殷いん富とみ門もん院いん大輔だいすけ

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殷いん富とみ門もん院いん大輔だいすけ
殷富門院大輔
殷いん富とみ門もん院いん大輔だいすけ
《百人一首ひゃくにんいっしゅ》歌うた牌ぱい
《百人一首ひゃくにんいっしゅ》歌人かじん
女房にょうぼう三さん十じゅう六歌仙ろっかせん
《時代じだい不同ふどう歌合うたあわせ》歌人かじん
時代じだい平安へいあん時代じだい至いたり鎌倉かまくら時代ときよ
出生しゅっしょう日び期き天てん承うけたまわ元年がんねん（1131年ねん）
逝世日び期き正治しょうじ2年ねん（1200年ねん）
日にち語ご假名がないんぷもんいんのたいふ
羅ら馬うま字じInpumon'in no Daifu
本姓ほんせい（日にち语：本姓ほんせい）藤原ふじわら氏し
家系かけい（日にち语：家系かけい）藤原ふじわら北きた家か勸修寺かんしゅうじ流りゅう（日にち语：勧修寺かんしゅうじ流りゅう）
別名べつめい千せん首しゅ大輔だいすけ
皇后こうごう宮みや大輔だいすけ
敕撰歌か63首しゅ
初はつ次つぎ收錄しゅうろく《千載せんざい和歌集わかしゅう》
歌合うたあわせ（日にち语：歌合うたあわせ）太皇太后たいこうたいこう宮みや大進たいしん清しん輔朝臣あそん家か歌合うたあわせ
住吉すみよし社しゃ歌合うたあわせ
廣田ひろた社しゃ歌合うたあわせ東山ひがしやま歌合うたあわせ
別べつ雷かみなり社しゃ歌合うたあわせ
太宰だざい權けん帥そち經けい房ぼう歌合うたあわせ
家集かしゅう（日にち语：家集かしゅう）《殷いん富とみ門もん院いん大輔だいすけ集しゅう》
父親ちちおや藤原ふじわら信成のぶなり
母親ははおや菅原すがわら在ざい良りょう（日にち语：菅原すがわら在ざい良りょう）之これ女おんな
兄弟きょうだい藤原ふじわら信しん定じょう
藤原ふじわら光成みつなり
藤原ふじわら行こう房ぼう
仙せん實み
信しんじ全ぜん
姐あね妹いもうと殷いん富とみ門もん院いん播磨はりま
子こ道みち尊みこと僧正そうじょう（日にち语：道みち尊みこと (以仁王もちひとおう王子おうじ)）
親戚しんせき小しょう侍從じじゅう（表おもて親おや）

殷いん富とみ門もん院いん大輔だいすけ（殷いん富とみ門もん院いん大輔だいすけ／いんぷもんいんのたいふ Inpumon'in no Daifu */?，1131年ねん—1200年ねん）是ぜ日本にっぽん平安へいあん時代じだい後期こうき至いたり鎌倉かまくら時代ときよ初期しょき的てき女房にょうぼう（日にち语：女房にょうぼう）和わ歌人かじん，《百人一首ひゃくにんいっしゅ》歌人かじん和わ女房にょうぼう三さん十じゅう六歌仙ろっかせん之これ一いち，有ゆう63首しゅ作品さくひん收錄しゅうろく於敕撰和歌集わかしゅう，根據こんきょ《尊卑そんぴ分脈ぶんみゃく》記載きさい，其子是ぜ道みち尊みこと僧正そうじょう（日にち语：道みち尊みこと (以仁王もちひとおう王子おうじ)）[1]。大輔だいすけ的てき家集かしゅう（日にち语：家集かしゅう）《殷いん富とみ門もん院いん大輔だいすけ集しゅう》已やめ獲え指定してい為ため日本にっぽん重要じゅうよう文化財ぶんかざい。

生平おいだいら[编辑]

