司つかさ隸

司つかさ隸，西にし晉すすむ以後いご改稱かいしょう司つかさ州しゅう，是ぜ中國ちゅうごく古代こだい地名ちめい，在ざい各かく朝代あさしろ為所しどころ處しょ地域ちいき不盡ふじん相しょう同どう，唐とう代だい以後いご廢除はいじょ，成なり為ため歷史れきし名詞めいし。

歷代れきだい沿革えんかく[编辑]

兩りょう漢かん時期じき[编辑]

西にし漢かん元もと封ふう五ご年ねん（前ぜん106年ねん），漢かん武たけ帝みかど為ため了りょう加か強きょう中央ちゅうおう集權しゅうけん，分ふん天下でんか為ため十じゅう三さん部ぶ，各かく置おけ刺史しし，而京師長もろなが安和あわ京畿けいき七なな郡ぐん仍由中央ちゅうおう直轄ちょっかつ。至いたり西にし漢かん末まつ年ねん，司つかさ隸校尉じょう原本げんぽん職責しょくせき由よし監督かんとく朝あさ內的大臣だいじん與あずか皇すめらぎ親おや國こく戚，兼けん及京師長もろなが安和あわ京畿けいき七なな郡ぐん的てき官員かんいん，遂とげ步ふ成なり為ため正式せいしき的てき行政ぎょうせい區域くいき。東ひがし漢かん時じ，司つかさ隸所部ぶ與あずか西にし漢かん時期じき無む異こと，為ため東ひがし漢かん十じゅう三さん州しゅう。其範圍はんい約やく相當そうとう於今河北かほく省しょう南部なんぶ、河南かなん省しょう北部ほくぶ、山西さんせい省しょう南部なんぶ及陝西せんせい省しょう渭河平原へいげん。

建けん安やす十じゅう八はち年ねん（213年ねん），曹操そうそう受封魏ぎ公こう及九錫すず，並なみ把わ全國ぜんこく合併がっぺい為ため九州きゅうしゅう，司つかさ隸部分ぶぶん劃屬豫よ州しゅう、冀州及雍州しゅう^[1]。

历任司し隸校尉じょう

魏ぎ晉すすむ十じゅう六ろく國こく時期じき[编辑]

黃き初はつ元年がんねん（220年ねん）曹魏建國けんこく，定てい都と於洛陽ひ（今こん河南かなん省しょう洛陽らくよう市し東北とうほく），以原漢かん代だい司し隸所領りょう的てき河南かなん、河東かわとう、河かわ內、弘ひろ農のう4郡ぐん及冀州しゅう魏ぎ郡ぐん合ごう置おけ一いち州しゅう^[2]^[3]，仍名司つかさ隸，晉すすむ代だい魏ぎ後ご名稱めいしょう不變ふへん。太ふとし康かん元年がんねん（280年ねん）晉すすむ滅めつ吳くれ以後いご，全國ぜんこく分ぶん為ため十じゅう九きゅう個こ州しゅう部ぶ，司つかさ隸至此改稱かいしょう司つかさ州しゅう^[4]。

三國時轄境略同於漢代司隸的三河地區。西にし晉すすむ時じ轄境相當そうとう於現今いま山西さんせい省しょう石いし樓ろう山やま、霍山縣けん以南いなん、沁水以西いせい，河南かなん省しょう濮陽、衛まもる輝てる、朱しゅ仙せん鎮以西いせい、外方そっぽ山やま以北いほく及陝西せんせい省しょう黃河こうが、華山かざん以東いとう，山東さんとう省しょう冠かんむり縣けん、莘縣，河北かほく省しょう邢臺、任にん縣けん、雞澤、丘おか縣けん、館たて陶すえ以南いなん等地とうち。永えい嘉よしみ以後いご淪沒於胡^[5]。

历任司つかさ州しゅう刺史しし

東あずま晉すすむ十じゅう六ろく國こく時期じき[编辑]

晉すすむ元もと帝みかど大だい興きょう年間ねんかん，司つかさ州しゅう僑治徐じょ縣けん（今いま江蘇ちぁんすー省しょう泗洪縣けん南みなみ），此後或ある僑治合あい肥こえ（今いま安徽あんき省しょう合ごう肥こえ市し），或ある僑治襄じょう陽ひ（今いま湖北こほく省しょう襄じょう陽ひ市し襄じょう州しゅう區く）。永和えいわ十じゅう二に年ねん（356年ねん）桓溫第だい二次北伐收復洛陽，還かえ治ち洛陽らくよう，興きょう寧やすし三さん年ねん（365年ねん）為ため前ぜん燕つばめ所ところ克かつ^[6]。淝水之の戰たたかえ後ご又また還かえ治ち洛陽らくよう，隆りゅう安やすし年間ねんかん又また沒ぼつ於後こう秦はた。義ぎ熙十じゅう二に年ねん（416年ねん）劉りゅう裕ひろし置おけ司つかさ州しゅう於虎牢ろう（今いま河南かなん省しょう滎陽市し西北せいほく汜水鎮）。南朝なんちょう宋そう景平かげへら元年がんねん（423年ねん）沒ぼつ於北きた魏たかし^[7]。

