巻いしのまき市し 古長ふるなが直美なおみ 平松ひらまつ敏男としお 木この実みナナ、佐々木ささき勝彦かつひこ、反田そりた孝幸たかゆき、由利ゆり徹とおる、鈴鹿すずか景子けいこ
69 10月9日にち 清きよしのデカンショ節ぶし 丹波たんば篠山しのやま編へん 兵庫ひょうご県けん篠山しのやま町まち(現げん：丹波たんば篠山しのやま市し) 保利ほり吉よし紀おさむ 松本まつもと明あきら 津川つがわ雅彦まさひこ、坂口さかぐち良子りょうこ、あいはら友子ゆうこ、桂かつら文珍ぶんちん、島木しまき譲二じょうじ、羽野はの晶紀あき、西部にしべ里菜りな、坂田さかた利夫としお、前田まえだ五郎ごろう、小倉おぐら久寛ひさひろ
70 12月4日にち 海うみだ魚さかなだ清きよしの大島紬おおしまつむぎ 奄美あまみ編へん 鹿児島かごしま県けん名瀬なぜ市し・大島おおしま郡ぐん笠利かさり町まち・龍郷たつごう町まち・住用すみよう村むら(現げん：奄美あまみ市し) 中村なかむら勝行かつゆき 高井たかい牧人まきと 早見はやみ優ゆう、長谷川はせがわ明男あきお、田畑たばた猛雄たけお、亀山かめやま忍しのぶ、渡辺わたなべ裕之ひろゆき
71 1995年ねん
2月がつ26日にち		 清きよしのファインプレー 山形やまがた県けん新庄しんじょう市し 中村なかむら勝行かつゆき 皆みな元もと洋之助ようのすけ 森川もりかわ由加里ゆかり、原はらひさ子こ、高松たかまつしげお、庄司しょうじ永ひさし建けん、ケーシー高峰こうほう、斉藤さいとう暁あきら、三ツ矢みつや歌子うたこ、美木みき良介りょうすけ
72 4月がつ9日にち 少女しょうじょと清きよしの母はは恋こいし 徳島とくしま県けん徳島とくしま市し・兵庫ひょうご県けん津名つな町まち(現げん：淡路あわじ市し) 杉本すぎもと守まもる
松田まつだ寿明としあき		 中山なかやま史郎しろう 酒井さかい和歌子わかこ、芦屋小雁あしやこがん、浜丘はまおか麻矢まや、日高ひだか澄子すみこ、チャンバラトリオ、荒あら勢いきおい永えい英すぐる、石立いしだて鉄男てつお、前田まえだ吟ぎん
73 5月7日にち 清きよしとサクランボ娘むすめ 山形やまがた県けん東根ひがしね市し 杉尾すぎお幸正ゆきまさ 小野田おのだ嘉よしみ幹みき 沖本おきもと富美代とみよ、沖本おきもと美智代みちよ、河原崎かわらざき長一郎ちょういちろう、飯島いいじま愛あい、大林おおばやし隆介りゅうすけ、入江いりえ正徳まさのり、八名やな信夫しのぶ、小野おのヤスシ、松原まつばら智恵子ちえこ
74 7月がつ2日にち オロチに巻まかれてサァ大変たいへん 島根しまね県けん益田ますだ市し 林はやし誠人まさと 岡屋おかや龍一りゅういち 中江なかえ有里あり、秋野あきの太作たいさく、なべおさみ、志賀しが泰伸やすのぶ、上うえ楽らく敦子あつこ
75 10月1日にち 清きよしも参まいったわんぱく坊ぼうや 富山とやま県けん高岡たかおか市し 保利ほり吉よし紀おさむ 岡屋おかや龍一りゅういち 十朱とあけ幸代さちよ、佐藤さとう侑輝、日向ひゅうが明子あきこ、片桐かたぎりはいり、剣けん幸こう、西田にしだ健けん、渡辺わたなべ篤史あつし、早勢はやせ美里みさと、三條さんじょう美紀みき、立川たちかわ志しの輔すけ
76 11月26日にち 清きよしが行おこなった竜りゅう宮城みやぎ 広島ひろしま県けん佐伯さいき郡ぐん宮島みやじま町まち(現げん：廿日市はつかいち市し) 大野おおの武雄たけお 中山なかやま史郎しろう 大塚おおつか寧々ねね、ひかる一平いっぺい、小坂こさか一也かずや、石橋いしばし保たもつ、岸本きしもと康子やすこ
77 1996年ねん
1月がつ7日にち		 フグと清きよしと鉄人てつじんと 福岡ふくおか県けん北九州きたきゅうしゅう市し・山口やまぐち県けん宇部うべ市し 田上たうえ雄つよし 合ごう月がつ勇いさむ 小松こまつ千春ちはる、綿引わたひき勝彦かつひこ、東あずま幹久みきひさ、沢田さわだ雅美まさみ、浜田はまだゆう子こ、橋本はしもとじゅん
78 4月がつ7日にち 清きよしの手品てじなはめぐりあい 福島ふくしま県けん保原ほばら町まち(現げん：伊達だて市し) 中村なかむら勝行かつゆき 岡屋おかや龍一りゅういち 島田しまだ陽子ようこ、小野おの武彦たけひこ、吉田よしだ亮あきら、Mr.マリック、宝田たからだ明あきら
79 6月2日にち 清きよしが見みた画家がかの秘密ひみつ 石川いしかわ県けん輪島わじま市し 野上のかみ龍雄たつお
松田まつだ寿明としあき		 江上こうじょう官かん かとうれいこ、金田かねだ賢一けんいち、デーブ・スペクター、三ツ矢みつや歌子うたこ、花はなかおる
80 7月がつ28日にち[5] 清きよしと三さん姉妹しまいの宝探たからさがし 香川かがわ県けん引田ひきた町まち・白鳥しらとり町まち・大内おおうち町まち(現げん：東ひがしかがわ市し) 林はやし誠人まさと 土屋つちや統みつる吾郎ごろう とよた真帆まほ、阿知波あちわ悟さとる美び、みやなおこ、山口やまぐち京子きょうこ、プリンプリン
81 9月1日にち[6] 清きよしの湯ゆ煙けむり素麺そうめん 石川いしかわ県けん加賀かが市し・富山とやま県けん砺波となみ市し 大野おおの武雄たけお
林はやし誠人まさと		 土屋つちや統みつる吾郎ごろう 細川ほそかわふみえ、前田まえだ吟ぎん、麻丘あさおかめぐみ、芦屋小雁あしやこがん、浅田あさだあつこ
82 12月29日にち[7] 清きよしもびっくり!そっくり美人びじん 沖縄おきなわ編へん 沖縄おきなわ県けん国頭くにがみ郡ぐん金武かなたけ町まち・恩納おんな村むら・中頭なかがみ郡ぐん読谷よみたん村むら 田上たうえ雄つよし 合ごう月がつ勇いさむ 西村にしむら和彦かずひこ、斉藤さいとう慶子けいこ、ジェリー藤尾ふじお、谷川たにがわ昭一しょういち朗ろう、ダチョウ倶楽部くらぶ、織本おりもと順吉じゅんきち、辺見へんみえみり、佐藤さとう蛾が次郎じろう
83（後期こうき最終さいしゅう話ばなし） 1997年ねん
1月がつ2日にち		 清きよしオーレ!最後さいごの放浪ほうろう 長崎ながさき県けん島原しまばら市し・南高来みなみたかき郡ぐん深江ふかえ町まち(現げん：南みなみ島原しまばら市し)・国見くにみ町まち(現げん：雲仙うんぜん市し) 保利ほり吉よし紀おさむ
松田まつだ寿明としあき		 松本まつもと明あきら 牧瀬まきせ里穂りほ、阿藤あとう快かい、赤あか座ざ美代子みよこ、松尾まつお嘉代かよ、森繁もりしげ久彌ひさや、五代ごだい高之たかゆき、松元まつもとヒロ、山崎やまざき大輔だいすけ