關せき於大おだい輔的出生しゅっしょう年ねん份，根據こんきょ《源みなもと家長かちょう日記にっき（日にち语：源みなもと家長かちょう）》建たて仁ひとし元年がんねん（1201年ねん）條じょう記載きさい，她死於正治しょうじ2年ねん（1200年ねん），享年きょうねん70歲さい左右さゆう，儘管《日本にっぽん古典こてん文學ぶんがく大だい辭典じてん》[2]、《和歌わか文學ぶんがく大だい辭典じてん》以及《國史こくし大だい辭典じてん》均ひとし提つつみ及此說法せっぽう，但ただし是ぜ仍然主張しゅちょう其為生なま卒そつ年ねん不ふ詳しょう（日にち语：生なま没年ぼつねん不ふ詳しょう）[3][4]。另一方面ほうめん，明確めいかく記載きさい大だい輔生卒そつ年ねん份的文獻ぶんけん則そく有ゆう《朝ちょう日にち日本にっぽん歷史れきし人物じんぶつ事典じてん》、《日本人にっぽんじん名めい大だい辭典じてん》、《世界せかい大だい百科ひゃっか事典じてん》以及《和歌わか大だい辭典じてん》[5][6]。

建たて久ひさ3年ねん（1192年ねん），出仕しゅっし於殷いん富とみ門もん院いん的てき大輔だいすけ跟從殷いん富とみ門もん院いん一同いちどう出家しゅっけ[5]。和歌わか方面ほうめん，她留傳でん至いたり今いま的てき作品さくひん有ゆう390首しゅ左右さゆう，其中有ちゅうう63首しゅ是ぜ敕撰歌か，在ざい這之前便ぜんびん已やめ經けい有ゆう和歌わか入選にゅうせん《續ぞく詞花しか和歌集わかしゅう（日にち语：続ぞく詞花しか和歌集わかしゅう）》，而根據こんきょ《愚問ぐもん賢けん註》記載きさい，其作品さくひん之の多た使つかい她有「千せん首しゅ大輔だいすけ」的てき稱號しょうごう，《歌仙かせん落書らくがき》形容けいよう其歌風ふう以古風ふう和歌わか為ため範はん例れい，帶おび有ゆう古風こふう和歌わか的てき情じょう懷ふところ（古風こふうを願ねがいひてまたさびたるさまなり），鴨長明かものちょうめい則のり在ざい《無名むめい抄しょう》中將ちゅうじょう大だい輔與小しょう侍從じじゅう作さく比較ひかく，指ゆび她擅於運用うんよう技巧ぎこう創作そうさく和歌わか。此外，她作為さくい俊惠しゅんえ歌うた林りん苑えん的てき成員せいいん，與あずか西行さいぎょう、源賴政みなもとのよりまさ、源みなもと師し光こう（日にち语：源みなもと師し光こう）、藤原ふじわら範はん兼けん（日にち语：藤原ふじわら範はん兼けん）、藤原ふじわら隆信たかのぶ（日にち语：藤原ふじわら隆信たかのぶ）和わ小しょう侍從じじゅう等とう歌人かじん多た有ゆう交流こうりゅう。文治ぶんじ三さん年ねん（1187年ねん），她與藤原ふじわら定家さだいえ、藤原家隆ふじわらのいえたか、藤原ふじわら公こう衡、藤原ふじわら隆信たかのぶ、日野ひの資し實み（日にち语：日野ひの資し実み）和わ寂蓮じゃくれん等とう人ひと一同いちどう創作そうさく百ひゃく首しゅ歌か（日にち语：百ひゃく首しゅ歌か）（《殷いん富とみ門もん院いん大輔だいすけ百ひゃく首しゅ》[7]）[2][3]。歌合うたあわせ（日にち语：歌合うたあわせ）方面ほうめん，她曾經けい參加さんか在ざい永えい曆れき元年がんねん（1160年ねん）7月がつ舉行的てき太皇太后たいこうたいこう宮みや大進たいしん清しん輔朝臣あそん家か歌合うたあわせ、仁じん安やす2年ねん（1167年ねん）舉行的てき歌うた林りん苑えん歌合うたあわせ、嘉よしみ應おう2年ねん10月がつ9日にち（1170年ねん11月18日にち）舉行的てき住吉すみよし社しゃ歌合うたあわせ、承うけたまわ安やす2年ねん（1172年ねん或ある1173年ねん）12月がつ舉行的てき廣田ひろた社しゃ歌合うたあわせ[8]、同年どうねん閏うるう12月がつ舉行的てき東山ひがしやま歌合うたあわせ、治ち承うけたまわ2年ねん3月がつ15日にち（1178年ねん4月がつ4日にち）舉行的てき別べつ雷かみなり社しゃ歌合うたあわせ、壽ことぶき永ひさし元年がんねん（1182年ねん）以前いぜん舉行的てき權けん禰宜ねぎ重保しげやす男女だんじょ房ぼう歌合うたあわせ、文治ぶんじ2年ねん10月がつ22日にち（1186年ねん12月4日にち）舉行的てき太宰だざい權けん帥そち經けい房ぼう歌合うたあわせ[9]、建たて久ひさ6年ねん1月がつ20日はつか（1195年ねん3月がつ3日にち）舉行的てき民みん部ぶ卿きょう家か歌合うたあわせ、以及正治しょうじ元年がんねん（1199年ねん）舉行的てき左大臣さだいじん家か冬ふゆ十じゅう首しゅ歌合うたあわせ[10][11][2][3]。此外，大輔だいすけ在ざい建けん久ひさ6年ねん（1195年ねん）2月がつ參加さんか良りょう經けい家か五ご首しゅ歌會うたかい，為ため受九條くじょう良りょう經けい邀請的てき八はち位い女房にょうぼう之の一いち，其餘已やめ知的ちてき尚ひさし有ゆう小しょう侍從じじゅう、八條院六條和高松院右衛門佐[12]。

