景けい昌あきら極きょく

景けい昌あきら極きょく（1903年ねん—1982年ねん4月がつ3日にち），字じ幼よう南みなみ，江蘇こうそ泰たい州しゅう人ひと、中國ちゅうごく著名ちょめい哲學てつがく家か、佛學ぶつがく家か、教育きょういく家か，為ため學がく衡派代表だいひょう人物じんぶつ。他た與あずか熊くま十じゅう力りょく、梁りょう啟あきら超ちょう、梁りょう漱溟等とう中國ちゅうごく思想家しそうか均ひとし對たい唯識ゆいしき論ろん有ゆう深ふか仕つかまつ的てき研究けんきゅう與あずか貢獻こうけん。而其通曉つうぎょう的てき學問がくもん圍繞いじょう哲學てつがく、文學ぶんがく、邏輯學がく、語かたり言げん學がく等とう課題かだい。

背景はいけい

景けい昌あきら極ごく初はつ名めい奕昭，後ご改名かいめい昌あきら極きょく。他た一生致力從事教育事業和哲學研究。1919年ねん9月がつ，他た入いれ讀南京なんきん高等こうとう師範しはん學校がっこう文ぶん史し地ち部ぶ，王おう庸いさお、繆鳳林りん、張ちょう其昀、陳ちん訓さとし慈、周しゅう光ひかり倬、範はん希まれ曾、張ちょう廷休、方かた培つちかえ智さとし、胡えびす煥庸、徐じょ震しん堮、夏なつ崇たかし璞（蘊文）、何なに惟おもんみ科か、錢ぜに堃新、陸りく鴻ひろし圖ず、劉りゅう文ぶん翩、王おう玉章ぎょくしょう、王おう勤つとむ堉（鞠きく侯こう）均ひとし為ため其同學がく。景けい昌あきら極きょく師承ししょう史學しがく家か柳やなぎ詒徵。由よし於他天資てんし卓絕たくぜつ，所以ゆえん文ぶん史し哲あきら俱精通どおり。另一方面ほうめん，他た曾與柳やなぎ氏し等とう人じん合ごう辦《史ふみ地學ちがく報ほう》和かず《文ぶん哲學てつがく報ほう》。1922年ねん，他た畢業於南京なんきん高等こうとう師範しはん學校がっこう。 1923年ねん1月がつ，景けい氏し與あずか繆鳳林りん考こう入いれ南京なんきん支ささえ那な內學院いん，師し從したがえ歐おう陽ひ竟無研究けんきゅう唯識ゆいしき學がく。同年どうねん8月がつ便びん畢業。1923年ねん9月がつ，他た經けい吳ご宓推薦すいせん而獲聘任爲ため瀋陽しんよう東北大學とうほくだいがく哲學てつがく系けい講師こうし講こう解かい唯識ゆいしき學がく。及後他た升ます爲ため教授きょうじゅ，並なみ同時どうじ兼任けんにん歷史れきし系けい教授きょうじゅ。1925年ねん，國立こくりつ東南とうなん大學だいがく爆發ばくはつ學がく潮しお，柳やなぎ詒徵出走しゅっそう，又また與あずか繆鳳林りん和かず景けい昌あきら極きょく等とう人じん會合かいごう。1928年ねん9月がつ景けい昌あきら極きょく歸鄉ききょう。1929年ねん1月がつ，他た獲え聘為成都せいと大學だいがく哲學てつがく及歷史れきし系けい教授きょうじゅ。1931年ねん9月がつ任にん国立こくりつ中央大学ちゅうおうだいがく教授きょうじゅ。至いたり1936年ねん9月がつ，他た擔任たんにん杭州こうしゅう浙江せっこう大學だいがく教授きょうじゅ，但ただし於1937年ねん9月がつ再さい次つぎ歸鄉ききょう。1939年ねん9月がつ，他た擔任たんにん泰たい州しゅう時敏ときとし中學ちゅうがく校長こうちょう到いた1940年ねん12月辭職じしょく。1945年ねん9月がつ，景けい昌あきら極ごく成なり為ため南京なんきん臨時りんじ大學だいがく先さき修おさむ班はん教師きょうし。翌年よくねん9月がつ，他た獲え聘為武漢ぶかん大學だいがく教授きょうじゅ。1947年ねん9月がつ，再さい成なり為ため安あん慶けい安徽あんき大學だいがく教授きょうじゅ。兩年りょうねん後ご，景けい氏し在ざい江蘇こうそ省しょう立りつ泰たい州しゅう中學ちゅうがく教書きょうしょ。他た在ざい1956年ねん被ひ評ひょう爲ため一級教師和省優秀教師。其後在ざい1961年ねん，他出たしゅつ任にん揚あげ州しゅう師範しはん學院がくいん教師きょうし，直ちょく至いたり1965年ねん因いん病やめ退ずさ休きゅう。