司つかさ州しゅう刺史しし

桓宣，339年ねん
王おう胡えびす之の，349年ねん
马敬，414年ねん
刘裕，416年ねん—417年ねん
刘义隆たかし，418年ねん
刘义真しん，418年ねん—419年ねん
刘义康やすし，419年ねん
毛もう德いさお祖そ，419年ねん—423年ねん

永えい嘉よしみ五ご年ねん（311年ねん）汉国君主くんしゅ劉りゅう聰さとし取と司つかさ州しゅう洛陽らくよう後ご，改あらため司つかさ州しゅう為ため荊州。石いし勒取と洛陽らくよう後ご，復ふく為ため司つかさ州しゅう^[8]。另外，汉国在ざい平ひら阳建立こんりゅう司つかさ隶，后きさき赵、冉魏、前ぜん燕つばめ在ざい邺城建立こんりゅう司つかさ隶，成なり漢かん在ざい成都せいと建立こんりゅう司つかさ隶，后きさき燕つばめ在ざい中山なかやま建立こんりゅう司つかさ隶，南みなみ燕つばめ在ざい广固建立こんりゅう司つかさ隶，北きた燕つばめ在ざい龙城建立こんりゅう司つかさ隶，夏なつ国こく在ざい统万建立こんりゅう司つかさ隶，南みなみ凉在ざい姑しゅうと臧建立こんりゅう司つかさ隶。

前ぜん秦しん君主くんしゅ苻健據よりどころ有ゆう關せき中ちゅう，定てい都みやこ長安ながやす，以雍州しゅう置おけ司し隸校尉じょう^[9]。

南北なんぼく朝あさ以後いご[编辑]