殷いん富とみ門もん院いん大輔だいすけ的てき敕撰歌か一覽いちらん[13]
敕撰和歌集わかしゅう 新編しんぺん國歌こっか大觀たいかん編へん號ごう
千載せんざい和歌集わかしゅう 741、886、926、945、1139
新しん古今ここん和歌集わかしゅう 73、143、415、606、790、1089、1145、1228、1296、1644
新しん敕撰和歌集わかしゅう 39、111、209、392、606、692、749、754、766、966、976、1028、1090、1117、1365
續つづけ後ご撰せん和歌集わかしゅう 222、447、652、697、798、995、1274
續ぞく古今ここん和歌集わかしゅう 838、1422
續ぞく拾遺しゅうい和歌集わかしゅう 996、1163
新しん後ご撰せん和歌集わかしゅう 1451
玉たま葉は和歌集わかしゅう 902、1831、2008、2399
續ぞく千載せんざい和歌集わかしゅう 469、1070
續つづけ後ご拾遺しゅうい和歌集わかしゅう 1058
風雅ふうが和歌集わかしゅう 269、296、1335、1391
新しん千載せんざい和歌集わかしゅう 138、1168
新しん拾遺しゅうい和歌集わかしゅう 586、928、1077、1677
新しん後ご拾遺しゅうい和歌集わかしゅう 47
新しん續ぞく古今ここん和歌集わかしゅう 1451、1496、2033

百人一首ひゃくにんいっしゅ[编辑]

《新編しんぺん國歌こっか大觀たいかん》版本はんぽん[14] 全日本ぜんにほん歌か牌ぱい協會きょうかい版本はんぽん[15] 嵯峨さが嵐山あらしやま文ぶん華はな館かん（日にち语：嵯峨さが嵐山あらしやま文ぶん華はな館かん）版本はんぽん[16] 中ちゅう譯やく[17]
みせばやな
をじまのあまの
袖そでだにも
ぬれにぞぬれし
色いろはかはらず 		見みせばやな
雄島おじまのあまの
袖そでだにも
ぬれにぞぬれし
色いろはかはらず 		見みせばやな
雄島おじまのあまの
袖そでだにも
濡ぬれにぞ濡ぬれし
色いろは変へんはらず 		浪なみ裡うら色しょく不ふ褪
雄島おじま漁夫ぎょふ衫
朝ちょう朝ちょう紅淚こうるい灑
兩りょう袖そで送おく君きみ瞻