登場とうじょう人物じんぶつ（塚地つかじ武たけ雅みやび版ばん）

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第だい1作さく：2007年ねん9月がつ1日にち『裸はだかの大将たいしょう 長野ながの編へん〜放浪ほうろうの虫むしが動うごき出だしたので〜』（平均へいきん視聴しちょう率りつ＝18.4%）
第だい2作さく：2008年ねん5月がつ24日にち『裸はだかの大将たいしょう 宮崎みやざき編へん〜宮崎みやざきの鬼おにが笑わらうので〜』（平均へいきん視聴しちょう率りつ＝11.2%）
第だい3作さく：2008年ねん10月がつ18日にち『裸はだかの大将たいしょう 山梨やまなし編へん〜富士山ふじさんにニセモノが現あらわれたので〜』（平均へいきん視聴しちょう率りつ＝13.8%）
第だい4作さく：2009年ねん10月がつ24日にち『裸はだかの大将たいしょう 火ひの国くに・熊本くまもと編へん〜女心おんなごころが噴火ふんかするので〜』※テレビ熊本てれびくまもと開局かいきょく40周年しゅうねん記念きねん企画きかく
  • 山下やました清きよし：塚地つかじ武たけ雅みやび
  • 米山よねやまヨメ子こ：水川みずかわあさみ
    • 市し幡はた学園がくえんの生徒せいと→卒業生そつぎょうせい。清きよしの世話せわ係がかりを自負じふ、長野ながのの温泉おんせん旅館りょかんの娘むすめであるが、旅館りょかんの忙いそがしさゆえに母親ははおやに相手あいてにされない寂さびしさから、客きゃくの財布さいふを奪うばうなどの万引まんびきを行おこなうことが癖くせとなり、市し幡はた学園がくえんへ。清せいが放浪ほうろうで警察けいさつに保護ほごされるたびに現地げんちへ出向でむき、清きよしの世話せわを焼やく。風邪かぜで寝込ねこんだ時とき、清きよしに介抱かいほうされたことがきっかけで清きよしに特別とくべつな感情かんじょうを抱いだくようになり「大おおきくなったら清きよしさんのお嫁よめさんになる」と言いっており、大団円だいだんえんの後のち舞台ぶたいの地ちを後のちにした清きよしを追おい掛かけ回まわすのがお決きまりのパターン。第だい4作さくには登場とうじょうしない。
  • 園長えんちょう先生せんせい：津川つがわ雅彦まさひこ
    • 市し幡はた学園がくえんの園長えんちょう。清きよしの放浪癖ほうろうへきに手てを焼やくものの、大目おおめに見みているところがある。第だい4作さくには登場とうじょうしない。
  • 岡本おかもと：森本もりもとレオ
    • 旅回たびまわりの大衆たいしゅう演劇えんげきに出でていた清きよしを見みつけたことをきっかけに、清きよしに付つきまとう名古屋なごやの怪あやしい画商がしょうで、清きよしがお巡まわりさんと共ともに苦手にがてとする人物じんぶつ。一応いちおう園長えんちょうには清きよしの追跡ついせきを報告ほうこくする役目やくめとして動うごいてはいるが、清きよしに絵えを書かいてもらうためには手段しゅだんを選えらばない所ところがあり、第だい1作さくではヨメ子この万引まんびき癖へきを利用りようするなどして清きよしを唆そそのかし、絵えを書かかせている。しかし、盗ぬすまれたり、絵えの入はいった荷物にもつが入いれ替かわるなどして、絵えを現金げんきんに替かえることには毎回まいかい失敗しっぱいしている。第だい1作さくでは怪あやしげな面めんばかりが強調きょうちょうされていたが、第だい2作さく以降いこうはコミカルでどこか憎にくめない面めんが強調きょうちょうされるようになり、貼はり絵えを行おこなう為ためのアトリエとしてホテルの一室いっしつを手配てはいするなど面倒めんどう見みのある一いち面めんも描えがかれている。清せいが放浪ほうろう先さきで出会であった人々ひとびとに、清きよしが有名ゆうめい画家がかであることを明あかすのが役目やくめのようになっている。
  • 樽井たるい（旅館りょかんの番頭ばんがしら）→佐々木ささき刑事けいじ→鉄道てつどう員いん→山並やまなみ伸吾しんご（市役所しやくしょ職員しょくいん）：鈴木すずき拓たく
    • 各回かくかいごとに役柄やくがらが変かわる。主演しゅえんの塚地つかじとお笑わらいコンビ「ドランクドラゴン」を組くんでいることから、雁之助がんのすけ版ばんにおける、雁之助がんのすけの弟おとうとで、彼かれと多おおくのシリーズで共演きょうえんしていた芦屋小雁あしやこがんのような位置いち取とりであるといえる。
  • 田中たなか巡査じゅんさ：生瀬なませ勝久かつひさ
    • いつも清きよしの放浪ほうろう先さきで出でくわすお巡まわりさん（たまたま、その地方ちほうに転勤てんきんしたとおもわれる）。清きよしの出いで立たちや挙動きょどうから、不審ふしん者しゃと決きめ付づけて警察けいさつに連行れんこうするのがお決きまりのパターンであるが、お腹なかを空すかせた清きよしに自分じぶんのおにぎりをあげたりする親切しんせつな一いち面めんもある。第だい2・4作さくには登場とうじょうしない。

第だい1作さく

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ほか

第だい2作さく

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  • 大場おおば美津子みつこ：大塚おおつか寧々ねね
    • 健けん一いちの母ははで、孝介こうすけの元もと妻つま。孝介こうすけとは離婚りこんして息子むすこの健一けんいちを孝こう介かいに引ひき取とらせ、その後ごは居酒屋いざかやを経営けいえいするようになった。
  • 矢部やべ健一けんいち：澁谷しぶや武たけ尊たかし
    • 伸一しんいち郎ろうの孫まごで、孝介こうすけと美津子みつこの息子むすこ。両親りょうしんが離婚りこんして父ちちの孝介こうすけに引ひき取とられるが、母ははに会あえないショックで暴あばれ出だし、それがきっかけで声こえが出でなくなってしまった。
  • 矢部やべ孝介こうすけ：金子かねこ昇のぼる
    • 健けん一いちの父ちちで、伸一しんいち郎ろうの息子むすこ。元もと妻つまの美津子みつことは離婚りこんして息子むすこの健一けんいちを引ひき取とった。
  • 知事ちじ：東国原ひがしこくばる英夫ひでお（宮崎みやざき県けん知事ちじ（当時とうじ））
  • パン屋やのおばさん：柴田しばた理恵りえ
  • 鈴木すずき：ウド鈴木すずき（キャイ〜ン）
    • コソ泥こそどろ
  • 遠山とおやま市子いちこ：久保田くぼた磨みがく希のぞみ
  • 青田あおた:きたろう
    • 市会しかい議員ぎいん
  • 山下やました富士子ふじこ：美保みほ純じゅん
    • 少年しょうねん時代じだいの清きよしの母はは。画家がかである山下やました清きよしの母ははがモデル。
  • 大場おおばきく江え：野川のがわ由美子ゆみこ
    • 健けん一いちの母方ははかたの祖母そぼで、美津子みつこの母はは。
  • 矢部やべ伸しん一郎いちろう：梅宮うめみや辰夫たつお
    • 健けん一いちの父方ちちかたの祖父そふで、孝介こうすけの父ちち。健一けんいちが母ははに会あえないショックで暴あばれ出だした直後ちょくごに妻つまを病やまいで亡なくした。