司つかさ州しゅう (南朝なんちょう宋そう)：其一是ぜ南朝なんちょう宋そう元げん嘉よしみ末すえ僑置，治ち懸かか瓠ひさご縣けん（今こん河南かなん汝なんじ南みなみ縣けん）。北きた魏たかし獻けんじ文ぶん帝みかど改あらため為ため豫よ州しゅう。其二そのじ是これ南朝なんちょう宋そう泰やすし始はじめ中置ちゅうち，治平じへい陽ひ縣けん（今こん河南かなん信しん陽ひ市し）。轄境相しょう當今とうぎん河南かなん省しょう淮河以南いなん、竹竿たけざお河かわ以西いせい，湖北こほく省しょう大だい洪ひろし山さん以東いとう，倒たおせ水すい以西いせい，應おう城市じょうし、武漢ぶかん市し黃き陂區以北いほく地區ちく。梁はり大通だいつう二に年ねん（528年ねん）改名かいめい北きた司つかさ州しゅう，東あずま魏たかし武たけ定じょう七なな年ねん（549年ねん）改名かいめい南みなみ司つかさ州しゅう。北きた周平しゅうへい北きた齊ひとし改名かいめい申さる州しゅう。
- 司つかさ州しゅう刺史しし
- 尹いん冲，430年ねん
- 吉よし翰，430年ねん—431年ねん
- 鲁爽，451年ねん—453年ねん
- 鲁秀，453年ねん—454年ねん
- 刘季之の，458年ねん—459年ねん
- 宋そう越えつ，464年ねん—465年ねん
- 垣かき闳，465年ねん—466年ねん
- 庞孟虬，466年ねん
- 郑默，466年ねん—468年ねん
- 常つね珍奇ちんき，468年ねん—469年ねん
- 吕安国こく，469年ねん—472年ねん
- 王おう瞻，472年ねん—473年ねん
- 李り安やすし民みん，473年ねん—475年ねん
- 姚道和わ，475年ねん—478年ねん
- 周しゅう盘龙，478年ねん—479年ねん
- 萧景先さき，479年ねん—482年ねん
- 吕安国こく，482年ねん—484年ねん
- 刘悛，484年ねん—486年ねん
- 崔ちぇ慧とし景けい，486年ねん—491年ねん
- 刘楷，491年ねん—493年ねん
- 薛渊，494年ねん
- 萧诞，494年ねん—495年ねん
- 萧衍，495年ねん—496年ねん
- 申さる希まれ祖そ，496年ねん—499年ねん
- 张冲，500年ねん
- 萧寅，500年ねん—501年ねん
- 王おう僧そう景けい，501年ねん
- 蔡道恭きょう，502年ねん
司つかさ州しゅう (北きた魏たかし)：其一是ぜ北きた魏たかし天てん興きょう中置ちゅうち，治ち平城ひらじょう縣けん（今山いまやま西にし大だい同市どうし東北とうほく）。太ふとし和わ中ちゅう改名かいめい恒つね州しゅう。其二そのじ是ぜ北きた魏たかし太ふとし和わ十じゅう七なな年ねん（493年ねん）自じ平成へいせい遷都せんと洛陽らくよう（今こん河南かなん洛陽らくよう市し東北とうほく），舊きゅう置おけ洛らく州しゅう於洛陽ひ，至いたり是ぜ改あらため為ため司つかさ州しゅう。轄境相しょう當今とうぎん河南かなん省しょう洛陽らくよう、偃師、孟はじめ津つ、登とう封ふうじ、禹縣等とう市し縣けん。東ひがし魏ぎ天平てんぴょう元年がんねん（534年ねん）遷都せんと鄴，復ふく改あらため為ため洛らく州しゅう。西にし魏たかし大だい統すべ三さん年ねん（537年ねん）攻おさむ取と洛陽らくよう，又また改あらため為ため司つかさ州しゅう，尋ひろ陷おちい入にゅう高こう齊ひとし，又また改あらため為ため洛らく州しゅう。
司つかさ州しゅう (東あずま魏たかし)：東あずま魏たかし天平てんぺい元年がんねん自じ洛陽らくよう遷都せんと鄴（今こん河北かほく臨漳縣けん西南せいなん）；舊きゅう置おけ相州あいしゅう於鄴，至いたり是ぜ改あらため為ため司つかさ州しゅう。北きた周しゅう建德けんとく六ろく年ねん（577年ねん）滅めつ北きた齊ひとし，復ふく改あらため司つかさ州しゅう為相ためすけ州しゅう。
- 司つかさ州しゅう刺史しし
- 元もと悰，534年ねん—535年ねん
- 元もと诞，535年ねん—536年ねん
- 元もと悰，536年ねん—537年ねん
- 元げん坦ひろし，537年ねん—544年ねん

參考さんこう文獻ぶんけん[编辑]