這首和歌わか收錄しゅうろく於《千載せんざい和歌集わかしゅう》卷まき第だい十じゅう四よん「戀歌こいうた四よん」，新編しんぺん國歌こっか大觀たいかん編へん號ごう是ぜ886，詞書ことばがき是ぜ「歌合うたあわせ時じ以戀歌か為ため題だい而作」（歌うた合ごうし侍はべりける時とき、恋歌こいうたとてよめる）[14][注ちゅう 1]，同時どうじ收錄しゅうろく於《歌仙かせん落書らくがき》、《定家さだいえ八はち代だい抄しょう》、《歌枕うたまくら名寄なよせ》以及作為さくい面白おもしろ樣さま的てき例れい歌か收錄しゅうろく於《定家さだいえ十じゅう體たい》[注ちゅう 2][20][21]。此歌是ぜ源みなもと重之しげゆき收錄しゅうろく於《後こう拾遺しゅうい和歌集わかしゅう》的てき作品さくひん（新編しんぺん國歌こっか大花おおはな編へん號ごう827）的てき本歌ほんか取と（日にち语：本歌ほんか取と），同時どうじ也可以解讀かいどく為ため對たい本歌ほんか的てき答こたえ歌か，另外由よし於此歌か的てき詞書ことばがき繼承けいしょう自前じまえ一いち首しゅ俊惠しゅんえ作品さくひん，而該作品さくひん根據こんきょ俊惠しゅんえ的てき家集かしゅう《林葉はやしば集しゅう》記載きさい為ため歌か林りん苑えん歌合うたあわせ時じ創作そうさく的てき和歌わか，因いん此大輔歌也很可能かのう出自しゅつじ同一どういつ歌合うたあわせ。此歌也同時じ確立かくりつ「雄島おじま海人あま」（をじまのあま）的てき用法ようほう，例れい如後來こうらい二に條じょう院いん讚たたえ岐收錄しゅうろく於撰歌合うたあわせ的てき作品さくひん（新編しんぺん國歌こっか大觀たいかん編へん號ごう42[20]）、藤原ふじわら定家さだいえ收錄しゅうろく在ざい《拾遺しゅうい愚ぐ草そう（日にち语：拾遺しゅうい愚ぐ草そう）》的てき作品さくひん（新編しんぺん國歌こっか大觀たいかん編へん號ごう1132和わ2426）也採用さいよう了りょう這種用法ようほう[22][23]。

首くび句く「みせばやな」的てき意思いし是ぜ想そう讓ゆずる你看到いた的てき東西とうざい，其中「みせ」是これ下した二に段だん動詞どうし「見みす」的てき未然みぜん形がた（日にち语：未然みぜん形がた），「ばや」是ぜ表示ひょうじ希望きぼう的てき終おわり助詞じょし，「な」則のり是ぜ表示ひょうじ感嘆かんたん的てき終おわり助詞じょし，與あずか第だい三さん句く串くし連れん，初はつ句切くぎり（日にち语：句切くぎれ）。第だい二に句く「をじまのあまの」和わ第だい三さん句く「袖そでだにも」的てき意思いし是ぜ連れん雄島おじま海人あま的てき衣ころも袖そで也，雄島おじま為ため歌枕うたまくら（日にち语：歌枕うたまくら），位い於宮城みやぎ縣けん松島まつしま，海人あま指ゆび漁夫ぎょふ，「だに」是ぜ副ふく助詞じょし，弘ひろ外がい之の音おと是ただし連れん雄島おじま海人あま的てき衣ころも袖そで也弄濕しめ的てき話ばなし，自己じこ的てき衣ころも袖そで也就更さら不用ふよう說せつ了りょう，運用うんよう了りょう類比るいひ修辭しゅうじ。第だい四よん句く「ぬれにぞぬれし」的てき意思いし是ぜ全ぜん濕しめ了りょう，其中「ぬれ」是ぜ下か二に段だん動詞どうし「ぬる」的てき連用形れんようけい（日にち语：連用形れんようけい），在ざい相しょう同どう的てき動詞どうし之の間あいだ的てき「に」是ぜ用作ようさく加か強きょう語氣ごき的てき格かく助詞じょし，「ぞ」是ぜ表示ひょうじ強調きょうちょう的てき係がかり助詞じょし，與あずか表示ひょうじ過去かこ的てき助動詞じょどうし（日にち语：助動詞じょどうし (国文法こくぶんぽう)）「き」的てき連體れんたい形がた（日にち语：連体れんたい形がた）「し」形成けいせい係かかり結ゆい，四よん句切くぎり。末すえ句く「色いろはかはらず」中ちゅう的てき色しょく原本げんぽん是ぜ指ゆび海人あま衣ころも袖そで的てき顏色かおいろ，弘ひろ外がい之の音おと是ただし連れん自己じこ的てき衣ころも袖そで也變色しょく了りょう[23][24][25]。