ほか

第だい3作さく

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  • 仲田なかた春子はるこ：岸本きしもと加世子かよこ
    • 吾われ一いちの妻つまで、蝶子ちょうこの母はは。ブドウ園えんを営いとなんでいる。夫おっとの吾われ一いちが7年ねん前まえに幻まぼろしの蝶ちょうを探さがすための放浪ほうろうに出でて行いったきり家かに戻もどって来こなくなったため、娘むすめの蝶子ちょうこを女手おんなで1つで7年間ねんかん育そだててきた。吾われ一いちがもしそのまま家いえに戻もどって来こないようであれば彼かれとは離婚りこんして勝己かつみと再婚さいこんしようと考かんがえていた。ちなみに離婚りこん経験けいけんがあり、吾われ一いちとは再婚さいこんであったため結婚式けっこんしきを一切いっさい挙あげていなかった。
  • 仲田なかた蝶子ちょうこ：山本やまもとひかる
    • 17歳さいの高校こうこう2年生ねんせい。吾われ一いちと春子はるこの1人ひとり娘むすめ。隼人はやととは同級生どうきゅうせいで幼馴染おさななじみ。蝶子ちょうこと言いう名前なまえは大だいの蝶ちょう好すきな父ちちの吾われ一いちから名付なづけられたが、そんな父ちちは7年ねん前まえに幻まぼろしの蝶ちょうを探さがすための放浪ほうろうに出でて行いったきり家かに戻もどって来こなくなったため、それがきっかけで自分じぶんの名前なまえである蝶子ちょうこと言いう名前なまえが嫌きらいになった。
  • 佐野さの隼人はやと：中尾なかお明あきら慶けい
    • 17歳さいの高校こうこう2年生ねんせい。勝己かつみの1人ひとり息子むすこ。蝶子ちょうことは同級生どうきゅうせいで幼馴染おさななじみ。10年ねん前まえに母ははを病やまいで亡なくし、父ちちの勝己かつみにより男手おとこで1つで育そだてられた。
  • 佐野さの勝己かつみ：三浦みうら浩一こういち
    • 隼人はやとの父ちち。ワイン工場こうじょうである佐野さのワイナリーを営いとなんでいる。妻つまを10年ねん前まえに病やまいで亡なくし、息子むすこの隼はやぶさ人じんを男手おとこで1つで育そだててきた。7年ねん前まえに夫おっとの吾われ一いちと生いき別わかれた春子はること再婚さいこんしようと考かんがえていた。
  • 金山かなやま徳蔵とくぞう：村松むらまつ利とし史し
    • 町会ちょうかい議員ぎいん。吾われ一いちとは幼馴染おさななじみであり、その吾われ一いちの姿すがたを7年ねんぶりに見みた際さいには驚おどろいた。いつも指名しめい手配てはい書しょをよく見みており、ブドウ園えんに武田たけだの埋蔵まいぞう金きんが埋うまっていると清きよしと吾われ一いちに嘘うそ話ばなしをしてブドウ園えんを掘ほらせた黒岩くろいわと言いう男おとこが全国ぜんこくに指名しめい手配てはいされている詐欺さぎ師しだと言いう事ことにいち早はやく気付きづいていた。
  • ニセ清きよし：木村きむら祐一ゆういち
    • 本当ほんとうは清きよしではないが、清きよしと同おなじ格好かっこうとしゃべり方かたをして清きよしに成なりすまし、しかも自身じしんを本物ほんものの山下やました清きよしと名乗なのっている。
  • ニセ清きよしのマネージャー：中村なかむら有志ゆうじ
    • 詐欺さぎ師しであり、ニセ清きよしを本物ほんものの山下やました清きよしだと偽いつわらせては偽物にせものの絵えを描えがかせ、それを売うり捌さばいて金儲かねもうけを企たくらんでいる。
  • 黒岩くろいわ虎夫とらお：石橋いしばし蓮司れんじ
    • 今いま作さくに登場とうじょうするもう1人ひとりの詐欺さぎ師しであり、全国ぜんこくに指名しめい手配てはいされている。宝石ほうせきのように光ひかる石いしを金持かねもちになれる石いしだと騙だましては人ひとに売うり捌さばいて金儲かねもうけを企たくらんでいる。ある日ひ放浪ほうろう中ちゅうの清きよしと出会であい、彼かれに石いしとおにぎりをあげたついでに彼かれが描えがいた逆さかさ富士ふじの絵えを金目かねめな物ものとして彼かれからもらう。そしてブドウ園えんには武田たけだの埋蔵まいぞう金きんが埋うまっていると清きよしと吾われ一いちに嘘うそ話ばなしをして彼かれらにブドウ園えんを掘ほらせ（清きよしが最初さいしょに古銭こせんを掘ほり当あてるが、実じつはその古銭こせんは清きよしと吾われ一いちが寝ねている間あいだに自身じしんがこっそり掘ほって埋うめた偽物にせものだった）、更さらには東京とうきょうへ行いって業者ぎょうしゃに頼たのんで来くると偽いつわって吾われ一いちから100万まん円えん（実じつはその100万まん円えんは町会ちょうかい議員ぎいんの金山かなやまが出だしたのである）を騙だまし取とって逃亡とうぼうしていった。その後ご逮捕たいほされたのかは不明ふめいである。
  • 仲田なかた吾われ一いち：竹中たけなか直人なおと
    • 春子はるこの夫おっとで、蝶子ちょうこの父ちち。大だいの蝶ちょう好すきなため1人にん娘むすめに蝶子ちょうこと名付なづけた。春子はることは18年ねん前まえに結婚けっこんしたが、当時とうじは終戦しゅうせん直後ちょくごであった事ことや春子はるこが再婚さいこんであった事ことなどがきっかけで結婚式けっこんしきを一切いっさい挙あげる事ことが出来できなかった。しかし7年ねん前まえに結婚式けっこんしきを挙あげると突然とつぜんい出いだすが多額たがくの借金しゃっきんをしていたためそんな余裕よゆうが無なく、その借金しゃっきんを消けすため幻まぼろしの蝶ちょうを探さがしに7年間ねんかんずっと放浪ほうろうを続つづけた。放浪ほうろうに出でて7年ねん後ごに生うまれ故郷こきょうの山梨やまなしへ戻もどってきた際さいに偶然ぐうぜん放浪ほうろうしていた清きよしと出会であう。そして実家じっかのブドウ園えんには武田たけだの埋蔵まいぞう金きんが埋うまっていると詐欺さぎ師しの黒岩くろいわに騙だまされて7年ねんぶりに実家じっかへ戻もどり、その実家じっかのブドウ園えんを清しんと共ともに掘ほり続つづけ（清きよしがまず最初さいしょに古銭こせんを掘ほり当あてるが、実じつはその古銭こせんは自身じしんと清きよしが寝ねている間あいだに黒岩くろいわがこっそり掘ほって埋うめた偽物にせものだった）、それから過労かろうで倒たおれて入院にゅういんして肺炎はいえんとなり生死せいしの境さかいをさ迷まよった。その後ごブドウ園えんは清きよしが掘ほり続つづけていたら偶然ぐうぜんにも温泉おんせんが湧わき出でた。そして病状びょうじょうが回復かいふくして退院たいいんしてからは春子はることの結婚式けっこんしきを無事ぶじに挙あげ、それからは実家じっかのブドウ園えんを夫婦ふうふで力ちからを合あわせて営いとなむ事ことにした。

ほか

第だい4作さく

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  • 赤星あかほし頑子：市原いちはら悦子えつこ
    • 医師いしであり、赤星あかほし診療しんりょう所しょを営いとなんでいる。名前なまえの通とおり頑固がんこで口くちうるさい性格せいかくだが腕うでのいい医者いしゃである。清きよしとは山鹿やまが灯籠どうろう踊おどりの際さいに偶然ぐうぜん出会であう。伊い津野つの孝一こういち郎ろうはかつて自身じしんの言いい名付なづけだったが破局はきょくした。しかしその孝こう一いち郎ろうの若わかかりし頃ころの写真しゃしんを今いまでも大切たいせつに持もっている。
  • 下城げじょう多美たみ：石原いしはらさとみ
    • 赤星あかほし診療しんりょう所しょに勤務きんむする看護かんご婦ふ。
  • 伊い津野つの弘樹ひろき：山口やまぐち翔しょう悟さとる
    • 多美たみの元もと婚約こんやく者しゃで、孝こう一いち郎ろうの息子むすこ。多美たみとは一応いちおう婚約こんやくしたが破局はきょくした。
  • 伊い津野つの孝たかし一郎いちろう：中尾なかお彬あきら
    • 弘樹ひろきの父ちち。かつて頑子の言いい名付なづけだったが破局はきょくした。しかし自身じしんの若わかかりし頃ころの写真しゃしんを頑子は今いまでも大切たいせつに持もっている。
  • 金田かねだ金きむ太ふとし：柳沢やなぎさわ慎吾しんご
    • 詐欺さぎ師しであり、ただのヘルメットは特別とくべつ頑丈がんじょうなヘルメットだと騙だまして売うり捌さばき、そして水鉄砲みずでっぽうはどんな火ひでも消けせる消火しょうか器きだと騙だまして売うり捌さばいて金儲かねもうけを企たくらんでいる。
  • 下城げじょう矢や菜子さいこ：あいはら友子ゆうこ
  • 松五郎まつごろう：火野ひの正平しょうへい
  • 古閑こが麗子れいこ：森脇もりわき英理子えりこ
  • 片岡かたおか一座いちざ座長ざちょう：玄海げんかい竜二りゅうじ
  • ：渋谷しぶや琴乃ことの ほか