學術がくじゅつ見解けんかい

景けい昌あきら極ごく是ぜ現代げんだい學派がくは學がく衡派其中一いち個こ代表だいひょう人物じんぶつ，自じ《學がく衡》創刊そうかん起おこり，他た與あずか繆鳳林りん的てき撰せん稿こう佔最多さいた。在ざい文學ぶんがく上じょう，他た主張しゅちょう「將はた道德どうとく上じょう的てき善ぜん置おけ於文學ぶんがく標準ひょうじゅん的てき首位しゅい」。他た又また曾言：「以文章ぶんしょう美び惡あく論ろん，本ほん無む所用しょよう其疑與信よしん，惟おもんみ以善之の於人，較美尤ゆう要よう，則のり有ゆう時じ吾われ人じん不ふ得とく不ふ以疑信しん道德どうとく制度せいど之の標準ひょうじゅん，從したがえ而疑之の信之のぶゆき。蓋ぶた美び者しゃ一いち人にん一いち時じ之の善ぜん，善ぜん者しゃ多た人ひと多おお時とき之の美よし，多た人ひと多た時じ者しゃ，自じ較一いち人にん一いち時じ者しゃ尤ゆう爲ため要よう耳みみ。」由ゆかり此反映はんえい其對文學ぶんがく創作そうさく與あずか個人こじん道德どうとく的てき觀點かんてん。此外，景けい昌あきら極ごく也對柏かしわ拉ひしげ圖ず思想しそう的てき實質じっしつ性せい作出さくしゅつ批判ひはん。

而在中國ちゅうごく佛教ぶっきょう近代きんだい史上しじょう，他た深入ふかいり研究けんきゅう佛教ぶっきょう理論りろん，且撰寫うつし有ゆう關せき法相ほうしょう唯識ゆいしき學がく的てき科學かがく轉化てんか與あずか詮かい釋しゃく的てき篇章へんしょう。不ふ論ろん治ち學がく或ある進行しんこう學術がくじゅつ研究けんきゅう，景けい昌あきら極ごく以為「我わが於道德どうとく，主しゅ明あかり辨べん而篤行とっこう；於科學かがく主ぬし博學はくがく審問しんもん而慎思おもえ；於一切いっさい不ふ根ね經驗けいけん，無む稗ひえ實際じっさい之の神學しんがく與あずか玄げん學がく，主しゅ探さがせ賾索隱かくれ，正名まさな析辭，務つとむ使し其水きすい落石らくせき出で，而一無む遁形。」由ゆかり此反映はんえい其嚴謹的治ち學がく態度たいど。1928年ねん，他た在ざい《學がく衡》發表はっぴょう《見み相しょう別種べっしゅ辨べん》，曾經引起佛ふつ學界がっかい的てき爭論そうろん。

另外，景けい氏し對たい於中華民國ちゅうかみんこく年代ねんだい的てき教育きょういく有ゆう自己じこ獨どく有ゆう的てき見解けんかい。例れい如他以為當時とうじ的てき中國ちゅうごく教育きょういく沒ぼつ有ゆう具備ぐび高尚こうしょう理想りそう的てき修養しゅうよう，也沒有ゆう純正じゅんせい的てき和わ理智的りちてき訓練くんれん。因よし為ため中國ちゅうごく教育きょういく缺かけ少しょう自身じしん的てき靈魂れいこん，故こ此他認みとめ為ため大學だいがく的てき教育きょういく學がく系けい應おう與あずか哲學てつがく系けい融とおる為ため一いち體たい，當とう中ちゅう以哲學がく為ため主ぬし，教育きょういく為ため次じ。而大學がく的てき文學ぶんがく系けい亦また應おう採取さいしゅ同どう一いち做法，在ざい融合ゆうごう為ため文ぶん哲あきら院いん系けい之の後こう以哲學がく為ため主要しゅよう教授きょうじゅ的てき學科がっか。為ため使し大學生だいがくせい不ふ像ぞう美國びくに大學生だいがくせい般流於只學習がくしゅう實用じつよう主義しゅぎ（即そく科學かがく運用うんよう），大學だいがく適宜てきぎ設立せつりつ哲學てつがく研究所けんきゅうじょ。一切都是要以人文主義為本。加か上じょう，這體現たいげん了りょう景けい昌あきら極ごく不ふ主張しゅちょう實用じつよう主義しゅぎ的てき看み法ほう。事實じじつ上じょう其教育きょういく主張しゅちょう不ふ只ただ限げん於大おだい學がく教育きょういく，亦また都と涵蓋到いた中學ちゅうがく及小學しょうがく範圍はんい，比ひ如他提出ていしゅつ學生がくせい之の選えらべ讀文章ぶんしょう可か以拓展てん至いたり議論ぎろん文ぶん及講解かい義理ぎり的てき文章ぶんしょう範疇はんちゅう，同時どうじ去さ除じょ記き叙じょ文ぶん及應酬おうしゅう文ぶん（即そく贈おく序じょ、雜記ざっき之の類るい的てき文學ぶんがく作品さくひん），以增加ぞうか學生がくせい思考しこう的てき過程かてい。而且，不ふ論ろん大學だいがく還かえ是ぜ中學ちゅうがく，歷史れきし科か的てき內容分別ふんべつ要よう包括ほうかつ思想しそう史し以及文化ぶんか史し。至いたり於小學しょうがく部分ぶぶん，意思いし淺あさ要よう的てき格言かくげん和名わみょう人じん故事こじ可か以作為さくい課程かてい的てき一いち部分ぶぶん。