^ 《續ぞく漢かん志こころざし》卷まき28〈百官ひゃっかん志こころざし五ご〉注ちゅう引《獻けんじ帝みかど起居ききょ注ちゅう》：「建けん安やす十じゅう八はち年ねん三さん月がつ庚かのえ寅とら，省しょう州しゅう并郡，復ふく禹貢之の九州きゅうしゅう。……省司しょうじ隸校尉じょう，以司隸部分ぶぶん屬ぞく豫よ州しゅう、冀州、雍州。」
^ 《晉すすむ書しょ》卷まき14〈地理ちり志こころざし上じょう〉：「魏たかし氏し受禪じゅぜん，即そく都と漢かん宮みや，司つかさ隸所部ぶ河南かなん、河東かわとう、河かわ內、弘ひろ農のう并冀州しゅう之の平ひら陽ひ，合ごう五ご郡ぐん，置おけ司つかさ州しゅう。」；《元和げんな郡ぐん縣けん圖ず志こころざし》卷まき5〈河南かなん府ふ〉：「魏ぎ文ぶん帝みかど受禪じゅぜん，亦また都と洛陽らくよう，陳ちん留とめ王おう以司隸校尉じょう所掌しょしょう，置おけ司つかさ州しゅう，領りょう河南かなん、河東かわとう、河かわ內、弘ひろ農のう、平ひら陽ひ五ご郡ぐん。」
^ 孔あな祥さち軍ぐん據よりどころ《宋そう書しょ·州しゅう郡ぐん志こころざし二に》「魏ぎ郡ぐん太守たいしゅ，漢かん高だか帝みかど立りつ。二に漢かん屬ぞく冀州，魏ぎ、晉すすむ屬ぞく司し隸」的てき記載きさい，認みとめ為ため《晉すすむ書しょ》和かず《元げん和志かずし》中ちゅう的てき「平たいら陽よう」當とう作さく「魏ぎ郡ぐん」，曹魏初はつ置おけ司し隸時，當とう是ぜ領りょう河南かなん、河東かわとう、河かわ內、弘ひろ農のう、魏ぎ郡ぐん5郡ぐん。（《三さん國政こくせい區く地理ちり研究けんきゅう》第だい1頁ぺーじ司し隸條，第だい14頁ぺーじ魏ぎ郡ぐん條じょう）
^ 《晉すすむ書しょ》卷まき14〈地理ちり志こころざし上じょう〉：「晉すすむ武たけ帝みかど太ふと康かん元年がんねん，既すんで平ひら孫まご氏し，凡增置ぞうち郡ぐん國こく二に十じゅう有三ゆうぞう，省司しょうじ隸置司つかさ州しゅう。」；《通どおり典てん》卷まき171〈州しゅう郡ぐん一いち〉：「晉すすむ武たけ帝みかど太ふと康かん元もと年平としひら吳くれ，分ふん為ため十じゅう九州きゅうしゅう部ぶ：置おけ司つかさ州しゅう，治おさむ洛陽らくよう。」；吳くれ增ぞう僅《三國みくに郡ぐん縣けん表ひょう附ふ考證こうしょう》：「今こん考こう司つかさ州しゅう之の名めい魏ぎ時じ屢見，……魏ぎ時じ司つかさ隸但通稱つうしょう司つかさ州しゅう，至いたり太ふと康かん元もと年始ねんし定てい耳みみ。」（見み《二に十じゅう五ご史し補ほ編へん》第だい三さん冊さつ，第だい9頁ぺーじ）
^ 見張みはり正田しょうだ，〈漢かん晉すすむ之これ際さい郡ぐん縣けん變動へんどう與あずか地方ちほう統治とうち關係かんけい──以司州しゅう為ため例れい(A.D. 189-300)〉，《中華ちゅうか人文じんぶん社會しゃかい學がく報ほう》，2(新しん竹たけ)，2005.3，頁ぺーじ290-318。
^ 《晉すすむ書しょ》卷まき8〈廢帝はいてい奕紀〉：「（興きょう寧やすし三さん年ねん二に月がつ）丙へい子こ，慕容暐將慕容恪つとむ陷おちい洛陽らくよう。」
^ 《宋そう書しょ》卷まき36〈州しゅう郡ぐん志こころざし二に〉：「司つかさ州しゅう刺史しし，漢かん之の司つかさ隸校尉じょう也。晉すすむ江こう左ひだり以來いらい，淪沒戎えびす寇，雖永和わ、太ふとし元もと王化おうか暫及，太ふとし和わ、隆りゅう安やすし還かえ復ふく湮陷。牧まき司し之の任にん，示しめせ舉大綱たいこう而已。縣けん邑戶口こう，不可ふか具ぐ知ち。武たけ帝みかど北平きたひら關せき、洛らく，河南かなん底そこ定じょう，置おけ司つかさ州しゅう刺史しし，治ち虎とら牢ろう。……少しょう帝みかど景平かげへら初はつ，司つかさ州しゅう復ふく沒ぼつ北きた虜とりこ。」
^ 《晉すすむ書しょ》卷まき14〈地理ちり志こころざし上じょう〉：「永えい嘉之よしゆき後ご，司つかさ州しゅう淪沒劉りゅう聰さとし。聰さとし以洛陽ひ為ため荊州，及石勒，復ふく以為司つかさ州しゅう。」
^ 《晉すすむ書しょ》卷まき14〈地理ちり志こころざし上じょう〉：「苻健僭據關せき中ちゅう，又また都みやこ長安ながやす，是ぜ為ため前ぜん秦しん。於是乃於雍州置おけ司し隸校尉じょう。」

[1] 《續ぞく漢かん志こころざし》卷まき28〈百官ひゃっかん志こころざし五ご〉注ちゅう引《獻けんじ帝みかど起居ききょ注ちゅう》：「建けん安やす十じゅう八はち年ねん三さん月がつ庚かのえ寅とら，省しょう州しゅう并郡，復ふく禹貢之の九州きゅうしゅう。……省司しょうじ隸校尉じょう，以司隸部分ぶぶん屬ぞく豫よ州しゅう、冀州、雍州。」

[2] 《晉すすむ書しょ》卷まき14〈地理ちり志こころざし上じょう〉：「魏たかし氏し受禪じゅぜん，即そく都と漢かん宮みや，司つかさ隸所部ぶ河南かなん、河東かわとう、河かわ內、弘ひろ農のう并冀州しゅう之の平ひら陽ひ，合ごう五ご郡ぐん，置おけ司つかさ州しゅう。」；《元和げんな郡ぐん縣けん圖ず志こころざし》卷まき5〈河南かなん府ふ〉：「魏ぎ文ぶん帝みかど受禪じゅぜん，亦また都と洛陽らくよう，陳ちん留とめ王おう以司隸校尉じょう所掌しょしょう，置おけ司つかさ州しゅう，領りょう河南かなん、河東かわとう、河かわ內、弘ひろ農のう、平ひら陽ひ五ご郡ぐん。」