主おもなゲスト出演しゅつえん者しゃ

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雁之助がんのすけ版ばん
塚地つかじ版ばん

など

主題歌しゅだいか

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『野のに咲さく花はなのように』

小林こばやしは番組ばんぐみ内ないの音楽おんがくも担当たんとう。また、雁之助がんのすけ版ばんの初期しょきでは風貌ふうぼうそっくりの「オタマジャクシの大将たいしょう」として出演しゅつえんしている。なお、雁之助がんのすけ版ばんの第だい1回かいは主題歌しゅだいかは流ながれていない。
この曲きょくは後のちに数すう名めいのアーティストがカヴァーしており、塚地つかじ版ばんでは槇原まきはら敬之たかゆきの歌うたうバージョンが劇げき中歌なかうたとして使つかわれた。

再さい放送ほうそう

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この作品さくひんは現在げんざいでも人気にんきが高たかく、全国ぜんこく各地かくちの放送ほうそう局きょくで再さい放送ほうそうもされている。現在げんざいでは「ルンペン」が放送ほうそう禁止きんし・差別さべつ用語ようごに当あたるとして、この部分ぶぶんを無音むおんにして放送ほうそうしているところもある。また、前期ぜんきの最終さいしゅう回かいを放送ほうそうせずに後期こうきの放送ほうそうをしたり、後期こうきのみを放送ほうそうすることもある。なおDVD版ばんおよびCSのホームドラマチャンネルおよびBSフジではそのまま収録しゅうろく・放送ほうそうしている。

2011年ねん8月がつからは、芦屋あしや雁之助がんのすけ生誕せいたん80周年しゅうねんを記念きねんして、ホームドラマチャンネルで芦屋あしや雁之助がんのすけシリーズの全ぜん話はなし再さい放送ほうそうが開始かいしされた（ただし、第だい13回かいは構成こうせいの都合つごう上じょう欠番けつばんで対象たいしょう外がい）。

2013年ねん9月がつ30日にちより毎週まいしゅう月曜げつよう17時じからBSフジにて各かく2話わ分ぶんの放送ほうそうが開始かいしされた（休止きゅうしの場合ばあいあり。ただし、第だい13回かいやスペシャル版ばんの回かい・最終さいしゅう回かいは対象たいしょう外がい）。2014年ねん6月がつ30日にちから再ふたたび第だい1話わから放送ほうそうされた。2015年ねん4月がつ7日にちからは毎週まいしゅう火曜かよう17時じから各かく2話わ分ぶんの放送ほうそうとなった。当日とうじつは第だい81話わと第だい1話わが放送ほうそうされた。これより3順じゅん目めの放送ほうそうとなる。なおBSフジでは前述ぜんじゅつの対象たいしょう外がいの回かいを除のぞいて話はなし数すうを数かぞえているので, 第だい12回かい以後いごは実際じっさいの話はなし数すうと異ことなっている。

2023年ねん6月がつ2日にちより毎週まいしゅう金曜きんよう20時じからBS12にて各かく2話わ分ぶんの放送ほうそうが開始かいしされた（休止きゅうし、対象たいしょう外がいの回かいあり)。2024年ねん4月がつ18日にちより木曜もくよう19時じから放送ほうそう。5月30日にち終了しゅうりょう。

パロディ

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このドラマの知名度ちめいどから、雁之助がんのすけの演えんじた清きよしを真似まねたキャラクターのパロディを様々さまざまなタレントが演えんじていたり、パロディ化かしたキャラクターが漫画まんが・ゲームなどに登場とうじょうしている。

テレビ番組ばんぐみ
  • フジテレビ系列けいれつ『オレたちひょうきん族ぞく』のコント内うちで、大平おおひらシロー（太平たいへいサブロー・シロー）が、『裸はだかの大将たいしょう』での雁之助がんのすけと同おなじ衣装いしょうのキャラクター「雁之助がんのすけはん」に扮ふんした。セットの影かげなどに潜ひそんでいるところを、明石家あかしやさんまに見みつけられ、「あら! 雁之助がんのすけはん、何なにしてはりますのん?」と突つっ込こみを入いれられると、狼狽ろうばいした様子ようすでせきこみながら「いやっ! えらいとこ見みつかってしもた!」（雁之助がんのすけが『番頭ばんがしらはんと丁稚でっちどん』でギャグとして使つかっていたフレーズ。）と一言いちげん残のこして去さっていくという展開てんかいであった。これがきっかけでサブロー・シローも『裸はだかの大将たいしょう』に、「山下やました清きよしのニセモノ(役名やくめいも「ニセ清きよし」だった)とそのマネージャー」役やくとして1回かい出演しゅつえんしている。逆ぎゃくに『ひょうきん族ぞく』には本編ほんぺんの番ばん宣せんを兼かねる形かたちで雁之助がんのすけ本人ほんにんが本物ほんものの『裸はだかの大将たいしょう』として出演しゅつえんしている。シローにはそのことを知しらせないままいきなり目めの前まえに現あらわれて、「コラー!」と一喝いっかつしてシローを狼狽ろうばいさせた後のちに、「ありがとうね」とにこやかに声こえを掛かけて握手あくしゅを交かわしている。
  • クイズバラエティ番組ばんぐみ『クイズ!紳助しんすけくん』（ABCテレビ）の1コーナー『なにわ突撃とつげき隊たい』のロケでお笑わらいタレントのたいぞうが「はだかのたいぞう」に扮ふんした。
  • 『突撃とつげき!ナマイキTV』（東日本放送ひがしにっぽんほうそう）の1コーナー「ストロングスタイルのおかずの大将たいしょう放浪ほうろう記き」にて、ストロングスタイルの伊藤いとう隆たかしが白しろいランニングシャツと半はんズボン姿すがたで、米飯べいはんに合あうおかずを求もとめるキャラクター「たかしさん」に扮ふんして、相方あいかたの糸賀いとが清和きよかずと共ともに宮城みやぎ県内けんないを放浪ほうろうする。訪問ほうもんした家いえごとにその家庭かていの自慢じまんのおかずを食くえして回まわり、返礼へんれいとして「たかしさん」がその場ばで描えがいた絵えを贈おくる。コーナーのテーマ曲きょくも『裸はだかの大将たいしょう放浪ほうろう記き』と同どうじ『野のに咲さく花はなのように』が使用しようされている。一時期いちじきの休止きゅうし期間きかんを経へて、2022年ねん4月がつからは「帰かえってきた ストロングスタイルのおかずの大将たいしょう放浪ほうろう記き」というコーナー名めいで放送ほうそうされている。
芸能人げいのうじん
  • お笑わらいコンビ『ヤポンスキー』のボケ担当たんとう・小林こばやし英彦ひでひこは、ステージ上じょうでは清きよしを演えんじた雁之助がんのすけに類似るいじした扮装ふんそう（坊主ぼうず頭あたまにランニングシャツに半はんズボン）をしている。小林こばやしはネタに使つかうイラストを描えがいており「画伯がはく」とも呼よばれている。
  • 『三宅みやけ裕司ゆうじのいかすバンド天国てんごく』（TBS系列けいれつ）に出場しゅつじょうし「イカ天てんバンド」を代表だいひょうしたバンドの一ひとつ『たま』でパーカッションを担当たんとうした石川いしかわ浩司こうじは、清きよしを演えんじた雁之助がんのすけに類似るいじした扮装ふんそう（坊主ぼうず頭あたまにランニングシャツに半はんズボン）をトレードマークとする。その風貌ふうぼうにちなみ、テレビ番組ばんぐみで「山下やました清きよし」を正解せいかいとしたクイズのヒントで引ひき合あいに出だされたり、雑誌ざっしの企画きかくでコンビニエンスストアで販売はんばいされるおにぎりの食たべ比くらべをすることもあった。またバンド解散かいさん後ご、映画えいが『この空そらの花はな 長岡ながおか花火はなび物語ものがたり』では山下やました清きよし役やくとして出演しゅつえんしている。
漫画まんがキャラクター
ゲームキャラクター
  • 任天堂にんてんどうのゲームボーイアドバンスソフト『ワリオランドアドバンス』に、敵てきキャラクター「キヨブー」が登場とうじょう。ランニングシャツを着きたブタのような風貌ふうぼうで、スケッチブックに敵てきキャラクターを描えがいてそれを実体じったい化かさせる。
  • 任天堂にんてんどうのゲームソフト『どうぶつの森もり』シリーズに登場とうじょうするセイウチの「セイイチ」が登場とうじょう。常つねに腹はらをすかせており、時折ときおり、村むらにやってきては食たべ物ものを乞こう。特とくに魚さかなが好物こうぶつで、魚さかなをあげたプレイヤーには珍めずらしい壁紙かべがみをプレゼントする。ランニングシャツにリュックサックといった風貌ふうぼう、食たべ物ものの代かわりに絵えを描えがく、作中さくちゅう「放浪ほうろうの画家がか」と呼よばれているなど、多分たぶんに『裸はだかの大将たいしょう放浪ほうろう記き』の山下やました清きよしを意識いしきしたキャラクターである。