家集かしゅう[编辑]

大輔だいすけ的てき家集かしゅう（日にち语：家集かしゅう）是ぜ《殷いん富とみ門もん院いん大輔だいすけ集しゅう》，分ふん為ため一類本和二類本兩個系統，一類いちるい本有ほんゆう冷泉れいせん時雨しぐれ亭てい文庫ぶんこ（日にち语：冷泉れいせん時雨しぐれ亭てい文庫ぶんこ）藏本くらもと和かず宮みや內廳書しょ陵りょう部ぶ藏本くらもと（書架しょか編へん號ごう501·137），總そう共きょう收錄しゅうろく305首しゅ和歌わか，並なみ且按四季しき、戀こい和わ雜作ぞうさ分類ぶんるい，其中戀こい部ぶ和わ雜ざつ部ぶ收錄しゅうろく不ふ少しょう贈答ぞうとう歌か，記載きさい了りょう源みなもと通とおる親おや（日にち语：源みなもと通とおる親おや）、源みなもと賴政よりまさ、源みなもと師し光こう、藤原ふじわら隆信たかのぶ、西行さいぎょう、俊惠しゅんえ和わ小しょう侍從じじゅう等とう人的じんてき名稱めいしょう，推測すいそく成立せいりつ於建久ひさ3年ねん（1192年ねん）或ある之これ後ご。首くび先さき，冷泉れいせん時雨しぐれ亭てい文庫ぶんこ藏本ぞうほん的てき成立せいりつ時期じき早さ於宮內廳書しょ陵りょう部ぶ藏本ぞうほん，為ため後者こうしゃ的てき祖そ本ほん，抄しょう寫うつし自じ鎌倉かまくら時代じだい前期ぜんき，是長これなが16.1厘りん米まい，寬ひろし14.8厘りん米まい的てき綴つづり葉は裝そう，此版本はんぽん的てき第だい25首しゅ和歌わか的てき末まつ句く、第だい196首しゅ和歌わか的てき詞書ことばがき以及第きゅうだい298首しゅ和歌わか的てき第だい四句與宮內廳書陵部藏本不同。其次，宮みや內廳書しょ陵りょう部ぶ藏本ぞうほん是長これなが16.3厘りん米まい，寬ひろし15.8厘りん米まい的てき綴つづり葉は裝そう，封ふう面めん是ぜ蠟染鳥とり之子ゆきこ紙し（日にち语：鳥とりの子紙こがみ）（即そく行くだり成なり（日にち语：藤原ふじわら行こう成なり）紙かみ[26]），另有菊花きっか紋もん、菱ひし繫紋和わ卍まんじ字じ窠紋（日にち语：木瓜ぼけ紋もん）等とう圖案ずあん，中央ちゅうおう部分ぶぶん是ぜ靈れい元もと天皇てんのう親筆しんぴつ（日にち语：宸翰しんかん）的てき「殷いん富とみ門もん院いん大輔だいすけ集しゅう」，成なり書しょ於江戶えど時代じだい初期しょき，正文せいぶん料紙りょうし是ぜ鳥とり之子ゆきこ紙し，總そう共とも五ご摺すり，前後ぜんご各かく一いち頁ぺーじ白紙はくし，總そう共とも48頁ぺーじ著ちょ墨すみ，除じょ了りょう卷頭かんとう的てき兩りょう首くび和歌わか是ぜ三さん行ぎょう書寫しょしゃ外がい，其餘均ひとし是ぜ一いち首しゅ兩行りょうこう，詞書ことばがき隔へだた兩個りゃんこ空そら格かく，沒ぼつ有ゆう內題、序じょ和わ奧書おくがき。另外，四季しき、雜ざつ和かず戀こい的てき部類ぶるい名めい中ちゅう，僅缺失しつ春部はるべ，推測すいそく卷頭かんとう至いたり少しょう缺かけ失しつ了りょう一いち頁ぺーじ紙し，和歌わか也有やゆう6首しゅ存在そんざい部分ぶぶん缺かけ失しつ，通過つうか三手文庫藏本能夠推測得到的和歌分別是第42首しゅ、第だい43首しゅ和わ第だい51首しゅ，通過つうか《秋風あきかぜ和歌集わかしゅう（日にち语：葉室はむろ光俊みつとし）》的てき是ぜ第だい44首しゅ，通過つうか《玄げん玉だま和歌集わかしゅう》的てき則のり是ぜ第だい49首しゅ，剩餘じょうよ的てき一いち首しゅ則そく是ぜ第だい41首しゅ。與あずか此同時じ，此版本もと也有やゆう缺かけ失しつ詞書ことばがき的てき情況じょうきょう，包括ほうかつ第だい三さん頁ぺーじ紙し背面はいめん的てき空白くうはく部分ぶぶん、第だい197首しゅ之これ後ご的てき「返歌へんか」（かへし）詞書ことばがき、第だい38首しゅ和わ第だい39首しゅ、第だい202首しゅ和わ第だい203首しゅ以及第きゅうだい240首しゅ和わ第だい241首しゅ之の間あいだ的てき「返歌へんか」。此外，第だい五頁紙背面和第六頁紙正面為白紙，推測すいそく是ぜ在ざい抄しょう寫うつし時じ錯誤さくご多た翻こぼし了りょう兩りょう頁ぺーじ所しょ致[27][28][2][29]。《殷いん富とみ門もん院いん大輔だいすけ集しゅう》冷泉れいせん時雨しぐれ亭てい文庫ぶんこ藏ぞう傳でん藤原為家ふじわらのためいえ（日にち语：藤原為家ふじわらのためいえ）筆ふで版本はんぽん已やめ獲え指定してい為ため日本にっぽん重要じゅうよう文化財ぶんかざい[30]。