著作ちょさく

景けい昌あきら極きょく的てき著作ちょさく甚豐，如《哲學てつがく論ろん文集ぶんしゅう》、《哲學てつがく新しん論ろん》、《人生じんせい哲學てつがく序論じょろん》、《名めい理り新しん探さがせ》等とう。亦また曾與學者がくしゃ郭かく斌あきら龢合ごう譯やく《柏かしわ拉ひしげ圖ず對話たいわ集しゅう選せん篇へん》和わ與あずか錢ぜに堃新合ごう譯やく《溫ゆたか楷斯德とく（溫ゆたか徹てっ斯特）文學ぶんがく評論ひょうろん之の原理げんり》。

另有著作ちょさく如下： 1922年ねん：

• 《蘇そ格かく拉ひしげ底そこ自辨じべん文ぶん》 (學がく衡(上海しゃんはい 第だい3期き)
• 《柏かしわ拉ひしげ圖ず語錄ごろく之の二に‧克利かつとし陀篇》 (學がく衡 第だい5期き)
• 《中國ちゅうごく心理しんり學がく大綱たいこう》 (學がく衡 第だい8期き）
• 《柏かしわ拉ひしげ圖ず語錄ごろく之の三さん‧斐都篇へん》 (學がく衡 第だい10，20期き)

1923年ねん：

• 《廣こう樂らく利り主義しゅぎ》 (學がく衡 第だい13期き)
• 《唯識ゆいしき志こころざし疑うたぐ一いち‧見み相しょう別種べっしゅ辨べん》 (學がく衡 第だい18期き)

1924年ねん：

• 《唯識ゆいしき志こころざし疑うたぐ二に‧唯識ゆいしき今いま釋しゃく補ほ義ぎ》 (學がく衡 第だい25期き)
• 《佛法ぶっぽう淺あさ釋しゃく導しるべ言げん》 (學がく衡 第だい29期き)
• 《消きえ遣や問題もんだい》 (禮樂れいがく教育きょういく之の真諦しんたい 學がく衡 第だい31期き)
• 《相あい別種べっしゅ未み釋しゃく之の疑うたぐ》 (學がく衡 第だい33期き)
• 《評ひょう郭かく任つとむ遠どお人類じんるい的てき行爲こうい》 (學がく衡 第だい35期き)

1925年ねん：

• 《佛法ぶっぽう淺あさ釋しゃく之の一いち‧評ひょう進化しんか論ろん》 (生命せいめい及道德どうとく之の真諦しんたい 學がく衡 第だい38期き)
• 《信しんじ與あずか疑うたぐ》(真僞しんぎ善惡ぜんあく美醜びしゅう之の關係かんけい) (學がく衡 第だい47期き)

1926年ねん：

• 《佛法ぶっぽう淺あさ釋しゃく之の一いち‧苦く與樂ようらく》 (學がく衡 第だい54期き)
• 《實踐じっせん與あずか玄げん談だん》 (學がく衡 第だい57期き)
• 《鹧鴣天てん‧再さい寄よせ碧あお柳やなぎ西安しーあん圍かこえ城じょう》 三さん首しゅ (學がく衡 第だい57期き)
• 《因いん與あずか果はて》(神學しんがく玄げん學がく科學かがく之の異い趣おもむき) (學がく衡 第だい58期き)