映画えいが版ばん

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1981年ねん製作せいさく（現代げんだいぷろだくしょん版ばん）

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1981年ねん7月がつ21日にち、現代げんだいぷろだくしょんによって劇場げきじょう映画えいが『裸はだかの大将たいしょう放浪ほうろう記き〜山下やました清きよし物語ものがたり〜』が制作せいさくされ、松竹しょうちく配給はいきゅうによる全国ぜんこく公開こうかいとなった。

この作品さくひんでは制作せいさく会社かいしゃの作風さくふうも強つよく影響えいきょうし、ドラマのようなメルヘンチックなストーリーではなく、清きよしの生涯しょうがいを追おったヒューマンタッチな作品さくひんとなっており、シリーズ定番ていばん衣装いしょうである山下やました清きよしの「短たんパンにランニングシャツ」という場面ばめんでの登場とうじょうは一部いちぶのみで、学園がくえんの制服せいふく、半纏はんてん、着物きもの、裸はだかにタオル一いち枚まいといった服装ふくそうも登場とうじょうする。

この年としの国際こくさい障害しょうがい者しゃ年ねん記念きねん作品さくひんとして制作せいさくされており、清きよしが生うまれ育そだった当時とうじの障害しょうがい者しゃがおかれた社会しゃかい的てき境遇きょうぐう、その中なかで才能さいのうがいかに芽生めばえ、大成たいせいしていったかを追おう作品さくひんとして仕上しあがっている。作中さくちゅう、母親ははおやは「障害しょうがいのある子こどもたちの親おやのほとんどは、子こどもより先さきに逝いかねばならない苦くるしみを恐おそれながら生いき、自分じぶんが死しんだ後のちの子こどもたちの将来しょうらいを憂うれいながら死しんでいる」と残のこされた障害しょうがい児じ（者しゃ）たちの親おやの苦くるしみを訴うったえ、清きよしは才能さいのうと短命たんめいゆえにまだ幸運こううんな存在そんざいだったのだ という事ことなど、障害しょうがい者しゃとその家族かぞくに対たいする理解りかいと支援しえんを強つよく訴うったえる、メッセージ性せいの強つよい社会しゃかい派は作品さくひんでもある。そのため上記じょうきテレビドラマとは全まったく異ことなる内容ないようから評価ひょうかが分わかれるが、様々さまざまな関連かんれん各かく機関きかんより協賛きょうさんおよび推薦すいせんを受うけている。

なお映像えいぞうソフトはVHS、DVDともに北星ほくせいを発売はつばい元もととして角川かどかわ映画えいがが発売はつばい協力きょうりょくおよび販売はんばいを行おこなっている。

映画えいが版ばん（あらすじ）

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1934年ねん、東京とうきょうで暮くらす小学生しょうがくせい・山下やました清きよしは障害しょうがいを持もちながらも普通ふつう学級がっきゅうに通かよっていたが、ある日ひ同級生どうきゅうせいとトラブルになる。清きよしの母はは・ふじは息子むすこの今後こんごを心配しんぱいし、担任たんにんの勧すすめで千葉ちば県けんの児童じどう支援しえん施設しせつ・八幡やはた学園がくえん(以下いか・学園がくえん)への転入てんにゅうを決きめる。転入てんにゅう後ご、貼はり絵え(ちぎり絵え)を教おそわった清きよしは、ほどなくして才能さいのうが開花かいかして作品さくひん作づくりに勤いそしむ。

しかし1940年ねん18歳さいの清きよしは突然とつぜん学園がくえんを飛とび出だし、ルンペンとなって親切しんせつな人ひとたちからおむすびをもらって千葉ちば県内けんないを放浪ほうろうする。すると後日ごじつ、ある街まちの湯川ゆかわ家かで下男げなんとして居候いそうろうさせてもらい、清きよしは真面目まじめに働はたらき始はじめる。しかし翌よく1941年ねん、湯川ゆかわ家かの子供こどもから障害しょうがいを理由りゆうに馬鹿ばかにされる日々ひびに耐たえかね、再ふたたび放浪ほうろうの旅たびに出でる。徒歩とほで我孫子あびこ駅えきに訪おとずれた清きよしは、駅前えきまえの弁当べんとう屋や・彌生やよい軒のき(やよいけん)で住すみ込こみで働はたらかせてもらえることに。

彌生やよい軒のきの人ひとたちは清きよしに優やさしくしてくれたが同年どうねん12月がつに戦争せんそうが始はじまり、同僚どうりょうから「いずれお前まえにも兵隊へいたい検査けんさの知しらせが来くる」と告つげられる。軍隊ぐんたいに入はいりたくない清きよしはこっそり彌生やよい軒のきを後のちにし、以前いぜん顔見知かおみしりとなった魚屋さかなやで働はたらき始はじめる。だがそこでの仕事しごとは障害しょうがいのある清きよしには苦労くろうが多おおく、ある日ひ突然とつぜん魚屋さかなやを辞やめて東京とうきょうに帰かえってしまう。清きよしはふじと暮くらした後のち、1943年ねん21歳さいの頃ころに兵隊へいたい検査けんさを受うけるが幸さいわいにも不ふ合格ごうかくとなり、それを機きに学園がくえんに戻もどって貼ばり絵えの日々ひびを送おくる。

1945年ねんの終戦しゅうせん後ご、清きよしが再ふたたび放浪ほうろうの旅たびに出でて日本にっぽん各地かくちを巡めぐり、そのまま数すう年ねんの歳月さいげつが流ながれた。その間あいだ、新聞しんぶんに「消息しょうそくを絶たった日本にっぽんのゴッホ・山下やました清きよしはどこに？」と掲載けいさいされ、清きよしの存在そんざいが世間せけんに知しられるようになる。1954年ねんようやく放浪ほうろうを辞やめた清きよしは、八幡やはた学園がくえんの自身じしん専用せんようの部屋へやで貼はり絵え作づくりに精せいを出だす。1961年ねん、清きよし(39歳さい)はヨーロッパや日本にっぽんで展覧てんらん会かいを開催かいさいしたり、障害しょうがい者しゃ施設しせつで貼はり絵えを教おしえるなど名実めいじつともに有名ゆうめい画家がかとなった。

1965年ねんから「東海道とうかいどう五ご十じゅう三さん次じ」のスケッチ(貼はり絵え)旅行りょこうをするが、3年ねん後ご多忙たぼうのせいか清きよしの体からだに異変いへんが生しょうじ始はじめる。旅たびから戻もどった清きよしはふじと一緒いっしょに暮くらしたが、1971年ねん49歳さいのある日ひ突然とつぜん自宅じたくで倒たおれてしまう。清きよしは脳溢血のういっけつと診断しんだんされて眠ねむり続つづけ、ふじは「もっとのんびり絵えを描えがかせてやりたかった」と後悔こうかいの念ねんが生しょうじる。そんな中なか現あらわれた障害しょうがい児じを持もつ母親ははおやから「息子むすこが絵えを描えがき始はじめたのは清きよしさんのおかげ」との言葉ことばに、ふじの心しんは救すくわれる。7月12日にち、ふじが息子むすこにこれまでの労ねぎらいの言葉ことばをかけた後のち、清きよしは最後さいごの旅たびとなる天国てんごくへと向むかうのだった。

