不當ふとう得とく利り

大陸たいりく法ほう系けい民法みんぽう
總則そうそく
主體しゅたい
	自然人しぜんじん · 法人ほうじん
	－法人ほうじん類型るいけい－; 社團しゃだん · 財團ざいだん; 行政ぎょうせい法人ほうじん · 合ごう夥おびただし企業きぎょう · 有限ゆうげん責任せきにん公司こうし
客體かくたい
	－物ぶつ－; 不動產ふどうさん · 動產どうさん
	－準じゅん物權ぶっけん－; 漁業ぎょぎょう權けん; 礦業權けん; （探さがせ礦權 · 採と礦權）; 水みず權けん
	－無體むたい財產ざいさん權けん－; 智慧ちえ財產ざいさん權けん; （著作ちょさく權けん · 專せん利權りけん · 商標しょうひょう權けん）
行為こうい
	－法律ほうりつ行為こうい－; 意思いし表示ひょうじ; 代理だいり · 無效むこう · 撤銷
	－事こと实行為こうい－; 佔有; 无因管理かんり · 不當ふとう得とく利り; 侵おかせ權けん行ぎょう为
人格じんかく
	－法律ほうりつ能力のうりょく－; 權利けんり能力のうりょく · 行為こうい能力のうりょく;
	監護かんご
	－人格じんかく法益ほうえき－; 生命せいめい · 身體しんたい · 健康けんこう; 名譽めいよ · 自由じゆう · 信用しんよう · 隱かくれ私わたし · 貞操ていそう
家庭かてい
	結婚けっこん · 離婚りこん; 血ち親おや · 收おさむ養よう
	扶養ふよう
	繼承けいしょう · 遺のこ囑しょく · 應おう繼つぎ分ぶん · 特とく留とめ分ぶん
物もの权
	所有しょゆう權けん · 限きり制せい物ぶつ权; 登記とうき · 交付こうふ
	－所有しょゆう權けん－; 佔有 · 使用しよう · 處分しょぶん · 收益しゅうえき;
	－用益ようえき物ぶつ权 · 役やく權けん－; 地上ちじょう權けん; 農のう育そだて權けん · 永えい佃つくだ權けん · 土地とち承うけたまわ包つつみ经营权; 建けん设用地ようち使用しよう权 · 宅たく基地きち使用しよう权; 典てん權けん; 限きり制せい的てき人ひと役やく權けん（德とく语：beschränkte persönliche Dienstbarkeit） · 居住きょじゅう權けん; 不動產ふどうさん役やく權けん
	－擔保たんぽ物權ぶっけん－; 質しつ權けん · 抵押權けん · 留置とめおき權けん;
	－佔有－
債權さいけん
	－債さい之の發生はっせい－; 契約けいやく; 无因管理かんり · 不當ふとう得とく利り; 侵おかせ權けん行為こうい
	－債さい之の消滅しょうめつ－; 清きよし償つぐなえ · 提ひさげ存そん; 抵消 · 免除めんじょ · 混同こんどう
	－侵おかせ權けん－; 過か錯責任せきにん · 過か錯推定すいてい責任せきにん; 無む過か錯責任せきにん
實定法じっていほう
	法ほう國民こくみん法典ほうてん; 德とく國民こくみん法典ほうてん; 中華民國ちゅうかみんこく民法みんぽう; 中華人民共和國ちゅうかじんみんきょうわこく民法みんぽう典てん
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不當ふとう得とく利り是これ民法みんぽう中なか債さい法ほう上うえ的てき重要じゅうよう概念がいねん，意い指ゆび無な法律ほうりつ上うえ的てき原因げんいん受有利益りえき，致使他人たにん受有損害そんがい，而負有利ゆうり益えき返還へんかん責任せきにん之の情じょう形がた。為ため民法みんぽう的てき請求せいきゅう權けん基礎きそ之これ一いち。

历史[编辑]

罗马法ほう[编辑]

在民ざいみん法体ほうたい系けい中ちゅう，不当ふとう得とく利り的てき历史基もと础可以追溯さかのぼ到いた罗马法ほう著作ちょさく《民法みんぽう大全たいぜん》^[1]。不当ふとう得とく利り的てき概念がいねん不ふ存そん于古典こてん罗马法ほう中ちゅう^[2]，但ただし罗马的てき法律ほうりつ编纂者しゃ最さい终根据すえ古典こてん罗马时期的てき两种诉因，condictio 以及 actio de in rem verso，阐明了りょう不当ふとう得とく利り原げん则^[1]。