二類本有宮內廳書陵部藏續ぞく群ぐん書しょ類從るいじゅう（日にち语：群ぐん書しょ類従るいじゅう）本ほん（書架しょか編へん號ごう453·2，卷かん449）、慶應義塾大學けいおうぎじゅくだいがく藏本くらもと、山口やまぐち縣立けんりつ山口やまぐち圖書館としょかん（日にち语：山口やまぐち県立けんりつ山口やまぐち図書館としょかん）藏本くらもと、三さん手文庫てぶんこ藏本くらもと（書架しょか編へん號ごう辰たつ·268）和かず丹まこと鶴づる叢書そうしょ版本はんぽん，總そう共きょう收錄しゅうろく110首しゅ和歌わか，為ため壽ことぶき永ひさし元年がんねん（1182年ねん）成立せいりつ的てき壽ことぶき永ひさし百ひゃく首しゅ家集かしゅう之の一いち，由よし四季しき、雜ざつ和かず戀こい各部かくぶ的てき百ひゃく首しゅ，加か上じょう受賀茂かも重保しげやす的てき邀請而奉納ほうのう至いたり賀茂かも別べつ雷神らいじん社しゃ的てき十じゅう首しゅ和歌わか而成。其中，三さん手文庫てぶんこ藏本ぞうほん是長これなが25,7厘りん米まい，寬ひろし18.7厘りん米まい的てき列れつ帖じょう裝そう，與あずか《馬うま內侍集しゅう》、《相模さがみ集しゅう》、《康かん資し王おう母はは集しゅう》和かず《後こう堀河ほりかわ院いん民みん部ぶ卿きょう典侍てんじ（日にち语：後こう堀河ほりかわ院いん民みん部ぶ卿きょう典侍てんじ）集しゅう》合ごう綴つづり，龜甲きっこう花はな紋もん緞質しつ紺色こんいろ封ふう面めん，正文せいぶん料紙りょうし是ぜ鳥とり之子ゆきこ紙し，97頁ぺーじ著ちょ墨すみ，《殷いん富とみ門もん院いん大輔だいすけ集しゅう》則のり是ぜ其中的てき第だい89頁ぺーじ紙し至いたり第だい91頁ぺーじ紙し，第だい98頁ぺーじ紙し正面しょうめん有ゆう今井似閑いまいじかん（日にち语：今井似閑いまいじかん）所ところ寫うつし的てき「右みぎ契ちぎり冲師し自筆じひつ也」，此版本はんぽん的てき家か集中しゅうちゅう第だい66首しゅ、第だい67首しゅ和わ第だい80首しゅ的てき部分ぶぶん有ゆう錯簡さっかん，與あずか山口やまぐち縣立けんりつ山口やまぐち圖書館としょかん藏本ぞうほん屬ぞく於同系統けいとう。此外，慶應義塾大學けいおうぎじゅくだいがく藏本ぞうほん存在そんざい些微缺かけ失しつ，續ぞく群ぐん書しょ類從るいじゅう本ほん的てき第だい111首しゅ則そく是ぜ該版本はんぽん的てき獨どく有ゆう歌か，推測すいそく很可能かのう是ぜ後來こうらい增補ぞうほ至いたり家集かしゅう，二類本與一類本重複的和歌則有79首しゅ。底本ていほん方面ほうめん，《新編しんぺん私家しか集大成しゅうたいせい》與あずか《冷泉れいせん時雨しぐれ亭てい叢書そうしょ》以冷泉いずみ時雨しぐれ亭てい文庫ぶんこ藏本ぞうほん為ため底本ていほん，《新編しんぺん國歌こっか大觀たいかん》以宮內廳書しょ陵りょう部ぶ藏本ぞうほん（書架しょか編へん號ごう501·137）和かず續ぞく群ぐん書しょ類從るいじゅう本ほん（書架しょか編へん號ごう453·2，卷かん449）為ため底本ていほん，《私家しか集大成しゅうたいせい》以宮內廳書しょ陵りょう部ぶ藏本ぞうほん（書架しょか編へん號ごう501·137）和わ三さん手文庫てぶんこ藏本ぞうほん（書架しょか編へん號ごう辰たつ·268）為ため底本ていほん[27][31][28][2]。