映画えいが版ばんキャスト

[編集へんしゅう]
山下やました清きよし
演えんじ - 芦屋あしや雁之助がんのすけ、南沢みなみさわ一郎いちろう（少年しょうねん時代じだい）
吃音きつおん症しょうらしき軽度けいどの言語げんご障害しょうがいと知的ちてき障害しょうがいがある。12歳さいの頃ころに小学校しょうがっこうの同級生どうきゅうせいからいじめられ、担任たんにんの勧すすめにより八幡やはた学園がくえんへ転入てんにゅうする。八幡やはた学園がくえんでちぎり絵えを学まなぶが放浪ほうろうするようになり、その後ご“日本にっぽんのゴッホ”や“放浪ほうろうの天才てんさい画家がか”として名なが知しれ渡わたる。1961年ねん頃ごろから公おおやけの場ばに出でる時ときは、ベレー帽ぼうにスーツ姿すがたとなる。晩年ばんねんはふじと弟おとうと家族かぞくと一緒いっしょに暮くらし、自身じしんに模もした手作てづくりの人形にんぎょうに毎晩まいばんその日ひの出来事できごとを報告ほうこくするようになる。
作中さくちゅうでは、放浪ほうろうの旅たびに出でる理由りゆうについて「八幡やはた学園がくえんで毎日まいにち決きまった時間じかんに決きめられたことをするのに飽あき、他たの仕事しごとをしてみたいから」と説明せつめいされている。旅たびに出でたあと人じんから素性すじょうを聞きかれた時ときは、実家じっかや学園がくえんに戻もどされないよう「東京とうきょう市し浅草あさくさ区く田中たなか町まちから来きた。番地ばんちは覚おぼえていない」と告つげるようになる。作中さくちゅうでは、周まわりの勘違かんちがいなどで数すう回かい警察けいさつに世話せわになったり、本人ほんにんのミスにより走行そうこう中ちゅうの機関きかん車しゃを緊急きんきゅう停止ていしさせるなど色々いろいろ騒動そうどうとなる。
清きよしの母はは・ふじ
演えんじ - 中村なかむら玉緒たまお
作中さくちゅうでは夫おっとは登場とうじょうせず、清きよしと辰造たつぞうを1人ひとりで育そだてている模様もよう。小学生しょうがくせいの清きよしがいじめられていたことを知しり、学校がっこうに訪おとずれて校長こうちょう、担任たんにん立会たちあいのもと加害かがい者しゃの母親ははおやたちに謝罪しゃざいを求もとめる。その帰かえり、内気うちきな清きよしに「ガキ大将がきだいしょうみたいに強つよくなってほしい」と告つげるが、これがもとで息子むすこは教護きょうご院いん対象たいしょう児じとなってしまい、担任たんにんの勧すすめで八幡はちまん学園がくえんに転入てんにゅうすることとなる。障害しょうがいがある清きよしのことをいつも気きにかけており、1960年代ねんだいになると画家がかとして有名ゆうめいになった清きよしを陰かげながら応援おうえんするようになる。
清きよしの弟おとうと・辰造たつぞう
演えんじ - 芦屋小雁あしやこがん、森もり茂しげる紘ひろし（子供こども時代じだい）
清きよしの小学校しょうがっこうの担任たんにん・大野おおのが自宅じたくに来きた際さい、兄あにがナイフらしきものを持もっているのを見みて驚おどろかれたため、「紙かみでできてるから大丈夫だいじょうぶだよ」と告つげる。その後ご1961年ねんのヨーロッパのシーンに登場とうじょう。有名ゆうめい画家がかとなった清きよしのマネジャーのようなことを担当たんとうし、展覧てんらん会かいの主催しゅさい者しゃとの交渉こうしょうや清きよしのサイン会かいの仕切しきりなどを務つとめる。その後ご清きよしの障害しょうがい者しゃ施設しせつでの講演こうえんにも同行どうこうする。
辰造たつぞうの妻つま・礼子あやこ
演えんじ - 末永すえなが晶子あきこ
1971年ねん頃ごろのシーンに登場とうじょう。ある日にち清しんが部屋へやで倒たおれているのを見みつけ、急いそいで辰造たつぞうに知しらせる。後日ごじつ、自宅じたくに障害しょうがい児じの母はは(清水しみずから来きた母はは)が清きよしに会あいに来きたことをふじに伝つたえる。
辰造たつぞうの子こ
演えんじ - 浩ひろし（中村なかむら一途いっと）、茂しげる（中川なかがわ晴はる史し）
1971年ねん頃ごろのシーンに登場とうじょう。清きよしと共ともに両親りょうしんたちと夕食ゆうしょくを囲かこみ、辰造たつぞうがふじに「今日きょう清きよしが人前ひとまえで立派りっぱに講演こうえんを務つとめた」という話はなしを聞きく。
式場しきば俊三しゅんぞう
演えんじ - 草薙くさなぎ幸二郎こうじろう
式場しきば隆三郎りゅうざぶろうの弟おとうと。清きよしの「東海道とうかいどう五ご十じゅう三さん次じ」のスケッチ旅行りょこうに同行どうこうするが、道中どうちゅう清せいが高だか血圧けつあつによる軽かるい眼底がんてい出血しゅっけつを起おこしたため様子ようすを見みながら旅行りょこうを続つづける。脳溢血のういっけつで倒たおれた清きよしが眠ねむり続つづけ、たまに目めを覚さましかけるが時計とけいを見みるとすぐ睡眠すいみんに戻もどるという状態じょうたいになる。
松岡まつおか一衛かずえ（いちえ）
演えんじ - 椎名しいな泰之やすゆき
とある地方ちほうの青年せいねん団だん所属しょぞくの青年せいねん。青年せいねん団だん主催しゅさいで清きよしの展覧てんらん会かいの開催かいさいを企画きかくし、ヨーロッパ滞在たいざい中ちゅうの辰造たつぞうとの交渉こうしょうのため、わざわざ日本にっぽんから会あいに行いく。後日ごじつ開ひらかれた展覧てんらん会かいで、清きよしが一部いちぶの来場らいじょう者しゃから心しんない言葉ことばを聞きいてしまい、傷きずついた彼かれを励はげます。
久保寺くぼでら園長えんちょう
演えんじ - 矢野やの宣せん
八幡やはた学園がくえん園長えんちょう。キリスト教徒きりすときょうと。見みた目めから“タレ目めのヤギさん”というあだ名ながある。清きよしに「人ひとの物ものを盗ぬすんではいけない」ということを教おしえるため、パンを盗ぬすんだ男おとこ(ジャン・バルジャン)の話はなし(詳くわしくはレ・ミゼラブルを参照さんしょう)を伝つたえる。後日ごじつ、清しんたち生徒せいとのちぎり絵えにより学園がくえんの評価ひょうかが上あがり、ちぎり絵えを指導しどうした渡辺わたなべの尽力じんりょくを称たたえる。
園長えんちょうの娘むすめ・美弥子みやこ
演えんじ - 永井ながい典子のりこ、山田やまだ有ゆう（少女しょうじょ時代じだい）
清きよから「キレイ」と評ひょうされており、異性いせいとして好すかれている。1943年ねん頃ごろには実みの妻つまとなる。
渡辺わたなべ実みのる
演えんじ - 山口やまぐち崇たかし
八幡やはた学園がくえんの教師きょうし。作中さくちゅうでは、貼はり絵え(ちぎり絵え)の発案はつあん者しゃとされ、入園にゅうえんしたばかりの清きよしにちぎり絵えのやり方かたを教おしえる。朗ほがらかな性格せいかくで清しんたち生徒せいとを温あたたかく見守みまもり、清しんから「父とうちゃんになってもらいたい」と言いわれるほど好すかれるようになる。後日ごじつ清きよしが教おそわっていた小学校しょうがっこう教師きょうし・大野おおのが学園がくえんに訪たずねてきたため応対おうたいする。
酒巻さかまき先生せんせい
演えんじ - 遠山とおやま伸子のぶこ
八幡やはた学園がくえんの職員しょくいん。生徒せいとたちの汚よごれた服ふくを洗濯せんたくするなどしている。顔かおが犬いぬの狆ちん(ちん)に似にていることから、「ちんころ」というあだ名ながある。その後ご清きよしが知しらぬ間あいだに私物しぶつを持もって学園がくえんから出でていってしまったことに気きづき、慌あわてて園長えんちょうに伝つたえる。
式場しきば隆三郎りゅうざぶろう
演えんじ - 根上ねあがり淳あつし
医師いしで、八幡やはた学園がくえんの顧問こもん医い。八幡やはた学園がくえんの生徒せいととなって間あいだもない清きよしのちぎり絵えを見みて才能さいのうを感かんじ、「日本にっぽんのゴッホだ」と評ひょうする。戦後せんご、「清きよしの才能さいのうを伸のばすのが天てんから与あたえられた仕事しごと」と称しょうして目めをかけるようになる。その後ご自身じしん編纂へんさん(へんさん)の山下やました清きよし作品さくひん集しゅうや「はだかの王様おうさま・山下やました清きよしの絵えと日記にっき」という本ほんを出版しゅっぱんする。しかしこのことで新聞しんぶん記者きしゃから「山下やました清きよしを食くい物ものにしている」などと評ひょうされる。
大野おおの先生せんせい
演えんじ - 沼崎ぬまざき悠ゆう
小学校しょうがっこう教師きょうしで清きよしの担任たんにん。清せいが3人にんの同級生どうきゅうせいから暴行ぼうこうを受うけるいじめが発覚はっかくした後のち、本人ほんにんとふじ、加害かがい者しゃ3人にんの母親ははおやとの話はなし合あいの場ばを設もうける。その席せきで加害かがい者しゃの母親ははおやたちの前まえで清きよしの優やさしい人柄ひとがらを称となえ、担任たんにんとしてふじにいじめが起おきたことを謝罪しゃざいする。