Condictio 授权原告げんこく追つい回かい被告ひこく手中しゅちゅう的てき物ぶつ或ある金かね钱。被告ひこく被ひ视为借款しゃっかん人じん，并被要求ようきゅう归还该物或ある金かね钱^[3]。而在 actio de in rem verso 中なか，原告げんこく则要求ようきゅう被告ひこく归还财产。该类财产必须为因被告ひこく的てき仆人之これ行ぎょう为，而脱离原告げんこく的てき资产，并进入にゅう被告ひこく的てき资产^[4]。

随ずい后きさき，在ざい《查士丁ちょう尼に法典ほうてん》中ちゅう则正式しき提出ていしゅつ了りょう不当ふとう得とく利り的てき概念がいねん^[1]。不当ふとう得とく利り来き自じ于罗马实用よう主しゅ义的公平こうへい考こう虑，并基于希腊哲学がく的てき道德どうとく原げん则^[1]。

中華民國ちゅうかみんこく的てき規定きてい[编辑]

學說がくせつ爭そう執と[编辑]

不當ふとう得とく利之としゆき類型るいけい，是ぜ否いや可か以完全ぜん以民法みんぽう第だい179條じょう所しょ涵攝，為ため學說がくせつ上じょう爭そう執と之これ重點じゅうてん，因いん而有統一とういつ說せつ與あずか非ひ統一とういつ說せつ之これ爭そう^[5]。最大さいだい的てき區別くべつ在ざい於統一說いっせつ並なみ不承認ふしょうにん有ゆう無む權けん處分しょぶん型がた不當ふとう得とく利り，因いん此類型がた完全かんぜん無法むほう為ため民法みんぽう第だい179條じょう所しょ涵攝，而非統一とういつ說せつ則そく肯認之の。

類型るいけい[编辑]

不當ふとう得とく利り的てき型がた態たい，若わか依よ「統一とういつ說せつ」的てき觀點かんてん，並なみ不ふ需要じゅよう區分くぶん其類型がた；然しか依よ「非ひ統一とういつ說せつ」的てき觀點かんてん，主要しゅよう可分かぶん成なり兩りょう種たね：給付きゅうふ型がた不當ふとう得とく利り和わ非ひ給付きゅうふ型がた不當ふとう得とく利り。或ある可か再さい從したがえ非ひ給付きゅうふ型がた不當ふとう得とく利り中ちゅう劃分出で「無む權けん處分しょぶん型がた不當ふとう得とく利り」為ため第だい三さん種類しゅるい型がた。

給付きゅうふ型がた不當ふとう得とく利り，指ゆび基もと於給付きゅうふ行為こうい而發生はっせい的てき不當ふとう得とく利り；例れい如原本ほん基もと於買賣うり契約けいやく應おう給きゅう予よ他人たにん物品ぶっぴん，之これ後ご契約けいやく失效しっこう，該給付づけ之の法律ほうりつ上じょう原因げんいん不ふ再さい存在そんざい的てき情じょう形がた。

非ひ給付きゅうふ型がた不當ふとう得とく利り，指ゆび並なみ非ひ基もと於給付づけ行為こうい而產生せい的てき情じょう形がた；例れい如某人じん將はた他人たにん所有しょゆう之の油あぶら漆うるし取と來らい漆うるし在自あらじ家か的てき牆壁しょうへき上じょう，該油漆うるし之の利益りえき亦また屬ぞく不當ふとう得とく利り，惟おもんみ其並非ひ因いん給付きゅうふ行為こうい而來，又また可分かぶん為ため侵害しんがい型がた、求償きゅうしょう型がた以及支出ししゅつ費用ひよう型がた三さん個こ子こ類型るいけい。

而無權けん處分しょぶん型がた不當ふとう得とく利り，則のり係がかり因いん為ため處分しょぶん人じん無む處分しょぶん權けん，但ただし受讓人じん因いん受占有せんゆう之の保護ほご而取得しゅとく所有しょゆう權けん之の情じょう形がた。非ひ給付きゅうふ型がた不當ふとう得とく利り，因いん類型るいけい各かく異こと，故こ構成こうせい要件ようけん亦また不ふ甚相同どう。

成立せいりつ要件ようけん[编辑]