[3] 孔あな祥さち軍ぐん據よりどころ《宋そう書しょ·州しゅう郡ぐん志こころざし二に》「魏ぎ郡ぐん太守たいしゅ，漢かん高だか帝みかど立りつ。二に漢かん屬ぞく冀州，魏ぎ、晉すすむ屬ぞく司し隸」的てき記載きさい，認みとめ為ため《晉すすむ書しょ》和かず《元げん和志かずし》中ちゅう的てき「平たいら陽よう」當とう作さく「魏ぎ郡ぐん」，曹魏初はつ置おけ司し隸時，當とう是ぜ領りょう河南かなん、河東かわとう、河かわ內、弘ひろ農のう、魏ぎ郡ぐん5郡ぐん。（《三さん國政こくせい區く地理ちり研究けんきゅう》第だい1頁ぺーじ司し隸條，第だい14頁ぺーじ魏ぎ郡ぐん條じょう）

[4] 《晉すすむ書しょ》卷まき14〈地理ちり志こころざし上じょう〉：「晉すすむ武たけ帝みかど太ふと康かん元年がんねん，既すんで平ひら孫まご氏し，凡增置ぞうち郡ぐん國こく二に十じゅう有三ゆうぞう，省司しょうじ隸置司つかさ州しゅう。」；《通どおり典てん》卷まき171〈州しゅう郡ぐん一いち〉：「晉すすむ武たけ帝みかど太ふと康かん元もと年平としひら吳くれ，分ふん為ため十じゅう九州きゅうしゅう部ぶ：置おけ司つかさ州しゅう，治おさむ洛陽らくよう。」；吳くれ增ぞう僅《三國みくに郡ぐん縣けん表ひょう附ふ考證こうしょう》：「今こん考こう司つかさ州しゅう之の名めい魏ぎ時じ屢見，……魏ぎ時じ司つかさ隸但通稱つうしょう司つかさ州しゅう，至いたり太ふと康かん元もと年始ねんし定てい耳みみ。」（見み《二に十じゅう五ご史し補ほ編へん》第だい三さん冊さつ，第だい9頁ぺーじ）

[5] 見張みはり正田しょうだ，〈漢かん晉すすむ之これ際さい郡ぐん縣けん變動へんどう與あずか地方ちほう統治とうち關係かんけい──以司州しゅう為ため例れい(A.D. 189-300)〉，《中華ちゅうか人文じんぶん社會しゃかい學がく報ほう》，2(新しん竹たけ)，2005.3，頁ぺーじ290-318。

[6] 《晉すすむ書しょ》卷まき8〈廢帝はいてい奕紀〉：「（興きょう寧やすし三さん年ねん二に月がつ）丙へい子こ，慕容暐將慕容恪つとむ陷おちい洛陽らくよう。」

[7] 《宋そう書しょ》卷まき36〈州しゅう郡ぐん志こころざし二に〉：「司つかさ州しゅう刺史しし，漢かん之の司つかさ隸校尉じょう也。晉すすむ江こう左ひだり以來いらい，淪沒戎えびす寇，雖永和わ、太ふとし元もと王化おうか暫及，太ふとし和わ、隆りゅう安やすし還かえ復ふく湮陷。牧まき司し之の任にん，示しめせ舉大綱たいこう而已。縣けん邑戶口こう，不可ふか具ぐ知ち。武たけ帝みかど北平きたひら關せき、洛らく，河南かなん底そこ定じょう，置おけ司つかさ州しゅう刺史しし，治ち虎とら牢ろう。……少しょう帝みかど景平かげへら初はつ，司つかさ州しゅう復ふく沒ぼつ北きた虜とりこ。」

[8] 《晉すすむ書しょ》卷まき14〈地理ちり志こころざし上じょう〉：「永えい嘉之よしゆき後ご，司つかさ州しゅう淪沒劉りゅう聰さとし。聰さとし以洛陽ひ為ため荊州，及石勒，復ふく以為司つかさ州しゅう。」

[9] 《晉すすむ書しょ》卷まき14〈地理ちり志こころざし上じょう〉：「苻健僭據關せき中ちゅう，又また都みやこ長安ながやす，是ぜ為ため前ぜん秦しん。於是乃於雍州置おけ司し隸校尉じょう。」

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