校長こうちょう
演えんじ - 古今ここん亭てい志こころざしん馬うま (6代目だいめ)
清きよしが通かよう小学校しょうがっこうの校長こうちょう。清きよしへのいじめの話はなし合あいの場ばに同席どうせきする。事ことなかれ主義しゅぎな人物じんぶつで、加害かがい生徒せいとの母はは3人にんから1人ひとり5円えん計けい15円えんを預あずかり、見舞みまい金きんとしてふじに渡わたしていじめを穏便おんびんに済すませようとする。
湯川ゆかわ静香しずか
演えんじ - 磯村いそむらみどり
ある日ひ自宅じたくにやって来きた清きよしから「身寄みよりがなく、頭あたまは悪わるいけど一生懸命いっしょうけんめい働はたらく」と聞きいて不憫ふびんに思おもい、下男げなんとして住すみ込こみで働はたらかせてあげる。後日ごじつ尋たずねてきた増山ますやま巡査じゅんさから清きよしについて「家庭かてい教師きょうしでも雇やとったのか？」と言いわれ、思おもわず吹ふき出だしながら否定ひていする。
湯川ゆかわの娘むすめ・光子こうし
演えんじ - 牛崎うしざき照美てるみ
静香しずかの娘むすめ。年としは今いまで言いう小学校しょうがっこう高学年こうがくねんぐらい。母親ははおやから清きよしと一緒いっしょに魚屋さかなやへのお使つかいを頼たのまれる。障害しょうがい者しゃである清きよしのことを見下みくだしており、悪口わるぐちを言いう。
湯川ゆかわの息子むすこ・真澄ますみ
演えんじ - 塩見しおみ健治けんじ
静香しずかの息子むすこ。光子こうしの弟おとうと。年としは今いまで言いう小学校しょうがっこう低てい学年がくねんぐらい。光子こうしと同おなじく清きよしに冷つめたく接せっする。
増山ますやま巡査じゅんさ
演えんじ - 梅津うめづ栄さかえ
湯川ゆかわ家かがある街まちの駐在ちゅうざい所しょのおまわりさん。ある日ひ光子こうしの後のちを歩あるく見慣みなれない男おとこ(清きよし)を不審ふしん人物じんぶつ扱あつかいし、湯川ゆかわ家かに尋たずねて来くる。清きよしを“感化院かんかいんから逃にげ出だしてきた”と疑うたがい、威圧いあつ的てきに素性すじょうを聞きこうとする。
加藤かとう清きよし五郎ごろう
演えんじ - 牟田むた悌三ていぞう
湯川ゆかわ家かと同おなじ町内ちょうないの魚屋さかなや「清きよし魚ぎょ」(うおせい)の店主てんしゅ。前妻ぜんさいを亡なくしており、現在げんざいは後妻ごさいと暮くらしている。ある日ひお使つかいに来きた清せいが、鯛たいを触さわりながら「腐くさっても鯛たい」などと言いったため叱しかる。その後ご、彌生やよい軒のきから逃にげ出だした清きよしを住すみ込こみで働はたらかせる。
加藤かとうの後妻ごさい・銀ぎん
演えんじ - 浅井あさいやよい
清五郎せいごろうに連つれられて初はじめて自宅じたくに来きた清きよしに食事しょくじをもてなす。清五郎せいごろうの前妻ぜんさいの遺影いえいを見みた清きよしから「代用だいようの女将おかみさん」などと前妻ぜんさいと比くらべられたため機嫌きげんを損そこねる。
加藤かとうの息子むすこ・義一ぎいち
演えんじ - 井口いぐち好一よしかず
「魚さかな清きよし」の従業じゅうぎょう員いん。
加藤かとうの弟おとうと・清せい十郎じゅうろう
演えんじ - 小鯖こさば勇いさむ
「魚さかな清きよし」の従業じゅうぎょう員いん。他たの従業じゅうぎょう員いんより作業さぎょうに時間じかんがかかる清きよしに、「まだできていないのかい」と文句もんくを言いう。
銀ぎんの妹いもうと・美代みよ
演えんじ - 石村いしむら和子かずこ
植田うえだ浩太郎こうたろう
演えんじ - 江戸家えどや猫八ねこはち
我孫子あびこ駅えき前まえの弁当べんとう屋や・彌生やよい軒のき(やよいけん)の経営けいえい者しゃ。清きよしの身みの上うえを聞きいた上うえで、住すみ込こみで雇やとう。1941年ねん12月8日にちのラジオで日本にっぽん海軍かいぐんが真珠湾しんじゅわんを攻撃こうげきしたと聞きき、「戦争せんそうで日本にっぽん軍ぐんが勝かてば地元じもと住民じゅうみんが祝賀会しゅくがかいを開ひらくだろうから弁当べんとうが売うれる！」と喜よろこぶ。
植田うえだの妻つま・さと
演えんじ - 塩沢しおざわとき
彌生やよい軒のきの女将おかみ。店みせの金庫きんこ番ばんで、経理けいりなどを担当たんとう。「頭あたまが弱よわくて体からだも弱よわい」という清きよしに、「体からだは丈夫じょうぶそうだけどね」と感想かんそうを述のべる。清きよしが雇やとわれた直後ちょくごに駅えき構内こうないで駅弁えきべんを売うろうとしたが、おつりの計算けいさんができずにお札さつをもらって帰かえって来きたため呆あきれる。ある日ひ売うり物もののアイスクリームの減へりが早はやいため、清きよしに「従業じゅうぎょう員いんの誰だれかが盗ぬすみ食ぐいしていたらこっそり教おしえておくれ」と頼たのむ。
渡辺わたなべ
演えんじ - 横山よこやまあきお
彌生やよい軒のきの従業じゅうぎょう員いん。出来上できあがった弁当べんとうを売うり子こたちに必要ひつような数かずを聞きいて渡わたす作業さぎょうを担当たんとう。仕事しごとでミスが多おおい清せいが、紙かみによる弁当べんとうの飾かざり貼ばりだけは上手うまいことを褒ほめる。
春はる
演えんじ - 根岸ねぎし明美あけみ
彌生やよい軒のきの従業じゅうぎょう員いん。具ぐ材ざいを弁当べんとうに詰つめる作業さぎょうを担当たんとう。真珠湾しんじゅわん攻撃こうげき直後ちょくご、清きよしに「お前まえも来年らいねん兵隊へいたい検査けんさに呼よばれるはずだから、お国くにのためにしっかりするんだよ」と声こえをかける。
野本のもと
演えんじ - なべおさみ
彌生やよい軒のきの従業じゅうぎょう員いん。たすきのついた箱はこ状じょうの容器ようきに駅弁えきべんなどを乗のせるスタイルで、駅えきのホームで停車ていしゃ中ちゅうの乗客じょうきゃく相手あいてに駅弁えきべんを売うる業務ぎょうむ(売うり子こ)を担当たんとう。面倒めんどう見みのいい性格せいかくで、良よき先輩せんぱい従業じゅうぎょう員いんとして清きよしの世話せわを焼やく。真面目まじめ過すぎる清きよしに、「要領ようりょうよくテキトーに気きを抜ぬいて仕事しごとした方ほうがいい」と助言じょげんする。
農家のうかのおかみ
演えんじ - 内海うつみ桂子けいこ
千葉ちば県けん在住ざいじゅう。18歳さいの清きよしが初はじめて放浪ほうろうの旅たびに出でかけた後のち、たまたま自宅じたくに訪おとずれる。清きよしにおむすびと味噌汁みそしるをごちそうしながら、彼かれの住所じゅうしょや両親りょうしんについて話はなしを聞きき、一いち晩ばん泊とめてあげる。
煙草たばこ屋やのおばさん
演えんじ - 内海うつみ好江よしえ
とある田舎いなかのタバコ屋やで働はたらく。開戦かいせん後ごの米べいが配給はいきゅう制せいとなった頃ころ、放浪ほうろう中ちゅうの清しんから「おむすびを下ください」と言いわれて応対おうたいする。
易者えきしゃ
演えんじ - 大泉おおいずみ滉ひろし
山王さんのう祭さいで祭まつりに来きた清きよしを占うらなう。清きよしの顔かおを見みて、「生うまれながらの頭あたまの持もち主ぬし。天下てんかの秀才しゅうさい」などと告つげる。続つづけて手相てそうを見みて「女難じょなんの相そうが出でておる」と告つげる。
矢田やた喜美雄きみお
演えんじ - 小松こまつ政夫まさお
新聞しんぶん記者きしゃ。戦後せんご、新聞しんぶん社しゃで式場しきば隆三郎りゅうざぶろうからの電話でんわを受うけ、少年しょうねん時代じだいに貼はり絵えの天才てんさいと言いわれながら放浪ほうろうの旅たびに出でたままの清きよしの「居所きょしょを探さがしてほしい」と頼たのまれる。後日ごじつ清せいが鹿児島かごしま県けんにいるとの情報じょうほうをつかみ、同僚どうりょうに電話でんわで「ライバル社しゃに先さきを越こされないように」と伝つたえる。その後ご清きよしのヨーロッパでの展覧てんらん会かいに訪おとずれ、高松宮たかまつのみや夫妻ふさいの来場らいじょうにあたり、清きよしに挨拶あいさつを促うながす。
清水しみずから来きた母はは
演えんじ - 夏川なつかわかほる
障害しょうがいがある中学生ちゅうがくせいぐらいの息子むすこと母はは一人子ひとりっこ一人ひとりで暮くらしている。ある日ひ息子むすこが通かよう学校がっこうに清せいが臨時りんじの絵えの講師こうしとして訪おとずれたのを見学けんがくする。後日ごじつ清きよしの自宅じたくに訪おとずれて、応対おうたいしたふじに「その日ひ以来いらい、息子むすこが絵えを描えがくようになった」と感謝かんしゃを述のべる。