依よ統一とういつ說せつ，不當ふとう得とく利り的てき要件ようけん，並なみ不ふ需要じゅよう區分くぶん其類型がた，其構成こうせい要件ようけん亦また相あい同どう。其構成こうせい要件ようけん計けい有ゆう：

無む法律ほうりつ上じょう原因げんいん
受有利益りえき
致使他人たにん受到損害そんがい
受益じゅえき和わ受損間あいだ有ゆう「因果いんが關係かんけい（或ある稱たたえ為ため損益そんえき變動へんどう關係かんけい）」，又また有ゆう「直接ちょくせつ因果いんが關係かんけい說せつ（或ある稱しょう直接ちょくせつ損益そんえき變動へんどう說せつ）」與あずか「間接かんせつ因果いんが關係かんけい（或ある稱たたえ為ため間接かんせつ損益そんえき變動へんどう說せつ）」兩りょう種たね學說がくせつ之の爭そう執と。又また，此處ここら所謂いわゆる之これ因果いんが關係かんけい，並なみ非ひ傳統でんとう意義いぎ上じょう之の「因果いんが關係かんけい」。

依よ非ひ統一とういつ說せつ，則のり依よ不當ふとう得とく利之としゆき類型るいけい不同ふどう，構成こうせい要件ようけん上じょう亦また有ゆう區別くべつ：

給付きゅうふ型がた不當ふとう得とく利之としゆき構成こうせい要件ようけん
1. 不當ふとう得とく利り人受ひとうけ有利ゆうり益えき
2. 雙方そうほう間あいだ具有ぐゆう「給付きゅうふ關係かんけい」
3. 無む法律ほうりつ上之うえの原因げんいん
非ひ給付きゅうふ型がた-侵害しんがい型がた不當ふとう得とく利之としゆき構成こうせい要件ようけん
1. 非ひ屬ぞく給付きゅうふ型がた不當ふとう得とく利り
2. 不當ふとう得とく利り人受ひとうけ有利ゆうり益えき
3. 其受利益りえき係がかり因いん該得利り人じん「侵害しんがい」原はら屬ぞく於（不當ふとう得とく利り）請求せいきゅう權けん人じん之の權利けんり所しょ致
4. 不當ふとう得とく利り請求せいきゅう權けん人じん積極せっきょく地ち支出ししゅつ費用ひよう或ある消極しょうきょく地ち損失そんしつ利益りえき
5. 無む法律ほうりつ上之うえの原因げんいん
非ひ給付きゅうふ型がた-求償きゅうしょう型がた不當ふとう得とく利之としゆき要件ようけん
1. 不當ふとう得とく利り人受ひとうけ有ゆう財產ざいさん上之うえの利益りえき
2. 非ひ屬ぞく給付きゅうふ型がた不當ふとう得とく利り
3. 其（不當ふとう得とく利り人じん）受利益りえき係がかり因いん不當ふとう得とく利り請求せいきゅう權けん人じん清きよし償つぐなえ其（不當ふとう得とく利り人じん之の）債務さいむ所しょ致
4. 不當ふとう得とく利り請求せいきゅう權けん人じん支出ししゅつ費用ひよう
5. 其受利益りえき無む法律ほうりつ上之うえの原因げんいん
非ひ給付きゅうふ型がた-支出ししゅつ費用ひよう型がた不當ふとう得とく利之としゆき要件ようけん
1. 不當ふとう得とく利り人受ひとうけ有ゆう財產ざいさん上之うえの利益りえき
2. 非ひ給付きゅうふ型がた不當ふとう得とく利り
3. 其（不當ふとう得とく利り人じん之の）受利益りえき係がかり因いん不當ふとう得とく利り請求せいきゅう權けん人じん支出ししゅつ費用ひよう，加か諸しょ於其所屬しょぞく之の財產ざいさん上じょう
4. 不當ふとう得とく利り請求せいきゅう權けん人じん支出ししゅつ費用ひよう
5. 其受利益りえき無む法律ほうりつ上之うえの原因げんいん
無む權けん處分しょぶん-有償ゆうしょう型がた之の要件ようけん
1. 請求せいきゅう權けん人為じんい權利けんり之の擁よう有人ゆうじん（如所有權ゆうけん人じん、抵押權けん人じん、質しつ權けん人じん）
2. 債務さいむ人為じんい無む權けん處分しょぶん人じん：非ひ該權利之としゆき所有しょゆう人じん或ある有權ゆうけん處分しょぶん者しゃ
3. 無む權けん處分しょぶん人じん有ゆう處分しょぶん之の行為こうい：處分しょぶん行為こうい：使つかい權利けんり直接ちょくせつ發生はっせい減少げんしょう或ある喪失そうしつ之の法律ほうりつ行為こうい（如轉讓ゆずる、設定せってい負擔ふたん等とう）
4. 該處分しょぶん行為こうい對たい權利けんり人じん發生はっせい效力こうりょく（如基於善意ぜんい受讓而使第だい三さん人にん取得しゅとく所有しょゆう權けん）
5. 該處分しょぶん行為こうい為ため有償ゆうしょう
6. 效果こうか：由無よしな權けん處分しょぶん人じん負ふ返還へんかん利益りえき
無む權けん處分しょぶん-無償むしょう型がた不當ふとう得とく利之としゆき要件ようけん
1. 請求せいきゅう權けん人為じんい權利けんり之の擁よう有人ゆうじん（如所有權ゆうけん人じん、抵押權けん人じん、質しつ權けん人じん）
2. 債務さいむ人為じんい因いん無む權けん處分しょぶん而獲有利ゆうり益えき之これ人にん
3. 無む權けん處分しょぶん人じん有ゆう處分しょぶん之の行為こうい：該處分しょぶん行為こうい對たい權利けんり人じん發生はっせい效力こうりょく（如基於善意ぜんい受讓而使第だい三さん人にん取得しゅとく所有しょゆう權けん）
4. 該處分しょぶん行為こうい為ため無償むしょう
5. 效果こうか：類推るいすい民法みんぽう第だい183條じょう之の規定きてい，由ゆかり無償むしょう取得しゅとく人じん負ふ返還へんかん利益りえき之の責任せきにん