1928年ねん：

• 《論ろん心しん與論よろん事ごと》 (學がく衡 第だい62期き)
• 《文學ぶんがく與あずか玄げん學がく序論じょろん第だい一いち節せつ真善美しんぜんび與あずか存在そんざい》，第だい二に節せつ (學がく衡 第だい63期き)

1929年ねん：

• 《性せい與あずか命いのち》(自然しぜん與あずか自由じゆう) (學がく衡 第だい67期き)
• 《人生じんせい哲學てつがく序論じょろん》 (學がく衡 第だい69期き)

1931年ねん：

• 《知識ちしき哲學てつがく》 (學がく衡 第だい75期き)

1932年ねん：

• 《悼亡雜記ざっき》 (學がく衡 第だい78期き)
• 《孔子こうし的てき真面目まじめ》 (國風くにぶり 第だい1卷かん3期き)
• 《道德どうとく與あずか社會しゃかい革命かくめい》 (國風くにぶり 第だい1卷かん7期き)

1933年ねん：

• 《宗教しゅうきょう詹語》 (文藝ぶんげい叢くさむら刊かん（南京なんきん）第だい1卷かん1期き)
• 《悼亡雜記ざっき》 (國風くにぶり 第だい2卷かん2期き)
• 《單たん子こ論ろん》 (國風くにぶり 第だい2卷かん6期き)
• 《許もと思おもえ園えん著ちょ人性じんせい與あずか人ひと之の使命しめい》 (圖書としょ評論ひょうろん(南京なんきん)第だい1卷かん12期き)

1934年ねん：

• 《萊布尼あま茲單子こ論ろん譯やく序じょ》 (國風くにぶり 第だい4卷かん1期き)

1936年ねん：　

• 《說せつ四よん維》 (國風くにぶり 第だい8卷かん3期き)
• 《新しん理智りち運動うんどう爭議そうぎ》 (國風くにぶり 第だい8卷かん4期き)
• 《述じゅつ佛法ぶっぽう中ちゅう之の四よん紀き答こたえ》 (國風くにぶり 第だい8卷かん4期き)
• 《新しん理智りち運動うんどう爭議そうぎ(下した)》 (國風くにぶり 第だい8卷かん5期き)
• 《印度いんど密教みっきょう考こう》 (國風くにぶり 第だい8卷かん5期き)
• 《缺かけ少しょう靈魂れいこん的てき現前げんぜん教育きょういく》 (國風くにぶり 第だい8卷かん6期き)
• 《新しん理智りち與あずか舊きゅう理想りそう》 (國風くにぶり 第だい8卷かん6期き)
• 《理智りち與あずか熱ねつ忱まこと》 (國風くにぶり 第だい8卷かん7期き)

1946年ねん：

• 《名めい理り新しん探さがせ自序じじょ》 (武漢ぶかん日報にっぽう 1946年ねん12月30日にち第だい10版はん)

1947年ねん：

• 《修おさむ改あらため學制がくせい爭議そうぎ》 (教育きょういく新潮しんちょう(安あん慶けい)1947年ねん第だい2期き)
• 《中國ちゅうごく語ご文法ぶんぽう新しん探さがせ要略ようりゃく》 (武漢ぶかん日報にっぽう 1947年ねん4月がつ7日にち第だい9版はん)
• 《玄げん怪かい新しん犀さい(哲學てつがく新著しんちょ)》 (中國ちゅうごく評論ひょうろん(南京なんきん)第だい1期き)
• 《中國ちゅうごく文章ぶんしょう之の菁華與あずか壓卷あっかん作さく》 (中國ちゅうごく評論ひょうろん 第だい3-4期き)
• 《哲學てつがく的てき大だい賤賣與あずか新しん估價》 (中國ちゅうごく評論ひょうろん 第だい5期き)

1948年ねん：

• 《民主みんしゅ質疑しつぎ》 (中國ちゅうごく評論ひょうろん 第だい6期き)
• 《道德どうとく與あずか社會しゃかい革命かくめい》 (中國ちゅうごく評論ひょうろん 第だい8期き)
• 《兵役へいえき爭議そうぎ》 (中國ちゅうごく評論ひょうろん 第だい9期き)
• 《惠めぐみ施ほどこせ公孫こうそん龍りゅう名めい理り闡微》 (學原がくばら(南京なんきん)第だい2卷かん5期き)