ほか

スタッフ

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協賛きょうさん・後援こうえん

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  • 全日本ぜんにほん精神せいしん薄弱はくじゃく児じ（者しゃ）育成いくせい会かい
  • 日本にっぽん精神せいしん薄弱はくじゃく者しゃ愛護あいご協会きょうかい
  • 国際こくさい障害しょうがい者しゃ青年せいねん日本にっぽん推進すいしん協議きょうぎ会かい
  • 全国ぜんこく特殊とくしゅ教育きょういく推進すいしん連盟れんめい
  • 全国ぜんこく社会しゃかい福祉ふくし協議きょうぎ会かい

受賞じゅしょう・推薦すいせん団体だんたい

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  • 東京とうきょう都知事とちじ推奨すいしょう 健全けんぜん映画えいが鑑賞かんしょう会かい特薦とくせん
  • 日本にっぽん映画えいがペンクラブ 優秀ゆうしゅう映画えいが鑑賞かんしょう会かい 招待しょうたい作品さくひん
  • 日本にっぽんPTA全国ぜんこく協議きょうぎ会かい
  • 全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう視聴覚しちょうかく教育きょういく研究けんきゅう協議きょうぎ会かい
  • 東京とうきょう都と教職員きょうしょくいん組合くみあい 映倫えいりん青少年せいしょうねん映画えいが審議しんぎ会かい
  • 東京とうきょう都と地域ちいき婦人ふじん団体だんたい連盟れんめい 東京とうきょう都と母親ははおや大会たいかい連絡れんらく会かい
  • 中央ちゅうおう青少年せいしょうねん団体だんたい連絡れんらく協議きょうぎ会かい
  • 神奈川かながわ県けん児童じどう福祉ふくし審議しんぎ会かい

1958年ねん東宝とうほう製作せいさく、小林こばやし桂樹けいじゅ主演しゅえん版ばん

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「裸はだかの大将たいしょう (映画えいが)」を参照さんしょう

番組ばんぐみ関連かんれん施設しせつ

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1994年ねん4月がつ、土産物みやげもの販売はんばい会社かいしゃが京都きょうと市し右京うきょう区く嵯峨鳥居本六反さがとりいもとろくたん町まちに「裸はだかの大将たいしょう記念きねん館かん」を開設かいせつ。ビデオ上映じょうえい、ドラマのスチル写真しゃしん展示てんじ、山下やました清きよしの作品さくひん展示てんじなどを行おこなっていた。芦屋あしや雁之助がんのすけ版ばんドラマ終了しゅうりょうとともに客足きゃくあしが遠とおのき、2000年ねん12月がつ10日とおか閉館へいかん[8]。

脚注きゃくちゅう

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[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 後期こうきでは雁之助がんのすけ自身じしんが本名ほんみょうの「西部にしべ清きよし」名義めいぎで原案げんあんを担当たんとうしている回かいもある。
  2. ^ 再さい放送ほうそうの際さい、ストーリー上じょうの矛盾むじゅんを解消かいしょうするため、前期ぜんき最終さいしゅう回かいの放送ほうそうをカットする放送ほうそう局きょくもある。また、一部いちぶビデオ全集ぜんしゅうでも前期ぜんき最終さいしゅう回かいが収録しゅうろくされていない場合ばあいもある。

出典しゅってん

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  1. ^ 澤田さわだ隆治りゅうじ『笑わらいをつくる―上方かみがた芸能げいのう笑わらいの放送ほうそう史し』（NHK出版しゅっぱん、2002年ねん）
  2. ^ “裸はだかの大将たいしょう放浪ほうろう記き（1） - ドラマ詳細しょうさいデータ”. テレビドラマデータベース. 2013年ねん6月がつ25日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2014年ねん4月がつ30日にち閲覧えつらん。
  3. ^ a b フジテレビトリビア普及ふきゅう委員いいん会かい『トリビアの泉いずみ〜へぇの本ほん〜 4』講談社こうだんしゃ、2003年ねん。 
  4. ^ 社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじん 春はる濤会 八幡やはた学園がくえん（やわたがくえん）
  5. ^ 裏番組うらばんぐみに『アトランタオリンピック女子じょしマラソン』
  6. ^ 『花王かおうファミリースペシャル』として1時じ間あいだ枠わくで最後さいごの放送ほうそう
  7. ^ 『日曜にちようスペシャル』枠わくで放送ほうそう
  8. ^ 京都きょうと新聞しんぶん. (2001年ねん1月がつ31日にち) 

関連かんれん項目こうもく

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  • ピップフジモト - 芦屋あしやが漢方かんぽう肩かたこり薬やくのCMに劇げき中ちゅうと同おなじ山下やました清きよしで出演しゅつえんしていた。

外部がいぶリンク

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