法律ほうりつ效果こうか[编辑]

在ざい不當ふとう得とく利り的てき情じょう形がた，利益りえき受損害そんがい者しゃ得え向こう獲え益えき者しゃ請求せいきゅう利益りえき返還へんかん。

註釋ちゅうしゃく[编辑]

^ ^1.0 ^1.1 ^1.2 ^1.3 Davrados, Nikolaos. Demystifying Enrichment Without Cause. Louisiana Law Review. 2018, 78 [2020-04-20]. （原始げんし内容ないよう存そん档于2020-11-04）.
^ Michael Stathopoulos, Axiosis Adikaiologitou Ploutismou [Claim of Unjustified Enrichment] 2 (1972).
^ See MAX KASER, DAS ALTRÖMISCHE JUS 286–88 (1949).
^ See Reinhard Zimmermann, The Law of Obligations: Roman Foundations of The Civilian Tradition 878–84.
^ [[黃き茂しげ榮さかえ]]<不當ふとう得とく利り的てき概念がいねん及構成こうせい要件ようけん(一いち)>，[[植うえ根ね雜誌ざっし]]第だい二に十じゅう七なな卷かん第だい四よん期き (PDF). [2017-07-10]. （原始げんし内容ないよう (PDF)存そん档于2020-11-04）.

參考さんこう文獻ぶんけん[编辑]

Birks, Peter. Unjust Enrichment. Clarendon Law Series. New York: Oxford University Press. 2005. ISBN 0-19-927697-8.
Stoljar SJ The Law of Quasi-contract (2nd ed) 1989

參まいり閲[编辑]

外部がいぶ連結れんけつ[编辑]

Israeli Unjust Enrichment Law （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）

[:0-1] 1.0 ^1.1 ^1.2 ^1.3 Davrados, Nikolaos. Demystifying Enrichment Without Cause. Louisiana Law Review. 2018, 78 [2020-04-20]. （原始げんし内容ないよう存そん档于2020-11-04）.

[2] Michael Stathopoulos, Axiosis Adikaiologitou Ploutismou [Claim of Unjustified Enrichment] 2 (1972).

[3] See MAX KASER, DAS ALTRÖMISCHE JUS 286–88 (1949).

[4] See Reinhard Zimmermann, The Law of Obligations: Roman Foundations of The Civilian Tradition 878–84.

[5] [[黃き茂しげ榮さかえ]]<不當ふとう得とく利り的てき概念がいねん及構成こうせい要件ようけん(一いち)>，[[植うえ根ね雜誌ざっし]]第だい二に十じゅう七なな卷かん第だい四よん期き (PDF). [2017-07-10]. （原始げんし内容ないよう (PDF)存そん档于2020-11-04）.

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