參考さんこう資料しりょう[编辑]

註解ちゅうかい[编辑]

  1. ^ 詞書ことばがき是ぜ指ゆび該和歌か的てき主題しゅだい和わ寫うつし作動さどう機き等とう相關そうかん事ごと宜よろし[18]。
  2. ^ 面白おもしろ樣さま又また稱たたえ面白おもしろ體たい，是ぜ指ゆび該和歌か新奇しんき有ゆう趣おもむき[19]。

參考さんこう[编辑]

  1. ^ 洞ほら院いん公定こうてい（日にち语：洞ほら院いん公定こうてい）. 說せつ孝こう流りゅう. 今泉いまいずみ定じょう介かい（日にち语：今泉いまいずみ定じょう助すけ） (编). 新しん編纂へんさん圖ず本朝ほんちょう尊卑そんぴ分脈ぶんみゃく系譜けいふ雜ざつ類るい要よう集しゅう. 尊卑そんぴ分脈ぶんみゃく. 故實こじつ叢書そうしょ 7 (吉川弘文館よしかわこうぶんかん). 1903: 61 [2021-12-27]. NCID BN12488942. （原始げんし内容ないよう存そん档于2021-12-27） （日にち语）. 
  2. ^ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 糸賀いとがきみ江え. 殷いん富とみ門もん院いん大輔だいすけ・殷いん富とみ門もん院いん大輔だいすけ. 市古いちこ貞次ていじ、野間のま光ひかり辰たつ（日にち语：野間のま光ひかり辰たつ）、秋山あきやま虔けん（日にち语：秋山あきやま虔けん）、大久保おおくぼ正ただし（日にち语：大久保おおくぼ正ただし）、大谷おおや篤あつし藏ぞう（日にち语：大谷おおや篤あつし蔵ぞう）、久保田くぼた淳あつし（日にち语：久保田くぼた淳あつし）、佐竹さたけ昭廣あきひろ（日にち语：佐竹さたけ昭広あきひろ）、信しんじ多た純一じゅんいつ（日にち语：信しんじ多た純一じゅんいつ）、堤つつみ精二せいじ（日にち语：堤つつみ精二せいじ）、中村なかむら幸みゆき彥（日にち语：中村なかむら幸彦さちひこ） (编). 日本にっぽん古典こてん文学ぶんがく大だい辞典じてん 1. 岩波書店いわなみしょてん. 1983-10-20: 249–250. ISBN 978-400-080062-4 （日にち语）. 
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